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Date: Fri, 30 Sep 2005 23:20:52 +0900 (JST)
From: 吉 GUY <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 29296] Re: [TRPG] [KA] 語り部なメンツで首ナイフ問題を考える
To: kataribe-ml@trpg.net
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2005年09月30日:23時20分52秒
Sub:Re: [TRPG] [KA] 語り部なメンツで首ナイフ問題を考える:
From:吉GUY
吉GUYです。
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29000/29035.html
> それじゃー死ぬかどうかは置いておいて、吉GUYさんのお考えの中で、ち
>ょと気になった点をあげてみます。
先の投稿でみぶろさんの、ちょっと気になった点、にはお答えしたつもりです。
ご返事や折り返しのご質問も無いようですので、それじゃー今度は私が、
みぶろさんのお考えの中で、ちょと気になった点をあげてみます。
◇1.
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28900/28996.html
>首に擬したナイフの命中・ダメージ判定については、通常ルールでフォロー
>されていません
「ルールが無い」かどうかと
「ルールに解釈する余地が無い」かどうかは同じではないでしょう。
#そして本来、そのどちらであったかは、個別のタイトル毎に実際のルールを
#検討しなければ分かりません。
#ですから最初の投稿では語り部についてのみ言及をしたわけです。
http://hiki.trpg.net/wiki/?%BC%F3%A5%CA%A5%A4%A5%D5%CC%E4%C2%EA
問題文の状況は、憶測を含みつつプレイヤー側の抗議理由を考えるなら、
プレイヤーの抗議は
----------------------------------------------------------------------
「対象を捕まえて首にナイフをあてがう」
→攻撃の命中判定
「対象が若干でも抵抗したりもがいたりする可能性がある」
→「必ずしも意図通りの殺傷ができるとは限らない」
→ダメージの判定
----------------------------------------------------------------------
というルール解釈による抗議であった可能性が考えられます。
ルールに従った状況の解決であればプレイヤーの抗議は不当とは言えません。
プレイヤー側のこの抗議を退けるには、ルール上の何らかの根拠が必要になる
でしょう。例えば
「攻撃の命中やダメージの判定をスルーして結果が決まる」ルール解釈を提示し
「この状況はルールに従うと2つの解決方法があるので、以後、私がGMを行う
限りはこのルール解釈によるジャッジを優先させる」と宣言するなどが方法の
1つとして考えられます。
「ルールに無い」の一点張りでは
「ルールにあるじゃないか」というプレイヤーの抗議への答えになっていません。
◇2.
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28900/28996.html
>首に擬したナイフの命中・ダメージ判定については、通常ルールでフォロー
>されていません
仮に「ルールでフォローされていません」という主張に基づきつつ、プレイヤー
にとって公平になる運用上の判断をすれば下記のようになります。
----------------------------------------------------------------------
「相手を捕まえて首にナイフをあてがい掻っ切る」を
「攻撃の命中やダメージの判定」のルールまたはその他のルールがフォローする
範囲外とするならば、
同様に
「槍で足を払い転んだところで鎧の隙間から急所を刺す」や
「兜のひさしの隙間に剣を滑り込ませ頭を串刺しにする」も
ルールがフォローする範囲外となります。
そして
「ナイフで攻撃します」を
「相手を捕まえて首にナイフをあてがい掻っ切る」に言い変えただけで
「命中やダメージの判定をスルーして即死になる」のなら、
同様に、各武器で攻撃する場合は状況に合わせて適当に言い方を変えるだけで
「命中やダメージの判定をスルーして即死になる」となります。
以後このゲームは、言い方を変えるだけで簡単に命中やダメージの判定をスルー
でき、それを常套手段とするゲーム、となります。
もしも
「他の武器はそういう処理はしない。ナイフだけ」と言えば、
ナイフの便利さが突出するので、全員がナイフを持つゲームになります。
----------------------------------------------------------------------
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29100/29109.html
>「ともかくそういうゲームだ」としてある意味無難にゲームを進行できます。
と言ったのはこういうことです。
奇妙なことになっても、プレイヤーにとって公平であればそれが妥協の落し
どころにはなり得ますし、本当にそのようにしか考えが及ばないのなら、
それがそのGMの限界ですからどうしようもありません。
しかし、ちょっと言い方を変えただけで「ルールでフォローされていません」
というルールの判断がまかりとおるなら、RPGはどんなテーマや舞台を扱っても、
ルールでフォローしていない範囲を無制限に拡大できます。
それは下手をすれば、そのゲームのルールを実質無視していることにもなり
かねません。
「ルールでフォローされていません」と判断するなら、もっと厳密な状況や条件
の提示が必要だろうと私は考えます。
◇3.
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29000/29035.html
> ただ、少なくとも首ナイフ状況において、
「首にナイフをあてがって掻っ切る」という行動を、特別に神聖視しておられ
たようですが、根拠は何ですか?
またそれは
「首にナイフをあてがい掻っ切って殺す」 をやりたい
→「攻撃の命中とダメージ判定で対象が死亡」したらそうなる
というルールに則った処理を退ける場合や、ルールと違なる処理をする場合に、
プレイヤーへ事前に通告する責任を超越できたりするほどの理由ですか?
それとも、「首にナイフを刺しても即死しない可能性がある」システムは、
みぶろさんのいう「RPG」の定義からは外れますか?
◇4.
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28800/28883.html
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/28900/28996.html
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/29000/29035.html
これまでのみぶろさんの発言から推測すると、以下のようなマスタリングが
みぶろさんの正しいと考えるものになるかと思います。
GM :「ナイフで首を掻っ斬ったら一撃で即死なのです」
プレイヤー :「なぜそうなるんですか?」
GM :「『人質の首をナイフで斬る』ルールが無いからです。
:ルールを直ちに適用できない状況については、GMの裁
:量にまかされています」
プレイヤー :「このゲームにはナイフのダメージルールがあります。
:ルールの範囲で考えられませんか?」
GM :「はあ。想像力が豊かなんですね」
プレイヤー :「ナイフで首を斬っても、現実にはそう簡単に死なない
:という話もあるそうですが……」
GM :「 死 ぬ ん だ よ 」
これでは説明が不十分であり、プレイヤーが抗議をする可能性が高いと考えら
れますが、本当にこのようなマスタリングが適切だとお考えですか?
もし上記の対話例が、恣意的な羅列に過ぎない、と思われるならば、
妥当かつ必然だとみぶろさんが考えるGMとプレイヤーの対話の例をお教え下さい。
先の私の投稿では、これらを加えるとまた長くなってしまうと判断したので
今回改めて投稿することにしました。
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