[KATARIBE 31174] [HA06L] 溝は広がり深くなった

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Date: Wed, 27 Jun 2007 11:57:28 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 31174] [HA06L] 溝は広がり深くなった
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年06月27日:11時57分28秒
Sub:[HA06L] 溝は広がり深くなった:
From:Toyolina


[HA06L] 溝は広がり深くなった
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登場人物
--------
 御厨正樹
 蒼雅紫


偶然会う
--------

 正樹     :「……そういや、渚はもう絡まれたりはしてないのだろうか。
        :微妙に心配だ」
 正樹     :「……まぁ、紫がいるからきっと大丈夫だよな……」

[Toyolina] 微妙にかよw>心配
[Hisasi]  びみょうなのかよw
[kisito]  理由はゆかりんとべったりだろうから。
[Hisasi]  ゆかりんは、渚さまをおまもりせねば! と
[Hisasi]  そしてとことことみぎーの後をついていく

 正樹     :「……絡んだ奴はひどい目にあうだろうし……いやでも
        :四六時中一緒だったりするんだろうか……」
 正樹     :「……大丈夫かな……」

[Hisasi]  というか正樹さまはどこにいる? 
[Toyolina] 家なんじゃ
[Hisasi]  外にでんかいw
[kisito]  授業の無い教室とか
[Hisasi]  じゃあ、置き忘れたノートをとりにもどろうかな
[kisito]  ぶつぶつ言いながら回路組んでる(あぶねぇよ
[Toyolina] 取りに戻るのはいいけど
[Toyolina] 学部って校舎別れてるぜ
[Hisasi]  うっかり間違えました
[Hisasi]  ……あるか
[Toyolina] いくらなんでも苦しい気がしないでもないですw
[kisito]  ゆかりんならやってくれそうだ……
[Hisasi]  それか、教授に頼まれた
[Hisasi]  教室においてきた○○をとってきてくれないかな
[Hisasi]  お任せください
[Hisasi]  。。。
[Hisasi]  てててててと、教室へ向かう

 紫      :「ええと」

[Hisasi]  あ、ここです、と

 SE     :がら

 正樹     :「……ん?」
 紫      :「失礼しま……あ」

[Hisasi]  固まった

 正樹     :「……あ」
 紫      :「……正樹、さま」

[Hisasi]  背筋を伸ばす

 正樹     :「……えと……どうしたの?」
 紫      :「あ、ええっと……その、春原教授が、その、資料を……
        :お忘れになった、と」

[Hisasi]  背筋伸ばしたままかくかくと

 正樹     :「……あ、あぁ……なるほど」
 紫      :「その……取りに行ってほしい、と……それで」
 紫      :「すみません……あの、なにか、お邪魔を」

[Hisasi]  ぺこぺこと

 正樹     :「……い、いや。そんなことは……ない」
 紫      :「……そう、ですか」

[Hisasi]  もそもそと、口をつぐんで
[Hisasi]  自然に自然に、と
[Hisasi]  資料を手にとって
[Hisasi]  そそくさと、出て行こうとする

 正樹     :「……ちょ、ちょっとま……」
 紫      :「は、はいっ!」

[Hisasi]  声裏返った

 SE     :ガタッドテッ

[Hisasi]  慌てて振り向いて

 正樹     :躓いてころんだ
 紫      :「ま、まさきさまっ、大丈夫ですかっ」

[Hisasi]  どたばた

 正樹     :「……いててて……失敗した」
 紫      :「……あの」

[Hisasi]  何を言おうとしたのかなと思いつつ
[Hisasi]  ずっと話してなかったからなんて話しかけたらよいものか

 正樹     :「……そんな……さっさと行かなくても良いじゃないか……」
 紫      :「あの、ええと……」

[Hisasi]  何を話せば

 紫      :「……え、と」
 紫      :「……正樹さま、お元気、でしたか」

[Hisasi]  他に思いつかなかった

 正樹     :「……うん、元気だよ」
 紫      :「……そう、ですか」

[Hisasi]  向かい合ったまま、何をいったらいいものかと
[Hisasi]  さあ、ここは正樹さまからアプローチを待つ

 正樹     :「……サークルとか入った?」
 紫      :「え? いえ……その、決めあぐねてて」

[Hisasi]  みぎーと一緒のとこじゃなきゃ入らない
[Hisasi]  で、テニスとか見学に行ったけど
[Hisasi]  なんかあからさまに女の子狙いだったりして
[Hisasi]  だめだめ、とやめた
[Hisasi]  他のところも割りとどっこい

 正樹     :「……そっか……」
 紫      :「……正樹さま、は、もう」
 紫      :「……どこか、はいられたんですか?」
 正樹     :「いや……いつもこうやって一人で何か作ってるだけだよ、
        :どこにも入ってない」
 紫      :「そう、ですか」

[Hisasi]  創作部、作るつもりなのかな、とか

 紫      :「……作るの、お好きなんですね、本当に」
 正樹     :「まぁ、ね」
 正樹     :「昔からマジックアイテムとか作ってみたいと思っていたし、
        :最近は普通の科学も面白いなって思ってる」
 紫      :「……はい」
 紫      :「……私も、家で、編み物は、続けてます」

[Hisasi]  サマーセーターとか編んでます
[Hisasi]  たまにお家で迷子になってます
[Hisasi]  >セーターが

 正樹     :「魔導扇とかメカ呉羽の調子はどう?」

[kisito]  やっぱり動くのかw

 紫      :「え、あ、はい……どっちも、とても、いい感じです」
 正樹     :「壊れたり、調子が悪かったら直すからいつでも言ってね」
 紫      :「……はい」

[Hisasi]  声が小さくなって


こみ上げて爆発
--------------

 紫      :「……正樹さま、は」

[Hisasi]  蚊の鳴くような声で

 正樹     :「俺は?」
 紫      :「……平気、なんですね」
 正樹     :「……」
 紫      :「……ずっと、話して無くても……会わなくても」

[Hisasi]  なんか色々と
[Hisasi]  出てきた

 紫      :「私は……ずっと……」

[Hisasi]  なんか言いたい
[Hisasi]  でも何ていったらいいのか
[miburo]  ここでボケて! 
[Hisasi]  まさきさま! 
[kisito]  ってボケるのなんて無理ですよっ

 正樹     :「……平気なわけ……無い……」
 紫      :「……」
 正樹     :「……無いけど……会いに行ったら駄目だと思ってたから……
        :完全に嫌われたと思ってたし……」
 紫      :「……だって……だって忘れてたじゃないですか!」
 正樹     :「……」
 紫      :「……私は」
 紫      :「……ずっと」
 正樹     :「……ごめん……傷ついたよね……」
 紫      :「……」>ぎゅ、と

[Hisasi]  唇かんで

 正樹     :「……だから、俺のことは……忘れてくれても……良いよ……
        :ひどい奴だし……俺……」
 紫      :「(すぅ)」>息を吸って
 紫      :「正樹さまの、ばかっ!」
 正樹     :びくっ

[Hisasi]  涙目ですよ

 紫      :「忘れていい、って……そんなの、勝手ですっ!」
 正樹     :「……ご、ごめん……」
 紫      :「私は……忘れたく、ないから……なのに」

[Hisasi]  手にした資料をえいっと投げつけて
[Hisasi]  それ、教授のですよゆかりんさん

 正樹     :「あたっ」
 紫      :「正樹さまのばかぁっ!!」

[Hisasi]  どたどたどた
[Hisasi]  走っていく
[Hisasi]  途中でこけてもまた立ち上がって去っていく

 正樹     :「……正樹様のばか……かぁ……」
 正樹     :「……はーっ……ヘマやってばっかりだ……」

[Hisasi]  がんばってください正樹さま
[Hisasi]  とりあえず投げつけた資料を教授に届けてあげてください

 正樹     :「とりあえず、人のものは投げちゃ駄目だといっておく
        :べきだろうか……」
 正樹     :「忘れたくないから……っていわれてしまった……」
 正樹     :「うぉしっ!」

[kisito]  注:倒れたままぶつぶつ行ってます
[Hisasi]  あやしいよw
[Toyolina] 起きろよw
[kisito]  無理やり元気を出したあたりで収束しておきましょうか


おまけ
------

[miburo]  見事にお話になるような方向の選択肢を選ぶなぁ
[miburo]  つまり不幸になるほうに。
[Toyolina] そっすねえ
[gombe]   正樹くん、不幸。
[Toyolina] でもここで幸福方向の選択肢選んでもひんしゅくもんじゃないすか
[miburo]  どうすればいいんだw
[Toyolina] どうもならないんじゃw
[Hisasi]  とりあえず正樹さまのばか! をいえたのでよしとしよう
[miburo]  ぐへへ
[miburo]  未練たらたらだが
[miburo]  いいことにならんよなぁ 


時系列と舞台
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[HA06L] 渚と元彼
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31000/31008.html

[HA06P] 笑顔の貴方が一番好き
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31000/31048.html

の間。


解説
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 ゆかりんをさらに傷つけるまさきさま。
 うぉい。


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Toyolina 


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