[KATARIBE 30789] [HA21L] 初デート 2

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Date: Sun, 11 Feb 2007 15:38:23 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30789] [HA21L] 初デート 2
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年02月11日:15時38分22秒
Sub:[HA21L] 初デート 2:
From:Toyolina


[HA21L] 初デート 2
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登場人物
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 大沢那琴    男子高校生
 淡蒲萄     女子高生吸血鬼 ナコトの彼女

 前回はこちら
 初デート 1  http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30700/30787.html


丁寧に食べる
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 ナコト    :「ごちそうさまでした」

[TK-Leana] 手を合わせる

 淡蒲萄    :(まだ冷や奴食べてる。食べるの遅かった)
 ナコト    :(その様子を見るともなしに見てる)

[TK-Leana] ナコト君たら始終シアワセそう

 淡蒲萄    :(わさびが鼻に。涙目)

[Toyolina] くそう、幸せ野郎め

 ナコト    :「わさび入れすぎた?」
 淡蒲萄    :(うなずく)「たべるのはやいね」

[Toyolina] 見かけによらず躾が行き届いてる感じ。そんな所作

 ナコト    :「そうなのかな? あんまり自分では分からないんだけど」
 淡蒲萄    :「あたしが遅いだけかな(治まった)。ごちそうさまでした」
        :(手を合わせて)
 ナコト    :「比較対象がいないとあんまり分からないよね、こういうのは」
 淡蒲萄    :「そだね。ご飯、普段は一人? 寮だったら、他の人とか
        :いるか」
 ナコト    :「うん、食堂があるから……言われてみれば俺は早いほう
        :だったのか」
        :「あまり最後まで残って食べてた経験はないな」
 淡蒲萄    :「うん、言われて初めて気づいた、ってのもあるよね、今
        :まさにそれだ(んふ)」
 ナコト    :「淡蒲萄さんは?」
 淡蒲萄    :「いっつも最後かな……ずっとこうだから、それ普通だって
        :思ってた」
 ナコト    :「食べ方が綺麗だよね。それでかな。躾が行き届いてる感じ」
 淡蒲萄    :「……じゃあ、きっとそうなんだ。覚えてないけど……キビ
        :シイお家で、きっと育った」

 ナコト    :(軽く眉を上げて、微笑む)「そうか。あ、葛餅来たみたいだ」
 店主     :「へい、お待ちどうさん。葛餅二つ」
 淡蒲萄    :「え(店主さんを見る)。わ、美味しそ」

[Toyolina] 両手合わせてわーいってカンジ

 淡蒲萄    :(キラキラ)
 店主     :「甘いもんはおかんが作ってんねんけどな。こいつだけは
        :自慢できるで」
 声      :「聞こえてんで、ぼんくら! だけってなんや、だけて。
        :失礼な」
 店主     :(肩をすくめて)「まあ、ゆっくりしてってや」

[TK-Leana] ゆっくり ね

 ナコト    :(苦笑)
 淡蒲萄    :「……あれはああいう言い回しっていうか、芸なんだよね?」

[Toyolina] ガチでケンカしてるわけじゃないよね

 ナコト    :「いっつもこんな感じだよ、おじさんたちは。喧嘩するほど
        :仲が良いって言うんだろうな」
 淡蒲萄    :「そっか、よかった。ウチ、妹いるんだけど、仲悪いから」

[Toyolina] まそっぷのことですよ

 ナコト    :「……みんな、仲良く出来たらいいんだけどな」

[TK-Leana] ぽつりと

 淡蒲萄    :「そだね。……ナコトくんも、仲悪い人とかいるの?」
 ナコト    :「もっと仲良く出来ていたら、そう思った人はいたよ」
 淡蒲萄    :「……出来る範囲だけでも、そうしたいね……」

[Toyolina] しんみり

 ナコト    :「ああ」

[TK-Leana] 頷いて

 ナコト    :「食べよっか?」
 淡蒲萄    :「あ、うん、そだね。いただきます(手を合わせて)」
 ナコト    :「いただきます」


葛餅スイッチ
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 淡蒲萄    :(ちょっとずつ食べてる)

[Toyolina] いちいち小さく頷いたりしながら

 ナコト    :「ここで葛餅は初めてだけど、結構美味しいなあ」
 淡蒲萄    :「普段、善哉なんだっけ。これ、ホント美味しい(ニコニコ)」
 ナコト    :「冬場はあったまるしね。夏はあんみつとかが主だった」
 淡蒲萄    :「納得。よかった、葛餅気に入ってくれて。あたしも善哉、
        :冬になったら食べることにする」

[TK-Leana] 今冬じゃないことが発覚
[Toyolina] しまったー、今度から、に訂正w
[TK-Leana] 時系列は春でもいいですけどね
[Toyolina] 特に季節とか描写してないっすね、よく考えたらHA21
[TK-Leana] ですね
[TK-Leana] 実は新学期組と同時系列くらいだったら私が嬉しい
[Toyolina] ではそういうことに。
[TK-Leana] 曖昧にしておこう

 ナコト    :「夏場はあっさりしててよさそうだね、葛餅。食後だと、
        :あんみつよりこのくらいのほうがいいかも」
 淡蒲萄    :「うん、小さいときからいっぱい食べてるけど……全然
        :飽きない」
 ナコト    :「夏になると、よく売り歩いてるの見かけるよね」
 淡蒲萄    :「え、そうなんだ……全然しらなかった……この前、久し
        :ぶりに食べて……んで今日また食べて……最近、あんまり
        :ないんだって、勝手に思ってた」
 ナコト    :「ちゃんとしたのは、確かに少なくなってるのかもしれないな」

[TK-Leana] よく、スーパーやらコンビニやらで売ってるパック入りのを思い
      浮かべながら

 淡蒲萄    :「……うん、あれはなんか違うの、ちゃんとした葛使って
        :ない感じ。ここのはちゃんとしてる……だから、すごく
        :嬉しい(ぐす)」
 ナコト    :「え……」

[TK-Leana] 突然の涙にびっくり

 ナコト    :「う、淡蒲萄さん?」
 淡蒲萄    :「え……何……? あ、やだ、またなんか涙出て(ぽろぽろ
        :わたくた)」
 ナコト    :「ああ、泣かないで、ね?」(ハンカチを出して、目元に)
 淡蒲萄    :「……ん……ごめんね……泣いたりして(ひっくひっく)」

[Toyolina] おとなしくされてる
[TK-Leana] 位置によっては抱きしめて涙を拭かせたいところだが、食べてる
      途中だし、身長差ないのでむりっぽ
[TK-Leana] 間に机挟んでるもの
[Toyolina] 店主さんに見せつける

 ナコト    :「ああ、もうッ」

[TK-Leana] バッと抱きしめる
[Toyolina] キャー

 ナコト    :「謝らないで。悲しいときは泣いていいんだ。俺にだって、
        :胸を貸すことくらい出来るんだから。ね?」
 店主     :(口笛吹こうとして奥さんに口塞がれ、もがもが)
 淡蒲萄    :「っ……うん……もうちょっとしたら、おちつくから……
        :う……(えぐえぐ)」

[Toyolina] 客いっぱい居るのにッ
[TK-Leana] ぼくたちだけのせかい
[TK-Leana] 青春しとるのう
[Toyolina] 超祝福されそう
[Toyolina] でも勝手に泣いちゃうので自分の意思では泣きやめないのでした
[TK-Leana] にゃはは
[Tihiro]  にゃふふふ……

 ナコト    :(落ち着くまでやさしく抱きしめてる)

[Toyolina] やばいよ、泣きやまないと店ん中でチューしかねないよ! 
[Tihiro]  ミセツケヤガッテ(かくかく
[Toyolina] というわけでたっぷり5分ほどしてどうにか落ち着きました


 淡蒲萄    :(ナコちんの背中に手回して抱きしめられてる)
        :「おちつく……」
 ナコト    :(落ち着かれると、段々気恥ずかしくなってくる)
        :「そ、そう?」

[TK-Leana] はなれるタイミングがわかんねーッ
[TK-Leana] 助けて、しっと団
[Toyolina] 我に返させるのが重要です
[Catshop]  嫉妬団は土曜日のデートつぶしに向けて準備中です(笑)
[Toyolina] 今がそれなのにw
[TK-Leana] 正気には戻ってまして、だからドキドキなのです

 店主     :「あー、コホン」
 ナコト    :「ひあッ」
 淡蒲萄    :「……あっ、そ、その……」
 ナコト    :「て、店長さん、いたんですか」
 店主     :「いたもなんも、俺の店やがな」

[Catshop]   ──はっ。あれ、有害公園の調査は順延?(わたわた
[TK-Leana] ニヤニヤ

 店主     :「客どもの目に毒や、その辺にしといたってんか。後は
        :まあ、二人っきりのときにでも、な?」
 ナコト    :「え、ええッ!」

[Toyolina] 有害公園じゃなくて遊園地で、その調査の前にちゃんとデートしたい
      なあと言うわけで今こうしてるわけでw
[Catshop]  くっ、しまったっ
[Catshop]  ──MLに流すログは遊園地に直しておこう。
[TK-Leana] 近鉄吹利レジャーランドとかその辺かと

 淡蒲萄    :「あ、は、はい……スイマセン……」

[Toyolina] ちょっと恥ずかしいのでお手洗いに逃亡
[Toyolina] メイク治さないといけないしー

 ナコト    :(ドキドキ)

[TK-Leana] まだどきどきしてる

 ナコト    :「(淡蒲萄さん、やわらかくてあったかかったな。なんだか、
        :とってもいいにおいがして……)」
 淡蒲萄    :(戻ってきた)「で、出よっか……すいません、お勘定お願い
        :します」
 ナコト    :「へっ、あっ、そ、そうだねッ」
 ナコト    :「(ああ、俺は変態かッ)」

[TK-Leana] 頭振って
[Toyolina] そんなことないよ! 健全だよ! 

 淡蒲萄    :「と、とりあえず出しとくね」

[Catshop]  健全男子ではある(笑)
[Toyolina] ですよねw

 店主     :「お会計、2236円になります」
 淡蒲萄    :(一万円札と三十六円出す)
 ナコト    :「あっ」
 店主     :「毎度あり、7800円のおつりね」

[TK-Leana] ここでサッと出してしまって格好つけたいところだったようだ

 淡蒲萄    :「ごちそうさまでした。っと、また来ても……いいですか」
        :>お店

[Toyolina] 頭振ったりして大変そうだったから気を遣ったw

 店主     :「おう、いつでも来たってや」
 店主     :(ぽんとナコトの肩を叩く)「ま、がんばれ」
 ナコト    :「は、はい」
 ナコト    :「淡蒲萄さん、俺の分のお金」
 淡蒲萄    :「あ、うん、じゃ、千円もらおっかな」

[Toyolina] 値段しらんけどw

 ナコト    :(財布探って)「はい」

[TK-Leana] 刺身定食のほうが高いんじゃないですかね、気持ち程度
[Toyolina] じゃあ千円で。>ナコ負担
[TK-Leana] うい


路上で
------


 ナコト    :「もっと、スマートにいけるようにならないとなぁ」
        :(小さくつぶやく)
 淡蒲萄    :「さっきは、ありがと……かっこよかった」
 ナコト    :「えっ、そ、そう」

[Catshop]   くそぅ、らぶい。

 ナコト    :「……淡蒲萄さん、どうして泣いちゃったのか、聞いていい?」
 淡蒲萄    :「……うん、聞いてくれる?」
 ナコト    :「ああ、教えて欲しい」

[TK-Leana] 淡蒲萄さんのこと、何でも知りたい。と
[Toyolina] 何でも!
[Toyolina] なんて懐深い子なんだ
[TK-Leana] 好きな人のことを知りたいと思うのは、恋する少年としてはそう
      深いことでも無いかと
[Toyolina] そうか、衝動的。僕はもうスレてしまった

[Toyolina] では http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30700/30732.html
[Toyolina] でギリちゃんに言ったことと
[Toyolina] あと一つ。山裾にある家に住んでたことを思い出した

 淡蒲萄    :「前は、また食べれるのが嬉しいって、思ったんだけど……
        :それだけ、じゃないのかも……」

[TK-Leana] どこ辺からだろう
[Toyolina] どこ辺とは
[TK-Leana] なことは、はっきりと昔の記憶がないって事は聞いてなかったような。
      吸血鬼なる前のが失われてるっぽいことは話から察してますが
[Toyolina] ああそうか、ではそれも言います

 淡蒲萄    :「たぶん……夏なんだけど、すごく涼しかった……気がする。
        :それで……縁側で……昼寝とか(ズキズキ。頭押さえる)」
 ナコト    :「淡蒲萄さんにとって、きっととても大切なことだったん
        :だろうね……」
 淡蒲萄    :「大切……なんだって思う。よくわかんないけど……何にも
        :無い処に、突然出てきたカンジ」
 ナコト    :(そっと押さえてる頭に手を添える)「……記憶喪失か」

 ナコト    :「淡蒲萄さんは、思い出したいの?」
 淡蒲萄    :「思い出したい……のかな、よくわかんない……今まで、
        :ずっと無くて、それが普通だったし。でも」
 淡蒲萄    :「忘れるのはイヤ。……ナコトくんの事とか(添えられてる
        :手を握る)」
 淡蒲萄    :「……死ぬ前の事だけじゃない。あたし、覚えてないこと、
        :きっとたくさんあるから」

 ナコト    :「不安?」
 淡蒲萄    :「……(こくん)。もし、いろいろ忘れてるんだったら……
        :忘れちゃうのが怖い」
 ナコト    :(ぎゅ)「大丈夫だ、俺はそばにいるから。忘れる暇もない
        :くらい、ずっと、淡蒲萄さんのそばにいるから」

[Toyolina] カッケエ

 淡蒲萄    :「ん……ナコトくん……格好良すぎ……もう、ドキドキしっ
        :ぱなしだ(ぼそぼそ)」

[TK-Leana] ストレートなんですよね、表現が
[TK-Leana] しつこくならないかPLとしては心配
[Toyolina] 淡蒲萄さんはそれ新鮮だから全然大丈夫。
[Toyolina] 途中経過すっ飛ばしてエロ村の村人になってるカンジなので

 ナコト    :「俺だって、ずっとドキドキしてる。お互い様だよ」
 淡蒲萄    :「……ホントだ」

[Toyolina] 脈ですよ
[TK-Leana] うにゅ
[TK-Leana] しかし、これ真昼間の路上である
[Toyolina] ワールド
[Tihiro]  ひぃw
[TK-Leana] 天誅男に殴られそうじゃ

 ナコト    :「服、買いにいこっか」(赤
 淡蒲萄    :「うん」

[Toyolina] 手つないだまま
[TK-Leana] そして買い物に出かけるのだった


おまけ
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[TK-Leana] という辺りで切り? 
[Toyolina] そっすね
[Toyolina] 遅々として進まないw
[TK-Leana] あとは買い物して帰宅ですよッ
[TK-Leana] 最大の佳境は過ぎてしまった感じ
[Toyolina] そっすねw
[Catshop]  くっ。
[Catshop]  遊園地では覚えてやがれよっ
[Toyolina] 大変な目に遭わされそう


霞ヶ池の闇
http://hiki.kataribe.jp/HA/?KasumiGaIkeNoYami


時系列と舞台
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お買い物にやってきました


解説
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やっぱり葛餅食べて泣いちゃいました。
あまり食べないようにしないといけないか、これは。
それにしてもナコトくんは真っ直ぐで清々しい。


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Toyolina 


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