[KATARIBE 26790] [HA06L] チャットログ:『癒しの目覚めと狐の分裂』(前編)

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Date: Fri, 26 Sep 2003 20:09:17 +0900
From: Motofumi Okoshi <motoi@mue.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 26790] [HA06L] チャットログ:『癒しの目覚めと狐の分裂』(前編)
To: KATARIBE ML <kataribe-ml@trpg.net>
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MOTOIです。
03/09/05、#HA06-02のログを編集しました。
いろいろと獣人たちが大変なことになってしまいます。

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チャットログ『癒しの目覚めと狐の分裂』(前編)
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登場人物
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 那須野莉子(なすの・りこ)
  :狐獣人。狐火を操るが、それが引き金となって大変なことに……
 岡啓介(おか・けいすけ)
  :狼獣人。本人も知らない力が眠っている。
 神楽真夜(かぐら・まや)
  :狼獣人。いろいろな能力を引き出すきっかけになっている。
 氷川美琴(ひかわ・みこと)
  :こっくりさん憑き。莉子を慕っている。
 那尾狐(なおこ)
  :莉子の分身のくだ狐。微弱ながら予知能力を持つ。

ほったらかし
------------
[MCL-240]  ところで
[MCL-240]  一人放置されたままの人がいます。

 衣留     :「……(ぼーっ)」

[MCL-240]  ガスマスクつけられたまま、放置。
[MCL-240]  まあ、いつもボーっとしているので、問題はないわけですが。
[Luna]   ガスマスクをつけたまま、星を眺めているのでしょうか
      というわけで、おはようございます(ぺこ)
[MOTOI]   ほったらかしかー(汗

[Luna]   衣留ちゃんにフェロモン効いたらどうなるか考えてみる
[MCL-240]  ……
[Luna]   久遠君の『崇り』を受ける莉子さん……
      それくらいしか思い浮かびませんでした。
[MOTOI]   「鬼」の久遠くんに考えなしに襲い掛かって返り討ちに遭いそう
      (ぉ>莉子さん


一味違う莉子さん
----------------
 莉子     :「しかしッ! パワーアップしたあたしは、今までとは一
        :味違うッ!」
 メイド    :「おいてっちゃ、やーでしゅーっ」(てちてちてち)

[MCL-240]  #一応、予知能力がついたし。

 真夜     :(遠くから眺める)「……どれどれ、パワーアップの成果で
        :もみていようかな……」
 啓介     :「しかし、ろくに話も聞かないで襲い掛かるのは感心でき
        :ないなー」
 真夜     :(啓介に)「いつものことですよ」

 メイド    :(こけっ)
 莉子     :「あ」
 メイド    :「びえええええええっ」
 莉子     :「昨日から、ずっとコレだもんなぁ……」
 啓介     :「……」
 真夜     :(……肩にでものせておけや……)

 莉子     :(ひょいとメイドをつまんで、肩に乗せる)
 メイド    :「わー、高いでしゅ〜」
 莉子     :「ホント、役に立つのかなぁ……?」

 真夜     :「……やっぱりおもしろいなー」
 啓介     :「特撮ヒーローというよりコントと化しているような気が
        :しますけど」
 真夜     :「……あのコまだ生まれたてだしねー」


名付けの儀式
------------
 莉子     :「ところで、アンタ、名前とかって、あるの?」
 メイド    :「ふにゅ? ないでしゅー」
 莉子     :「呼びにくいなぁ……」
        :「(んー……ポチ、タマ、ジョン……うーん、ダメだ……
        :思いつかない……)」
        :「……そうだ、美琴に考えてもらおう」
 美琴     :(通りすがり)「……あ、莉子さん……そんなところでなに
        :しているんですか〜?」

[MOTOI]   #なんて都合のいい(w

 莉子     :「ああ、美琴。ちょっとややこしいことになってさ」
 メイド    :「はじめましてでしゅ(ぺこん)」
 美琴     :「……はじめまして」(ぺこ)

[MCL-240]  #冷静だな(笑)
[Luna]   #莉子になにがあるか遠くにいてもなんとなくわかるらしい(ぉ)

 美琴     :「……この子……娘さん?」
 莉子     :「こんなちっちゃい子供、いるわけないでしょ」
        :「昨日、尻尾が増えたんだけど、ちぎれてこーなっちゃっ
        :た」
 美琴     :「……莉子さんから……生まれたんだったら……娘……じ
        :ゃないですか……」(ぼそ)
        :「……で、ややこしいことって?」
 莉子     :「娘じゃないってば……ええとね、名前が、ないのよ」
        :「それで、美琴に考えてもらえないかなと思って」
 美琴     :「(そんなに強く否定されるとますます怪しいなぁ……)な
        :るほど……」

[MCL-240]  #背景に百合の花束。もちろん効果音入り

 美琴     :「……じゃぁ……(かばんをごそごそ)」
        :「……こういうことは、たずねてみましょう」
        :#こっくりさんセットをだす
 莉子     :「持ち歩いてるの……?」
 美琴     :「……もっていないと……落ち着かなくて……」
 莉子     :「はぁ……」
 美琴     :(10円玉スタンバイ)「……ほら、莉子さんもっ」
        :(10円玉を触るように促す)
 莉子     :「あ、うん……」
        :(ぴと)
 美琴     :(大きな深呼吸一つ、目を閉じて開きます)
        :(左眼に怪しい気配が)
        :「……単刀直入にお尋ねします……あのメイドさんの名前
        :はなんでしょうか……」

[Luna]   (10円玉が勝手に動き出す)
[Luna]   (……な……お……こ……)

 メイド    :「うわぅっ!?」
 美琴     :「……なおこさんは、莉子さんの娘さんですか……?」
 莉子     :「ちょ、ちょっとっ!?」

[Luna]   (10円玉が勝手に動き出す)
[Luna]   (いいえ、を囲む)

 美琴     :「……なおこさんは、狐さんですか……?」

[Luna]   (はい、をかこむ)

 美琴     :「……ありがとうございました。どうぞお帰りください…
        :…」
        :(大きな深呼吸一つ、目を閉じて開きます)

 真夜     :(……な、なんだか……なぁ……)
 啓介     :「(いまどきこっくりさんかい……)」

 莉子     :「ええと……なおこ?」
 美琴     :「だ、そうです」
        :「……ちなみに、字はですね」
        :(かばんの中から紙と鉛筆)
        :(手に力をいれていないのに勝手に漢字を書き出す)
        :「……那尾狐」
        :「……だ、そうです」
        :「……よかったですね」(にっこり)
        :「娘さんじゃないことが確認できてっ」
 那尾狐    :「ハイでしゅ」
 莉子     :「いや、よかったのは、美琴だけでしょ……」
 美琴     :「……名前がないの、不安でしょうし」


人狼サイド・覚醒の話
--------------------
 真夜     :「……啓介君……ちょっといってみようか」
 啓介     :「はい」

 真夜     :(歩きながら)「……啓介くん……」
 啓介     :「はい?」
 真夜     :「……昨日、いろいろあったんだ……」
 啓介     :「いろいろ、といいますと……?」
 真夜     :「……炎の獅子に襲われてみたり、狐娘に襲われてみたり、
        :ね……」
 啓介     :「獅子に……襲われた!?」
        :「(狐娘はわかるけど……)」
 真夜     :「……うん。強かったよ」
        :「……まぁ、それでいろいろ思い出したんだけどね……」
        :(頭をぽりぽり)
        :「まぁ、狐娘と違って炎の獅子はそうは襲ってはこないか
        :ら、大丈夫だよ」
 啓介     :「思い出した……んですか」
 真夜     :(にっこり)
        :「……そうは……見えないよね?」(にっこり)
        :(手を差し出す)
 啓介     :「……?」
 真夜     :(手の中に光珠が生まれる)
        :「……こういうのも作れるようになったし」
 智也     :「おおっ」
 真夜     :「……昔から作ってたんだけどね」
        :「……啓介君には相性がいいんだろうね……月の光だし」
 啓介     :「昔から? 確か、最近変身できるようになったばかりっ
        :て」
 真夜     :「……変身だって、昔からしていて……忘れていただけだ
        :しね」
        :(にっこり)
 啓介     :「……(この前励まそうと思っていろいろ喋ったけど……
        :はっきりいって余計なお世話だったかな)」(苦笑

 真夜     :「……でも、自分だけじゃ思い出せなかったんだ。啓介君
        :やみんなのおかげだよ」
 啓介     :「いやいや、オレなんて……その獅子のおかげですよ」
 真夜     :「……獅子は……なんだろうね……」(苦笑)
 啓介     :「さぁ……?」

[Luna]   #そんなことを話しながら、真夜と啓介は莉子、那尾狐、美琴の
       ところへ

 ちなみに、獅子との戦いについては、チャットログ:『拓かれる記憶の森』
を参照。
 前編:http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26600/26625.html
 後編:http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26600/26626.html


一触即発
--------
 那尾狐    :「……?」
 莉子     :「……狼の匂い……」(シャープペンで那尾狐を突っつい
        :て遊んでいた)
 真夜     :「……こんにちはっ」(にっこり)
 莉子     :「……何しに、ここまで?」

[MCL-240]  #ここ、どこ?(笑)
[Luna]   #おまかせします。ついでに時間も
[MCL-240]  #……夕方、公園ってことで。

 美琴     :「……こっこんにちは……」(ぺこ)
 啓介     :「ああ、こんにちは、はじめまして」
 美琴     :(もじもじ)
 莉子     :(美琴を隠すような位置に立って)「昨日の続き、やるつも
        :り?」
 啓介     :「……(昨日何があったんだ……)」

 真夜     :(那尾狐をなでなで)「……なおこちゃんっていうんだ……」
        :「……また、強くなりたいのね」
 那尾狐    :「んー、くすぐったいでしゅー」
 真夜     :「……っていうよりも、この狐がなんの役に立つかわから
        :ない……と」
        :「……そんなところでしょ?」
        :(那尾狐をさすりつつ)
 莉子     :「昨日の今日で、わかるわけないでしょう」
 真夜     :「……努力がたりませんね」(莉子ににっこり)
        :「……正義の味方たるもの、日々の精進がなければいけま
        :せんわ」
        :(那尾狐に)「ねー?」(同意を求める)
 那尾狐    :「はいでしゅー」
 莉子     :「(イラッ)……わざわざ怒らせに来たの……?」
 啓介     :「……(^^;」

 真夜     :「……莉子さんの役に立ちたいよね?」(同意を求める)
 那尾狐    :「(こくこくこく)」
 真夜     :(莉子には目もくれず)「……あなたはただの狐じゃないか
        :らね。きっと役に立つよ」(にっこり)
        :(那尾狐をなでなで)
 莉子     :「それはまるで、あたしがただの狐だって言いたいの?」
 真夜     :「……うん」
 莉子     :「……月の光だのなんだの言ってる、あんたの方が、どう
        :かしてるっ!」
 真夜     :「……この狐ともうまくやっていってないのにね……」
 莉子     :「黙れ……っ!」
 那尾狐    :(おろおろと、心配そうに莉子と真夜を交互に見やる)

 啓介     :「はい、離れて離れてー、危ないからなー」>那尾狐&美
        :琴さん
 美琴     :(おろおろおろ)
        :「……は、はいっ……」(啓介についていく)

 真夜     :「……ただの狼じゃないからね……」
 美琴     :「……莉子さん……その人たち……」(ぶるぶるぶる)
 真夜     :(那尾狐に)「……わたしは心配いらないから……莉子さん
        :を手伝ってあげてね」(莉子のほうに行くように促す)
 那尾狐    :(おろおろしながら、莉子のもとに行く)
 真夜     :(……今日は……とりあえず人のままでいってみるか)
        :(……部外者(美琴)もいるしね……いちおう)

 啓介     :「(今までの話からすると……彼女(那尾狐さん)はあの狐
        :っ娘の使い魔のようなものかな)」


解説
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 莉子の分身のくだ狐に「那尾狐」と名づける美琴。それを見守る真夜と啓介。

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中編に続きます。

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