TRPG改善委員会 LOG 003

TRPG改善委員会の1998年02月17日から1998年02月19日までのログです。


1998年02月19日:03時41分21秒
イメージの統一 / 匿名希望
 イメージの統一(あるいは固定化)といっても、必要なものと不必要なものがあると思うのですが。
 
 例えば、
 以上は、GMとプレイヤー全員が共通認識としておくべきと思う順に並べてみたものですが、人によって(あるいはシステムやシナリオの傾向によって)この順位は大きく変わるものだと思っています。
1998年02月19日:00時13分44秒
イメージの統一に関しての意見 / 陽陰
 いかん、アニメという言葉がさらに一人歩きしている。
 私が攻撃に使ってしまってるからいけないんですが。
 もっと早く露骨な修正をかけるべきでした。
 ただ重要なことは、「アニメが好き/嫌い」ということは論点ではないのです。(少なくとも私はそう思う)
 ま、論者のスタンスの違いではあるんでしょうが。
 
 というわけで、今回の話はアニメを使いません。
 だから少しわかりにくいかもしれませんが。
 
 ストーリの開始時、二人の兄弟がいて、一人は農夫で一人は羊飼いであった。
 その時点で、プレイヤーは、農夫が羊飼いを殺すという方向に話を固定する。 
 
 別の話
 一人の虚弱な王子が魔剣を手に入れる。
 その時点で、プレイヤーの内部でその王子の恋人と友人が死ぬことが決定し、それを避けようとしない。
 
 かなり極端な話ですが、これがイメージの統一に依る害です。
 シェイクスピアの悲劇が何故あれだけもてはやされるのか。
 それは、始まって暫くした時点で悲劇であるということが登場人物と観客の殆ど全てに判っていながら、登場人物が良い方向にしようと足掻くからです。
 しかしながら、チープなストーリ展開に安寧して別の手段を模索しないというのは、選択の放棄でしかないでしょう。
 
 う〜ん、いいたいことが纏まらないなぁ。
 これで判ってもらえるかな。
1998年02月18日:23時41分53秒
あずま氏へのレス。 / 雪だるま
 書き込みが多いため、暫く前の話にレスをつけたつもりが、かえって今の話の流れを無視してしまったようで失礼しました。


 私の書き込みの意図ですが、GMNさんが例示された、”中東からきたお姫様は継承権がらみで暗殺者に狙われるものだ”という「お約束」の成立原因として「ローマの休日」を提示されたのかと思いましたので、それは内容的に違うのではないかと思い質問した次第です。

 現在の話の流れと直接かかわるものではありませんが、舌ったらずな書き込みが誤解を招いてしまったようです。失礼しました。


1998年02月18日:23時25分36秒
うーむ。お題目と実際は違うものの。 / SeyfertSluw
GMNさんへ。痛いところ付いてきましたね(Strong付きだし)。 確かにあの時のプレイは正直言って他人に薦められるものではないです。だからこそメーカー側できちんとプレイ法をフォローしてほしいんですわ。でもお約束に頼るのではなくてね。ゲームの数だけ推奨されるプレイがあるのが理想でしょうがなかなかうまくいかないのです。それにHGはオリジナルのゲームでありますしきちんとフォローされていますよ(最近ルールブックも第2版がでた)。別にいろいろなゲームをやった上でそのプレイスタイルに落ち着いたのならそれを軽蔑するつもりはありませんが、初めてするゲームのスタイルをそのまま鵜呑みにすると危険だということです。しかもそのシステムが長続きしないものである以上他人に薦めることはできない、ということです。 ちょっと読み直すとこちらが結果論として今のRPG業界が失敗しているという部分にこだわったきらいはありました。その点から見なおす必要はありそうです。
1998年02月18日:23時22分51秒
何をすべきなんだろう? / YAN
 風邪で伏せっていたので、3日ぶりに寄らせて頂いたのですが…すごい書き込みの量ですね。先ほどようやく読み終えました。(陽陰さん、まとめて下さって助かりました。)
 
 新しい方も大勢参加されてますね。naoさん、ほえほえさん、空溝さん、どうも初めまして。
 
>空溝さん
 
 貴方の意見、ユニークな切り口?という印象で、興味深く読ませて頂きました。なんかけっこう、響くものがあります。これからも積極的な書き込み、期待致しちゃいます。
 
 それで…いろんな話題が出ていて…「アニメ適手法」とかいろいろ口を出したいところなんですが…。
 
 自分としては、本題は
 
 「今、自分たちに出来ることはなんだろう?」
  
 だと思います。既に、いくつかの指針は出ていますが(メーカーさんやデザイナーさんに葉書きなどを出す>あずまさん、寺田さん/入ってきた「にわかファン」を逃がさない>空溝さん)、もっと突っ込んで、具体的にどういうことをしたら良いか、という話は、まだまだのような気がします。
 
 自分は…少し前から思うところあって、積極的にメーカーサイドにアプローチ掛けるように心がけてはいるのですが…基本的に、「自分のやりたいゲームのサポート要望&応援」の域を出ていません。(いや、もちろんそれだってやらないよりは絶対マシだと思っていますが)
 TRPG界に貢献出来るほどの、メーカーサイドへの働きかけとなると、ちょっと悩んでしまいます。(コツコツやるしかないんでしょーか。)
 
 あと、草の根として、「にわかファン」さんを定着させるにしても、もうちょっとノウハウが欲しいなあ、と感じてます。(もうあと一息、自信の源になるものが欲しい、というところでしょうか)
 
 自分もこれから色々ご意見したいと思いますが、他の方々のアイデアも拝聴したいです。
 
 ps.あずまさんへ
 
 いちおう、TRPG関係のデザイナーの方で、こちらで書き込みされた方はおられましたです。
 
 清松みゆきさんとか、伏見健二さんとか…。なかなかに悲しい出来事だったです…。(伏見さんに関しては、自分も関与しているので心が痛むところですが…)
 
 ただ、今現在でも読まれているかどうかは分かりません。ですから、「ここで書き込みをすれば業界人が必ず見てくれている」とは、自分も思ってません。だからこそ、今いろいろ試行錯誤してます。がんばりましょう。
 
 それから…あずまさん、ちょっと真剣にレスし過ぎだと思います…。確かに現在は真面目に議論をすべき時かもしれません。でも、雪だるまさんの直前のご意見は、閑話休題というか、半分茶々のようなものだと思うし、そんなに目くじらたてるほどのものではないと思うのですが…。
 
 いや、これで雪だるまさんが本気で質問されていたのだとしたら、まったくのやぶ蛇なんですが…。
1998年02月18日:19時54分36秒
失礼・・・ / あずま

下の「鍋島の猫騒動」はあずまの勘違いです。
話の内容は全く関係ありませんでした。


1998年02月18日:19時42分22秒
Re:愚問 / あずま

この書き込みは雪だるま氏以外が読む必要はありません。

>「愚問/雪だるま」
>愚問ですが、なぜここで「ローマの休日」が出てくるのでしょう?

なぜそこで私の持ち出した例示が出てくるのか理解できません。
イメージの固定化という話なのですか?

この話のもっと深い元ネタを探す必要がありますか?
この私の例示が底の浅いイメージの固定化だというなら甘んじましょう。
しかし、似たような話の「鍋島藩の猫騒動でね・・・・」といった、
あまり普遍的でない例示を出すよりはましだと思うのですが?
論点を整理して下さった陽陰さんには申し訳ないですが、
論点をぼやかそうとする現行犯は許せません。

夜寝たくなければ構いません。個人の自由ですから。
ちなみに継承権の話はバックボーンで存在しています。


1998年02月18日:19時15分50秒
愚問 / 雪だるま
どうも陽陰さんがまとめてくださったのに、また論点がぼやけてしまっているようですね。

>>訪日している中東のお姫様は継承権がらみで暗殺者に狙われるものだ、とも思ってますし・・・<<
>そばに使えているのは必ずじいやかばあやだし・・・この元ネタは「ローマの休日」でしょうかね?<

 愚問ですが、なぜここで「ローマの休日」が出てくるのでしょう?

 上の例と「ローマの休日」と同じ部分を探せば、せいぜい異国の王女様というくらいでは?継承権だとか暗殺者なんて・・どこに?
そもそも、高貴な方の権力争いで悪漢から美しい姫君を助けるなんて話は、欧米では昔からありますが・・俺はそこまで詳しくないけど、さかのぼればかなり溯れそうだよね。
いや、ローマの休日が制作された1953よりもずっとさかのぼれますけど・・はてはて?(ローマの休日はそういう話じゃないけど)。 それとも、まさかタウンゼントとマーガレットの不倫話にそういうオチが・・・いやそこまでディープな話だと俺にはわからないけど・・・。
日本でも大名の家督争いで青年剣士が姫を護って活躍する話なんてのは戦前からありましたし・・・???まあ、欧米の小説の影響もあるけど。
こういう風にあんまり関係なさげな作品が連想されてしまうのもイメージの固定化ってことかな?
気になって夜も寝られません(笑)
1998年02月18日:18時46分50秒
でもやっぱり残る疑問(To TTBさん) / ほえほえ
そろそろこんばんわですね、ほえほえです。

TTBさんのおっしゃられた「想像力の欠如」の件ですが、例に出された
のは理解できました。

「選択の幅」ってやつですね。大項目の選択肢の増加と、大項目下での

「どのように」「どうやって」まで考えられるかってことですよね?

しかし、やはり分からないのは、それとアニメ的なキャラがどうやって
繋がるのか、です。
例えば、キャラシートをのぞき込んだ時にとあるアニメキャラが描かれて
いた時、のぞき込んだ人が「君のキャラは○○○だろ? だったらそういう
行動しないと思うよ」って言ってしまう可能性を危惧してるんでしょうか?
だとしたら確かに迷惑ですね。(^^;)
でも、そうでないなら何が「想像力を欠如」させるんでしょう? (?_?)
すでにあるキャラを用いることで、パーソナリティをなぞるだけで自分
なりに消化しようとしない、と言うことであれば、それは別にアニメに
限ったことではなく、小説や実写映画を元にしたとしても同じだと
思うのですが。

……ってあれ? 論旨がかなりずれてる気がする。(@_@;)

すいません、ちょっと流れを見失ってきたようなので、今日はこの辺で。
それでは、失礼します。

1998年02月18日:18時15分10秒
これを書いたのは昼休みなので結果茶々 / ほえほえ
こんにちわ、ほえほえです。
TTBさんへのレスです。

イメージの統一は、悪いことではないと思います。
逆に、統一できないことの方が不都合がありませんか?
例えば、モンスター。
システムによって、同名のモンスターが全く違う立場だったりします。
また、武装に関しても、各ワールドで微妙に違ったりします。
マンゴーシュひとつにしても、ガープスのルナルでは、ブロードソード大な
ものが存在したりしますね。(^^;)

私は、イラスト描けない人間ですので、描いてくれる人がいると大変
嬉しく感じます。
言葉だけだと、下手をすればセッション終わるまで、私のイメージの中で
他のPCの顔が固定しないことがあるので……。(^^;)
私はPC達がどんな顔か想像することに労力を注ぐより、彼(彼女)らの
動き(動画)の方に労力を注ぎたいですね私としては。(^^)
それに私は、「アニメ風のイラスト」でも良いと思ってます。
その絵から見て取ったキャラの顔立ちの特徴を、自分のイメージの世界に
コンバートすれば良いだけだと思うんですけど。
でもそれは「想像力」ではないんでしょうか? (?_?)
それに下手に想像を広げてしまうことは、相手に対し失礼になる場合もある
でしょう。キャラに対して働かせないといけないのは、想像力よりもまず
洞察力だと思うのですけれども……。

TTBさんのおっしゃられるTRPGの醍醐味の1つに、「各人の想像する
イメージの微妙な差違」がありますが、差違が微妙だからこそ会話が成立
するのではないですか? お互いが自由(勝手)にキャライメージを
押し当てた場合、全く違ってしまうということになりませんか?
そのために、マスターやプレイヤーは出来るだけイメージのすりあわせを
するべきだと思うのですが。
イメージ落差から来る勘違いのために、ゲームがストップしてしまう
ことの方が、よほど問題だと思うのですけれど。
そうなると往々にして、知識のある人間しか参加できない排他的な雰囲気に
なり、経験の浅い人には「RPGって怖い」という感覚を与えてしまうのでは。


とか思ってたら、先にHowlingさんとで答え出しちゃってますね。(^^;)
茶々みたいになっちゃいました御免なさい。

1998年02月18日:18時01分56秒
re:ユーザーを育てるのはメーカーにも責任がある / GMN
 先月某オフ会でHeavyGearを初プレイしたのですが、これがとんでもないドタバタ物であの時のセッションからはSeyfertSluwさんのおっしゃるような高尚なコンセプトは微塵も感じられませんでした。

 仮にHeavyGaerやRoboTechが翻訳されたとしましょう。それをSeyfertSluwさんのような正しい遊び方で遊べるユーザーがどれだけいるのでしょう? それでほえほえとマクロスとかガンダムやっちゃうユーザーも出て来るかも知れません。
 そうなるときちんとそれらのGMができる熟練者(ユーザー)になるという問題も出て来るのでは? などと思ってしまいます。

#私は前述のような遊び方は嫌いではありません(^^) とても楽しかったです。
1998年02月18日:17時53分55秒
原作もの / あらさか
 私は別にアニメがどうだからという考えはしていません。
クトゥルフや指輪、ストームブリンガーと同じように素晴しい原作があるからそれを生かして
TRPGをやってみたいと思うのは当然の考えなのではないかと思います。
当然のことながらアニメもその素晴しい原作のなかに入っています。
ちょっと前にSHADOWRUNについてHPめぐりをやっていたときです。
バンパイアハンターDを映画で見ただけだけどそれをshadowrunのシステムでやってみようとしている方

2100年くらいの宇宙を舞台で「イリア」を shadowrunのシステムでやってみようとしている方
などおられました。(両方とも外国の方ですが、Dは吹き替えのビデオだったのかな?)
インターネットもあることですし、もうそろそろサポートの十分でない会社に見切りをつけるのも
いいのではないでしょうか。
日本は海外からTRPGを輸入するときに、そのさまざまなノウハウを輸入し忘れたようで
猿真似Japanの悪いところが出てきたような感じがいたします。<経済大国Japnっていい響だったね(笑)>
アニメの趣味の中にTRPGがたまたま入っていたとしても別にそれでいいと思います。
別にTRPGがすべてではないのですから、、、
TRPGをやっているのは業界を活性化するためとかじゃなくて好きだからやってる
それで十分だと思います。
1998年02月18日:17時39分50秒
Re:TTBの言いたいことが今一つ良く分かりません / Howling
>こんにちはTTBです。私もよくわかりません。(こら)
 
 どもです。 
 
>というわけにもいかないので多少は抵抗を試みますが、 
>これを読まれても余計おわかりにならないかもしれま 
>せん。私の文章能力が稚拙であるからです。 
  まあ、その辺はお互い様ということで・・・(^^; 
  
 
>>「自分のイメージを人に押し付ける」という事の例として、 
>>自分のキャラクターのイメージを人に強制するというのが 
>>上げられてますが、これだけだと私にはTTBさんが否定して 
>>る行為が妥当な行為に思えるのです。 
> 私にとってだんだん難しくなります。自己矛盾してますか。 
>なるほどそうともとれますね。すみません。
  ここ、すいません。TTBさんは自己矛盾してないと思います。
  妥当な行為→(私には)妥当な行為と読み替えてください。
  私はプレイヤーキャラクターに関する管理はプレイヤーに 
一任されるのが当然と思ってます。 

「私のキャラクターはそんな事しない」とか言うのは歓迎
  する質なのです。(導入だけは別ね)
 
  
>>あと、想像力の欠如を感じる具体例(もしかして、上で 
>>要求してる例と重なるかな?)もあげていただけると嬉 
>>しいです。 
> 私にとってこれが一番難問です。というのは、想像力と 
>いう言葉がビッグワードで抽象的なうえに、どの程度(尺度、 
>クライテリア)をもって欠如とすべきかということから 
>です。TTBが欠如だと思っていても、Howlingさん 
>にはそうでないかもしれません。でもいいわけばっかりしてても 
>何も進歩しませんので、また「わかりません」といわれるのを 
>覚悟で一つ書きます。 
> そうですね。例えば、ファンタジーものだとしましょう。 
>向こうに、ゴブリン達が見えます。こちらはパーティ(数人) 
>です。さあどうする?という状況です。 
> このときとる行動で、戦う、逃げるくらいしか思いつか 
>ない人は、TTBは想像力が欠如している人であると思い 
>ます。なぜなら、このような選択はコンピュータRPGで 
>も可能だからです。わざわざテーブルトップのゲームをやる 
>必要を認めません。話し掛けたり、降伏勧告をしたりする 
>のは少し程度が良くなります。飛び道具を使える人を茂み 
>に隠して、囮のメンバーが引き寄せて挟み撃ちにする。 
>さらに想像力の程度が高くなります。 
> このときパーティが集団としてではなく個性を持った 
>等身大の人間の集まりとして表現されていることが、 
>TTBがいう「想像力がある、想像力が欠けている」の 
>一つの例です。 

どうもありがとうございました。 
いや、良く分かりました。 
私も眠い時にプレイしたり、マスターが想像力の欠けた人物 
な時にしてしまうプレイですね。 
マスターの反応が工夫を凝らした事に見合うものでない限り、 
想像力使ってもつまらないですからね。 
> このくらいしか今考えつきません。Howlingさん 
>には嬉しくないレスだったかもしれません 
>が、これが私の現状の限界です。これに懲りずに、また 
>指摘してくださいね。私が正しいことをいっているか客観 
>的に判断したいもんで。では、失礼します。 

いや、とっても嬉しかったです。どうもありがとうございました。 
あと、ナカザキさん、数の子さんの例もとても分かりやすくて、 
嬉しかったです。ありがとうございました。 
1998年02月18日:17時07分59秒
入門用RPGの質が低い->熟練者はプレイしない->入門者は取り残される->RPGをやめる / SeyfertSluw
題名のとおりの遷移が正しいのであれば,メーカーの責任としかいえないのではないのでしょうか
1998年02月18日:17時00分00秒
市場拡大は誰のため / 空溝
SeyfertSluw様:
まず言っておきますが、私は必ずしもアニメ原作のTRPGを
肯定しているわけではないです。
特に、論点の1については全く否定しません。

ただ‥‥「本筋」ではないにせよ、
MAGIUSに手を出したアニメファンは、TRPGの「近く」
までは来ているわけです。
少なくとも彼らはTRPGに対してそれなりの関心を

抱いていることは間違いないでしょう。
例え「TRPGをプレイすること」が主目的でなくても、
それに全く関心がなければ手は出さないでしょう。
最低限「なーにそれおもしろそう」くらいの認識はあるはずです。
それに対して「MAGIUSは正しいRPGではない」と言って
拒絶してしまうのは、大きなチャンスを逸していることだと
思うんです。
極端な話、初心者(にわかファン)のMAGIUSセッションに入って、
マスターなりプレイヤーなりをやる中で、その場の雰囲気を
壊さないようにしつつ、TRPGの本当の面白さをわかってもらう
努力をする。
TRPGのメジャー化を目指すなら、これくらいの努力は
してしかるべきではないでしょうか?


>ユーザーを育てるのはメーカーにも責任がある

当然そうです。しかし「メーカーだけに責任がある」
わけでもないでしょう。
少なくとも「一度ゲームをはじめた」ら、

(そこまで持ってくるのはほとんどメーカーの責任でしょうね)、
メーカーよりも「一緒にプレイしている人間」の
影響力の方が大きくなるはずですが。


>広報すべきなのはRPG自体なのであってアニメのRPGではないのです.
考えたんですが、少なくともメーカーが

「TRPG市場拡大」の意思を持って活動しているわけでは
ないようです。
ただ、「メーカーがアニメグッズの一環として出したシステムが、
結果として一時的なにわかファンの増大をもたらした」ことも
否定はできないでしょう。
そして、上に述べたようにそれは、TRPGのメジャー化を
狙う人にとっては「チャンス」だったのではないでしょうか?


別に「熟練者にはこうこうする義務がある」などとは言いません。
ただ、目的が「市場拡大と人口の増加」にあるのなら、
そのためにすべきことがある、というだけです。

(それが主目的でないのなら、私の書き込みにはなんの意味もないです)
現状では、市場拡大を望んでいるのは経験者だけでしょう。
メーカーにどの程度その意思があるのかは怪しいですし、
ましてや「にわかファン」にその意思は全くありません。
彼らは「興味があるから」手を出すだけで、

別に「TRPGを救う」ためにやるわけではないんです。
となれば、まず動くべきは市場拡大を望んでいる人間、
すなわち経験者なのでは?
それをせずにメーカーにだけ「動け」といっても、
それはただの他力本願です。

1998年02月18日:16時03分09秒
うーん / 空溝
MARS様:

>ただ広報活動でソードが成功してるかどうかは
>・・・どうでしょうか・・・

どの程度を要求するのか、という話ですが‥‥。
少なくともその時期に「にわかTRPGファン」が
他の時期と比べて増えたことは間違いない、ということです。
それまで全くのマイナーだったものを
いきなり「一般人が知っている」レベルまで引き上げることを
広報活動に期待するのは酷なのでは‥‥?

1998年02月18日:15時58分31秒
ユーザーを育てるのはメーカーにも責任がある / SeyfertSluw
#かぎ括弧は使わないようにしました.ご容赦.
#しかし書いてると論文並みになるなぁ

アニメ原作のRPGには根本的な問題点があると思っています.

  1. アニメ原作のシステムは新しいシステムが出るばかりでフォローされることもなくシステムの質自体も低いこと
  2. アニメ原作から入ったRPG初心者は必ずしもRPGをプレイするためにRPGを初めたわけではないこと
1.はいわずもがなですが,フォローされないゲームをそもそも何年もプレイすることはほとんど不可能です.初心者だったらなおさら.またアニメのお約束の表層だけをなぞったルールしかないために他のルールへの移行をうながすこともできません.RPGとして熟練者がやっているシステムとアニメファンをターゲットにしたシステムはあまりにも乖離しているのです.メーカーが最低限すべきなのはルール部分を抽出してもオリジナルゲームとして動くだけの,そして熟練者でも納得できるだけのゲーム性をもったゲームをつくることではないのでしょうか.そういう点ではことごとく失敗しているとしか言えません.しかもそのゲームだけでも続けたいとしてもサプリメントも1冊出るかでないかで,いずれサポートが終わるわけです.別のまったく違ったゲームを買うぐらいなら元のアニメファン層に戻っていく人が大半ではないのでしょうか(そもそもガンダムRPGをやっていた初心者がMAGIUSの一連のゲームをプレイするとは限らない).

2.はそもそも[アニメのゲーム]をしたいという理由はあっても[RPGをしたい]という欲求は初心者にはあるとは限らないということです.1.にも絡んできますが初心者自身が選んだ最初のシステムだけをやっているときにはいいでしょう.ですが,他の人に一般的なRPGを薦められたときに最初にプレイしたRPGの知識とはかけ離れたゲームをすることになります.入門用というのは単に世界設定が慣れ親しんでいる,だけではだめで慣れ親しんでいる世界設定がRPGではどう表現されるか,という点で注意深くなければなりません.

いうなれば(自分の趣味で言えば)スポーツカイトの入門用にゲイラカイトや和凧を使うのはまったく間違っており,入門のためにはきちんと調整されたスポーツカイトを与えなければならないのです.


 それに本題として[ユーザーを育てるのはメーカーにも責任がある]ということをあげておきましょう.

そもそも初心者に一番影響力があるのはメーカーとその販売物です.自分たちの製品をもっと買って欲しければまず次の製品を出し,製品の質を上げていき遊ぶための環境を作らなければなりません.そうでなければ彼らはRPGを止めるでしょう.

 当たり前のことかもしれませんが,アニメ原作のRPGをつくっているメーカー側はそう考えているか怪しい節があります.まずアニメ自体作品の移り変わりが激しく,それにあわせてRPGを出していること.一般の人たちはアニメのすべてを好きなわけではなく,自分の好きな作品のRPGにしか手を出さないでしょう.作品が終了した後,彼らが一つのゲームに飽きて他の作品のRPGにまで手を出すでしょうか?新しい作品のファンは新しいシステムを買うでしょうがRPGとしての面白さを知らない初心者が買うとは限りません.こうしてメーカーにはある程度の金は入るがユーザーは根付かないことになります.
そうなるまえにRPGのスタンダードを知ってもらい,RPGとしての純粋な面白さを味わってもらう必要があるのですが,RPGのスタンダードを知ってもらうために今あるような原作もののRPGがRPGの標準を知ってもらうための役に立つとはおもえないんですよ.

こうしてとりあえず原作に媚びて部数をさばいてもユーザーが思うように増えないという結果になるのです.

広報すべきなのはRPG自体なのであってアニメのRPGではないのです.世の中のRPGがすべてアニメのRPGになったところでRPGとして共通して遊ぶプレイヤーが増えるとはおもえないのです.

また熟練者にそっぽを向かれるシステムを作っておいて初心者を育てるには熟練者の助けが必要なシステムしか作らず,熟練者が助けないのを嘆くのならそれは傲慢というものでしょう.熟練者を少しも大切にしないのに初心者を大切にするなんてことができるのでしょうか?

P.S.PalladiumBooksのKevinSiembiedaが歴史に残るアニメRPG,ROBOTECHを創った時のことを解説した文章で, "I needed , not wanted , this(ROBOTECH) license." とまで言っています.本当にRPGにすべき価値のある作品というのは[RPGにしたい]ではなく[RPGにしなければならない]というものなのではないのでしょうか.


1998年02月18日:14時35分32秒
おっしゃるとおり / MARS
 空溝さんの言うとおり定着活動に無関心な人は私の周りにも結構居るみたいです。
 まあ、にわかファンの人って割とデリケートでここで話された
 文芸の衰退なんて話をすると自分が悪いんだ=自分は向いてな
 いって発想になる人も多いので気を付けなくっちゃいけない
 点ではあると思います。
 でも、ここで話されてることも無駄ではないんですが・・・
 ただ広報活動でソードが成功してるかどうかは・・・どうでしょうか・・・
 swの小説を読んでいた人が知ってる程度じゃないですかね・・・
 意外と少ないんですよソードを知ってる人って・・・
 私の会社でソードワールドと聞いても分かる人は皆無です。
 つまり、ソードは一般人は知らないと言っても過言じゃないです。
 悲しいけどこれは現実です。
1998年02月18日:14時35分12秒
改行が入らない / 空溝
うちのブラウザでは改行が入らないようです。 御容赦下さい。
1998年02月18日:14時25分09秒
自称「永遠の初心者」ですが。 / ナカザキ
>「経験者がにわかファンにどう接するか」で「そのにわかファンが定着するかどうか」が決まってくるのです。

たしかに御指摘の通りですね。
というわけで、自称永遠の初心者ですが(新しいシステムに手を出すのが常なので)、少々。

>特に「上級者」を自認する方々にお聞きします。90年代当初に、ソードワールド
>によって呼び込まれた人々、言い方を変えれば「にわかTRPGファン」に対して、
>あなた方はどのような対応をしましたか?
(中略)
>「当然勉強すべきことを勉強していない」とかいって冷たくあしらったり、逆に上
>級者風を吹かせてなんでもかんでも指示したり、 !V$=$s$J$b$NK\Ev$N#T#R#P#G$8$c
>ない」などと言って無視したり。心あたりはありませんか?

上級者風を吹かせる自称熟練者にうんざりした覚えは確かにありますね。
曰く「だから君はD&Dが判ってないんだよ、所詮はSLGの人だね」等など。

#注:私は確かにボードSLGの人なんですが、D&Dも1989年からプレイしていたんですよね。単にそのグループの中でプレイするのが初めてだったと言うだけで(笑)

とにかく、「システムを全然知らないねぇ(馬鹿にする)」「そこはそうするんじゃなくて、こうしなきゃ駄目なんだよ(頭ごなしの指示)」「ゲームの魂がわかっていない(自分の思い入れの押しつけ)」などは確かに定着しない原因かも知れません。

熟練者なら熟練者らしく、選択肢を示してあげるのがいいのかも知れません。
あるいは、単に示唆するだけにとどめるとか。

#まあ、最近は「手っ取り早く答を教えろ、俺は考えたくない」という方も見かけるようになったのですが(^^;)


1998年02月18日:14時24分34秒
RPGの衰退? / Nao[MJ30s]
 個人的には、プレイヤーの減少です、というか ただじぶんが遊ぶ相手がいないことですね(;; Nao
1998年02月18日:14時20分45秒
RPG衰退?の原因? / Nao[MJ30s]
 やっぱりルールブックが行き渡ってしまうと商売 にならないからじゃないでしょうか?海外RPGなんかも 第2版とか第3版とかでますよね?さすがに日本でその 手はつかえなかったというかそれが出来るほど行き渡ら なかったといいますか
 また、今も定期的に遊んでる人にとって衰退という 表現は良くないとは思うのですが、現実的に商業雑誌 サポート零の現状では新しいプレイヤーが増えるとは 考えにくいです
 あと気に食わないplayerがいたらその人とけんかして 下さい私はよくしましたよ(笑
 全然解決にはならなかったけど(^^
 Virtual FRPGのディレクトリには登録しました 連絡はもちろん無いです、なんたって掲示板の最新 書き込みが去年とかいうHPでしたからわはははは Nao
1998年02月18日:14時13分16秒
すごいなぁ / Nao[MJ30s]
 すごい分量の討論ですね、アニメは好きな人と 嫌いな人が居ますよね僕は好きな方です、アニメ 原作のRPGをやりたいとは思わないんですが
 みんな好き嫌いはだれでもあります、好きなもの をはなしのながれで良くないといわれるとかっと なる気持ちはわかるのですが(^^ Nao
1998年02月18日:13時59分47秒
TRPGの衰退? / 空溝
空溝と申します。初めて書き込みします。 すでに過ぎ去った話題かもしれませんが、ちょっと気になることがあったので。
「TRPGの衰退」とは、一体何を指しているのでしょうか?
「TRPGをプレイする人が少なくなったこと」なのですか? それとも「プレイの質が低下したこと」なのでしょうか? もし後者であれば、ど素人の私が言うことは何もありません。 前者について少し書かせて頂きます。 私は某大学の囲碁部に所属しています。 その活動の中に、「新入部員を集めること」、 あるいはもっと一般的に「囲碁を広めること」があります。 その際の勧誘活動は、まず「囲碁はこんなに面白いゲームですよ」 という広報活動から始まります。 それがある程度成功すれば、とりあえず囲碁に興味を持つ人が増えます。 しかしこのままでは、一週間もすれば、
「やっぱし面白くない」とか、「飽きた」とかいうことになって 一度囲碁に興味を持ってくれた人もどんどん離れていってしまいます。 それを阻止するために、いろいろサポートしつつ、 囲碁の「真の面白さ」をわかってもらうことによって、 興味を持ってくれた人を「定着させる」活動が必要になります。
「入ってきてくれた」人が「定着してくれた」時点で、 はじめて「囲碁人口が増えた」ことになるのです。 さて。 TRPGの場合、というより「業界」全体の話になると、
「広報活動」を担当するのは主として
「統括組織」か「メーカー・メディア」になります。 個人単位ではどうしても限界があるからです。
「雑誌に広告を打つ」とか、「人気アニメを使ったシステムを出す」 といったものは「広報活動」に属するものだと思います。 そして、一つそれが結実したのが「ソードワールド」でしょう。 あれをきっかけにTRPGに興味を持った人は多いのですから。 しかし、この「広報活動」の力でTRPGに「入ってきた」 人々がTRPG人口として「定着」するためには、
「定着を推進する活動」が絶対に必要です。 そして、それの成否は、「入ってきた段階で接した経験者」に かかってきます。
「経験者がにわかファンにどう接するか」で、
「そのにわかファンが定着するかどうか」が決まってくるのです。 特に「上級者」を自認する方々にお聞きします。 90年代当初に、ソードワールドによって呼び込まれた人々、 言い方を変えれば「にわかTRPGファン」に対して、 あなた方はどのような対応をしましたか? また、マギウスに手を出したエヴァンゲリオンファンに対して、 あなた方はどのような対応をしましたか?
「当然勉強すべきことを勉強していない」とかいって冷たくあしらったり、 逆に上級者風を吹かせてなんでもかんでも指示したり、
「そんなもの本当のTRPGじゃない」などと言って無視したり。 心あたりはありませんか? 少なくとも、上に挙げた2つの例で、
「一度はTRPGに興味を持った」人間は少なからずいるはずです。
「広報活動」は、決して失敗したわけではないでしょう。 にもかかわらずTRPG人口が落ちているのはなぜか。 私に言わせれば、プレイヤーが担うべき
「定着推進活動」が失敗したために他なりません。 自分たちが担うべき「定着推進活動」への反省もなしに、
「広報活動」を行なう業界、あるいは業界がそのために利用している アニメーションに、TRPG人口低下の責任をおっかぶせるのは、 果たして正しいのですか?
1998年02月18日:13時25分38秒
アニメの例にしてないのは / TTB
例をアニメにしてないのは。自分の書き込みを読んでいてMARSさんに迷惑かけているなと思ったからです。だから敢えてファンタジーの例にしました。アニメの例は他の人も書いてくれてますしね。
1998年02月18日:13時12分51秒
TTBの言いたいことが今一つ良く分かりません / TTB
>Howlingさんへ。
 こんにちはTTBです。私もよくわかりません。(こら)

というわけにもいかないので多少は抵抗を試みますが、これを読まれても余計おわかりにならないかもしれません。私の文章能力が稚拙であるからです。
 
 で。抵抗を試みます。まず比較的簡単なことから。
>例えば、自分のキャラクターのイメージを優先して、ルールによる結果判定を無視するとかなら大
>問題だと思うんだけど
 そのとおりです。ゲームである以上ルールがあり遵守するよう努めるべきです。
 
>とりあえず、現状の例では「自分のイメージを人に伝達してる」だけの様な気がします。んで、そ
>れは「想像力の欠如」につながるものではなく、「イメージの統一」を達成する為の手段だと思うの
>です。
 これも言われるとおりです。「イメージの統一」から「想像力の欠如」につなぐには、かなりな論理の飛躍があります。私そう結び付けてましたっけ。まあそう採られるということは、少なくともそれに類する表現をしているのでしょう。送り手の失敗です。すみません。Howlingさんが「イメージの統一」で語っておられることは、RPGで全て必要なことです。
 
>「自分のイメージを人に押し付ける」という事の例として、自分のキャラクターのイメージを人に
>強制するというのが上げられてますが、これだけだと私にはTTBさんが否定してる行為が妥当な行為
>に思えるのです。
 私にとってだんだん難しくなります。自己矛盾してますか。なるほどそうともとれますね。すみません。
  1.自分のイメージを人に押し付ける人
  2.自分のイメージを予め設定してしまってそれ以上想像力を働かせることをしない人
 が、存在しているということなのですが。1と2は必ずしも同一人物ではありません。でも両方とも嘆かわしい人ではあります。私は、誰しも1と2のような部分を持つと思うのですが、それが過度にならなければ、テーブルでは問題になりませんね。たいしたことではないのでしょう。
 
>逆に、自分のキャラクターの設定について、他の人に勝手に想像されても困ると思うのです。(表
>面上は気弱そうだけど、芯は強くて、土壇場では開き直れる奴とかやっていて、土壇場で大胆な行動
>をしようとした時に、君のキャラクターは気弱なんだから、そんな行動は取らないはずだなんて言わ
>れても不快なだけです。)
 私も不快だと思います。そのテーブルには前段の1のタイプの人(過度)が居たと言えるでしょうね。
 
>あと、想像力の欠如を感じる具体例(もしかして、上で要求してる例と重なるかな?)もあげてい
>ただけると嬉しいです。
 私にとってこれが一番難問です。というのは、想像力という言葉がビッグワードで抽象的なうえに、どの程度(尺度、クライテリア)をもって欠如とすべきかということからです。TTBが欠如だと思っていても、Howlingさんにはそうでないかもしれません。でもいいわけばっかりしてても何も進歩しませんので、また「わかりません」といわれるのを覚悟で一つ書きます。
 そうですね。例えば、ファンタジーものだとしましょう。向こうに、ゴブリン達が見えます。こちらはパーティ(数人)です。さあどうする?という状況です。

 このときとる行動で、戦う、逃げるくらいしか思いつかない人は、TTBは想像力が欠如している人であると思います。なぜなら、このような選択はコンピュータRPGでも可能だからです。わざわざテーブルトップのゲームをやる必要を認めません。話し掛けたり、降伏勧告をしたりするのは少し程度が良くなります。飛び道具を使える人を茂みに隠して、囮のメンバーが引き寄せて挟み撃ちにする。さらに想像力の程度が高くなります。
 このときパーティが集団としてではなく個性を持った等身大の人間の集まりとして表現されていることが、TTBがいう「想像力がある、想像力が欠けている」の一つの例です。
 
 このくらいしか今考えつきません。Howlingさんには嬉しくないレスだったかもしれませんが、これが私の現状の限界です。これに懲りずに、また指摘してくださいね。私が正しいことをいっているか客観的に判断したいもんで。では、失礼します。
1998年02月18日:12時21分46秒
イメージ固定化の例:その2 / ナカザキ
あと、GMのシナリオ展開を見て「あ、それガン○ムだよね。じゃあこういう行動をとるにきまってるじゃん簡単簡単」とか。

#プレイヤー自身の考えはないのだろーか‥‥‥
1998年02月18日:12時05分58秒
イメージ固定化の例 / 数の子
 んーと。
 私なりの解釈で例えると、GMがどんなに出会ったNPCの容貌や雰囲気やしゃべり口調などを細かく説明したとしても、プレーヤーがその説明を聞いて「あー、用は、アヤ●ミね。わかったわかった」などと言われることを指してるのかなと。
 私のイメージ固定化の概念でした。
1998年02月18日:10時50分44秒
re:イメージ固定化の危惧 / Howling
 TTBさんの言いたい事がいまひとつ良く分かりません。 
 「自分のイメージを人に押し付ける」という事の例として、自分のキャラクターのイメージを人に強制するというのが上げられてますが、これだけだと私にはTTBさんが否定してる行為が妥当な行為に思えるのです。 
 逆に、自分のキャラクターの設定について、他の人に勝手に想像されても困ると思うのです。(表面上は気弱そうだけど、芯は強くて、土壇場では開き直れる奴とかやっていて、土壇場で大胆な行動をしようとした時に、君のキャラクターは気弱なんだから、そんな行動は取らないはずだなんて言われても不快なだけです。) 
 しかし、TTBさんが言っているのは私が上で書いているような事ではないんではないかと思ってます。 
 そこで、もう少し具体的な例を上げていただけないでしょうか? 
 例えば、自分のキャラクターのイメージを優先して、ルールによる結果判定を無視するとかなら大問題だと思うんだけど・・・でも、こんな事じゃないと思う。(^^;
 とりあえず、現状の例では「自分のイメージを人に伝達してる」だけの様な気がします。んで、それは「想像力の欠如」につながるものではなく、「イメージの統一」を達成する為の手段だと思うのです。(「イメージの統一」=ダンジョン、シティを地図で表したり、キャラクターの位置関係をフィギュアで表したりと視覚効果を使ったり、文章表現などを使ったり、あらゆる表現技法を用いて、プレイ参加者全員の(物理的な)現状の把握を統一すること。) 
 
 あと、想像力の欠如を感じる具体例(もしかして、上で要求してる例と重なるかな?)もあげていただけると嬉しいです。 
 
 追伸:TTBさん、Dr.李さん、質問に答えてくださってどうもありがとうございました。 
1998年02月18日:09時27分13秒
re:イメージ固定化の危惧 / TTB
>>MARSさんへ。
 いろいろ言ってすみません。MARSさんが悪いわけではなく、私の説明不足です。補足させてください。

>でも顔を設定するだけでそこまで考えるんでしょうか・・・
「顔を設定した本人1人」は、なんの害も被らないどころか、自分のキャラクターの設定に関しての助けになるので非常に有意義です。これが1人でやるゲーム、例えばコンピュータRPGであると何ら問題はありません。
 しかしながら、テーブルトップRPGは複数でやるゲームです。「顔を設定した本人1人」が同じ卓の他の人にその設定(この場合の例は顔)を、押し付けてしまうと問題が生じると言ったつもりでした。

>キャラクターシートにある自画像はいらないって事なんでしょうか?
 いいえ。必要であると思います。RPGのゲームの中で自分の想像を働かせる行為としての自画像の構築はむしろ推奨されるべきことと思います。それが自分のためにのみ使用されるのであれば。

>私は絵を描くと言うことは想像力を膨らませる1つの手段だと思います
 そのとおりです。絵を描くことはすばらしい想像力および創造力が必要な行為です。文脈を通じてMARSさんは、きちんと自分自身のためにのみ「手段」を使っていると拝察します。

>でもやっぱり素直に想像するとアニメ調の映像が頭に浮かびますね。
 これも何ら問題ありません。その人の頭の中にあるイメージがアニメだろうが、風景画だろうが、写真だろうが全て可とTTBは思います。

>要はアニメにしか反応を示せない人が多いって事なんですか?
 私以外の他の人は知りませんが、TTBに関して言うならこれは全然問題ではありません。
 
 アニメーションを使う人が、RPGでの正しい使い方(自分のみの想像力の一助にする)を遵守できれば、アニメーションを排斥する必要はありません。この手段の使い方を誤っている人(前に私が述べた自分のイメージを人に押し付ける、自分のイメージを予め設定してしまってそれ以上想像力を働かせることをしない)さえいなければ私はこんな事は書かなかったでしょう。
 したがってアニメーション自体を批判するものではないのだと言うことを付け加えさせてください。
 顔を描くことから始まった手段が誤った方向に使われ、結果として、多くのプレイヤーが「想像力」をゲーム中働かせようととしなくなったことについて、悲しんでいるのです。
1998年02月18日:08時39分27秒
イメージ固定化の危惧 / MARS
 おそらくTTBさんや陽陰さんが危惧されてるのは題の通りのことだと思います。
 でも顔を設定するだけでそこまで考えるんでしょうか・・・
 私は驚きです。
 キャラクターシートにある自画像はいらないって事なんでしょうか?
 私は絵を描くと言うことは想像力を膨らませる1つの手段だと思います。
 まあ、最も終わったことに対して絵にして欲しいとか書きたいと思ったり
 現在進行しているであろう場面がアニメ調の絵で想像してるに過ぎないんですが・・・
 私自身は小説も読みますし映画(アニメ以外のね)も見ます。
 でもやっぱり素直に想像するとアニメ調の映像が頭に浮かびますね。
 設定にしても顔にしても過去のもの・・・
 それが私の考えです。
 これが意志決定の判断になりこそすれ障害になるとは思ってませんでした。
 想像力っていろんな判断材料があって初めて発揮される者だから・・・
 って・・・それはいいのか・・・
 要はアニメにしか反応を示せない人が多いって事なんですか?
1998年02月17日:22時50分01秒
RE:re:論点の纏め(長文) / 陽陰
>>TTB氏
 >しまった。打ってしまった。
 
 纏めたからといって、終われというわけではないです。
 続けやすいように纏めてみただけですので。
 うつのに一時間もかかったんですもの。想定済みですよ。
1998年02月17日:22時46分40秒
ごめんなさいね、MARSさん / 陽陰
 表題の通りです。
 何度も引き合いにしてしまって。
 で、もしだれも書かなければ私で出そうと思った例文をまんま書いてしまったことが不幸だったと思ってください。
 
 で、MARSさんへの新たな反論はあるのですが、ナカザキ氏やTTB氏がされて居られるので遠慮しておきます。
 
 で、GMNさんの仰ることは私も判ります。
 結局何でも使えばいいやんという意見は賛成ですが、最近、アニメだけ、っていう人が多いんじゃないのという気がするのですよ。
 そうして結局自分の想像力の翼を切り、足かせをはめてしまっている人達が、ね。
1998年02月17日:22時41分06秒
re:論点の纏め(長文) / TTB
>尚、収録しているのは、でぶ猫氏「表現者と表現するもの」までです
 しまった。打ってしまった。せっかくまとめてくださったのに迷惑かけてしまいました。申し訳ありません。
1998年02月17日:22時36分33秒
論点の纏め(長文) / 陽陰
 さて、いい加減論点がバラバラになってきたので、原因者として纏めてみようと思います。TTBさんから宿題を出されてましたし。(^^)
 勝手に人の意見を纏めてるので、異論があればどうぞ。
 尚、収録しているのは、でぶ猫氏「表現者と表現するもの」までです。
 
 ちなみに私の一番に言いたいことは、「オタクに媚びて一般人を遠ざける内輪な遊び化」という方向に行っているのは否めないことでしょう。ですが、これは大多数の人が望んでいないんじゃないのでしょうかなんですがね。
 ま、私自身の表現力に帰属する結果なんで、文句は言えませんが。
 
 閑話休題
 
 質問 日本的RPGって何?>>過去とどう変わったのか。
 回答
 >プレイ時に空想する絵が、実写かアニメかの差があるのではないか(HAT氏)
 >システムよりもストーリーを楽しむ事に重きを置いている(寺田氏)
 >「異世界でのキャラクターの生活をロールプレイ」するよりも「他人と楽しく話し、交流する」事に重きを置く。 (寺田氏)
 >学園物の存在(数の子氏)
 
 それに対する提案
 >時代が違えば、経験に対する背景が違うのは当然。その違いに対して肝要なスタンスで望むことこそ必要とされるのではないか(TTB氏)
 >「そんなのはRPGじゃない」という狭量な意見こそが、衰退の一因である。(GMN氏)
 
 其処から出てきた論点1
 >問題の一部に「ストーリー」の知識が貧困な層がRPGとの層と重なっているという部分があるのではないか(濱浦#SeyfertSluw氏)
 
 論点1に対する考察1
 >ジャパニメーションと漫画文化の影響?(陽陰)
 >「お約束を楽しむ」というアニメ追随型プレイはそれ自体では問題ではないが、飽きやすいのではないか(寺田氏)
 >RPGの衰退は、文芸の衰退と根が同じかも(陽陰)
 >>文芸の読者側の教養の低下のように、想像力の欠如というのが問題(TTB氏)
 
 考察1に対する反論1
 >アニメ的な表現がいけないとは思わないし、アニメ派の人間が細かい設定のあるRPGをできないと言うのならそれは誤解である。(MARS氏)
 
 反論1を受けての論点2
 >TRPGにおいてヴィジュアル的アプローチというものは、逆に衰退を加速する。(陽陰)
 >「アニメ/漫画的」な表現を用いるよりも、小説的表現の方向を目指すことが、TRPGをよりよくするのに役立つ。(陽陰)
 
 論点2に対する反論2
 >アニメ手法が多いのも困りものだが、かといって小説手法の方が良いというのもまた間違いだ。つまり、どちらもあって良いのではないのか(GMN氏)
 >「アニメ的表現」も「小説的表現」も、両方あって良い。アニメのステロタイプなパーソナリティは非常に分かりやすいし、そのキャラに深みを与えたい時に「小説的表現」が役に立つ(ほえほえ氏)
 
 反論2に対する考察2
 >アニメの手法を使った際の結果は日本の市場ですでに出ている。つまり、衰退しているではないか。逆にオリジナルを重視する手法はアメリカで堅実に成長している。(濱浦#SeyfertSluw氏)
 
 これらから発生した新たな疑問
 >今までさんざ問題にしているアニメ的表現とは何を指すのか。(多数)
 
 論点2に対する議論全体に対する意見
 >TRPGにおいては、プレイヤー/マスターが 自分の意志決定を他のプレイヤー/マスターに伝達するのがもっとも大事なことであって、あとはただの演出にすぎない。(でぶ猫氏)
 
 以上の議論から派生した意見
 >議論意外にユーザーとしての義務を果たしているのか(あずま氏)
 >メーカーは体質改善をすべきではないのか。例えば宣伝などに力を入れるべき(MARS氏他)
 
 むう、出来るだけ中立に書きたいんだけど、恣意的に書いてる気もしますね。
 長文だけど、ゴミなのかな?
1998年02月17日:22時34分06秒
re:レス(主にGMN氏へ) / TTB
主にではありませんが、私も勝手に陽陰さんの引用をたくさんさせてもらってますのでお礼を言わせてもらいます。有り難うございます。
#え。私がなぜ昼間書き込めるかってことですか。長野オリンピックの応援メールを打っているふりをしてるからです。
1998年02月17日:22時27分50秒
re:訂正 / TTB
>MARSさんへ。
 こんにちは。TTBです。私はアニメーション自体嫌いではありません。日本のも海外のもです。読んで面白いもの。優れた作品。いっぱいあります。別に宮崎駿ばかりじゃないですし、名作アニメばかりでもありません。これをまずご理解ください。

 でも、これをテーブルトップのRPGに持ち込むことは残念ながら推奨できません。

 TTBはRPGをプレイするに当たって必要な能力はと聞かれると一番に「想像力」をあげます。この想像力が無限であるからこそRPGは他のゲームとは違うものを表現できるものとなりうると思います。
 前に書きましたがヒトにしかできない会話によって、様々な状況をGMとPCたちはその人数分だけ頭の中に思い描き、他のゲームに比して非常に自由に富んだ選択肢を享受して楽しめる。このときPCは同じ卓にいて、かつ一人のGMの説明を聞いてはいますが、もしPCの頭の中を覗き見ることができるとすると各人の想像した状況は全て少しずつ異なるものとなります。この一種のミスマッチがRPGの一つの醍醐味であると考えます。全員同じ状況設定で、同じ展開が楽しければ全員で陽陰さんのいわれるストーリーをなぞるコンピュータRPGをしたほうが良いと思います。

 MARSさんはこうおっしゃるかもしれない。「会話の補助手段としてなら、または補足手段としてならTRPGにプラスになるのでないか」と。TTBは答えます。否と。(ここはこんなに手厳しい表現にしなくとも良いのかもしれませんがお許しください)

>せいぜいキャラクターの顔や設定画くらいをアニメ調の絵で描く・・・
 この行為によって、絵を描いたその卓のPC以外の参加者は、それ以上に、そのキャラクターの顔や設定を「想像」できなくなります。つまり、他プレイヤーの想像を行為を阻害するのです。顔くらいでこんなに言わなくても良いのかもしれませんが、このように各PCが頭の中で各自持っていたイメージを、他のPCに固定化させて押し付けてしまうこと。は阻害行為であるとTTBは結論づけるわけです。

>ただ、意志決定の阻害になるほどTRPGにアニメは影響与えてますか?
 最初は顔だけだったものも、段々エスカレートすると。「私のキャラはそんなんじゃない。こうなの。かわいいエルフなのよ。そんなことしないの」と言ってアニメ絵を突きつける。個人のイメージの押し売りですね。そういうプレイヤーを産み出した一因ということで影響は大きいと思います。あとでいちいち場面場面で想像する(結構疲れる作業です)ことしなくても良いから、最初にイメージを固定しておく。想像力のないプレイヤーが増える。RPGが楽しくなくなる。このことがTTBは悲しいです。
1998年02月17日:22時08分55秒
アニメ害悪論? / ナカザキ
なんだかものすごいペースで増えているので、フォローするのがやっとのナカザキです。

> ただ、意志決定の阻害になるほどTRPGにアニメは影響与えてますか?
> とりあえずそれだけは皆さんにお聞きしたいですね。

個人的意見として言わせて頂ければ、アニメのストーリー展開の貧弱さが、貧弱な選択肢だけに満足してしまうプレイヤーを産んでいるように見えます。

#まあ、ストーリーが貧弱なのは漫画やティーン対象の小説なども同じですが(同工異曲のものばかりでは(^^;))

要するに、「アニメ的なお約束なノリ」の一言で、自分で考えて選択肢にバリエーションを与えるという行動をしないで済ませているのではないかということですが。

もっと簡単に言うなら、「アニメの貧弱なストーリーで満足しているので、自分でも貧弱なストーリーしか作れない」プレイヤーが出ているのでは?ということです。
ノリ重視と言いながら、実はノリだけでしか動けない‥‥‥ちょっと悲しいですね。
もっとも、ノリのTRPGを否定するわけではありません。

#熱血は楽しいと思いますよ(笑)

それしかできないプレイヤーを生み出す原因の一つに、質の悪いアニメがあると言うだけです。


1998年02月17日:22時02分51秒
re:レス(主にGMN氏へ) / GMN
GMNです。昼間に書けるのは仕事がないからです。当然本人はとても困ってます(^^;
>判ります?
 わかります。が、

>なぜならアニメは一番表現力が豊かなものだと感じるからです。
 私は全然OKなんですよ(^^) なんたって私のマイベスト映画は『天使のたまご』ですから(^^; みんながみんな「アニメが一番」というのも困りますが、みんながみんな「小説が一番」というのもなんか不気味です(^^;

 陽陰さんがエヴァを引き合いに出しておられたので私も使います。私はあれのオカルト&精神世界ネタはさっぱりわからなかったのですが(^^; 第1話&2話の初号機と使徒のショットを見て

              おお、ウルトラマン!!

 と変に感動してしまいました(^^; だからアニメからだろうが実写からだろうが自分の気に入ったものはどんどん取り入れていったらいいです。実写だけの人もいるだろうしアニメだけの人もいるかもしれません。アニメしか見てない、小説しか読まないというのはさすがに問題ありとは思いますが、私自身「そりゃ間違ってるで」と言えるだけのものを持ってないので・・・
1998年02月17日:21時47分13秒
言葉たらずでありますが / Dr.李
 Howlingさんへ
 
 質より量とは、私はシステムのことを指して述べております。
 わかりにくくてすいません。
 
 
1998年02月17日:21時31分22秒
訂正 / MARS
 すいません・・・一つ訂正させて下さい。
 私はアニメ的手法が表現力が優れていると言いました。
 さて、このアニメ的手法について何ですが・・・
 単にアニメが表現力豊かだと言いたかっただけです。
 実際のTRPGで映像を見せたり効果音を入れて場面を盛り上げたりする
 アニメの手法をマネできるわけではありません・・・
 せいぜいキャラクターの顔や設定画くらいをアニメ調の絵で描く・・・
 後は効果音を口で言うくらい・・・
 本来のアニメより格段に表現が薄いです。
 唯一マネできている・・・というか近いというか・・・
 まあ本職の人が聞いたら激怒するくらいのこと何であまり言いたくないんですが・・・
 声優という手法くらいですかね・・・
 声だけの演技・・・実はこれが一番アニメの影響を受けてる部分だと思うのです。
 声だけの演技は身振りも手振りもいりません・・・いやむしろ邪魔です。
 というか素人には絶対無理です。
 声だけで演技して相手に伝えられるのはプロだけです。
 ですがそれを素人がTRPGでサルマネする程度なら過剰な演出にはならずTRPGにはプラスなんじゃないでしょうか?
 まあ、なんかアニメ論見たくなってきたのであまり語りたくない議論なんですが・・・
 ただ、意志決定の阻害になるほどTRPGにアニメは影響与えてますか?
 とりあえずそれだけは皆さんにお聞きしたいですね。
1998年02月17日:21時30分11秒
訂正 / MARS
 すいません・・・一つ訂正させて下さい。
 私はアニメ的手法が表現力が優れていると言いました。
 さて、このアニメ的手法について何ですが・・・
 単にアニメが表現力豊かだと言いたかっただけです。
 TRPGではアニメの手法をマネできるわけではありません・・・
 せいぜいキャラクターの顔や設定画くらいをアニメ調の絵で描く・・・
 後は効果音を口で言うくらい・・・
 本来のアニメより格段に表現が薄いです。
 唯一マネできている・・・というか近いというか・・・
 まあ本職の人が聞いたら激怒するくらいのこと何であまり言いたくないんですが・・・
 声優という手法くらいですかね・・・
 声だけの演技・・・実はこれが一番アニメの影響を受けてる部分だと思うのです。
 声だけの演技は身振りも手振りもいりません・・・いやむしろ邪魔です。
 というか素人には絶対無理です。
 声だけで演技して相手に伝えられるのはプロだけです。
 ですがそれを素人がTRPGでサルマネする程度なら過剰な演出にはならずTRPGにはプラスなんじゃないでしょうか?
 まあ、なんかアニメ論見たくなってきたのであまり語りたくない議論なんですが・・・
1998年02月17日:20時39分23秒
表現者と表現するもの / でぶ猫
 あーまー、最近の議論すべてについていけないので(なんせ えらく発言数が多い(^^; )感じたことをちょっとだけ。
 TRPGにおいては・・・
 プレイヤー(あるいはマスター)が
 自分の意志決定(目的とそのための行動選択)を他のプレイヤーやマスターに伝達する
 のがもっとも大事なことであって、あとはただの演出にすぎません。
 それが達成されている限りは(演出過剰やあまりに豊かすぎる表現(笑)で伝達が疎外されたりしちゃいけませんね) どんな表現手段を取ろうと本人の自由ではないでしょうか?
 逆に、これがおろそかであればどんな表現方法(アニメ的であろうと小説的であろうと演劇的 であろうと、英語だろうが日本語だろうが)を用いてもゲームとして成立しません。
 
 この問題が今日のTRPGの衰退に関連するかどうかはわかりませんが、 非常に大事なことだと思います。
1998年02月17日:20時06分01秒
レス(主にGMN氏へ) / 陽陰
 仕事の拘束時間中には書き込めないのでどうしても遅れてますが、返事を書きます。
 というより、何故昼間に書き込めるのか・・・うらやましい。
 で、空白の期間中に私の舌足らずだったところは、TTB氏や鏡氏や寺田氏が、私が言うよりも巧く言ってくださってます。
 ですので、その他のことを。
 
>>GMN氏
 >・RQとかアースドーンのキャンペーンを未訳サプリも使って遊んでいるユーザー
 >・ガンダムRPGをほえほえとお約束で遊んでいるユーザー
 >の間に優劣があると思いますか?>ALL
 
 ああ、こういう展開になると思いましたよ、GMNさん。きっと反発されると思ってました。
 
 で、陽陰の回答ですが、これらのユーザに優劣はありません。
 所詮遊びです。(議論から逃げているわけではない。遊びについて、真面目に取り組んでるのが此処ですから)
 本人が楽しいと思ってやっていることに文句は付けませんよ。
 
 ただ、暫く前から現状にかけてのアニメ方面に特化した商業展開に対して、先細りの業界を「改善」しようと思えば、別の展開に向かうべきだし、そのためには・・・
 ああ、言いたいことを言うために、言葉を崩します。
 で、個人攻撃のように見えますが、その意味ではありません。発言者は誰でも良いのです。
 
 >なぜならアニメは一番表現力が豊かなものだと感じるからです。
 
 この様な意見が出ている現状は間違ってるって、言いたいんですよ。
 結局、効果音なんてなかなか入れられないし、立って、指の動きまで計算した動きを考えながら感情のこもった台詞回しをする様なことがTRPGで出来ますか?
 また、そういうことを楽しむもんじゃないでしょう?
 それにそちらの方に向かっても、他のメディアに勝てますか?
 とすると、文芸的な表現を使っていくのが良いし、それは別に吟遊詩人マスターや過剰な形容詞を用いた複雑怪奇なレトリックを使ったマスタリングやプレイングをしろという意味ではありません。
 判ります?
1998年02月17日:18時31分14秒
アニメ追憶型TRPGに関して思う事 / 寺田大典@BLOSSOM
 話題が「アニメ表現と小説表現」に移っているのかな?それに関しては、別にどっちも
 どっちですので住みわけできれば良いと思いますし。
 私が感じる最大の問題は、業界が「アニメ追憶型」のシステムに依存しすぎている
 って事ですので、良く考えれば「アニメ」という言葉を私が使うからまずかったんだなーっと。

>GMNさんの書かれた
>・RQとかアースドーンのキャンペーンを未訳サプリも使って遊んでいるユーザー
>・ガンダムRPGをほえほえとお約束で遊んでいるユーザー

 ことユーザーサイドでは、別に優劣は無いと思いますよ。ただ「アニメ追憶型は
 飽きが早い」と私が思っているので、末永く遊び続けよう(一過性の物ではなく
 30代や40代になっても)という条件上では劣ると思っています。

 で、その理由を昔、自分のHPで書いた事があります。生産的なTRPGです。
 ここで書かれている「非生産型」を「アニメ追憶型」。「生産型」を「行動選択
 型(馬場さんの講座風に言うと?)」と読み替えて下さい、書いた当時はそうい
 う言葉を思い付かなかったものですから。ちなみにもっと良い名付け方募集中で
 もあります(わざわざ角が立ちそうな呼び名をしたくないし)。

 「楽しむ遊び」って事には問題無いんですけど、広告だけじゃなく、「片寄った
 遊び方のみをサポートしていた業界とユーザー」という問題もあると思うんです
 よ。私も偶に「熱血専用!」遊びたくなるから無くなってしまうのはやです。し
 かし、それだけになってしまうのはもっと嫌です。
1998年02月17日:18時05分50秒
小説的技法・表現なら分かりますが・・・ / 鏡
 私は「小説的技法」「小説的表現」とは、「言葉による描写」そしてその技術であると考えております。
 
 ですから、陽陰さんの発言
>それに対して、「言葉」それ自体で想像力を喚起することを目指したもの、
>つまり小説(もちろん、漫画的な方向を目指すヤングアダルトのそれらを
>除く)などと同じ表現の方向を目指すことが、TRPGをよりよくするのに役
>立つのではないでしょうか。
 (2月16日:22時43分46秒「映像というもの、言葉というもの」より)
 は、理解できるものであり、また大いに賛同するところです。
 
 RPGが言葉を媒介とする以上、視覚映像などの情報を言葉で伝達する 能力が不可欠であり、またその上達がそのままRPGの腕前につながることは 間違いないと考えます。
 
 しかし、それとは対照的に扱われている「アニメ的手法」「アニメ的表現」と いうものが具体的にどのようなものなのか、私にはさっぱりわかりません。
 映像を映像として、音声を音声として扱うメディアが、RPGにいかなる表現を 提供すると言うのでしょうか?
 
 私はアメリカ製アクション映画を好んで観ます。それはシチュエーションやアクションなどの 参考資料としては非常に有効です。この点は(疎いので想像になりますが、)アニメも同様でしょう。
 しかし、それらで得た情報を表現する技法はすべて小説から学んでおります。
 
 たとえアニメなどの映像メディアから素晴らしい発想を得たとしても、それを 伝える技術を磨かなければ、そのRPGプレイが提供する面白さには限度がある、というのが 私の考えです。
 
 とはいえ、アニメ関係にはまったく疎い私ですから、何か知らない裏技があるのかも知れませんが。
 「アニメ的手法」「アニメ的表現」の具体例をどなたか挙げて下さるとありがたいのですが。
1998年02月17日:17時37分34秒
むう・・・(^^; / あずま
しまった!GMNさんに行動を読まれている。
1998年02月17日:17時35分27秒
re:Re:私のスタンス / GMN
>順番に行きましょう。
>その一。
>その二。
 あずまさんならきっと愉快なフォローをして下さるだろうと思って書きました。つまり確信犯です。ただ、サプリの話は確かに自己矛盾してますね。御指摘どうもです。

でわでわ
1998年02月17日:17時25分14秒
了解しました>TTBさん / あずま

>「ユーザーの質の低下」が私が想像力についてで
>「想像力の欠如」と述べたことと同義であれば、これも真です。
>以上ですが。

そういう意味でしたら理解しました。

文芸に携わっている立場としては捨てておけない言葉だったことを申し上げておきます。

文芸の衰退に関しては「読者側の教養の低下」が第一義で、
第二義が「作家側の教養の皆無」であるという説が文学界の中であることを、
ここに申し添えておきます。ありがとうございました。


1998年02月17日:17時17分16秒
レスポンス / TTB
>>>>あずまさんへのレスポンスです

>それと、陽陰さんやTTBさんの書き込みにあった、

>>文芸の衰退と根は同じ

>ですが、文芸の衰退の根は読者側の教養の低下という通説をふまえているのですか?

>違う説があるのでしたら教えて下さい。TRPGもユーザーの質の低下が原因なのでしょうか?

 陽陰さんは違う意味で書き込まれたのかもしれないので、正直良く分かりません。ですが、TTBの理解は書けるのでここに書き込みます。

「文芸の衰退の根は読者側の教養の低下という通説」というのは存在するのかどうか知りませんが、もし通説として存在するのであれば、真だと思います。

「ユーザーの質の低下」が私が想像力についてで「想像力の欠如」と述べたことと同義であれば、これも真です。以上ですが。
1998年02月17日:17時16分03秒
失礼。 / あずま
下のリプライはGMNさんへのものです。
1998年02月17日:17時15分12秒
Re:私のスタンス / あずま

遅いリプライになってしまいました。昨日今日の書き込みについて行くのは容易ではありませんね。

順番に行きましょう。
その一。
>#私はアンケート葉書なんて面倒臭くて書いてられません(爆)
>家のビジネスソフトあれこれもユーザー登録葉書出してませんから(爆笑)
>あんまりサプリが出るのも好きじゃないんです。設定に縛られるのイヤなんで(爆)

あまり教えてくれる人が減ったのも問題ですが、必要のないところでの「(爆)」などは使わない方が逆に効果的です。
しかも、この使い方では人の神経を逆なでしますよ、きっと。
私は「ああ、教えてくれる人がいなかったんだな」程度ですが。

その二。
自分の行動力のなさを正当化するのは辞めましょう。
GMNさん自身が「両方あっても良いのでは?」という論を展開しているのに、
サプリはいらない発言をされるとは思いませんでした。欲しい人がいることを考えていないのですか?
ビジネスソフトの葉書を出さないのは自由です。問題があってもサポートされないだけですから。
自己責任と、ユーザーとしての呼びかけを同列にされると困りますけど。

その三。
>RQとかアースドーンのキャンペーンを未訳サプリも使って遊んでいるユーザー
>ガンダムRPGをほえほえとお約束で遊んでいるユーザー
>の間に優劣があると思いますか?>ALL

優劣はないと思います。

その四。
>訪日している中東のお姫様は継承権がらみで暗殺者に狙われるものだ、とも思ってますし・・・

そばに使えているのは必ずじいやかばあやだし・・・この元ネタは「ローマの休日」でしょうかね?


1998年02月17日:16時58分19秒
re:「アニメ的表現」について(論点ずれ含む) / GMN
ほえほえさん、こんにちは。
 私も「アニメ的表現」が何を指してるのか段々解らなくなって来てます(^^; 「お約束」も然り。気合いを入れると髪が金髪になって逆立つというのもお約束だと思うし(^^; 訪日している中東のお姫様は継承権がらみで暗殺者に狙われるものだ、とも思ってますし・・・
1998年02月17日:16時46分14秒
優劣の差 / つぁいと
つぁいとです。はじめましての方々、はじめまして。
 GMNさんの問い
>・RQとかアースドーンのキャンペーンを未訳サプリも使って遊んでいるユーザー >・ガンダムRPGをほえほえとお約束で遊んでいるユーザー >の間に優劣があると思いますか?>ALL についてつぁいとの答え(考え)は
方向性はおのおの違っているがTRPGで楽しく遊びたいと思っているはずだから優劣の差はないと思う、です。
 
 未訳云々というのは極論かもしれないですが楽しむために好きでやるわけだから、深くこだわりを持たずただ、単純に楽しみたいというのとなんも差はないと思います。まぁ、個人的にはすごいとおもい、尊敬の念はありますが。
 のめり込み度、こだわり度がそのまま評価の対象になるのは違うんではないかと思います。でも、ないよりもあった方がいいってのも趣味の世界ではあり得ることなので、誰にでももってほしいですよ、いい意味のこだわりは。
(って、これが一番の問題だとおもう)
>#私が心配しているのはこっちの問題なんです。
 僕もそう思います。
 
 つぁいとでした。 
1998年02月17日:16時43分46秒
ちょっと整理(になってないかも) / GMN
 私自身混乱してるので整理します(^^;
 最初に陽陰さん達が話題にしていた「アニメ的手法、小説的手法」というのはマスタリングに関しての話題だと理解してます。これについて私は「どっちでもい〜じゃん」と思ってます。小説的手法については「できるヤツおるんか?」と懐疑的です(^^;
 
 次にSeyfertSluwさんの「アニメ手法」ってのはアニメを原作にした(アニメの状況を再現するのを目的にした)システムの話だと理解してます。確かに最近こんなんばっかりしか出てませんが、「別にい〜んじゃない」と思ってます。ガンダムRPG好きだし(^^)  でもアースドーンもっと展開とかRQ再版にも大賛成です。ど〜んと構えてやるRPGも大好きです。ただ例えば「ガンダムRPGを楽しんでやってる人達がバッシングされたりして肩身の狭い思いをする」シーンになるのは困ります。ということです。

#実に無責任なスタイルですね(^^; 間違って理解してたらすいません。
1998年02月17日:16時38分35秒
アニメの話なんですか?(長文) / あずま

全員にレスを付けるわけには行かないので、包括的な話になってしまいます。
とにかく、今一番の疑問は今回の題名にて表明。
ジャパニメーションとか、日米の差とかについて話し合うことも大事でしょうけど、
好みの差や文化の差は千差万別だし、差がどれくらいあるかを認知してから行動するのもいいけど、
あずまは先に行動してしまうタイプなので、その辺りの論議は皆さんにお任せします。

あと、一日書き込んでいない間に内容が大分代わってしまっているので、
特にそれぞれにレスをつけられないですが、別に私に遠慮して、
「あずまさんに怒られてしまう」とか言わなくても良いです。
怒るつもりはありません。そういう人もいるだろうから、無理強いはしない。
自分はそういう人たちに付き合わないでさっさと行動してしまうだけです。
但し、自分を不当に正当化してユーザーの働きかけをしないことを自慢したりしなければですが。

それと、陽陰さんやTTBさんの書き込みにあった、
>文芸の衰退と根は同じ
ですが、文芸の衰退の根は読者側の教養の低下という通説をふまえているのですか?
違う説があるのでしたら教えて下さい。TRPGもユーザーの質の低下が原因なのでしょうか?

今回書き込みする気になったのは、SeyfertSluwさんの書き込みに対して激しい憤りを感じたからです。
>まずsfさんの掲示板自体、何人か本職のRPGデザイナーが覗いておられるようですので
>ここで意見することがまったく無駄とは思っていません。
>逆にファン同士でどう言われているかに無頓着なデザイナーはさっさとやめてほしいところです。

一点目。
デザイナーが覗いているという根拠を示して下さい。
必ず読んでいて、私たちの書き込みに対して反応でもあったのですか?
メールでも来たのですか?結果として製品が変わったとか?

二点目。

「意見が全く無駄になっている」という発言の元ネタを示して下さい。
ここで話し合われていることを元にして、皆さん行動やプレイをされていると思います。
そういった書き込みがどこにあったのでしょう?

三点目。
デザイナーサイドがどんなにユーザーに対して興味を持っていても、
ユーザーサイドからの問いかけや反応がなければ行動できません。
同時に、出版元へのユーザーからの行動がない限り、デザイナーは無力です。
あなたは今の環境に甘えていませんか?
自分を正当化するために、他力本願をカモフラージュしても無駄です。

日本がどうこうとか、アニメがどうこうとか言ってますが、本当に業界を知っているのですか?
私自身も完全に把握しているわけではありませんが、リサーチや研究は欠かしていません。
間違った情報を元に論理を立てることを極端におそれているからです。
SeyfertSluwさんにはこれらの質問にきちんと答えていただきたいと思います。
如何でしょうか?私が間違っていたら教えて下さい。


1998年02月17日:16時10分44秒
「アニメ的表現」について(論点ずれ含む) / ほえほえ
こんにちわ、ほえほえです。(^^)

#更新が早い……。(^^;)

本日の論議である「アニメ的表現」って、アニメそのものをプレイしたり
再現するものを指してるんですか? (?_?)
私は、アニメの持つお約束や王道的なシナリオや演出のことを指してる
とばっかり思ってんたんですけど。(^^;)
アニメはもともと子供向けにあるものですから、ストーリーや演出、
キャラのパーソナリティも、簡素かつ明確につくられていて、
会話という不確実なコミュニケーションで進めていくRPGにも、その
手法が取り入れられて然るべき、いや違う必要ない、っていう話じゃ
なかったんですね。あうち。(;_;)
でででも、とりあえず書いたから投稿しておきますね。(;^^)/

私は「アニメ的表現」も「小説的表現」も、両方あって良いと思います。
アニメのステロタイプなパーソナリティは非常に分かりやすいです。
プレイヤーとしての自分が、相手のキャラの性格が全く分からない状態
よりは、多少ステロな方が自然な反応を返せるでしょうから。(^^;)
そして、そのキャラに深みを与えたい、といった時に、「小説的表現」が
役に立ちますよね。(^^)
ですから、キャラの第一印象を「アニメ的表現」、長くつきあった時に
ふと見せる一面を「小説的表現」にすれば、両立できませんか?
どちらの表現にもそれぞれ長所・短所があるのですし。

特定のアニメ作品を遊ぼうとするRPGの存在は、けして悪いものでは
ないと思います。私はやったことないんですけど(爆)。

#いやっ、ガオガイガーならやってしまいそうだぞ今だと(核爆)。(^^;;;
そうやって獲得した人達を、RPGという遊びそのものに興味を持って
くれるまで引っ張り上げられなかったことが問題ではないのですか?
それは広報の仕方のミスであって、アニメをチョイスしたことのミスでは
ないと思うのですけど……。

それでは、失礼します。

1998年02月17日:16時10分34秒
文字化けについて / sf
 とりあえず、文字化けの原因は、いわゆる半角カナ文字のせいです。たぶん、鍵かっこでしょう。マニュアルにもありますように、半角カナはご使用にならないようにお願いします。
 一応認識して修正するようにはしてあるんですが、誤認しやすいので……。
1998年02月17日:14時59分22秒
「RPGの衰退」 私の思うところ / ほえほえ
初めまして、こちらに初めて書き込みします、ほえほえと申します。(^^)
よろしくお願いします。(_ _)

ちょっと前の論点になりますが、「RPGの衰退の要因」に対しての私の
意見を以下に挙げてみます。


(1)メーカーサイドの広報の不足

(2)専門誌を不用意につくってしまったことの失敗

(3)リプレイのマンネリ化

(4)少なすぎるRPG制作集団

(5)底辺層の引き上げ手段の不足

(6)閉鎖的な雰囲気

これら多くはすでに皆さんが過去語られていることですので、(2)(3)
についてを中心に話しますね。
(2)、これは大失敗だと思ってます。それまではコンピュータ雑誌

(コンプティーク、マイコンBASICマガジンなど)や、
ドラゴンマガジンといった別ジャンルの雑誌に間借りしていたことが
逆に良い広報になっていたと思うからです。
専門誌を創刊したために、RPGはそちらで、と切られてしまい、
結果「なんとなく面白そうだったけど、専門誌を買ってまでは……」と
興味を持っていた層が離れていく。大きな損失でしょう。
様々なメディアへの露出というのは、社会的認知への重要な足掛かり
だと思ってますが、皆様どうでしょうか?

(3)は、そういった状況でもしばらくRPGが盛況を保っていられた
要因の1つに、リプレイの存在があったと思うからです。
専門誌は買わずとも、文庫になったリプレイなら手に取る人もいるで
しょうからね。
ちょっと余談になりますが、私はリプレイは「疑似体験/共有体験」ツール
だと思ってます。私も数年前、同人活動としてリプレイをつくっていた者
ですが、それ故に、読みやすさを犠牲にして全録にこだわりました。
セリフ修正も無しです。
おかげで1セッション1冊、全7〜8巻になってしまいましたが……。(^^;ゞ
さすがに後半は、冗長なところは編集してましたケド。閑話休題。
しかし、RPG制作集団が少ない故、自然とシステムが変わってもプレイ
風景が変わらないリプレイが増えすぎました。「読み物」としての
リプレイを押し出しすぎたため、システム面が希薄になり、どれを読んでも
同じ、と感じるようになっていったように思えます。
この辺りが、ト書き型リプレイの限界だったのでしょうね。
でも、確かに小説混在型のリプレイも面白くはあるのですが、「疑似体験」
にはほど遠いため、全く別のものとしてしか捉えられません。
私としては、ト書きの方が好きですね。(^^) プレイヤーとしてのセリフの方が、PCの意志決定を明らかにしている
ことが多いように思えるから。

(この辺りはプレイスタイルの差なのかなぁ)

……ええと、この件は別ボードで、機会があればまた改めて。(^^;)

私としては、潜在しているRPG予備軍の影響力を重く見ているので、
こういった意見になりました。
今一度コンピュータ雑誌、ゲーム雑誌、ジュブナイル向け小説誌への
RPG記事を載せることは、難しいでしょうか?
業界に頼るな、という意見には納得していますケド……。
予備軍の方々への影響力は、やはりメディアが一番大きいので。
個人個人での活動とともに、業界も変わっていって欲しいですね。(^^)

それでは、失礼します。

1998年02月17日:14時58分12秒
市場の話・シーンの話 / GMN
SeyfertSluwさんがおっしゃっているのは市場の話ですね。ここらへんでど〜んとRQ日本語版が再版されるとかアースドーンのサプリメントが順次翻訳でもされてくれば解るのでしょうが、結果にはあんまり興味ないです。ここらへんで何かまた面白いRPGが出てくれればもちろん大歓迎ですが。

話は変わって

・RQとかアースドーンのキャンペーンを未訳サプリも使って遊んでいるユーザー
・ガンダムRPGをほえほえとお約束で遊んでいるユーザー

の間に優劣があると思いますか?>ALL

#私が心配しているのはこっちの問題なんです。
1998年02月17日:14時41分59秒
宣伝不足 / MARS
 単純にそれが問題だったんじゃないのかな?
 オリジナルの手法とかアニメ的な手法云々は好みの問題としか言いようがないし・・・
 企業の側として基本的なクオリティを上げることもできていないのも問題だけど
 宣伝に労力をまったくつぎ込んでいなかったことに関する問題が一番大きかったんじゃないかな・・・
 ユーザーレベルでも自分がRPGをやってますと宣言してる人ってどれほどいます?
 私はしてますけど説明にいつも苦労します。
 でもこれで少しでも宣伝になればいいかなとも思ってますけどね(笑)
1998年02月17日:14時27分31秒
結果は出ていると思います / SeyfertSluw
>「こっちはOKあっちはダメ」ではいけないと思います。「どっちも正しい」ではいけないでしょうか?


「いけないのです」と思います。なぜならばアニメの手法を使った際の結果は日本の市場ですでに出ているからです。逆にオリジナルを重視する手法はアメリカで堅実に成長しています。

そもそもTRPGが大フィーバーした80年代末〜90年代始めからもう5年はたっていますよね?その間のシェアの動きはその間の行動の結果であるわけです。

今のRPG業界が墜落寸前ともいっていいのに、90年代前半のやり方を続けていたのでは本当に墜落してしまう、ということなんですよ。いまのRPG業界に軌道修正が必要であるし、これまでの「アニメ業界の後をおこぼれを拾いながらついていく」方式の操縦が今の状態を創ったのなら、それをやめなければこのまま落下していくわけです。


1998年02月17日:14時10分20秒
小説でもなくアニメでもなく(文字化け削除) / GMN
 何か文字がオバケのQ太郎になってますが(^^;

SeyfertSluwさん曰
>確かにどちらの手法を使うかはデザイナーの判断が第一ですが、結果論的にいえば、最近のMAGIUSやガンダムRPGあたりで飛躍的にRPGerが増えたか、といえばNoなわけで、少なくとも90年代の日本のRPG開発の方針が失敗だったことを考えればここでアニメ以外の手法を取り入れるほうが正しいと考えますがいかかでしょう?

 私の書き方がまずかったですが(^^;、両方あっていいのでは? と言うのが私の考えです。どっちかに偏るというか、「こっちはOKあっちはダメ」ではいけないと思います。「どっちも正しい」ではいけないでしょうか?
1998年02月17日:13時58分45秒
私のスタンス(長文) / GMN
どもども、GMNです。
 私は大学サークルに所属してるので(OBですが)毎年新入生が入って来ます。彼ら(彼女ら)を見ていて特に最近アンテナが特定の方向にしか向いてない人が増えて来たなぁ、と思います。アニメだったりパソゲーだったりと様々ですが、その方向の知識量はものすごいです。私はもう少し広い範囲にアンテナを向けてくれないかなぁ、と思ってるんですがなかなか・・・

 先日の深淵オフで話したのですが、それぞれRPGに対してのスタンスというのがあってみんなあちこちのベクトルを向いてると思うんです。私なんかは様々なベクトルを試して今の所に落ちついてますが、それでもまた変わるかも知れません。
 最近の若い人は何というか最初からベクトルを決めてしまってると思います。選択肢が少ないとか、最近は同じベクトルのRPGしか出ていないというのもあるようですが、なんかもったいない気がします。だからといって「こういうベクトルへ向けるべきだ」とは思いませんから、「こういうのもあるんだよ」という感じで私のセッションに参加してもらったりしてます。実は「ZapZap」が流行語になったりと前より悪くなってるのですが(爆)

 というわけでユーザーに対して「あ〜あるべきだ」「こ〜あるべきだ」と言うのには賛成できません。私自身「今はこっち向き」なだけです。誰がどっち向いてようが全然OKですし、みんなが同じ方向を向いてないと滅ぶ市場ならさっさと滅んで下さい(爆) サークルは別につぶれないし、私達は今まで通りに遊ぶでしょう。SLGゲーマーの方には失礼な例えかもしれませんがSLG市場はとっくの昔に崩壊したけどSLGシーンは滅んでませんよね。今のSLGシーンは私には「いい感じだなぁ」とさえ思えます。RPGシーンだってあ〜なっちゃっても別に構わないと思うのです。

 RPGマガジンとか読んでると地球にアクシズを落としたくなったり、サードインパクトを起こしたくなる気持ちはわからんでもないのですが(爆)、他にやることはあるんじゃないでしょうか。

#私はアンケート葉書なんて面倒臭くて書いてられません(爆) 家のビジネスソフトあれこれもユーザー登録葉書出してませんから(爆笑) あんまりサプリが出るのも好きじゃないんです。設定に縛られるのイヤなんで(爆)
1998年02月17日:13時20分45秒
小説でもなく$アニメでもなく! / SeyfertSluw
まずsfさんの掲示板自体、何人か本職のRPGデザイナーが覗いておられるようですのでここで意見することがまったく無駄とは思っていません。逆にファン同士でどう言われているかに無頓着なデザイナーはさっさとやめてほしいところです。 GMNさん:
> アニメ手法が多いのも困りものですが、だからといって小説手法の方が
>良いというのもまた間違いでしょう。

確かにどちらの手法を使うかはデザイナーの判断が第一ですが、結果論的にいえば、最近のMAGIUSやガンダムRPGあたりで飛躍的にRPGerが増えたか、といえばNoなわけで、少なくとも90年代の日本のRPG開発の方針が失敗だったことを考えればここでアニメ以外の手法を取り入れるほうが正しいと考えますがいかかでしょう?

それに日本のアニメ業界自体がかなり歪んできている(名作劇場終わったし、OVAも一時の勢いないし、深夜放送で放送されることを甘受してたりするし、かなりの作業を海外に受注しないとできないほど制作費が厳しいし、どうかんがえても出来の悪い作品を高く評価する見る目のないファンが多いし)ということもあり、アニメファン層だけに頼ることは非常に危険ではないかと。

そりゃ私だってメックウォーリアに始まりROBOTECH,MACROSS-II,HeavyGear,JovianChroniclesといったアニメ寄りのものも多く持ってますが、あくまでもアニメそのものではなく、アニメでメジャーな世界を取り入れつつも純粋なSFや社会構造の構成をきちんと追い求めているわけで。 MechWarriorなんかはアニメのメカを使っているものの実際の運用は軍隊物RPGとしてかなり汎用のものになっていますしもちろん世界設定自体アニメにたよることなくきちんと創っているわけです。

こういうキチンとしたサポートが日本のアニメをもとにしたRPGでできないのであればそれを求めるという空絵事を追い求めるより、アニメ依存の業界を洗い直したほうがいいという意見が出てきて当然だと思うし私はそう思います。

もちろんその先にくるものは小説であるとは限りませんが。


1998年02月17日:12時49分16秒
re:ちょっと質問。 / TTB
>>Howlingさんへ。
こんにちはTTBです。分かり難い単語使ってすみません。
>テーブルトークとの違いというのは存在するんでしょうか?
 ありません。ところで、せっかくsfさんのところにいるので、変な言葉で私が説明するよりもTRPG百科事典:てをご覧くださるとわかる思います。
 
 質より量については発言者の意図が私ごときにはくみかねますのでお答えできません。m(__)m
1998年02月17日:11時30分19秒
re:映像というもの、言葉というもの / GMN
 最近朝に『スレイヤーズ』の再放送を見てるんですが、解りやすいッすねぇ(^^) 途中からしか観てないんですが、全然気になんない(^^; どこかで聞いたような効果音だけは何とかしてほしいですけど(爆) まぁこれは業界全体が抱えてる問題ですね。
 そういえば2度ほどシンセサイザーとサンプラーを会場に持ち込んで全効果音を実際に聞かせるセッションをやったことがあります。ホラーRPGでしたが足音とかドアの閉まる音やら犬の唸り声等を周囲の迷惑お構いなしに鳴らしてました(爆) プレイヤーには好評でしたが、聞かせたい音から逆算してシナリオ作ったんでストーリーは破綻しました(爆) この年になると機材を家から持って行くのがしんどいのでもうできないけど。

さてさて、 陽陰さん曰
>それに対して、「言葉」それ自体で想像力を喚起することを目指したもの、つまり小説(もちろん、漫画的な方向を目指すヤングアダルトのそれらを除く)などと同じ表現の方向を目指すことが、TRPGをよりよくするのに役立つのではないでしょうか。

 別にどっちでもいいんじゃないでしょうか(爆) アニメ手法が多いのも困りものですが、だからといって小説手法の方が良いというのもまた間違いでしょう。

#私が「語る」GMが大嫌いだというのもあるのですが(爆) 陽陰さんのおっしゃるベクトルのGMで「こいつすげ〜」と思ったGMにはまだ出会ってません。もし大阪近辺で「俺のマスタリングを聴けェ!」(爆)と思うGMがおられましたらセッションに呼んで下さい。
1998年02月17日:10時42分45秒
想像力について / TTB
衰退の原因 / MARS
>>MARSさんwrote
(1)雰囲気が掴めない
(2)(時間的、体力的)コストがかかる
(3)知識を求められる
(4)怖い
(5)ヴィジュアル的アピールが少ない
 これらは、衰退の原因としてあげられていることですが、細かい字句はどうあれ正しいと思います。で。この背景(または原因)が標題の想像力です。(1)〜(5)までは想像力の欠如から生じるものだと思います。見えないものは雰囲気つかめないし、恐いですよね。
>>陽陰さん
>結局、RPGの衰退は、文芸の衰退と根が同じかもね。
 そう思います。
1998年02月17日:10時17分18秒
コンピュータRPGに関して / TTB
で。TTBです。ログが切れた今がチャンスです。(こらこら)
>>陽陰さんwrote
>理由を言いますと、遊ばれ方が違うからです。
>基本的にCRPGには、選択がありません。(特に流行っているものは)
>つまり、ストーリをなぞるだけのゲームなのです。(極論ですかね?)
>一方、TRPGは、選択を楽しむゲームです。
 TTBは極論とは思いません。そのとおりであると思います。選択の多さ(さあどうする?)がTRPGの他にはない楽しさにつながります。

 では、何故TTBはコンピュータRPGを遊んでいる人も戻ってくるなんて能天気なことを言うのでしょう。

 答えは、うちのマンチキン達(私の子供たち)を見ているからです。彼らは、RPGに関して何の先入観も持ってません。私が教えてませんから。彼らはスーパーマリオRPG(国産のコンピュータRPG)を遊んでいます。お決まりのストーリーにしたがってゲームをクリア(エンディングを見る)しました。でも、彼らはいまだにあのゲームを遊んでます。理由を尋ねると、もっとより良い選択があるかもしれない。と言います。そして苦労していろんな「新しい展開」を見つけ出しては感動しているみたいです。

 もちろん「新しい展開」と言ってもコンピュータに用意されているものですから、陽陰さんの言われるお決まりのストーリーの一部であることは認めます。それでも彼らは充分感動できるのです。想像力の働く余地が国産のコンピュータRPGのゲーマーにもあるのだ。と思います。彼らはいずれTRPGができる素養があると思います。(ただの親ばかですか)

 でも、この性もない事実によりTTBは、コンピュータRPGのゲーマーもテーブルトップRPGのゲーマーとなりうると考えるに至ったのです。
1998年02月17日:10時06分58秒
ちょっと質問。 / Howling
 話の本筋にはあまり関係ないのですが・・・ 
 TabletopRPGという言葉はどこから出たものなのでしょう? 
 テーブルトークとの違いというのは存在するんでしょうか? 
 あと、「質より量」という話が出てましたが、これって、システムの話でサプリメント、シナリオ集の話ではないですよね? 
1998年02月17日:08時48分11秒
LOG 002 / sf
 TRPG改善委員会 LOG 002として1998年01月09日から1998年02月17日までのログを切り出しました。

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