[KATARIBE 32167] [HA21L] 『迷宮』ラギ女編:魔術師を待ちながら

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Date: Sun, 22 Feb 2009 08:40:53 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32167] [HA21L] 『迷宮』ラギ女編:魔術師を待ちながら
To: kataribe-ml@trpg.net
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2009年02月22日:08時40分53秒
Sub:[HA21L]『迷宮』ラギ女編:魔術師を待ちながら:
From:matuya


[HA21L]『迷宮』ラギ女編:魔術師を待ちながら 
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登場人物
--------
稲浪睦生(いななみ・むつき)
  :優しい死神。魔法使い大好きすぎた。
クリス
  :魔鍵の所持者。絶賛侵食進行中。
千歳緑(ちとせみどり)
  :おちついてるので過剰な期待はしなかった。  
乃藤礼門(ないとう・れいもん)
  :期待を裏切った人だがこれっぽっちも悪くない。

------

[TK-Leana] そういえば、睦生ちゃんらに「異界からの来訪者が三人もいるなんて」
      みたいなこと礼門が言ったら、困惑しますかね
[Hisasi]  魔術師ってなのったら
[Hisasi]  やっぱりチンカラホイって唱えるのかな(わくわく)とか
[Hisasi]  クディッチするのかな?とか
[Hisasi]  関係ない方向で大喜びすると思われます
[TK-Leana] 顔合わせしておこう。
[matuya]  いつも夢見がちだw
[CorDeath] チンカラホイなつかしいw
[Hisasi]  やっぱり魔法の絨毯か箒を、と
[Hisasi]  ワクテカしながら
[Hisasi]  もう、すっかりホグワーツ&のび太の魔界大冒険な想像を
[TK-Leana] 礼門的には不本意な誤解
[Tihiro]  素敵な誤解w
[CorDeath] 「バルログとタイマンは?」とか言い出さなくてよかった?(ぉぃ
[matuya]  ていうか礼門と睦生さんが出会うためには
      クリスが引き合わさないといけないんじゃないか。うん。
[Hisasi]  ボケ二人相手にしなければいけないんですか
[matuya]  ツインドライブ。
[TK-Leana] いいんじゃねえですか
[Hisasi]  礼門くんなら睦生が持ってる謎のプレートのことに
      ちょっと気づいたりするでしょうか
[Hisasi]  オリハルコンだそうですよ
[matuya]  だそうですよ。
[TK-Leana] う〜ん
[TK-Leana] オリハルコンの性質にもよるんじゃなかろうか
[TK-Leana] 霊視とか割と道具便りだから。
      まあ、見れば解読くらいできるかもしれないけど
[Hisasi]  異界からきた子であるということは見抜かれるわけですか
[TK-Leana] そういうツール入れて、異界から来た子を探してるとこでしたからね
[TK-Leana] 何の準備もしてなかったら気付けないですよ
[Hisasi]  うい
[Hisasi]  普通の夢見がちなJKとしか見られないと
[matuya]  異界人な反応がでるけれど。
[Hisasi]  魔術師だって名乗っても、ドラえもんとかハリポタみたいなの
      想像してはしゃぐだけです


●わくわく魔術師ランド
------------------------

 クリス    :「きのう魔術師のひとにあったんですよ」
 睦生     :「魔術師さん?」

[Hisasi]  えぇ!?
[Hisasi]  このとき睦生の脳裏によぎったのは三角帽子をかぶった
      のび太とドラえもんだった
[Hisasi]  呪文はチンカラホイ

 千歳緑    :「どんな手品をしてたんですか?」
 クリス    :「手品はしてなかったですね……」
        :「ただ、私がこの世界の人間でないことに気づいていました」
 睦生     :「……え」
 クリス    :「『つぎはぎのドラゴン』を、こちらに呼び出した人を
        : 探しているみたいです」
 睦生     :「それじゃ……こっち人が」

[Hisasi]  呼び出した?

 千歳緑    :「……話がややこしくなってきましたね……」
 クリス    :「正直――その可能性は考えても見ませんでした」
        :「出ていったのではなく呼び出されていたなどと」
 睦生     :「…………でも、そんな人が」
 クリス    :「いたとして、無事でいるかどうかは怪しいところですが」
 千歳緑    :「ははあ、呼び出したところで食べられたりしてる可能性も」
 睦生     :「で、でもドラゴンはそのままなんですよね?」
 クリス    :「呼び出した人が食べられちゃったから帰れないかも」
 睦生     :「それじゃ……」
 クリス    :「いや、まだ食べられたとは限りませんか」

 クリス    :「ともかく、魔術師さんとは、お互い協力できるんじゃないか
        : という話になりました」
 睦生     :「魔術師さん、ですか」

[Hisasi]  やっぱりローブをきて樫の杖をもっていて、三角の帽子を
[matuya]  #なんだかがっかりされそうだw
[Hisasi]  #ロッドつかって攻撃したり、癒しの杖で殴って回復とかするのかな
[Toyolina] #・ω・]」[いやしのつえでぶんなぐる
[matuya]  #なんか妄想が漫画と小説だけじゃなくなってるよw
[Hisasi]  #ルーラとか使ってるとこ見てみたいな、
      あ、リレミトがあれば迷宮にいったとしても

 千歳緑    :「本物はかなり地味らしいですよ、睦生さん」
 睦生     :「……そう、なんだ」

[Hisasi]  じゃあ、ハリーくらいかな?
[Hisasi]  #それも違うような気がします

 クリス    :「そういえば、会う約束をしてるんでした」
 睦生     :「あ、あの、会ってみたいです」

[Hisasi]  きゃあ、魔術師!
[Hisasi]  #本物にあってガッカリ
[matuya]  #礼門のひとは何も悪くないというのにw
[Hisasi]  #まったくですw

 千歳緑    :「私も本物見るのは初めてなので……お会いしてみたいですねー」

[matuya]  #レイモンさんのでばん。
[TK-Leana] # 訪ねてきていいんだろうか
[matuya]  #きっとここマック。
[matuya]  #そしてクリスさんはケータイデンワの使い方に困難を覚えているので
      待ち合わせてると思う。

 睦生     :「……(わくわくわくわく)」
 礼門     :(店内に入ってきてあたりを見回し、普通に歩いてくる)
 千歳緑    :「さめたポテトを美味しく食べる方法として、
        : 炒めるといいみたいですよ
        :(待ってる間のしょうもないトーク)」
 クリス    :「あ、いらっしゃいましたよ」
 睦生     :「え!」

[Hisasi]  魔術師が!!
[Hisasi]  期待の目が
[Hisasi]  店内をみまわしますよ!
[matuya]  ほらほらあそこにいる普通な感じのひと。
[Hisasi]  クリスの視線につられるうように

 礼門     :「やあ、どうも。お待たせしちゃったかな」

[TK-Leana] 普通のお兄さんです

 千歳緑    :「こんにちは、初めまして」
 睦生     :「…………あ」

[Toyolina] 別に普通でも驚かないが……
[Hisasi]  ちょっとガッカリ感

 千歳緑    :(最初に普通っていっといてよかったかな)

[Toyolina] #これくらいで済んでる

 クリス    :「お二人は、こちらの世界でお世話になっている方々です」
 礼門     :「初めまして、乃藤礼門です。
        : クリスくんとはこの間知り合いました」
 礼門     :「ええと、どこまで話してくれたかな」
 睦生     :「えと、稲浪睦生です(ぺこり)」

[Hisasi]  ちょっとガッカリ感は否めないものの、ご挨拶

 千歳緑    :「千歳緑です。すみません、この子、
        : 魔法使い大好きッ子なのでちょっと過剰に」
 クリス    :「ええ、お互いに協力できそう、というところまでです」
 礼門     :「あれ?」

[TK-Leana] と、ハンドヘルドコンピューターの表示を見つつ

 睦生     :「わぁ」

[Hisasi]  悪魔召喚したりするんじゃ!(この子結構オタクですね、、)
[Toyolina] #かなりw
[matuya]  #すくなくともドラクエとメガテンまでは確認されたw

 千歳緑    :(意外だなー)

[Toyolina] #微笑ましい睦生さん

 睦生     :「……(すごい、やっぱり魔術師なんだ)」

[Hisasi]  きゃー
[Hisasi]  #微妙に違う気もします
[matuya]  #だめだよ睦生ちゃんもっとかわいいのをやらないと
      と嘆くおじさま(故人)

 クリス    :「なにかありましたか?」
 礼門     :「ええと、異界からの来訪者はクリスさんともう一人
        : 騎士のアストさんという話だったけど、
        : そっちの稲浪さんもそうなのかな」
 睦生     :「!!!」

[Hisasi]  目を見開いた


●異界の残響
--------------

 クリス    :「え……ええと」
 睦生     :「それ、は……どういう……」

[Hisasi]  心臓どきどきします

 礼門     :「聞いたらまずいことだったかな」
 睦生     :「………………いえ(胸押えてる、心臓どきどきしてます)」

[Hisasi]  #だって、ちょっとショックですよ

 クリス    :「睦生さんはこちらの方、なのですが」
 睦生     :「……私……」
 千歳緑    :「……どういうことですか?
        : 睦生さんは、こちらにずっと居る筈なんですが……」

[Hisasi]  ドキドキする、なんか、色々符号があうんです

 礼門     :「ええと……」

[TK-Leana] 説明していいものかと、睦生さんの方をうかがう
[TK-Leana] そっちから、何を言ってるんですかこの世界の人間です
      と宣言があれば、ごまかそうと思いつつ

 睦生     :「…………私」
 千歳緑    :(心当たりがある……のかな?)
        :「睦生さん、大丈夫ですか?(膝に手を置く)」
 礼門     :「クリスさんに比べたら、反応はごく微弱だから。
        : もしかしたら誤動作かもしれないけど」
 クリス    :(キーホルダーのことと関わりがあるのかも……
        : でもあれは秘密のことだ)
 睦生     :「……私は……生まれてすぐ拾われたんです、霞山で……」

[Hisasi]  きゅっと千歳さんの手を握って

 睦生     :「……両親のことも覚えてなくて、そのまま施設で育ったんです」
 礼門     :「あー。やっぱり悪いことを聞いちゃったみたいだね。すまない」
 クリス    :「同じ反応なのですか?」

[TK-Leana] # どうなんでしょ
[TK-Leana] # つまるところ、固有の次元振動数で迷宮出身なのかどうか
      分かるかどうかなんだと思うんですが
[matuya]  #睦生パパが迷宮にいて、そこから送り出されてきたので、
      おそらく同じだと思うのですが。
[matuya]  ただ、クリスと睦生が人種的にまったく違うのは、
      見ただけで当然わかる。

 睦生     :「…………私、迷宮から、来たんでしょうか」

[Hisasi]  そして、キーホルダーを

 睦生     :「私が見つかった時、これをもっていたそうなんです」
 千歳緑    :「……そのキーホルダーを?」
 睦生     :「…………はい」
 礼門     :「……反応は微弱だけど、クリスさんの来訪に影響を受けて。
        : というわけではないと思う」(コンピュータ操作しつつ)

 礼門     :「ちょっと、見せてもらっていいかな」

[TK-Leana] キーホルダーを借りる

 睦生     :「はい」

[Hisasi]  手渡し
[Hisasi]  一見古ぼけた銀のプレートのようにみえるけど
[Hisasi]  実はオリハルコン

 礼門     :「これは……オリハルコンの一種だね」

[matuya]  #まえにへんなひともそういってた。
[TK-Leana] # 刻まれてる魔術文字は心当たりがありそうな類ですか?
[matuya]  #どうなんだろう。
[Hisasi]  #どうだろう、、
[matuya]  #睦生パパの手になるものだから。
[TK-Leana] # あー
[Hisasi]  #スタンダードな?日本人が英語できっちり書いたかのような
[TK-Leana] # 解読できそうなら難易度ください
[Hisasi]  #難易度は11
[TK-Leana] 神秘学:13+辞書ソフトウェア:3で、目標値5
[TK-Leana] 2d6
[kataribe] TK-Leana: 5(2D6) = 5
[TK-Leana] あ、出た
[Hisasi]  http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/32000/32056.html
[Hisasi]  #これにも多少はでているけど
[Hisasi]  #何かの脅威が迫っている
[Hisasi]  #その脅威とは、礼門くんが追ってるアレにちかくねぇ?
      って感じがぎゅんぎゅんする
[TK-Leana] # 礼門が追ってるのはインドのパズルボックスなんですが
[TK-Leana] # ドラゴンじゃなくて、そっちですか
[matuya]  ♯その辺の仕込みはちょいと考えていたりいなかったり。
[Hisasi]  #ぼくもかんがえてないよ!!
[matuya]  #というわけで今のところ文面の通りのことのみ判るということで。

 礼門     :「何か書いてあるね」
 千歳緑    :「貴重なものですね。
        : 何か意味がありそうな気はするんですけど……
        : 小説とか読み過ぎでしょうか」
 クリス    :「一応、読めますよ」
 睦生     :「…………」

[matuya]  クリスは読んだ。
[matuya]  なぜ読めるかは説明しないが。

 礼門     :「ま、まあ。この際関係のなさそうなことは脇に置いておこう」

[TK-Leana] なんとなく、追及してほしくなさそうな空気を感じた
[Hisasi]  #お年頃ですから

 クリス    :「あ……、そ、そうですね」

[matuya]  睦生さんに頭を下げる。

 睦生     :「あ、うん、平気です」
 クリス    :「ええと、関係あることというと……そう、ドラゴンの件ですか」
 礼門     :「そう、ドラゴン。それほどのものがこの世界に召喚されて、
        : 何も起こってないなんてことはないと思うんだけど。
        : 居場所の見当はついてるのかな」
 千歳緑    :「いえ、それが全然……なんですよね?」
 睦生     :「うん」
 睦生     :「…………」

[Hisasi]  あのねじれた男のことを思い出した。

 クリス    :「……霞山、ですか。
        : あそこで一度、関係するのに出会ったことがあるのですが」
 礼門     :「また物騒な場所だね」
 睦生     :「そう、なんですか?」
 クリス    :「学校の裏山、じゃなかったでしたっけ」
 睦生     :「ピクニックにもたまに、、、」
 千歳緑    :「確かに、気味の良いところじゃなかったですね」

[matuya]  #探検部だった礼門は知っているが、
      あそこにはおそらく遺跡が存在している可能性が高い。
[TK-Leana] # 吹利に遺跡のない場所なんてあるんだろうか
      という気がしなくもないが、まあ
[matuya]  #ただし、幾つかのしがらみが存在する結果、
      気軽に調査できる場所ではない。
[TK-Leana] # 古墳とかじゃなくて、超古代のアレですか
[matuya]  #山自体が、ピラミッドであるという説も存在している。
[matuya]  #そっちのほう。
[matuya]  #有体に言うとトンデモ遺跡。
[matuya]  #探検部のスタンスがどんなだったのか調べるわたしであった。
[TK-Leana] # 地下のあらゆる場所に通じる異界、吹利地下迷宮を探検して、
      いろんな所を探検する部活

 礼門     :「吹利の山は大体そうなんだけど、色々曰くがあってね。
        : 中でも神座山、吹利山、伊吹山、霞山の四つは割と別格。
        : 神隠しとかも結構あるみたいだよ」
 クリス    :「何か特殊なものがあるのですか?」
 睦生     :「……神隠し」
 礼門     :「私は入ったことはないけど、実はピラミッドで巨大な遺跡が
        : 埋まってるとか、そういうオカルト時見た噂には事欠かないね。
        : UFOも結構目撃されてるし」
 クリス    :「そういえば、変な池もありましたしね」
 千歳緑    :「面白いですね……しょっちゅう異世界と触れあってるとか」
 睦生     :「そういう、異世界って、意外と……身近に、あるのかな」

[Hisasi]  ふと知らないうちに踏み込んでしまったり、、、

 礼門     :「はっきり言ってどこにでもある」
 睦生     :「…………(ぎゅ、と。キーホルダーを握り締めて)」
 礼門     :「山の中、川の彼岸、空の彼方、扉の向こう側。
        : あらゆる分け隔てられるものは、異界となりうるものだよ」
 クリス    :「扉の向こう側……『迷宮』」
 睦生     :「『迷宮』から……」

[Hisasi]  父の言葉

 クリス    :「……もう一度、霞山を調べる必要があるのかもしれませんね」
 千歳緑    :「出来れば昼間、日のあるうちにしましょうね」
 礼門     :「その時は同行させてもらおうかな」
 睦生     :「うん、そのほうがいいよ」

[TK-Leana] # ただ、礼門の一番強力な武装って
[TK-Leana] # 銃なんですよね
[matuya]  #人数絞り込んでやらないと偉いことになるなw
[TK-Leana] # まさか高校生の中に警察が紛れ込んでるとは思わなくて
[matuya]  #全員ついてきたら大所帯すぎて物理的にキャラチャが進まなそうだ。
[TK-Leana] いつぞやの伊吹山の時見たいな
[matuya]  ああ。分割。
[TK-Leana] あれはたいへんでした
[matuya]  運用がいろいろ難しいところではある。

[matuya]  じつは水道局の近くをうろついてるのかもしれない。
      だが都合により出会わない。都合万歳。
[TK-Sleep] 多界構造で説明が付きます
[matuya]  ありがたいことです。
[matuya]  霞山があんなことやこんなことになってしまっても大丈夫。


時系列と舞台
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2009年1月

解説
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死してなお 残るもの
次回「黒き翼」
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Matuya




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