[KATARIBE 31852] [HA06L] アリスンの異変

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Date: Thu, 23 Oct 2008 21:48:06 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31852] [HA06L] アリスンの異変
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA06L] アリスンの異変
===============
登場人物
--------
HA06C:奇書の主:途奥彗(とおく・すい) [トオクさん][ヤンデル][百合][相互依存]
[まな板][一高][同盟][サトミマンション]
    http://kataribe.com/HA/06/C/0677/
HA06C:奇書に変じた魔女:アリスン・クーネルダール
    http://kataribe.com/HA/06/C/0776/
狭間06 Wiki - ハワード・オースティン・クーネルダール
    http://hiki.kataribe.jp/HA06/?HowardAustinKunelDahl


[KATARIBE 31847] [HA06L] 彩花先生のごちそう
    http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31800/31847.html

のつづき。


アリスンの父親に特攻や
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[Toyolina] 久志さんお手すきでしたらお願いしたいのですが(定評のある電話ボイス)
[Hisasi]  ういうい
[Toyolina] ネグレクトに特攻します!
[Hisasi]  きゃあ
[Hisasi]  アリスンさんは今日もあさからねむねむです
[Hisasi]  ベッドに転がって寝てます。
[Hisasi]  まくら抱えて

 トオクさん  :「アリスン、眠い?(耳元で)」
 アリスン   :「……ん(うにうに)」

[Hisasi]
[Hisasi]  ころんと転がったまま
[Hisasi]  殆ど寝てる
[Toyolina] いくらなんでも寝てばっかり
[Hisasi]  ここ最近ずっと
[Hisasi]  たまに起きてもぼへっとして
[Hisasi]  平穏そのものなんだけど、なんだかぽややんとしてます

 トオクさん  :「学校行ってくるけど、帰りちょっと用事あるから、ちょっと
        :遅くなるね」
 アリスン   :「……ん……(半分眠りながら頷いたような雰囲気)」

[Toyolina] 寝転がってるアリスンのほっぺたに行ってきますのキスして出かける
[Hisasi]  学校帰り、ハワードさんち(ちさきちハウス)に向かえば、普通に
      ハワさん家に居ますよ

 トオクさん  :(ゴクリ)

[Toyolina] ちさきち家のチャイムの前

 声      :「はーい、どちらさまあ?」>おばちゃんボイス
 トオクさん  :「ここんにちは、途奥と言いますが、そのハ……ハワード
        :さんは、お、おみえ、でしょうか」

[Hisasi]  そしてガチャっとドアが開いて

 しゐえ    :「ああ、途奥さんですね。旦那さまはお部屋に居られます、
        :どうぞ」

[Hisasi]  いかにもおばちゃんオーラな家政婦さんがどうぞどうぞーと
[Toyolina] よかった、覚えていたようだ……!

 トオクさん  :「失礼します……」

[Toyolina] 前来たときより髪赤かったりスカート短かったりしますけど、
      おばちゃんに悪印象もたれませんように
[Hisasi]  おばちゃんだって元猛禽、心広いですよ
[Toyolina] よかった^^

 しゐえ    :「どうぞ、二階の書斎にいらっしゃいますから」

[Hisasi]  で、案内された

 トオクさん  :(千沙紀くん、まだ帰ってきてない……よかった)「は、はい」

[Hisasi]  そして案内されて
[Hisasi]  薄暗い部屋に所々ランプを灯して怪しげな本がどかどかつまった
      本棚に囲まれた中
[Hisasi]  ごっつい机の前に座った髭の黒マントがいます

 ハワード   :「ああ、君か。どうぞ」

[Hisasi]  近くのソファをすすめて

 トオクさん  :「お久しぶり、です」
 ハワード   :「あれから随分久しぶりにお会いするが、お元気だったかな?」

[Toyolina] 家の中でもマントなんですね
[Hisasi]  相変わらず不吉に笑いつつ(本人は普通にしてるつもりなんだよ!
      あくまでも
[Hisasi]  もちろん、一年中姿に変化ないです。

 トオクさん  :「は、はい、何とか……それで、その、今日は……訊ねたい
        :ことが、あって」
 ハワード   :「私に?」
 トオクさん  :「……はい……アリスンの、ことなので」
 ハワード   :「……」>僅かに目を見開いてトオクさんの目を見る

[Hisasi]  かなり反応があったようです
[Toyolina] あらあら


軽く薄く
--------

 ハワード   :「……なにか、問題でも?」
 トオクさん  :「軽かったんです……前より。ここ最近っていうか、急に、
        :軽くなった……感じなんですけど」
 ハワード   :「!」

[Hisasi]  息を飲んだ
[Hisasi]  このおっさんが
[Hisasi]  ネグレクトで投げっぱなしで変人で性質が悪くてマイウェイな
[Toyolina] 褒め言葉が今のところ一つもないなw
[Hisasi]  何一つ褒められそうなことしてないしな

 ハワード   :「……まさか……」
 トオクさん  :「あと、最近、よく寝てるんです……最初はその、あ、
        :落ち着いてるんだって思って……見てたんですけど」
 ハワード   :「……こんなに早く? ……いや」
 トオクさん  :「早く? 早いって……どういうことですか?」
 ハワード   :「……」>椅子に深く座り込んで片手で額を覆った

 ハワード   :「君は……あの子の正体を、知っていますね?」

[Hisasi]  ぽつりと

 トオクさん  :「……アリスンが……昔の魔女で……実体はあの本で……
        :他に、あるんですか?」
 ハワード   :「はい、アリスンの本体であるクーネルダールの奇書。またの
        :名を過去の書」

 ハワード   :「かつて、戦いの末に命を落とす前にその身を書に変えて
        :命を繋いだ」

 ハワード   :「……その魔力の源は長い間己に蓄積した鬱屈、憎しみ……
        :あらゆる過去の負の念」

[Hisasi]  最近平穏で

 ハワード   :「しかし、その源である……積み重ねた念が薄れてきている……」

[Hisasi]  トオクさんを見た
[Hisasi]  真顔で

 トオクさん  :「魔力が、なくなってきてる、ってことですか……?」
 ハワード   :「……はい」

 ハワード   :「書化した者が実体を保つには、相応の魔力が必要です。
        :完全な人に近いものであればあるほど多く」

[Hisasi]  超そのまんま人だし、アリスンさん

 トオクさん  :「だから、時々……書に戻ってたんだ……その、魔力は、
        :たとえばその、貯めておいたりは……どうやったら」
 ハワード   :「……貯める、いえ……完全なる今である『現在の書』、
        :希望を『未来の書』と違い。『過去の書』は……その魔力は
        :自らの過去から得るしかない」

 ハワード   :「……かつての自分の鬱屈や憎しみからしか、魔力を得る
        :ことができない」

[Hisasi]  最近、平穏なんです
[Hisasi]  幸せで満足しちゃって
[Hisasi]  昔の苦しいこととか鬱屈とかが

 トオクさん  :「……過去……あの、すみません、それって……その……
        :アリスンは、もう、魔力を……?」
 ハワード   :「まだ……多少の猶予はあるはずです……眠ってばかり
        :いるというのも、必要以上に行動して消耗をしないように
        :する無意識の自衛行動でしょう」

[Hisasi]  眠って動かないでいることでセーフモード

 トオクさん  :「多少? 多少って……うそ……猶予って……アリスンは……」
 ハワード   :「……」

[Hisasi]  黙った

 ハワード   :「多大な消費を続けていけば……人の姿を保つことも出来
        :なくなるでしょう」
 トオクさん  :「嫌……嘘……信じません……だって……ずっと側にいるっ
        :て、約束して……」
 ハワード   :「今、彼女は自宅に?」

[Hisasi]  すっと、椅子から立ち上がって

 トオクさん  :(こくん)「出るときは、眠ってました……」
 ハワード   :「一旦そちらに向かいましょう」

[Hisasi]  で、つかつかとトオクさんの肩に手をかけると、なんぞ唱えた
[Hisasi]  ここで一瞬目の前が白くなってぶわっと浮遊感
[Toyolina] 気がついたら部屋に!
[Hisasi]  すたっと、部屋に到着
[Hisasi]  アリスンは寝てる

アリスン@ベッド:「……(すー)」
 トオクさん  :(あ、あれ、え……)「アリスン……ただいま」
 ハワード   :「……(つかつかと歩み寄って)」

 ハワード   :「……これは」

[Hisasi]  なんか今までどす黒いほどに渦巻いていた鬱屈や憎しみや負の念が
[Hisasi]  すげー薄くなってます

 トオクさん  :「……最近、すごくおとなしくなって……いつもにこにこ
        :してて……優しいのは、前からなんですけど、その……」
 ハワード   :「……きっと、積もり重なった憎しみから、解放されてきて
        :いるのでしょうね」

[Hisasi]  そっと寝てるアリスンさんの額を撫でて

 トオクさん  :「でも、それって……アリスンが……いな……」
 ハワード   :「……」

[Hisasi]  無言

 ハワード   :「……少し、休んでいなさい」

[Hisasi]  で、ふわっと
[Hisasi]  アリスンの姿が本に変わる

 ハワード   :「……しばらく本の姿に戻しておきます……僅かでもこれ
        :以上の消耗を避けるためにも」
 トオクさん  :(もう泣きそう)「どうしたら……っていうか……私の……
        :私のせい、なんですか……」
 ハワード   :「いえ、あなたのせいではない。むしろあなたのおかげで……
        :長年積み重ねた苦しみから……解放されるんです」
 トオクさん  :「でも……いなくなるって……それじゃ、意味ない……二人で
        :いるって……一緒にいるって、約束……約束したのに……」
 ハワード   :「……」

[Hisasi]  本と化したアリスンの表紙をそっと撫でて

 トオクさん  :「約束だって、破らせちゃう……それに、なんで……消え
        :ちゃうとか……!」
 ハワード   :「……アリスン」

[Hisasi]  消えちゃうのか、アリスンさん
[Hisasi]  衝撃の言葉に愕然とするトオクさん、ずっと一緒だって
[Hisasi]  約束したのに
[Hisasi]  どうなる、トオクさん、アリスンは消えてしまうのか?
[Hisasi]  またみてトオク!
[arca]   ツンツンデレが消滅の危機に瀕していた
[Toyolina] コードトオク
[Hisasi]  キラッポーズのトオクさんで(番組違う
[TK-Sleep] デレたら死ぬツンデレ
[TK-Sleep] さすがですね
[arca]   デレまくってそのままプラスに行けば良いのに
[Hisasi]  ツンデレとは命を賭けたっ戦いっ
[kisito]  いつのまに、そんな物騒な物に。
[kisito]  俺の中では、ツンデレとは長期戦w
[Toyolina] 可哀想に
[Hisasi]  ハワさんは現在、エリスンは未来、アリスンは過去
[Hisasi]  過去の財産しかつかないアリスンさん
[Hisasi]  一杯貯めてたんだけど
[Hisasi]  すっかり穏やかになっちゃって、、、


時系列と舞台
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10月下旬

解説
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お父さんなら、きっとなんとかしてくれる。
無力でした。ちくしょう。

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Toyolina
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