[KATARIBE 31544] [HA06L] バレンタインデーに押し倒されたので

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Date: Sun, 17 Feb 2008 21:44:31 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31544] [HA06L] バレンタインデーに押し倒されたので
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA06L] バレンタインデーに押し倒されたので
==========================================
登場人物
--------
 オワタ    押し倒した高2
 りまりま   押し倒された高1

 [HA06L] バレンタイン前の一コマ 4
 http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/31500/31543.html
 からすぐ続いています。


明暗
----

[Hisasi]  ここは、もう、いっそチョコをあげるまでをやっちゃいますか?
[Toyolina] そうですね
[Hisasi]  学校帰りに一緒に下校シーン
[Hisasi]  教室に迎えに着たりしますよ、オワタ

 オワタ    :「……(なんかいつもより顔出しづらいというか周りの期待と
        :嫉妬の視線が怖い)」
 りまりま   :(改めて全部揃ってるかどうかをチェック)

[Hisasi]  で、そそっと、一年の教室の戸をあけて

 オワタ    :「……えっと、りまりま、いる?」
 一年女子   :「え、あ、はい、居ます居ます! りまりまー!」

[Toyolina] その場で呼んだ
[Hisasi]  しかも大声で
[Toyolina] この瞬間教室内の明暗がはっきりしたのがわかった。

 しっと予備軍 :(オノレ!!)
 猛禽&ゆる男子:(ああ、頑張って(くす))
 りまりま   :「あ、う、うん、ありがと! じゃ、行ってくる、また明日
        :ね!」

[Toyolina] 小走り寸前でオワタくんの元へ
[Toyolina] もうなんかGN粒子とか漏れてそうなキラキラ。

 クラス女子達 :(サムズアップで見送る)
 オワタ    :「じゃあ、帰ろうぜ」

[Hisasi]  駆け寄ってきたりまりまにdkdkしつつ

 りまりま   :「うん、帰ろっ」

[Hisasi]  りま子さんオーラをまといつつ
[Hisasi]  きらきらと
[Hisasi]  帰り道、並んで歩きつつ

 オワタ    :「……なんか、やっぱこの時期すごいな、学校……」

[Hisasi]  クラスでも明暗くっきり

 りまりま   :「うん、すごいね。オワタくんのクラスでもそうだった?」
 オワタ    :「うん、会長の机とか溢れそうだった……」

[Hisasi]  同じクラスらしい

 オワタ    :「なんかみんなそわそわしてるっていうか、でも、わかる
        :な、そういうの」

[Hisasi]  自分も超そわそわしてたもんな!

 りまりま   :「そうなんだ、でも、女子も実は結構どきどきしてんだよ、
        :実は」
 オワタ    :「……りまりま、も?」

[Hisasi]  それとなく
[Hisasi]  ばればれですがね

 りまりま   :「……そりゃもう。いろいろ考えたりするし……昨日の夜
        :とかだって、なかなか寝れなかったし」
 オワタ    :「……俺も、すごい……楽しみだった……から」
 りまりま   :「じゃ、今とか相当どきどきしてたりする?」
 オワタ    :「……うん」

[Hisasi]  正直ですね

 オワタ    :「気になって……えーと、かなり、わくわくして……夕べも
        :なかなか寝付けなかった」
 りまりま   :「……出来たら、オワタくんちとかで渡した方がいいかな、
        :って思ったんだけど……もちょっと早いほうがいい?
        :あんまどきどきしたら、寿命ちぢんじゃいそうだし」
 オワタ    :「え、あ、ほんとに?」

[Hisasi]  チョコくるー!!
[Hisasi]  わかりやすい男です
[Toyolina] すげw
[Hisasi]  だって妹以外の本命チョコなんてもらったこと無い男

 りまりま   :「うん……ほんとはほら、恥ずかしいから、あんまり見られ
        :ないとことかの方がいいんだけど……」

[Hisasi]  そして今日は幸いにして日がまだ出ていて
[Toyolina] あいにく近くにいい店とかないし
[Hisasi]  風もないのでそそこ暖かかった

 オワタ    :「じゃあ、そこの公園で座る? まだ日でてるし……あ、
        :ホット紅茶でも飲む?」

[Hisasi]  wktkwktk

 りまりま   :「う、うん、そ、そうしよっか」

[Toyolina] 普段通りの振りをしてますがいよいよ初本命の瞬間なので、キョド
      らないように必死です

 オワタ    :「うん(どきどき)」

[Hisasi]  で、ベンチに座って、オワタおごりのホット缶もらって
[Hisasi]  お待ちかねです

 りまりま   :「……がんばって、12個ちゃんと作ってきた……良かったら、
        :食べて(えへへ)」
 オワタ    :「うわ、すご……これ、ラッピングも自分でやったん?」

[Hisasi]  凄い気合の入れようにびっくり

 りまりま   :「う、うん、アイデアとか、やり方とかは、わっしぃに教え
        :てもらったんだけど」
 オワタ    :「うん……開けてもいい?」


押し倒しは確定事項
------------------

[Hisasi]  ここはオワタが開けようとして近くによってるときに、がば!
      のほうがいいですか?

 りまりま   :「ん、どうぞ。中はその、ラッピングよりはぶさいくだけど
        :……」

[Toyolina] カモンw

 オワタ    :「だって頑張って作ってくれたんだろ? 楽しみ」

[Hisasi]  がさがさとあけようとしたその時
[Hisasi]  オワタの目の前で信じられない光景が!(つづきはCMの後)
[Toyolina] これはりまこさん視線的に気づけそうにないw

 ??      :「ありがとうございます、都藻さん」
        :>少し離れたところから聞こえた声
 ??      :「いい、こちらこそ……すみません」
        :>オワタにはとても聞きなれた声が
 オワタ    :「!」

[Hisasi]  この声は

 オワタ    :「……(まさか)」

[Hisasi]  あけようとした手を止めて顔を上げると

 坂本     :「いえ、うれしいものですよ」
 都藻     :「そんな」
 りまりま   :(チョコにびっくりしてるのかと思っている)

[Hisasi]  談笑しながら親しげに歩いているのは、母と職場の同僚だといって
      いたバツイチ男

 オワタ    :「……(そんなっ)」

[Hisasi]  しかもベンチのある方向に向かって歩いてきました!
[Hisasi]  やばい、見つかる……っ

 オワタ    :「りまりま……ちょっと、ごめんっ」
 りまりま   :「え、なに?」

[Hisasi]  がばっと、自分の顔とりまりまを隠すように
[Hisasi]  急に押し倒されました、大胆

 りまりま   :(え、え、え、何、え、うそ、え?)

[Toyolina] そんなチョコでそんな感激した!? 見ただけで? 食べてないのに?

 オワタ    :(母さん……坂本さんと……)

[Hisasi]  なんか一杯一杯でじぶんの行動を冷静に考えられなかったオワタ
[Hisasi]  だから押し倒せたんですがね
[Hisasi]  で、心臓バクバクさせて
[Hisasi]  どうしよう、場所的にちょっと……とりま子さんが考えたその時

 りまりま   :(や、ちょっと、大胆……で、でもその、こ、公園とかだし
        :……)
 オワタ    :(どうして……なんで一緒に……いや、だって俺言ったじゃん
        :……気にしなくていいって)

[Hisasi]  なんか心なしかオワタの顔がマジですよ、りまこさん!
[Toyolina] きゃ

 りまりま   :(で、でも、なんか、マジ顔だし……で、でも、バレンタイン
        :だし……やっぱり、その、こういうのって、受け止めた方
        :が……)

[Hisasi]  りまこさん! w
[Toyolina] 恥ずかしいので目は合わせられない、だからオワタくんがこっちを
      見てるわけじゃないことに気づかなかった。

 オワタ    :「……」>息を潜めて

[Hisasi]  あら、カップルが……ちょっと遠回りしましょうかな風で
[Hisasi]  オワタ母&バツイチ男が少し離れてあるいて

 りまりま   :(な、なんで黙って……ど、どうしよ、ちょっと、その、
        :こんな急なのとか、全然予想GUYだし、でも、その、やっぱり)

[Hisasi]  そこで、目をそらしてたりまさん、覆いかぶさったオワタの腕の
      隙間から見覚えのある女性の顔が映った

 りまりま   :(あ、れ……あの人……そ、そっか、だから……)

[Toyolina] 理解(誤解)した
[Hisasi]  隣を歩いてるのはりまりまも見知らぬ男
[Hisasi]  なんか親しげに見えますね、あるいみいい雰囲気
[Toyolina] 冷静だったらそこまで観察出来た
[Hisasi]  とても冷静とは
[Toyolina] 今のりまこ理解(誤解)度=お母さんに見られたら恥ずかしいよね
[Toyolina] お母さんじゃなくても恥ずかしいですが

 りまりま   :(でも、真剣だし……たぶん、それだけじゃないよね、絶対
        :それだけじゃないよね)

[Toyolina] なんか願望とか色々混ざってました。

 オワタ    :「……どうして……母さん」

[Hisasi]  ふと、ここで
[Hisasi]  ようやく

 オワタ    :「……(はっ)」

[Toyolina] これは誤解したままの方がいいのかある程度事情を察した方が
      いいのか
[Hisasi]  今、自分がやらかしてる状況に気づくオワタさん(遅いよ)
[Toyolina] どっちがいいすか
[Hisasi]  誤解してもらおう♪
[Toyolina] ではさっきの呟きは聞こえてなかった
[Hisasi]  おk


ひとまずチョコ食べて落ち着くんだ
--------------------------------

 オワタ    :「……あ、あの……」

[Hisasi]  急に押し倒してしまったので
[Hisasi]  どうしたらしいか(お前)

 りまりま   :(う、うん、……応えなきゃ……)
        :「あ、あの、オワタ、くん……せ、制服だし、その、ここ
        :とかじゃ(か細い声)」
 オワタ    :「……え、あ……ご、ごめっ」

[Hisasi]  慌てて、がばっと起き上がって
[Hisasi]  超赤面で

 オワタ    :「ご、ごめん、りまりまっ、こ、これはっそのっ」

[Toyolina] この展開でオワタくんがどうかわすのか見物
[Hisasi]  わーわーわー

 オワタ    :「あ、あの、その、これはっ、や、やましい気持ちじゃ
        :なくて!」

[Hisasi]  墓穴掘ってませんか?
[Toyolina] かなりw

 りまりま   :「お、オワタくんが……なら、大丈夫だから……でも、こう
        :いうとこは、む、無理、だから……ちがうとこが、その」
 オワタ    :「……その……あ、いや、その、そういう意味じゃなくて、
        :それはその、いずれ……じゃなくて!」

[Hisasi]  いずれ?
[Toyolina] いずれ?
[Hisasi]  なんという墓穴っぷり

 りまりま   :「うん、どっか違うとこ……うちとか無理だから……」

[Toyolina] いずれ=ちょっと後(一時間とか) くらいに聞き流している

 オワタ    :「いや、だから、そうじゃなくて……それはまだ先、という
        :かっ」

[Hisasi]  まだ先なんだ
[Toyolina] これはオワタくんがんばらないと、恥をかかせる展開にかなり足を
      踏み入れている気がしますw

 オワタ    :「って、その……そういうことはもっとちゃんとしてから、
        :で……」

[Hisasi]  何をちゃんと?

 オワタ    :「……ごめん……驚かせて」

[Hisasi]  まずはちゃんと謝ろう

 りまりま   :「う、うん……急だったから、びっくりしたけど……その、
        :チョコ、食べてからでも、遅くない、よね(ドキバクしながら)」
 オワタ    :「あ、うん……ありがとう」

[Hisasi]  開きかけだったチョコの箱を手にとって

 オワタ    :「……じゃあ、一つ、もらう」
 りまりま   :「う、うん、全部、でもいいよ……どう、かな」

[Hisasi]  一つつまんで

 オワタ    :(ぱく)

[Hisasi]  口の中でとろける生チョコ(がんばってつくりました、兄ちゃん
      たくさん試作品たべました)

 オワタ    :「……うまい」

[Hisasi]  この食感にたどり着くまで長い道のり
[Toyolina] 兄ちゃん酒もすすみました。あまりの甘さに酒入らないと口がおか
      しくなりそうで。

 オワタ    :「……すごい、口の中でふわーっと溶ける!」

[Hisasi]  上のにーちゃんは涙もまざってたかもしれません

 りまりま   :「ほ、ほんと? よかった、ちょっと、自信あったの、それ」

[Hisasi]  美味しい! とゆったら、わーありがとうこれでオワタくんよろ
      こんでくれるかな!
[Hisasi]  と
[Hisasi]  兄涙目
[Toyolina] あいつか、あのエロガキにやるんか! 兄超涙目

 オワタ    :「うん……甘くてふわーってしてて……すごくうまい」

[Hisasi]  表現が長嶋的ですが、大変美味しいということを伝えたい様子です
[Toyolina] 大丈夫です、こっちもミスターなので伝わります

 りまりま   :「こっちのはね、ちょっと硬い目ので回りコーティング
        :してるけど、中はもっとふわーってしてるの」
 オワタ    :「へぇ……」

[Hisasi]  ここで、あーんとかするフラグがあります。立てますか?
[Toyolina] もちろんです

 りまりま   :「ん(ハンカチで指先拭いて)。はい、あーん」
 オワタ    :「……え」

[Hisasi]  どきっと

 オワタ    :「……あ、あーん」>

[Hisasi]  どきどきしつつ
[Toyolina] 眼前にトリュフ一個、りまこさんが指先で軽くつまんで
[Toyolina] あーんついでにちょっと指先も口に入っちゃったりしてみますか
[Hisasi]  いいね
[Hisasi]  ぱく

 りまりま   :(もうどきどきして死にそう)

[Toyolina] でも大丈夫、まだ上げ底。

 オワタ    :(どきどきどき)

[Hisasi]  い、いま指がっ

 オワタ    :(むぐむぐ)>どきばくどきばく
 りまりま   :「ご、ごめん、指も、食べさせちゃった」

[Toyolina] 再認識すんな

 オワタ    :「ご、ごめん……で、でも……チョコ、美味しい、よ」
 りまりま   :「も、もう一個、食べる?」
 オワタ    :「ん……一気に食べたら、もったいないかな……って」

 オワタ    :「大事に味わって食べたいし」
 りまりま   :(どき)「う、うん、そう、だね……」

[Toyolina] 今から部屋いくとか勘違いしてますよw
[Hisasi]  ちょw


りまこさん超誤解
----------------

 オワタ    :「……りまりま?」>なんか緊張してる?

[Toyolina] チョコ食べてからでも遅くない(バレンタインだから)→チョコ
      食べた。一気に食べるともったいない→じゃあ、部屋に行ってから
      食べるんだ
[Toyolina] っていう連想ゲェム
[Hisasi]  なんという

 りまりま   :(目を伏せて小さくうなずいたりして)
 オワタ    :「……りまりま、どしたの?」

[Toyolina] 今見直したけど、ごめん、驚かせて→チョコ食べてからでも遅く
      ないよね→いただきます(以下略)なので
[Toyolina] 誤解が解けてない気がしてならないw
[Hisasi]  確かにw

 りまりま   :「ど、ど、どうって……や、やっぱり……(き)ん張、してる
        :……」
 オワタ    :「……え……あ」

[Hisasi]  なんか、押し倒してからの流れが

 オワタ    :「え、あの……りまりま……えと……その」
 りまりま   :「す、すごいどきどきして……い、今もだけど……でも、
        :その、ちゃんと、応えたいし……」

[Toyolina] 聞いてねえ

 オワタ    :「……い、いや、だから、そ、そうじゃなくて!」

[Hisasi]  ちょま、オレまでドキドキしてきたから!
[Hisasi]  ま、まだそういうの早いんじゃないかと!
[Hisasi]  まだ?

 りまりま   :「だから……そうじゃな、い……じゃ、その……あたしの、
        :部屋……?」

[Toyolina] 違います

 オワタ    :「……だから……その……なんというか、まだというか……」

[Hisasi]  なんか、母のこと云々よりこっちのほうが一大事になってきましたよ
[Toyolina] どうしたものかなw

 りまりま   :「……あたしは、その……(あうあう)」

[Toyolina] 恥ずかしくていえねーっすよ!?

 オワタ    :「だ、だから……そ、それは……そうじゃなくて、ま、まだ
        :もっと先に!」

[Hisasi]  先なんだ
[Hisasi]  否定はしないんだ

 りまりま   :「……え、じゃ、じゃあ、えっと、いつ……よ、夜?」
 オワタ    :「そ、そんなすぐじゃなくてっ」

[Hisasi]  はやいよ、りまりまさんw
[Toyolina] 勘違い怖い

 りまりま   :「え、え……じゃ、週末……?」
 オワタ    :「……いや、でも、その……色々気持ちの準備とか研究とか
        :……」

[Toyolina] 研究w
[Hisasi]  何を研究するつもりなんですか、オワタさん

 りまりま   :「け、けんきゅ……(ぱくぱく)」
 オワタ    :「あ、へ、変な意味じゃなくて!」

[Hisasi]  どういう意味なんですか?
[Toyolina] 脳内でログに残せないような色の想像が。研究って何を!?
[Toyolina] オワタくんの墓穴っぷりには頭が下がる思いだ

 オワタ    :「……でも、その……なんというか……さ、さっきのことは
        :……ホント、ごめん。あの……なんていうか、さ」

 オワタ    :「……やましいとか、そういうのじゃ、なくて……いや、
        :全然無いわけじゃなくて、でも」

[Hisasi]  素直な、、

 りまりま   :「う、うん……そ、それは、ほら、この前、たまにだったら、
        :いいって言ったし……」

[Toyolina] それが、今日、っていうんなら、それはダメって言えないし

 オワタ    :「……だから、その、もっと……段階とか気持ちの準備とか、
        :あるし」

[Hisasi]  どんだけ段階を踏めばいいかはオワタにも想像もつかない

 オワタ    :「……りまりまの気持ちの準備とかもあるし……だから」

[Toyolina] 出来てるって言う度……90%超
[Toyolina] 出来てると思ってる度が正確なところなんですが

 りまりま   :「オワタくん……あたしは、その……大丈夫、だから」

[Toyolina] 何が

 オワタ    :「いや、だから……」
 りまりま   :「……や、やっぱ、け、けんきゅ……」
 オワタ    :「……い、いや、そうじゃなくて……むしろ俺の気持ち的に
        :まだその……」

[Hisasi]  ぶっちゃげた

 オワタ    :「……ただ、さっきのは……やましいことじゃなくて、咄嗟に」
 りまりま   :「……そ、そっか……」
 オワタ    :「……りまりま」

[Hisasi]  なんか、少し真面目な顔になって

 りまりま   :「あ、あたし、もしかして、すごい勘違いしてた……?」
 オワタ    :「……ごめん、さっき……チョコあけようとした時」
 りまりま   :「う、うん……」
 オワタ    :「……見えたんだ、母さんが職場の男の人と、歩いてて」

[Hisasi]  ここでやっと思い出す。

 りまりま   :「あ……う、うん……おばさん、ちらっと見えた……だから」

 オワタ    :「とっさに隠れようとして……本当に、悪気はなくて……
        :でも、びっくりさせてごめん」
 りまりま   :「……う……ん……」

[Toyolina] これはもう恥ずかしくて顔もあげられないぜ


オワタくん、言質を取られる
--------------------------

 りまりま   :(やばいやばいやばいやばいこれぜったいやばいって、
        :あたしすごいバカじゃん、ひとりでかってにそうぞうして)
        :「きょ、今日、おばさん、お仕事お休み、だったの?」
 オワタ    :「……今日は、午前だけだった……はず、で」

[Hisasi]  りまりまさんが超赤面してるんでもう、なんといったらいいのか

 りまりま   :「ちょっと、外出る用事あった、とか、仕事長引いた、とか
        :なのかな、珍しい、んだよね? こういうとこ、歩いてたり
        :とか」
 オワタ    :「……うん」
 りまりま   :「あたし、おばさんだけちらって見て、それで、あ、隠れ
        :ようとしてんだ、って思ったんだけど、なんか、そのあと、
        :真剣ぽくて、それで、アレ、なんでこんなこと言って、
        :ごめん、今の、忘れて。オワタくんの話、ちゃんと聞かないと」
 オワタ    :「……それはそれで……これとは別にそれはいずれ」

[Hisasi]  いずれ?

 オワタ    :「……いつか、こう、ちゃんと……考えたいし」

[Hisasi]  高橋的なマニュアルを手に

 りまりま   :「う……ん……」

[Toyolina] 大変言質取りたい誘惑に駆られてきたwwwww
[Hisasi]  どうぞwwww

 りまりま   :「いつ……って、いつ? くらい?」
 オワタ    :「……(ぎく)え、と」
 りまりま   :「いずれ、って……どれくらい、後……の話?」
 オワタ    :「……夏、とか……こう、もっと雰囲気とか場所とかいろ
        :いろ考えたいし、その」

[Hisasi]  夏ですか、若いなあ
[Toyolina] 若いなああ
[Toyolina] 受験生の夏に
[Toyolina] ROUNINフラグがたちやしないか
[Hisasi]  ほら、息抜きとか大事だよね、って感じで
[Hisasi]  でもそんなすぐとかだとオワタ的に心的な準備とか色々と

 りまりま   :「夏……うん、わかった。ちゃんと勉強してるし、その、
        :邪魔になんない、よね?」
 オワタ    :「……うん、ちゃんと……色々、考える……から」

[Hisasi]  何を?
[Toyolina] 何を?
[Hisasi]  墓穴堀まくりですね、大変。
[Hisasi]  ある意味、母グッジョブでした
[Toyolina] まったくですね

 りまりま   :(へなへな。なんか緊張解けて脱力した)
        :「は、はー……死ぬ、かと思った……」
 オワタ    :「だ、だいじょぶ(汗)」

[Hisasi]  なんか、オレ、とんでもない約束したんじゃ……と思いつつ
[Toyolina] 大変とんでもない約束をなさいました
[Hisasi]  うわあ、どうしようまだ。キス一回しかしてないのに

 りまりま   :「は、恥ずかしくて、死んじゃうかと思った……で、でも、
        :ちゃんと、約束してくれたし……ありがと、オワタくん、
        :大事な話あるのに、あたしのこと、優先してくれて」
 オワタ    :「……ううん……ええと……がんばる」

[Hisasi]  半分自分に言い聞かせつつ
[Hisasi]  何を?
[Toyolina] 何を!?
[Hisasi]  何を頑張るんでしょうかねえ、本人もわかってるんだかわかって
      ないんだか
[Hisasi]  大変楽しみですね
[Hisasi]  ここは家に送っていく途中でちゅーのひとつもしておくべきだと
      思いませんか?
[Toyolina] デスヨネー
[Hisasi]  神々の意思は一致した


帰り道に殺しにかかる
--------------------

 オワタ    :「……今日は、びっくりさせてごめん……家まで送ってく、
        :から」
 りまりま   :「え、う、うん……ありがと、お願いします……」

[Hisasi]  そして送っていく途中でちょっとちっこい公園とか横切ってもいい
      ですね
[Hisasi]  近道ですから
[Toyolina] もちろんですとも

 オワタ    :「……ほら」

[Hisasi]  手を差し出して

 りまりま   :「ん」

[Hisasi]  ぎゅ、と
[Toyolina] 手を握って

 オワタ    :「……(どうしよう、いまさらドキドキしてきた)」

[Hisasi]  手繋いであるきつつ
[Hisasi]  だんだん落ち着いてきて
[Hisasi]  自分、とんでもな約束したんじゃねというのがじわじわと

 りまりま   :「……夏……」
 オワタ    :「……(どき)」

[Hisasi]  どきどきどきどき

 りまりま   :「ほんとはね、受験とかあるから……あんまりそういうの、
        :来年なったら、言えないな、って思っててね」
 オワタ    :「……うん」

[Hisasi]  ああ、春からは受験生

 オワタ    :「……その次は、りまりまが……受験だもんな」

[Hisasi]  手繋いだまま

 りまりま   :「だから、ちょっと早め早めじゃないと、とか思ってたり
        :してた。バカだよね、あたし(あはは)」
 オワタ    :「ううん……俺も、もっと考えるべきだった……」

 オワタ    :「……なんかさ、りまりまとだと、なんか俺先輩らしくないっ
        :ていうか、普通に友達感覚だけど……やっぱそういうこと
        :考えると、一年だけでもなんか離れてるんだなーって」

[Hisasi]  お前ら、ぼくせなかかゆくなってきたよ
[Toyolina] 酒飲みながらじゃないとやってられねえス

 りまりま   :「一個違うだけ、なのにね」
 オワタ    :「……うん」

[Hisasi]  ここらへんで丁度公園さしかかったところですね
[Hisasi]  こちらスネーク、対象二名を公園に誘導した

 りまりま   :「こっち通った方が近いから、公園通ってく?」

[Toyolina] それとも時間をとって遠回りルートを選んでもいい

 オワタ    :「あ、うん」

[Hisasi]  で、折角だからゆっくり歩く
[Hisasi]  そしてこの公園はりま子さんが小さい頃遊んでた公園だったかも
      しれない

 オワタ    :「ここってうちの団地の公園となんか似てるなあ」

[Hisasi]  砂場とブランコ、ジャングルジムオンリー
[Hisasi]  ちょっと懐かしさ

 りまりま   :「最近来てなかったから、なんかなつかしい。オワタくんは、
        :どれで一番遊んでた?」
 オワタ    :「そだな……ニモの奴つれてよく砂場で遊んでた」
 りまりま   :「お城とか作ってた? それか、砂でおままごととかしてた?」
 オワタ    :「だいたいおままごとの相手だったな、俺がお父さんで」

 オワタ    :「……うち、さ。母親が遅かったから……他の子達はみんな
        :家に帰った後も、いつも二人で遊んでたから」
 オワタ    :「だから……落ち着いたら、母さんにももっと楽して欲し
        :かったし、もっと好きに生きればいいって思ってたのに」

[Hisasi]  ぎゅっとりま子さんの手をにぎる力が少しつよまった

 りまりま   :「オワタくん……? さっきの、おばさんのこと……?」
 オワタ    :「……うん……でも、ショックなんだ……どうしてかわから
        :ないけど」

 オワタ    :「でも、母さんが他の人といたことでショック受けてる
        :ことが……もっと」

[Hisasi]  なんか言葉にできない

 りまりま   :「オワタくんは、家族は……おばさんと、ニモちゃんと、
        :三人でいたい。ホントは、そう思ってるんじゃないのかな……」
 オワタ    :「……そう、なのかな。でも、そんなの俺のわがままじゃ
        :ないかな……母さんには母さんの生き方があるし、俺と
        :ニモの為だけに働き尽くめで……それだけで終わっちゃう
        :人生なんて辛いんじゃないかなって」
 りまりま   :「あたしが言うのもなんだけど……オワタくん、優しいから。
        :たぶんそう言うのかなって思った」
 オワタ    :「なんか、さ。今までは家族で、男手は俺だけで……ニモ
        :からも母さんからも一番頼られてるのは俺だってずっと
        :おもってて」
 りまりま   :「うん」
 オワタ    :「……だから、俺はしっかりしようって」

 オワタ    :「そのつもりだったし、これからも……って」

 オワタ    :「……でも、二人の為にしっかりしようって思うことで、
        :俺自身も、支えてた気がするんだ」
 りまりま   :「そうじゃなくなっちゃうのが……怖かったり……する?」
 オワタ    :「それが、なんか、揺らぎそうになって……なんか、怖かった」

[Hisasi]  もう頑張らなくていい?
[Hisasi]  頑張ってきて頑張ることで自分支えてたのに
[Hisasi]  頑張らなくてもいいのかもしれないと思ったら
[Hisasi]  崩れちゃいそうな気がしました

 りまりま   :「……もし、ホントに、オワタくんがほら、おばさんの
        :人生の話、そうだって思ってるんだったら……それは、
        :おばさんも、オワタくんのこと、そう思ってるんじゃない
        :かな」
 オワタ    :「……りまりま」

[Hisasi]  りまりまが気遣ってくれる、ほろり

 オワタ    :「……ありがと、りまりま」

[Hisasi]  ぬくもりてぃ

 りまりま   :「オワタくんのお母さんだから、きっとすっごく優しいはず
        :だし……それにね」
 オワタ    :「……え?」
 りまりま   :「オワタくんが、しんどいときは、あたしが支える、って。
        :前も言ったかもしんないけど、そう、決めてるの……ううん、
        :そうしたいって、思ってる。だから」
 オワタ    :「りまりま……(じーん)」

[Hisasi]  ときめきゲージがあがってきた、フィーバータイムだぜ!
      (すっかりときメモGS脳ですね)
[Toyolina] 脳がw
[Hisasi]  ときメモやってて思いましたよ、これはリアル猛禽だ、と
[Toyolina] た、たたタッチするのか
[Hisasi]  触り放題ですよ
[Toyolina] それはやらねば(なんでだ)
[Hisasi]  触りまくって、「ちょ……俺……」を引きずりだすんだ
[Hisasi]  ここは、一つ大丈夫、とよりそって頭を撫でてあげようぜ

 りまりま   :「だからね、安心して? 頼りない、だろうけど、あたし
        :本気だから」

[Toyolina] ぴったりくっつく

 オワタ    :「……(どき)」

[Hisasi]  なんかちょっと色々沸騰気味

 オワタ    :「……」>なんかさっきのやりとりとか思い出して

[Hisasi]  そろそろと
[Hisasi]  抱きしめるフラグ
[Hisasi]  ぎゅ

 オワタ    :「……ありがと」
 りまりま   :「おわ……御羽貞我の、安らぎは、ここだよ……(ぎゅー
        :されながら)」

[Hisasi]  なんて殺し文句
[Hisasi]  全力で殺しにかかってる、、、

 オワタ    :「……うん」

[Toyolina] でもちょっと言い過ぎだよな、とかどっかで思ってるので恥ずかし
      そうです

 オワタ    :「ありがと……俺、りまりまの為ならなんでも頑張れそう」

[Hisasi]  まったく、、
[Hisasi]  ここで流れ的にちゅーですかね

[Toyolina] クワッ
[Toyolina] そうですね
[Toyolina] クワッ(・д・)
[Hisasi]  ここは空気をよんでシルエットで演出しておきましょう
[Hisasi]  つづく


おまけ
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[Toyolina] 全kataribeが叫んだ
[Hisasi]  キミタチはまったく……
[Toyolina] 高校生め

[Toyolina] 次から呼び方変えましょうか、せっかくなので。
[Hisasi]  ここは、みんなのあだ名なりまりまでなく
[Hisasi]  りま、と呼ぶことにしようかな
[Toyolina] やっぱり下の名前。
[Hisasi]  なんか俺の女的な余裕が出てきましたよ

[Toyolina] てーが+くん
[Toyolina] てぇがくん。これだとちょっと甘ったるい感じが
[Hisasi]  そんな、いきなり溶かす気ですか
[Toyolina] 使い分け。
[Toyolina] シリアス時は漢字。普段は棒線。殺すときはぇ

[Hisasi]  ひぃ!
[Hisasi]  本気よ!
[Hisasi]  マジと読む
[Hisasi]  マジモードだとぇですか
[Toyolina] ぇです。
[Hisasi]  なんてステキな
[Hisasi]  今回もいい感じで走った
[Hisasi]  満足感
[Hisasi]  あらためて……りま子さんは凄い
[Toyolina] 怖いですね


時系列と舞台
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2月14日

解説
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800行とか。こいつらはほんとに。

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Toyolina
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