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Date: Sun, 17 Feb 2008 21:23:11 +0900
From: Subject: [KATARIBE 31543] [HA06L] バレンタイン前の一コマ 4
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA06L] バレンタイン前の一コマ 4
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登場人物
--------
オワタ 朴念仁かつ空気を読む高2 しかし煩悩は捨てていない
ニモ オワタの妹。小6。超ブラコン
都藻 オワタとニモの母。天然
りまりま 天然猛禽
鷲尾 幼なじみ系猛禽
御羽家では
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[Hisasi] バレンタイン前日あたり、夜。
[Hisasi] 御羽家にて
[Hisasi] 珍しく家族三人揃っての夕食
ニモ :「ほら、お母さん。これねえ、あたしが作ったの」
都藻 :「ありがとう、お料理上手になったわね、ニモちゃん」
オワタ :「うん、器用に飾りとかついてるよな、切れ目入れて」
ニモ :「オワタが作ると、なんの飾りもないそっけないのなんだもん」
オワタ :「……まあ、そーだけど」
都藻 :「いいじゃない、それでも」
[Hisasi] 夕飯を終えて、
ニモ :「あ、あたし洗うから休んでてよね。オワタは手伝って!」
オワタ :「はいはい」
都藻 :「……ありがとう」
[Hisasi] 食器を洗いつつ
オワタ :「……(明日、かぁ)」
[Hisasi] どことなくそわそわしてる
[Hisasi] 一年の秀いわく、「ヤバイっすよ、オワタ先輩。優衣の奴、りま
さんと一緒に色々修行してるみたいっす」
オワタ :「……(なんか、すごい楽しみ)」
[Toyolina] ヤバイっすよ。
ニモ :「……(りまさんのこと考えてるんでしょ)」
[Hisasi] むす
オワタ :「……(すげー、どうしよう本命チョコもらえるなんて初
:めて)」
[Hisasi] そわそわしつつ食器洗い
ニモ :「……(負けてないんだからね、作るのは……ちょっと受験
:とかで無理だったけど、すっごく美味しい限定チョコ抽選
:何通も送ってゲットしたんだからね)」
[Hisasi] ぐぐぐ
[Toyolina] スゲw
[Hisasi] 食事の後、
[Hisasi] お風呂へと向かったニモ、残ったのはオワタと母
都藻 :「ねえ、楽しみ? お兄ちゃん」
オワタ :「……え(ぎく)」
[Toyolina] お母さんのターンが始まった
都藻 :「この時期は特にね、食品売り場だけでなくあっちこっちで
:大忙しなのよ」
[Hisasi] 母のとこが忙しくなるのは三月ですが(ホワイトデー)
都藻 :「りまさん、どんなチョコくれるのかしらねえ」
[Hisasi] わくわく
[Hisasi] あなたにくれるわけじゃありませんよ
オワタ :「え、あ、まあ……その」
[Hisasi] どぎまぎ
都藻 :「折角のイベントですもの、楽しまないと損よ?」
オワタ :「……うん……楽しみ、かな、うん」
都藻 :「ホワイトデーの時はお母さんも相談にのるからね」
[Hisasi] また社割で買えるから!
オワタ :「……いや、それは」
[Hisasi] 母チョイスはちょっと、、、
オワタ :「……まあ、色々、考えてみる、かな」
[Hisasi] ちょっと母チョイスに疑問があるのはどうも
オワタ :「そうだ……それより、さ」
都藻 :「なに?」
[Toyolina] 母チョイスwktk
オワタ :「……坂本さんにあげないの?」
都藻 :「……え」
[Hisasi] 坂本さん、母職場の同僚さんでバツイチ40男
都藻 :「そんな、変に気を回さなくてもいいのよ」
オワタ :「……そういうわけじゃ、ないけどさ、色々……お世話に
:なってるし」
[Hisasi] リーディングエア
都藻 :「お兄ちゃんがそんなに気を使わないでいいのよ、職場の
:人には女子社員一同で贈るから」
オワタ :「……そう」
[Hisasi] お茶、ずずっと飲んで
オワタ :「……気を使わなくていい……ってのは、俺とニモに対し
:ても、そうだと、思う」
都藻 :「どうしたの?」
オワタ :「ニモもさ、もう中学だろ? 俺だってもう高校だし」
オワタ :「母さんだって、もっと……自分のこと考えてもいいと思う」
都藻 :「……貞我」
[Hisasi] オワタは空気を読みすぎなところがあるね
オワタ :「最近はさ、生活だって落ち着いてるし、困ることってあん
:まないし」
[Toyolina] 出来過ぎですねこの子
[Hisasi] 昔は一週間ご飯とお味噌汁と大根葉だけだった日もありました
オワタ :「……だから、母さんも、もっとしたいことしていいから」
都藻 :「……」
オワタ :「……そんだけ」
[Hisasi] 出来すぎて朴念仁
[Hisasi] そりゃ高僧クラスにもなるというもの
都藻 :「ありがとう……でも、お母さんはずっとお兄ちゃんとニモ
:ちゃんだけのお母さんよ」
オワタ :「……」
バレンタインの展開案というか談合
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[Hisasi] ここで、バレンタインでチョコもらって一緒に帰るときに
[Hisasi] 偶然、母と坂本さんが一緒に歩いてる姿をりまりまと目撃したい所存
[Hisasi] ふふふ
[Toyolina] 当日に目撃してチョコの味どころじゃなくなったりすると大変
ですねきっと
[Hisasi] 母にあんなこといいつつも
[Hisasi] 内心すげーショック受けてる
[Hisasi] そしてショック受けてる自分にショック
[Toyolina] 美味しい? って聞いても上の空
[Hisasi] そしてはっとなって
[Hisasi] 近くをとおりかかりそうになった二人から隠れるように
[Hisasi] 慌てて顔をみられないように
[Hisasi] がば?
[Toyolina] ガバ。
[Hisasi] (オワタさん、落ち着いて!)
[Hisasi] あれですよ、「なんだカップルか」
[Hisasi] みたいな
[Toyolina] それなら何者からもやり過ごせるね
[Hisasi] そして、がばっとされたオワタの腕のすきまから
[Hisasi] 歩いてるのがオワタ母と見知らぬ男性だということに
[Toyolina] 公園のベンチでなにをしているきさまら
おわた :(かあさん……さかもとさんと……)>なんかがばっとした
:まま
[Hisasi] キミタチここは公園ですよ?
[Hisasi] しかも学校帰り(制服)で
[Hisasi] そしてりま子さんに遠慮がちに指摘されて大変なことに
[Toyolina] 制服だし、ばれたらまずいと
[Toyolina] ピントのずれた指摘を
[Hisasi] そっちかよw
[Hisasi] 押し倒し自体をとがめないんですか!?
[Hisasi] なんてフリーダム
[Toyolina] オワタ母と坂本さん(しらんけど)だと気づく前ならそう言ったこと
でしょう
[Hisasi] きっと、物凄く大慌てした後に説明しますよ
[Hisasi] 母と職場の人、と
[Hisasi] そして、自分が超ショック受けてることを改めて
[Hisasi] その後ちゃんとあやまろう、ごめん、あまりにショックで、と。
[Toyolina] あんまり急なのでつい本音が出てしまいました。急に押し倒され
たので。
[Toyolina] 事態を把握するにつれ大変なことになるでしょう。
[Hisasi] そりゃ咄嗟に反応できませんね♪
[Toyolina] バレンタインとかじゃなかったらもうちょっと冷静だったかもしれ
ませんが日が良かった
[Hisasi] バレンタインですからね
[Hisasi] ちょっと不慮の自体がおこってもおかしくない
[Hisasi] そうか?
[Toyolina] そういう節目に色々あるのもきっと
[Toyolina] ロマンティック
[Toyolina] たぶん。
[Hisasi] 鷲尾ちゃんのどうだった!? 攻撃の時に思い出してどぎまぎって
ください
[Toyolina] 押し倒された えー
[Toyolina] http://hiki.kataribe.jp/HA06/?WasioYui
[Hisasi] はやい!? w
[Toyolina] さっき下の名前が出たときに作ってたんだ
[Hisasi] さすがw
[Toyolina] 押し倒された→でもその後何もない→なんで!?
[Toyolina] となるのは確定的に明らか
[Hisasi] 押し倒された原因は秘密だし
わっしぃ :「そうか、つまりりまりまを大切にしてるってことなのね
:(鼻息)」
[Hisasi] 想像で補完しました
[Hisasi] 少女マンガ的な絵柄で
りまりま :「そ、そう、かな、……そう、だよね、たぶん、きっと」
わっしぃ :「いいなぁ、でもどうだった?」
[Hisasi] どうとか聞くなよ
[Hisasi] wktk
[Toyolina] 答えづれえw
[Hisasi] そこで思い出すんだ状況をw
りまりま :「ど、どうって。えっと……」
[Toyolina] 学校帰りに公園のベンチで
[Toyolina] 二人並んで座ってチョコあーんとかしようと思ってましたところ
[Toyolina] 急に押し倒されたので
[Hisasi] 反応できなかったんですね
[Toyolina] そうなんです
わっしぃ :「きゃーだいたーん!(うひぃ!)」
りまりま :「う、うん、それで、二、三分くらいそうしてて、制服
:だったから、見られたら恥ずかしいなって思って」
わっしぃ :「そうだよねえ、もっと場所とか」
[Hisasi] そこかよ
[Toyolina] 当事者にとってはそれは大事でしょうね^^
[Hisasi] 大事ですね
りまりま :「うん、でもオワタくんの方から、そういうのって……
:一歩前進? って考えていいよねえ」
[Toyolina] 猛禽脳ではこうなった
わっしぃ :「そうだよね、ちょっとくらいはそういう大胆なとこほしい
:よね」
[Hisasi] 興味津々な鷲尾さん
りまりま :「うん、すっごく優しいし、大事にしてくれるけど……そう
:いう押してくるとことかもあったら最高だし」
わっしぃ :「うちもねうちもね、キスとか……というかなんかこっち
:からしちゃったんだけどさあ、もうちょっと向こうからそう
:いう積極的なのも欲しいよね」
[Hisasi] わっしぃさん、あんた、、、
[Toyolina] 猛々しいぜ
[Hisasi] さすが猛禽
りまりま :「え、秀くんもそんなかんじなんだ。そっかー、オワタくん
:も、最初キスしたとき、すぐ離れちゃったし」
わっしぃ :「あ、なんかわかるかも……シャイなんだよね、そういう
:とこ」
[Toyolina] 男どもカワイソス
[Hisasi] 娘共はガンガン情報交換してレベルアップしていくというのに
りまりま :「秀くんってガンガンいっちゃうタイプだと思ってたけど、
:結構意外ー」
わっしぃ :「うん、割としっかりしてて決めるときは決めるのに、こう
:いうことだとなんか妙に晩生……なのかなあ、オワタ先輩も?」
りまりま :「オワタくんはねー、なんかこう、うん、しっかりしてる
:し、なんかあったときとかすごく頼りになるんだけど、
:うーん。おくて、なのかな? でも、興味ないとかじゃ
:ないって言ってたし」
わっしぃ :「りまりまボディでも……手ごわいなあ」
[Hisasi] こんなエロカワさんが彼女でも、晩生なのか
りまりま :「ぼ、ボディとかそういうのやめてよはずかしいじゃん!
:(ぺちぺち)」
わっしぃ :「だ、だってーりまりますごいんだもー」
[Hisasi] 色々と
[Hisasi] なにが凄いかはボクの口からは
[Toyolina] そんな本人意識してないのにッ
わっしぃ :「そうかぁ……だとすると別口のアピールも必要なのかな」
[Hisasi] 何をアッピルする気なのかは不明だが
りまりま :「うーん、別口、って言っても思いつかないよね……でも
:ホワイトデーには……うん、そういうのちゃんとしてくれる
:と……カッコイイ、って思うよね」
わっしぃ :「……うん、楽しみ、かなーなんて(うふふ)」
[Toyolina] 彼氏育成プロジェクト
[Hisasi] ホワイトデーはちゃんと自分でプレゼントを考えますよ
[Hisasi] 流石に母のチョイスはちょっと天然すぐる
[Toyolina] ハハハ
[Hisasi] 指輪とかプレゼントしてみる? シルバーとかの
[Hisasi] そうなると指のサイズを知るイベントをこなさなければいけなく
なりますが
[Toyolina] ようございますね
りまりま :「ホワイトデーの次ってもう春休みだから、そういうの
:難しくなっちゃいそうだもんね。春休み過ぎちゃったら、
:オワタくん三年生だから、それどころじゃなくなっちゃい
:そうだし」
[Toyolina] こういう事情もあるし
[H_Aoi] シルバーリングなら、銀粘土で自作できたりしますね(w
わっしぃ :「あ、そっかぁ……先輩が彼氏だとそういうところが悩ま
:しいよね」
[Toyolina] 柄にもなく焦ったりするかもしれません。焦らなくていいのに。
でも焦る(決定事項)
[Hisasi] 楽しみ、くくく
りまりま :「うん、それ終わったら、今度はあたしが三年だし……」
[Toyolina] これは厳しい。そりゃ焦るw
わっしぃ :「……難しいとこだねー」
りまりま :「二年間……なんか、がんばんないとヤバイって気がしてきた」
わっしぃ :「やっぱさ、ここは二人で共有する時間を楽しむというか、
:長さよりも濃さで」
[Hisasi] 煽るなよ
りまりま :「濃さ……こ、濃さってやっぱり……」
[Toyolina] gkr
わっしぃ :「……(ごくり)」>AA略、
[Hisasi] なんか言ってみてから、どきどきしてきた
りまりま :「ちょ、ちょっとまだ、早くないかなあ……でも、そんな
:こと言ってたら……だ、ダメなのかもね、やっぱり」
[Toyolina] 煽られた。
[Hisasi] 火がついた
[Hisasi] 楽しみですね
[Toyolina] まったくですね
[Toyolina] その晩、日が改まってるにも関わらず押し倒されたときの感想を
改めてメールで送るりまこさんの姿があった。
[Hisasi] ステキw
[Toyolina] 外だから寒かったけど云々。でもやっぱり人に見られたりとか
やだからそういうのは二人っきりのときに云々。
時系列と舞台
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2月13日と15日あたり
解説
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男子がキスしちゃったウヒョ!とか喜んでる間に、女子は次の手を練りに練っ
ているものだ
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Toyolina
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