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Date: Fri, 23 Mar 2007 09:25:58 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30923] [HA21L] 縁 (えにし)
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200703230025.JAA14712@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 30923
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30900/30923.html
2007年03月23日:09時25分58秒
Sub:[HA21L] 縁(えにし):
From:Toyolina
[HA21L] 縁(えにし)
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登場人物
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大沢那琴 お守りと縁のある少年
淡蒲萄 剣と縁のある（と思いこんでいる）少女
ふしぎなおまもり
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ナコト ：「う〜ん」
[TK-Leana] お守り袋を広げ、首をかしげる
[Toyolina] 中身は前回使ったんでしたっけ
[TK-Leana] 消耗品でもないから、まだ残ってるのです
[Toyolina] なんと
淡蒲萄 ：「何見てるの？」
[TK-Leana] 書物を開いたりしながら、中にあった紙に書かれた図とにらめっこ
ナコト ：「ああ、淡蒲萄さん」
ナコト ：「こないだ使ったお守り……一体どういうものだったのか
：調べてるんだ」
こないだ
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30800/30891.html
淡蒲萄 ：「なんかわかりそう？(見たけど全然わかんない)」
ナコト ：「それがさっぱり」
ナコト ：「先輩は、自分の知らない魔術の産物だって言うし。書いて
：あるのが図画だけじゃなかなか調べもつかなくて」
淡蒲萄 ：「……でも、あのとき、すごく自然に使ってたね」
ナコト ：「うん。まるで自分の口じゃないみたいに、勝手に言葉が
：出てきて」
ナコト ：「とりあえず、分かったことは。このお守りの書かれた、
：紙自体は単なる大学ノートのページでしかないって事だけ」
淡蒲萄 ：「大学ノート」
淡蒲萄 ：「んじゃ、書いてある内容が純粋に凄いんだ」
ナコト ：「そうみたい。ただの紙みたいで、それほど保存状態にも
：気が使われていないのに、大して劣化していないのも、
：おそらくその辺りに原因があるんじゃないかな」
ナコト ：「ほら、折りたたんでもたたんだ跡がつかないんだ」
淡蒲萄 ：「わ……じゃ、もしかしたら破ろうとしても」
ナコト ：「そこまでは試してないから分からないけど……いや、
：破ることは出来るんじゃないかな」
ナコト ：「どうも、なにかのノートから切り離した一ページみたいだし」
淡蒲萄 ：「……すごいねー……誰が書いたんだろ」
ナコト ：「うん、それも分からない……」
ナコト ：「でも、なぜだろう。これを見てると……なにか懐かしい
：気がするんだ」
淡蒲萄 ：「懐かしい？ 小さい頃に誰かにもらったとか」
ナコト ：「いや、これを貰ったのはつい最近。見るのも初めてのはず
：なんだけど」
淡蒲萄 ：「ますます不思議だね……でもきっと、すごく縁があるん
：だと思う」
ナコト ：「縁か……そうだね」
[TK-Leana] なんだか納得
[Toyolina] ここで自慢のサーベルを披露してもいいんだけど、バカ方向に
行きそうだ
[TK-Leana] 別にいいですよ〜
[Toyolina] ではお言葉に甘えて
みてみて、この剣すごくない？
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淡蒲萄 ：(ごそごそと袋から取り出したるはどうみても儀礼用のサーベル)
ナコト ：(ぎょっ)
淡蒲萄 ：「最近もらったんだ、これ」
ナコト ：「剣？ なにか、儀礼的なもの？」
淡蒲萄 ：「壁にかかってたから、多分そう。お祝いにってもらった」
淡蒲萄 ：(抜こうとするでもなく鞘におさめたまま持ち上げたりして
：眺めてる)
ナコト ：「なにかおめでたいことがあったの？」
淡蒲萄 ：「おめでたい、のかな、あんまり実感ないんだけど……
：えーっと、昇進？ したの」
ナコト ：「昇進？」
淡蒲萄 ：「うん、お父様、しばらく戻ってこれないみたいで、それ
：でって」
ナコト ：「ああ、役職みたいなのがあったの？」
淡蒲萄 ：「役職っていうか、うーん、まあそんな感じ？ たぶんほら、
：ヤクザとかでいったら幹部とか若頭とかそんな感じの」
ナコト ：「おめでとう……って、言っていいのかな？」
淡蒲萄 ：「うん、ありがとう……複雑は複雑なんだけど……喜んで
：いいんだって思う」
ナコト ：「その、黄櫨染さんは？」
淡蒲萄 ：「……しばらく帰ってこれないって。だから、あたしが白の
：こととか、守らないと」
ナコト ：「そっか……大変だろうけど、俺も応援するから」
淡蒲萄 ：「うん、ありがとう。……この剣にも誓ったんだ、だから
：きっとがんばれる」
ナコト ：「なにか特別な剣なの？」
淡蒲萄 ：「特別……うん、特別だよきっと。ホントはどってことない
：飾りでも、今、手元にあるんだから」
ナコト ：「そっか。大切にしないとね」
おまけ
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[TK-Leana] なぜだ。ちょっといい話になってるッ
[Toyolina] ホントだｗ
[hari_2nd] ちょっと無名世界観ぽく
[Toyolina] しかしこの剣は初陣であっさり折れるのだった
[Toyolina] 淡蒲萄さんショック
[TK-Leana] 儀礼用の剣を実践に使うなと言いたい
[TK-Leana] なこちーもまさかそれで戦うとは思いもよらぬ
[Tihiro] うむ、儀礼用をつかうなよー(嗚呼
[Toyolina] フォロー不可能。いい話で修めるためには咄嗟になんか使っちゃっ
たよ、くらいにしないと
[Toyolina] もしくは安い挑発にのってしまつた、みたいな
[Tihiro] 魔術発動触媒につかうのならー(マテ
[Toyolina] 鉛さんに打ち直してもらう予定で僕はいます＾＾
[Tihiro] そのときはありがたく打ち直させていただきます〜
[Toyolina] 柄以外は役に立ちそうに無いですけど
[Hisasi] そんときにたくみんに通りがかってもらって
[Hisasi] 鉛さんを紹介してあげましょう
[Hisasi] わたしの刀も打ち直していただきました
[Hisasi] あのお方ならば……と
[Tihiro] 実践に耐えられるものに変貌しそうで怖いですけどねー(こら
[Hisasi] むしろかっこよく振るたびに羽がとぶとかの余計なオプション
いれようよ！
[Toyolina] カッコイイ!!
[Hisasi] 花びらがちるとか
[Toyolina] キラキラ
[Hisasi] 視覚効果のみ
[Toyolina] 背景にも華が
[Tihiro] 幻覚効果追加程度ならｗ
[Toyolina] 曰くありげな赤い刀身
[Toyolina] (特にない。綺麗だからその色にしてもらっただけ)
[Tihiro] いつの間にかヒートサーベルに……(こら
[Tihiro] 真紅の刀身で、振るうたびになんか花弁が散る、ですかねー
[Toyolina] 花びらでも羽根でもこう
[Toyolina] 思わずおーっってなる感じのものならｗ
[Toyolina] なるだけｗ
[Tihiro] ちょっと装飾も華麗にして、羽が飛ぶようにしますか(笑
[Toyolina] ええ、それくらいの無駄属性を存分に加味していただきたく。
[Toyolina] こうして着々と正義の味方になっていく
[Hisasi] まず形から
[Tihiro] そうなると、赤は赤でも華々しい感じですねー
[TK-Leana] ローゼスハリケーンとか撃つ
[Toyolina] 動脈血の色がいいです
[Toyolina] ＞赤
[Tihiro] すっげぇ正義の味方っぽくない色にｗ＞動脈血
[Tihiro] まぁ、いいかんじですけどね！
[Toyolina] ローズビットがあれば完璧にフランス代表
元々はもっとダークなキャラだったんだけど……今はすっかり。
時系列と舞台
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2007年３月下旬。
解説
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手元や身近にあるものは、すべて縁あってそこにあるんだよ、ってことを言い
たかった淡蒲萄さん。伝わってるといいんだけど。
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Toyolina
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