[KATARIBE 30866] [HA21L] ナコトくん、淡蒲萄のパパとお話しする

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Date: Fri, 2 Mar 2007 10:36:33 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30866] [HA21L] ナコトくん、淡蒲萄のパパとお話しする
To: kataribe-ml@trpg.net
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2007年03月02日:10時36分33秒
Sub:[HA21L] ナコトくん、淡蒲萄のパパとお話しする:
From:Toyolina


[HA21L] ナコトくん、淡蒲萄のパパとお話しする
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登場人物
--------
 大沢那琴   淡蒲萄さんの彼氏。
 淡蒲萄    【うすえび】吸血鬼・黄櫨染さんの長女。
 甚三紅    【じんざもみ】同三女。医院のメインせんせい。虐げられキャラ。
 焦香     【こがれこう】同五女。水色ナース。一番まともっぽい。
 白橡     【しろつるばみ】同六女。ピンク色ナース。妹キャラ。
 黄櫨染    【こうろぜん】姉妹のお父様。

 前回  [HA21L] ナコトくん、淡蒲萄の血族に紹介される
 http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30800/30858.html


パパはプリンをもって登場
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 ナコト    :「ごちそうさまでした」
 甚三紅    :「おそまつさまでした」
 白橡     :「次は淡蒲萄姉の口からいろいろ白状してもらわないと!!」
 焦香     :「覚悟はいい?」
 ナコト    :(ドキドキ)

[TK-Sleep] ちょっと気になるぜッ

 淡蒲萄    :「え、でもほら、そういうの後の楽しみに(言ってるうちに
        :両腕つかまれて連行体勢)」
        :(助けを求めるような視線toナコトくん)
 甚三紅    :「大沢くんは食後はコーヒー? お茶? お酒?」
 ナコト    :「あ、えー……」(割って入ろうと思って、甚三紅に先制
        :される形に)

[TK-Sleep] そもそも、なんて言って止めればいいのか

 ナコト    :「お、お茶で」
 甚三紅    :「はい、ちょっと待っててね」
 淡蒲萄    :(連行されている)
 ナコト    :(複雑な顔で見送る)

[Toyolina] さてパパどうやって登場させようかしら
[TK-Sleep] 冷蔵庫のプリンを取りに出てくる
[Toyolina] それだ

 パパ     :(台所からプリンと皿とスプーン持って現れる)
 ナコト    :(どきッ)
 パパ     :「おや、お客さん? 人間の子とは珍しい」
 甚三紅    :(お茶いれてた)「あ、お父様、ええ、淡蒲萄の彼氏なんで
        :すって」
 ナコト    :「あ、初めまして。お、お嬢さんとお付き合いをしている、
        :大沢那琴といいます」

[gombeLOG] 言いきった
[gombeLOG] えらいっ
[Toyolina] この子素直だからw
[gombeLOG] そしてパパ、どっかのパパと一緒ダゾw>プリン
[TK-Sleep] おいちぃ
[Toyolina] なぜだろう、パパ=プリン説。おいちい!(はしゅっ)

 パパ     :「へぇ、それはそれは。初めまして、淡蒲萄の父です」
 甚三紅    :「お父様、それは誰が見ても」
 パパ     :「ああそっか、黄櫨染です、よろしく」
 ナコト    :「よろしくお願いしますッ」

 黄櫨染    :「んで、大沢くんの彼女は?」
 甚三紅    :「あの子たちに連行されていきました」
 黄櫨染    :「……可愛そうに」(プリンを皿に載せてる)
 ナコト    :(きんちょうしている)
 黄櫨染    :「たぶん一時間くらいは捕まったままだろうな、折角だから、
        :男同士で話でもしていくかい」
 ナコト    :「は、はいッ」

[Toyolina] がちがちやw


恋人のお父様と会話だぞ
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リスティ@心の声:「いいか、落ち着け、深呼吸をしろ。お前は緊張したらなに
        :するか分からんからな」

[Toyolina] w

 ナコト    :(スゥーハ〜)
        :(お茶を口に含む)
 黄櫨染    :「にしてもちょっと驚いた。淡蒲萄が連れてくるなんて、
        :今までなかったよねえ」
 甚三紅    :「覚えてる限りじゃ全然」
 ナコト    :「そ、そうなんですか」
 黄櫨染    :「そうだよ、前の彼氏だって全然会わせてくれなかったし」
 甚三紅    :「お父様、そういうのはあんまり」
 黄櫨染    :(やべって顔)
 ナコト    :「あ、いえ、良いんです。お気になさらず」

 黄櫨染    :「いや、悪い悪い。よっぽど大沢君のこと気に入ってるん
        :だなあ(感慨深げ)」
 ナコト    :「そ、そうですか」

 ナコト    :(お茶に口をつける)「……ぶしつけなこと、一つ伺って
        :いいですか?」
 黄櫨染    :「なにかな?」
 ナコト    :「あなたはどうして、淡蒲萄さんを眷属に加えたんですか?」
 黄櫨染    :(ちょっとびっくり)「意外。聞かれたのって初めてだよ」
 ナコト    :「? みんな聞かないんですか?」
 黄櫨染    :「聞く人間が居ないからねえ。うちの子になった時点で、
        :その辺はみんなわかっちゃうし、ねえ」
 甚三紅    :「ええ」

 黄櫨染    :「──どうして、か。ほっといたら死にそうだったからっ
        :てのは納得出来る?」
 ナコト    :「はい」
        :「……けれど、死に行く人を皆眷族に加えてたら、切が
        :無いでしょう」

 黄櫨染    :「まあ、そうだね。確かにその通り。一応理由はあるには
        :ある。あまり言いたくないたぐいだけど」
 ナコト    :「そうですか。まずいこと聞いちゃったみたいですね、
        :すいません」
 黄櫨染    :「んー。君は口が堅そうだから、他言無用ってことなら
        :話してもいいけれど。知りたい気持ちは理解できるつもりだし」
 ナコト    :「淡蒲萄さんも、理由はしっているんですよね」
 黄櫨染    :「……いや、淡蒲萄は知らないよ」
 ナコト    :「あれ、でもさっき……」

[TK-Sleep] みんなわかっちゃうしと


淡蒲萄の過去の一端
------------------

 黄櫨染    :「ああ、矛盾してると思った? 正確には、あの子だけ
        :自分の事情は知らないってところ」
 ナコト    :「はい、さっきはみんなわかると言ってましたし」
 黄櫨染    :「説明が足りなかったか。うーん、血族に加える際に、
        :ある程度は、僕の自由が利くわけだが」
 甚三紅    :(黙ってお茶のおかわりをもってくる)
 ナコト    :「はい」
 黄櫨染    :「淡蒲萄の場合は、ちょっと非道かったもんだから、その
        :辺りの事情は、忘れさせたんだ」
 ナコト    :「……そうなんですか」

 ナコト    :「それじゃあ、淡蒲萄さんに死ぬ前の記憶がまったく無い
        :のも、それで?」
 黄櫨染    :「ああ、その通り。全部無くしておかないと、何がきっかけで
        :思い出すか解らないしね」
 ナコト    :「でも、そんな……」
 黄櫨染    :「そうするのが良いと思ったんだよ。今もそう思っている」
 ナコト    :「……そうですか」

 黄櫨染    :「あの子が人間だった頃か──懐かしいな。その頃から、
        :僕は彼女とは面識があった」
 ナコト    :「……」(神妙な顔で聞いてる)
 黄櫨染    :「医者として出入りしてた屋敷に彼女は居た」

 黄櫨染    :「んで、ある日、いつものように往診に行って──そうしたら、
        :あの子が死にかけていた」
 ナコト    :(息を呑む)
 黄櫨染    :「一目見て解った、もう普通じゃ助からないってね。あのとき、
        :あの子がなんて言っていたのかは、はっきりとは覚えてない
        :けれど──今のあの子からは想像も出来ないものだったのは
        :覚えている」
 ナコト    :「それで……」
 黄櫨染    :「詳しい事情はもう話しても詮方ないことだから言わない
        :けれど──これから僕が何を言っても、淡蒲萄を突き放さ
        :ない、その覚悟はあるか?」
 ナコト    :「……俺は、どんなことがあっても淡蒲萄さんを手放しませんよ」

 黄櫨染    :(しばらくナコトくんの様子を見て)「信じようか。僕の血族に
        :入った淡蒲萄は──まず、実の父親を殺した」
 ナコト    :「ッ!?」
 黄櫨染    :「余程怨んでいたのか、それとも鬼にでもなりかけていたのか。
        :ともかく、父親を殺したのは事実」
 ナコト    :「そうですか……」


ナコトは手がかりを手に入れた
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 ナコト    :「話しにくいことを、聞いてしまってすいません」
 黄櫨染    :「悪いね、事実しか話せなくて。ここから先は──知りた
        :ければ調べることだ。それを止める気はないし、もしかし
        :たら、あの子が知りたいと思うときがくるかもしれないし」
 ナコト    :「そう、ですね」
 黄櫨染    :「そんな日が来ないことを願うけどね。辛いだけの記憶なら、
        :ない方がいい、と僕は考える」

 ナコト    :「それは……」
        :(首を振る)
        :「辛いだけの記憶ということは、ないと思います」

 黄櫨染    :「──そう言うとは思った。さすがだな、大沢君。淡蒲萄が
        :選んだ男だ。薬袋もそうだった」
 ナコト    :「薬袋? あ」

[Toyolina] 前の彼氏。薬袋光郎。
[TK-Sleep] 話の流れから、悟った

 黄櫨染    :「いつか、二人で向き合おうと思ったら──茅原という家を
        :調べるといい」
 ナコト    :「ありがとうございます」
 黄櫨染    :「礼には及ばない。むしろ礼を言うのはこちらだな、淡蒲萄を
        :よろしく」
 ナコト    :「はい、任せてください」

[Toyolina] 料理ヘタだし、ちぎったりするの大好きだし、ちょっと目を離すと
      悪いことしかねないけど
[TK-Sleep] そういわれると悪いところしかないように
[Toyolina] くっ
[Toyolina] じ、自キャラのいいところって言いにくくないですかw
[TK-Sleep] まあ、私も結夜のいいところ言えって言われたら困る

 黄櫨染    :「そうだ、そろそろ、上に行って、あの子を助けてやった
        :方がいいと思う。これは忠告だけど、理想像の君がとんでも
        :ないことになっている気がする」

[Toyolina] 理想像というか幻想のナコトくんがすごい勢いで構築されかねない

 ナコト    :「は?」

[TK-Sleep] なんじゃいそらと

 ナコト    :「ええ、それじゃ様子を見てきます」
 黄櫨染    :「理想の現実のギャップというのか──うん、手遅れに
        :ならないうちに行ってきたまえ」


淡蒲萄さんによるナコトくん評
----------------------------

[Toyolina] そして二階の白橡さんのお部屋ではくすぐり地獄で息も絶え絶え
      (呼吸してるのかどうかは不明)な淡蒲萄さんが

 ナコト    :「え、ええと。いったい何事が」
 白橡     :「聞いたよ、付き合う前に抱きしめてキスしたんだって!?
        :すっげー!! 勇気あるー!!」

[Toyolina] もういろいろ自白させられた様子

 焦香     :「なんでも美味しく食べてくれる、すっごい優しいとこ
        :大好きv って言ってた」
 淡蒲萄    :(うつぶせでぐったりしている。命に別状はない)
 ナコト    :「え、そ、そう」(赤

 白橡     :「あとね、あとね、いつもかばってくれて、男らしいって
        :ゆってたよね」
 焦香     :「もうドキドキしっぱなしで、人間だったら早死にしてる
        :とか言ってた」
 ナコト    :「そ、そんな、ええッ」

 白橡     :「あとね、あとね、笑った顔がすっごい可愛いとか」
 焦香     :「いつも真っ直ぐで眩しいとか」
 ナコト    :「え、ええッ」(赤)

[TK-Sleep] ドキドキしつつうっちゃんに目が
[Toyolina] さんざんくすぐられて笑い殺されかけたので、上気して大変な
      感じになってます

 白橡     :「いいとこしか出てこなかったよねー」
 ナコト    :「そ、そんな、いいとこばっかりの男じゃないんだけど」
 焦香     :「自信持っていいと思う」

 白橡     :「でもなかなか口堅かったよね。さすが淡蒲萄姉」
 焦香     :「あたしら頑張った」
 淡蒲萄    :(まだぐったりしている)
 ナコト    :「だ、大丈夫、淡蒲萄さん?」
 淡蒲萄    :「う……うん……もうちょっと寝てたら治る……筈」
 白橡     :「んじゃお邪魔ムシはちょっと退散しまーす」
 焦香     :「大沢君、ガンバレ」
 ナコト    :「え、あ、うn」

[Toyolina] 略
[TK-Sleep] なんとなく、穏やかな気分で淡蒲萄さんのそばに座ってそう
[Toyolina] ほほえましいぜ つД`)
[TK-Sleep] 時折髪をなでたり
[TK-Sleep] 静かにフェードアウト
[TK-Sleep] かな
[Toyolina] ゴロゴロ。猫になりそう
[Toyolina] ですね、お疲れ様でした、途中で回線切れたのが許せねえぞNTTめ


時系列と舞台
------------
2007年2月下旬。


解説
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黄櫨染パパから、過去の断片を聞かされるナコトくん。
一方淡蒲萄さんは妹二人から地獄の拷問を受け、ついに口を割ってしまった。


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Toyolina 


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