[KATARIBE 30842] 淡蒲萄、十年前の顛末を知る

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Date: Fri, 23 Feb 2007 10:53:36 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 30842] 淡蒲萄、十年前の顛末を知る
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200702230153.KAA65262@www.mahoroba.ne.jp>
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2007年02月23日:10時53分36秒
Sub:淡蒲萄、十年前の顛末を知る:
From:Toyolina


[HA21L] 淡蒲萄、十年前の顛末を知る
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登場人物
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 淡蒲萄    女子高生吸血鬼。「水」を調べるうち、その脅威を知りつつある。
 片桐壮平   零課に所属する不死身の刑事。お父さん的。
 薔氷冴    バーFROZEN ROSESのマスター。十年前の顛末をよく知る。

 FROZEN ROSES http://hiki.kataribe.jp/HA/?FrozenRoses


FROZEN ROSESへ
--------------

 淡蒲萄    :(ぼけらー) 
 片桐     :(ずず)>お茶すすってる 

[Hisasi]  ごきごき肩鳴らしつつ 

 淡蒲萄    :「お暇ちょうだいしちゃったよ」 
 片桐     :「は?」 

[Hisasi]  なんのことやら 

 片桐     :「どないしたんじゃ」 

[Hisasi]  十年前のことを調べとけとゆーあれだの 
[Toyolina] ええ 

 これ。 http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30800/30839.html

 淡蒲萄    :「することないから本でも読んでろとか言われた」 
 片桐     :「ふむ」 
        :「まあ、たまには体休めて本でも読むのもええぞ」 

[Hisasi]  お茶すすりつつ 
[Hisasi]  料理の本でも読んだらどうかと言おうと思ったが 
[Hisasi]  被害がこっちにきそうじゃのう、と 
[Hisasi]  ふと思った 
[Toyolina] 自衛してるw 

 片桐     :「まあ、することないからやりたいことやれいわれても」 
        :「なかなかできんのは、ワシもおなじやったのう」 

[Hisasi]  まあ、もとよりあんまり暇になることないせいだけど 

 淡蒲萄    :「料理って気分でもないし。改めて言われてもどうしていいか」
        :「ラーメンばっかり食べるわけにもいかないし」 
        :「なんか名案なーい?」 
 片桐     :「そうじゃのう」 

[Hisasi]  なんぞちょっとした仕事をまかせてみるとか 
[Hisasi]  なんかさせておかないと、みょうなことに首をつっこんだりするん
      じゃないかとちょっとお父さんはおもってみた 
[Toyolina] 鋭いですね^^ 
[Hisasi]  やっぱりかよw 

[Hisasi]  FROZEN ROSESへ連れて行っておこうかな 
[Toyolina] イエア 
[Hisasi]  あそこなら過去の霞ヶ池の話もきけるよ 
[Toyolina] やったぜ 

 淡蒲萄    :(足ぶらぶら)「そういや最近運動してない。鈍っちゃうしな」 
 片桐     :「そうじゃのう……水関連やったら」 
        :「そういえばまだあの店にはいっとらんかったな」 

[Hisasi]  それがやばいんじゃーw>運動 

 淡蒲萄    :「あの店?」 
 片桐     :「おう、FROZEN ROSESいうてな」 
        :「……そっちらへんじゃ割と有名な情報収集の場じゃ」 
 淡蒲萄    :「タカだけ連れてったお店だな?」 
 片桐     :「……いや、タカだけっちゅーわけじゃ」 

[Hisasi]  あうあう 

 片桐     :「まあ、そこならな。過去の水の件に関する話も聞ける」 
 淡蒲萄    :「よし、行こう」 

[Toyolina] Just Now 

 片桐     :「当時の関係者が常連におるし、マスターも解決にかかわっ
        :とった……って」 

[Hisasi]  移動♪

 SE     :カラン 

 氷冴     :「いらっしゃい……あら」 

[Hisasi]  にこっと笑顔でお出迎え 

 淡蒲萄    :「(ほぅ)かっこいい」 
 氷冴     :「かわいらしいお嬢さんね、どうぞお席へ」 

[Hisasi]  カウンターへいらっしゃい♪ 

 片桐     :「まあ、知り合いちゅーか、相棒みたいなもんじゃ」 
 淡蒲萄    :「あ、はい、お邪魔します(ぺこ)」 

[Hisasi]  ぽりぽりと頭をかいてカウンターへ 

 氷冴     :「ご注文はなんになさいます?今は……私だから融通は利く
        :わよ」 

[Hisasi]  ウィンクして 
[Hisasi]  というか、このお姉さんも年取らない人だしな 
[Toyolina] なんと 
[Hisasi]  氷女さんです 

 淡蒲萄    :「あんまり強くないのがいいな」 

[Toyolina] 弱いから 

 氷冴     :「はい、では、お勧めを」 

[Hisasi]  まあ、甘い淡い色のカクテルとか作って出してくれるだろうよ 

 片桐     :「まあ、程ほどに、な」 

[Hisasi]  お父さんも目をつぶってあげましょう 
[Toyolina] そうしてください^^ 

 淡蒲萄    :「大丈夫だって、あんまり飲まないんだから、普段から」 
 片桐     :「信用しとるわい」 

[Hisasi]  ぽふっと頭を 

 氷冴     :「どうぞ、お嬢さん」 

[Hisasi]  で、カクテルなぞ出しつつ 

 淡蒲萄    :「あ、ありがとうございます……えっと」 
 氷冴     :「マスターの薔氷冴、よ。よろしくね」>ウィンクして 

[Hisasi]  で、片桐を見て 

 氷冴     :「あなたがここへ連れてくる、ということは……少し訳ありの
        :お嬢さんなのかしら?」 
 片桐     :「……まあ、そんなとこじゃの」 
 氷冴     :「ここは少し訳ありなお店だから、かしらね」 

[Hisasi]  訳あり=ちょっと普通じゃないヨ、みたいな 

 淡蒲萄    :「そんな訳ありな子ばっかり連れてきてんの?」 
 片桐     :「あほかい、そんなにとっかえひっかえするかいな」 

[Hisasi]  で、水の話振ってみてもいいのかな 
[Toyolina] はい、もちろん。 

 淡蒲萄    :「なんか、いろいろお話聞けるって、ギリちゃんが教えて
        :くれて」 
 氷冴     :「……そうねえ、例えば……」 

[Hisasi]  くすっと笑って 

 氷冴     :「……かつてあった原初の水、なんてお話かしら?」 
 淡蒲萄    :「……うん、そんな話」 
 氷冴     :「そうね、過去にあったことの話ならお聞かせできるかも
        :しれないわ」 


十年前の顛末
------------

[Hisasi]  で、過去にあった霞ヶ池の話をあれこれしてあげましょう 
[Hisasi]  水と超能力との相関実験で暴走して 
[Hisasi]  阿鼻叫喚の沙汰になったとか 
[Toyolina] (((・Д・;))) 
[Hisasi]  水を混ぜ込んだ願いのかなう水を配って人が死んだとか 
[Hisasi]  関わった組織が水を利用しようとした挙句、溶解して何ものかに
      なったとかゆー話を 

[Hisasi]  どれをとっても 
[Hisasi]  水を甘く見て手出して 
[Hisasi]  とんでもないしっぺ返しが来たというものばかり 

 氷冴     :「……あの頃に、主だった組織は……水がどれほど危険で
        :手を出しようもないものだということを嫌というほど理解
        :したはずなのに、ね」 

[Hisasi]  小さく笑って 

 淡蒲萄    :「ほんとに、どうしようもないんですよね……?(念押し)」 
 氷冴     :「でも未だに……それでも何とかできる、という者が現れる」 
        :「制御できるできないという力じゃあないのよ」 
        :「触れたら全てどうにもなくなるというわけじゃあないわ。
        :ただ、過ぎた力というほうが正しいかしら」 
        :「個が扱うには、あまりにも大きすぎる」 

 淡蒲萄    :「神さまでもダメだって、聞いたんですけど」 
 氷冴     :「意思もない、個もない、神ですらないもの」 

[Toyolina] 蒼雅家がどうとか言っちゃっても大丈夫かしら 
[Hisasi]  大丈夫 
[Hisasi]  地鎮に関わる家だってことは知ってるけど 
[Hisasi]  霞ヶ池の生きた遺物とかいうのは当主の血とかから引っ張って
      こないとわからない秘密とかいうレベルで 
[Toyolina] そうでしたね、となると聞くことはこうなのだった。 

 淡蒲萄    :「見てるだけでも、溶けちゃうって聞いたんですけど……
        :そんなに、影響力あるんだったら」 
        :「守護とかで神社に居る人たちも、無事じゃ済まないんじゃ
        :ないかって思うんですけど」 

 氷冴     :「ただ触れるだけで溶ける……でも、その力を抑える為に
        :作られた遺物がある、という話も聞いたわね」 
        :「私の知っている話だと、御霞にはかつて霞ヶ池を鎮めた
        :参加者の一人が祭神であったと聞いたわ」 
 淡蒲萄    :「じゃあ、仮の話、そのイブツとかなんとか、ゲットしたら
        :……出来るかどうか別にして、なんとかなる、とか考え
        :ちゃってもおかしくないですよね」 

 氷冴     :「だとしたら、その神体も……伝わっている遺物も、当時の
        :高度な文明の品である可能性は高い」 
 片桐     :(無言で、グラスを傾けている) 
 氷冴     :「霞ヶ池の力に対抗し制するためにも用いられた品である
        :……とも、ね」 
        :「その遺物を手にすることができたら」 

[Hisasi]  言葉を切る 

 淡蒲萄    :(カクテルには全然手を付けてない)「出来たら?」 
 氷冴     :「あるいは使いこなせたら……水を退けることも……制御
        :することもできるかもしれない」 

[Hisasi]  あくまで可能性 
[Hisasi]  でもシステム的に最終的にはダメだけどネ 
[Hisasi]  一見、制御できるじゃん!すげ!と 

 淡蒲萄    :「出来るんだったらとっくにやってるって話ですよね、それ」 
 氷冴     :「もちろん」 
 淡蒲萄    :(何事か苦手なりにかんがえている風)
 氷冴     :「だからこそ今でも多くの団体が遺物を護っているし」
        :「その身に遺物を取り込んで、護るという……古くからの
        :守護者がいるらしいわ」

[Hisasi]  蒼雅とか

 淡蒲萄    :「……なんとなくわかったような……(でも、聞ける話を
        :真朱がいちいち男たらし込んで仕入れたりするかな)」

[Toyolina] ぶつぶつ


繰り返される過ち
----------------

 氷冴     :「でも、人は学習しない生き物なのよね」>ちょっと笑って
        :「……どれほど危険と知っても、その手を伸ばす者はあとを
        :絶たないのよ」
 淡蒲萄    :「……そうですよね」

[Toyolina] なんとなくわかる。次元は違うけどそんな子を助けたり助け損ね
      たりしてきたので

 氷冴     :「世界が侵蝕されて滅びるかもしれない、と知っていても」
        :「今目の前で命が消えつつある掛け替えのない人がいたと
        :したら」
        :「……その水で、命が永らえるとしったら?」

[Hisasi]  指先がとん、とカウンターを叩いて

 氷冴     :「それでも、助けたいと願う者は……いるかもしれないわ」
 淡蒲萄    :「……十年前もそういう人いたんですか」
 氷冴     :「いたわ」

[Hisasi]  きっぱりと

 氷冴     :「……もう、どちらもこの世にはいないけれど」
 淡蒲萄    :「そうですか……」
 氷冴     :「その依頼を仲介したのも私よ」>殺しの
        :「どちらの立場も理解していたわ」

[Hisasi]  でも、霞ヶ池を利用してあーだこーだすることで歪みをひろげちゃ
      なんねえ、と
[Hisasi]  刺客(たぶん友久とか)を差し向けたのだろう、とかいう雰囲気

 淡蒲萄    :「だいたい、解りました」

[Hisasi]  イメージ的にアハト戒を殺しにという風
[Hisasi]  当時もアハト戒みたいなカップルはいたのだろうな、という

 片桐     :「……」>グラスを傾けて
 氷冴     :「……あなたの参考になって?」

[Hisasi]  小首をかしげて、空になったグラスを手に取る

 淡蒲萄    :「……かなり。ううん、とても」
 氷冴     :「そう? それならよかったわ」

[Hisasi]  口当たりのすっきりしたノンアルコールカクテルを出してくれるよ
[Toyolina] わあい
[Toyolina] いろいろと知恵熱でそうなカンジになっていたところでしたw

 片桐     :「……まあ、いっぺんに詰め込んだらパンクするわい」

[Hisasi]  ぽふぽふ

 淡蒲萄    :「んぅ。頭使ってなかったから、正直やばかった」
 片桐     :「……ただ、人の手に余るもんじゃっちゅーのは」
        :「ワシもようわかった」

[Hisasi]  空のグラスの氷をくるくるまわしつつ

 淡蒲萄    :「うん……関わるだけでもやばそう」
 片桐     :「そうじゃの」

[Hisasi]  ことんとグラスを置いて

 氷冴     :「そこであなた達が暗くならないでね」
        :>ひょいと空のグラスを

[Hisasi]  おかわりをついで置く

 淡蒲萄    :「あ、すみません、つい」

[Toyolina] なにがついか

 氷冴     :「私はここですべきことをするし、彼もそう」
        :「あなたも自分がするべきことをすればいい」
        :「違って?」
 淡蒲萄    :「ですよね……よし」
 片桐     :「おう、元気でたかの」
 淡蒲萄    :「うん、たぶん(ふらふら)」
 片桐     :「おーい、足元おぼついとらんぞ」

[Hisasi]  ひょっとして弱いんか? と

 淡蒲萄    :「だいじょうぶ、ちょっと酔っただけ」

[Toyolina] ふらふらとお手洗いに

 片桐     :「おう、顔洗ってしゃっきりしてこい」
 氷冴     :「(くすくす)」>ギリちゃんの顔みてくすくすと

[Hisasi]  あらぁお父さん大変ねぇ
[Hisasi]  みたいな
[Toyolina] 洗面台の上で丸まって寝てますけど^^
[Hisasi]  ひいw
[Hisasi]  で、遅いなと様子を見に行ったら

 片桐     :「……猫か」

[Hisasi]  丸まって寝てるうっちゃんみて
[Toyolina] 寝てる間は二人でオトナの会話を、みたいな親孝行なワケがない
[Hisasi]  しょうがないのでおぶって帰ろう

 氷冴     :「お疲れ様、またいらしてね、お嬢さんも」

[Hisasi]  うぃんく

 片桐     :「おう……またのう」

[Hisasi]  よっこらせと
[Hisasi]  おぶって

 片桐     :「……それでも、人は繰り返す……か」

[Hisasi]  こんな感じでお家に帰るエンド
[Toyolina] ベッド占領
[Hisasi]  床で寝ます
[Hisasi]  というかもう床で寝てる回数のほうがおおくねぇ?ってくらい
[Hisasi]  タカとかまなとか
[hari]   ぷ
[Toyolina] 間違いのないところ
[hari]   早く引っ越そう


時系列と舞台 
------------ 
2007年2月頃 


解説 
---- 
 FROZEN ROSESにて、十年前の顛末を聞く淡蒲萄。


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Toyolina 



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