[KATARIBE 30655] [HA21L] 一つ屋根の下。

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Thu, 18 Jan 2007 21:55:41 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30655] [HA21L] 一つ屋根の下。
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20701180455p4af776d8gaaf56835cde3cf37@mail.gmail.com>
X-Mail-Count: 30655

Web:	http://kataribe.com/HA/21/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30600/30655.html

[HA21L] 一つ屋根の下。
======================
登場人物
--------
 西海道アハト
 檻宮 戒
 淡蒲萄
 片桐壮平



戦闘狂と8 http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30600/30649.html
 の続き。



[Saw]    目を覚ますと見慣れぬ部屋。状況は皆目不明。ただ隣で寝ている
      相棒と胸の傷だけが今日が昨日の続きである事を証明している。
      だいたいそんな感じ。
[Saw]    闇医者は日中パチンコ行ってるので好きに使っていいと言われて
      いるとかなんとか。
[Toyolina] でも夜はエロサイト巡回するから帰れみたいな
[hari]   気にしなければいいのに(ぉ
[Toyolina] 女子居る前じゃなかなか出来ない、そんな繊細さを闇医者は併せ
      持っていた
[NATI]   まだまだだね。


アハト目覚める
--------------


 アハト    :「……どこだここ」
 淡蒲萄    :(金だらいに水張ってきた。金だらいしかなかったので)
        :「や、起きた?」
 アハト    :「淡蒲萄……」
 淡蒲萄    :「戒もそこに」(へばりついてる筈)
 アハト    :(戒や手に巻かれた包帯に気付く)「あんの野郎ッ! つっ」

[Saw]    立ち上がろうとし激痛が走る

 淡蒲萄    :「無茶したらダメ。怪我ひどくなったら、先生の首飛んじゃ
        :うから(タオルを浸してる)」
 アハト    :(呼吸を落ち着ける)「……こいつ何されたんだ」

 淡蒲萄    :「何って、火傷? 心配して、手握ってた」
 アハト    :「自分で? そんな馬鹿な」
 淡蒲萄    :「馬鹿なって言われてもな、心配してるんだって」

[Toyolina] アハさんのデコに手を当てる。お熱はどうかなー?

 アハト    :(されるがまま)「……この馬鹿、なんて言ってた? 昨日の事」
 淡蒲萄    :「心配してたよ、すごく。アハトが死んじゃうって」
 アハト    :「……クソがっ」
 淡蒲萄    :「そんなに熱ないな、大丈夫っぽい。しばらくは絶対安静」

 アハト    :「そんなにのんびりもしてられない」
 アハト    :「あんたにも迷惑かけるし……」
 淡蒲萄    :「なんか急ぎの用事でもあんの?」
 アハト    :「なによりオレは負けるわけにはいかねーからさ」
 淡蒲萄    :「動けるようになってから言いなよ、そーいうの」
 アハト    :「肋骨折れたくらいだったらなんとかなるさ」
 淡蒲萄    :「はいはい、これだから男の子はホントに」

 アハト    :(顔歪めながらそれでも本当に立ち上がる)
 アハト    :(素肌にジャケットはおる)「っつー」
 淡蒲萄    :(脇腹をつつく)
 アハト    :「ギッ!!」
 アハト    :「て、てめえ……」(油汗ダラダラ)
 淡蒲萄    :「おとなしく寝てろ? 治療費だったら別に心配要らないし」

 アハト    :「……かなわねえなまったく」(溜息)
 淡蒲萄    :「そりゃこっちのセリフ。服着るまでやるとは思わなかった」
 アハト    :「オレは……負けないからこいつにとって価値があったんだよ」
 淡蒲萄    :「そうだったの? ホントにそう?」
 アハト    :「もしも本当に負けたらこいつは死ぬしかない。オレが
        :そういう風に追いこんじまったんだ」(ベッドにうなだれる)

 淡蒲萄    :「本当の負け?」
 アハト    :「普通。殺し合いして負けたら死ぬからね。ついてたんだか
        :なんなんだか」
 淡蒲萄    :「ああそっか、んー、結果オーライって考えじゃダメ?」
 アハト    :「正直自信なくした。ガキの一人くらい、オレにだって
        :救えるって思ったんだけどな」(たはー)
 淡蒲萄    :「なんで? その理屈で言ったら、負けてないってことに
        :なると思うんだけど」

 アハト    :「オレがやったのなんてさ、こいつの逃げ場を塞いだ事だけ
        :なんだよ。実家と敵対させて。犯罪に巻き込んで──生来の
        :才能すら奪おうとしてる」
 淡蒲萄    :「うーん……戒の逃げ場は、アハさんなんじゃないかな?
        :って、事情も知らないくせに言うなって話だけど」

 アハト    :「調子こいてあっさり死にかけて、心配かけて迷惑かけて
        :怪我までさせて……せめて勝ち続けてれば安心させてやれた
        :だろうがっ」>淡蒲萄の目はみれない
 淡蒲萄    :「……アハさんは……次、負けなかったらいいと思うよ。
        :あーいや、勝てば、か。それで、アハさんがずっと生きて
        :るんなら、戒はそれで嬉しい筈だし」

 アハト    :「あんたって、見た目より大人だ。こんなみっともない愚痴に
        :良く付き合う。あ、今本気で格好悪いなオレ」
 淡蒲萄    :「……そうかな、初めて言われた。あ、でもアレだよ。
        :男の人が悩んでるとことか、結構好きだし、気にしなくても、
        :うん」
 アハト    :「格好悪いついでにもう一つ甘えた事言っていい?」
 淡蒲萄    :「ん、いいよ。最近のあたしはお姉さんだから」
 アハト    :「オレが死んだらこいつの事頼みます」(頭を下げる)

 淡蒲萄    :「……わかった。でも、死なないように動くのが条件」
 アハト    :「助かる」
 淡蒲萄    :「じゃあ早速条件を守ってもらおうかなー。絶対安静」

 アハト    :「……家に戻っちゃダメかな」
 アハト    :「最近妙な奴らに追っかけられててさ。いや先に仕掛けたのは
        :こっちなんだが」
 淡蒲萄    :「家って、公園? なんか大事なものでも?」
 アハト    :「あの公園、不思議と人が来ないんだ」
 淡蒲萄    :「そうなんだ。そういうことなら……もうちょっと動ける
        :ようになるまで、あたしの部屋にきなよ。あたしの部屋も
        :全然人こないよ」
 アハト    :「……いいのかよ。そんな簡単に男上げて」
 淡蒲萄    :「昨日も戒泊まったし……脇つつかれてもだえてるうちは、
        :何もないでしょ」

 淡蒲萄    :「それに、戒が居るのにそういうことは、アハさんはやんないと
        :思う」
 アハト    :「居なくてもしねえ」
 アハト    :「……と、思う」
 淡蒲萄    :「……信用してる……一応」
 アハト    :「助かる」

 戒      :(……)

[Toyolina] 寝たふりなんて技を!

[Toyolina] こうして生活力旺盛な重傷患者と生活力に欠ける2人の奇妙な
      共同生活が始まったのだった
[Tihiro]  がんばーですよー
[misasagi] がんばれ〜
[Saw]    戒いきなり家出しそうw
[Tihiro]  ひーー
[Toyolina] 勘弁シテクレw
[NATI]   一つ屋根の下。
[Toyolina] あんちゃんが倒れてちいにいはドイツにいて

[NATI]   みんな人殺し。
[Saw]    頼れる仲間はみんな人殺し。
[TK-Leana] ホントダ
[Toyolina] 目は生き生きしてますけどね^^
[Tihiro]  よかったね♪
[TK-Leana] ていうか、21ダーティー率たけえよ

[Hisasi]  ダーティな人が多くてなかなかギリちゃん絡めないですのう
[TK-Leana] ダウト
[TK-Leana] めっちゃなじんでるじゃんあの警官!
[Tihiro]  えー。>ダーティー多くて
[Hisasi]  とりあえず殺っちゃだめ、くらいは


痴話げんかと野菜炒め
--------------------


[Saw]    翌日居なくなっている戒を探しに出掛けようとするアハトを押し
      とどめつつ仕方なく繰り出す淡蒲萄さん。
[Saw]    なんとか連れ戻すも同じ部屋にいても話そうとしない。


 戒      :「誰も守ってくれなんて言ってない。私はアハトを信用して
        :ついてったのにアハトは私を全然信じてないじゃない。
        :淡蒲萄、そう伝えておいて」
        :(壁に生首を下げてそっちしか見ない)

[Toyolina] すてきなインテリヤ
[TK-Leana] すてきなインテリや

 淡蒲萄    :(事情を子細に把握してるわけじゃないのでそのまま
        :アハさんに伝える)

 アハト    :「こっちだって必死だったんだ。戒みてーに人任せにして
        :文句だけ言ってりゃそりゃ楽だろうがな。と伝えておいて
        :くれ。淡蒲萄」

[Saw]    同じ部屋にいる。
[Hisasi]  なんか痴話喧嘩になってきたよ
[Toyolina] そんな広い部屋じゃないんで、距離数メートルw
[Saw]    家主いい迷惑
[Toyolina] ご飯のときとか超キマズイ系
[NATI]   でも、仲良かったら仲良かったでイロイロと。

 アハト    :「他人様に出して貰ったもん残すんじゃねーよ。と伝えて
        :欲しい。バカに」
 戒      :「食べれないものを無理に食べて食事の時間を台無しに
        :するほうがおかしいって伝えておいて。バカに」

[Toyolina] どっちも正論だw

 淡蒲萄    :「うん、わかった、ジンギスカンはラムなしでやるように
        :しよう」

[Toyolina] キャベツともやししかなくなる
[Saw]    超気まずい食事の時間が流れる

 アハト    :「どっかのバカがごねるからただの野菜炒めになっちゃったな。
        :淡蒲萄もガッカリ」

[Toyolina] かなりガッカリw

 戒      :「野菜炒め好きだもん。淡蒲萄は野菜炒めしか食べないって
        :前言ってたよね」
 淡蒲萄    :(言ったかな?)

[Toyolina] 巻き込まれた!

 アハト    :「また幻聴が聞こえる。嘘つきが頭足りない嘘を並べ
        :立てる幻聴」
 戒      :「淡蒲萄は三食野菜炒めだけで生きてきた国の人だもん。
        :はい、おかわりあげる」(盛る)>淡蒲萄
 淡蒲萄    :(言う前に盛られた)「あ、ありがと……」

[Saw]    たらふく食わされそう
[Saw]    もやしばっかり
[Toyolina] 安上がりだ
[Toyolina] っていうかこんな食生活送ってたら血に飢えるw
[Saw]    すげえ健康的。
[Toyolina] 食物繊維
[Toyolina] 血液さらさら
[Hisasi]  人襲うまえにギリちゃんでなんとか補給してください

 淡蒲萄    :(トイレでギリちゃんにメール。トモダチがぷち家出して
        :きて匿ってる。ぶっちゃけもうダメ。お腹すいた)
 戒      :(メール打ってるとやってくる)
        :「……アハトが、アハトが貧乳っていったぁ」(びえー)

 片桐@メール :「プチ家出? ああ、わかったわかった、すぐいくから
        :人襲ったらあかんぞ」

 淡蒲萄    :「ちょ、アハさん、中学生になんてこと! これから育つに
        :決まって……(自分より背が高い戒を見る)……きまってるん
        :だから」
 アハト    :(肋骨が一本追加で折れて悶絶してた)

[Saw]    淡蒲萄の声届かず
[Toyolina] ひどすぎるw
[Hisasi]  ひでえw

 淡蒲萄    :「……すごく反省してる、もう言わないって言ってるみたい。
        :だから、もう許してあげて、ね?」>戒

[Toyolina] 部屋から出られないw

 戒      :「粗チン! 死んじゃえ!」
 アハト    :(元より死にかけてる)
 淡蒲萄    :「……そ、そういうのは思ってても言っちゃダメ!」
 戒      :「淡蒲萄も思ってたんだ」

[Toyolina] ギャー

 淡蒲萄    :(アハさんがあんまりなので。ぶんぶん。首を横に振る)
        :「思ってない思ってない、だって見てないし」

 片桐@メール :「ついたぞ、下におるぞ。どうなっとる?」

 戒      :「見ていいよ。一方的に侮辱されるなんて我慢できない」
 淡蒲萄    :「ごめん、ちょっとメール打つ、十秒待って(返信:シュラバ。
        :出れない)」

[Toyolina] ガーンw

 片桐@メール :「わかった、適当に時間つぶしてるわい。まあ……がんばれ」

 淡蒲萄    :「み、見ていいって言われても……」
 戒      :(ほんとにジーンズに手をかけて顔面蹴られた)
 アハト    :「……て、てめえ。何のつもりだ!」
 戒      :「淡蒲萄の影響」(鼻抑えながら)
 淡蒲萄    :(ぐーきゅるるる)「い、今モロに入ってたし! って、
        :あたし見たいとか言ってないから!」

[Toyolina] 思っただろうけど

 アハト    :「ぐあっ!」(暴れてたら肋骨がよくないことに)
 アハト    :(脂汗ダラダラ流しながらうずくまってる)
 淡蒲萄    :「……ちょ、アハさん、暴れたりすっから! 戒も顔
        :大丈夫?(いったりきたり)」
 戒      :「自暴自涜」

[Toyolina] 字がw

 淡蒲萄    :(ふらふら。逃避することに)
        :「……晩ご飯買ってくる。野菜炒めでいいよね」
 戒      :「うん。あともっと頭のまともなアハト」
 淡蒲萄    :「3割引だったら買ってくる」
 アハト    :「てめえに頭の事言われたくねえよ……」

[Toyolina] やっとまともな食事が出来そう
[Saw]    帰ったら部屋が荒れてそうw
[Toyolina] それはもう諦観w


ギリちゃんに血をもらう
----------------------


 片桐     :「……どうしたんじゃヘロヘロやぞ」>うっちゃんみて
 淡蒲萄    :「三日も野菜炒めしか食べてなくって……貧血」

[Toyolina] ちゅるちゅるうまうま

 片桐     :「……あーまあ、ホドほどに……」

[Hisasi]  しおしお
[Toyolina] 吸いすぎた
[Hisasi]  ぽすぽすと撫でて

 片桐     :「……はは、世話焼きのあだ名も……うっちゃんに譲らんとな」

[Hisasi]  ちょっと笑って

 淡蒲萄    :(飲み終え)「ふぅ、ホント、親子みたいになってきた」

[Toyolina] 世話焼きの血

 片桐     :「そうじゃの(はは)」

[Hisasi]  大丈夫、うっちゃんがおる
[Hisasi]  若戸サンに怖がられて避けられたのはちょっと痛かったらしい

 淡蒲萄    :「ん、ごめん、吸い過ぎた……? なんか元気ないっぽい」
 片桐     :「へえへえ、まあ、しらんオッサンよりはええじゃろ」

[Hisasi]  こきこき、と

 片桐     :「……友達、おちついたんか?」
 淡蒲萄    :「……どうかな、悶絶してたけど……たぶん今頃は、
        :疲れて寝てる(といいなあ)」
 片桐     :「……そうか」

[Hisasi]  ちょっぴり疲れたように笑って

 片桐     :「あんまり、世話焼きすぎて。へたれんようになあ」

[Hisasi]  ぽん、と頭なでて
[Hisasi]  というわけで、帰るのだろう
[Toyolina] うむす


時系列と舞台
------------
霞ヶ池の闇   http://hiki.kataribe.jp/HA/?KasumiGaIkeNoYami
HazyHotel    http://hiki.kataribe.jp/HA/?HazyHotel



解説
----
生活力がないので、単純に焼いたりするだけの料理しか自炊できないのでした。


-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Toyolina
 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30600/30655.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage