[KATARIBE 30497] [HA06L] クーネルダールの奇書〜再起動

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Date: Mon, 18 Dec 2006 10:01:22 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30497] [HA06L] クーネルダールの奇書〜再起動
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[HA06L] クーネルダールの奇書〜再起動
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登場人物
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 神終空音
 途奥 彗

 南足鞠緒

 神終柚依
 途奥火雲


空音
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[toyomacx] ---途奥家。鬼姉の部屋

 彗      :(ふらふらと出てくる。後ろ手に扉を閉めてそのままへたり込む)
 彗      :「……私……なんてことを……(そのまま廊下に突っ伏す)」

[Tihiro]  待て、なにがあったなにがっw
[toyomacx] 思い出す。眞由美サンに言った言葉。眞由美サンにもらった言葉。
      ソラネが用意していた横断幕
[toyomacx] いや別にwちょっとひどいことを言われただけです

 彗      :(廊下にうずくまったまま十分ほど震えている)
 SE      :(ブルルルル ブルルルル)

[Saw]    着信あり

 彗      :「……電話(もそもそとポケットから携帯を)」
 空音@電話  :「や。電話しちゃった」
 彗      :「そらね……う……っく……(明らかに泣き声)」
 空音@電話  :「……え、ちょっと。どうしたの?」
 彗      :「……わたし……わたし……ひどいこと……(えぐえぐ)」
 空音@電話  :「落ち着いて。今何処? うち? 話出来る?」
 彗      :「……いまはうちの……廊下……ここ、居たくない」
        :(ひっくひっく)。今から……ごめん、ダメだよね」
 空音@電話  :「だめな事なんて一つもないよ。今から自転車飛ばすから
        :待ってて」
 彗      :「だめ、今日きたら……お姉ちゃん居るし……」

[toyomacx] まーさも居るし

 空音@電話  :「私が行くとトオクが迷惑なの?」
 彗      :「っ……ち、ちが、そんなこと全然……嬉しいよ」
 空音     :「つまり、私を心配しての事か。ありがとう。じゃあ悪い
        :けど行かせて貰うから」(プチッ……ツーツーツー)
 彗      :(電話を胸元で握りしめて、よろよろと部屋に戻る)

[Saw]    40分くらいできますよ。遠いからw
[toyomacx] 大変な労力を強いてしまったw

 空音     :(ぜーはーぜーはーぜーはーぜーはーぜーはーぜーはー)
 空音     :(トオクにメール『来ちゃった』)
 彗      :(窓を静かに開けてベランダから箒で出てくる)
 彗      :「ソラネ……ありがと……(でも目を合わせられない)」
 空音     :(ハンドルに両手をついて息をなんとか整えてる)
        :「自転車は、無理があった……かも」
 空音     :「後ろに乗って」
 彗      :「う、うん……(ちょこん)」

 空音     :(よろよろよろよろ)


火の用心
--------


[Saw]    立ち漕ぎ
[toyomacx] がんばって自転車乗れるようになったんですね
[Saw]    そう言えば前乗れないって言っちゃいましたね。自転車くらい
      ないと足がなさ過ぎるので訓練中と言う事で一つ。
[toyomacx] その方が美しいデス
[kurow]   がんばってる。

 空音     :「見て。少し乗れるようになった」(既に膝傷だらけ)
 彗      :「うん、二人乗り出来てる……すごい」
 空音     :「そう。私に不可能はない」(振り返って笑う)
 SE      :「ガシャン!」<側溝におちました

[toyomacx] うわw

 SE      :「カラカラカラカラ」
 空音     :「……つつっ、大丈夫?」
 彗      :「う、うん、どうにか。ソラネこそ」
鞠緒@ママチャリ:「……なにやってんの」

[kurow]   コンビニ袋ハンドルに下げてる

 空音     :「あ、南足」
 空音     :「……えーと、トオクと夜回りを」
 空音     :「町内会で火の用心をやろうって話になって」
        :(しどろもどろ)
 鞠緒     :「火の用心にしちゃあのカチカチいう棒がないじゃん」(笑う)

 彗      :「……う、うん、そう。夜回り。拍子木とかないけど、
        :気持ちだけでも」(合わせようとしてイミフ)
 空音     :(自転車を起こす)「そう、大切なのは気持ち」
 空音     :「でも二人乗りは危ないから歩いてこっか」
 彗      :「うん、これ以上ソラネの怪我が増えたら大変だし」
 鞠緒     :「それがいいねえ。あと余所見も危ないから」

[toyomacx] 見られてたw

 鞠緒     :「よっしゃ、あたしも付き合おう」(自転車降りる)
 鞠緒     :「んで、どう回るワケ? やっぱゴミ捨て場とか危ないよ
        :ねえ、燃えるし」
 空音     :「私の家遠いし、バスで行こうか。まだぎりぎり最終便が
        :あるはず。自転車は適当なトコにとめてけばいいし」

 空音     :「あ、その、火の用心をするのはうちの近くなんだ」
 鞠緒     :「あ、そうなんだ。放火魔でも出た? 怖いねえ」
 彗      :「う、うん、さっきはそれの、練習しよっかーって」
 空音     :「うん。凄いでる。トオクは……ええと、大変な火の用心の
        :達人で私が相談したら一緒にやってくれるということに」
 鞠緒     :「ぶっふ。た、達人? 火の用心の?」

[toyomacx] 武藤カズキみたいになってきたw

 彗      :「そ、そうだよ、何を隠そう」
 空音     :「あまり細かい事気にしないで」(逆ギレ)>マリオ
 鞠緒     :「おおう、こわこわ。んじゃあたしは帰るね、お使いの
        :途中だった」(コンビニ袋持ち上げる)
 空音     :「あ、うん。またね」
 彗      :「うん、気をつけてね。今度は一緒にやろう」

[toyomacx] 火の用心を

 鞠緒     :「頑張ってね火の用心」(笑いながら自転車で去る)
 空音     :(見送る)「……行ったか。危なくばれるトコだったね」
 彗      :「うん……」
 空音     :「ほんとに火の用心の達人だったんだね、トオク」
 彗      :「え? アレ、いつの間に」
 空音     :「箒レースもそうだけど、私達はお互い知らない事がまだ
        :沢山ある」(うんうん頷きながら歩き出す)
 彗      :(ずきん)「そ、そうだね……そのことで……謝らなきゃ……」
 空音     :「うちで暖かいココアでも飲みながら聞くよ。だからそんな
        :顔をするな」(頭掴んで引き寄せる)
 彗      :「ん……ありがと(ぐす)」


再起動
------


[Saw]    そして星空の下些細な雑談をかわしながらたっぷり1時間半かけて帰る。
[toyomacx] ソラネさんのチャリ速度はあまり速くなかったw
[Saw]    転びながらなのでw

 空音     :「……あれ?」

 SE      :「キーン!」

 彗      :「うん?」

[Saw]    耳鳴り
[toyomacx] 何事
[Saw]    家の裏手の山に光の柱が立つ

 空音     :「……何あれ」
 SE      :「ガチャ」

[toyomacx] そうかそんなところにお住みだったか
[toyomacx] 由来してるだけで土地からは離れてるのかと思ってた

 彗      :「なんだろう。宇宙人かな」

 柚依     :「空音、丁度よかった。今晩はもう家から出るんじゃないよ」
        :(大荷物を持って出て行く)
 空音     :「ちょっ、お婆ちゃん?」
 彗      :「こ、こんばんは。夜分失礼します」
 柚依     :「こんばんは。彗ちゃん。せっかく来てくれたのにごめん
        :なさいね、ちょっと用事が出来ちゃってね」

 空音     :「……もう、たまにああやって勝手にでてっちゃうんだよね。
        :気にしないで。さ、上がって」
 彗      :「お邪魔します(柚依さんの後ろ姿に頭を下げて上がる)」

[Saw]    伏線を張りつつ。カオスの海からインスタントココアのパックを
      取り出し牛乳を温めて注ぐ。

 空音     :(途奥をベッドに座らせ、自分は勉強机の椅子に胡座をかいて
        :毛布を着込む)
 空音     :(ココアを二つ並べる)「さ、何があったのかな」
 彗      :「……えっと、イロイロあって、この前、応援してくれた
        :の……(もう泣きそうになってる)」
 空音     :(じっと辛抱強く聞いてる)

[toyomacx] 断片的かつとびとびに語る
[toyomacx] レースが実はフェアでなかったこと、それは鬼姉のせいだという
      こと(目的については知らない)
[toyomacx]

 空音     :「……そっか。酷いお姉さんだね。それは」
 彗      :「それはそうだけど……わたし……ソラネも、眞由美サン
        :にも……お祝いしてくれたのに、全部嘘で……」
 空音     :「トオクが嘘をついたわけじゃないでしょ」

 彗      :「うん……でも、ソラネに喜んでもらったりして、眞由美
        :サンも……裏切っちゃった……」
 空音     :「責任の所在はお姉さんにあるのだから。トオクが気に病む
        :必要なんてない」
 彗      :「ん……そうかな、そう思っていい……?(上目)」
 空音     :「思っていい、じゃない。それが当然の論理。トオクは今、
        :怒るべきなんだ。お姉さんに」

 彗      :「怒るべき……そっか、私、どうかしちゃってるね、そう
        :だよね、怒っていいんだ……」
 空音     :「そう怒っていいの。それでももしトオクがお姉さんのこと
        :恐いのなら……私が変えてあげる。トオクも、トオクの世界も、
        :根こそぎ革命してあげる」(立ち上がり、トオクの手を取る)

 彗      :(ごく)「……正直、すごく怖いけど……(ぶるっ)
 彗      :「……でも、もうイヤ。許せない、震えてる自分とか、
        :お姉ちゃんも」
 空音     :「その意気。大丈夫だよ、トオクは先月の事だってしっかり
        :乗り切ったじゃないか」(しっかり握る)

 ノクト    :(ソラネも先月以来腑抜けているからどうしたモノかと
        :思ったが、ようやく調子が戻ってきたみたいだな)

 彗      :「うん、ありがとう……おねえちゃ……ううん、火雲に
        :ガツンとやる(決意。ぎゅっと握り返して)」
 空音     :「家の方には私から連絡しといてあげる。明日、一緒に
        :行こう」
 彗      :「うん、ありがとう……ソラネ。今日ソラネが電話して
        :くれて、ほんとよかった(笑顔)」

[toyomacx] 死亡フラグ

 空音     :(でも正直家庭の問題に入り込むのは難しいな。相手の家が
        :途奥であれば尚更──ならば直接の原因である姉の心を
        :根幹から、挫く)

[toyomacx] おっかねえだ

 空音     :(月を見ながら顔に仮面をつけていく)

[toyomacx] 空音さんの初動は勢いたっぷりすぎておっかねえ
[Saw]    動き始めました。空音再起動。
[Saw]    今度はどこまで勢いが持つのかw
[toyomacx] ハテサテw


時系列と舞台
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12月。


解説
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Wiki      http://hiki.kataribe.jp/HA06/?KunelDahlStrangeBook
クーネルダールの奇書〜変じる
        http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30400/30496.html

 巻き込まれた真朝、姉に助力を請う彗。そして真実の一部を知らされ、空音
にすがる彗。


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Toyolina
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