[KATARIBE 30496] [HA06L] クーネルダールの奇書〜変じる

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Date: Mon, 18 Dec 2006 09:58:46 +0900
From: Subject: [KATARIBE 30496] [HA06L] クーネルダールの奇書〜変じる
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[HA06L] クーネルダールの奇書〜変じる
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登場人物
--------
 拾遺真朝   被害者
 市原千沙紀  加害者

 途奥 彗   被害者
 途奥火雲   加害者


変じる
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[Hisasi]  --人気のない路地とか

 真朝     :(書のページを一枚掲げながら、うろうろ)
        :「さて、この辺って話だけど……」
 真朝     :「ほんとに正しいの、情報屋?」
 ページ    :『さあ? 俺は聞かれたから答えただけで、真偽までは
        :知らないよ』

[Hisasi]  ふと、気配

 黒千沙紀   :『……おや』
 真朝     :「そんないい加減な……っと、ビンゴ」
 真朝     :「ええと、千沙紀さんかな? 市原の」
 黒千沙紀   :『……何者だい……』

[Hisasi]  すとん、と
[Hisasi]  なんか見た目が14歳くらいだけど、雰囲気と喋りがどうも年と
      合わない風

 黒千沙紀   :『あたしのことを嗅ぎまわる……市原の女どもの手先かね』
 真朝     :「? 初めまして、宇治大納言が配下拾遺衆二百十三番
        :、拾遺真朝と申します。噂に、人を本に変えるクーネル
        :ダールの書というマジックアイテムを持っていると聞いて、
        :伺いました」
 黒千沙紀   :『……(ぎ、っと睨み)』

[Hisasi]  ざわっ
[Hisasi]  微妙に張り詰める空気

 黒千沙紀   :『ほう……書の存在を、知っている、と』
 真朝     :「我ら拾遺衆の使命は物語の収集。そのようなものがある
        :なら、是非に取り入れて……あの、なんだか穏やかじゃない
        :ですね」

[TK-Leana] ちょっと不安そうになる

 黒千沙紀   :『我を取り入れようとは……大きくでたものだね』

[Hisasi]  ざわざわ

 真朝     :「? いえ、あなたではなくて、そのクーネルダールの書
        :とかいうものをなんですけど」

[Hisasi]  髪を揺らしつつ
[TK-Leana] ぜんぜん分かってない真朝

 黒千沙紀   :『……ならば見せてやろう、奇書を』

[Hisasi]  手を広げて
[Hisasi]  その掌からぬぅっと現れる書
[Hisasi]  ばさっとページがひとりでに捲れて

 真朝     :「ええと。えへへ、あの、『お前の身をもってなー』とか
        :いう展開はちょっと遠慮したいかなあとか」
 ページ    :『主、やばいよ。防護をッ!』
 黒千沙紀   :『物分りがいいじゃないか』

[Hisasi]  にぃ

 真朝     :「ぶ、文明人なら話し合いをっ」
 黒千沙紀   :『……(文字にできない呪文のようなものを唱える)』

 SE     :ざわっ

[Hisasi]  闇からぶわっと湧き上がるように
[Hisasi]  手の先に文字がびっしりと


 黒千沙紀   :『ふふふ』
[Hisasi]  ここで白千沙紀の攻撃で
[Hisasi]  途中で逃げ、というのは
[Hisasi]  黒千沙紀を攻撃、で
[TK-Leana] うい

 SE     :ざわ

[Hisasi]  手の先から文字に覆われて
[Hisasi]  めき
[Hisasi]  指の先が割れて
[Hisasi]  びきびきびき
[Hisasi]  片手の半分が割れてかさかさと

 黒千沙紀   :『……どんな書になるかね』

[Hisasi]  ふふふと余裕たっぷりに笑ってると

 SE     :びしぃっ
 黒千沙紀   :『っ!』

[Hisasi]  手を押さえて
[Hisasi]  隙ができたんで今の内に逃亡をどぞ

 真朝     :(隙ッ)「せ、説の七十二! 葛城駅に眼に映らぬに壁たち
        :て、通勤社員をおおいにこまらせること」

[TK-Leana] ということで、影響力を遮断
[Hisasi]  遮断されて
[Hisasi]  これ以上変化はせず
[TK-Leana] いや、どうだろう。ゆっくりだけど徐々に変化しつつある状態の
      方がらしいかな
[Hisasi]  変化しそうになるのを必死に堪える図

 真朝     :「説の八十四。ええと、なんだっけ! 大江山にマンホール
        :あり。上に立つ人みな同じ柄のマンホールにワープしたとか
        :しなかったとかッ」

[TK-Leana] みょうちきりんなこと唱えながら適当なマンホールの上に乗り、
      空間転移
[TK-Leana] ランダムジャンプ。どこへ出るかはわかんねー

 黒千沙紀   :『くっ……逃げたか……』

[Hisasi]  手を押さえたまま

 黒千沙紀   :『……千沙紀よ、お前だね』

[Hisasi]  ぎり、と
[Hisasi]  さて、真朝くんはどこににげたのやら
[TK-Leana] どっかのマンホールの上であることは確実
[Hisasi]  だれかまあさくんを助けてくれる人
[Toyolina] 彗さんでもいいならw
[chita]   アーシュラでもいいか
[Hisasi]  彗さんだと
[Hisasi]  この後奇麗につながるかもしらん

[TK-Leana] つまり、彗さん→持って帰る→火雲さんに見つかる→色々巻き込ま
      れて八百長がばれる

[TK-Leana] このコンボ?
[Hisasi]  ステキだ!
[Hisasi]  どうやって八百長をばらすかで迷ってた
[Toyolina] たまらんw
[Hisasi]  ナイスだまあさ
[TK-Leana] 彗さん流石に怒る→火雲さん、彗の成長に驚くとともにまあそれは
      それとしててめえ姉に向かってなに言うんじゃ三倍返しじゃ

[Toyolina] 怒るより先に後悔しまくりんgになりますが、そのあとすぐ怒って
      その後は姉に(以下略)
[Hisasi]  ショックはものっそ
[TK-Leana] 穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めたけど勝て
      ませんでした
[TK-Leana] ていうか、怒る役は空音さんかもしれない
[TK-Leana] なんか、代わりに怒ってくれそうな友人がいましたよ

[Toyolina] 代わりに怒ってくれそうですけどPL的にはここで
[Toyolina] 空音さんになんかこう自律とかそういう手段を教わりたいところ
      なのでした
[Toyolina] こういうときにどういう姿勢で挑むべきか、とか追々
[TK-Leana] なるほど
[Toyolina] 一度すがりはしますけどねw


拾われる
--------


 真朝     :(ワープアウト)「ぐ、か、解呪できる説話……」
        :(手が一瞬ばらけて、書を取り落とす)
 真朝     :「は、しくったなあ。まさか、自分が本にされちゃうとは」

[Toyolina] マンホールの上でよたよたしてる状況ですか、突然出てきて
[TK-Leana] 膝から下がページになって、がくんとバランスを崩し倒れる
[TK-Leana] そうですね
[Toyolina] では上空から気づいてもおかしくない、素敵

 彗      :(あれ。人が倒れてる)

[Toyolina] 少し離れた陰に着地して小走りで近づく
[TK-Leana] 突っ伏して崩れかかった奇怪な半人半書

 彗      :「だ、大丈夫ですか……っ(ひくっ)」

[Toyolina] カナリ怪異

 真朝     :「大丈夫じゃないかも」

[Toyolina] ここで奇書と思考が関連づけられるかどうか
[TK-Leana] 書いてあるんじゃないですかね、表紙に
[Hisasi]  で、まあさの口から市原の奇書が、とか
[Hisasi]  でてくると

 彗      :「ほ、本になってる……呪いか何か……」

[Hisasi]  で、表紙にあたるあたりに見覚えのある印が
[Hisasi]  眞由美さんの持ってる書や箒に刻んである市原の印
[Toyolina] となると、佐上雑貨店に持ち込みそうな気がします>彗さん
[TK-Leana] 分からぬまま持って帰ったほうがいいか
[Hisasi]  おk

 真朝     :「あは、そうみたい……ええと、こういう時なにを頼った
        :らいいのかな」
 彗      :「と、とりあえず、ここいたら車とか大変」

[Toyolina] 箒を出す

 真朝     :「え、ちょっ、まっ」

[TK-Leana] 掃除されると思いました

 彗      :「えっと、立てますか?」
 真朝     :「立てないです」

 彗      :箒を自律浮遊させる

 彗      :「ううー」(まあさをおんぶしようと)

 真朝     :「え、魔女? すると、君もこっち側の人間?」
 彗      :「え、こっち? どっちかわかんないですけど、魔女です」
 真朝     :「どっちか聞かれても困るけど、つまるところのオカルト
        :とかムーとかそんな感じの……そうですか、私の命運も
        :まだ尽きたってわけじゃないかな」
 彗      :「んー……(どうにかおんぶして箒に乗る)」
 真朝     :「すいません……解呪とか、できません?」
 彗      :「私じゃ出来ないんで、一旦うちで休んでもらって、その
        :間に探します」

[Toyolina] 短絡的思考に基づき

 真朝     :「ありがとう……だめ、気絶します」

[TK-Leana] 意識が落ちる

 彗      :「わ(重くなった)。落ちないようにゆっくり家に」
        :(箒に命令。まーさを抱えて支えながら帰宅)

[Toyolina] ----途奥家。彗さんのお部屋のベランダ

 彗      :(そーっと窓を開ける)
 彗      :(とりあえずがんばってまーさをベッドに寝かせる。そして
        :再び外に出て玄関から帰宅)

[TK-Leana] お姉さまがみてる
[Toyolina] みてるどころかきっと
[Toyolina] 彗さん以外が入ったら即ワカリとかにしてそうですよ
[misasagi] うはw
[Toyolina] 鬼姉思考:彗さんは所有物
[Toyolina] まーささんは気づいても寝ててもいいですけどどうされますか

 真朝     :(気づくと、知らない女の子のベッドの中)

[Toyolina] お部屋は暖かいです、オイルヒーターつけっぱ

 真朝     :「(あったかい、なんだか、いいにおいがする)」

[Toyolina] ---その頃、途奥家の玄関

[Toyolina] ゴゴゴゴ

[Toyolina] なにより奇書化がある程度進行しているなら、奇書を手にした
      ことがある鬼姉さんはすぐ気づきますね
[TK-Leana] 一目でわかりそ
[TK-Leana] ところで、擬音がDIOさま


ひとまず救われる
----------------


[Toyolina] ----再び彗さんのお部屋

[Toyolina] まーさがうとうとしたりふんすふんすしていると、部屋に誰か
      入ってきます

 真朝     :「(だれだろう)」
 ??      :「ほら、何隠してるのかお姉様に見せなって」
 彗      :「やだ、だめ、何も隠したりしてないからやめて」
 ??      :「じゃあ堂々と置いてあるんだ。そりゃ確認しないと」

[Toyolina] 明かりがつく。

 真朝     :「(まぶしい)」

[Toyolina] 赤っぽい色の髪の女が彗さんにへばりつかれている図

 ??      :「……なんだ、友達か、つまんね」
 彗      :「だから何でもないって言ってるし、早く出てって」

[Toyolina] まーさはセーラー服なんすよね、今
[TK-Leana] です
[TK-Leana] ふとんかけられてるなら、崩れてる部分は見えないか
[Toyolina] そんな余裕はなくてベッドに寝かせただけ(掛け布団の上)とかに
      しておきませんかw
[Hisasi]  イイネ
[Hisasi]  グッドタイミングで体がくずれかけるとか
[TK-Leana] じゃあ、まるわかり
[Toyolina] 手が広がっちゃうとか
[Toyolina] タイミング悪く

 真朝     :「あ……」(手が一瞬、ぱらぱらぱらと)
 真朝     :「うっ、ぅぅ」(あわてて抑える)
 ??      :「つまんねえなあ、同じならこの前のくそ生意気な子を……」
        :(近寄ってくる)

[Toyolina] くそ生意気な子=空音さん

 ??      :(まーさを見下ろす)「……はぁ。察しはついた」
 彗      :「なに、やめてよそういうの! いい加減怒るよ、お姉
        :ちゃん(迫力は全然ない)」
 真朝     :「こ、こんにちは」
 ??      :「こんばんは、大変ね、こんな目にあって」

 箭内(メガネ女):「おじゃまはダメですよ、彗チャン」
 彗      :「やめてってば、やだ離して」
 真朝     :「こんな目……うっ」(ばさささとページが波打つ)
 ??      :「あーあ、何冊目だ、君。いっそなりきった方が楽なのに。
        :あいつに会ったんでしょう」
 真朝     :「楽であるのと、幸せなのとは別ですよ。意識があるだけ
        :でも救いでしょう」

 真朝     :「その物言いだと、関係者、ですか。市原の」
 真朝     :「それにしても、参りました。拾われた先にいたのが関係
        :者っていうのは……運がよかったのか、悪かったのか」
 ??      :「市原の関係者……ではないんだけどまあいいか。しっかり
        :してるね、うちのアレにも見習わせたい」

[Toyolina] ところでこれ治せるんでしたっけ
[Hisasi]  変じたひとならば治せるはず
[TK-Leana] 今のところは症状の悪化を押さえられるくらいにしとくべきでは

 彗      :(なんか知ってるっぽい……)「お、お姉ちゃん、その人」
 彗の姉    :「まあ、運がいいかな。治せはしないけど、とりあえず
        :押さえられるし、さすがにねえ、このままじゃ色々と不都合
        :あるでしょう」

[Toyolina] 自分にとっても不都合ダシ

 彗      :「どうにか出来るんだったら、助けて……お姉ちゃん」
 彗の姉    :「いいよ。可愛い妹の頼み。本当運がいいね」
        :(彗に近づいてなにやら耳打ち)
 彗      :「!」
 真朝     :「どう、したの?」
 箭内     :(彗を離す)
 彗の姉    :「やり方はこの子に今教えた、しばらくは家で養生して
        :いきなさい」
 真朝     :「ありがとう、ございます」
 彗      :「っと、すみません、用意してきますから、もう少し」

[Toyolina] というわけで、しばらくしたら露骨に元気のない彗さんが処置して
      くれます。
[Toyolina] なんとなく手のばらける頻度も収まってきたり
[TK-Leana] うにうに
[Toyolina] ごはんもあーんして食べさせたりしてくれます。その日は。
[TK-Leana] うはー
[Toyolina] だって手がばらけるならスプーンとかもてないし?

 真朝     :「(へ、へーじょーしんだ。おちつくんだ)」


おまけ
------


[Hisasi]  本にされかけて邪魔はいって半分本状態とかなら
[TK-Leana] ふむ
[TK-Leana] 状態として、どんなペナルティ&外見になると思ってたらいいかな
[Hisasi]  顔に文字一杯
[Hisasi]  体の半身がかさかさと紙状態
[TK-Leana] 理解
[TK-Leana] 押さえてないとページになって体がばらけてしまいそうな感じ?
[Hisasi]  うん
[Hisasi]  時々手とかがばらけて紙のページになりそうになって
[Hisasi]  戻ったりまたばらけそうになったり
[TK-Leana] 伝奇的だわー

[matuya]  外道の書のひとみたいだな。
[Hisasi]  やはりまつやさんは知っていた
[TK-Leana] まさにそれモデルですって
[matuya]  あ、そうなのか。
[matuya]  うちにあるよ。
[Hisasi]  実はまつやさんは
[Hisasi]  おっといけねえ
[matuya]  ふふふ。
[TK-Leana] なんだー
[Hisasi]  あの、めきょっと言いながら人が本になるシーンは
[Hisasi]  とてもステキでダイスキだ
[TK-Leana] さて、それじゃいきます


[TK-Leana] 男の子ということはばれていないようだ、姉にも
[TK-Leana] ……はっ
[TK-Leana] 風呂入れられそうになったらどうすれば
[Toyolina] がんばってください^^

[TK-Leana] いや、本は水に弱いですよね、うん
[kisito]  ……ラブコメ? ラブコメ?
[Catshop]   つまりバレて大変なことになりたいわけですな(笑)
[Toyolina] そうですね、体拭くくらいが限度
[kisito]  ……ごめんなさい、聞き流してください。
[TK-Leana] ぎえー
[TK-Leana] 空音さんに殺されてまうので簡便
[Toyolina] 今晩どうにかしのげば^^
[Catshop]  コ・ロ・サ・レ・ロ
[Catshop]  (ぎらーん

[kisito]  ……氷我利兄さんに電話をする。きっととめてくれる。
[TK-Sleep] いきのねをな
[Toyolina] 一番確実な直し方は黒ちさきちに会わせる
[Toyolina] 人にするか本にするかですが
[Toyolina] 間違いなく本にしてくれますね
[misasagi] ですね〜
[Toyolina] でも確実な方法はそれしかないのでした。
[Toyolina] まーさに残された道は険しい


時系列と舞台
------------
12月。


解説
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Wiki      http://hiki.kataribe.jp/HA06/?KunelDahlStrangeBook

 拾遺真朝が巻き込まれ、それを拾った彗。
 姉の助力を請い、真相の一部を聞かされる。


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Toyolina
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