[KATARIBE 30401] [HA06L] 11月のある結末(エピローグ)

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Date: Wed, 29 Nov 2006 12:50:22 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30401] [HA06L] 11月のある結末(エピローグ)
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA06L] 11月のある結末(エピローグ)
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「同盟」 http://hiki.kataribe.com/HA06/?AnAlliance
11月のある結末(前)
     http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30300/30399.html
11月のある結末(後)
     http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30400/30400.html

登場人物
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 神終空音   http://kataribe.com/HA/06/C/0675/
 小日向素直  http://kataribe.com/HA/06/C/0678/

 仲村渠灰太  http://kataribe.com/HA/06/C/0676/
 途奥 彗   http://kataribe.com/HA/06/C/0677/
 岡野晴一   http://kataribe.com/HA/06/C/0679/
 天海森羅   http://kataribe.com/HA/06/C/0600/
 大木和枝   http://kataribe.com/HA/06/C/0656/
 南足鞠緒   http://kataribe.com/HA/06/C/0683/
 篠崎あまり  http://kataribe.com/HA/06/C/0670/



翌日
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 空音     :(眼帯ギブスで登校。流石に無関心な生徒達の関心も集める)
 空音     :「トオク、昨日の話。聞いたよ。ゴメン……」(目の下に隈)
 彗      :(あたまに軽く包帯)
        :「こっちこそごめん……あんまりがんばれなかった、また
        :助けられちゃった」

 空音     :「今日でケリをつけるから」(泣きそうな顔で彗の傷を見る)
 彗      :「そんな顔しちゃヤダ。神終さんの方が、怪我ヒドイのに……
        :手伝えることとか、あるかな」

 空音     :(ギブスのはまってない手で顔を覆う)
 空音     :(ネツァク、この手に勝利を。マルクト、我が王国)
        :「さあ、征こう」
        :(隈も、泣きそうな表情もきれいさっぱり消え失せる)
 彗      :「うん」


ホームルーム
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 空音     :「先生、皆さん。大切なお話があります。どうか聞いて
        :ください──」


[Saw]      :これだけでもう必要充分な気が。
[toyomacx]   :うむん
[Catshop]    :まぁ、これだけ動かぬ証拠が揃っちまっちゃぁ重い腰の教員も
        :動かざるを得ますまい。

 晴一     :「──次は、悪魔祓いか」
 晴一     :(ぼーっと外を眺めつつ)

[Saw]      :空音演説。学校での一時的優位獲得。豆柴の巡回開始。
        :武田の一方的な自供開始。あとは、ダエラルクが再び動き
        :出す前に「彼」に期待したいところ。

 彗      :(ポケットの中のメモ書き(空音の伝言)をにぎりつぶす)


教室の空気が変わったその日の放課後
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 空音     :(魂抜けてる)
 彗      :「おつかれさまでした」
 晴一     :「お疲れ様。大変だったね」
 鞠緒     :「ごめん、気づかなくて。あたしが気づいてればぱっぱーと」

 空音     :「……」(はて、とみんなの顔見てる)
 鞠緒     :「そりゃもうめためたに」
 和枝     :「めためたなんて……」
 空音     :「……まだ何にも終わってないのに呑気な奴ら」(顔拭う)

 灰太     :「すまなかった、彗。肝心なところで遅れちまってよ」
 灰太     :「もうちょっとばかり早くついてりゃ、嫌な思いもさせな
        :かったのに」
 彗      :「ううん、こんなのたいした怪我じゃないし、ありがとう、
        :仲村渠くん」

 晴一     :「悪魔祓い、はじめる?」
 和枝     :「本当に、悪魔が憑いていた、の?」
 晴一     :(がさっ、と悪魔祓いセットを取り出して)
 鞠緒     :「え、まだ何かあるの? 何かできることあったら言って、
        :今度は助けになるから」
 空音     :「悪魔なんているわけない」(岡野を蹴って出て行く)

[Saw]      :蹴ってっていうか、スネをこづいて、くらいで
[toyomacx]   :しまった出て行ってしまった

 晴一     :「──ぼーりょくはんたーい」
 晴一     :「なんでもかんでも独りでやろうとしたら、身がもたないよ」
 晴一     :「って神様が言ってた」(にー)
 和枝     :「ねぇ、岡野くん」
 晴一     :「ん?」
 彗      :「今度お礼するね、手料理でよかったらだけど」>兄貴
 彗      :(とか言って空音を追いかけて出て行く)
 灰太     :「はは、そいつぁ是非も無いな」

 和枝     :「本当に強い力って、なにかな」
 晴一     :「信仰」(きぱっ)
 鞠緒     :(腕組んで考えてる)
 晴一     :「じゃ、オレも空音おっかけるから。ごめんね」
 晴一     :(ぱたぱたっ)
 和枝     :「……あ、うん」
 灰太     :(がし)「空気読め」

[TK-Leana]   :オレ天捕まえる
[toyomacx]   :オレ天にロックオンされている、危うし
[toyomacx]   :>空音
[toyomacx]   :また下着の色とか柄が知られてしまう

 晴一     :「んー?」
 灰太     :「おまえここは女の子同士の友情を確かめ合いつつ徐々に
        :接近するシーンだろ。台無しにしちゃいけねえぜ」

[toyomacx]   :なにやら教唆している

 鞠緒     :「徐々に! 接近! やっぱりあの二人そうなの?
        :ぬっへっへ」
 灰太     :「下世話なこと考えんなよ。ソフトレズだ、あくまで匂わせ
        :る関係だって」
 鞠緒     :「あー、ソフト。ソフトね。……ハードってどういうの?」

 和枝     :「暴力って、暴力でしか止められないの?」(半ば自問自答
 晴一     :「そう言われてもなぁ」
 晴一     :「──ん。その話はあとで聞くよ。じゃ」
 晴一     :(すたこらさっさー)
 灰太     :「あっ、ちきしょう。待てってのッ」(追う
 鞠緒     :「あ、ちょっと、ハードってどういうのってば」(追う


廊下
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 空音     :(やっばいなぁ。意外にああいうの弱い。じわってきた)
 ノクト	:(そりゃお前。慣れてないだけだ。自分から遠のけてきた
		:モノだ。せいぜい味わえ)
 空音     :「そうも行かない。ここからは闘争のルールが違うんだから……」
        :(ノクト召喚)
 空音     :(みんなを巻き込む前に終わらせる──)
        :「ノクト、行くよ」
        :(ギブスはまってない手にノクトを抱えて出て行く)

[toyomacx]   :しばらく後

 彗      :「アレいない」


校門前
------


 晴一     :「独りで無理しちゃダメだって」

[toyomacx]   :オレ天め、神出鬼没っぷりを発揮しているw
[Catshop]    :しかも、なにやら愉快な仲間達を引き連れてきてしまって
        :いるようですよ、すよすよ?
[TK-Leana]   :えー、彗だけいないパターンなんてありかよっ
[toyomacx]   :じゃあ廊下から気づいて合流するw
[toyomacx]   :ここは待つ女のポジションを取るべき流れかと思ったんだw

 晴一     :「もう、空音もわかってるんでしょ? 相手はそうとう性質
        :悪いって」
 空音     :(小日向いないじゃない……)
        :「なんのこと? これから帰るトコなんだけど」
 晴一     :「神様が言ってた。偽証は罪なんだって」
 晴一     :「悪いけど、今度の相手はオレにとっても放っとくわけに
        :いかないからさー」
 鞠緒     :(ハードとか言い出すのはちょっと場違いだなーと思いながら
        :聞いてる)

[toyomacx]   :マリオw
[Catshop]    :やるなマリオ

 灰太     :(とりあえず話と関係の無いところでつぶやいている)
        :「ありのまま今起こったことを話すぜ、岡野に追いついたと
        :思ったらいつの間にか校門に先回りしていた。催眠術とか
        :超スピードとかそんなチャチなもんじゃ断じてねえ。もっと
        :恐ろしいものの片鱗を味わったぜ……」

[toyomacx]   :兄貴w
[Ruki]     :w

 鞠緒     :@話と関係ないところ「ジョジョ好きなの? あたしも」

[toyomacx]   :マリオw
[Ruki]     :w

 空音     :「罪を重ねてでも真理を勝ち取る道を選ぶ。故にあんたとは
        :わかりあえない」
        :(「蓄積」しておいた痒みの魔術を岡野にそっと放つ)
 晴一     :(にこにこ笑っている)
 晴一     :「オレ、天使だからさ」

[Catshop]    :天使だから痒くないのか、天使だから痒くても我慢しちゃう
        :ぞっ!なのか
[TK-Leana]   :天使に痒みという感覚は無い
[TK-Leana]   :同じ理屈でうんこもしません
[Catshop]    :アイドルみたいだ(笑)

 彗      :「今日一緒に帰るって約束したのに、一人で帰っちゃう
        :なんてヒドイ」
 空音     :「……(髪を掻きあげて辺りを見回す)」
 森羅     :「……あんまり、動いてないから……動かないと……」
        :(ひょいと
 晴一     :「悪魔祓いは神様の業だし。オレ、空音の邪魔にはならないと
        :思うけどなぁ」
 空音     :「はぁ……」(溜息)

[miburo]    :これはどういう状況なんだw
[Saw]      :ぼすけてw
[toyomacx]   :ついていきたがってる人が大挙している図
[kurow]     :だって連れてこられちゃったんだものw
[Catshop]    :素直君と待ち合わせて敵陣に乗り込もうとしたら、友情パワー
        :が妙な炸裂具合を見せてしまった図
[Ruki]     :あははw

 空音     :「だーかーら、帰るだけって言ってるでしょ! 馬鹿でしょ!
        :揃いも揃って。トオク、行こう」
 鞠緒     :「じゃあたしも一緒に」
 彗      :「あ、うん、黙って出て行くのはナシにしてね」
 鞠緒     :「人数多いほうが楽しいし! ね。帰ろ」
 森羅     :「うにー、どっちにしろおいてけぼらないでー」(あぅー
 空音     :「女子だけついてきてよし」(ビシッ)

[toyomacx]   :そんな誤解を招くような発言をw

 素直	    :「あ、あれ皆、こんなところで何やってんの?」
 鞠緒     :「えっへっへ、条件クリア」
 晴一     :「空音はみんなから愛されてるねー」
 空音     :(それはもうクリティカルで赤面癖発動)
        :<みんなから愛されてる
 彗      :「楽々クリア」
 森羅     :「ぼくもだいじょうぶだねー」
 晴一     :「素直とオレはダメだってさ。寂しいなー」

[toyomacx]   :そうなりますね
[kurow]     :兄貴も! 兄貴は大丈夫なのか。

 空音     :「今度は岡野にも通用する強度で練り直すから覚悟しろ」

[toyomacx]   :兄貴は女の子になれちゃいますからセーフ?
[TK-Leana]   :今は男だ
[Tihiron]    :うひぃ

 空音     :「遅い。今晩電話するから」(すれ違いざまにそっと)>小日向
 素直	    :「まあ、集団下校じたいはいいことだよぅ」
 晴一     :「んー? そういう無駄遣いはよくないと思うけどなぁ」
 和枝     :「みんなー、待ってよー」

[miburo]    :中学生日記ぽいセリフキタ
[toyomacx]   :無駄に中学生日記w
[Catshop]    :じゃ、中学生日記で収束?

 灰太     :「仲良きことは善きかな」

[TK-Leana]   :いかん、蛇足だったのでカット

[TK-Leana]   :中学生っぽく終わりませう
[toyomacx]   :兄貴はナレーターまでやっちまう、カッコイイゼ


その晩
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 素直     :「被害届けを出してきたよ」>空音

[Saw]      :電話ですか
[miburo]    :それがいいですかね
[Saw]      :とりあえずそれで。

 空音     :「え? なんで小日向……が? 違う、そんなことより今は
        :外部の二人を叩くチャンス。そうだよね」
 素直     :「そうだね。予想より展開が早かったから、万全じゃないけど」

 空音     :「……それは、謝る。でも白状するとトオクのことがあったから」
 素直     :「いや、僕も力が足りなかった。かみはてさんが狙われる前に
        :なんとかしたかったんだけど」
 空音     :「私のことは気にしないで。それより、いつならいける?」
 素直     :「いつでも」
 空音     :「ならば、今から」
 素直     :「そうだね、今から」
 空音     :「実はそのつもりで支度してた」(えへ)

 素直     :「病み上がりなんだから大人しくしていて欲しいなぁ(ほにゃ)」
 空音     :「……小日向って、声だけでも表情が浮かぶからすごい」(苦笑)
 空音     :「それじゃあ、30分後に駅前で」
 素直     :「うん」


時系列と舞台
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11月のある結末(前)
     http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30300/30399.html
11月のある結末(後)
     http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30400/30400.html
の翌日。
国立吹利学校中学部。


解説
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中学生日記。
素直と空音が決着をつけに行く。


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Toyolina
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