[KATARIBE 30107] [HA06L] (仮)よすがの時間 幕 6

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Date: Tue, 29 Aug 2006 20:14:19 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30107] [HA06L] (仮)よすがの時間 幕 6
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA06L] (仮)よすがの時間 幕 6
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登場人物

 六兎結夜 吸血鬼          http://kataribe.com/HA/06/C/0308/
 六兎未来 ホムンクルス。結夜の娘。 http://kataribe.com/HA/06/C/0644/

 九折因  吸血鬼。少女       http://kataribe.com/HA/06/C/0536/
 モンシロ 吸血鬼。因の「父親」



土曜日 2
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[Saw]      :車内にて
[TK-Leana]   :# 多分SRGにはバンみたいなのが一台あるかしらと言う
        :くらいかな
[chita]     :# 霊柩車が
[TK-Leana]   :# 吸血鬼なので機動性考えると、遠出する時以外は走った
        :ほうが速いんじゃないですかね
[Saw]      :#疲れるじゃないですか(ぉぃ
[kurow]     :#ルドが馬車を持っている(ぉぃ

 銀眼     :「彼らの根城にしている家々の住人は、平常通り職場には
        :出ているようです。それなのにあの惨状」
 未来     :「お父さんは、あそこは死地だと言っていましたけれど」
 女改め姐さん :「まあ全員奴隷にされてるか、奴の言うところの家族に
        :されてるかやろうね」
 銀眼     :「未来さん、この写真に目を通して下さい」
        :(12枚の写真を渡される)
 銀眼     :「昨日見た顔はありますか?

[TK-Leana]   :# 見てみます
[TK-Leana]   :# 兄かな、
[Saw]      :#一通り目を通すと、「父親」と「母親」だけ見つけます。

 未来     :「この二人ですね」
 銀眼     :「あの家々の住人です。夫婦、というわけでもないんですね」
 未来     :「あの家にいた人間が、一人足りないようですけど」
 姐さん    :「ほなそいつが奴や」
 未来     :「九折さんは兄と呼んでいました」
 姐さん    :「そういう設定なんやろ。相変わらずやってることかわら
        :へんのやなあ。ほんまに阿保」

[TK-Leana]   :# それっきり無言かな

 銀眼     :「通称モンシロ。私的な欲求のために奴隷を作成して血族を
        :追われた男です。偽装死と家族認識のすり替えが得意。
        :つまり、未来さんが仮に金眼を気に入らないとしますよね、
        :そういう子に目をつけて代理の父を与え身内として引きずり
        :込むわけです」
 未来     :「お父さんはどうなるのでしょう」
 姐さん    :「もう、殺されてるか、或いは」


土曜日 3
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[Saw]      :気が付くとベッドに寝かされています
[TK-Leana]   :# 結夜?

 因      :「おはよう、結さん」
 結夜     :「おはよう、因さん」
 モンシロ   :「大丈夫か? 驚いたよ、家の前に倒れてるんだもの」
 結夜     :(眼を細める)
 結夜     :「家の『前に』?」
 モンシロ   :「ん?」
 結夜     :「いや」
 モンシロ   :「で、どうする、因」
 因      :「うん。私結さんと一緒にいたい」
 結夜     :「私は家に帰りたい」
 モンシロ   :「残念だな。結夜君はなかなか面白いカラダしてるし、九折と
        :しても歓迎していい具合に迎えたいんだが」
 結夜     :「だが断る」
 因      :「……そんなに……事?」
 因      :「……そんなに未来ちゃんが大事?」

 結夜     :「……あのなあ、因さん」

 因      :「もうええ。聞きとうない」
 結夜     :「未来は大事だ、私の娘だもの。だけど、それ以前に、私は
        :私の思うように生きてる。誰にも縛られたくない」
 モンシロ   :「因……可哀想に。でも大丈夫、教えたとおりにやってごらん。
        :彼は拒めないよ」
 因      :(頷き、結夜の首に腕を回す)
 結夜     :「何を……」
 因      :(噛み付く)
 結夜     :「……ッ!」

[Saw]      :意識が朦朧としていく。

 モンシロ   :「さて、どんな設定がいいかな。完璧すぎる兄にコンプレッ
        :クスを抱えた双子の弟なんてどう?  似てないけどね」
 モンシロ   :「いっそ同性愛とかも面白いかもなぁ。それは新開拓だ」
        :(結夜に触れる)

[Saw]      :#なにか捨て台詞を一つよければ。

 結夜     :「……さ、最悪だ。赤眼の外道にのっとられて、以来、
        :の……チクショウ……」


土曜日 4
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[Saw]      :九折の家の近く
[Saw]      :#距離50mほどの所

 姐さん    :「ほな、後は任せます。うっかりあいつの顔見たら他人様の
        :縄張りでなにするかわからへんさかい」
 未来     :「行きましょう、銀眼さん」

[Saw]      :銀眼は頷いて歩き出す。

 姐さん    :「ああ、嬢ちゃん。コレもってって」
        :(ボロボロの10年以上前に流行ったキャラクタものらしき
        :ぬいぐるみ手渡す)
 未来     :「なんですか、これは」
 姐さん    :「因のほんもんのおとんが最後にもっとったもんらしい。
        :以前ちらっとコレ見ただけで泣くわ喚くわ大変だったわ」
 未来     :「そうですか」
 姐さん    :「必要だったら、コレだせば壊せると思う。甘やかしすぎた
        :んや、うちも」
 姐さん    :「ほな任せます」
 未来     :「はい」

[Saw]      :#銀眼、何かに気付く
[Saw]      :#周囲を覆う無数の揚羽蝶

 未来     :「紋白蝶じゃないんですね」

[Saw]      :.char_db 未来
[Role]     :search_db: http://kataribe.com/HA/06/C/0644/
        : 六兎未来(りくと・みくる)
[Role]     :さんがみつかりましたわ♪>Sawさん

 銀眼     :「これが一番の難所のようですね。どうも、目標よりも
        :こちらの方が力もありそうだ」

解説
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娘と上司が助けに来ました
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Toyolina
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