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Date: Sun, 27 Aug 2006 15:55:44 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30103] [HA06L] (仮)よすがの時間 幕 4
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20608262355u76387e80xa8ad298bc5a6cd09@mail.gmail.com>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/L/
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前回はこちら。 http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30100/30101.html
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[HA06L] (仮)よすがの時間 幕 4
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登場人物
六兎結夜 吸血鬼 http://kataribe.com/HA/06/C/0308/
六兎未来 ホムンクルス。結夜の娘。 http://kataribe.com/HA/06/C/0644/
九折因 吸血鬼。少女 http://kataribe.com/HA/06/C/0536/
金曜 夜 2階
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[TK-Leana] :# って、はッ! これもしかして、ノックせず入って
:キャーなシーン?
[Saw] :#モチw
結夜 :(バタンッ)「未来!」
因 :「ちょっと!」(未来の前に立つ)
未来 :「どうしましたか、お父さん」
結夜 :「え、あ、いや」
因 :「男子立ち入り禁止」(押し出し)
結夜 :「は、スミマセン」
SE :「パタン」
[Saw] :………………(沈黙)
[Saw] :中からははしゃぐ因の声とどこか迷惑そうな未来の呻き
結夜 :「(落ち着け、為すべきことを決めろ、私は何をすればいい、
:チクショウ)」
[TK-Leana] :# 影渡りで境界の外に物を送れるか試します
[Saw] :試行中に「母親」が来ますね
[TK-Leana] :# ところで、母親は生きてますか?
母親 :「だめよ、結夜君。いくら『妹といっても』着替え覗いたり
:しちゃ」
結夜 :「はい……」
[Saw] :# 気味が悪いくらいわかりません。「わからなくする」と
:いう確固とした悪意をそこには感じます。
[Saw] :#偽装するにしても、生きてるように見せる方がまだ簡単。
[Saw] :#そしてこの家の人間全てに対してそれは言えます。
[miburo] :#たたたた、タマラン(・Д・)
母親 :「ほらほら。下に行きましょ」(笑顔で誘導される)
結夜 :「いえ、ここで待っています」
母親 :(結夜の手をごく自然な手つきで掴むとそのまま引きずり
:降ろすような勢いでたんたんと下の階に引っ張っていく)
[TK-Leana] :# ふぅむ
[TK-Leana] :# じゃあ、その結夜は引っ張られていきます
[miburo] :#対抗
[Saw] :#抵抗するのなら戦闘系技能で難易度11ってとこで振り
:払えます。
[Saw] :#ラジャ
[TK-Leana] :その後に、結夜の影だけが残り、いなくなったところで
:にょろりと新しく生える
[Saw] :影渡り開始?
[TK-Leana] :いや、眷属作りの応用で、分裂した
[Saw] :なるほど。で、どこに向かいますか。
[TK-Leana] :ミストになって満遍なく広がろう
[Saw] :区画内に満遍なく広がりました。
[TK-Leana] :で、様子見かな未来
[TK-Leana] :未来と因は普通に着替えしてるだけ?
[Saw] :覗いてるとそんなかんじですね
[Saw] :数分後、ドレスアップした未来と因が下りてきます。
因 :「じゃーん」
結夜´ :「へぇ」
未来 :「どうですか、お父さん」
結夜´ :「いや、可愛い服やん」
未来 :「服ですか」
兄 :「お、かわいいかわいい。お兄さんは失礼だね」
:(優しく未来の頭を撫でる)
結夜´ :(静かに警戒している)
因 :「結さんはほんとだめな人やなぁ」(溜息
父親 :「ま、座れ」(新聞を畳んで顔を上げる)
因 :「はい、父様」(すぐさま席につく)
[Saw] :#兄と母親も席につきます。
結夜 :「ミク、エル・クゥ・ケパ・テティス」(小声で未来に囁く)
[Saw] :食事は極々オーソドックスなイタリアン。うまいということも
:下手と言うこともなく。
未来 :(表情を真剣にする)
父親 :(祈りの言葉を呟く)
[TK-Leana] :# 何の宗教か分かります?
[Saw] :#カソリックでしょうね。
[TK-Leana] :# なるほど
兄 :「因、こぼしてるよ」
因 :(されるがままに拭かれてる)
因 :(ちらりと結夜の方を見る)
:「あれ、結さんあんまりたべてない?」
結夜 :「あ、いや。食べてるよ」
母親 :「未来ちゃんも遠慮しないでね」
未来 :「はい」
因 :「えへへ……なんかええなあ。二人ともうちにこのまま
:住めばええのに」
結夜 :「いや、うちの学校全寮制やし」
[Saw] :#あれ、任意じゃなくて全だっけw
[Saw] :#ヤバス
[TK-Leana] :# さっきからダッシュ付け忘れてますね
[TK-Leana] :週末に普通に家帰ってる人は多いみたいですよ
[Saw] :なるほど。それなら安心。近ければ帰ってもいいトカですかね
因 :「ええやん。近所なんやし」
兄 :「それはいい案かもなぁ。俺も賛成」
[TK-Leana] :# 寮の外に出ても問題ない生徒は、と条件がつきますけど
結夜 :「いいえ、遠慮しときますよ」
因 :(ちぇー)
金曜 夜 数刻後
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因 :「えー、もう帰っちゃうん? 泊ってけばええやん」
結夜 :「いや、寮の門限があるから」
母親 :「無理言っちゃいけませんよ。また近いうち来て頂戴ね」
未来 :「九時までですから、そろそろ急がないといけませんね」
兄 :「じゃあね、未来ちゃん」(小さく手を振る)
結夜 :「それじゃあ因さん。また来週」
因 :「結さん冷たい……」(背中向けてる)
結夜 :「…………」(無言で未来の近くに寄る)
[Saw] :しかし、その警戒は杞憂だったのか、結夜は難なく家を
:後にできた。
解説
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因の「自宅」で。
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Toyolina
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