[KATARIBE 30101] [HA06L] (仮)よすがの時間 幕 3

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage


Index: [Article Count Order] [Thread]

Date: Sun, 27 Aug 2006 03:25:43 +0900
From: "Toyolina and or Toyolili" <toyolina@gmail.com>
Subject: [KATARIBE 30101] [HA06L] (仮)よすがの時間 幕 3
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20608261125q748d3726ge9f4a9d978e4f5a9@mail.gmail.com>
X-Mail-Count: 30101

Web:	http://kataribe.com/HA/06/L/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30100/30101.html

前回はこちら。 http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30000/30097.html
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
[HA06L] (仮)よすがの時間 幕 3
=================================
登場人物

 六兎結夜 吸血鬼          http://kataribe.com/HA/06/C/0308/
 六兎未来 ホムンクルス。結夜の娘。 http://kataribe.com/HA/06/C/0644/

 九折因  吸血鬼。少女       http://kataribe.com/HA/06/C/0536/


金曜 夜 1
------------


 結夜     :「……けっこうでかい家やなあ」

[Saw]      :伝えられた住所の場所に行くと閑静な住宅街。一際作りの
        :いい新築。ただし表札だけプラスチックの安物なのが違和感。

 結夜     :「……?」

[Saw]      :そしてさらに大きな違和感が、もう日も落ちているのに
        :周囲の家は一つも灯りがついていない。
[TK-Leana]   :#表札には因の名前もあったりするんかな
[Saw]      :#九折の苗字のみです。

 結夜     :「(嫌な予感がする)」
 結夜     :「みく、そういえば今日は習い事とか無かったっけ」
 未来     :「ありません」

 SE      :「ガチャッ」

 結夜     :「いや、あった。ほら、無道さんちでヴァイオリンのお稽古
        :するという話ですよ」
 未来     :「初耳です」

 母      :「あら、ほんとにいるわ。いらっしゃい、結夜君。大きく
        :なったわね」(ニコニコ)
 結夜     :「そういうわけでお前はもう一人帰りなさい」
 未来     :「嫌です」
 結夜     :「あ、えっと」
 因      :(ぱたぱたと母親らしき女性について出てくる)
        :「ほらいるやろー。インターホンで見てたんやもん」
 結夜     :(眉をしかめて)「『お久しぶり』ですか? 『叔母さん』?」
 母親     :「前にあった時はまだ小さかったモノね。覚えてないかしら。
        :さ、上がって頂戴」

[Saw]      :因さん黒いドレス着てます。気合い入ってます。

 因      :「何言ってはるの、母様。もっと最近会ってるやん」
        :(しゃーないなあって感じに笑う)
 結夜     :「ああ、因さん。みくはやっぱりよう……」
 未来     :(口をふさぐ)「それじゃ、お邪魔しますね九折さん」
 因      :「ほら、未来ちゃんも。私のおさがりいくつかあげるわ」
        :(親しげに未来をひっぱっていく)
 母親     :「未来ちゃんも大きくなったわねぇ」(優しく頭を撫でる)
 未来     :「ええ、はじめましておばさま」
 母親     :(意に介さずといった感じで奥に入っていく)
 結夜     :「……っくそ、どうなってる」(小さく呟く)

 SE      :「母様、これほんまおかしくないー」「よく似合ってるわよ」


金曜 夜 2
------------


[TK-Leana]   :# 使い魔を飛ばして、周辺地域に探りを入れておきます
[Saw]      :#使い魔とのリンクの度合いはどんなもんでしょう
[Saw]      :#1:五感を共有
[Saw]      :#2:口頭での伝達のみ
[TK-Leana]   :# 結夜の一部なんで、五感どころか思考まで共有してる
[Saw]      :# 了解です。では、難度10で捜索系の技能を
[TK-Leana]   :# 難度高いなあ
[Saw]      :# 他にあんまり余力削れるシーンなくってなぁ(ぉぃ
[TK-Leana]   :# 超感覚:13+五感が鋭い:3で目標値6
[TK-Leana]   :# 使い魔じゃなくて眷属だった。自分で考えた用語の
        :使い分けくらいちゃんとしないとね
[Saw]      :#10程度だと余裕だしね、結夜君。

[TK-Leana]   :2d6
[kataribe]   :TK-Leana: 4(2D6) = 4

[TK-Leana]   :成功
[TK-Leana]   :意外にハイスペックなのな、この人
[Saw]      :巧妙にカモフラージュされているが、周囲の家に漂うのは
        :紛れもなく死臭。眷属のうち一匹などは血痕まで発見する。
[TK-Leana]   :死体自体は発見できないか
[Saw]      :そして、その匂いはこの部屋にも満ちている。それに気付いた
        :瞬間結夜は軽い吐き気を覚える。死臭そのものでなく、
        :カモフラージュの巧妙さに。
[TK-Leana]   :じゃ、眷属経由で感覚飛ばして適当な蝙蝠捕まえてSRAに
        :伝言頼んどきます
[TK-Leana]   :眷属で伝言だと本人無力化された時点で消えちゃうので
[Saw]      :区画から出ようとしたコウモリが何かに捕まりリンクが
        :途絶えました。
[Saw]      :大規模な何かで区画そのものが覆われています。

 結夜     :「……拙いな」

[Saw]      :最後に見えたのは蝶の羽撃たき

 父親     :(テーブルについて黙々と新聞に目を通している)
 結夜     :「(因さん個人によるものと高括ってたけど、協力者ありか?
        :一人じゃここまでのことはできんだろうし――)」
 兄      :「や、久しぶり」(気さくに近寄ってきて手の甲を押しつ
        :けてくる)
 結夜     :(バッと離れる)

[Saw]      :#家4軒くらいの範囲ですね。「道」が境界になってる様子
[TK-Leana]   :# ううん。微妙な範囲だ

 兄      :「? どうした?」
 結夜     :「いや……ッ!」
 結夜     :「みく! 未来ッ!!」

[TK-Leana]   :# 分断されてますよね、普通に
[Saw]      :# 上の部屋で着替えさせられてる様子
[TK-Leana]   :# じゃ、そっち向かいます

 兄      :「どこいくの? 結夜」

[TK-Leana]   :# 無視ですね

解説
----
因の「自宅」で。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Toyolina
 ---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/30100/30101.html

    

Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage