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Date: Wed, 29 Dec 2004 17:13:58 +0900
From: Motofumi Okoshi <motoi@mue.biglobe.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 27982] [HA06P] エピソード:『くりーちゃー・わんだーらんど2』
To: KATARIBE ML <kataribe-ml@trpg.net>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/P/
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MOTOIです。
久しぶりにエピソードなど作成してみました。
かなりアラがあると思うので、皆さんチェックよろしくお願いします〜。
ちなみに、タイトルは↓のEPからお借りしました。http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/21000/21081.html
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エピソード『くりーちゃー・わんだーらんど2』
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登場人物
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橋本桃花(はしもと・ももか)
:橋本家の長女で小学4年生。ぺんぎんになる。
橋本元晴(はしもと・もとはる)
:橋本家の二男で高校1年生。くまになる。
白神知佳(しらかみ・ちか)
:桃花の友人で小学4年生。しかし外見は高校生以上。
豊川火狐(とよかわ・かのこ)
:桃花の友人で小学4年生。物怖じしない子。
御堂ロザリンデ花梨(みどう・ろざりんで・かりん)
:桃花の友人で小学4年生。日独ハーフで貴族、通称ローザ。
煙山園子(けむやま・そのこ)
:吹利学校4年3組の担当教諭。今回は挨拶のみ。
あそぼーっ
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園子 :「は〜い、ではみなさん、よい年を過ごしてね〜」
終業式が終わり、帰りのH.R.も終わった吹利学校初等部。児童たちに、一斉
に安堵の声が上がる。
知佳 :「ふゆやすみだ、ふゆやすみだー」
火狐 :「ふゆやすみだね」
知佳 :「ねーねーかのこちゃん、今日一緒に遊ばない?」
火狐 :「いいよ、何して遊ぶ?」
さっそく遊ぶ相談に入る二人。小学生の遊ぶ相談というのは、わりと周りを
巻き込んでいきやすいもので……。
桃花 :「なになに、遊ぶはなしー?」
二人が三人に。
ローザ :「何の相談ですの?」
三人が四人になった。
知佳 :「じゃ、今日桃花ちゃんの家にあそびにいっていい?」
桃花 :「うん、いいよっ」
ローザ :「私もお邪魔してよろしいのかしら」
火狐 :「わたしも、いっていい?」
桃花 :「もちろんっ」
知佳 :「それじゃ、昼ごはん食べたら行くねっ」
本日の遊ぶ場所が決定したが、この後起こる悲劇(?)を、誰が予想したで
あろうか。
橋本家の人々
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数時間後。
SE :ぴんぽーん
インターホン :『はーい?』
知佳 :「すみません、ももかちゃんの友達の白神っていいます」
インターホン :『ああ、白神知佳ちゃんね。ちょっと待ってて』
少々間をおいて、桃花が玄関から姿を見せる。
桃花 :「こんにちは、知佳ちゃん……あれ、火狐ちゃんとローザ
:ちゃんも一緒だったの」
火狐 :「うん、ちょうどそこの角でいっしょになったの」
桃花 :「それじゃ、あがってあがって」
ローザ :「お邪魔いたします」
火狐&知佳 :「おじゃましま〜す」
4人が桃花の部屋に到着して、しばらくしたころ。
SE :(ノック音)
桃花 :「はーい」
元晴 :(がちゃ)「お菓子持って来たよ」
桃花 :「ちょっとちょっと、どーしてお母さんじゃなくて、元晴
:お兄ちゃんが来るの」
元晴 :「どうして、って言われても……」
桃花 :「お菓子置いたら出てください、だんしきんせーです」
元晴 :「わ、わかったよ……」(すごすご
桃花の勢いに負けて、元晴くん退場。
ローザ :「今のお方は?」
桃花 :「元晴お兄ちゃん。あたしの2番目のお兄ちゃんだよ」
知佳 :「へぇ〜」
火狐 :「やさしそーなおにーちゃんじゃない」
桃花 :「えー、うるさいだけだよー」
やいのやいのと、お菓子を食べながら盛り上がる4人組。
くまさんとの遭遇
----------------
ふと、知佳が立ち上がった。
知佳 :「んーっと……といれ、どこ?」
桃花 :「階段を下りて、左に行ってすぐのところだよ」
部屋を出て、言われたとおりに階段を下りる知佳。なるほど、上方に小さな
窓のついた、いかにもトイレっぽいドアがあった。
そのドアを開けて中に入る。そして、出る。
知佳 :「……あれ?」
出てすぐ、なにやら変な音が聞こえた。音のする方向へ歩いていくと、やや
広いスペースに出た。台所だ。
知佳 :「だれか、いるのかな」
そーっと台所を覗いてみると、誰かが戸棚に向かっている。まぁ、この時間
に戸棚に向かうのは、おやつを捜しているのだとすればなんら不自然ではない。
が。その戸棚に向かっている「モノ」が、明らかに不自然だった。
知佳 :「……く、くまさんっ!?」
刹那。
知佳 :(ばたん)
くまにあったらしんだふり。知佳が咄嗟に思い出してとった行動である。
くま :「がうあ(あうあうごめんごめん)」
くまさんが何か言ってるような気もしたが、しんだふりをしている知佳の耳
には入らなかった。
きのせい?
----------
桃花 :「……知佳ちゃん、なにしてるの?」
知佳 :(むくっ)「あ、桃花ちゃん、くまさんはもういない?」
桃花 :「……え」
一瞬、桃花の顔が引きつる。
桃花 :「く、くまなんて家にいるわけないって」
知佳 :「え、でも……」
桃花 :「きのせいきのせい、きのせいだよっ」
知佳 :「……きのせいかなぁ」
桃花 :「それよりさ、火狐ちゃんとローザちゃんが待ってるから、
:早く戻ろうよっ」
知佳 :「あ、そうだね」
言われて戻るも、なんか釈然としない知佳である。
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とりあえずここで一旦区切り。
この後書きたいんですが、火狐ちゃんやローザさんがくりーちゃーの皆さんと
遭遇したときの反応や、逆にくりーちゃーの皆さんの反応なんかがわからない
ので、情報求むです(ぉぃ)。
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Motofumi Okoshi
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