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Date: Mon, 28 Jun 2004 19:20:49 +0900 (JST)
From: ごんべ <furutani@mahoroba.ne.jp>
Subject: [KATARIBE 27650] [HA06P] EP 『バスに乗ることにしました』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <200406281020.TAA62728@www.mahoroba.ne.jp>
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Web: http://kataribe.com/HA/06/P/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/27600/27650.html
2004年06月28日:19時20分49秒
Sub:[HA06P] EP『バスに乗ることにしました』:
From:ごんべ
ごんべです。
アンドロイドガールズの日常(?)のひとこまをエピソードに。
濡れ鼠アンドロイド三部作、完結編(ぉぃ)。
MOTOIさん、愛菜美ちゃんをお借りしてますのでチェックをお願いします。
あと、微妙に猫丸屋さんにもチェックしていただきたいところです。
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エピソード『バスに乗ることにしました』
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登場人物
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霞原珊瑚(かすみはら・さんご)
:ドクター・クレイ作の少女型アンドロイド。女子中学生くらいの外見。
:知識や態度はいっぱしだが、一般常識はまだまだ。榎家に居候中。
:http://kataribe.com/HA/06/C/0396/ (プレイヤー:ごんべ(gombe))
榎愛菜美(えのき・まなみ)
:榎士郎の娘として作られた少女型アンドロイド。中学生。
:珊瑚とは設計基から異なり、教育も人生経験もそれなりに積んでいる。
:http://kataribe.com/HA/06/C/0328/ (プレイヤー:MOTOI)
本編
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今日は吹利市街まで二人でお出かけの、愛菜美と珊瑚。
愛菜美 :「バスで行こっか?」
珊瑚 :「そうね」
SE :ぶろろろ、ぷしゅー
バス到着。
珊瑚 :(定期を見せる)
運転手 :「はい、どうぞ」
愛菜美 :「あれ?」
珊瑚 :「ん?」
愛菜美 :「珊瑚ちゃん、定期持ってたの?」
珊瑚 :「ええ。この間、買ったばかり」
と言って見せたのは、幡多町近辺から春日神社近辺までの、バス路線
乗り継ぎ定期。もちろん彼女の場合、学生定期ではない。
愛菜美 :「へー、知らなかったー。でもまあ、ほとんど毎日バイト
:に行ってるもんねー」
珊瑚 :「と言っても、ついこの前までは歩いて通っていたの
:だけどね。これからはバスにも乗ろうと思って」
愛菜美 :「へえ?」
:「(あー、でも疲れたり暑かったりしないなら、歩きも
:ありだったのかも)」
珊瑚 :「ちょっと前の台風の時にも歩いて通ったら、相当濡れて
:しまって……」
愛菜美 :「ああ、そっかー。大変だったねー」
:「(そう言えば、台風でもバイトに行った、って言って
:たっけ……)」
珊瑚 :「……周りや制服を濡らしたり、仕事に随分支障があった
:の。店主さんも困ってたようだったし」
愛菜美 :「……ん?(汗)」
……どうも一部の論点がすっぽり抜け落ちているようだが、さらに言えば、
傘を差していたかどうかも不明である。というか、不問にしておこう。
珊瑚 :「それ以来、不測の事態にも対応できるようにと買って
:みたの。回数券の方が良かったかも知れないけれど、路線
:をまたがって使えるから……愛菜美?」
愛菜美 :「……え? ああ、そうだよね、うん。あはは(汗)」
ちなみに、自分も雨の中を濡れて歩いた経験のある愛菜美としては、人の
ことは言えないのであった。
( http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/27600/27648.html )
解説
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自分の足で稼ぐ主義の珊瑚が、定期まで買ってバスに乗るよう方針転換した
理由とは。
2004年6月21日には早くも台風6号が本土を席巻しましたが、その暴風雨の
さなかに平然と出勤した珊瑚がどんな風体で龍穴に現れたかを考えると、
空恐ろしいものがあります、ハイ。
というわけで、相変わらず気にするところがずれている珊瑚の、日常からの
ひとこま。アンドロイドは自分の不快感とか風邪をひくとか言った辺りの感覚
と無縁ですので、どうしても、ねえ。
時系列
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2004年6月下旬の休日、お出かけのある日。
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実際には、吹利県立民族学博物館の特別展に出かける際のシーンとして想定
しているのですが、チャットの時間を占拠してすりあわせるほどのシーンとも
思えなかったので、独立したネタシーンとしてエピソードですりあわせること
にしました。
ということで、よろしくです。
ではでは。
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ごんべ
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