[KATARIBE 26877] [HA06L] ミニセッション『冷凍食肉結晶析出事件』

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Date: Tue, 21 Oct 2003 09:03:07 +0900
From: KATARIBE Designer  FURUTANI Shun-ichi <sf@kataribe.com>
Subject: [KATARIBE 26877] [HA06L] ミニセッション『冷凍食肉結晶析出事件』
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20031021090258.5096.SF@kataribe.com>
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Web:	http://kataribe.com/HA/06/
Log:	http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/26800/26877.html


[HA06L] ミニセッション『冷凍食肉結晶析出事件』
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 肉塊に奇怪なガラス状の結晶が沸いてくる事件の解決を依頼された兼澤圭人
は……。
 フルアドリブミニセッション。実セッション時間は1時間ほど。

http://kataribe.com/IRC/kataribe/2003/10/20031006.html


登場人物
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 高村文雄   :Interdimension Relay Chat Serverなどの管理者。
        :吹利学校理学部情報科学科出身。
        :http://kataribe.com/HA/06/C/0015/

 兼澤圭人   :異能事件の解決・もみ消しを行なう警備会社SYSTEM所属。
        :吹利学校理学部情報科学科在学。
        :http://kataribe.com/HA/06/C/0157/


おひさしぶり、と何年ぶりだろ
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[killist]  おひさです
[wings]   どうも、お久しぶりです。
[sf]    おや
[wings]   MLを眺めてたら素子さんの復帰のログが流れてきてたので、久し
      ぶりに来てみました。
[sf]    げんきかねー
[wings]   元気です
[PaLiLitH] こんにちは?
[wings]   こんにちわです。

	http://kataribe.com/member/wings/

 こんなPC持ちの人。

[wings]   さすがに、これだけブランクがあくと知らない人も多いですねー。
[lokai]   珍しい人が。
[wings]   レアものです(笑)
[tatsu114] (じゅ〜
      (めらめら
[sf]    そして古いひとが色々と戻ってきたりとか
      いろいろと。
[tatsu114] もょもょもょと


扉の向こうは、たくさんの水晶玉(ガラス製)のある狭い肉屋だった
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[sf]    .rg IC04event
[Role]   rg[sf]IC04event: 扉の向こうは、たくさんの水晶玉(ガラス製)
      のある狭い肉屋だった ですわ☆

 圭人     :「………すばらしくシュールな光景だな、おい(汗)」

[sf]    # まあ無限都市用のランダムジェネレータですからなあ

 不条理学園ものです。 http://kataribe.com/IC/04/


 文雄     :「まあそういうわけだ。肉から結晶が出てきてこうなる。
        :よって仕入れた肉が挽き肉でしか売れない状態になり、え
        :らい損害だ。だけど公にするとまずい、というわけだな」

[sf]    とかなら依頼冒頭にできるか
      そうして状況でキャラチャやミニセッションを遊ぶ。
      というのが最近の最新流行
[wings]   便利な世の中になったものです

 いつでも即座に遊べます。ってね。GM的にまわすのとプレーヤー的にアプロー
チするのと、二人の参加者が居ればいつでも回せる。
 なので「TRPGをやってみたいんですけど」という時にぱっと遊びやすくなっ
たのがいいところですねー。


肉屋に郵便配達のおじさんが乱入
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[wings]   .rg HA06event
[Role]   rg[wings]HA06event: 腹をすかせた郵便配達のおじさんに出くわ
      した ですわ☆

 圭人     :「挽き肉にしてでも売ろうとする商売根性があるなら大丈
        :夫な気もするが………おいおっさん、腹減ってるからって
        :生肉を食おうとするな」
 郵便おじさん :「はっはっは。良い匂いがしましたものでなあ。この妖気。
        :素晴らしい(にこやかな狂気)」

 圭人     :「ったく………勘弁してくれよ。こういうの、無傷で止め
        :るのは骨なんだぞ(溜息)」
 郵便おじさん :「ああ、産みつけた甲斐があった。これでようやく変態で
        :きそうだ」
        :(制服に見えた殻が、人間にみえた肉が、はじけとぶ)

[sf]    # あらわれいでるは水晶の目玉のついた巨大な蠢く肉塊。

 圭人     :「……………無傷でする必要は、無さそうだな」
        :(苦笑して、戦闘態勢)

 水晶目肉塊  :「(吊るされた肉を喰らいつつ) どうした、もうこれで事
        :件は終りだぞ。無駄に戦いたいのか(ぎゅるんぎゅるん)
        : 植えた胞子はほれ、こうして全て食べてやっとおるとい
        :うのに」
 圭人     :「いや? ただ、なんかの間違いで俺まで喰われたりした
        :ら笑えないからな」


水晶目肉塊をどうしよう
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[sf]    # とりあえず選択肢

・このまま食べおわるまで放置
・食べているところを何かする
・さっさと撤退

 それなりの妥当性を持ち、それぞれの危険と利益のある選択肢を三つ提示す
る。その上で、他の選択肢をプレーヤーに作ってもらえると明示する。
 というスタイルですね。


[wings]   んじゃ、まずはこれが何なのか調べて(思い出して?)みます。
[sf]    おっけー
[wings]   胞子まいてそれを食べるだけの生き物だったら、別にほっといて
      も害はないので。
[sf]    てけとーな技能でてけとーな強制力を。
[wings]   異能関係の裏知識………だと、技能値低めだなあ
[sf]    適切なターゲットになにかを聞いた記憶やなんかがあればそれで
      それなりのフォローを
[wings]   んー、SYSTEM同僚の知識担当の連中に色々聞いてみてたって事に
      していいですか?
      肉に水晶つけるとかいう特異な奴だと、それなりに調べやすいか
      とも思いますが。
[sf]    ういーす。

 まあいろんな真相はありそうですが、あれこれ悩むよりはサクッと進める。


水晶目肉塊の正体やいかに
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[sf]    真相表を作ったので1d6

1.野生動物の少ない環境で困った視肉の再活性化に利用された
2.視肉ベースの怪異で能力者をおびき寄せ食わせて力を奪おうとした
3.視肉の召還実験の失敗を肉屋が隠していたのを本物の視肉が救いにきた
4.肉塊を電気的生理的に操作できる水晶型の集合知性体の侵略
5.肉塊を電気的生理的に操作できる水晶型の集合知性体が迷子になっていた
6.じつは肉屋に恨みを持ったおじさんの生き霊

 私が突発一対一セッションで良く使う手の一つ。
 敵側の行動や真相などを、選択肢として良いもの悪いもの取り混ぜて提示し
てしまい、実際にどうなるかはプレーヤーに振ってもらうというわけですね。
 納得感があり、かつなにがあり得たのかを示せるのが面白いかなと。

[wings]   1d6
[kataribe] wings: 5(1D6) = 5
[sf]    当初は視肉だと考えていたが、異星知性体のようだという情報は
      得ていた。害意は感じない。
[wings]   なら放置しても問題なし、かな………人を喰う習性とかないです
      よね?
[sf]    肉は食うようだが、人に交じって、かつ死肉に植えたので、それ
      なりに人間は尊重したようである。
      所有概念は無いようだが。

 私有概念のほうが適切だったかな。
 まあ集合知性体では定番。

[wings]   それならまあ、人間に対してと同等に対応してだいじょぶそうで
      すね。
      人間に対してと同等=犯罪者じゃなければまあよし
      肉屋さんには気の毒ですが


出ていきたいらしいが騒動になりそうだ
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[sf]    で、どう対処するかなー。
[wings]   静かにお食事を見学してましょう

 水晶目肉塊  :「(もぐもぐみしみし) ようやく落ち着いた。これだけ増
        :やせば安心だ(にょろにょろもごもご出ていこうとする)」

[sf]    大型冷蔵室だろうから、入り口の圭人のほうから出ていこうとす
      るんだな

 圭人     :「……………あんまり人目に付かないようにしてくれると
        :助かるんだが。大騒ぎになっても困る。
        : てか、普通に俺は邪魔っぽいな………」
        :(横にどいて道をあける)

 水晶目肉塊  :「ふむ。色々と都合はあるものだな。たしかに遭難した時
        :に雌雄型生物の雌個体が機能不全を起していた。
        : 表でしばらく見えないようにしてもらえれば、あとは国
        :に戻るのだが、なんとかできないかの」

 圭人     :「そうだな………30秒ぐらい待て(空中に紋章を刻み始める)
        : 死者の主、冥界の王、12神の一人にして力持てしハデ
        :スよ、汝の力をわが元に………。
        : 不可視の兜をひと時の間我に貸し与えたまえ(空中に光
        :が浮かび、肉塊を包んでいく)」

[wingjugyo] #続きは授業の後で(汗)
[sf]    # げふげふ

(一時中断)

不可視の兜で隠蔽
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[BallMk-2] おかえり
[wings]   ただいまです

[sf]    では続きを。
[wings]   ただいまです。
[sf]    不可視の兜の強制力を決めるだよ
[wings]   では、特徴補正無しで5で
[sf]    判定よろしく
[wings]   目標値8
      2d6
[kataribe] wings: 8(2D6) = 8
[sf]    いっぱーつ
[wings]   疲れなし。
      特徴修正入れると………強制力8かな?

 水晶目肉塊  :「ありがたい。ではさらばじゃ
        :(見えればハンバーグのような形にまとまって浮いている
        :のがわかる)」
 圭人     :「それじゃな。縁があったら、また」
 水晶目肉塊  :「(すべての目から燦然と光を発して上昇)」
 圭人     :「……………そーいや、こーいうのもUFOなのか、定義的には」

 未確認飛行物体ですからね。

あわれ肉の在庫は……
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 肉屋     :「あー……」
 圭人     :「……………ん?>肉屋さん」
 肉屋     :「在庫が、在庫が……」
 圭人     :「……………(汗)」
 肉屋     :「(へたり)」

 圭人     :「(こういうのの補填は、経費で落ちるのか………?)」
 肉屋     :「依頼料から差し引くとして(ぴぽぱ)」
 圭人     :「そっちか(汗) ていうか、妙に手馴れてないか、おっ
        :さん」

 異能系事件に巻き込まれやすい肉屋さんだとかな。
 ちゃんとした仕事をするところに依頼を持っていけるわけだし。

 肉屋     :「はい、一万とんで三百二十円」
 圭人     :「………プラス?」
 肉屋     :「マイナス」
 圭人     :「(汗)」

 肉屋     :「はい、請求書」
 圭人     :「どうも……………(受け取る)
        : ……………また、京に頭下げるのか、俺(汗)」

UFO事件として決着
-----------------
 SE      :ぴんぽーん
 お客     :「(入ってきて) ねーねー、見ました? UFOが店の上と
        :んでましたよ、今。
 圭人     :「(すっとぼけて)そうだったんですか? 俺は見てないん
        :ですが………」
 お客     :「ぴかーっと」

[wings]   強制力8を普通に無効化するって………何もんですか、このお客(笑)
[sf]    UFOは飛ぶのにぴかぴか光らないいけないと法律で決まっていま
      す(おい)
[chita]   客:12 物見高い:2
      普通に無効化は無理か
[sf]    まあUFOマニア:10 いつも空を観察している:2くらいあれば。

 肉屋     :「ほほう! それはいい。ぜひみんなに話してあげてくだ
        :さいよ。挽き肉はまだあるから、UFOコロッケとUFO団子を
        :作って売りましょう」
 お客     :「ちょうど真上のほうでぴかーっとね」
 圭人     :「(溜息一つ)じゃあ、俺はこれで………」
 肉屋     :「はい、まいどありー」


 肉屋     :「まあ肉からガラスが出てきたなんてのは宣伝にならんし
        :な(こっそり)」
 圭人     :「(そりゃ………不祥事ものだよな、それだけだと)」

[wings]   ってあたりで切り、かな?
[sf]    ですねー。肉屋がいつまでUFO肉を売り物にしたかはさだかでは
      ない(完)
      というところで。
[wings]   うぃー
[sf]    こんなふうにランダム表ででたので遊ぶわけでありました。
[wings]   面白い時代になりました
[sf]    ちなみに居ないあいだにも #西生駒 で一本
      IRCログは http://kataribe.com/IRC/now.shtml から
      ML新着は http://www.mahoroba.ne.jp/~furutani/kataribe/new.html
      から

後日譚
------
 圭人     :「あれだ。妙に異界からの生命体に縁があるな、俺」
 文雄     :「まあなんだ、そういう縁があるということだろ。ほら、
        :エーテルメールで礼状が届いてたぞ(ぽん)」

[sf]    # AirMailならぬEtherMail

 圭人     :「礼状ね………ま、悪い気はしないか」
 礼状     :「SYSTEM社兼澤圭人様 拝啓 秋も深まりゆく中(以下略)」
 圭人     :「………こういう文章作法はどこで習ったのか、突っ込ん
        :でいいのか?」
 文雄     :「IPoverEtherでWWWにでも繋いだとか。地球向けビジネス
        :ハンドブックなんてのも、あれこれあるらしいぞ」
 圭人     :「妙なところで奥が深いな、宇宙………」

[chita]   礼状を出したのは肉屋じゃない人のほうだったか
[sf]    肉の人でした

宇宙の向こうは他界です
----------------------
[sf]    狭間では宇宙の向こうは、黄泉や海の向こうや深山山中や天の向
      こうなどと同様に、他界なのでありました。
      認知のつきるところ、不可思議の領域、生活空間の外であり理解
      できぬ他者の住まうところ、境界の向こう側。
      http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/21000/21036.html
      こんなログもあったか
[wings]   落ちます。
      次は自宅からー。
[sf]    はーい

 で、来たのは一度だったかも。

17:39:20 ! wings (当時の高校生組みはほぼ全滅、かな………?)
[sf]    そだねえ
[tatsu114] 時間は流れる
      (どんぶらこどんぶらこ

 もう三年かな。

[tatsu114] 今や新しい高校生組みががんばってたり
[sf]    うんうん
[tatsu114] わたしゃたいようのようにぽかぽか見守ろう
[sf]    ずらーっと見守っているひとりすとが(nickリストを指す)

 ずらーっと。50クライアントに至る時間も。

$$


sfこと古谷俊一 / 奈良県香芝市在住 / 電網工房・匠 http://www.koubou.com/

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