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Date: Fri, 11 Apr 2003 02:57:19 +0900
From: Akito <akito@trpg.net>
Subject: [KATARIBE 25995] Re: [HA06P]エピソード：『なぜなに千緒ちゃん(仮)』
To: kataribe-ml@trpg.net
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#HA06 2003/02/09のログ。
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/25500/25523.html
[HA06P]エピソード：『なぜなに千緒ちゃん(仮)』
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エピソード『なぜなに千緒ちゃん2(仮)』
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登場人物
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前野 浩 ：無道邸の青年執事。お菓子と料理が得意。[128番]
藤咲 千緒 ：IC水島の常連。油断するとたかられる。[336番]
今日のなぜなに
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[miburo] むう
[hari] ふが
千緒 ：「売れ残ったチョコはどこへ行くんやろ」
前野 ：「……安売りに」
千緒 ：「バレンタインにしかかわへんようなチョコも？」
前野 ：「聞いた話だけどね」
千緒 ：「夢がないよう(しくしく)」
バレンタイン業界
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前野 ：「なんでもバレンタインの商戦は、5日前からが勝負で」
千緒 ：「なるほど」
前野 ：「既製品をあれやこれやチェックしてから、
：最終的に手作りに走る、と言うのが
：業界では一般的らしいよ」
千緒 ：「きゃー」
千緒 ：「読まれてるー。むかー」
前野 ：「だから、高級チョコがあれこれって言っても、
：一番売れるのは板チョコらしい」
前野 ：「高級チョコは、どっちかと言えば、
：『限定チョコ』狙いのチョコ好きや、
：自分へのご褒美チョコが多いとか」
料理用板チョコ
--------------
千緒 ：「私、小学校の時、あの料理用の板チョコを
：素でむしゃむしゃ食べるのが、夢やったんです」
前野 ：「グラム単価で計算して、
：おやつ用に買ってたりしてたな。小さいころ」
千緒 ：「小さい頃！？」
前野 ：「うむ、小学生のころだよ」
千緒 ：(ぽやや〜ん)＜失礼な空想
前野 ：(ぺしっ)＜おでこに
前野 ：「空想モードに入るんじゃないの(苦笑)」
千緒 ：「うにゃっ。ひーどーいー。なんも言ってへんのに」
前野 ：「先手、だよ」
前野 ：「まぁ、共働きだったからね。
：おやつは自分で用意してたのさ」
こんなチョコレートがあるべきだ
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千緒 ：「はいっ、先生。今のチョコレート市場に不満ですっ」
前野 ：「ふむ。千緒君、どのような点が不満かね？」
千緒 ：「高品質のチョコがないですっ。
：高いのは、なんか小細工してあって。
：がつっとチョコ〜〜ってのが欲しい時も稀にあんのに」
前野 ：「刺身の短冊の如く売られてるチョコが欲しいのかな」
千緒 ：「？ どんなん？」
前野 ：「えーと」
[hari] # でっかい塊のやつ
千緒 ：「普通の板ちょこでええねんよ。びしっとチョコレート」
前野 ：「ふむ、普通の板チョコで、なおかつ高級品？」
千緒 ：「うん」
千緒 ：「生チョコやトリュフでは許されへん時もあんねん〜」
IC水島でネット検索
------------------
前野 ：「ふーむ……【検索中】……
：けっこう、業務用の板チョコもあるね。美味しそうだ」
千緒 ：「えー。業務用って聞くだに量だけって感じ〜みたいな〜」
前野 ：「高級菓子用食材だから……量だけってことはないだろう」
千緒 ：「高級菓子用食材。それなら許せそう」
http://liyn-an.com/shop/catalogue/200000100001.html
クーベルチュールチョコレート (ミルク)
千緒 ：「あう〜。く〜べるちゅ〜る〜(はぁと)」
前野 ：「ね？おいしそうでしょ？」
千緒 ：「ネットおそるべし」
前野 ：「まぁ、千緒ちゃんとかだと、
：食べ過ぎると翌日に大変そうだけど(笑)」
千緒 ：「ふっ。私、いくら食べても太らないんですよ(ふぁさぁ)」
：＜髪をかきあげる仕草
前野 ：「ニキビは？」
千緒 ：「う」
千緒 ：「何事も食べすぎは良くありませんね」
前野 ：「頭で分かっていても、ついつい(微苦笑)」
千緒 ：「そんなことないもーん」
夢と浪漫
--------
前野 ：「あぁ、ここなんか美味しそうだ……」
http://www.chocovic.co.jp/html/menu.html
チョコヴィック・ジャパン
前野 ：「千緒ちゃん好みの、『純チョコ』みたいだね」
千緒 ：「むむむ」
千緒 ：「これは微妙。HPは可愛いけど」
前野 ：「硬派過ぎる？(ｗ」
千緒 ：「うん。浪漫はあるけど夢がない」
[miburo] # どんなだ
前野 ：「夢は、これから作り出すんじゃないの？(笑)」
千緒 ：「いいこと言いますねー」
千緒 ：「渡しきれなかったチョコレートとか、
：夢も浪漫も一杯ですよ」
前野 ：「そうだねぇ……」
前野 ：「まぁ、量産してご挨拶と一緒に配ってると、
：そんなことは微塵も感じないが」
千緒 ：「あははは」
前野 ：「……いいね、夢も浪漫も一杯で」
千緒 ：「ど、どないしたんですか？」
前野 ：「んー、ふと、ね」
千緒 ：「寂しいの？」
前野 ：(苦笑)
前野 ：「良い事も悪い事もそれなりにやって、
：たっぷり遊びなさいね。
：ついでに、勉強もそれなりに(ぽんぽん)」
千緒 ：「諭されてるし……」
[hari] # あたまぽむぽむ
時系列
------
2003年2月、バレンタイン直前のIC水島。
解説
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世間がバレンタインムード一色な中で、
ご多分に漏れずバレンタイン気分を満喫してる千緒ちゃん。
ふとした疑問からネット検索をしてみることに。
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> 本物のチョコレートをお探しのみなさまに朗報！
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> このたび吹利市内にオープンした洋菓子店 "カバニエドール"では、
> バレンタイン・フェアとして「恋人の身も心も溶かす魅惑のチョコ」
> を限定50セットのみ販売しております(自分用には不向きです)。
> カバニエドール(TEL:XXXX-XX-XXXX)
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