オンラインセッションにおけるサブマスターの効能

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オンラインセッションにおけるサブマスターの効能



 私がサブマスターを置いてセッションを行った際の感想を元に、オンライン セッションでの効能をつらつらと書き出してみたいかと思います……

サブ・マスター【sub master】《用語》

(TRPG百科事典より)
 複数マスター制において、メインマスターを助ける役割をする人のこと。複数居る場合もある。プレイヤーの人数が多い場合などにNPCの演技・演出を行わせたり、行為判定やルールのサポートを行ったりといった使われかたをすることが多い。
 メインマスターと違いストーリーの運営権を握ったりするという創造的楽しみが少ないし、プレイヤーほどの自由度や謎解きの楽しみが無いため、サブマスターも楽しめるようにするのは難しい傾向がある。ただし、重要な秘密を握っているNPCを同行させたいが、NPCの演出に時間や手間をかけられない場合などには、キャラクターに対しての没入の度合も高いためか成功しやすいようである。

一、負担が減る

 当然といえば、当然ですが……元々のサブマスターの役目である、GMの負 担軽減。まず、これが挙げられます。
 例えば、NPCの行動をサブマスターに委任し、GM用のチャンネルを使って指 示を出すようにすれば、NPCを出す事が負担では無くなります。

一、参加メンバーを増やせる

 セッションには参加したいけど、人数枠はすでに埋まっていて……と言う場 合に、サブマスターとして参加してもらう事で、1人分の参加枠を作る事が出 来ます。
 裏側から見るような雰囲気になりますが、プレイヤーとして参加する場合と はまた違った楽しみ方が出来るのではないでしょうか。

一、相談ができる

 サブマスターが居れば、プレイヤーに対する情報の開示やNPCの行動、今 後の展開などに関して、その場で相談をする事が出来ます。
 プレイヤーに対する対応で迷ったとき、すぐに相談と検討が出来ると言うの は、一人で考える場合に比べて、とても楽に感じました。

一、サブマスターからGMへ……

 前項にも重なりますが、ゲームの進行の仕方や展開に関して相談を行う事で、 サブマスターにはGMのやっている事がよく見えます。
 GMがどんな事をやっていて、どんなときに困っているか。どんな事に注意 していて、どのように対応しているか。これらを実地で見て行く事が出来ます。
 オンラインセッションをやってみたい……でも、いきなりGMと言うのは、 正直言って怖い……。そんな方は、まずサブマスターからはじめて見てはどう でしょうか?

一、とにかく、気が楽になる

 一人じゃないって良いね……という気持ちになります……いや、ほんとに。
 GM一人じゃ出来ない雑談も、サブマスターと出来ますしね。
 なお、基本的にセッションを行っているチャンネルとは別に、相談用のチャ ンネルを開いて、GMとサブマスター専用としておくことをお勧めします。表 で相談したら、内緒話も何も無いですから……。

さいごに

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月刊TRPG.NET 2003年10月号

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