チャットセッションサイトのつくりかた

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チャットセッションサイトのつくりかた


 こんばんな。月光華亭の管理人くれんです。

 月光華亭では、参加者同士がプレイヤーやGMを行い、IRCにてSWのセッション を行うことをサポートするHPです。
 さて、今回はそんなHPの運営ノウハウなどについて話しをさせて頂きます。

アクセスアップ!

 月光華亭立ち上げ当初はまず、HPのアクセスアップから初めました。
 すでに先輩の大手さんや有名なサイトさんと相互リンク登録のお願いのメールを何通も書き、知名度を上げることから始めました。
 知名度は大切なものですよ! 奥さん!!
 しかし、単にアクセスアップというのではなく、リピーターを作ることが大事でした。(リピーターとは、一度HPに訪れた人が再度、訪れる人のことです)
 これが、重要なことで、一見さんならば、そのHPに参加しようとはなかなか思ってくれませんが、何度もHPを訪れているうちに、参加してくれるチャンスが増えると思います。そうすれば、リピーターの方は次第に常連さんへと変わり、常連さんは新たな常連さんほ連れてきてくれることでしょう。常連さんが10人背前後になれば、セッション回数を含め、色々な意味で安定してくると思います。(そして色々な意味で濃いメンツになっていきます!! 管理人はそれらに負けないように、フンドシを締め直してください!!)
 単純にアクセスアップを狙うのでしたなら、ボーナス時期、新学期の4月中旬、夏・冬休みの期間に、アクセスアップキャンペーンを展開するのが効率的です。

管理人がにぎやかしを!

 5〜6人ほどの人が定期的に訪れてくれるようになったなら、管理人もチャットに積極的に参加を心がけ、まずはあなたが、「にぎやかし」になってください。(もちろん、あなたが天然であるならば言うことはありません!!)
 あなたの「にぎやかし」は新たな「にぎやかし」の出現へと必ず繋がるはずです。
 ただ、人数の少ないうちは、入室しなくとも会話が見られる、ロムが可能なWebチャットをオススメします。
 あなたのHPへ参加しようかどうしようか迷っている人は、チャットなどの雰囲気がどんなものか知りたいものなのです。(そして、あなたの天然具合も!!)

セッション時間はオフラインと比べて1/3に!

 私が初めてGMをした時に、大失敗した時は、時間でした。
 オンラインセッションは、とにかく、進行が遅いです。
 口でしゃべるよりも、キーボードを叩くのが遅いのはもちろん、お互いの意志の疎通が同じ理由で困難だからです。
 オフでのセッションと同じ感覚でシナリオを作ってしまうと、おそらく、23時から始めたセッションは、朝7時までやったとしても、2〜3回のキャンペーンへとなってしまうでしょう。
 ですので、セッションのボリュームは実際の(オフラインのセッションでの)1/3程度で丁度良いと思います。
 例を上げれば、「依頼」→「ダンジョン」→「ボス戦闘」→「エンディング」となります。
 また、口よりも、キーボードを叩くのが遅いのはGMも一緒です。ですので、あらかじめ、予想されるNPCの話す言葉はテキストに書いておき、セッション中は、それをコピーアンドペーストすることをオススメします。
 また、一概にダンジョンと言っても様々で、オンラインで行うダンジョンは複雑なものにせず、二股か、三股程度の単純なものが良いと思います。

月光華亭での用例

 月光華亭では、正式にBBSで募集されているセッションと、その時の気分次第で開催されるセッションとに別れ、両方あわせると、週に1.2度。多いときは二日に1度ほどの割合で、週末に集中して開催されています。
 時間帯は主に、24時から7時にかけてセッションが行われ、私としては残念なことに、GMをされる方は、ほぼ固定になってしまっています。
 個人的には、色々な人に、色々な楽しみ方を経験していただきたいのですが、このあたりは、GMをすることに対してのメリット(?)なども含めて、GM人口を増やす意味でも、システム的に思案中です。

 実際のセッションはsfさんが提供してくださる、IRCで行っており、PLの方には、IRCでのニックネームを「キャラネーム_敏捷度」のカタチで表示してもらっています。
 たとえば、キャラ名前イッサ・敏捷度16の場合、「ISSA_16」のような感じです。
 これですと、戦闘の際に行動順が混乱しなくて良いと思いますが、これに捕らわれず、まだ、良い方法があると思っています。

 また、報酬がマジックアイテムで支払われる場合、月光華亭では細心の注意を払っています。それは、月光華亭では、「登録書」と呼ばれるBBSにキャラを登録し、そのキャラで、様々なGMが「依頼伝言板」にて募集するセッションに参加するためです。
 一人のGMが強力なマジックアイテムを与えてしまうと、次に別のGMが開催したセッションで、そのキャラだけ、能力的に突出してしまい、バランスを取るのが非常に困難だからです。ですので、月光華亭では、あまりに強力すぎるアイテムがPCの手に渡ってしまった場合、セッション自体が「なかったこと」にすることもありえるという立場を取っています。(幸いにして、多くの参加者の方々のおかげで、今までセッションがなかった事になったことはありません)

 文字数もありますので、かなり割愛しましたが、これが私の月光華亭当初の心がけていた事柄です。

(えと……偉そうに言ってすみません……。ホントは未だに何が最善なのか私も模索中です。_(..)_ )

*この文章があなたの10フィート棒になりますように(≧ω≦)ノ。

さいごに

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月刊TRPG.NET 2003年10月号

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