TRPG.NET > 月刊TRPG.NET / 2003年10月号 >
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あなたはTRPGで遊ぶ時どんな道具を使っているだろうか? ダイスや筆記用具、各種シート類、ルールによってはカード類、他にもヘクスやスクエアのシートあるいはフロアタイル、メタルフィギュアやチップなどの駒、人によっては自作のイラストや小物類を用意する人もいるだろう。TRPGを遊んでいればこういった道具たちのお世話になったことがあるだろう。
こうした道具たちはTRPGを遊ぶうえで、進行を助けたりイメージの伝達をより豊かにする役に立っている。では、オンラインセッションではどうだろうか?
筆記用具はほぼ必要ないだろう。ダイスはボットやスクリプトによる物が使われている。各種シート類は、テキストエディタで対応できる。では、フロアタイルやメタルフィギュアはどうだろうか?こういったツールが存在しない、あるいは一般的でないという事が、D&D3eなどのキャラクターの位置や移動のルールが重視されているゲームはオンラインセッションには向かないと言われる原因であった。だが、なければ作ってしまえばいいのである。
必要な道具はネット上で簡単に手に入る。スクリプトの書き方もネット上で勉強できるし、公開されているCGIのソースなども参考になる。あと必要なのはやる気と時間だけだ。スクリプトは難しいものではない、恐れずに挑戦しよう。そして完成したものはソースも公開してしまうのがいい。なぜなら、あなたのやる気を受け継いで、さらに進化させてくれる人物が現れるかもしれないから。
では、現存するそうしたツールたちにはどういったものがあるのだろうか?TRPGに特化したチャットソフト、チャットにダイス機能を追加するプラグインやボットの類が主流のようだが、国内のサイトをざっと検索しただけでもこれだけある。さがしていけばもっと見つかるだろう。
この中で、D&D3e対応マップ管理CGI&IRC対応ボットは私が作ったものだが、ソースを公開している。ダウンロードサイトへのリンクを貼っておくので良ければ利用(および改造)して欲しい。ただし異なった環境での動作は保証しないし、これによって何かのトラブルが発生したとしても私は一切関知しないので悪しからず。なお、このCGI及び現在開発中のクオータービュー版についての問い合わせ等はとりまでメールにてどうぞ。
ここまで私はオフラインでTRPGを遊ぶ環境をオンラインで再現することを前提に書いてきたが、別のアプローチとしてコンピュータの処理能力を利用してネットゲームのように遊ぶ方向性もあると思う。そうしたツールのひとつにNeverwinter Nightsなどというものがある。ここまで来るとTRPGとは別のオンラインゲームだと考えたほうがいい様な気もするが、オンラインセッションの発展系のひとつとも言え無くはないのではないだろうか?
誰かこの手の使えるフリーウエアを公開してくれないものか。え?自分で作れ?はい、頑張ります。
D&D3e対応マップ管理CGI&IRC対応ボット:http://birdland.ddo.jp/map_plus.html
D&D3Eキャラデータベース:http://cgi.members.interq.or.jp/silver/rokepa/cgi-bin/charasheet/charasheet.cgi
チャットTRPGギルド:http://www.cypress.ne.jp/s-4/
ネヴァーウィンター・ナイツ日本語版オフィシャルサイト:http://www.sega.co.jp/pc/baldurs/nwn.html
感想・執筆宣言は一行掲示板001へどうぞ。
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