一昔前近くの経験――郷里をはなれた人間の仲間探しとは

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一昔前近くの経験――郷里をはなれた人間の仲間探しとは



 えー、今回は、富山ころころの連中には、ひとまずおやすみしていただくと いうことで、ぽんずが新天地で仲間を見つけたときの方法を一つ書かせていた だこうかと思います。

その1・ぽんずの経験

 ぽんずは、ずっと北海道で生活していて、それまで高校時代に知り合った友 人とつるんで遊んでいました。
 そんなぽんずが最初に本州に出たのは、25歳の頃でした。場所は愛知の豊田 市です。いわゆる出稼ぎ(現在は人材派遣といったほうがいいでしょう)で働き にでたのです。車の免許を持っていない人間にそれなりの給料を与える企業は、 社会にはそんなに存在しないものですから……っと、話が横道にそれてしまい ました。
 ともかく、働きに出てしばらくは、金銭的余裕というものがないから暇で暇 でどうしようもありませんでした。
 やることといえば……なにもなく。とりあえず、TRPGのルールブックを眺め ては、こんなキャラやりたいなー、という日々でした。

 幸いにして当時から愛知、とくに名古屋は、当時からコンベンションに溢れ ていました。
 それを知ったぽんずは、これ幸いとコンベンションに参加していきます。
 そうやっていくつかのコンベンションを巡るうちに、豊田でコンベンション が開かれるのを知り、それに参加してみることにしました。
 そのコンベンションは規模としては小さく、大人数が集まるようなものでは ありませんでしたが、そのかわりに主催者側の進行がきっちりとしていて、非 常に好感がもてたのを覚えています。
 さて、コンベンションも終了し、ひょんな事からぽんずは主催者さんと話す 機会に恵まれ、一緒に打ち上げのカラオケにいったことでその人たちと友人に なることが出来ました。
 ぽんずはそのあと、お世話になったそのコンベンションをメインに活動して いくことになります。

 出稼ぎも終わり、しばらく本州に仕事に出ることはなかったのですが、また また職を失い(リストラっていやですね(苦笑))、また、次に愛知に出向きまし た。そのときも結局コンベンションで友人を作りました。
 その人たちとは、深い付き合いをすることなく終わったんですが、そんなに 難しくなく友人を作ることが出来ました。

その2・経験からいえること

 とにもかくにも、総じていえるのは、コンベンションがキーポイントだった ということです。もし、社会人になって新しい土地に出向いたら、とにかくコ ンベンションに参加することをお勧めします

 これはぽんずの持論なんですが、コンベンションはただゲームをするためだ けの場所ではなく、参加者たちと会話を楽しむ社交場であると考えています。
 一緒の出会いの場であるというわけですね。
 これを利用しない手はないと思うのです。
 とにかく、プレイしながら気が合いそうな人を探したり、昼休み中に食事を して自分の置かれた現状を伝え、一緒にプレイしてくれる人を探している、な どと、とりあえず言っておくのです。
 運がよければ、その時点で仲間が出来ます。

 そうでなくても、コンベンションが終了したら、これから一緒に食事にいく 人いる? と誘ってみるのです。何人かはついてきてくれることでしょう。あ るいは、誰かがカラオケや食事にいく、といってきたら、それにのってみるの です。多少強引でも、自分から混ぜてくれないか? と声をかけるのもいい手 段かもしれません。
 そして、その場所でも自分の現状を伝え、仲間にいれてくれないか、とさり げなく尋ねてみるのです。
 あるいは、コンベンションの最後に行なわれるだろう閉会式で、自分が仲間 を探していることを紹介させてもらうというのも一つの手段でしょう。
 案外、これだけのことでTRPGの仲間というのは見付かるものですよ。

その3・コンベンションがない土地の場合

 ただ、コンベンションが開催されにくい土地というのも確かに存在します。 北陸・山陰・四国はとくにそうだといえるのではないでしょうか。そんなとき は、TRPG関連の情報誌のサークルメンバー募集をチェックしてみるのも手かも しれません。
 最近は、TRPGも復活してきた模様で、サークルがふえてきたということです し、案外近くにサークルがあるかもしれません。

 ああ、一番重要なことをわすれてました。
 TRPG.NETの掲示板を利用する、というのがありますね。ここ重要なのでチェ キよろしく(笑)。

 また、住んでいる場所に大学があるなら、そこにはほぼ確実にゲームサーク ルがあるはずなので、うまくすれば混ぜてもらえるかもしれません。サークル と連絡をとって、OBを紹介してもらうのも手段の一つですね。

その4・最後に

 最後になりましたが、これだけははっきりいえます。ただ待ってるだけでは どうにもならない、ということです。今まで仲間内だけでプレイしていた人は、 なかなか仲間を見つける方法というのが思いつかないかもしれませんが、とに かく思いついたことをかたっぱしから行動してみるのが重要です。
 TRPGを扱っているゲームショップに出向いて、誰かに話し掛けてみる、TCG をプレイしてそこからTRPGを一緒にプレイしている人を探す等、方法はいろい ろ考えられます。
 とにかく、行動あるのみ!
 新天地に向かうみなさん、頑張ってプレイしてくれる仲間を探してください ね!

さいごに

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月刊TRPG.NET 2003年03月号

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