天羅万象掛け合い所 LOG 014

天羅万象掛け合い所の1997年11月17日から1997年11月26日までのログです。


97年11月26日:19時55分53秒
(建国編)俊景 / Dr.李
 CVねえ。
 ・・・・井上和彦かな?
 わかるんなら、鈴置洋孝でもいいぞ。
 
 歳がばれるな。
 
 「そうですよ、私達で良ければ力になります、ねぇ、夢影さん。」
 にっこり微笑む。
 
 
 
 
97年11月26日:05時31分16秒
(建国編)夜の翼に乗って / Ray
 鴛夜のCVですか? 実は、それこそ置鮎龍太郎さん(asトレーズ閣下……ではなくエルハな陣内くん)のイメージだったのですが。(あのイッちゃった性格と笑い声が何とも。)
 しかし、誰だCVの話なんて始めた奴は……LOG見直してみたら……もしかして俺? LOG7で確かに神奈備のCV書いてるや。(自爆)
 それからMARSさん、VBやSBは良く読んでおられます? また、RPGM(最近はTCGMかMtGMになっているけれど)の天羅の記事(3年程前から存在します)は? 又、昔の「天羅雑談所」のLOGの中にも、その手の話題は隠れております。(蒼さんのHPに一部書き出されていますから覗いてみる事をお勧めします。場所は新着情報の方にリンクがあった筈。)
 ブラックリストに載る事を希望なさるのでしたら(笑)、未確認情報(と言うか飽くまでも『推測』)がかなり混ざってしまいますが、質問事項を整理の上こちら迄送って頂ければ、答えられる限りはお答え致します。
 
 式に乗ろうとする鴛夜が、不意に顔をしかめる。黒い外套から出した掌……黒衣から覗く手、そこだけは白い包帯で覆われている……そこに朱く筋が入っていた。
「フッ、まだまだ青いな。だが、これで少しは余裕が生まれる筈だ……この国にまともな頭を持った者さえ居るのなら。
 今宵は晦日。そろそろ情報統制の必要も無くなる。
 思えば、今日まで良く保ったものだ。愚か者共とは云え、言われるままに動く事だけは出来た様だな。
 尤も、最後の詰めは此方でやったのだろうが。」
 掌から滲んだ血を、包帯の上から舌で舐めとると、鉄錆の味が口中に広がる。
 ニィっと、あるか無しかの微笑を口の端に浮かべながら、鴛夜は式を飛翔させた。
 
 「『名代の証』は、枷威の町から東に10里ほどいった山中の社にあります」
 式の飛翔に心を奪われていた様子の守矢が、思い出したかの様に話し始める。
 「もう僕には、おふたりしか頼る人はないというのに、先程までの言動は礼儀を失していました。
  獅明さん、鴛夜さん、これまでの非礼を詫びさせて下さい」
 居住まいを正して頭を垂れる守矢に、獅明は「気にするな。」の一言で返す。
「そう。気にする事は無い、少年。
 私は私で、己の都合で動いている。獅明にしても同様だろう。
 今回は、偶然それが一致しているに過ぎない。人と人との関係と云う物は、すべからくその様な物だ。
 それに私に要らぬ礼儀は無用だ。『主従』も『長幼』も無く、飽くまで『対等な協力者』として扱って貰おう。」
 ひたすら前だけを見ている鴛夜がぶっきらぼうに告げたその言葉が、照れ隠しなのか本気なのか、人生経験の浅い守矢には判断する事が出来なかった。
 
「俺まで、その社に行くこたぁねえだろ?  俺は途中の枷威で降りるぜ
 俺は町で待ってる。用があったら呼べばいい。」
 との獅明の言葉に、
「どの途、一度枷威には降りる心算だ。
 少年を休ませる必要もある……その様な顔をするな。今は興奮して、疲れを忘れているだけだ。
 休息はとれる時にとっておかねば、これから先の長い道程、途半ばで倒れてしまう羽目になりかねん。それでは興醒めではないか。」
 反論しようとする守矢を制して、応える。
「私も二三繋ぎをとらねばならぬ用件がある。何か用でもあるなら、その間に済ませておくが良い。
 只の勘だが、護衛無しで済む程甘い代物では無いかも知れぬからな。」
 
 ひたすら無愛想な陰陽師 鴛夜 より 守矢、獅明 へ
 
>こんな純粋な守矢クンを裏切ったら、あとが怖いですよ。鴛夜さん。(笑)
 まあ、そこはそれ、後々のお楽しみと言う事で。(笑)
 それでも、基本的に「自分に正直」なのは間違いありません。だから、上記の発言も「嘘は言っていない」ただ、「全てを語っていない」だけです。
>九道たちのお食事組が、こっちに追いつくのがつらくなりませんか?
 との事ですが、一段落着いた辺りで、羅刹側の諜報担当官(一応芙蓉達の纏め役になるのかな?)をスポット参入(笑)させる心算でおりますので、
 その際に、舞台裏の動きが表に出て来るので、九道達の動きも早くなる筈です。
 
「さて、祭りの始まりは近い。○○の者達には精々上手く踊って貰うとしよう……。」
97年11月26日:03時27分59秒
獅明は(建国編) / ハリ=ハラ
 個人的に、寄り道をするつもりですが・・・
 守矢君たちの方は、鴛夜に任せます。
97年11月26日:02時52分25秒
守矢たちの話(建国編) / マモル
 このまま、神珠を取りに行く話を進めてしまうと
 九道たちのお食事組が、こっちに追いつくのがつらくなりませんか?
 寄り道したりして、少し話のスピードを緩めた方がいいのでしょうか?
97年11月26日:02時45分53秒
あらあら(建国編) / ハリ=ハラ
 「気にするな。」
 
 守矢の言葉に短く答えると、鴛夜の方に話し掛ける。
 
 「俺まで、その社に行くこたぁねえだろ?
  俺は途中の枷威で降りるぜ」
 
 話しながら、手際良く銃槍をばらし珠を取り出す。
 
 「俺は町で待ってる。
  用があったら呼べばいい。」
 
 鬼刈り・獅明より 陰陽師・鴛夜へ
 
 街が近くなったら勝手に降りますから、あまり気にしないで下さい。
 高度保ったまま飛んでいってくれればいいですから。
97年11月26日:01時29分14秒
空にて(建国編) / マモル
 なんか、CVがガンダムWにかたよってますな。(笑)
 ちなみにゼクスの声は、子安武人さん。最近じゃ、ロボットになるゴリラまでやってますね。
 守矢のCVはなんも考えてなかった。というわけで、高山みなみさんに決定。(笑)
 
 闇を連想させる黒い翼は、あっという間に蒼穹の果てへと3人を運び込んだ。
 そこは、戦乱おさまらぬ下界とは隔絶された、すがすがしい世界だった。
 「うわぁ〜」
 眼下に広がるパノラマに圧倒され、思わず声をあげる守矢。
 戦がはじまってよりこのかた、今ほど爽快な気分になれたことはなかった。
 「『名代の証』は、枷威の町から東に10里ほどいった山中の社にあります」
 続いて出た言葉も、先刻とはうってかわって実に丁寧なものだった。
 せまい翼の上で居住まいをただし、深々と頭を垂れる。
 「もう僕には、おふたりしか頼る人はないというのに、先程までの言動は礼儀を失していました。
  獅明さん、鴛夜さん、これまでの非礼を詫びさせて下さい」
 
 守矢より 獅明、鴛夜へ
 
 獅明の態度はともかく、守矢は鴛夜の親切さについて過剰にとらえています。
 多分、あんまり大人からちやほやされたことがなかったんでしょう。
 そんなわけで因縁追加です。
   感情:仲間?への信頼(初級)
 こんな純粋な守矢クンを裏切ったら、あとが怖いですよ。鴛夜さん。(笑)
97年11月26日:01時25分04秒
ふと思った(妖編) / ジョーカー
 この<あるサムライ>ってのは泥龍って事にしようかな。(笑)
 神通力<特級>のこの鬼サムライならばウォルクでも簡単に倒せるだろうから。
 で、常磐を倒したのは……羅宗か。(^^;
 
 どっちもNastyさんのキャラだね。いいですか?(^^;
 ってNastyさんこの掲示板見ているのかね。
97年11月26日:01時12分10秒
追憶(妖編) / ジョーカー
 「『それでも分かり合えるはず』それがあの娘(こ)の口癖だった」
 
 昔を懐かしむように常磐がぽつりと漏らす。
 
 「いや、感傷はやめにしよう。話が徒に長くなるばかりだ…」
 
 頭を軽く振り、思考を切り替える。表情は沈んだままだったが。
 
 「戦は初めの内は優勢だった。人間達が同士討ちを始めたのも味方したのだろう。
 だが戦線が拡大していくに連れ、一人、また一人と我が方は倒れていった。
 知り合いのウォルクも片方はあるサムライに倒され、もう一人も戦の半ばで
 行方不明となった。それと前後して娘も行方知れずに…」
 
 常磐の声は、表面上は淡々としていたが奥に潜むものは隠し切れていなかった。
 
 「いくら呼び掛けても応えない。そうこうする内に俺も金剛機と刃を交え
 命を落とした。再び生を受けた時には数年が過ぎていた。それでも帰ってこない。
 応えない。もう諦めていた。だと言うのに二十年ほどが過ぎ
 主の森の片隅で再び娘の『匂い』を感じたわけだ」
 
 俯きがちだった顔を上げ、雷吼の顔を正面から見据える。
 
 「今度はそちらの番だ。薄々は分かっている。だがそれでも聞かせて欲しい。
 俺の娘のその後を…その末路を」
 
 両目を片手で覆い、支え切れぬ重みが肩に掛かったかのように
 常磐は地面に腰を下ろした。
 
 常磐  雷吼及び一同に向かって
97年11月26日:00時28分22秒
(建国編)九道 / MARS
 九道は黙って手拭いで娘の鼻を拭う。
 「子供じゃないんだ・・・食事が終わってからにしろ。せっかくの飯がさめてしまう。」
 その声はまるで父親が子に話しかけるように穏やかで威厳のある声だった。
 「とりあえず、名前だけでも聞こう・・・俺は九道、あちらの法師が夢影、そしてあいつが俊景だ。君の名はなんというだ・・・」
 「夕林です。(ズズ)」
 「そうか夕林か、いい名だな。とりあえず、落ち着いて話したいことがあれば話してくれ・・・」
 
 
 
 うーん、子守役は九道で決定かい?ところでCVについてですけど、九道は風間杜夫かな(モルダーでお願い(笑))でも、未定!!
 本当は別の人(ゼクス=マーキスなひと)なんだけど、名前分かんないや・・・あと考えたんだけど、夢影は関俊彦さん(ガンダムWのデュオ=マクスウェル)を切に希望!!
 守矢は高山みなみさんかな?(名探偵コナンのコナンな人。でも今はTOW=MIXのヴォーカルの人の方がわかりやすいか?)
 俊景はトレーズ=クシュリナーダな人で芙蓉はレディ=アンな人がいいかも・・・
 獅明と鴛夜はまだイメージがわかない、と言うか声優さんが思い出せん!!
 まあ、戯れ言なんで聞き流して。
 ところで大戦って何?なんか、オイラの知らない天羅って感じ。
 もしかしたらイ=イルと神宮家は敵対関係で、イ=イルは神宮家に破れて天羅から去ったのかな?
 もしそうなら神宮家と鬼って対立関係にあるの?やばいやん・・・
 もし、ボードで返事できないようでしたらメール下さい。
 あと、神宮家の秘密なんかも教えてくれると(ニヤリ)ですね。
 これでオイラもブラックリスト掲載だー!!(爆)
 
 アドレスはMARS@KUMAGAYA.OR.JPでーっす。
97年11月26日:00時25分35秒
妖編「沈黙」 / みだれかわ枕
>今、気が付いたんだけど。
>さのえが雷吼の姉に似ていると言うことは、その父親である常磐は
>さのえの父に似ているんではないだろうか?
>また逆に雷吼がさのえに姉を見たという事は常磐が見ても
>やはり同じように見えかねないって事だよな。
>なんかややこしくなってきたなぁ……

(11月24日 ジョーカーさん)
 確かにそのとおりです。ややこしいことこの上ない。
 えーと、常盤とさのえの父親は似てないことにしましょう。ただでさえ、似た人が多い妖編です。これ以上「このパターン」を使うのも、無理がありますし。


 不思議な時の流れの中、さのえは黙っていた。


 ええと、つまり、何の話なワケ?
 よーするに、昔、戦があったんだよね。鬼州ってことは、オニたちとの戦かな。
 で、鬼たちの部族は、ヘクト族。
 この常盤って人――いや、オニかな。それとも、妖? よくわかんない――は、それを見ていたわけだ。っていうか、当事者。この人の部族も、戦に加わったのか……口ぶりからすると、この人、部族の長だったらしいし。
 まあ、ここまではいいんだけど。
 ウォルクっての、よく分からない。何なんだろう。
 他にも、よくわかんない言葉がある。鬼の言葉なのかね。

 いや。
 それよりも、何よりも。
 今のこの話、あたいたちになんの関係があるワケ?
 ええい、全然分からん!

「あなた方だけで分かる言葉を使わない方がよろしくてよ。そこのお嬢ちゃんが惚けてるわ」
 常盤の言葉が途切れたところで、鈴鳴。
「それに……なるだけ簡潔にして欲しいわね。神奈備殿とて無尽蔵と言うわけではないのでしょうし」
 どうやらあたいが黙ってたのが、全然理解できてないからだと思ったらしい。
 いや、まあ、確かにそうなんだけど。
 ……なんかこいつに言われると悔しいな。そりゃまあ、あたい頭悪いけどさ。
「別に、あたいはいいよ。分からないわけじゃないし」
 思わずこう言っていた。分かるわけでもないけど。
 いつの間にか、右手をニギニギと開けたり閉じたりしてた。その先には、相模に式を打ってもらった、八連斬甲刀。
 ……別に斬って捨てるつもりじゃないけどねっ。

 すると神奈備、ご丁寧に説明を入れてくれた。
「これがウォルク……神狼と呼ばれる荒霊だ」
 神奈備の手のひらに、狼によく似た生き物があらわれる。多分、幻なんだろう。何か今日は何でもありの日だねぇ。
「そう、ちょうどあんな感じだ」
 雷吼の解説。ははん。そう言えば、そんな話、してたね。
 その幻――チビ神狼は、あたしの回りをうろちょろしている。結構、可愛い。
 と、突然そいつがでっかくなる。見上げるぐらいの大きさ。
「ちなみに、これが成体の大きさだ」
 おいおい、こんなにでかいのかい? 洒落になんないねぇ。

 この時あたいは、神狼に見とれていた。だから、神奈備の表情にも、雷吼のしぐさにも、気がついてなかった。
 気がついてりゃ、もう少しやりようもあったんだけど。

 いや、過ぎたことは……どうしようもない。
 とにかくあたいは、黙って話を聞いていただけだった。

 さのえから、皆さんへ


 ということでさのえは黙って聞いてるだけです。彼女が把握するには、ちょいとスケールが大きすぎるみたいですね。どうして神狼やらオニやらの話を今しているのか、分かってません。
97年11月25日:23時28分46秒
建国編「味噌汁、漬物、米の飯」 / みだれかわ枕
 今、書き直したところです。まさか味噌汁の具を書き直す羽目になるとは(笑)
#私は切干大根にしてたんですよ。陣中なので、保存の利くものだろうと思って。
#……ふつーは入れませんが。


 ずるずるずる。
 夕林は味噌汁を啜っていた。なかなかいい味だった。どうやら味噌がいいらしい。何種類か混ぜているのだろう。
 目の前には、他に米の飯と漬物。飯はいい香りをさせていたし、漬物はいい色に漬かっている……いや、少しばかり、味付けが濃い。保存性を高めるためだろうか。
「久しぶりにまともな料理ができた……食ってくれる人間も多いから作りがいがある……」
「はぁ、そうですか。そうですよね〜。やっぱり、自分一人しか食べないご飯って、さみしいですものね〜」
 能天気にそれだけ答えて、あとは黙々と食べた。
 そして、四杯の飯と三杯の味噌汁と二皿分の漬物をあっという間に平らげ、お代わりの五杯目と四杯目と三皿目に取り掛かったところで、不意に泣き出した。
 戦場での出来事を思い出したのである。
「ううう……」
 ちょうど味噌汁をすする体勢のままだったので、鼻水が器の中に垂れていく。
 九道も俊景も夢影も、何事かと夕林を見つめている。
「えうっ、えうっ……」

 不動明王拳士 夕林から、九道、俊景、夢影へ


 毎回毎回、何か汚いですね、夕林(笑)。

 ええと、あとですね、夕林のイメージCVが小桜エツ子(「逮捕しちゃうぞ」の「二階堂頼子」役の声優さん)に決定いたしました(笑)。「ひょえぇぇぇ」なんて言ってるところは、まさにそのものだと。
#こっちじゃ「逮捕」放送してなかったんですよね。ゲームのことに関わらず、北陸だと
#ちょっち情報に不足することが多いです。うにゃあ。
97年11月25日:22時18分16秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 「水を差すようで悪いんじゃがな」
 
 ぽりぽりと頬を掻く。
 
 「お主はさっき亜夜さんが自らの命を省みぬようなことを言ったとき
 彼女の頬をひっぱたいたじゃろう」
 
 それは随分と前のようにも感じるが、実際には半刻も経っていない。
 
 「お主はその時こう言った。『沙夜を守ることが出来ても
 そのために貴方が死んでしまったらとても悲しい』とな」
 
 肩越しに亜夜を振り返りながら言葉を続ける。
 
 「沙夜さんを助けるためとは言え、それでお主が死んだとしたら……分かるじゃろう?」
 
 顔を戻し、厳しい表情で
 
 「儂とて何もこんな時にこんな事は言いとうない。
 じゃがお前さんは命を賭けるのではなく、命を捨てるつもりのように
 見えたのでな。よく考えなされ、仮にそれで助けることが出来たとしても
 沙夜さんに母親殺しの業を背負わせるつもりか?」
 
 慈愛を込めた口調で言う。
 
 「彼女らにはまだまだ支える者が必要じゃよ」
 
 暁雲  夕霧に向かって
97年11月25日:19時26分09秒
鱗麗(修羅刀編) / tomy
「これはすまなかったな。」
手を壊しておいて、全く悪びれずに鱗麗が言う。
そして、もう一つの話題に触れる。

「それと、われらは一つにはなれぬよ。相反する目的を持つもの達が、一つになれるわけあるまい。例えその道のりが九分まで同じであろうとな。」

鱗麗から炎へ
97年11月25日:19時18分22秒
夕霧(修羅刀編) / tomy
「まだ、仕上げが終わっていない。少し見ていろ」
言葉にあわせ殺気が夕霧を襲う。夕霧は手刀を振り上げ、降ろす。殺気は分かたれ、夕霧の左右を行き過ぎる。

「私には、関係のないことですから。」
頬をかすめる殺気に懐かしさすら感じる自分に嫌悪を感じながら夕霧が言う。

夕霧から「鬼神」滅光へ


「まあ、待ちなさい」
背後からの暁雲の声が夕霧を押しとどめる。

「一つ聞きたいことがあるんじゃがの」
振り向きもせず答える夕霧。

「それが今どうしても必要な質問なら、、手短にお願いします。」

夕霧から暁雲へ


「好きにしな。“俺”はあの娘には用はないからな」

「ただ…“炎”の方は用があるようだ。そっちの方は俺は知らん」


「ありがとうございます。」
道を空ける炎に向かい、感謝の言葉を述べる。

夕霧から炎へ

ちなみに、まだ式刀は発動してません。
97年11月25日:16時27分46秒
狭間で(妖編) / ジョーカー
鈴鳴が常磐に注意している間にさのえに軽く説明する。

「さっき、相模殿と話をしていただろう?俺の見たという
三本角のでっけぇ狼、それがウォルクさ」

顎をしゃくり、神奈備の作り出した小ウォルクを指す。

「そう、ちょうどあんな感じだ」

神奈備が胡座を掻いたのを見て自分も腰を下ろす。

「本物の大きさは見上げるばかりだがな」

片膝を抱え、両の肘をきつく掴んだ雷吼のその姿は
噴き出してくるものを無理矢理抑え込んでいるようでもあった。

雷吼 さのえに向かって
97年11月25日:16時19分36秒
修羅刀のオニ(修羅刀編) / tomy
「勝手だな。どいつもこいつも。」
オニの亡霊がポツリとつぶやく。

「何故目の前にある復讐を果たせねえ。何故定めなんぞに邪魔されなきゃならねえ。何故、何故、何故!!!」
吐き出すように言うと続ける。

「いいだろう。俺の義理ぐらいは果たしてやろう。」
オニの亡霊がそう言うと、沙夜の右手が修羅刀にめりこみ、ずぶりという音とともに出てくる。その手には何かが握られていた。

「ほらよ。“オニ”は返したぜ。」
その言葉と同時にそれを滅光の方に投げてよこす。それは、心珠だった。
オニの亡霊の姿が薄れる。決して弱まったわけではない。ただ、単に戻ったのだ。数万の亡霊の中の一つに。

修羅刀のオニの亡霊から「鬼神」滅光へ
97年11月24日:23時21分22秒
(妖編)鈴鳴の茶々 / Dr.李
 というより、鈴鳴は森に来た以前のことについて誰についても知りません。
 まあ、森の住人で良いでしょうって感じだし。
 まあ、人の過去について基本的に無関心ですよ、この娘は。
 雷吼のトラウマつついたのもこれからのためですしね。
 
 「はいはい。」
 そういって熱いお茶を温めにして差し出す。
 そして、神奈備の言葉を聞きつつ、周りを見回す。
 
97年11月24日:23時21分12秒
(妖編)鈴鳴の茶々 / Dr.李
 というより、鈴鳴は森に来た以前のことについて誰についても知りません。
 まあ、森の住人で良いでしょうって感じだし。
 まあ、人の過去について基本的に無関心ですよ、この娘は。
 雷吼のトラウマつついたのもこれからのためですしね。
 
 「はいはい。」
 そういって熱いお茶を温めにして差し出す。
 そして、神奈備の言葉を聞きつつ、周りを見回す。
 
97年11月24日:22時12分36秒
(妖編)解説と悔恨と / Ray
 鈴鳴の言葉に、苦笑しつつ応える神奈備。
「確かに。鈴鳴殿の言にも一理ある。
 如何に吾でも、この時結界を維持出来るのは一刻の十分の一程度でしか無い。
 それに、この娘にも良く理解しておいて貰いたいしな。
 あ、申し訳無いが吾等にも一杯頂けるようか? 吾は温めの方が良いのだが……。」
 胡座を組み、結構図々しい注文を付ける。
「さて、では先ずは「ウォルクに就いて」であろうかな?
 ひふみよいつむななやここのと……。」
 呟く様な呪言と共に指先が複雑な印を描き、それに従い神奈備の内より出たモノが形を供えてゆく。
「これがウォルク……神狼と呼ばれる荒霊だ。」
 神奈備の掌の上に、小さなウォルクの姿があった。
 さのえの反応を見ながら、言葉を続ける。
「そなた等がオニと呼ぶ管理者(ル=ティラエ)と同じく、吾等が創造主(イ=イル)より大地を預かりしモノ。
 その力は、並のサムライやヨロイ程度では抗すべくも無い。金剛機ですら互角に戦える物は少数であろう。
 ただし、充分に強き者であれば、殺される事は無い。彼のモノ達の禁忌に触れるが故に。」
 言葉に合わせる様に、小さなウォルクはチョコマカと動き回る。
「ちなみに、これが成体の大きさだ。」
 パチンと指を弾く神奈備。さのえに纏わり着いていた小ウォルクが、突然巨大化し、見る間に見上げんばかりの神狼となる。
「だが、如何に強かろうと決して無敵ではあり得ない。
 人間との戦いが続く限り、何時かは敗れる時がやって来る。
 そして管理者である限り、守るべき地から逃れる事は叶わぬ。」
 言葉通りに消えゆくウォルク。酷く苦い記憶を思い出してか、神奈備は眉根を寄せた。
「恥じる様な事では無い。
 本来その様に創られ、置き去りにされた者達には、今の世は異質なのだ。
 何時かはどちらかが耐えられなくなる。『その時』に当たってしまったのが不運というものだ。」
 酷く重いものを秘めたその言葉は、常磐に向けたものか、それとも自分自身へ言い聞かせていたものか。
 それを識る者は、誰もいなかった。
 
 神奈備 から 一同 へ
 
 期待されている様ですので、補足を入れてみました。
 前半はお茶目、後半はいきなし重めですが、どちらも神奈備の両側面ですね。
 なお、神奈備の過去の記憶に関しては、鈴鳴殿も一切知らない事ですので、その心算で反応お願いします。
97年11月24日:18時46分07秒
(建国編)食事 / MARS
 みそは九道特製の赤味噌と農家で分けてもらった黒みそを合わせたものに、菜っぱとネギを刻んだものを具に使用している。
 コメは一粒一粒が立ち、自然な甘さと混ぜた麦の歯ごたえが心地いい。
 漬け物は少々塩が利きすぎているがこれは致し方ないだろう。
 「久しぶりにまともな料理ができた・・・食ってくれる人間も多いから作りがいがある・・・」
 笑いを見せ自らの茶碗を取り食事を始める。
97年11月24日:18時06分02秒
(建国編)俊景 / Dr.李
 「はっはっは。まあ、良いじゃありませんか。自分の声で目が覚めることもありましょう。」
 こちらは全くどこ吹く風といった感じの俊景。夢影から茶碗を受け取り、ご飯を継いで渡す。
 「はい。」
 そして空の碗にご飯をつぎ、夕林にむかって差し出す。
 「あなたもどうぞ。腹が空いては何とやらです。」
 にっこり笑う。
97年11月24日:16時28分30秒
夢影☆(建国偏) / スグネ
 「えええええええ!」
 陣の中に叫び声が響く。
 「うるせぇッ!手前、もう少し静かに寝てろッ!」
 夕林に向かって夢影は叫んだ。
 片手に掴んでいる空の椀を投げつけるのは抑えたようだが、耳を抑えながら肩を怒らせている。
 「・・・ったく・・・戦場で寝てるなんて呑気な小娘だと思って油断したのが間違いだった・・・」
 ぶつぶつ言いながら座り直す。
 「とりあえず食ってろ。事情はその後で聞く」


 堕ちたオニ・夢影より 夕林へ


97年11月24日:16時14分10秒
(建国編)鷹羽 / Dr.李
 「つまらんまねを!」
 一刀のもと、式を打ち砕く。
 だが、とりあえずこのことは伝えるべきであろう。
 「疾!」
 式札を投げて鷹に変える。
 「我が主に全てをつたえい!」
 素早く、鷹を飛ばす。
 さて、どうするか?
 このまま追うのも危険だ。まずは背後をつかむか。
 鷹羽は再び闇に消える。
 
 あまり鷹羽をいじめんように!
97年11月24日:16時07分47秒
(妖編)鈴鳴の茶々 / Dr.李
 「常盤さんだったかしら?」
 静かに正座し、どこからともなく、茶碗と急須を出してお茶を入れながら、鈴鳴が口を開いた。
 「あなた方だけで分かる言葉を使わない方がよろしくてよ。そこのお嬢ちゃんが惚けてるわ。」
 実際には鈴鳴が言うくらいにはひどくないのだろうが、出来る限りさのえに真実を理解させようというハラづもりなのだろう。
 「それに・・・なるだけ簡潔にして欲しいわね。神奈備殿とて無尽蔵と言うわけではないのでしょうし。」
 
97年11月24日:15時21分10秒
事の始まり(妖編) / ジョーカー
 今、気が付いたんだけど。
 さのえが雷吼の姉に似ていると言うことは、その父親である常磐は
 さのえの父に似ているんではないだろうか?
 また逆に雷吼がさのえに姉を見たという事は常磐が見ても
 やはり同じように見えかねないって事だよな。
 なんかややこしくなってきたなぁ……
 
 
 「失われた業か…」
 
 神奈備が時結界を張る時の“シャ”の動きを感じ、そう呟く。
 
 「俺の祖父は使えたそうだが…」
 
 その祖父はとうに還った。“大戦”の時の傷がたたり、常磐の顔を見ることなく。
 
 「さて、これを使えるあんたの齢はいかほどのものか」
 
 興味深げな目で神奈備を見る。
 
 状況を把握したのだろう、雷吼が口を開こうとする。
 それを押しとどめて常磐が言う。
 
 「まあ待て。そこに事情を知らぬ者がいる。お前との関わりは知らぬが
 どことなく我が娘に似ているな。事の始まりを俺が話そう」
 
 常磐の身体がぼやけ、漆黒の猛禽から別の姿に変わっていく。
 それはル=ティラエ達の衣装を纏った一人の男の姿。
 壮年に差し掛かったその男には、顔と言わず手と言わず
 幾何学的な紋様がびっしりと刻まれている。彼らについて多少の知識のある者には
 一目で絆の印(シャ=ラズ)と分かる。だがそれでもここまでの密度と量は珍しい。
 そして額の中心より生える一本の角。背は神奈備ほどではないが
 雷吼よりは多少高い。二人の中間と言ったところだろう。
 
 「今から三十年ほど昔になるか。鬼州、奥魏の国で大きな戦があった」
 
 右手に握った心珠を投げ上げては受け止めながら常磐が口を開いた。
 
 「発端はヘクト族が長老、エテルイ。長年の鬱積が爆発したのだろう。
 無理からぬ事だ。俺とて一族を預かる長老の身、我らが立ったところで
 勝てはせぬ。お戻りになるまでは堪えるのだ…と再三説得はした。
 だがそれはあくまでも理に立った物言い。俺とて腹立たしく思わないはずがない。
 本音を言えば奴のように思ったことは一度や二度ではない。
 だが俺やエテルイのように力有る者はいい。子供や女達。若造どもが
 数で遙かに勝る人間達と戦い勝ちを納められるはずがない。
 であるから抑えろと。だがそのうちに俺の一族の若造どもまで
 奴に賛同を始めた。若さ故の、と言えばそれまでだがな」
 
 苦い顔をし、しばし黙り込む。
 
 「俺の一族には二人のウォルクが味方していた。俺の一族が
 再三再四の人間達の襲撃を逃れてきたのもそのお陰だ。
 いかに一人が強かろうと支え切れぬ。俺が先陣を切り二人が両脇を固める。
 いかな大軍であろうと、ヨロイが居ようと撃退できた。あるいはそれが
 いけなかったのかもしれん。一族を守れば終わる戦いと
 人間達を相手にした終わりなき戦い。その違いが分からなかったのだろう。
 そして俺と彼らの力を自分達の物と錯覚したのだ。それが拍車を
 掛けたのだろうな、ついには俺にも抑えきれなくなった。
 我が身の無力を恥じ入るばかりだ……」
 
 常磐  その場にいる者達に向かって
 
 話が異様に長くなりそうなんで、とりあえずここで切りました。
 まだ始まりの始まりと言ったところなので悪しからず。
 でも鈴鳴の茶々やらさのえの暴走とか神奈備の補足等は大歓迎です。(笑)
 自分の持ちキャラで延々会話してくのもつまらないんで。(^^;
97年11月24日:14時19分24秒
更にその参(建国編?) / ジョーカー
 外道な事3
 
 接合さえ有ればヨロイを動かすのに何も要らないように
 これが有れば金剛機は何も要らないと言ってもいい。
 ヨロイも金剛機も明鏡に魂を落として戦うというのは変わらない。
 でも金剛機は無補給で動ける代わりに接合を持った修羅の魂というのは
 稀少もいいところ。逆にヨロイはその性質から乗る者全てが
 接合を持っているが、逆にそれ故、接合者の肉体限界を超えた長期間行動
 限界機動は出来ない。
 
 金剛機に外部より接合し、そしてヨロイ乗りを魂の抜けた状態のまま生かし続ける
 技術が存在したら?もちろん無線でヨロイ乗りと機体をつなぐ必要が有るが。
 これは式の感覚結合の応用で可能かも知れない。
 
 外道だ……
97年11月24日:13時40分29秒
(建国編)嘲笑する者 / Ray
 ジョーカーさん、鋭すぎ。いきなり核心を突いて呉れましたか。
 『荒凰』の時には、運良く「天才的な資質を持った姉弟」がいて呉れたので、それを使用したのですが、
 『荒吐』では、また違った方法でアプローチを掛けています。(それ故の「改弐型」な訳です。)でも、妖を使うと云うのも面白い。その時は天狗でも使う事に為るでしょうね。
 名前に関しては『荒凰』以前に実験的に製作されてお蔵入りになった零号機『迦具土』なんて如何でしょう。(笑)
 後はまだ造られておりませんが、『大物主』か何かだと(相手にするのが「モノ」なだけに)キレてて良いかも。(基本的に『祟神』の面で攻めて見ました。)
 『大戦』に関しては、全く公開情報が無い状態ですが、私自身は、「<紗>を解析されてしまった」のが敗因だったのでは無いかと思っています。いかんいかん、又危険な事を。
 
「やれやれ、事の順序を教えてやらねば為らぬ程に、この国のシノビの技量(うで)は落ちてしまったのかね?」
 鷹羽の真横から、嘲笑を含んだ声が掛かる。
 そこに居たのは鴛夜。いや、恐らくはその姿をした式だろう。
「先ず君が最初にせねばならぬ事は、雇主への報告では無いのかね?
 私が言った事の半分でも理解出来たならば、間近に迫った危機を伝える事が最良と判断した筈。
 巨大な黒鷺など隠し様も無い上、何処まで行くのかも判らぬ物は、目撃証言を追う事で対処出来よう。
 それを感情に支配されてか、自分の力に自信があってか、わざわざ単身で追おうとは……。」
 頭を振り振り、「実に嘆かわしい」とでも言わんばかりの表情で告げる鴛夜の口元には、隠しきれない(隠す気も無いのかも知れない)笑みが浮かんでいた。
「此処で君を斃してしまう事も考えたが、それでは上手く伝えたい事が伝わったかが確認出来ぬでな。
 良いかね、くれぐれも伝え忘れないで呉れ給え。
 緒戦であまりにも一方的な展開に為られては、此方に必要な時間すら残らないかも知れぬでな。
 それでは私が困ってしまうのだよ。」
 そう言うと、傍らに向かって話しかける様に呟き掛ける。
「そう云う訳ですので、手出しは無用に願いますよ。こちらには必要な情報だけを持ち帰って頂く必要があるのですから。」
 
 とことん嫌味な陰陽師 鴛夜(の式?) より 鷹羽 へ
 
 Dr.李さんには済みませんが、鴛夜にも彼の都合と言う物がありまして、鷹羽君には敢えて貧乏籤を引いて頂きました。
 『仇敵』でも何にでもしてやって下さって結構です。
 え? 「誰に向かって呟いて居るのか」ですって? 少なくとも鷹羽には何も感じられ無いと思いますよ。
97年11月24日:11時40分10秒
ん〜〜2(建国編) / ジョーカー
 外道な事をもう一つ。
 大ヨロイって事は当然もう一枚の明鏡に誰かが入らないと行けない。
 修羅ってのがだいたいの相場だけど明界内でヨロイ乗りと接触すると
 ヨロイ乗りの魂が破壊されるのがネック。かといってヨロイ乗りを
 二人用意するのも効率が悪い。
 
 もう一方の明鏡に妖を封じておけばいいんでは?
 で、そいつに管制を分担させる訳だ。ヨロイ乗りと違って
 飯も休息もいらないしね。イ=イルが神宮家と圧倒的な力の差が
 有ったとも考えにくい。戦の形を為すだけの力は有ったわけだから。
 裏切り者(内通者)が居たんではないかなぁ? 
 で、そいつないしそいつの眷属を封じておくわけだ。
 ただの妖だったら従属させる手間が必要だけどこの場合その必要もないしね。
97年11月24日:11時19分26秒
ん〜〜(建国編) / ジョーカー
 外道な事で一つ思いついた。
 仮にヨロイが高速機動したとしても、ヨロイ乗りに再生能力だけを限界まで組んだ
 サムライを打っていれば復活は早いな。
 
 ん?
 そう言えば応急処置<知覚>に成功すれば活力が1まで回復するわけだから
 高速機動で莫大なダメージを喰らっていても、ヨロイの甲腔内に接合者の応急処置機構を
 装備していればすぐに復活するな。ダメージを活力だけに割り振っていれば
 治すのも簡単だし。
 
 きたねぇ………
 
 独り言
 スサノオ、アラハバキと来たら参型はなんの名前になるのかね。
 破壊神はもういないし。ホノカグツチとかタケミカヅチかな?
 
 独り言2
 天津神(神宮家)がいるのなら国津神がいてもいいよね。
 ……それがイ=イルなのかな?
97年11月24日:10時56分02秒
(建国編)鷹羽 / Dr.李
 「くっ!」
 すさまじいまでの殺気!
 だが、鷹羽はすんでの所で体の反応を押さえた。
 そして悠然と立ち去ろうとする鴛夜の背を見る。
 「こ、小奴・・・!」
 この俺を見るか!
 この俺を・・・!
 だが、いずこに行くか確かめるのが先だ!
 
 飛びだつ鴛夜達を再び追い始める。
97年11月24日:10時09分52秒
しゃあねえなぁ(建国編) / ハリ=ハラ
 「ククク・・・・」
 
 笑いながら立ち上がる。
 
 「やっぱ相変わらず、手前の思う通りに事は進んでいくらしいなぁ。
  まあ、いいさ。付き合ってやるよ。」
 
 そして、守矢の横まで歩いていくと、肩に手を置いて言った。
 
 「さ、いくぜ」
 
 鬼刈り・獅明より 守矢へ
 
 *「いやあ、あの時は苦労したよ」
 *
 *人体実験に対する、獅明さんのコメントでした。
97年11月24日:09時42分45秒
(建国編)「その名は……」 / Ray
 人体実験ですか? サムライ志願者(獅明も含む)には当然付き合って頂いてました。
 まあ、昔は色々と足掻いていましたが、最近は雇い主の趣味に合わないと言う事もあり(笑)、その必要も無くなったのであまりやって居ませんね。最早そのレベルを超越しちゃいました。
 それから、『機体』の方は、既に用意されてたりするのですねこれが。(苦笑) まあ、直ぐにお見せします。
 『神珠』に関しては、ジョーカーさんの仰る様に、『劫那魅』やら『神奈備』辺りからなら取れる筈です。但し、『常磐』等は「なりたて」ですのでまだ『神珠』に迄「熟成」していない(笑)というのは如何でしょう。
 それから、天狗に関しては、多分「『神珠』は持っていない」と思います。では何故<神通力>が使えるのかと言われると、私なら「『明鏡』で擬似的に真似して居るか、オニの『心珠』を使っているんじゃない?」と答えますね。
 そうそう、前回の鴛夜の台詞の最後のフレーズは、間違い無く『ゴールドタイガー(ID5参照)』の台詞のもじりです。(爆笑) しかし、マモルさんにも鴛夜の言動は理解して頂けた様で、全然違和感が無かったりしますね。
 
「良く言った、少年。それでこそ『神珠』の『継承者』だ。」
 獅明の呆れ顔など何処吹く風とばかりに、大仰な身振りで歓喜を表す鴛夜。
「ならば、今こそ見せよう。まさに究極の力を!」
 何処からともなく式札を取り出すと、どこかに向かって一瞥を呉れた後、大きく笑みを浮かべる。
「その姿を我等が前に。急急如律令!」
 打たれた式札が乾いた破裂音と共に形を変える。見上げる様に大きなヨロイの姿へと。
 重厚と軽捷の均整の取れた姿態。巨大な砲身を背中から肩に、奇妙に枝分かれした太刀を手にした姿。
 そして何より、そのヨロイは頭部の他にもう一つ、胸部にも顔を持っていた。
「これこそ私が君に約束する力。
 対荒霊戦用駆神機『荒凰(すさのおう)』級改弐型……その名は『荒吐』(あらはばき)!!!
 最大射程を誇る制神砲を式により強化した『駆神砲』、そして『荒凰』級最大の特徴でもある神宝『布都御霊』(ふつのみたま)が一振り『七支刀』(ななつさやのつるぎ)。
 かつて西の大陸で『出雲の蛇皇』とまで呼ばれた大妖『邪俣大蛇』を、死闘の末殲滅した大ヨロイ『荒凰』の後継機。建造は極秘に進められた。
 50年の歳月と一国にも値する富を注ぎ込んで完成したこの機体。どうかね、美しいとは思わないかね?」
 質感までリアルに再現した式像に圧倒されている守矢を、目を細めて眺る鴛夜。
「そして主動力源たる『神珠』と、操るにたる『適合者』が揃った時、これは始めて目覚めるのだ。
 その為にも、君にはもっと成長して貰わねばならないのだがね。」
 守矢の背に向かって、呟く様に話しかける。その眼の中に宿る光を、見ることの出来た人間は居なかった。
「さて、何時までもこうしている訳にも往くまい。
 残り時間も厳しくなって来た事でもあるし、直ぐに出発するとしよう。
 さあ少年。何時までもその像に見入っていては、この国自体が無くなる迄に目的を果たす事も叶わぬぞ。」
 腕の一振りで式像を消すと、獅明に呼びかける。
「お主の力も借りる必要がある。この国全土が戦場になるのも間近い故、この少年にも護衛が必要だ。
 我等と居れば、噂のオニも必ずや出てこよう。なあ、そこのシノビ殿!」
 隠れている鷹羽に向け、全てを貫く様な『殺気』が叩きつけられる。達人であればあるほど、反応せざるを得ない程の『殺気』が。それは単なる陰陽師には決して出せない程の物であった。
「……我等を運ぶ翼と化せ。急急如律令!」
 巨大な鳥の形をした式が顕現する。その名に相応しい「黒鷺」が。
「乗り給え少年、獅明。
 全ては運命(さだめ)のままに。
 その激流に流され、沈んで終りたく無ければ、己が力で流れを変えるしか無いのだぞ!」
 
 謎の陰陽師 鴛夜 より 一同 へ
 
 と言う事で、早くも因縁書き換えです。
 禁忌/秘密を漏らす (中級)→ (初級)
 目的/守矢を見守る(笑) (初級)獲得 (やっぱり、「感情」じゃ無いのね。ヤバイから)
 
 ちなみに、『荒吐』は「高速機動が可能」としています。(笑) 考えていた方法はもっと外道ですが。
 後、誤字があるかも知れませんが、可能な限り「日本神話」系の名前を使用しております。
 何と言っても、東方大陸は別名「日高見」ですから、『荒吐』のネーミングはかなりの物ではないかと自負しております。(自爆)
97年11月24日:08時53分04秒
神威 / MARS
使えんことは無い。エジャは発動が終わってからダメージがくるんだから神威の体力ターンだけ動けば(ここは金剛機と同じで)
体力3の守矢が使えば(神威の体力が15だとすると)180点ダメージなわけですね。
っで、VBだと越えた全部ダメージを活力に入れていいわけだから気絶するだけで済むわけですよ。
だから、活力と負傷ゲージを致命傷以外に入れた場合、活力は−169点で、大体2時間と49分の気絶で済むんです。
もし、緩衝材無しなら必ず死亡でしょうけどね・・・(もしくは毎ターンダメージかな?)
もちろん演出で死亡ダメージに入れてもいいんじゃないかな(ニヤリ)
つまり、少なくとも高速起動して戦うことはできると思うけど。どうでしょうか?ダメ?
97年11月24日:07時29分57秒
神珠、高速起動の出来るヨロイ / タイガ
>>『神珠』とは、極希に存在する「神通力を使える荒霊(龍王(ナーガラージャ)
>>や神獣王(ウォルク・シャ)等と呼称される)」から摘出した「高出力の心珠」の事。
 
>ってことは龍王劫那魅からも取れるし、○○○からも取れますね。
 
 なら○○○って天狗の事?
 (これって言っちゃだめなこと?)
 
>そこは、それ・・・・ 高性能な衝撃吸収材のおかげでエジャと同じように体力−15に起動したターンをかけた分のダメージがヨロイ乗りに与えられるだけで済むって事で・・・
 
 エジャと同じようにダメージを受けるから血餅と化すんでは?
 普通のヨロイ乗りなんて負傷ゲージが無くて、0になれば死んじゃってもおかしくないでしょ?
97年11月24日:06時24分20秒
Re:し、しまったぁー / みだれかわ枕
>申し訳ない、みだれかわさん・・・担いでるとこだったんですね・・・

 いえ、書き込んだ後にMARSさんのを見たもんで……私のミスです、はい。
#陣の中ということでいきましょう。みんなの前で叫んだということで。
97年11月24日:02時47分15秒
げほっげほっ! / Dr.李
 う、な、何のことでございましょうか。
 さて、さてあたくしには何の事やらさっぱりでございますな。
 
 そうそう、鈴鳴は承認済みですので、やっちゃてください。
97年11月24日:02時31分27秒
契約(建国編) / マモル
 「…本当だな? あの『神珠』さえあれば、僕に羅刹を倒す力をくれるんだな?」
 注意深くさぐるように守矢は問う。それに対し黒づくめの陰陽師は、にっと笑って答えた。
 「約束しよう」
 判断に迷ったのか、守矢は獅明の方を振り返る。彼はにやにやと二人のやりとりを眺めているばかりだった。
 (あくまで自分で判断しろ、ということか…)
 刹那の逡巡ののち、守矢はきっぱりと答えた。
 「いいだろう、あんたを信用する。一軍をも倒すという力、大陸最強という力。
  僕にしか手に出来ないのなら、僕のために手に入れる。それで羅刹が倒せるというのなら!」
 鴛夜は烏を思わせる顔を喜びにゆがませた。
 「よくいった、少年。それでこそ『神珠』の『継承者』だ」
 
 守矢より 陰陽師 鴛夜へ
 
 To MARSさん
 その高機動型ヨロイ、たとえエジャと同じダメージでも、
 体力が3しかない守矢にはとても使えそうにないんですが。(苦笑)
 
 To Dr.李さん
 それって、私と同じ名前の少年が「わっはーい」って笑う、ガガガなアニメですか?(爆)
 私は思わず、鴛夜のセリフの部分を「これが勝利の鍵だ!」と読み違えてしまいました。(笑)
97年11月24日:01時58分16秒
(建国編)鷹羽 / Dr.李
 「神珠・・・?」
 聞いたことのないモノだ。
 だが、かなり貴重な物らしいな。
 しかし・・・、あの男どこかで・・・?
 ・・・さては鴛夜か!
 子供を実験材料にしたり、真理の追究を盾に人体実験をやりすぎて、白樹の国を追われた元城付きの陰陽師!
 戻ってきたのか!
 ふむ、いろいろ他の所でもやってたらしいな。そして、ほとぼりが冷めて戻ってきたと・・。
 きな臭く・・・なってきたな。
 
ひどい扱いだ事・・・。駄目ならこれは忘れてくれ。でもやるなら徹底的なのが吉。とりあえず白いライオンと合体させるってのはどう? 
97年11月24日:01時28分16秒
苦笑(建国編) / ハリ=ハラ
 (相変わらず、見境無しだな・・・)
 鴛夜がしゃべるのを聞きながら、そんなことを思う。
 (ま、俺にゃあ特に関係ないしな・・・。坊主がどう答えるかは見物だが)
 
 足もとの死体を二・三体つむと、そこに腰をかける。
 
 (さあ、どうなるかな?)
 
 鬼刈り・獅明
 
 しめいで良いですよ。
97年11月24日:00時26分54秒
神宮家だから(笑) / MARS
そこは、それ・・・・ 高性能な衝撃吸収材のおかげでエジャと同じように体力−15に起動したターンをかけた分のダメージがヨロイ乗りに与えられるだけで済むって事で・・・ でも、まるっきりエヴァやね、適合者じゃ・・・ まあ、格好良ければいいか・・・・
97年11月23日:23時08分17秒
『神珠』(建国編、修羅刀編、妖編) / ジョーカー
 >『神珠』とは、極希に存在する「神通力を使える荒霊(龍王(ナーガラージャ)
 >や神獣王(ウォルク・シャ)等と呼称される)」から摘出した「高出力の心珠」の事。
 
 ってことは龍王劫那魅からも取れるし、○○○からも取れますね。
 ん?神奈備からも取れるのでは?(なんか取れるってのもヤナ言い方だけど)
97年11月23日:23時02分15秒
無理だってば(建国編) / ジョーカー
 ヨロイに高速機動なんかさせたらヨロイ乗りが血餅になっちゃうよ。
 そのせいで具足ヨロイは実用化されなかったんだから。
97年11月23日:22時58分52秒
し、しまったぁー / MARS
 申し訳ない、みだれかわさん・・・担いでるとこだったんですね・・・
 でも、こうもでかく書いたんじゃ今更訂正も・・・
 と言うわけで陣の部屋の中と言うことで・・・
97年11月23日:22時57分44秒
炎(修羅刀編) / ジョーカー
 燐光と共に典烈の魂が消滅する。
 
 「おいおい、ひでぇことするなぁ」
 
 炎がそんなことを言う。魂を消し去ったことをか?
 いやいやそんな些細な事にどうこう言うような男ではない。
 その理由は炎の右腕が実体化していくに従って知れた。
 鱗麗の放った燐光は魂を消し去った。だがその魂は炎の霊体化した手に
 握られていたのだ。当然腕も余波を受ける。炎の腕は肘の先からもぎ取られたように
 消えていた。だが奇妙なことに生々しい傷口からは血が流れない。
 それどころか見ている内に切断面が盛り上がり、新たな腕と成っていく。
 これ程までの再生力を有しているというのに、滅光と最初に刃を交えたときに
 受けた、左目を通る傷は未だに塞がっていない。傷を付けた者の腕か
 それとも炎なりの意図があるのか。
 
 「お前さんの気配、覚えがあるな。あの時抑え込んだ奴か」
 
 完全に再生を終えた右腕を軽く振りながら鱗麗に向かって話し掛ける。
 
 「あんたに礼を言われる筋合いはないね。あんたのためにやった訳じゃねぇ」
 
 つまらなそうな口調でそう言う。
 
 「“あんた達”は融合していないんだな。“俺達”と違って」
 
 それは事情を知らぬ者には奇妙な会話だっただろう。
 どちらも話している者、話掛けられている者は一人しかいないのだから。
 そこに式刀を手にした夕霧の声。
 
 「好きにしな。“俺”はあの娘には用はないからな」
 
 鱗麗の方を向いたまま、夕霧に道を空ける。
 
 「ただ…“炎”の方は用があるようだ。そっちの方は俺は知らん」
 
 そう言うと炎は肩をすくめた。
 
 炎  鱗麗、怨麗、夕霧に向かって
97年11月23日:22時52分26秒
(建国編)九道 / MARS
 「ぇぇぇぇぇ・・・」
 九道は娘の大声が響くに任せた。
 トントン、カチャカチャ・・・・
 「起きたのか?今みそ汁を持っていく・・・飯はそこにあるだろ・・・肉は駄目だろうから漬け物でいいか?」
 「ふえ?」
 九道がみそ汁を膳の上に載せると夕林の方に向く。
 「落ち着いたか?」
 「こ、ここは?」
 「俺の陣だ・・・戦場で寝てたものでな・・・勝手に連れてきた。」
 「は、はぁ・・・」
 「とりあえず、腹も減ったろ・・・粗末なものしか出せんが我慢してくれ・・・」
 「いえ、とんでもないです・・・」
 ズズズ・・・
 「うまいか?」
 
 
 
 と言うわけで食事を作って出しときました。みだれかわさん
 ところで、なんかやばい事になってますね・・・うーん、何とか神宮家と和解する手はないですかネ・・・
 神宮家を敵に回したら破滅の二文字しか残らんしのぉー・・・
 とこで名代の証ってのは『高速起動できる高性能ヨロイ』ってのでどうですか?名は『神威』(笑)
 適合者と高出力の心珠とくれば、やっぱこうなのかな・・・
 となると、ヨロイの各部位が冬峨の国にばらまかれていて、それを探す。
 うーん、こうしたら全部そろえた方が名代になるって事で・・・
 もし、九道達が勝てば政治を名代主導による完全な封建主義に戻して神宮家に逆らわないと言う条件で国を認めてもらえないかな・・・無理かのぉー
97年11月23日:22時13分33秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 随分前からこいつ動いてなかったな。忘れたや。
 
 「何、気にするな。別嬪さんを助けるのは儂の趣味じゃ」
 
 と場にそぐわぬ―いつものことと言えばいつものことだ―発言をする暁雲。
 本気か冗談なのか、本人にも分かっていない。
 
 「ちょいと合流しよう。御免」
 
 その言葉が終わるやいなや琴音の視界が揺らぎ、元に戻ったときには
 父親の隣にいた。十間以上も離れていたというのに。
 
 暁雲  琴音に向かって
 
 そのほんのわずか前。
 
 玄屋が愚痴を口にし、夕霧を送り出した刹那。
 
 「今日は厄日じゃの。まあ長い人生そういう時もあろう」
 
 笑いを含んだ声と共に、背後から肩を軽く叩かれる。
 すると、全身が一瞬熱を持ったかと思うと痛みが溶けるように消える。
 振り向くと誰もいない。横を向くと…そこに娘がいた。
 
 暁雲  玄屋に向かって
 
 同じ頃。
 
 軋む身体を抱え、よろめきながら立ち上がる亜夜。
 そこに声がする。
 
 「あるいは…あの娘を助けるには、お主が鍵やもしれぬ」
 
 唐突に現れた―これも毎度のことだ―暁雲の姿。
 その手が無造作に亜夜の額に当てられ、傷が見る見るうちに癒える。
 
 「とりあえず玄屋殿のところへ行ってくれんか。儂ゃまだやることがあるんでな」
 
 返事を待たずに暁雲は地面を蹴る。大地の戒めを微塵も感じさせぬ動きで
 夕霧の後ろに降り立つ。
 
 「まあ、待ちなさい」
 
 殺気が込められているわけではない。威圧感も感じない。
 だが何故か夕霧は歩を進めることが出来なくなった。
 
 「一つ聞きたいことがあるんじゃがの」
 
 この状況下でさえも暁雲の声は飄々としていた。
 
 暁雲  亜夜、夕霧に向かって
 
 その裏で。
 
 修羅刀と海淵その二人の間に第三者の介入が入る。
 
 【お主らはいつもそうじゃ。ぼやで済むところを大火事にしたがる】
 
 呆れたような“声”。それが誰のものであるかは言うまでもなかった。
 
 暁雲  海淵に向かって
 
 自分でやっててなんだけど思いっきり荒業だなあ。
 追加行動しまくったと言うことで納得して下さい。(^^;
97年11月23日:20時47分31秒
建国編「目が覚めれば、戦場へ」 / みだれかわ枕
 夕林も寝ているばかりでは話が進まないので、夢でも見ていることにしましょう。


 父は以前、夕林にこう言った事がある。少し冷え始めてきた秋の夜、焚き火にあたりながら。
「夕林……血は、嫌いか?」
 まだ実戦を経験した事のない夕林は、獣や魚をさばいたときに出てくる血と、勘違いした。
「ぬとっとしてて、包丁が滑るから……」
「いや、そうではない」
 父は娘に自分の言いたいことが伝わっていないのに気がついた。
「人の、血だ。争いによって流される、人の血だ」
「人の……?」
「そう。夕林は、どう思う?」
 夕林は、ゆっくりと考えた。

 赤い、血。
 傷口から、とくとくと流れる。
 流れる。流れる。流れる。
 まだぬくもりを残している。生きている証。生きていた証。
 流れすぎると、死んでしまう。
 命の証だから。
 証だから、なくしてしまえば、生きていることは出来ない。
 死んでしまう。

 人の、争い。
 争いってなに?
 何 ナニ なに?
 心の傷。傷があるから、争ってしまう。傷があるから、とても痛い。
 争って。痛くて。
 なのに、争いは起こる。
 争って、またお互いの心に傷をつくる。
 そして、また争う。傷が痛いから。
 いつまでも傷は治らない。
 痛くて、痛くて、痛くて。

「わたしは、恐い……お互いが傷付け合ってる、証拠だもの」
「ほう?」
 続きを促すような、相づち。
「からだから流れる血も、心から流れる血も、とても痛いもの。痛いのって、苦しいから……わたしは、我慢できるかもしれない。でも、我慢できないかもしれない。他の人も。父上だって……」
 だんだん小声になる。自分の言葉にいまいち自信がないから。
 それを支えるかのように、父は微笑んだ。
「やさしいな、夕林は」
「だって、だって……」
 だんだん涙声になる。
「それでいい。それでいいんだ」
 やさしい、笑顔。

 それが、不意に消える。


「んにゃ……?」
 夕林が目を覚ますと、何か視界が変だった。
 勝手に風景が流れていく。
 動いているのだ。というか、これは、抱えられているという方が、正確。
「ふにぇえええええええっ!?」
 やたらと大きい声だった。不動明王拳の修行の中には、喉がすぐにつぶされないように鍛えるものがある。その結果、声帯がかなり丈夫になるのだ。もちろん、肺活量だって凄まじく鍛えられる。
 だから、九道の鼓膜を破らんばかりの勢いだった。
「ふにぇええええええええぇえええええええええええぇええぇえええええええええええぇえええぇええええええぇえええええええぇえええええええぇえええええぇええええええええええええっ!?」

 不動明王拳士 夕林から、九道へ


 夢の部分は、かなりポエム入ってます(笑)。
 さあ、戦場でいきなり大声あげる、このおバカ娘に九道の正義の鉄槌を!(爆)
97年11月23日:14時57分23秒
待機(妖編) / 月夢
 宵闇も蛍火もすっかり傍観者、口挟むとめんどくさい人ばかりだからなあ(笑)。
 でも一応宵闇。
 
 然無の挨拶を聞き、
「何のことやらようわからぬな」
 遠距離の話し合いが終わりそうだなどと先ほどからいた者たちには言っていたくせにぬけぬけという宵闇。
「席を外して貰おう」
 そんなことを言ってる間に向こうで話がまとまったようで神奈備がそう宣言する。
(ま、妥当じゃの)
 宵闇自身は詳しい話は知らないが、なにかあったのかはおぼろげながら掴んでいる、こうするのが正しい選択だと思うが、それでも呟く宵闇、
「わらわを置いていくとは良い度胸じゃのう」
 結界の張られる一瞬前、ぼそっと呟いた言葉が届いたかどうかは定かではない、まあべつに宵闇は気にしてもいないが、ただの趣味である。
「さて、ただ待つのも暇かもしれんがさほど時間がかかるわけでもないゆえに悪いが酒は控えて貰うぞ、もうすぐあれも届くゆえにな」
 思いっきり葉嬢をあれ扱いする宵闇。
「聞きたいことがあれば答えてやらんこともないが、どうせそんな時間もなく戻ってくるであろうがな」
 
 宵闇から居残り組へ
 
 葉嬢たちついていいのかな?
97年11月23日:14時40分20秒
修羅刀が・・・(修羅刀編) / 月夢
 消えてしまう、それはまずい、題名が変わってしまう。
 くっ、難しいの承知で干渉するか、では海淵。
 
(それでいいのですか?)
 修羅刀に目の前の男とは別の声が届く。
(利用されたり、捨てられたり、殺されたり、そんなことばかりで全てを終わらせるのですか?)
 静かに言葉が染み渡る、修羅刀が一瞬びくっと震える。
(やるべきことがあるのでしょう?まだ終われないのでしょう?物わかりよく今を受け入れますか?鬼の宿命?あなたを救わないない宿命に何の意義が?)
 巧みに付け入る言葉は次第に海淵の囁きではなく修羅刀の心の囁きへと変わっていく。
(あなたの痛みと苦しみをわからせてやる必要がまだあるのです)
 修羅刀は怨念の塊付け入る隙は数限りない、徐々に修羅刀の殺気がふくれあがる。
(それでいいのです、さあ手を伸ばしなさい、あなたなら感じるでしょう?目の前の冥道よりこぼれ落ちる力を、あなたと同じ、苦しみ、憎む心地よい気の流れを、それを取り込みなさい)
 修羅刀の意識がそちらへ向く。
(さあ、迷うことはありません、目の前の者たちは危険です、今のあなたでは負けてしまうかも知れません)
 修羅刀がその言葉に反発するような気配を見せるが海淵は宥めるように、
(落ちつきなさい、今はだけです、今のあなたはしばらく戦場より離れていたせいで力が落ちています、それを回復させるのに時間が必要なのです、ですから今は生き延びねばなりません、泥を啜り、人の血肉を食らいても生き延び、最後にあなたが勝たねばならないのです、そうでしょう?あなたはここで消える訳には行かないのでしょう?)
 海淵の誘導に修羅刀がしばしの思考にはいる。
(悩むことはありません、目の前の力を受け入れ、それで一時この場を離れなさい、あなたには復習を果たす最高の舞台を用意します、そして最高の力を手にれるお手伝いもね)
 海淵が微笑む。
(さあ、迷うことはありません、それがあなたの最良の選択支です)
 
 海淵から 修羅刀へ
 
 まだ冥道閉じきってないよね?
97年11月23日:12時02分09秒
(建国編)動乱への誘い−その2 / Ray
 失敗失敗。前回の書き込みで冗長な処を削っていたら、つい読み仮名ふった処まで消してしまっていました。
 怪しさ大爆発な陰陽師(笑)の名前の読みは「えんや」です。(尤も、ゲール語の歌唱ってたりはしませんが。(^_^))
 あと、ハリ=ハラさんの言われる様に、「おやじ」ではなく、サムライ施術を行っただけとしておきますね。
 尤も、「おやじ」の知人だった事にして、後々の「復讐の相手の一人」に指定して下さっても一向に構いませんが。(笑)
 
「これが土産だ
 名前も思い出せねえきったねえ首だが、ちったあえれえ大将らしいぜ」
 
 獅明が放って来た首を受け止める鴛夜。それを一瞥して、冷ややかに言い捨てる。
「私としては、この様な物を貰っても仕様が無いのだが。
 まあ良かろう。こんな物でも無くしてしまえば、如何に軍監や目付が居ようと、地付きの者共の動揺は免れん。
 どの途、後数日でその様な事も関係無くなる予定になってはいるのだが。」
 式札を取り出すと、首と共に空に投げ上げる。札は梟に似た姿に変わると、首を掴んで飛び去って往く。
「まぁ、精々有効に使わせて貰うとしよう。……それよりも。」
 守矢の方に向き直ると、笑み(と思われる表情)を浮かべ、打って変わった熱心さで語りかける。
「先程、君は獅明に向かって、 
『…神宮家より伝わった、この国の名代の証しとなる神宝の在処を教える。もう僕は名代なんてどうでもいいんだ。
 あいつらを…、羅刹たちを打ち倒せる力が得られるなら、僕は魂だって売り渡してやるっ!』
 と言っていたね。」
 声まで作られるのは少々気味が悪い。その声が守矢そっくりだとしたら尚更だ。
「その覚悟があるのならば、君に力を差し上げよう。
 何、小さな事は言わん。『一軍をも凌駕する力』、『大陸最強の一つ』となる事すら出来る『力』を君に与えよう。
 その為には、君という『適格者』だけで無く、君の言う『名代の証』がどうしても必要なのだ。
 『神珠』こそが力の鍵だ!!!
 
 エキサイトして益々怪しげな(笑)陰陽師 鴛夜 より 守矢 へ
 
 どんどん怪しくなって行くなぁ。(苦笑)
 本人は自分の欲求に従っているだけなのに、如何せん人付き合いの関係は壊滅的(笑)な男だから……。
 勝手に設定しました『神珠』とは、極希に存在する「神通力を使える荒霊(龍王(ナーガラージャ)や神獣王(ウォルク・シャ)等と呼称される)」から摘出した「高出力の心珠」の事。「龍脈から直接力を汲み上げる」という、眉唾物の伝説まで存在します。
 そうそう、ついて来ている忍(それともシノビ?)の人に「聞かれても構わない様に」喋っていますので、その心算で。(くすくす)
97年11月23日:11時41分43秒
(建国編)九道 / MARS
九道は自らの陣に戻ろうとする道すがら本陣へとよった。そこはまるで小さな竜巻でも起こったような有様だった。
「夢影、どうした・・・まるで竜巻が起こったようだな。」
ぼーっとしている夢影に抑揚のない声で問いかける・・・
「竜巻で人が死ぬか・・・」
「そうだな・・・」
「それよりどこに行っていた?」
「少しな・・・ところで俊景と守矢はどうした?」
「・そういえば・・・」
「私ならここですよ・・・」
そこから俊景が本陣から出てくる
「守矢殿は竜巻についていったようです。」
「そうか・・・っで、竜巻の名は・・・」
「獅明と言うそうですよ・・・」
「聞いたことはないがかなりの腕の持ち主のようだな・・・」
「強いどころじゃねーよ・・・少なくともお前と同じかそれ以上だろう」
「心配か?」
「あーん?」
「俺は力だけの奴に負けることはない。たとえ俺より力を持っていてもな・・・」
「ところで・・・背負っている法師の方はどうしたんですか?」
「ああ、戦場で眠っていたから連れてきた・・・」
「食うのか?」(笑)
「食べるんですか?」(笑)
「なんでそうなる?俺が鬼だからか?」
「いや、別の意味でさ・・・」
「そういうことです・・・」
「あのなぁー・・・」
「むにゃむにゃ・・・うーん、もっと食べます父さまぁー・・・」
「・・・・」
「・・・・」
一瞬全員が固まる
「・・・っぷ・・・はははははは!!」
「クスクスクス」
「っはぁー」
最初の爆笑は夢影、次に俊景、最後のため息が九道のものである。
この寝言で一気に緊張が解けた。九道はこれからのことを考えていたが悩んでも仕方ないと割り切ることができる自身がもてた。
一時だけの安らいだ時間が夜が明けるまで続く・・・
 
 
つうわけで、こんな感じでこちらは一段落と言うことで夕林が起きるまで九道の行動はなしって事にします。鴛夜と獅明、守谷の話を進めて下さい。 
97年11月23日:10時32分44秒
ぎゃあ、進んでいるぅ(建国偏) / スグネ
 すみませぬぅ、しばし旅行にいっていたため書き込みが途絶えておりました。
 しかし、こんなに進んでしまうとわぁ(汗)


 陣から少し離れた戦場で、夢影はぼーっとしていた。
 戦術戦略というのはいまいちよく分からないし、部外者が口出しするわけにもいかない。
 長いため息のあと、ふと呟く。
 「・・・なんで俺はこの戦場から抜けださねぇんだろう?」
 いつもの夢影なら、とっとと去っているはずの状況であった。
 (九道って奴に・・・興味を持っちまったかな)
 考えながら苦笑する。
 「・・・陣に戻るか」
 ぼーっとしていても暇なだけである。
 あわただしい陣の様子を見るのもまた一興。


 堕ちたオニ・夢影


 ”興味”つっても夢影はホモじゃないんで。
 別に、裏らう゛路線にいったりはしませぬ。


97年11月23日:09時52分41秒
(建国編)俊景 / Dr.李
 やっぱり俊景は女性関係はクールであるべきでしょう、表向きは。
 裏面は秘密。許嫁とかいたら、終わってるね、芙蓉。
 
 さて、急がねばならんか・・・。
 芙蓉の報告を聞く。
 霊瞑ねぇ。それにあの男ですか・・・。
 とりあえず、将軍の後始末をせねばなりませんね。
 それと・・・、ふむ毒をもっておきましょうか・・・。
 「芙蓉、ちょっとお願いできますか。」
 ゆっくりと芙蓉に顔を向ける。
 「は・・はい!」
 「先ほどの男について噂をばらまきなさい、どうやら守矢殿を連れていった様子。奴が神宝を手に入れていると。そうすれば狼どもが放っておきませんからね。それと・・・」
 何か言いかけて言うのをやめる。
 「なんでしょうか、俊景様?」
 いぶかしげに眉をひそめる。
 「いえ、・・・奴の強さと野心も宣伝しておきなさい、適当な国の奴の首を刈って居座る気だと。」
 まさか守矢を殺せという命令をこの娘にさせるわけにはいかない。命令を変更する。
 「よろしく、頼みましたよ。」
 「はっ!」

 うん、もう俊景ったら外道なんだから。 
 Rayさん ”えんや”でええの?
 ハリハラさん”しめい”でええのやろう?
97年11月23日:09時20分22秒
(建国編)芙蓉 / MARS
 「っあ・・・いえ、あの・・その・・これは・・・」
 真っ赤に頬を染めた芙蓉は胸元を大きく開いた服装のままに俊景の前に出てきたことを悔やんでいた。
 『いくら、あわてていたとはいえ俊景様の前にこんな格好で・・・これではまるで誘っているみたいではないか・・・っわ、私って最低・・・』
 胸元を隠すように服を寄せるがその仕草がよけいに女を感じさせてしまう。
 『ああ、もう九道のせいだぁー!!あいつが来てれば服装を変えることもできたのにぃー』
 「もうしわけありません、このような格好で俊景様の前に出るなど失礼の極み・・・どうお詫びをすればよいのか・・・ああ、本当にすいません」
 頭をこすりつけるように平伏する芙蓉を見て俊景は苦笑を漏らす。
 「ちょっと、からかっただけですよ。それよりも例のことつかめましたか・・・」
 「はい、ある程度までは・・・それと追加して霊瞑の動向があわただしくなっているとの情報が・・・」
 「?ああ、九道の敵(かたき)ですね・・・っで、どのような動きをしているのかな?」
 「先ほどの男・・・獅明という虫サムライと、こちらは未確認ですが陰陽師が侵入しているようです。」
 「っで、目的は?それと戦力はそれだけですか?」
 「おそらくは・・・目的は九道でしょうが、もしかしたら羅刹様の国を潰すつもりかもしれません。」
 「なるほど・・」
 『ああ、なんて凛々しいんだろう・・・見ているだけでくらくらしちゃうよぉー・・・』
 「どうかしましたか?」
 「い、いえ・・・あ、あと噂なのですが獅明は妙な術を使用するとか・・・鬼達の使う神通力に似た力とか・・・はっきりはしませんがただの虫サムライではないようです。」
 「そうですか・・それより、早く着替えた方がいい・・・風邪を引きますよ・・・」
 「は、はい・・・」
 「あとの話は服を変えてからゆっくりとしましょう。私も少々落ち着かない。」
 「申し訳ありません。」
 『ああ・・・ふしだらな女に思われてしまったのかな・・・昔は何とも思ってなかったのに・・・どうして俊景様の前だとこんなにも自分が嫌らしく感じられるのだろう・・・せめて私がクノイチでなかったら・・・』
 
 
 とりあえず、芙蓉の行動はここまで。李さん、何か聞きたいことがあればどうぞ。
 それとRayさん陰陽師の名前何てーの?オイラ分からんから書けへんかったしゅ
 獅明もシシアカリって読んでるし、守矢もモリヤって読んでます。俊景はトシカゲ
 でいいんですよね。
 ところで夢影はどうしたんだろうか?うーん
97年11月23日:07時11分19秒
ちょ、ちょっと待ってよぅ(建国編) / ハリ=ハラ
 獅明の「おやじ」ではないことにしておいてくださいね。
 うーん、本来「おやじ」に蟲もサムライも入れて「もらって」、「強くなれた」という設定だったんですよ。
 そして、「おやじ」は既に死んでいると・・・
 もし「おやじ」がらみが出てくると、すべてが分かったときに復讐をする相手が出来てしまうので。
 サムライを入れてもらっただけにしてくれるなら大丈夫です。
 
 「うるせえな・・・」
 まったくこんなところまで出てくるんじゃねぇ
 
 やつは陰陽師
 俺にサムライを入れた奴だ
 何が面白いのか、俺につきまっとってやがる
 
 「今日は挨拶だけだったんだよ」
 
 そう言うと、右手に持った禿の首を放る。
 
 「これが土産だ
 名前も思い出せねえきったねえ首だが、ちったあえれえ大将らしいぜ」
 
 鬼刈り・獅明より 陰陽師へ
 
 まあ、年齢的に問題はないと思いますがね。
 獅明の性格は、あまり気にしないでいいですよ(笑)
97年11月23日:04時18分13秒
(建国編)鷹羽 / Dr.李
 「御意」
 素早く陣から飛び出す。
 なに、あの足ならすぐに追いつけるだろう。
 冷静に計算する。
 あの少年が一緒についっていったのは見えた。あとはあの男がどこにどう行くかが分かればよい。
 あとは俊景様が判断されること。
 
 鷹羽
 忍
 因縁
 自尊心
 俊景への忠誠
97年11月23日:04時12分40秒
(建国編)俊景 / Dr.李
 やれやれ、相変わらずせっかちな娘ですね。
 まわりの兵に一通りの指示を出す。
 「とりあえず先ほどの男の事を、九道殿にも伝えなさい。鷹羽、奴を追い、どこのモノか調べなさい。」
 そしてゆっくりと次の手を考えながら自陣へむかう。
 
 「さて、芙蓉。最近の街ではそういう格好がはやっているんですか?」
 遊女姿の芙蓉を見ての第一声はこうだった。
97年11月23日:03時49分19秒
事後承諾(建国編) / マモル
 私の書き込みでも、勝手に獅明を使わせて貰いました。
 セリフとかイメージとか、こんなもんでよろしかったでしょうか? ハリ=ハラさん?
 
 あと追加。
 下の文中に出てきた「神宮家より頂いた、名代の証の神宝」の設定はなんも考えていません。
 早い者勝ちということで、誰かヤバそうな設定考えて下さいな。
 この国を動乱に導くような物騒なモノだったら、とってもグッドですね。(笑)
 でも在処を知ってるのは、守矢なのさ。(爆)
97年11月23日:03時36分22秒
決心(建国編) / マモル
 ぬぬ、話をつくってる内に先を越されてしまった。
 まあ、いいや。最後を少し変えればいいし。話は少し前後します。
 
 「おい、坊主。ついてきてんのか?」
 前をゆく獅明が振り返り、ぶっきらぼうにそう聞いてよこす。
 ここ数日の出来事に、心身ともに疲労の極致にある守矢には、ついていくのが精一杯で返事も出来なかった。
 「…ちっ、仕方がねえ…」
 あきらめたように、獅明は道を歩き出す。
 困ったような、無愛想なその顔を見て、守矢はつい数刻前を思い出した。
 
 異形のサムライを追いかけ、将軍の本陣にたどり着いたときには、総ては終わっていた。
 『僕を連れてってくれ。あなたのように強くなりたいんだ!』
 無造作に将軍の首を掴み、何事もなかったかのように陣を去ろうとする獅明の進路を遮るように、守矢は両手を広げて立ちはだかった。
 『…悪いが、他をあたんな』
 そっけないこたえに守矢は更にいいつのる。
 『僕はこの国の名代の息子だ。褒美なら望むままに用意してやる。だから僕をあなたのように強くしてくれ!』
 随分と勝手な言いぐさだったが、必死な表情に獅明は興味を持った様子だった。
 『白樹家はもう潰れたも同然だ。それでも俺に払う用意があるのかな?』
 からかうように問う獅明に、守矢は苦しそうに返す。
 『…神宮家より伝わった、この国の名代の証しとなる神宝の在処を教える。もう僕は名代なんてどうでもいいんだ』
 言葉を続ける守矢の瞳には、ある種の決心が宿っていた。
 『あいつらを…、羅刹たちを打ち倒せる力が得られるなら、僕は魂だって売り渡してやるっ!』
 その瞳から何かをくみ取ったのか、しかしあくまでそっけなく獅明はいって歩き出した。
 『ついてくるならかまわねえ、勝手にしな』
 
 それ以来、守矢はひとことも口をきいていない。ただ、決心を秘めた眼で黙々とついていった。
 突然の声が二人の間に割り込んだのは、ちょうどそんなときだった。
 「力が欲しいのかね、少年?」
 
97年11月23日:01時58分13秒
(建国編)動乱への誘い−その1 / Ray
 成る程、平泉がモデルですか。するとやはり中央から睨まれるのですね。
 そんなこんなで乱入モードです。
 
「力が欲しいのかね、少年?」
 獅明を追いかける守矢に、そう声を掛ける者があった。
 何時の間に現れたのか、黒づくめの男が、唇の端を歪める様な表情(恐らくは嗤っている心算なのだろう)で近くの樹にもたれ掛かっている。
 総髪を後ろで括った頭、ノミで削った様な彫りの深い顔立ちに、高く通った鼻筋が相まって、三十代半ば程のその男の顔を鳥のそれに似せている。
「まあ、いきなりこの様な事を言い出す者を信じるのは、無理かも知れぬが。
 もう一度言おう。力が欲しくはないかね、白樹 守矢?」
 今度はハッキリと名を呼んで見せる。守矢の目を見据える男の目には面白がる様な光がゆれていた。
 その視線が、不意に外れる。
「おや、獅明。少年が気になって戻って来たのかね? 君にしては珍しい事だね。」
 視線が向いた先は獅明。嘗て彼が手ずからサムライを入れてやった者。
 そして羅刹の陣に居ると言うオニの噂を教えてやった者。
「首尾の方はどうだった? まあ、その様子では大した成果は無かった様だな。」
 
 謎の(笑)陰陽師 鴛夜 より 守矢、獅明 へ
 
 ハリ=ハラさん、獅明の知り合いにしてしまいましたが宜しいでしょうか?(事後承諾)
 獅明にサムライを入れて、散々実験に付き合わせた過去を持ってたり、ここ暫く行方を眩ませていたりしましたが、基本的に「知的好奇心」に生きるマッドな陰陽師です。
 何やら、守矢君にちょっかいを掛けていますが、さて一体何を考えているのでしょうか?
 一応因縁を公開しておきますね。
 
 鴛夜の因縁
 感情/知的好奇心 (上級)
 感情/危険を楽しむ(中級)
 感情/自己顕示欲 (初級)
 目的/真理の追究 (中級)
 禁忌/秘密を漏らす(中級)
97年11月23日:00時50分52秒
朱幸について / みだれかわ枕
 夜光さんへ

> いっそのこと「朱幸」本人にしてしまうと....楽しいかもしれない(外道)。

 それは勘弁していただけるとありがたいです。乳母の娘「朱幸」の話は、自分で書いてみたいと思っているので……
#というか、書き始めてます。何処かで発表しようと思ってますが……
#……自分のHP作る事になりそうです。

 十干の名を持ったさのえの兄弟たちは、もお、生きていてもどうしても問題なしですけど。
#誤解のないようにしておくと、「朱幸」は、血が繋がっていないです。
#でも、兄弟以上に親しかったというわけでして。
97年11月22日:22時45分47秒
(建国編)ってどうしよう・・・ / MARS
 うえーん、冬峨の国の設定乗せたせいか建国編の書き込みがないよーん(泣)
 九道を動かそうにも夕林を連れてるから起きるまでは行動起こせんし、芙蓉は俊景が何を聞いてくるか分かんないと答えられんのよ・・・李さんお願い俊景の行動書いて
97年11月22日:21時40分54秒
(妖編)時の流れの岸辺にて / Ray
「では、他の者達には暫時席を外して貰うとしようか。」
 一同に向かって宣言する。
「何、此処から移動する訳では無い故、心配は無用。
 他者の過去に関する話し故、縁深き者のみでの内輪話で済ませてしまいたいのでな。
 尚、宵闇殿には他の者達をお願い致します。」
 それだけを一息に言うと、自分の周囲に雷吼、常磐、さのえの三者が居る事を確認し、貯め込んでいた『力』を解放する。
 それは、今では操る者はおろか識る者すら殆ど絶えてしまった技法。『時間(メディ)』に干渉する神通力の『応用』。周囲とは隔絶された時の流れを歩む力であった。
 外部からは、一瞬の光の乱舞と共に、神奈備を始めとする五者の姿が、ボンヤリと霞んだ陽炎の様に変化して見えた。
 内側からは、一見何の変化も無い様だったが、周囲の者達の動作が突然、ごく緩やかになった事に気付く者も居た。
「今、この場に居る者の時の流れのみを少々早めておる。さほど長く続けては居られぬが、話し合うには充分な筈。
 では、そなたの『義姉』の事を『義父』に伝えてやるが良い、『雷吼』。」
 
 神奈備 より 雷吼(&常磐) へ
 
 視線をさのえの方に向け、言葉を続ける。
「そして『さのえ』よ、そなたも良く聞くが良い。雷吼を真に理解する事を望むならば。」
 
 神奈備 より さのえ へ
 
 更にその背後に居た、最後の一人に話しかける。
「そして『鈴鳴』殿……誠に申し訳ないが、宵闇殿の代理として付き合って頂きますぞ。
 何せ、あの御方が絡むと事がややこしくなりかねませぬし、と言って無視すれば後でどの様な目に遭わされるか解りませぬ故。
 ならばいっそ代理として、事情を聞いておられる貴女をお招きするのが一番でしょうからな。」
 
 神奈備 より 鈴鳴殿 へ
97年11月22日:10時34分55秒
「天者」修羅刀編 / 夜光
 「いい声だ。堅く強くしなやかで...それでいて脆い」
  その瞳に宿るは狂気。その唇には宿るは慈悲。その声に宿るは虚無。
 「まだ、仕上げが終わっていない。少し見ていろ」
  強烈な殺気。それは以前に炎に放ち。あまたの動物たちが逃げ出した時と同じ者だ
 った。しかし、そのときとは強さが違う。まるで狂風が駆け抜けるかのように物理的
 な圧迫感を実際に持つそれだった。
 
 「鬼神」滅光 より 夕霧へ
 
 「答えは受けた。ならば。おまえたちが滅びることができるだけの力を貸そう」
  修羅刀を握る手に集まる"シャ"がその左手に輝く青い何かが修羅刀の中に流れ込んでいく。
 それは強烈な意識であり、力であり、そして、あり得ないはずの命そのものだった。
 「おまえは鬼だ。『我ら』とともに大地を守る義務がある。そのための力を忘れたか?」
  修羅刀の中で"シャ"がその活動を活発なものとする。それはかつて肉体で感じていた感覚。
 忘れ欠けていた力。神通力と呼ばれることもあるちから"神"と"大地の意志"に与えられし力。
 「おまえも鬼の定めを受け入れるか?」
  淡々とした声がよりいっそうその狂気の深さを伺わせる。どのような感情でであろうとも、
 強すぎるものは常に狂気と呼ばれてきたのだ。それが今この瞬間を見ている者には理解できた
 かもしれない。 
 
 「鬼神」滅光 より 修羅刀と沙夜へ
97年11月22日:10時04分05秒
「丁」妖編 / 夜光
 いっそのこと「朱幸」本人にしてしまうと....楽しいかもしれない(外道)。
 それはおいておいて。
 
  どこかでみたことがある。それは知っている人のような気がする。けれど記憶はない。
 それなのに声をかけてしまった。
 「お顔の色が優れませんよ。どうかいたしましたか?『お姉さま』」
   
  いつかみたような声。
  いつかみたような仕草。
  いつかみたような物腰。
  
  あの子を思い出させる。もうあの子はいないはずだというのに。
 「御気分がお悪いのでしたら。薬湯を差し上げますが...」
  穏やかな笑みをその唇に浮かべ。優しげにささやく。それは先ほどまでの人形のような不愛想
 さとは別次元の人間のようであった。
 
  丁 より さのえ へ
  
  みたことも無い男が問いかけを発する。確かに、これだけ多くのものたちが旅をともにするの
 ならばまとめ役とでも呼ぶべきものが必要だろう。
  改めてあたりのものたちを観察してみる。腹に一物抱えてそうな奇妙な雰囲気ををまとう薬売
 りの装束をまとうもの。いかにもな陰陽師のにおいをさせる男。そして、無明様の知り合いだと
 いう僧侶。どれも一癖ふた癖も有りそうな輩だ。そして、そのどれも問いを発した男ほどの強烈
 な何かを持っているとは思えない。
  しかし、状況が今ひとつわからない。ならば、しばらくは見守るしかないだろう。
  そう、私の目的は別にあるのだから。
 
 丁、雷吼をみつめながら。
 
  護衛の仕事もなにも。彼らの問題だ。私には関係ない。そう、割り切って。
 鈴鳴と名乗った「あやかし」と他のものたちの問いかけを見つめる。その唇に
 苦笑が浮かぶのを止めることはできなかったが。
 
 丁 奇妙な商談を見つめながら。
 
  先ほど問いかけを発した男と金剛機とともに現れた化生のものが何かを話し
 始める。その言葉の中に、いくつもの謎を秘めている。けれども、それとて、
 自分の仕事には関わりはない。今できることは見守ることくらいだろう。
 
 丁 野営地に立ちて
97年11月22日:08時31分13秒
……? / タイガ
 何故、銀貨・銅貨の方が良いといってそれを真に受けると玉になるのか良く分からんが、了解しました。
 この場で開けてみる訳にも行かないし、一段落した所で中を見て首をひねる、となるんでしょう。
97年11月22日:08時16分36秒
妖編「既視」 / みだれかわ枕
 然無に関しては『今のところ』シリアスな部分はないので、楽といえば楽かなぁ。


 真顔で目だけ笑っている神奈備にそう言われて、とてもわざとらしく一震えする然無。それから実に丁寧に、
「これはこれは。お初にお目に掛かる。拙僧、然無と申す。とはいうても、宵闇殿の方はずっと『見て』おられただろうが」
 合掌しながら、挨拶した。実に人のよさそうな笑顔と共に。

 ナマグサ坊主 然無から、宵闇へ


 とりあえず、挨拶だけにしておきましょう。雷吼達の方が大変そうなので(笑)。
97年11月22日:08時15分46秒
妖編「不離」 / みだれかわ枕
 へ? あ、い、どぇええええっ!?(笑)
 久々に地雷踏んだ気分です。らぶらぶやん、こいつら(笑)
#でも、厳密に言うと、両想いじゃないですね。
#雷吼はさのえの気持ちに気付いてないし、
#さのえは雷吼の気持ちを思い込んでるだけだし。
 ああ、かゆい(笑)


 生きているわけがない。皆殺しにされたんだから。考えてみりゃ当たり前。
 あたいがそう結論付けるのに、それほどの時間は、いらなかった。
 で、気がつくと鈴鳴が金の延べ棒やら珠やらをざらざらと出してきてる。
 ええと、これって、報酬のつもりかぁ?
 もしかしてこの女、物の価値が分かってねぇんじゃねぇか?
 なんて言うか、こう、何も言えんぞ、これ。でたらめだ。

 なんて風に呆然としていたもんだから、すぐ側の雷吼が何のことを話していたのか、よく聞いてなかった。匂い? 何の事だ?
「ならばさのえを。『森の』方々も聞いていても構いませんよ」
 常磐、とか言うやつ(ええい、もうなにが出てきても驚かんぞ、あたいは!)を正面に見据えて、雷吼は、そう言った。
 その目に、なぜか目が吸い寄せられるようだった。力のあるまなざし、そういう感じがして、雷吼から目が離せなかった。話をよく聞いてなかったのに、目は離せないなんて、何か変だけど、少なくともその時あたいはそう思った。

 とくん

 なんか、心の臓がわざとらしいくらいに強く、脈打った。
 別に何かされているわけじゃないのに、緊張する。
 ちょっと待って、雷吼、あんた、これから何を言うつもりなんだい!?

 ヨロイ狩り さのえから、蟲サムライ 雷吼へ


 しばらくはさのえの一人称にしてみます。多分さのえの人生の転機でしょうから。
97年11月22日:03時24分03秒
迷い、そして応え(妖編) / ジョーカー
 常磐に問われ、口を開こうとする雷吼。だが束の間の逡巡を見せ
 口が閉じる。得体の知れない者がここには多い。鬼と関わって
 いると知ればどのような反応をするか。一般的な反応を雷吼は良く知っている。
 変わり者が多いとはいえ、彼らがどう反応するかは雷吼にも予想が付かない。
 なればこそ、ここで口を開くのは躊躇われた。
 だがそれだけでもない。何故か心が乱れる。思考がまとまらない。
 不可解な混乱を見せる己の心。それを見据え、自問自答する。
 
 (陰陽師がいる、シノビがいる。得体の知れない娘がいる。
 こんなところで鬼の姉を持つなど言ってみろ、変人扱いで済めばいいが
 どのような扱いを受けるか分かったもんじゃない。………違う、それは言い訳だ。
 お前はそんなことで躊躇するような男だったか?いつだって姉さんの弟であることを
 誇りにしてきたじゃないか。この妖が本当のことを言っているかどうかも分からない。
 かまを掛けているだけかもしれない。………違う!お前の眼は節穴か!?
 あれが嘘を付いている眼か、あれが嘘を言っている声か!
 何故だ、何を恐れる、何を怖がっている。何故こんなにまで心が乱れる?
 違う、怖くなんか無い。乱れてなんていやしない、俺はそんなこと思ってなんかいない!
 ………それも違う。俺は自分に嘘を付いている。自分が取り乱しているのがはっきりと分かる。
 何故だ、何故そんなことをしている。何故俺は自分に嘘を付いている?)
 
 激しい葛藤。手は握り拳を作り、白く見えるほど強く握りしめられている。
 
 (俺は何かしら言い訳をし、口にすることを避けようとしている。
 何故だ。さっきはそんなこと考えもしなかった。鈴鳴を相手にしたときは
 何かに突き動かされるように口から迸ったというのに!)
 
 チリーン
 
 その時、先程聴いた鈴の音。それが再び雷吼の耳の奥で再現される。
 実際に鳴ったのとは違う。鈴鳴とのやりとりを思い出し、別れ際に響いた
 鈴の音を思い出したのだ。それは雷吼の頭に冷水をぶちまけたような効果をもたらした。
 
 (そうだ、さっきとは状況が違うのだ。何かが違う。相模殿がいる。いや関係がない。
 鴉殿がいる。それがどうしたというのだ。然無がいる。なおさら関係がない。
 神奈備殿がいる。聴かれて困るような相手ではない。見知らぬ娘。
 その程度で怖じ気づくような俺ではない!)
 
 無意識に雷吼はある者の名を出すことを避けていた。
 だが消去法で行くと、結局最後には出ざるを得ない。
 そして否応なしに気付く。自分の迷いの理由に。
 
 (そうだ、ここにはさのえがいる。それが…先程と決定的に違うことだ。
 俺は………俺は……俺は…怖いのか?)
 
 波立っていた心が収まっていく。鏡面のように鎮まった己の心に問う。
 雷吼の眼は依然、常盤の眼を受け止めている。だがそれは、その意識の大部分は
 己の内面へと、そして視界の隅に映る一人の娘に向けられている。
 
 (俺は怖がっているのか?恐れているのか?こいつに知られることを。
 そうかもしれない、そうなのかもしれない。…いや微妙に違う。
 過去を知られ、そしてそれを否定されることが怖い、それこそを恐れている。
 こいつに拒絶されることが怖いのだ)
 
 己の迷いの根源が見えた。その事実に愕然とし、次の瞬間笑いがこみ上げてくる。
 顔には出さないが。
 
 (さのえ、お前の存在がいつの間にかこれほどまで
 俺の中で大きくなっていたとは思いもしなかった。
 くっくっくっ惚れたか?雷吼よ)
 
 そこに神奈備が近寄り、肩を叩く。
 
 「やはり、ここはそなたが自身の言葉で告げねばなるまい。それが残された者の義務であろうからな。」
 
 周りを見渡してから、そっと付け足す。
 
 「他の者に聞かせるかどうかは、そなたが決めるが良い。その決定は尊重しよう。」
 
 雷吼は常磐の視線を受け止めたまま口を開く。
 
 「ならばさのえを。『森の』方々も聞いていても構いませんよ」
 
 (こうとなったらさのえをはずすというのは出来ない相談だ。
 怖かろうがそれを恐れていては進めない)
 
 雷吼  神奈備に向かって
 
 感情:さのえへの信頼(初級)→(無級)へ
 感情:さのえへの好意(中級)獲得
 
 とゆー訳ではっきりと自分の想いを自覚させることにしました。
 ただ問題はこれってさのえの想いに気が付いたわけでは無いんだよね。(笑)
 つまり相も変わらず鈍いまま。(^^;
97年11月22日:02時44分20秒
了解 / MARS
 やっぱり、禁忌/殺人は持ってなかったのね。
 ちなみに芙蓉に対してはどういう考えなのかな?やっぱり道具?
 
97年11月22日:02時39分12秒
(妖編)珠玉 / Dr.李
 しゅぎょくではない。
 通貨ではなく、単なる丸い直径1cmくらいの玉を想像してください。
 銅を持ってきたのは、相模の言葉を真に受けたからです。
 だから、まあ余り突っ込まないように。
97年11月22日:02時34分45秒
(建国編)俊景の因縁 / Dr.李
 因縁?
 考えてないっす。
 
 まあ、基本的な因縁ねえ。
 九道への興味
 弱者への共感
 羅刹への忠誠
 こんな感じ(笑)
 
 俊景って人間は、天羅の世界ではものすごく異質です。考え方が天羅の常識を超えたところにあると思ってください。
 あえて言うなら、俊景は剣で斬り合う強さとかっこよさを求めたキャラクターではありません。
 人間的な強さに焦点を置いたキャラクターなのです。
97年11月22日:00時46分33秒
(建国編) / マモル
 守矢は、あのまま九道・俊景の側にいると、なし崩し的にものわかりがいいキャラになってしまいそうだったので、ちょっと冒険させてみました。
 まあ私も、いきなり肉塊にならないことを見越してあんなことしたわけですが。
 そう簡単に変心するのはつまらないじゃないですか。
 あと、獅明が孤立してるみたいだったので、そちらに関われる人を増やす意味であんな行動とらせました。
 
 ついでですので、守矢の因縁を公開。
  感情 :ヨロイへの愛情  > 感情:強くなりたい(中級)
  その他:父母・国への忠誠 > 仇敵:羅刹一党(中級)
 もとのアーキタイプから、上記のように変化しています。
97年11月22日:00時25分58秒
おとなしめって(建国編) / ハリ=ハラ
 いくらなんでも、いきなり封印砲で肉塊にするってわけにもいかないでしょう?
 それとも何かい?
 いきなり襲えとでも言うのかい?
 やだよ、俺は。
 そんなの描写したくないよ、そっちの造詣深くないし。
97年11月21日:23時16分43秒
か、かわいいじゃねーか(笑) / MARS
 いいな夕林、俺だったらその場で襲ってんな。
 でも九道は襲わんのだよ。もっと大人な女性が好みだから(笑)
 それよりも守矢だよな・・・あのまんまだと殺さないといけなくなる。
 うーん・・・本当は一段落ついたところで鬼の隠れ里に連れてって和解するつもりだったんだけど、このまんまだと九道を敵としか認識してくれんからなー
 たぶん獅明は殺そうとすると思ったから適当に割り込んでおけば何とかなるさ、とおもっとったのが間違いやったな。
 もっと過激な行動をすると思ったら獅明って結構大人しいめやね。
 こうなったら九道を出して精神崩壊させんといけないかな・・・(ニヤリ)
 それよりも俊景はどんな人間なんだ?アーキーの若武者と同じに考え取ったら結構非道みたいだし。
 それとも自分で手を出さなきゃいいやって人なんかな?
 とりあえず李さん俊景の因縁公開して、お願いプリーズ(笑)
97年11月21日:22時00分49秒
(妖編)助言? / Ray
 まずは然無の方から。
 
「その娘の云う様に、吾が名は神奈備。この森の『外陣』のいわば纏め役と言ったところよ。
 そして、こちらは宵闇殿。この森の『内陣』を預かる御方にて、鈴鳴殿や先程迄居た蛍火殿の主でもある。
 いわばこの森で一番怖い御方故、くれぐれも粗相の無い様にな。間違って喰われても責任は持てぬぞ。」
 真顔でその様な事を言う神奈備。但し、その眼は笑っている。
 
 続いて常磐&雷吼の方。
 
 常磐の言葉を聞き、ほんの一瞬、複雑な表情を見せる神奈備。
「成る程。そなたの言い条良く解った。吾の結界の中であれば、遠慮せずに使うが良い。
 それとそなたの娘子の事だが……」
 雷吼の方へと歩み寄り、肩を叩いて告げる。
「やはり、ここはそなたが自身の言葉で告げねばなるまい。それが残された者の義務であろうからな。」
 周りを見渡してから、そっと付け足す。
「他の者に聞かせるかどうかは、そなたが決めるが良い。その決定は尊重しよう。」
 
 神奈備 より 常磐、雷吼 へ
97年11月21日:12時39分56秒
「あれ」ですか?(妖編) / ハリ=ハラ
 ふっふっふ・・・
 それは秘密です。
 まあ、裏設定だと思って気にしといて下さい。
 
 「どうかしましたか?」
 
 相模にそう聞かれる。
 
 「あ、いや・・
 私のような薬売りですと、これほどまでに頂きましても、使い道が御座いませんので。」
 
 そう答えると、袋を取り上げる。
 
 「まあ、取りあえずは頂いておきます・・・」
 
 薬売り・鴉より 異端陰陽師・相模へ
 
 まあ、珠で貰うのが一番かさばらずに済むからね。
97年11月21日:12時27分05秒
すいません、忘れてました(建国編) / ハリ=ハラ
 ああ、そう言えば守矢君出て来てたんだっけ(笑)
 いや、すっかり忘れてました。
 
 いくら考えても名前が出てこないため、取りあえず諦める。
 そうして、ふと思い出したように、後ろを振り返る。
 
 「おい、坊主。ついてきてんのか?」
 
 返事はない。
 
 「・・・ちっ・・仕方がねぇ。」
 
 そう呟くと、そのまま元来た方へ歩き出した。
 
 鬼刈り・獅明より ガキ・守矢へ
 
 こんなんで良いっすか?
97年11月21日:09時56分44秒
常識(妖編) / 月夢
 いや、宵闇時々飲みに出るんだけど(笑)、森を出て外の様子を見るついでに飲んで帰ってきてるから、相場は知ってそうだけど、まあ値切るほどせこくないからいいや(笑)。
 で、関係ないけど宵闇さんの独り言、
 
(金の延べ棒の一本や2本でおたつくとは情けないのお、わらわはあれぐらい一晩で消費するぞ)
 
 ってあーた、考える相場が違うでしょうが、国が傾くほど遊んだときと比較するんじゃない(笑)。
97年11月21日:08時53分18秒
金銀銅の玉?(妖編) / タイガ
 これって硬貨の事?
 文字どおり「玉」だと金銀ならともかく、銅の玉なんて何の役にも立たないよ。
 ま、それはそれとして、
 
 「50ですか……」
 思わず絶句する。
 仕事の前払いなら10や20でも多いのに50とは。
 自分でも100の珠を持っているが、一気に五割増しになる訳だ。
 「まあ、それなら不服はありませんが」
 受け取る。
 ふと見ると鴉が不満気な表情をしている。
 「どうかしましたか?」
 (これだけの珠をもらって、不満とは……、そうか薬売りには用の無い物ですかもしれないな)
 
 異端陰陽師「相模」より「鈴鳴」と薬売り「鴉」へ
 
 式札……、さっき用意していた27枚には鴉の分もありますよ。
 それに使ってもかまいませんが。
 ちなみに雷吼の分が4枚。
 さのえの分が5枚。
 鴉の分が6枚。
 葉嬢の分が10枚。
 ムラサキの分が2枚。
 雷吼の分が少ないのはサムライがあるからで、
 ムラサキは同様に蟲があるのと、雷吼達の追跡から(多分)人里離れた主の森まで来れたから。
 鴉の分が多いのは「ただの」薬売りだと「すると」非常時に役立つか判らないため。
 葉嬢の分がやたら多いのは、世間を見させるための旅に出すという事は、あまり強くないだろうから、というのと、
 一番厄介ごとに巻き込まれそうだから(いつも誰かそばにいられるか判らない)
 もちろん、どれも主観です。
 
 それにしても……、
 
> あと、使い道と言ったら、「あれ」の餌にするぐらいかのう。
 
 あれって何だ〜!?
97年11月21日:06時07分55秒
建国編「死ぬほど眠るは、泣き虫毛虫」 / みだれかわ枕
 あ。

 夕林てば、本陣まで来てるやん(笑)そのうえ、寝てるし(笑)
 そんなに彼女を修羅場に出したいんですね、MARSさん(笑)
#いや、おかげで移動させる手間が省けましたから。助かりました。
##……なるほど、展開に困ったら、人様に自分のキャラ動かしてもらうっていう手が
##あったな(爆)
 とはいえ、すごい状況で登場してしまいましたね。さあて……


 すぴょすぴょすぴょ

 いい気なものである。夕林は、戦場の真っ只中で熟睡していた。
 しかし、夕林にだってそれなりの理由はあるのだ。
 少しばかり時をさかのぼってみよう。

 結局、墓掘りは終わっていない。まだまだたくさんの骸が転がっている。
 いかに武術の達人とはいえ、女手一つでは、少々手に余る。
 しみじみとそのことを実感していた夕林。
 もちろん顔は涙と鼻水で、ぐちゃぐちゃである。
「ぐじゅ……やっぱり、私ではだめなのかなぁ……」
 御仏は、無益な殺生を戒めておられる。拳の師であり、仏法の師でもあった父は、殺生を禁ずるような事は特に言っていなかったが、それでも人に対して明王拳(即ち、殺人拳)を振るうことは、一度もなかった。夕林自身も、殺めることが仏法に適うことだとは、思っていない。
 けれども、事実として、彼女は素手で人を殺せる。
 たとえば、昨夜の出来事。
 助けを求めるものを救えず、無法の輩とはいえ、男たちも手に掛けた。
 父から学んだ不動明王拳とは、一体何なのだろう?
 とても人を幸せに導くためのものとは思えない。

 夕林の心に重くのしかかる。
 また涙が出てきた。
 体も重くなってきた。疲れが出てきたのだ。一晩中穴を掘っていて、疲れないわけがない。
 だが、ここで一寝入りというのも、少々無理がある。亡骸がごろごろしているのだ。少しばかり小柄な方とはいえ、夕林が寝転がる隙間はなさそうだった。
 骸たちを置いておくのは気が引けたが、とりあえず何処かで休もうと思い、夕林は歩き出す。
 まだ涙は止まっていない。

 で、少し歩いたところで、とうとう寝てしまったのだ。
 だが、眠った場所が悪かった。新たな戦いは、そのすぐそばで始まったのである。

 急ぎ足で走っていた男が、夕林につまずく。少しばかり派手に宙を舞ったが、しっかりと足から着地した。たいした身のこなしである。
「芙蓉が言った不動明王拳の使い手か。だがどうしてここに……」
 そう言って男は寝転がっている夕林を怪訝そうに見回す。見る者によっては『魚河岸で鮪か何かを検分する行商人』と形容したかもしれない。食うことしか考えてないナマグサ坊主や、色気より食い気の女ヨロイ狩りあたりなら、間違いなくそう言う。
「ね……寝ているのか?」
 さすがに少々驚いている。何しろ戦場である。道端で熟睡している尼なんて、とても珍しい。
 いろいろ呟いているうちに、涙の跡に気がついたらしい。ぬぐってやると、少しだが、見られる顔になった。
 そして、考えた挙げ句、夕林を担いで自分が向かうつもりだったところへ足を向ける。

「むにゃむにゃ……」
 本当にこういう寝言を言ったのである。夕林、少々侮れない泣き虫だ。

 不動明王拳士 夕林から、九道へ


 そう言えば、妖編の然無も表舞台に初めて登場した時には墓を掘っていました。どうも私「墓穴掘り」には縁があるみたいです(笑)。しかもボケまくってます。誰か止めてぇ(笑)。
 最後の寝言ですが、本当にこう言ったのです……って、九道にどう返事しろというんだか(笑)。
97年11月21日:00時36分52秒
それはね(建国編) / MARS
 後の設定ではござらん!!白樹は実質的に守矢の父親の代になる前に支配者の座から滑り落ちてるのです。
 大体100年くらい前から内乱状態だったわけですよ。
 そんで、羅刹は内乱状態のこの国で生を受けた平民だそうな・・・強くなりたい、そのためにサムライを入れ、繰気術を習い、陰陽術も納めた。
 技も磨き、最後には虫まで入れた。でも、そこには何もなかった。では、俺がやってきたことはいった・・・
 そして彼は10年くらい仏の道を歩んでいたそうな・・・
 その10年間で彼は諸国を旅して戦いのむなしさや戦乱の続く国の行く末を見てきたわけです。
 っで、このままでは冬峨の国もいずれはそうなることを知った彼は国に戻ると国をまとめるために奔走したわけです。
 そこで九道が手を貸したことによって対抗勢力を制圧して実質的な支配者となりました。
 ちなみに、羅刹はまだ名代ではなく代官なわけです。もし、守矢が引き渡せと言えば素直に国を引き渡しますよ。
 少なくとも羅刹はね。
97年11月21日:00時00分16秒
守矢の行方(建国編) / マモル
 さて、守矢はどうなったのでしょう?(笑)
 
 陣から逃げ出す途中で、獅明が将軍を殺すところに遭遇した守矢は
 その強さに憧れて?、自分を連れ出すように頼む。
 羅刹や亡国のやからを打ち倒す力を得るために。
 
 あとで掛け合いの文章にしますが、こんなところでダメでしょうか?ハリ=ハラさん。
97年11月20日:23時52分09秒
質問(建国編) / マモル
 MARSさんに設定面で質問。
 まだ未登場だけど、羅刹って人はこの国の前政権ではどういう立場の人だったの?
 単純に、変態将軍と同じく守矢の親父さんの家臣だったのかな。
 それとも、少し話に出てきた隣の国の人なんだろうか。
 
 雑談所の設定を読みました。羅刹が支配者って記述がすでにあるからには、あの設定は掛け合いの後の歴史のことを書いてるんですよね?
 予定調和に向かって話が進んでいくのは結構いいかも。そうしないと掛け合いが終わりそうにないですものね。
97年11月20日:23時08分54秒
獅明はねぇ(建国編) / ハリ=ハラ
 強いには強いけど、あんまり考えて動く奴じゃないしなぁ
 しかも、この国ではかなりまずい肩書きだし
97年11月20日:23時02分03秒
う〜ん(建国編&妖編) / ハリ=ハラ
 獅明、すっかりNPC化しとるな・・・
 確かに、動かし難いんだよなぁ
 
 
 完全に闇に閉ざされた戦場を、明かりも点けずに歩く。
 左手には、銃槍を。
 右手には、人の首を。
 無人の野を行きながら、獅明は考えていた。
 どうしても気になる事が、一つあった。
 
 右手の首を、顔の高さまで持ち上げる。
 
 こいつ、何て名前だったかな
 
 鬼刈り・獅明
 
 
 妖編の方は、これまた大変な事に・・・
 
 目の前の報酬が、金から珠に代えられる。
 もっとも、鴉にとってはどちらもそう違いはない。
 金も、珠も、使い道が無いのだ。
 どちらも同じならば、珠の方がかさばらずに済むが・・・
 
 「不足では御座いませんが・・・」
 
 あまりといえば、あまりな報酬だ。
 
 薬売り・鴉より 妖・鈴鳴へ
 
 珠武器も無いしのう。
 式札打ってもらう事も無いしのう。
 あと、使い道と言ったら、「あれ」の餌にするぐらいかのう。
97年11月20日:22時56分27秒
オイオイ(建国編) / MARS
 そんなんでいいんか?!いいのか・・・そうか、ならいっか!!
 とりあえず、冬峨の国に関する設定を雑談所の方に出しときましたんで。
 と言うわけで、芙蓉の行動ね・・・
 
 「あまり無茶をなさらないでください俊景様・・・あのものかなりの手練れのよう・・・引いたからいいようなものの、軽はずみで手を出すと俊景様でも危険です・・・」
 心底心配したような声が俊景の影から響く。
 「とりあえず、俊景様に調べよと言われたことのご報告に参りました。詳しいことは陣の方で・・・」
 と言う声が響くと芙蓉は俊景の影から飛び出し、陣の方へと向かう
 
 と言った感じです。ちなみに芙蓉は俊景に忠誠を誓っているのであしからず・・・
 ちなみにこの国の忍(草も含めて)はみんな誰かに個人的な忠誠を誓っているという感じです。
 なんせ羅刹が上忍連中を片っ端から殺ちゃいましたから。
 理由は簡単、上忍連中が非人道的すぎたから。いいのか、羅刹?
 
97年11月20日:22時27分40秒
(妖編)鈴鳴 / Dr.李
 相模の言葉を聞き、少し考える。
 「珠の方がよろしいと?」
 成る程、少し常識から外れていたか・・・。
 「分かりました、そういう事ならば、致し方ありませんね。なにせ、村とかには余り出ないものですから。」
 そういうと、手を2回叩く。
 精霊たちが金の延べ棒を回収する。
 新たに4袋ほどを持ってきた。
 「とりあえず、金銀銅の玉が入ってます。とりあえず珠をお一人50程度入れておきましたが・・・不足ですか?」
 あっさりと言う。以外と常識が無いのかもしれない。
 鈴鳴より、りりしい相模殿へ(笑)
97年11月20日:22時18分27秒
(妖編)合流?超オッケイ! / Dr.李
 今少し、取り込んでますから、もう一段落つけて合流しましょう。
 しかし、肉球かあ。
 ぷにぷにだね。
97年11月20日:22時15分54秒
(建国編)俊景 / Dr.李
 「誰ぞ〜、だ、誰ぞ〜、で、であえ〜!」
 
 奥で声がする。
 
 「おや、大変だ。大将殿が襲われてらっしゃる。総員、武装再点検。負傷者をはこびだし、しかる後、大将殿の救援に向かう!」
 
 「部隊長、念のため、守矢殿の警護に向かえ!」
 さてといきますかねえ。
 
 ドン!
 
 おや?遅かったようですね。
 
 「繕覆殿、お助けに参りました。」
 そこには、物言わぬ骸があるだけだった。
 
 「やれやれ、自分の身も守れぬとは。」
 大将失格ですね、声に出さず続ける。
 しかし、あの男・・・将来大きな障害になりそうですね。早めに摘んでおきましょうかね。
 
 一番物騒な男はやっぱり俊景か?
97年11月20日:20時31分45秒
うーん(建国編) / MARS
 やっとアクセスできたと思ったらなんか話が進んでるよ。
 なんかこのまんま行くと守矢殺されっぞ。
 んなこと無いか・・・でも将軍が殺されるのになんで俊景は攻撃されんかったんやろう。これじゃあ芙蓉がだせん!!(プンプン)
 まあいいか
 とりあえず九道の行動を書いとこう。
 
 
 『間に合うか?霊瞑の手のものとすれば目当ては俺のはず・・・いや、それとも隠れ里か?どちらにしろ本陣をねらうとは派手なやつだ。俊景が手を出さねばいいが・・・芙蓉に心配をかけるからな・・・あいつのことだからどんな奴でも無事でいるだろうが、後で文句を言われるのは俺なんだから無茶はしないでくれ・・・芙蓉は苦手だからな・・・』
 九道は心の中でぼやきながら本陣に急いでいた。
 ドサァ!!
 九道は何かを足に引っかけはでに宙を舞う。戦うものの心得か倒れることはなかったが体勢が崩れた。
 『敵か?いや、何かを引っかけただけか?しかし何を?』
 九道は足に引っかけたものを見つけのぞき込んだ。
 それは法衣を着た若い娘だった。
 「芙蓉が言った不動明王拳の使い手か。だがどうしてここに・・」
 九道は確かめるように顔を近づけるとかすかに寝息が聞こえてきた。
 「ね・・・寝ているのか?無防備もいいところだ。子供じゃあるまいし・・・参ったな、どうするか?ほおって置くわけにもいかないしな。」
 九道は困ったように考え込むとそこに涙の後を娘の頬に見つけた。その頬を拭ってやる。
 「・・・・・」
 娘を背負うと無言で歩き出し、自らの陣へと向かう。
 『俊景ならば大丈夫だろう・・・芙蓉もいるしな。』
 
 
 と言うわけで夕林を自分の陣につれてちゃいますね。(笑)
 それと九道と芙蓉の因縁を書いときます。なんか九道の因縁が最初に書いて他のと違ったみたいなんで。   
 
 
 九道の因縁(17/100.60/108)
 目的/鬼の国を作る(上級)
 感情/弱者への義務感(初級)
 感情/鬼のプライド(中級)
 不幸/故郷の喪失(初級)
 
 芙蓉の因縁(70/100.85/108)
 恋愛/俊景(中級)
 目的/道具として生きる(上級)
 感情/自己嫌悪(上級)
 
97年11月20日:03時15分58秒
復活(妖編) / 月夢
 書き込めるようになったかな?では進めよう。
 
「蛍火ともうします」
 眼赤に紹介されて誰に対してもほとんど態度の変わらない蛍火が丁寧に一礼する。
「では参りましょうか」
「うん、、、ほら、ムラサキもしゃっきりするの、いつまで寝ぼけてるの」
 葉嬢がムラサキの手をとって蛍火の後に続く、どこか姉のような態度と見えないこともない、もっとも宵闇がいれば5歳の姉と3歳の弟と評するだろうが。
「ところでさ、蛍火」
「なんでしょう?」
 しばらく歩いたところで葉嬢がふと思いついてたずねると、蛍火は足を止めずに聞き返す。
「結局どうゆう人がいるの?」
「難しい質問ですね」
 蛍火が軽く小首を傾げる。
「そーなの?」
「複雑な人間ばかりですから、実物を見る方が私の説明より早いでしょう」
「・・・・・・まあ宵闇姉様と鈴鳴が集めた人間か」
 蛍火の台詞を聞いて葉嬢がぽつりと呟いた。
 
 ではなにもなければ到着ということで。
97年11月20日:02時35分38秒
「急かす」(妖編) / 蒼
 「此の方は蛍火殿とおっしゃる。出発の準備が出来たそうだから、とりあえず”護衛”と合流するんだよ。」
 寝ぼけたムラサキを手でペチペチと叩きながら急かす。
 使いが来たと言う事はさほどの暇はあるまい。
 戦紛いの騒ぎの最中に出発するか・・・まったくヒメらしい。
 「それじゃあ、いきましょうか。時は金なりと言いますしね。」

 眼赤より、ムラサキ、蛍火、葉嬢へ。

 とりあえず、このまま合流でいいんじゃないすかね。
 あまりここ描写してもしょうがないし。
 どうでもいいことだが眼赤の手は猫だからにくきゅうで叩かれると気持ちいいかも知れん。
97年11月20日:02時31分45秒
「退場」(妖編) / 蒼
 鳴羊はボケっと目の前の男(神奈備の分身「七」)を見ていた。
 <えと神奈備さまだけど神奈備さまではない方・・・・でも神奈備さま?>
 <まあ良くわかんないですけど。ともかく神奈備さまですぅ。>

 「神奈備さま、わかりましたぁ。後片付けしてくるです。」
 再び無明達の方を向いてペコッと頭を下げる。
 「皆さん会ったばかりですけど、さようならです。」
 そのままテコテコと霧の中に消えていった。
 七色に光る霧の中でメェメェ鳴く声が届く、誘導しているらしい。

 鳴羊より「神奈備の目」七、叢雲、無明、紅、庚へ

 鳴羊はこれにて舞台より退場。
 あとはよしなに。
97年11月20日:01時35分38秒
匂い(妖編) / ジョーカー
 神奈備の問いを受け、常磐が答える。
 
 「用は三つだな。まず一つはこいつ」
 
 喉が球の形に膨らみ、口から心珠がせり出してくる。
 それを片脚で掴み、器用に然無の肩の上で一本足で立つ。
 
 「…を『ディ=ゴ』の元に還してやるためにこの森の片隅を借りようかと思ってな」
 
 二、三度翼を空打ちし
 
 「その二としては紅が執着する無明という坊主、そいつが逃がした小僧を
 見てみたかったという好奇心さ。もっともここにはいないわけだから
 当てが外れたがな」
 
 首をぐるりと巡らし、視線が鈴鳴、神奈備、然無、さのえ、そして雷吼で僅かずつ止まる。
 
 「その三はなんと言ったらいいのか分からんが……『匂い』かな」
 
 片方の翼で鈴鳴を指し
 
 「そこの妖狐、鈴鳴と言ったか、が現れた時、懐かしい『匂い』がした。
 かれこれ数十年は感じたことの無かった物だ。
 もっとも鼻で嗅げるような代物じゃない。雰囲気と言うか何というか…」
 
 はっきりとしない物言い。本人もよく分かっている訳ではないのだろう。
 
 「この然無とやらいう坊主からも同じ物を感じた。しかし共に自ら発している物じゃない。
 移り香のようなもんだ。それが少し気になってな、くっついてきたんだ」
 
 その眼には神奈備、さのえ、雷吼が写っている。                            
 「神奈備と言ったか、あんたからも同じものを感じる。
 鈴鳴とやらと同じ程度だな。そこの娘とこの坊主はより強い」
 
 そこで言葉を切り、雷吼ただ一人を見据える。
 
 「だが一番強いのはお前だ。他の者とは比較にならんほどな。
 言ってみれば他の連中のそれもお前のが移ったのだろう。
 ……我が娘の『匂い』を濃く纏うお前は何者だ?」
 
 常磐  神奈備、雷吼に向かって
97年11月17日:08時07分36秒
おっと(妖編) / タイガ
 鈴鳴さんに「あんた」なんて呼びかけてしまいましたが、単純なタイプミスだから「…あなたが…」と読み替えてね。
97年11月17日:08時04分54秒
不評(妖編) / タイガ
 前払いと称して金の延べ棒を渡す鈴鳴に苦笑しながら相模は言った。
 「鈴鳴さん、あんたがどれほどの知識を持っているのかは知りませんが、
  人間の流通制度については少々疎いようですね……。
  金の延べ棒などは、確かに価値はありますが、それはあくまで、
  大きな都などに限られたもの。
  小さな村などでは何の役にも立たないんですよ。
  出来れば貨幣……、銀貨や銅貨で数十枚にしておいた方が無難というものです。
  それでもかさばりますが、これよりはマシです。
  まあ、こちらとしては、珠を幾つかいただければなお有り難いんですが」
 
 異端陰陽師「相模」より「鈴鳴」へ
 
 金の延べ棒って結構重いし、かさばるらしい。
 それにVBによると、庶民(特に農村)は金銭ではなく、物々交換であるらしい。
 つまり、もらっても何の役にも立たないはずです。
 近くに都があれば別ですが、妖がうようよいるような所のそばに
 都を作るような領主はまずいないでしょう。
97年11月17日:07時43分52秒
LOG 013 / sf
天羅万象掛け合い所 LOG 13に1997年11月08日から1997年11月16日までのログを切り出しました。
97年11月17日:04時29分07秒
場違いな登場(建国編) / マモル
 変態将軍さんをかばいだてするつもりはないんだけど、この場を引っかき回してみましょう。
 話に入れないと、いまいちつまんないし。
 
 (戦場で気を失って…、そうか、捕虜になったのか)
 亡国の嫡子に今更どんな価値があるのか守矢にはわからなかったが、命があるだけ幸いとみるべきだった。
 周囲の様子から察するに、そこは野戦用の陣のようである。
 しかし、どういうわけか周囲には見張りどころか人っ子ひとり見あたらなかった。
 (…よくわからないけど、これは逃げる好機かもしれない)
 思い立てば、行動は早い。完全には体力の回復していない、重い体に鞭を打って駆け出す。
 そうして幾枚かの陣幕をめくったその時、守矢はその場面に遭遇した。
 
 はじめに見えたのは、俊景に統率された兵士達。そして、目の前を悠々と歩く、異形の者。
 それは、物騒な飛び道具を両肩に背負った、サムライ。
 ひとのかたちを越えた一種の機能美に、逃げている我が身の状況も忘れ、守矢はしばし見入った。
 
 亡国の若君 守矢
 
 逃げようとして、渦中に飛び込むなんて、彼も素晴らしい方向感覚してます。
97年11月17日:00時35分01秒
ありがとさん(建国編) / ハリ=ハラ
 わざわざご丁寧にどうも(^^)
 それでは早速
 
 「そりゃあ心外だなぁ・・・
  そんなに人を、オニにしたいかねぇ」
 
 苦笑しながらそう答える。
 
 「ま、いいさ
  じゃ、俺はここで失礼するぜ
  また会おうや」
 
 そういうと、サムライを発動させる。
 そして、拾った銃槍と自分の封印砲を両肩にかけると、鼻歌を歌いながら後ろを向いて歩き出した。
 後ろの陣に向かって。
 
 鬼狩り・獅明
 
 あーもうこんな物騒な所にいるのやめよ(笑)
 みんな怖いんだもの
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