天羅万象掛け合い所 LOG 011

天羅万象掛け合い所の1997年10月16日から1997年10月23日までのログです。


97年10月23日:23時49分49秒
(妖編)人外大会談の傍観者 / Ray
 「あ、どうもはじめまして。わたくしは叢雲と申します。」
 つられたのか、つい挨拶を……御丁寧にペコリと一礼までして……返す叢雲。先刻の緊張感など、まるで無い。
 「鳴羊殿ですね。今回の件では、神奈備様も取りなして下さる筈ですから、心配なさる必要はありませんよ。」
 鈴鳴の前で、少し怯えた様な鳴羊を見かねてか、慰める様に言葉をかける。
 「ところで、凄い墜ち方でしたけれど、背中の人、大丈夫ですか?」
 羊毛に埋もれた、然無(名前はまだ知らない)の心配までしている。尤も、視線だけは会談の参加者達の方に、チラチラと向けてはいるのだが。
 その視線が、後から来た武者姿の娘(庚)に止まり、しばらく離れない。
 (あれ? 何だか見覚えのある様な女性ですね。誰に似ているんでしょう?)
 
 「叢雲」 より 「鳴羊」ほか 人外大会談参加者の方々 へ
 
 しばらく放って措いた叢雲です。が、大した事はしていません。この子も結構マイペースですから。(結構鳴羊等と気が合うかも。)
 ちなみに叢雲は、「特定用途」以外の能力については、ほぼ「人並み」でしかありません。(下手をすると、「それ以下」かも。)
 何故こんなのが「神奈備の懐刀」なのかは……この調子なら解らないまま終わりそう。まあ、それも良いかな、と。
 
>3人って誰と誰と誰?
 この様子だと、鈴鳴、叢雲、常磐の3人ではないでしょうか?
 鈴鳴は雰囲気で、常磐は見た目で、人とは違っているでしょうから。あれ? でも「叢雲からは」実は大した力は感じない筈なのですが……。
97年10月23日:23時49分14秒
でも(妖編) / ハリ=ハラ
 それを言うなら鈴鳴だって一応人間の形をしているでしょ?
 外見とかではなく、”力”を感じてのことかな?と思ったもので。
 あと、「一人、二人・・・」と言った数えかたをしているので、外見的には人間の者を指していっていると考えたのですが・・・
97年10月23日:23時30分30秒
RE:いや(妖編) / ジョーカー
 >紅が入ってるんでは?
 >一応、人間ではないから・・・
 
 紅は今、幻をまとっているから見破るのは至難の業ですぜ。
 これって要は傀儡を傀儡と見破れるかっていうのと同義だから。
 一目で分かる奴はまずいないと思います。妖なら視覚に依らない知覚で
 判別できるかもしれないけど。
97年10月23日:22時11分29秒
どうやら(妖編) / ハリ=ハラ
 このままで行けば、四天王も出ずに済みそうですね。
 しかし、人外大会談・・・(^^;)
 ひたすら、然無と庚の肩身がせまそうだな。
97年10月23日:21時37分31秒
(妖編)人外大会談の鈴鳴 / Dr.李
 ゆっくりと周りを見回す。
 鳴羊、然無、庚、無明、紅、常磐。
 鳴羊からの報告を聞き、軽くうなずく。
 まあ、伯鼠のかわりを鳴羊が行ったと思えばよいか。
 然無と名乗った僧兵をみる。心の強さが現れたような顔をしている。
 このあたり、無明よりは好感がもてる。
 娘をみれば、無明を心配しているようだ。
 娘に向ける無明の顔をみた。
 ふむ、あのような顔もできるのだな。しかしまあ、難儀な人よ。己が犯した罪に罪悪を感じ、それ故に己が幸せをつかむのをあきらめるとは。まあ、それも人か・・・。
 紅を見る。なにも言わない。なにも感じさせない。
 鳴羊を再び見る。こちらの視線に気づいたようだ。すこし、怯えている。怒られると思ってるらしい。
 
 さて、ひとしきり人物鑑定をすますと、無明に顔をむける。
 
 「御坊、これからどうなされる?」
 
 鈴鳴より無明へ
 
 出来れば、宵闇様が動く前にけりを付けたいねえ。もっとも、動いちゃうかもしれんけど。
 
97年10月23日:19時47分06秒
いや(妖編) / ハリ=ハラ
 紅が入ってるんでは?
 一応、人間ではないから・・・
97年10月23日:19時23分13秒
三人?(妖編) / ジョーカ−
三人って誰と誰と誰?
鈴鳴と叢雲はそうだろうけど。鳴羊はこの中に入っていないよね。
ってことは……ひょっとして常磐も入ってる?
97年10月23日:19時22分24秒
三人?(妖編) / ジョーカ−
三人って誰と誰と誰?
鈴鳴と叢雲はそうだろうけど。鳴羊はこの中に入っていないよね。
ってことは……ひょっとして常磐も入ってる?
97年10月23日:12時49分39秒
「興醒め」(妖編) / 蒼
 「そーですか、おぼーさん、然無というですか。よろしくです。
  風邪ひいたですか?あとでおくすり貰ってくるです。」

 そして何気なく下を眺めた。すると・・・
 『鳴羊、ご苦労様。』
 鈴鳴の声が掛けられた・・・一拍の間をおいた後。

 「鈴鳴さまです。どうしよです。怒られるです。でも原因のひと達あそこに居るです。」

 空中であわあわと踊る。鳴羊はパニックになるとやっている事をよく忘れる。
 そして、今彼が居るのは空中、ということは・・・・。
 ひゅー、ドゴッ!
 ・・・・なんとか足で着地したようだ。然無は・・まあ羊毛がクッションになったから無事であろう。

 「え、えとみなさんこんにちはです。ぼく鳴羊言うです。
  外のひと達だいだいやめてくれましたです。みなさんも喧嘩やめるです。」

 守衛「鳴羊」より 会談中の皆様へ。

 明らかに浮いているね、鳴羊。
 でもこういう奴だから、場に合わせるという事が出来ないもんで。
 鳴羊に対する返事はなくてもいいです。
 その場合は喋っちゃまずいんだなと判断して黙ってますから。
 しかし・・然無とのコンビいいなあ、果てしなくボケ続ける、しかも突っ込む奴が居ない。
97年10月23日:11時40分52秒
妖編「風邪」 / みだれかわ枕
「なるほど、鳴羊殿か……拙僧の名は、然無。そう覚えておくと良いだろうて」
 名乗り返す然無。すでに無明たちの上空に着いていた。
「おお、無明殿がおったわい。他にも何人かいるようだのぉ……」
 すでに庚も着いている。どうやら無明と言葉を交わしているようだ。
「ぶぇっくしゅん!……どうやら拙僧らのことを話しておるようだの」
 見れば、無明がこちらを指差している。声は聞こえないが、そのそぶりで、大体分かる。
「さて、鳴羊殿。そろそろ降りんか。あそこに集まっとるのが、事の元凶たちだろうて」
 ひどい言い草である。
「それに夜中の空というのは寒いしの。風邪でもひいたら大事じゃ」
 どんな事があっても、風邪だけはひきそうにない然無であった。

 ナマグサ坊主 然無から、守衛 鳴羊へ


 はぁあ、いよいよ無明や紅、鈴鳴といった「冗談抜きで人外大魔境」な皆さんとご対面ですね。隠し技の一つや二つ考えとけば良かった(笑)。
#一応あるんですけどね。
#『手に巻いて白熱掌のようにつかうことの出来る数珠』ってのが。
#でも、この人たちには爪楊枝ほどの意味しか……(笑)
##しかもコレ、使うと大火傷します(火傷ですむのか?……済まないだろうなぁ)

 さあ、今度はだれとお友達になるのかな?(笑)
97年10月23日:09時34分41秒
「強き光に暗き影」(妖編) / 夜光
 「無明様!!いったいなにがあったのですか」
  心配そうに駆け寄ってくる娘。
 「この森の住人とお話をしているだけですよ」
  その顔に苦笑じみたものを浮かべる無明。ふと、顔をあげあたりを見回せば外の世界のなんと怪異に満ちていることよ。
 七色に輝く夢幻の霧があたりにたちこめている。
 「この森の住人たち...?」
  そこで娘は初めて気づく。人でない者たちがいることに。一人二人、三人。そのどれもが尋常でない「強さ」を感じさ
 せている。
 「然無殿は....あのものと一緒なのですか?」
  無明が空を見上げ、鳴羊を指し示してみせる。
 「はい、たぶん」
  庚は気が焦っていたとはいえ、迂闊なことをしてものだと、あらためて自分の恥ずかしさに頬を染めてしまった。
 「そうですか、どんなものとでもすぐに仲良くなるのがあの人の特技でしたからね」
  どこか、郷愁を感じさせる口調ではあったが、それも気の迷いな気もする。
 
 護法僧 無明 若武者 庚
97年10月23日:02時15分06秒
ふむ(妖編) / 月夢
「どうやら話を必要としているのはわらわだけでもないようじゃの」
 あたりを軽く見渡し、
「どうじゃ、雷吼とやら、ぬしが状況を全て説明してみては」
 からかうような色と試すような色が宵闇の眼に同居する、この場をどうまとめるかに雷吼の力量を試そうと言うことだろう。
「わらわはその後に話をさせて貰おう、もっともぬしらがなにを聞きたいかわからぬから何を話すべきかは決め手おらんがな」
 これもまたひとつの誘い、相手がこの状況下にどのような情報を必要としているかで、相手の判断力は把握できる。
「それでよかろ?」
 
 宵闇から その場の人間へ
 
 鈴鳴が話したから無明うごいちゃうな、先手を打たれるのがまずいならもう森から出さないとなあ。
97年10月23日:01時25分46秒
振る(妖編) / ハリ=ハラ
 木に寄り掛かったまま話を聞いていた鴉が、さのえの発言に合わせて口を入れる。
 
 「私も出来ればお話をお聞かせ願いたいのですが・・・
 もっとも、此方で現状といえるだけのものを掴んでいるのはお一人だけかと思われますが。」
 
 相変わらずさのえの枕になっている雷吼を見る。
 
 「実際、どのようなお話になっているので御座いますか?」
 
 薬売り・鴉より 蟲サムライ・雷吼へ
 
 >らぶこめへの道は厳しい(笑)。
 一歩一歩踏みしめていけばいいさ(笑)
97年10月22日:19時55分19秒
(妖編)闇に光明、光に影 / Dr.李
 無明の雰囲気が変わった。
 何か心に変化があったらしい。責任感は存在しているが焦りが消えた。
 「どうやら、あなたがたもかの少年とかかわりがあるらしい。少しお話を聞かせていただけますか?」
 無明が言う。
 時、同じくして空から勇ましい出で立ちの娘と鳴羊、そして巨漢の僧兵がやってきた。
 「無明様!!いったいなにがあったのですか。」
 娘が口を開く。
 
 鈴鳴は鳴羊を見た。珍しく本性を表している。虹色の霧はこのあたりには及んでない。先ほど、鈴鳴が妖気を出すと同時に、陣を仕掛けていたからだ。中心は、無明。紅も当然、範囲に入れていた。
 
 「鳴羊、ご苦労様。」
 軽く労をねぎらう。
 
 庚と無明のやりとりが一段落するのを待ち、そして鳴羊に名乗り損ねた然無を視野に入れ、ゆっくりと鈴鳴は言葉を紡ぎ始めた。
 
 「ある少年がこの森に迷い込みました。そして、この森の直接の眷属の娘と約定を結びました。」
 ゆっくりと無明を見る。
 「いかに、年端ゆかぬものの約定とは申せ、眷属の約定は約定。しかしながら、この森に争乱をもたらした者を置いておくのも、皆が納得するところではありません。」
 ちらりと紅を見る。
 「ゆえに、この場所より離れたところかの者を預けることになりました。」
 具体的には何も明かしてないが、それは完全に無明と紅を信用したわけではないからだ。同時に、護衛の数、それが人か妖かもあかさないのは鈴鳴としては当然のことであろう。だが、無明が知りたい事情は分かったはず。確認をこめて無明の瞳を見た。
 
 鈴鳴から無明へ
 
 うーん、これ以上は鈴鳴はあかせんなあ。
97年10月22日:16時52分42秒
「名乗り」(妖編) / 蒼
 『それと、おぬしの名前も教えてもらえるといいのぉ。まさかヒツジという名前ではあるまい?』

 ・・・あう、そういえば名前教えてなかったです。でも・・ヒツジと呼ばれるのはいやですぅ。

 「ぼくのなまえわ鳴羊です。おぼーさんの名前も教えてです。え、あっちいくですか?」

 とりあえず指差した方向へ飛ぶ、何があるかは知らないが。

 守衛「鳴羊」より なまぐさ坊主「然無」へ

 ところで会談をされている方々もそろそろ気付いて欲しいんですけど。
 鳴羊戦場中に響き渡る声上げるは、あたりに七色の霧立ち込めさせるはとやりたい放題なんですが。
 ああ、それともまだ別に指揮している奴がいるのだろか。
 しかし、楽だなあ鳴羊、ひたすらマイペースで。
97年10月22日:11時39分33秒
妖編「説明」 / みだれかわ枕
 出ましたね、宵闇さま。さあて、どうなることやら。


「あ、そう……んじゃ、少し寝とく……」
 雷吼の返事にそう答え、目を閉じた。目を閉じれば、当然暗くなる。
 でも、今はそれほど嫌じゃなかった。恐くなかった。
 背中をぽんぽんと、調子良く叩かれる。
 そう。こうしてくれるから、恐くない。
 少なくとも、こいつがこうしていてくれるから恐くない。

 この森に入って、急に弱くなってしまったような気がする。
 男がそばにいるから安心だなんて、前までは考えられなかった。
 あたいは一人で大丈夫なはずだったのに。
 それだけ強かったはずなのに。


 うとうとし始めたところで、誰かが来たらしい。近づく気配ではなく、あらわれた気配を感じて、まぶたを開く。
 何のことを言っているのか分からないが、随分と高い地位の妖のようだ。蛍火や神奈備を明らかに「従える」口調。威張るとか、高慢というわけではない。言葉はそう聞こえるが、そういう意識はないようだ。
(なんかまた出てきたねぇ……)
 ぞろぞろ。そんな擬態語がさのえの脳裏に浮かんでいる。
「ふむ、わらわは現状を知りたいのだが誰か話してくれぬかの? その代わりにこちらからそれなりに話しをしてやっても良いぞ?」
 いきなり現れた妖(いきなり現れるのは妖に決まっている、というのが今日さのえが得た法則らしい)がそういうのを聞いて、さのえも口を開く。
「あたい、聞いてみたいなぁ。その『それなり』の話ってやつ。
 それにあたいもあんまりわかんないんだよね。誰か説明してくんない?」
 虫のいい話である。

 ヨロイ狩り さのえから、宵闇と周りの人たちへ


 ちなみにまだ雷吼枕状態。らぶこめへの道は厳しい(笑)。
97年10月22日:11時39分15秒
妖編「意図」 / みだれかわ枕
 七色の霧が一通り行き渡ると、妙なことが始まった。もちろん、ヒツジに乗って空を飛んでいるという時点で充分変なのだが、まだまだ続きがあるのである。
 ゆらりと動き出す兵たち。その顔は一様に『恍惚』であった。
「なるほど、術が効くとああなるのか……ということは、術が効かぬほどに気力の充実しているものは、ああならんと言うことだから、それを探せばいいのだな」
 耳をふさいでいても、一応鳴羊の意図は通じているらしい。
「さて、と……おそらく無明殿もぴんぴんしておるじゃろうから……あれかのぉ」
 もはや『恍惚』で埋め尽くされた戦場を見渡して、然無は動いていないように見える一角を指差す。何人かいるようだが、顔までは分からない。
「ええと、ヒツジ殿。すまんが向こうの方に行ってくれるか?」
 そして、付け足す。
「それと、おぬしの名前も教えてもらえるといいのぉ。まさかヒツジという名前ではあるまい?」

 ナマグサ坊主 然無から、守衛 鳴羊へ


 なんかすっとぼけてるよなぁ、このナマグサ(笑)
97年10月22日:11時05分35秒
「闇色の...」(妖編) / 夜光
  大丈夫。無明は仕事が詰まってるからそう長くはいないでしょう。たぶんそれほど遠くないうちに退場するでしょう(^^;
 退場するときには紅との怪獣大決戦が待ってますけど(爆)
  
 「覆水盆に返らずですか?そうですね....そうかもしれませんね」
  無明を写す瞳はそのままに笑みが口の端に浮かぶ。それはどこか違和感を感じさせたそれまでの「表情」とは違い、ごく自
 然に感じられた。
 「どうやら、あなたがたもかの少年とかかわりがあるらしい。少しお話を聞かせていただけますか?」
  そう、これでこの目の前にたつものがそれを知っていることを知ることができた。彼がどこにいるか、それさえわかれば手
 のうちようはいくらでもあるのだ。
  過去に犯した過ちの大きさに自分で動いてしまっていたが冷静になれば自分が動かなくても信用できるものが数名いればこ
 とが片づくだろう。
  さいわい、昔なじみのものを一人みつけた。そして、娘たちも彼の期待を裏切らない動きをしてくれるだろう。今ほしいの
 はなににも勝り、情報だった。このものたちがそれを与えてくれるのならば。自分が動くべき理由は消える。その可能性は決
 して低くはない。
 
 護法僧 無明 より 鈴鳴 へ
 
  誰かが駆けてくるのを彼は感じていた。それはよく見知った気配であった。片方はここにつれてきた娘の気配。もう一つは
 大きな何かと一緒でよくはわからない気もするが、それもまた覚えがある。あのとぼけたかつての同門の僧侶だろう。
 「無明様!!いったいなにがあったのですか」
  どうやら周りの景色など目に入っていないらしい。心配そうに駆け寄ってくる姿は親の心配をする少女のようであり。どう
 にかすると、今のこの状況にはそぐわないものだった。
 
 若武者 庚より 無明とその他の方々へ
97年10月22日:07時25分18秒
(妖編)報告? / Ray
 「まあ、その辺りでしょうな。如何にも、あの方の考えそうな事ではある。」
 蛍火の言葉に、頷く神奈備。似た様な事を考えていたのだろう。先の問いはむしろ、他の者達の為だった様だ。
 続く雷吼の言葉に、「何、そんなに……」そう返す台詞を、横から別の声が奪った。
 「そんなに苦労というほどのものでもないがの」
 『眷属』達の長にして『内陣』を統べるモノ……宵闇の来訪は、何時もの如く唐突である。
 からかう様な(実際からかっているのだろうが)その声に、意識せず視線を逸らす神奈備。
 決して嫌っている訳では無い。ただ、宵闇の前では昔から、どう仕様も無い程感情の起伏が激しくなって仕舞う。それを表に顕わす事自体が、神奈備にとっては不本意な事なのだった。
 「こちらの状況は、まあ概ね収まるべき処に収まった様ですな。
 そこな雷吼『殿』は、ヒメ様(とムラサキなる少年)の信を得る事が出来た様ですし、他の者達も、まあさほどの難題ではありますまい。
 流石に「万全」と迄は言えませぬが、「旅に出す」以上、多少の問題は良い刺激と為りましょう。苦労も又、旅の楽しみの内でしょうからな。」
 一人一人を見渡しながら、かなり身も蓋も無い事を口にする神奈備。
 視線の先には、未だ酔っぱらった(酒に?それとも……)さのえとそれをあやす雷吼、喰い入る様に新たな研究対象(宵闇)を見つめる相模、そして未だ何を考えて居るのか定かでは無い鴉(三治)達が居る。
 「その意味では、かなり理想的かも知れませんな。(どの途、ヒメ様の分まで一番に苦労するのは眼赤の仕事になるのだろうし。)」
 
 「神奈備」 より 「宵闇」殿 以下 一同へ
 
 これで現状報告になるのか?(笑) まあ、相手が相手ですから大丈夫でしょう。
 結構無責任な事を言っている様ですが、ポーズだけです。結局神奈備も、葉嬢には大甘なのですね。
97年10月22日:03時11分52秒
動かすか(妖編) / 月夢
「そんなに苦労というほどのものでもないがの」
 声は唐突にかかった、位置とするならば先ほどの雷吼が戻ってきたほう、ただし気配は何もしなかった、いくら雷吼が多少気をゆるめていたとしてもまったくというのはありえないはずなのに。
「警戒する必要はないわ、ぬしらに害をなす気なら当の昔にこの森の養分と化しておるしの」
 扇をひらひらとさせながら恐ろしく物騒な台詞を口にする、だがその人を食った台詞と笑みすらも妖艶さを感じるのはどこか鈴鳴とあい通ずる者があるかも知れない。
「宵闇様」
 蛍火が前に進み出て頭を軽く下げるのに手で軽く答えて、全員を見渡す。
「鈴鳴の見定めは終わったのかの、神奈備殿」
 宵闇の唐突さには慣れている蛍火とは別に、自分の結界内という事でまったく慌てていない神奈備に視線を送る、その視線の中にはどこかからかうようなものが含まれているのはいつもの癖である、そしてこれが一部の妖にとっては恐ろしく剣呑な物である、精神的に。
「はからずとも神奈備殿が見聞役を務めたのであろう?」
 森の奥で堂々と聞いていながら改めて聞き直す宵闇、この辺りは会話を楽しむ宵闇の趣味である。
「まさか鈴鳴を口説いて終わったというわけでもあるまいの?」
 口元を扇で隠し、流し目を送る、並大抵の色っぽさではないが、どちらかと言うと神奈備は視線を併せようとしていない、下手に切り替えすと何を言われるか分からないのは身にしみているのだろう。
「ふむ、わらわは現状を知りたいのだが誰か話してくれぬかの?その代わりにこちらからそれなりに話しをしてやっても良いぞ?」
 
 宵闇から 一同へ
 
 暇つぶしに来た、じゃなくて、このまま無明と合わすと一悶着ありそうだなという判断より、早めに動ける体勢を整えようとしてます。
 合わすか逃がすかはまだ決まってませんが、このままいくと停滞しそうだし、酔ってるさのえには悪いが最悪強行軍覚悟して(笑)ま、酒ぐらい抜いたげるけどね、神奈備とかもできるでしょ?
97年10月22日:01時08分12秒
一言(妖編) / ジョーカー
 雷吼ってね、実は初心ではないんだな。
 ひたすらに鈍いだけ。
97年10月22日:00時56分50秒
把握(妖編) / ジョーカー
 神奈備と蛍火の言を聞き、状況を把握する。
 
 「ということは要するにその宵闇とやらいう人、どうも話しぶりからして
 鈴鳴殿の主でもあるようだが、その方の決定により決まると。そういうことですね?」
 
 寝転がっているさのえに向かって
 
 「つまりそういうことだ。今、この時点でどうこうしろと言ってこないということは
 まだ決まっていないのか、それどころかじゃないのかのどっちかだろう。
 その時になったら起こしてやるから気にしないで寝てな。
 あんまりよく寝れていないんだろう?」
 
 と言いながら子供をあやすようにさのえの背中をぽんぽんとたたく。
 僅かに苦笑を洩らし、神奈備と蛍火の方に顔を向ける。
 
 「鈴鳴殿や、その他の方々が森の外で苦労しているというのに
 ここでのんびりしているのも少々気が引けないでもないですがね。
 まあ、心配するだけ無駄なのかもしれませんが」
 
 雷吼  神奈備、さのえ、蛍火に向かって
 
 雷吼がやっているのはですね、母親が子供を寝付かせるときに
 子供の体をゆっくりと軽く、繰り返し叩くじゃないですか。
 あれですあれ。
97年10月22日:00時14分50秒
うーん、でも(妖編) / 月夢
 ほら、ガンマンな方が流れ着いたから、他の大陸までいけば文明はあったかも・・・・やめよう、自分で言っててきりないし(笑)。
 まあ、宵闇はその辺りはぼかしとこう、女性は謎が多い方が魅力的だし(笑)。
 で、謎な女性宵闇はおいといて、蛍火です。
 
「内陣の方々にはなにか別の考えでもおありかな?」
 神奈備に話を振られて蛍火はしばし悩んだ末にこう答えるしかない答えを言う。
「私は生まれてから常に宵闇様のお側におりますが・・」
「が?」
「・・・いまだにあの方の考えを読むことはかないません」
 真面目に訊いていた聴衆の表情がひきつる、だが事実なのだからしょうがない。
「あの方は参加する他の読み手たちにたやすく解かれぬよう複雑に糸を絡まして結果だけ持ち去ってしまうのがお好きな方ですから」
 余り理解されていない事だが宵闇は誰に対しても過小評価はしない、それ故に策に細心の注意を払う。
「ただ今森の全てが外の者たちへの警戒体制に入っています、つまり外の者たちも他の事に注意を向ける余裕はないでしょう、宵闇様でしたらこの森の状態全てを囮に使ってこの隙に逃がすぐらいのことは計算していると思いますが」
 いくつかの方法を計算して蛍火が可能性の高そうな所を口にする、ただし、
「私がこう口にしたので気が変わられるかも知れませんが」
 蛍火から 神奈火へ
 
 宵闇気まぐれだし(笑)まあ本当は蛍火に計算できたと言うことは他の人間でも可能という推測の元で変えるかも知れないといってるのですけど。
 一応蛍火の能力は正当に評価しているのでこのやり方で進める可能性は大ですけど、後は酔っぱらいしだい(笑)。
97年10月21日:22時24分15秒
「意図」(妖編) / 蒼
 鳴羊は虹色に光る霧をはきつづける、そこに然無の声が掛けられた。
 『しかしおぬし。呆然とさせても、夢を見させても、それだけでは戦は止まらんぞ
  ……この雑兵たちに『戦をけしかけた』者たちをどうにかせんことにはな』
 ぷはー、ようやく全体に行き渡ったです。・・あ、おぼーさん考え終わったですか。
 「えーと、たぶんこれでだれか解かるようになる思います。」
 実の所然無はいまだ耳をふさいでるのだが、そんな事は気にしていない。

 だが、返事が聞こえずとも鳴羊の意図はすぐに理解できただろう。
 霧を吸った兵がゆらり、ゆらりと立ち上がる。
 皆一様に恍惚とした表情を浮かべ、なにかを求めるかのように歩んで行く。
 「えーと、おぼーさんも一緒に探すです。あれが利くの疲れてる人だけです。
  動かないひとか、元気なひとじゅんばんに当たって行けばすぐに見つかるです。」

 守衛「鳴羊」より なまぐさ坊主「然無」& 戦場にいる方々へ
97年10月21日:21時04分26秒
(妖編)無明と鈴鳴 / Dr.李
 無明の言葉の最後を聞いて、鈴鳴は考える。
 あの少年を捕まえると言ってるわけか?
 ふむ、不死蟲のことを言っておるのか?
 ・・・はて、それとも戦鬼蟲のことかの?
 妾としたことが、すっかり確認しておらなんだわ。しかし、二百人殺しておいて、無益な殺生が嫌いとは笑わせてくれる。さてと、だいたいの言いたいことは分かった。要はあの坊やの蟲が目的なわけだ、ふむ?
 
 鈴鳴の瞳は元の漆黒の闇のようになっていた。ゆっくり無明に向かって問いかける。
 「御坊、妾の考えが正しければ、それは注がれた茶を元の水と葉に戻すようなものですよ。」
 いたずらっぽい表情が浮かぶ。ここ最近、無明にこういう表情を向けた者はいない。
 
 鈴鳴ペース回復
97年10月21日:20時50分41秒
(妖編)おおむね了承 / Dr.李
 はいはい、あまり聞きたいことが帰ってきてないですが、おおむね了承しました。
 
 で、結局無明は鈴鳴に宣戦布告に等しい宣言を行ってますね。
 それから、鈴鳴が目をとばしてないのも間違いです。あくまでも、無明自体に手を引いてくれと言ってるわけですから。
 他の勢力なんざあ、守衛の実力から言っても雑魚同然な訳ですし。
 
 よかった、大した食い違いがなくて(?)
 
 ムラサキの戦鬼蟲はずすのは無理だと思うぞ。強そうな奴には絶対かかっていかないし。かかっていくようなら今頃、さのやんに捕まってるって。
 
 でも、脳髄破壊されても、不死蟲で復活かあ。理論的には不可能じゃない気もする(理論はきかないでね)。
 
 出来れば、ムラサキを鍛えるのは無明よりは雷吼の方が適任だと思ってます。
 あと、正直言わせて貰えば、無明殿には退場願いたいんですけど・・・、駄目?
97年10月21日:17時11分32秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
「不要?それはちと違うな。要、不要の問題ではない。愛想があるとか
人当たりが良いというのはそれすなわち、余裕の成せる業」

からかう様に暁雲は言う。

「余裕がない者は誰に対しても刺々しくなる。お主の様にな」

「ま、言葉遊びはこの程度にしよう。しかし追い出したとは酷いのう。
その身体はお主のものにあらず。意図して宿ったものではないにせよ
本来の持ち主はあちらの方じゃろう。本来の主を追い出し
それをいいことにのうのうと居座っている。ちと図々しさが
過ぎるのではないかな?」

暁雲の目には強い非難の色が浮かんでいる。

「宿らされてから間も無い内なら、落とす事も出来たじゃろうが
時が経ち過ぎておるからそういう訳にも行かぬ。どちらが上でも
下でもないのじゃ。力の差があるからといってあまりたわけた事を
やっておると那魅殿に代わって折檻してくれるぞ」

加速度的に暁雲の精神的質量が増加していき、鱗麗の心を圧迫する。
それが不意に消え

「それに先程から愚か愚かと繰り返しておるが、あまり人の想いの丈というものを
甘く見ない方がよい。そんな事ではいずれ手痛いしっぺ返しを食うことになるじゃろう。
儂が手を下すまでもなくな」

淡々とそんな事を言う。静かだが説得力のある言葉だった。
その長い人生(?)の中でそれを数限りなく見てきたのだろう。

暁雲 鱗麗に向かって
97年10月21日:14時40分16秒
さて(妖編) / 夜光
 >出来るのかね、そんな事。脳髄に寄生している蟲を
 >処分するということはそのまま宿主を処分することと同義なのでは?
 >なにせ最凶の蟲だからなあ。取り除かれるのが分かったら
 >宿主の脳を破壊しかねない気がする。
  
  まあ、方法がないわけではありませんが。不可能とはいいません。可能ではあります。私が心
 配しているのが。戦鬼虫の作成方法からして ムラサキが生誕の時からそうであった、という可
 能性と。作成の秘技として戦鬼虫事態が不死虫としての属性を持っている可能性があること(^^;
  そうすると宿主である戦鬼虫自体も再生してしまう可能性があるかもしれない(^^;
  そして、可能性としてないわけではなく。一番いやなのが(^^;ムラサキ自体が人としての自我
 を持つ擬態を施して戦鬼虫である可能性(^^;
  無明の性格からして...取り出せない可能性の方が高いのであれば...ムラサキ自体を鍛えると
 かやりそうな気はする(--;おそってくるのを待ちかまえて全部返り討ちにするとか...ああ、作
 戦的には悪くないところがいや(^^;
97年10月21日:14時27分03秒
む〜ん(妖編) / ジョーカー
>無明が彼をねらうのは彼に埋め込まれた戦鬼虫を処分するためです。

出来るのかね、そんな事。脳髄に寄生している蟲を
処分するということはそのまま宿主を処分することと同義なのでは?
なにせ最凶の蟲だからなあ。取り除かれるのが分かったら
宿主の脳を破壊しかねない気がする。
97年10月21日:14時04分27秒
暁雲、その式(修羅刀編) / ジョーカー
「ふぉっふぉっふぉ、正論じゃな。じゃがちっとは親御さんの事も考えなされ」

沙夜をくわえながら、器用に声を出す。

「二人して危険を省みず、飛び込んでいくようでは
夕霧さんも心配のあまり寿命が縮んでしまうわい」

首を軽く縦に振り、同時に沙夜を離す。
僅かな滞空時間の後、沙夜は式の背中に納まった。

「手首を挫いたようじゃ、手当てを頼みもうす。儂ゃこの状態では
出来ようも無いのでな」

暁雲(の式) 沙夜、背中に乗っている者達に向かって
97年10月21日:12時52分21秒
お、落ち着いて / ハリ=ハラ
 い、いや私はただ、妖刀を使ってすぱすぱ人を切る滅光に比べ、こっちは無手だから・・・という意味で言っただけでして(びくびく)
 決して滅光のだんなが外道とか言ったわけじゃぁありやせんぜ(えへへへ)
97年10月21日:10時55分16秒
沙夜(修羅刀編) / tomy
「やれやれ、見かけによらずお転婆なお嬢ちゃんじゃのう」 沙夜をくわえながら、式が言う。

「見かけと内面が必ずとも一致するとも限りませんし、私は必要と思われる手段を行なったに過ぎません。」
くわえられながら相変わらずロジカルに答える沙夜。

「ところでできれば上にあげていただけないでしょうか。ここでは治療ができませんので。」
赤く腫れ上がった手首を見せて、そう続ける。

沙夜から暁雲(の式)へ

というわけで指名されたので沙夜です。この娘は無茶苦茶難しいですね。なにせ考えても感じない人だから(苦笑)その点、亜夜は楽ですね。逆だから(爆笑)
97年10月21日:10時39分20秒
登場人物紹介(あやかし編) / 夜光
 護法僧 無明:体に百を越える珠を埋め込まねばならないほど巨大な式をサムライとして体の中に飼う化け物。
        対金剛用に錬磨洗練された特殊な武術を使い、数百の兵士をこともなくなぎ倒す実力を秘めて
       いる。
        法術のみならず陰陽術、傀儡術まで納めている。
        基本的に彼は自己の鍛錬と心酔している主君・九葉のたまえになる行動のみを行うが、今回は
       過去に犯した罪の清算のために人をあつめ行動している。
 
 若武者 庚: 今のところ美人の姉さんってだけで特になし。先ほど使った式札は無明から預かっていたうち
       の一枚です。
        無明のことを父親の用に慕っているらしい。
 
     丁: 未登場。これから美味しいところをさらっていくかもしれない。データは特になし。
 
 妖 神狼周防:無明の記憶の中にのみ登場。実力的には高位の「あやかし」らしいがどの変に属しているかは謎。
       ただ、「神奈備」のかわりはらなければといっているので内陣と外陣の折衝のような役割ももって
       いるのかもしれません。性格は自由を好んでいるらしいです。こいつもまだ未登場と同義語に近い
       から詳しいのはまだ、未定。予定は未定で決定ではない(苦笑)
97年10月21日:10時24分40秒
鱗麗(修羅刀編) / tomy
「愛想だと?その様なもの、われには不要ぞ。」

母の知合いと知っても全く態度を変えずに鱗麗が言う。
もしかすると薄々気付いていたのかも知れない。高位の妖の多くがそうであるように鱗麗もまた那魅の分霊(わけみたま)であり、明確な記憶はなくとも意識のどこかが憶えていてもおかしくはない。
それでもなお鱗麗の口調は冷やかだ。他者に媚びる気など毛頭ないと言外に表している。

「それから、あやつならあまり頭の中でごちゃごちゃ五月蝿いので、ちと追い出してやった。人としての自分が死んだ事も認められぬ愚かな奴よ。何かあやつに用か?」
興味のなさそうな口調で言う。

鱗麗から暁雲へ


「おい、鱗麗、俺はしばらく休ませてもらうからな」

鱗麗は答えない。声が届いているかどうかも怪しかった。


「鱗麗」から元金剛機狩り「蜘王」へ

というわけで、鱗麗にはコミュニケーションをする気がありません(^^;)暁雲はまた教育モードに入るつもりなのだろうか。でもこいつは馬耳東風だろうなぁ(^^;)
そうそう、ついでに怨麗と鱗麗は記憶を共有していません。話しをして互いに聞き出すことぐらいはできますが、実体験として思い出せるわけではないのです。
97年10月21日:10時14分12秒
re:し、失敬な / 夜光
  これこれ、滅光は外道なのか?どういう部分が外道なのか教えてもらおうじゃありませんか(にっこり)
97年10月21日:10時03分59秒
状況解説(妖編) / 夜光
  う〜む、ネタを小出しにしていたのがいけなかったのかな(^^;でも、伏線は一応張ってあったのだけれど(^^;
  まず第一に、無明は誰にも雇われてはいません。彼は自分が犯した過去の過ち(護法衆の創世に関わる部分です)
 を償うというか、消し去るために、動いています。それに、無明が私兵として人をあつめている以上ヨロイを扱うこ
 とはほぼ不可能でしょう。
  そして、無明のいう、「彼」「檻から逃がした少年」はムラサキのことを示します。無明が彼をねらうのは彼に埋
 め込まれた戦鬼虫を処分するためです。なぜなら、然無との話にでてきた「護法衆を束ねる男」もまたそれをねらっ
 ているのですから。
  つまり現在、無明の行動理念はほとんど目的:かつての過ちをただす。仇敵:護法衆を束ねる男によって成り立っ
 ています。
  また、無明が伐採(虐殺でも可)していた兵たちは無明の弟子によって率いられていますが、無明の兵を扇動した
 ものではなく、彼が独自に調達したものでしょう。どこぞの領主か名代を脅していることはヨロイまででてきたこと
 で明かかと思います。また、無明がつれてきている兵たちは無明の恐ろしさを骨の髄まで知らされてますので....無
 明と戦えといわれたならば迷わず回れ右をするでしょう。
  また、無明の弟子はすでにかなり昔(然無が寺or深山をさるくらい)に出奔しています。優秀な人材故に傲慢に負
 けてしまったというのが通説でした。
 
 う〜む、どうもきちんとした解説になってないな〜(^^;もうちょっとまとまったら書き足しておこう。
97年10月21日:08時13分42秒
妖編・外伝「花札(前編)」 / みだれかわ枕
 今日はみんなで(何故か)花札(しかもこいこい)をやっています。
#あらかじめ謝っておきます。皆さん、ごめんなさい


さのえ:よっしゃぁ、青短!
雷吼 :なにぃっ
さのえ:へへ〜、わるいね雷吼ぉ。さあ、払うもの払ってもらおうかぁ〜
雷吼 :ちょ、ちょっと待てっ

 雷吼の前においてある小銭に手を伸ばすさのえ、それを止めようとする雷吼。
 そして触れ合う二人の手!(笑)

雷吼 :あ……
さのえ:あ……

 はいはい、勝手に二人の世界つくってね〜。
 他の人はどうなのかな……あ、神奈備と鈴鳴。

鈴鳴 :ほほほ、妾に勝てるとお思いだったのですか、神奈備殿?
神奈備:ぬぬぬぬ……こいっ。あ、来た。
鈴鳴 :え?
神奈備:カスが十枚。これも立派な役。吾の勝ち、だな
鈴鳴 :くぅ〜! おぬしが森に来た頃から手ほどきした恩も忘れて!
神奈備:いきなり連日連夜カモにしたのを手ほどきとは言わん!

 お願いだから怪獣大決戦だけは止めてね。

ムラサキ:ヒメちゃん、これどうやって使うの?
葉嬢 :あ、花札知らない? んじゃおねーさんが教えて上げましょう!
ムラサキ:うん。
葉嬢 :これはああやって(と、さのえの方を指差そうとして)……じゃないな
ムラサキ:二人ともみつめあってるだけなんだけど?
葉嬢 :ああやって(と、鈴鳴の方を指差そうとして)……勘弁してよ……
ムラサキ:怪獣大決戦がどうかしたの?
葉嬢 :ええと、とにかく、二人で遊ぶものなのよ!
ムラサキ:ふうん……で、「アソブ」って、おもしろいの?
葉嬢 :はう。遊んだこと、なかったの……?

 けっこう不幸かも。葉嬢、いろいろ教えてやってくれい。
 ……と、こっちは男同士の対戦か。

鴉  :ですから、さのえさんなんか「薬屋」としか呼んでくれないんですよ……
    はい、月見酒です。
相模 :そうですよね、わたしも八連斬甲刀に式をうったのですが、礼の一つも……
    あ、私、花見酒です。

 え? あの、場札にも「杯」が「何故か」あるんですけども?
 どちらの役も「杯」と呼ばれる札がないと成立しませんよ。「杯」は一枚しかないので、二人が同時に役を作ることは不可能なはずです。ましてや場札にもあるとなると……

鴉  :イカサマ、しましたね?
相模 :そちらこそ、なにをおっしゃる?

 忍術も陰陽術も、イカサマには十分使えるようですね……

 以下次回!(つづくのか、これ……)
97年10月21日:08時13分31秒
妖編「背上」 / みだれかわ枕
 鳴羊の背の上に然無はいた。そして、その鳴羊は戦場を飛んでいるのである。

 激しい戦を目の当たりにして、鳴羊が思った事を呟く。話し方は少々間が抜けているが、ものを見抜く力は持っているようだ。
 時々、耳がちらっと然無の方に向く。どうやら然無が『救える命を救う』のを期待しているらしい。
(しかしこれは……拙僧にはどうにも出来んのぉ……)
 この乱戦状態では、然無とて薙刀に物を言わせて止めるしか思い付かない。しかし、それでは止まった頃には皆殺しになりかねない。さもなくば、然無の亡骸が転がるだけである。
(拙僧がくたばる事で止まるのなら、それでもいいのだがのぉ)
 実際には、死体が一人増えるだけでしか、ないだろう。
(元凶となっているものを見つけねば)
 数日前に『追手』が立ち寄った宿場町では、この近辺に今すぐ戦が起こるような気配は見られなかった。とすれば、突然起こったという事になる。しかも、『あの』無明がからんでいるのだ。
(無明に会わんことには、どうしようもない……ん?)
 黙っている然無に業を煮やしたか、ただ飛んでいる事に耐えられなくなったか、鳴羊が己の力を使うことを決意したようだ。
「こうゆう風に使いたくない”力”です。……おぼーさん、耳ふさいどくです」
 なんと!?
「ちょ、ちょっと待てい、おぬしどうするつもりだ!?」
 叫びつつも言われたとおり、耳をふさぐ。
「んめぇぇーぇぇーぇー!」
 間一髪、鳴羊の力が発動する。
「こ、これは……」
 たちまち、雑兵たちが呆然と立ち尽くす。
「なるほど、これだけの力があれば、一人で出てくる気にもなるだろうのぉ」
 これが『守衛』たちの実力である。然無は、彼等ほどの妖には二、三回しか会ったことがない。それも会っただけで、戦ったことなどは皆無だ。
 しばらくは鳴羊の力に感嘆していたが、我にかえった兵たちが鳴羊に弓を向けるのを見て、然無も慌てる。
「おいおい、さすがに完全に止めるのは無理であったか!」
「まだダメです。それじゃゆめ、みるです」
 鳴羊はそういうと、口から七色にきらめく『何か』を吐き出し始める。『何か』は流れるように戦場を満たしていく。
「まだあるかよ……」
 口調に騙されてはいけないという好例を見るようだ、と然無は妙な関心のしかたをする。
「しかしおぬし。呆然とさせても、夢を見させても、それだけでは戦は止まらんぞ……この雑兵たちに『戦をけしかけた』者たちをどうにかせんことにはな」
 まだ然無は耳を小指でふさいでいる。返事があっても聞こえないような気がするのだが……

 ナマグサ坊主 然無より、守衛 鳴羊へ


 さぁ、どうしよう(笑)
 というのも、いまいち然無が「どの陣営につくか」がはっきりしていないからです。はじめは無明(そして庚)サイドかと思ったのですが、どうもそうじゃなさそうだし、かといってムラサキ達と合流するのは厳しいし……(何と言っても人数がおおすぎる!(笑))
然無:どうだ、ヒツジ殿(鳴羊)、一緒に旅に出んか?
 おいおい、守衛に無茶言っちゃいけないよ。
然無:いや、このふかふかな感じがなかなか良くてのぉ
 だぁ――っ! なんじゃそりゃあ!
 多分傍観者の視点から話に絡むことになるんでしょう(変な日本語)。
97年10月21日:07時19分59秒
しつもーん(妖編) / タイガ
>はいはーい、現在うちのページでは掛け合いでのキャラクターの紹介を行なっています。
 
 メール出せないんですけど……、どうすれば良いんでしょうか?
 (ここの掲示板に書く?)
97年10月21日:05時27分34秒
ご心配をお掛けしました(笑) / Ray
 先の記述は、身代わりくん「Ray’」のモノでした。(合掌)
 天羅に於いては、「神宮以前(含むイ=イル)の過去の事に触れてはいけない」事になっております。
 良くて後ろに立つ訪問者、悪ければ頭上から真っ直ぐな雷が(それって軌○○撃)……。って、やばいやばい。
 そう云う事ですので、昔から存在し続けている妖の皆さんも、その事については出来る限り触れない様にね。
97年10月21日:01時25分20秒
昔の事?(妖編) / 蒼
 はいはーい、現在うちのページでは掛け合いでのキャラクターの紹介を行なっています。
 参加してらっしゃる方々はなるべくキャラクターが死ぬ前までに紹介文を送ってください
 なお、ものすごい長文はコーナーを別に設けますので
 過去、設定をばらしたい人も遠慮は要りません。でも70Kまでね。(ここのLOG一個分)
 なお、眼赤の過去は完成した。次は鳴羊である。(昔話風の予定)
 
97年10月21日:00時56分04秒
し、失敬な(妖編) / ハリ=ハラ
 む、昔の事をいちいち掘り返すんじゃない!
 滅光なんかと比べたら、可愛いもんじゃないか。
97年10月21日:00時47分04秒
嘘付け嘘付け嘘付け(妖編) / ジョーカー
 >ただ、今までの生活が人よりちょーっと悪かっただけだい。
 >今は身寄りもなく天涯孤独の身なんだぞ。
 ちょっと?身寄りが無く、天涯孤独なのはだーれのせいかなー?(^^;
 ついでに天涯孤独じゃない天羅のキャラって滅多にいないような。(笑)
97年10月21日:00時45分42秒
嘘付け嘘付け嘘付け(妖編) / ジョーカー
 >ただ、今までの生活が人よりちょーっと悪かっただけだい。
 >今は身寄りもなく天涯孤独の身なんだぞ。
 ちょっと?身寄りが無く、天涯孤独なのはだーれのせいかなー?(^^;
97年10月21日:00時30分50秒
失敬 / Dr.李
>鴉も根が外道なので
 
 失敬、間違えました。正しくは
 
 鴉も根が外道らしいので
 
 です。・・・あまりかわらんか?(笑)このままだと鴉が絡める人が少なくなりそうなので、とりあえずなついとって、外道な鴉みて、
「鴉も、僕を裏切ったんだ!」だとか「みんな僕をだましてたんだ、だからみんな死んじゃえ。」とか台詞を吐かせるのもグー。
97年10月21日:00時16分25秒
ぶーぶー(妖編) / ハリ=ハラ
 >鴉も根が外道なので
 
 はぁっ!な、なぜそれを!!
 あっ、いや、ち、ちがうんだ!
 と、とりあえず、鴉は外道なんかじゃないやい。
 ただ、今までの生活が人よりちょーっと悪かっただけだい。
 境遇だって、ムラサキと似たようなとこ有るし・・・
 今は身寄りもなく天涯孤独の身なんだぞ。
 あんまりいじめたら鴉が可愛そうぢゃあないか。
97年10月20日:23時50分46秒
(妖編)ぴんぽんぱんぽん お知らせ / Dr.李
 えー、とりあえずここらで、一応、思惑を書いておきましょうか。
 
 ムラサキは、出来れば森を出る時点で少し人間性を取り戻しておきたかったんです。 ですから、取った気合いは皆、共感に回ってます。神奈備にあっても、相模にあってもおもしろいことになるでしょう。あと、鴉も根が外道なので、多分なつきません(笑)。
 さのやんは裏表ないぶん彼女次第でしょう。まあ、雷吼、葉嬢、眼赤を主に信用してると思ってください。
 では、ムラサキから一言
 「信用って・・・なに?」
 おい!
 
 鈴鳴が森の外に出たのはあくまでも、無明及び紅がいるからです。彼らの存在が一番危険であるからと判断したからですね。
 ちなみに、脅し文句を言ってるように聞こえますが、これは彼女の(多分に冗談めかして言ってますが)警告です。彼女は森の使者でもありますが、対無明及び紅戦の先鋒使でもあります。彼女の死(行動不能)をもって森は外界へ侵攻します。これには、神奈備は含まれません(よろしいですか、Rayさん)。主に四天王でしょう。神狼周防がどこに入ってるのか分かりませんが、多分出ることになるでしょう。
 
 それから、鈴鳴は心を術で読むのは嫌いなのでやりません。あくまでも、相手のちょっとした変化、仕草などから心を読むことを好みます。
 できれば、これ以上の無益な争いは鈴鳴にしても避けたいところ。ですが、鈴鳴は誰にも言ったことはないですが、葉嬢を大切に思ってます(宵闇の言う甘い部類に入ってる分けですね)。ゆえに、葉嬢の交わした約定を必ず護ります。
 では、鈴鳴から一言
 「眼赤、後は頼んだわよ。」
 まだ死んでねえだろ、おまえ。
97年10月20日:22時58分00秒
「戦場」(妖編) / 蒼
 空を飛んでゆく白い物体。・・・雲ではない、鳴羊がとんでいるのである。

 感情を吐き出してしまった勢いも手伝ってかかなりの速度である。
 もっとも式の速度にかなうものではないし、然無という荷物を抱えてにしてはのことだ。

 戦場に近づくに連れ、炎と怒号、そして血の臭いが届く。

 「思ったよりひどいです・・同士討ちもいっぱい・・いやほとんどそうです。
  でもただの同士討ちじゃないです、皆誰と戦っているのか、何が敵なのか解からないでいるです。
  まるで闇夜に脅える子供たちです。」

 ・・・・・・おぼーさん、どーしたですか?・・黙ってるです・・・

 「やっぱりただのいくさじゃないです。指揮してる人知らないですけど”全滅させる為”に戦っているみたいです。」

 ・・・・おぼーさん、考え事あるみたいです。・・・それじゃあ、ぼくがやるです。・・

 「こうゆう風に使いたくない”力”です。・・おぼーさん、耳ふさいどくです。」

 「んめぇぇーぇぇーぇー!」
 突然、鳴羊の口から大声、いや鳴き声が飛び出た。

 それは戦場一体に届くほどであり、不思議な事に高揚しているはずの兵士達にすら聞こえた。
 鳴き声を耳にした者は一様に動きを止め、立ちつくす。
 だがそのまま動かずに居たのは半数にも満たない数で、あとのものは鳴羊に向け攻撃を始めるか、
 それとも様子を見るか迷っているようだ。

 「まだダメです。それじゃゆめ、みるです。」

 鳴羊の口から虹色に輝く霧のような何かが零れ出す。

 守衛「鳴羊」より  戦場の方々(特に雑兵)へ

 ごめんちと先走らせてもらった。
 でももうそろそろ雑兵同士の戦いになったようだしこれにある程度決着がつかないと
 話動かないし、鈴鳴と無明の会話もそのままだと動かしづらくないかなーってかんじやし。
 歴史がどうとかって話は「昔の話は年月をハッキリさせない」でよくない?
 VBの記述だと「現存する記録は八百年ほど前の記録であり・・・(神宮家除く)」だから
 それより前は「昔々、あるところに・・」にしたほうがいいよ多分。
 ・・・この辺の話題今度の天羅FAQ更新時に加えとくから続きがあったらQ&Aでしようよ。
 天羅のマスタリングに通じるものがありそうだし。
97年10月20日:22時48分59秒
うわー / ハリ=ハラ
 なかなか恐い事を書いてますねー
 勇気あるなー
 でもあんまり書きすぎると、まっすぐな雷が落ちてきちゃいますよ。
97年10月20日:21時33分56秒
(妖編?)かめちさんが居て呉れたなら / Ray’
 私がこんな事書く必要無いのにね。(笑)
 さて、どうやら大丈夫な様ですので、手短に一つ。
 「いきなり千年(かそこら)前から人間が現れた」と言うのがおそらく正解です。
 彼らは、オニ達が言う様に「○○船に乗り、ここへやってきた」存在であり、それを統べる者達が『神宮家』なのです。
 『ヒト』達は、それを忘れて(忘れさせられて)いますが、『神宮家』は忘れていません。
 「人の文明」と云う物は、この地で生まれた物ではありませんし、『神宮家』の管理下にあり、「永遠の戦国」の為殆ど発展していません。
 神来山と呼ばれる建造物は実はこの情報はあなたのセキュリティクリアランスには許可されていません。Zap!Zap!Zap!
97年10月20日:21時14分43秒
夜光さんへ(妖編) / ジョーカー
 >「炎の使用は最低限度と言っておいたはずですよ」
 >今にも森に火をかけようとしていたものたちの目の前に立ちふさがる。
 >「な、なんだおまえは!!??」
 >兵士の一人が無明の姿をみて誰何の声をあげる。
 >「上司を忘れてはいけませんね...ここまでわかりやすい格好を
 >してあげているのですから」
 
 こういう下りがあるのでは、無明が相手したのは味方だったとしか
 思えないのですが。その後、元弟子が出てきたところから
 そいつが無明の配下を煽動したようにしか。
 
 仲間割れと取られても仕方ないと思いますよ。
97年10月20日:20時30分02秒
Re:人というのは(妖編) / Ray
 済みません。これが<紗>の正体と同じく、「VBやSBでは封印された情報」だったとは、読み返して始めて知りました。
 神宮家の目が怖いので、1時間程待って、ストップが掛からなければ書き込むことにします。
 一言、「噂は本当であるし、オニ達の言う事は正しい。」とだけ言っておきます。
 しかし、「天羅創世」では公表しているのに、流石に3年も経つと知らない人の方が多い様ですね。
97年10月20日:19時37分05秒
(妖編)質問その他 / Dr.李
 夜光さん、質問なんだけども、無明は無明で兵をつれてる思っていいんだよね?
 それで、ここにいる連中は九葉かどこか知らないけど、雷吼たちの雇い主の雇った連中がいたんよね?
 でも、さっき無明が殺しとった連中ってなに?
 そこが、ちょっとわかんなくなってきたんだけども。
 おいらの認識としては、無明と雷吼達は同じ雇い主に雇われてたと思ってんだけど。なんか別の勢力もいるみたいだし。
 
 おいらなりにここの勢力をまとめてみるね。
 
 森の外:雷吼達と同じ雇い主。無明の勢力。無明と敵対する勢力(元弟子みたいな奴ね)。紅&常磐。正体不明(蟲使いの坊主みたいなやつ)。
 
 森の中:内陣(宵闇一派&四天王)。外陣(神奈備一派&守衛)。
 
 こんな感じだと思うんだが。
 書き漏らしあったら指摘して。
 
 ちなみに、鈴鳴が言ったのは、”無明の勢力に退いてください”と言ってたんであって。無明に言えば、全て帰るとは全然思ってないよ。そちらは、鳴羊もいるし、伯鼠で食料も減らしたからね。
 
 あと無明のいう”彼”とは”ムラサキ”の事と思っていいのかい?
 
 それから、鈴鳴の言うことが気にくわなかったら、さっさと眠らしてもかまわんよ。
 鈴鳴もそのくらい覚悟してるし。(笑)
97年10月20日:17時51分36秒
人というのは(妖編) / 月夢
 神宮ひっくるめての人です、いきなり千年前から人が現れたわけではないでしょうし、なにより神宮が現れたのはそれなりに時がたっているでしょう。
 神宮という形がまだなしてなくても、その原型とはなっている頃から驚異と見る物には見えたはず、、、、と言い訳しときます、実は歴史ちゃんと読んでないのよ、私(笑)。
 それに主と宵闇は天羅中歩き回ってますから人の文明が発展するところを目の当たりにしてますから、どこかで人が動き出してれば多分見てますよ、もっとも主はともかく、そのころの宵闇にはその意義ははっきりとは分かってないでしょうが。
97年10月20日:12時20分55秒
「対峙」(妖編) / 夜光
 「こちらとしては兵を退いて頂きたいものですが?さもなくば...」
 「では御坊はどうならうおつもりなのですか?」
 「本当に怖い方がでできますわよ」
 
  脅しめいた言葉を使う。それにきちんと把握することもしていないようだ。目をとばすことすらしていないのではないだろうか?
 誰を誰と仲間といっているのだろう。鎧備えも違うものを「人」というくくりで仲間といったのだろうか?この動く屍たちを。
 「くっくっく」
  笑いを抑えることが彼にはできなかった。これだけ愉快な暗い気分になったのはどれだけぶりだろうか?
 「その瞳は偽物ですか?その耳は風の音を聞くだけですか?」
  それまであった、何かが欠けた。それだけはわかる怒りにもにた悲しみにもにた感情が表れているのだ。無明だけを映していたその瞳に!!
 「幾百の歳月を生き抜いたものならば人の心をのぞくこともできましょう。それだけの知恵と力をもつのではないですか?」
  それは悲しみでありあきらめである。
 「みればわかることをあえて聞くのは詐術のたぐいを使うおつもりですか?」
  自分はこの森のものたちを過大に評価しすぎていたのかもしれない。はじめにあったものに素直に心うたれた故に。
 「一ついっておきましょう。私がつれてきたものたちは未だ百に足るかどうか、けれどここに眠るものたちは二百を越えています。この意味
 くらいはおわかりになるでしょう?」
  かんで含めるような物言い。
 「今のうちならば止めることができるのです。白日の下にさらすことによって。心砕けたものを闇に沈めることによって」
  それは答えにならない答え。その中にすべてが含まれているが、すべてのものが理解することができる言葉ではない。知る者のみが理解で
 きる言葉。
 「未だ私の手の内で納められる事なのですよ」
  一瞬の激昂がさり、その瞳に冷たさが満ちる。
 「私は彼から命綱たるものを奪い、そのかわり追っ手を消す事ができるでしょう。それでおわかりになると思いますけれど?」
  能面のような無表情な笑みがその顔に浮かんでいた。
 「私は必要のない殺生をするのはいやですからね」
  その姿が影のように消えているようにも思えた。
 
 護法僧 無明より みなさまへ
97年10月20日:10時45分09秒
問題はですね(修羅刀編) / 夜光
  夕霧たちが裕太編から真修羅刀争奪戦にきたことが問題ではあるのですね(^^;
  滅光さんだせば大多数の人をピンチに(爆)
  ついでに龍脈は流れているからこ、運気を運んでくるのであり、ため込まれていれば意味はないような気がするんですけどね〜(-^^;
  さて、では、まだ出番がきてない滅の旦那はおいておいて、銃槍使いのお二人に少々動いていただきましょうか。
 
  少しの間。意識を失っていた。彼は。
  その彼の意識を現実に呼び戻したのは少女のか細い手だった。一生懸命力の限り青年を支える少女の手には力と同時にそれ以上に得難い
 思いによって彩られていた。
 「立場が逆になっちまったかな」
  その顔から苦痛の色が取り除かれる。彼は今彼が持つ最強の武器を再びその手にしたのだ。
 「大丈夫さ。俺は負けない。今までもずっとそうだったろう?」
  少女の頭を優しくなでる。心配そうだった少女の顔にも再び無邪気な笑顔が宿る。「守りたい」力がわいてくる不思議な呪文だ。
 「地脈が枯れてるだの。森が泣いてるだの。いやな場所だったんだね〜。ここは、今まで気づかなかった俺も馬鹿だけど」
  苦笑まじりだがそれは笑顔だった。
 「さて、全快でたたくぞ」
  銃槍が火を噴く。それは実体のないはずの怨霊すら打ち抜く。それこそが真実の姿であるといいたげにそれまでにない力を放ち、
 逆風の中に立っている。
 
 銃槍使い 枯蔦 
  
97年10月20日:07時18分03秒
(妖編)〜は未定にして、決定に非ず / Ray
 おおぅ、神奈備に話を振ってきますか。「外」の状況もあって、一概には言えないのだろうけれど、取り敢えず打つ手は打って仕舞ったし……。
 
 何時の間にやら大樹に寄りかかり、雷吼達の様子を微笑まし気に観ていた神奈備は、その質問に一刻考え込む様な仕草を見せた。
 「さて、吾としてはこのまま寝かせて居ても構わぬが。今宵の安全は、最初に保証して居るし、な。
 『外』での騒ぎについては、そなた等が心配する必要も無い。
 雑兵相手には最適任の『鳴羊』が動いて居るし、『鈴鳴』殿もわざわざ出向いておられる。
 それに加えて、吾も『懐刀(ふところがたな)』を遣って居る故、『陣』が破られる可能性はまず無かろう。」
 視線を、同じ様に少し離れて佇んでいる、蛍火の方に向ける。
 「それとも、『内陣』の方々には、何か別の考えでもおありかな?」
 
 「神奈備」 より 「雷吼」 「蛍火」 へ
 
 神奈備としては、こういう答えになりますね。「どさくさ紛れ」がお望みでしたら、本来の結界の方から送り出す事も可能ですが、 出来れば(Rayとしては)「ムラサキ」や「葉嬢」とも関わらせてみたいので、神奈備が見送る方向で行きたいな……と。
 それから月夢さん、数千年前だと、多分「人間」自体がまだ来てませんよ。「神宮家」と「イ=イル」の「大戦」が、VBの千年程昔の筈では? そう言う意味もあって、「千年程」にしていたのですが。
 出勤時間が迫って、一寸慌ただしいRayでした。
97年10月20日:02時45分41秒
予定(妖編) / ジョーカー
 「寝るのは構わないが、いつ出るのかは俺も分からん」
 
 軽く肩をすくめる雷吼。
 
 「神奈備殿、その辺りのところはどうなっているんです?」
 
 雷吼  さのえ、神奈備に向かって
97年10月20日:02時28分44秒
千年じゃ(妖編) / 月夢
 宵闇の年齢から逆算して千年じゃきかないんです、しかもこれだけの大規模な妖集団と化すには千年じゃ短いでしょう。
 どんどん高位の妖が出てる中で宵闇が高い地位を占めているとなると、宵闇自身にもかなりの力がないと駄目でしょうから、そこそこ時間もらって数千年以上の時を生きてないと困るんです。
 いくら主と古い知り合いでもそれだけで高位を占めるのは誰もが納得しないだろうし、宵闇もそう言うのは嫌いますからね。
97年10月19日:07時36分10秒
休息(修羅刀編) / タイガ
 (やれやれ、あいつがこんな所にいるとはね。
  しかし、今は、俺に関わっている余裕が無いようだ)
 それに、こちらも必要な力とやらもまだ手に入れていない。
 (この場はほっとこう。
  ……にしても、こいつらは一体何の話をしてるんだ?)
 鱗麗と暁雲(蜘王は名前を知らないが)のことである。
 特に暁雲だ。
 目印となる物ができたのはついさっきの筈なのに何故、こちらより先についているのだろう?
 (まあ良い、とりあえず今俺にできる事はあまり無いようだ)
 元々、鱗麗に付いてきたのだってせっかく法力の教授をしてくれると言ってきたのに、何だか忘れられてしまいそうな気がしたからだ。
 「おい、鱗麗、俺はしばらく休ませてもらうかな」
 鱗麗から下りて言うと、そばの木の上に登り、枝の上で結界を張って横たわる。
 と、いっても暁雲の張ったような結界ではなく、甲蟲の糸を張り巡らしたもので、小型の鷲以上に大きな物は入れない。
 
 元金剛機狩り「蜘王」より「鱗麗」へ
97年10月19日:07時03分31秒
妖編「結構」 / みだれかわ枕
 今までもやってきましたが、今回は完全にさのえの一人称です。
#もちろん「らぶこめ」の破壊力を増すための一つの試みであります(笑)


「俺に聞きたいことがあったんじゃないのか?」
 雷吼に聞きたい事。
 いろいろある。
 ええっと……ああ、そうだ。
 『獲物』……じゃないや、ムラサキや妖との話は上手く行ったのかとか。
 キツネ女(鈴鳴、だっけ?)は、何か変な事をしてこなかったのかとか。
 ほら、いろいろある。
 それに、その、なんだ、えーっと。
 あ……あたいのこと、どう思っているのか、とか……
 でも。
 でも、いまはいいや。
「ん……別に」
 雷吼の足を枕にしているだけで、いい。
 雷吼の顔が見えるように、首を少し動かす。
 すると、頬に雷吼の体温が感じられる。
 暖かくて、結構気持ちいい。

 それでも、これだけは聞いとかなきゃいけないかな。
「……いつ出発するのさ? 明日なんだったら、このまま少し寝てて、いいか?」

 さのえから、雷吼へ


 かっ、かゆいっ!(笑)ホントに二十歳とは思えんウブさだな、さのえ!(笑)少なくとも「枕事(初級)」を持っているキャラのセリフじゃないぞぉっ。

>>『送られ狼大作戦2』
> とか言うからそのままもたれかかってくるかと思って
> 描写を途中で止めておいたのに。(笑)不甲斐ないぞ、さのえ!!(爆)

> こら!雷吼。どうせやるなら、
> 「ふらつくさのえを抱き止める」
> くらいせんかい!(笑)

 ええと、こいつらの事ですから、なかなかそこまで行けないんでしょう(笑)
#そういう描写をすると、固まってしまって、話が進まなくなる恐れがあります。
#……って、今も進んでないですね(あはは〜)
#でも『送られ狼大作戦2』はさのえが寝ちゃうまで続くと思われます(笑)
97年10月19日:06時52分34秒
Re:昔というのは(妖編) / Ray
 実は『神奈備』は、拾われた当時は、力も記憶も使命も失って『滅び』かけていたと云う事になってまして。
 だからこそ、『神奈備』の名や、『森を守る』と云った使命を授けて呉れた『主様』に心服して居る訳なのです。
 と云う訳で、大した力が無くても、その当時の『神奈備』を『玩具』にするのは、実は可能なのですね。
 その頃の記憶から、『宵闇殿』には、まるで頭が上がらなかったりします。(どこぞの『だーく・しゅないだー』の様に。(笑))
 何時の間にやら、力を付けて(回復させ)、つい最近過去の記憶の断片まで取り戻した『神奈備』も、(似合わないけど)努力していた訳です。
 しかし、何でこう『玩具』に拘るかな?(自爆)
97年10月19日:05時11分17秒
意義(修羅刀編) / 月夢
 修羅刀単品の力は結構落ちてますね、この状況で今のとこ思いつくのは。
 龍脈の枯渇により作物が不出来になるから、国の民を食べさすには略奪しかなくなるので、領主に与えてた他国を攻めさすか。
 民に渡して一揆を起こさすか。
 さもなくば作物の不出来は他国の仕業で修羅刀がその呪いを受け持っているとか言うデマを流すかですね。
97年10月19日:03時28分05秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 鱗麗に問われた暁雲だったが突然巨大なあくびをする。
 精神世界ではこのような動作は意味がないのだが。
 
 「何じゃ、お前さん那魅殿の娘か。道理で似とると思っとったのよ」
 
 飄々とそんなことを言う。はったりか?いや魂の境界面で
 嘘を付くことは不可能だ。暁雲の言っていることは紛れもない真実。
 
 「道理で若い龍が出てくると思ったら。そうかそうか那魅殿が
 どこぞに封印されておったからなんじゃな」
 
 一人納得する。
 
 「それにしてもお前さん愛想ないのう。那魅殿はもうちょっと人当たりが
 よかったぞい。…まあ、生い立ちを考えれば無理もないか。
 ところで話を聞いているとお主の器になった人間の娘が
 居るはずなのじゃがそのお嬢ちゃんはどこへ行った?
 お前さんの体からは魂が一つしか感じられんが。
 気配は残って居るんじゃがのう。完全に同化するにはまだ時が浅かろうに」
 
 暁雲  鱗麗に向かって
 
 それから夕霧達ですが沙夜がリアクションを返さない限り
 いつまで経っても修羅刀までたどり着かないかも。(笑)
97年10月19日:03時01分01秒
暁雲はですね(修羅刀編) / ジョーカー
 >ところで暁雲動き過ぎじゃないですか?
 
 実は最初、虎視眈々と戦闘不能になる機会を窺っていたんですよ。(笑)
 能力的に恐ろしい物があり、ほぼ出来ないことはないキャラを
 どのように封じるかとね、しかも性格的に傍観ってものをしないし。
 大分前にも書いたけど、暁雲動き過ぎだったから。
 だから魑魅魍魎とかも暁雲を封じるための布石だったんですが
 夜光さんに使われちゃったし。(苦笑)本来はそいつらを結界で
 隔離する代わりに暁雲が動けなくなって、後は夕霧達に
 がんばってもらおうという計画だったんですが。(^^;
 
 それから暁雲と鱗麗ですが暁雲が鱗麗の中に侵入したのでもなく
 鱗麗を暁雲の中に引き込んだのでもありません。強制的に
 魂と魂の表層を接触させただけです。
 
 追記。当然エージェントではないです。と言うよりも明確に敵対している
 と言うのが正解かな。単一の個体としてはシャレにならん力を持っているので。
 こいつが味方しただけで戦の行方があっさり変わるほどの。
 なもので危険視されて何度か刺客を送られてるんですが
 ものともしてないです。こいつ紗の構造解明してるしね。
 僕自身の解釈としては、妖術ってのは万物の根元に干渉するものだから
 紗の構造を理解していないと何も始まらない。妖力というのが
 生まれつき持っている力で紗を操作しているのだとすれば
 妖術はその仕組みを解明して効率化、増幅化、さらに発展させたものなので。
 って言うか紗の操作はあくまでも妖術の中では余芸にすぎなくて
 さらに法術系統の能力、霊力が云々、魂が云々なども内包しているものだから。
 もっと分かりやすく言うと妖術ってのは天羅万象の全てに
 干渉できる力なんです。それは物質に限らず非物質も含めてね。
 だから地脈に干渉するは、炎が魂の中に潜るは好き勝手なことをやっている訳です。
97年10月19日:01時46分19秒
ピンチ(修羅刀編) / 月夢
 今の内に夕霧と玄屋がきて暴走に拍車をかければ、ピンチになるのでは?
97年10月19日:00時11分10秒
昔と言うのは(妖編) / 月夢
 ほんとに古い話です、このころ宵闇は大した力のない妖ですよ、主の方は界をはれるレベルですが。
 宵闇はこの後ものすごい苦労して、力つけていってます、今でこそ飄々としてますが、かなり努力はしているのです。
97年10月18日:19時47分56秒
対峙する鈴鳴その四 / Dr.李
 無明は嘘を付いてない。
 しかし、何かを隠しているようだ。
 ”あの坊やのことか・・・?”
 漆黒の瞳に、この場の全てを映し出す。
 叢雲の言葉につなげるように、鈴鳴は言う。
 「あなただけの事ではないでしょう。数百の兵なら私たちが動くことはありません。
 しかし、仲間割れといい、妙に危険な考えを持つものがいる事といい、すでに事情はあなたの手から放れているはず。」
 ここで言葉をいったん切る。瞳にはうっすら金の光が宿り始めている。
 「こちらとしては、一旦兵を退いていただきたいのですが?さもなくば・・・」
 言葉をきり、まるで無明の闇の奥を照らし出さんばかりに金の瞳で無明を見つめる。
 「本当に怖い方がでてきますわよ。」
 
 鈴鳴
97年10月18日:18時57分18秒
(妖編)臆病の効能 / Ray
 彼は臆病者だった。それも自他共に認める。(尤もこの森に来て以来、神奈備以外の前に、その姿を現した事すら無かったのだが。)
 以前からそうだった。随分昔、まだ「ヨロイ乗り」だった頃から、「何かを失う事」そして「自分が傷つく事」を畏れていた。
 有る意味、現実という「憂き世」から「逃げる」為に、ヨロイに乗っていたのかも知れない。
 そして、「自分の力の限界を正確に知る」と云う事自体、数多の「ヨロイ乗り」達の中でも希有の存在であった。
 それ故、彼は「不世出の天才」と呼ばれる程に成長出来た。そう、「神宮家」の「大社」が目を付ける程に。
 それ故、彼は此処に居る。人であった過去を、旧き名と諸々のものと共に失って……。
 
 そして今、『叢雲』は目の前の護法僧に、危険なものを感じていた。
 (まさに、無明の闇の様な御仁ですね。総てを呑み込んで尚、静寂を保っているものの様に。
 総てを受け入れる懐の広さと、その上で尚、必要とあらばその総てを犠牲に出来る様な怖さが同居した……。
 この様な”ヒト”が、一番危険なのかも知れません。それに、神奈備様が、『外陣のモノ達』を抑えた理由も見抜いて居る様ですし。)
 何より、戦いになる事を彼は畏れていた。「誰かが傷つく事」、「自分が傷つく事」、そして「自分が傷つける事」、その総てを。
 「そうですね。確かに過ぎた力は災いを招きます。これ以上死傷者を増やすのは、この森の界にとっても、あまり望ましい事でもありませんでしょうし、ね。」
 (その意味では、鳴羊殿が動いたのも、あながち間違っては居ない訳ですけれど……。)
 無明に言葉を返す叢雲。「捜し物」については敢えて反応しない。
 (先程の方々(雷吼達)の言っていた、『ムラサキ』と言う子供の事でしょうか? とすると、一寸拙いかも知れませんね。森のモノ達は、(『神奈備』様も含めて)あの子供を守る約定の様ですし……。)
 他人事の様にそんな事を考えている。
 「で? 御坊は如何為される御心算ですか?」
 
 元ヨロイ乗りの 「叢雲」 より 護法僧「無明」およびその他の方々 へ
 
 大して話を進めてませんが、交渉自体は『鈴鳴』が担当の筈ですから。何せ、本来顔を出す心算は(叢雲には)無かった訳で。
 しかし、叢雲くんの内面てば、「シンちゃん」だったのね。(笑) 尤も、「補完済み」の様ではありますが。
 あと、『神奈備』が拾われたのは「ものすごーい昔話」からそれ程経たない内でしょうから(1千年程昔の筈なので)、『宵闇』ってばかわいげがあっても「玩具」にはしていたのかも。(笑)
97年10月18日:16時57分50秒
ものすごーい昔話(妖編) / 月夢
 ふと思ったんだが、宵闇って森に流れ着いた妖たちになにかしらしとるのか?(笑)
 今回は宵闇のまだかわいげのあった頃の話。
 
「なぜ!?・・・なぜ今になって森に界など!!」
 森によく通る高い声が響きわたる。
「今だからこそだ、今張らねばまにあわぬ」
 それに対する声はどこまでも落ちついていた、なだめすかすと言うような物ではなく、深い時の中で培われた威厳のようなもの。
「それが分からないのです!!これから先何があると言うのですか!?」
 普段であればたった一言でも声をかけられればおとなしなるのだが、今回だけは引くことが出来ず女性は声を荒げる、相手の男はこうなることを覚悟していたのかまったく動じずに話を進める。
「人だ」
「人?」 
「そうだ、・・・、お前は私とともに様々な物を見てきただろう」
「はい」
 神妙な顔をして女性は頷く、長い時の間二人は旅をしてきた、その間常に男は女を護り続けていた、だからこそ納得の行かないことなのだ。
「私は旅の間に人の貪欲さと人の強さを実感した」
「しかし、人など私やあなたの敵ではありません!!必要とあらばいくらでも・・・」
 しかし男は首を振る。
「全てを滅ぼせるか?」
「それは・・・」
 無理なことこの天羅に住まう人の数は余りにも多すぎる、そしてこれからさらに増えることは疑いようもない。
「では駄目だ、どんなに気をはいても人はこの地を侵食し続け、いつか・・」
 男は森を見渡す。
「いつかこの地も蝕まれる気がする、私は時の先まで見通すことは出来ぬが人は貪欲ゆえに、我ら妖が住まう地はいつかなくなってしまう、そんな気さえするのだ」
「そのようなことがあるはずがありませぬ・・・」
 女は弱々しく頭を振りながら否定する。
「誰にも先は分からぬ、私とて同じ、だが何らかの手をうつことだけは不可能ではない」
「しかし、その代償としてあなたは自由を失うのですよ!あなたは、ずっとこの地に縛られるのです・・・・それは・・あなたが嫌っていたことでは・・・」
 言葉を紡ぐ内に女の眼に涙があふれる。
「それに・・・それに・・・・私とともにずっと・・・・ずっと旅を続けるとお約束してくださったではありませぬか・・・私では不足なのですか?」
 最後に泣いた時からずいぶん時がたった、それでも泣き方は忘れていない。
「・・・・!あなたは・・・あなたは・・」
「すまない、だが力があるということに対する義務を怠ることは出来ない、私には護る力があるのだ」
「・・・・あなたが犠牲にならねばならないのですか・・・・私の気持ちは犠牲にせねばならないのですか・・・・」
 そっと男は女を抱き寄せる。
「今ならまだまにあう、だがこれから先限りない時の流れの中、お前を護り続ける自信は私にはない、だからこそ、失われる前に手を打ちたいのだ、お前や、私が護りたいと思うもの全てを失うようなことだけは避けたい・・・」
「勝手です・・・・」
「分かっている・・・許してくれ・・・」
 男は女を離すと、森の奥へと消えていく、女はその場に立ちすくみ、消えて行くのをただじっと見守っていた。
「・・・・・許すはずなどないでしょう・・・・」
 どれだけ時が流れたか、女が急にぽつりと呟く。
「・・・・私は物わかりはよくありませぬ、だから永遠にあなたを苦しめ続けます、あなたになど護られてはあげませぬ、私は常にあなたの側にいて、そして危険に身を晒し続けます」
 きっと決意を込めた眼で森の奥を見やり。
「それが私のやり方です、あなたにも護られる物のつらさ教えてさしあげます」
 
 
 といった昔話、やっぱ書いてて私も妖編の病気が移ってることに気付いた(笑)。
97年10月18日:16時57分13秒
久々の怨麗(修羅刀編) / tomy
「近い、、でもなぜ?」
修羅刀の気配が近付いてくる。だがそれはまたたく星のようにゆらめいていた。まるで次々と転移しているようにも、複数のようにも感じられる。勘を頼りにその中心と思しきところを目指して飛ぶ。途中『あいつ』が追い越して行くのを感じたが、そんなものに関わっている暇はない。

「見えた、、あれは!!」
具象化した修羅刀の亡霊の中に、一瞬、かつて父と呼んでいた者の姿を認め、その場に降り立つ。

「教えてもらいますよ。あの掛軸と『刻凪(ときなぎ)』と呼ばれていたあの男のことを。」

怨麗から壬元典烈の亡霊へ
97年10月18日:16時08分39秒
あのー(修羅刀編) / 月夢
 >修羅刀編に人間って
 真っ先に静観した琴音はもろに人間です、力もないし(笑)。
 どーやら私は修羅刀編では渋い脇役を作るのが趣味らしい、玄屋とか琴音とか山賊1、2とか、戦闘力のない奴を(笑)、海淵だけ別ね、あれは場面展開用のキャラだし。
 まあその反動か妖編はちとパワーキャラ作りすぎたけど(笑)。
97年10月18日:15時55分36秒
鱗麗の過去(修羅刀編) / tomy
「ふっ、よかろう」
冷笑の態度を崩さず、鱗麗が答える。“力”を使うまでもなく鱗麗の意志を持ってすれば、男を追い出す事も可能だったが、鱗麗はそれを『視せる』ことにした。

暁雲の脳裏にフラッシュバックのように高速でその情景が映し出される。
地の底に横たわる竜王。その側で眠る赤子。
ふとどこからともなく“門”が現れる。

「これはこれは。次代の竜王の御生誕に同席できるとは望外の喜びですな。」
その言葉とともに“門”から男が姿を現す。

「この地の龍脈の中心部を探しておったのですが、大地の高まりと、それに反する地力の減少が計測されましてな。ここを割り出すのもそう難しいことではありませんでしたよ。」
そう言うと、男は笑みを浮かべる。
外見からは男の出身も身分も年齢すら特定することが出来ない。それほどその男の人相風体には全く特徴がない。その顔に浮かべる作りものめいた笑みを除いて、、いや、違う。それはまさに作りもの、非常に精巧にできた“面”であった。人間ならば気付けぬほどの。

「上の方が嫌うのですよ。あまりに大きな力が存在するのは。そういうわけでここは、封じさせてもらいますが、よろしいかな?」
何の前触れもなく男が吹き飛ぶ。竜王が男に対して“力”を振るったのだ。だが、男はぴたと空中に静止する。男の身にはかすり傷一つない。男の手にはいつの間にか一枚の符が握られている。

「いや、できればあらかじめ言っていただくとありがたいですな。」
とぼけたように男が言い、今度は別の札を数枚、懐から取り出す

「御安心を、これは貴方を傷つけるものではありませんから。」
そう言うと符を次々と投げつける。竜王はそれを軽がるとかわすが、ふと異常に気付く。龍脈からの霊力の供給が弱まっている。符に周囲の紗が休眠状態に近付いているのだ。

「いくらなんでも無限に等しい霊力を使えるものとは戦えませんからな。さて、ここからが本番ですぞ。」

そして、その戦いは9日にも続いた。

「ふう、ようやくおとなしくなっていただけましたか。では封じさせていただくとしましょう。龍脈も貴方も。まずは貴方から。」
倒れ伏した竜王に対し一枚の真っ白な掛軸をかける。一瞬の閃光とともにその姿が消え、あとには竜をかたどった掛軸が残った。そして男は赤子の方を振り向く。

「そう言えば貴方の事を忘れておりましたな。やはり母上と御一緒がよろしいでしょう。」
そう言うと赤子にも掛軸をかぶせる。だがその姿はいっこうに消える気配を見せない。

「おやおや、どうやらこちらの方が問題のようですな。」
赤子を封じる事に失敗した男は苦笑する。力の大半を注ぎ込んで娘を産んだ竜王と違い、その娘はいまだ生命力に満ち溢れている。
赤子が男を睨む。

「まあまあ、そんな怖い顔をなさらず。ところで“神降ろし”というのをご存知ですかな?そう、汚れのないミコの身に神を降臨させると言うあれですよ。」

「ちょうど私が“仕える”家に赤子が生まれそうなのですよ。ですから、その子に貴方の器になってもらうとしましょう。」
そう言ってにっこり笑うと明鏡を取り出す。

「言魂の事もありますから、その子の名前は貴方と同じにすることに進言しましょう、麗殿。」
そこで途切れた。

時間にして数秒か。これだけの情報を受けとったにしては短い方だったのだろう。だがその間暁雲の方も周囲に対応するだけの余裕を失っていた。

「それで、お主はどうするつもりだ?」
2人だけの闇の中、鱗麗の声が響く

鱗麗から暁雲へ

さあみんなこの数秒の間にピンチになろう(爆笑)
ところで長文失礼しました。
97年10月18日:14時48分14秒
あ、そうか(妖編) / タイガ
>鈴鳴が居るでしょうが。
 
 誰か忘れてると思ったら。
 でも、
 
>眼赤も
 
 「赤」って名乗ったでしょ?
 「赤」の式はちゃんと書いてありますよ?
 相模に本名(?)は解らんのです。
97年10月18日:13時15分13秒
修羅刀編について / tomy
>ところで修羅刀よりもやばい存在というのを設定してしまうと

>ますます修羅刀の意義が軽んじられてしまうのでは?

あ、やっぱりそう思いますか?でも、どうしても神宮家が修羅刀に係わろうとする理由が欲しかったんですよね。ただ単に、戦乱を起こすだけなら修羅刀に頼るのはリスクが大きい上に不確実ですから。
でも神宮家が求めているのが戦乱ではなく“血”なら修羅刀はうってつけではないかと(ちょっと前の書き込み《『今後の展開の予想』》と矛盾してますけど、かんべんしてください。m(__)m あれ公式なものじゃないですし)。ですから戦乱を起こしたくない理由を設定してみました。
戦乱が起こると地が荒れてせっかく作った龍脈ダムが壊れる。でもその国が安泰で肥え太るのは嫌だと(^^;)

修羅刀の意義については、、どうしましょ?(苦笑)龍脈の話しは修羅刀と違って直接的な危険じゃありませんから、関係ない人にとっては関係ないんですが。
いっそ二手にわかれるというのも手かもしれませんね。龍脈に関われるようなオーバーレベルな人達を修羅刀編外伝『龍の章』に追いやれば琴音や沙夜にも活躍の余地が!?(おいおい)
97年10月18日:12時59分45秒
っておんなじやん(^^;) / tomy
下のは『質問&解説』です。
97年10月18日:12時24分05秒
説明&解説(修羅刀編) / tomy
えっと、ジョーカーさん、暁雲って元神宮家のエージェントだったとかいうことはないですよね。(^^;)
一応そうでないと仮定して解説を進めます。
私が思うに、紗の理解(特に構造面での)という点では、神術の方が優れていると思うんですよ。妖術とはいえ、紗を介して行なわれる以上、紗そのものが何であるかは経験即からしかわかりませんが、神術はそうでないと。
当たり前に存在する“感じとるべき対象”、すなわち紗そのものが教えることを拒否しようとするなら、能動的に紗に命令せずに気付くことはできないんじゃないでしょうか。

P.S.ところで暁雲動き過ぎじゃないですか?便利なキャラクターはなるべき動かない方がいいと思うんですけど。そうでないと他の人の見せ場(ピンチ)を奪ってしまうような(^^;)
97年10月18日:12時13分20秒
そーいえば(修羅刀編) / ハリ=ハラ
 どこいっちゃたんでしょうね?
 陽炎(空飛ぶハイエナさん)や黄泉(マルコキアスさん)は。
 たまに、新着情報の所で名前はお見掛けするのですが・・・
97年10月18日:11時34分32秒
re:質問 / 夜光
  「一応」玄屋、枯蔦、蜘王は「人間」のはずですよ(苦笑)
   もっとも、枯蔦は怖い少女と修羅刀をおともにつけてるし、蜘王は戦鬼虫にサムライと怖いけれどね。
  それを言ったら玄屋も修羅刀をつくってるんだから....人間の範疇には入らないかもしれない。
  っと、忘れてた。桂さんのキャラ。「香」と空飛ぶハイエナさんのシノビ(名前忘れてしまいました(^^;)
  がまだ、人間の範疇ですよ(爆)
97年10月18日:11時29分49秒
しつもん(修羅刀編) / ハリ=ハラ
 >人間に干渉できるレベルじゃなくなったから
 
 あのー、夜光さん。
 修羅刀編に
 
 人間
 
 って居ます?(^^;)
97年10月18日:11時27分46秒
苦笑(妖編) / 夜光
 あっちはあっちで、わらかしてくれるらしい(笑)<愛米
97年10月18日:11時25分57秒
ああ!歯痒い(妖編) / ハリ=ハラ
 こら!雷吼。どうせやるなら、
 
 「ふらつくさのえを抱き止める」
 
 くらいせんかい!(笑)
 ちくしょう!
 絶対諦めんからな!!
97年10月18日:11時25分46秒
さて、どうしようかな(修羅刀編) / 夜光
  さてと、本気どうでしてやろうか(^^;こっちは。メインは修羅刀じゃなかったのか!?
 国絡みの陰謀まででてきやがって神宮家が動いてるだとう(^^;
  人間に干渉できるレベルじゃなくなったから、うちも静観かな?
  もしかしたら、少女か滅光ならなんとかする事ができるかもしれないけど。まだ、出番じゃないしね(苦笑)
97年10月18日:11時06分44秒
頭痛(妖編) / ジョーカー
 >『送られ狼大作戦2』
 とか言うからそのままもたれかかってくるかと思って
 描写を途中で止めておいたのに。(笑)不甲斐ないぞ、さのえ!!(爆)
 
 さのえを立たせる最中、おそらく(疑いもないことだろうが)
 さのえが干したであろう酒の木桶が目に入る。雷吼は目眩がした。
 立たせたさのえも頭痛に苛まれているようだ。
 
 (俺も頭が痛いよ)
 
 暗鬱な気持ちで深い深いため息を吐いた。蛍火の窘めるような言葉に
 
 「だからといって差し出された手を無視して、『いいから寝てろ』とも言えないだろう?」
 
 と背中越しに冗談混じりで返す。本心だったが。
 さのえの方は……それどころではないようだ。
 
 「起こして悪かったな、もうちょっと寝てろ」
 
 ここまでひどい宿酔いになったことは雷吼自身にもあまりないが
 とりあえず、立ったままよりはましだろう。そろそろとさのえを地面に横たえる。
 ―一気にやるとひどくさのえがうめくのだ―
 
 (そんなに飲んじゃいないって?嘘付けこの野郎、それとも自覚してないのか?)
 
 文句が口から飛び出そうになるが宿酔いで頭を抱えている時に
 言うのも酷だろうと胸の内にとどめる。地面に座らせた状態で
 蛍火から受け取った薬を飲ませる。随分と苦そうな顔をしている。
 
 「自業自得だな」
 
 それでも口にしてしまった。目は笑っていたが。
 
 「ここには枕なんて気の利いたものはないんでな。
 片足貸してやるよ」
 
 片足を伸ばし、片足を立て、伸ばした足を地面とさのえの頭の間に入れる。
 自らは背を木にもたせかけ、両手を頭の後ろで組み
 
 「俺に聞きたいことがあったんじゃないのか?」
 
 笑い半分、呆れ半分でそんなことを言った。
 
 雷吼  さのえに向かって
 
 えーっと、これは膝枕というと微妙に違います。
 雷吼を横棒、さのえを縦棒としたT字のような形です。
 で、さのえの頭は雷吼の太股あたりに乗っています。
 お間違えのなきよう。(^^;
97年10月18日:11時05分48秒
「臨」妖編 / 夜光
  うむ、難しい(^^;この坊さんは絶対に「嘘」はつかない。だから難しい。ただし、嘘ではないけれど事実でもない
 言葉ならよく操ったりもする(^^;
  しかし、死の影を感じさせるとは無明も未熟だな(^^;
  とと、書き損ねたけれども。庚には鳴羊の声は心にとどいていません。別の考え事に忙しいらしいです(苦笑)
  
 「隠しても意味はありませんか」
  そう言うと、無明は大きくため息をついた。その動作自体はごく自然など宇佐なのだが、いや自然な動作だか
 らこそ奇妙な違和感を抱いてしまう。その雰囲気と、魂が感じられる無明の姿と奇妙な食い違いを感じるから。
 「捜し物は、私が檻から逃がした。一人の子供なのですよ」
  ただし...と言葉をつなげることもできた、だが瞬時ためらいが生まれる。「あやかし」のものたちならばそ
 れを必要とすることもないだろう。彼らは死しても滅ぼされねば"消える"ことはない。故に"不死虫"を欲するこ
 とはないだろう。けれど、それが人であればどうか?この場で人と呼べるのは。無明自身だけ。けれど、紅もそ
 うなのだ、自分のためではなく。他者のためにそれを欲するかもしれない。
 「九葉様の命ではありません、これはあくまで私自身の問題ではあるのですよ」
  苦笑とでも称するしかない表情。しかし、それも自然な動作に見えるからこその違和感が感じられるものであ
 った。
 「さてさて、たかだか数百の兵に大きなものたちがでてきましたね。大きすぎる動きは逆に多くのものたちを招
 くことになると聞いてきていたのですがね。」
  神奈備、鈴鳴、かつてここを訪れたとき知り合ったものに聞いたことはある。それなりに力をもったやかしで
 あると。
 
 「金剛機をうち倒すあやかしがこの森にはいるとおっしゃるのですか?」
  無明が答えを求める。その身にはまだ、体を覆う珠は存在しなく、常人の体であった。
 「ああ、昔この森に入ろうとしたやつを細切れにしてたぞ」
  ぼろを纏い、木の枝を加えた青年がそれに答える。
 「ならば、そのあやかしを眠らせることができれば。我が流派の修法の証になるでしょうね」
  期待に満ちた瞳の輝き。鍛えられた体はまるで最高の刀を思わせる鋭さを感じさせる。
 「おまえならできるかもしれないな」
  青年が答える。
 「だが、やめておいてくれないか?やつが眠ったら俺が働かなくちゃならなくなる」
  青年の顔も瞳も穏やかなものだが宿す雰囲気が変わった。自然にとけ込み。木々のような静かな雰囲気を
 発していたのに、今では目の前に泰山が立ちはだかっているかのような感覚を味わう。
 「あなたも強いのですか?」
  若さ故に強さを磨きたいと思う心がそう問いかけさせる。
 「ああ、強いよ」
  あっさりと飄々とした答えが返ってくる。
 「どれほど?」
  自分ののどがなるのが解る。
 「それは秘密さ」
  さらっと、かわされた。これ以上訪ねる気を起こさせないような。そんんあタイミングで。
 「わかりました。自分の腕に自信がないわけではありませんが、まだまだ、未熟な私では。あなたを働かせるのは
 過ぎたことでしょうからね」
  柔らかい笑みが浮かぶ。
 「最後に名前をお聞かせ願えませんか?」
  彼がそう問いかけると。彼ははじめてにこやかな笑みをみせてくれた、それまでのどこか楽しそうな笑みとは違
 い、その笑みはうれしそうなと表現したくなるものであった。
 「神狼周防さ」
  もう半世紀近く前の話だ。そして、再びこの地を訪れたとき彼はその青年から一人の子供を預かることとなって
 しまった。彼に会うとき、常に森は静かであり。ほかの「あやかし」は姿を見せることはなかった。
 
 「多くのものが関わるのはいいこととは思えないことは確かでしょう。ことによれば。私の私事ではすまなくなり
 ますからね。もっともあなたがた「あやかし」の方々には関係ないことかもしれませんが」
  そう、叢雲に声をかけた。その瞳はやはり無明の闇をかざしている。慈悲と狂気、そして絶大な自信。そのどれ
 も感じることができない。それは確かにその心の内にあると確信できるのに。
   
  護法僧 無明 より      あやかし 鈴鳴、 陰陽金剛機 紅、 あやかし(?)叢雲へ 
 
 #長文失礼します(^^;
97年10月18日:10時06分17秒
「庚」妖編 / 夜光
 「けれど、私はあの方だけは信じていたい」
  その声は遙かな風の流れにかき消され誰にも届くことはない。
 「自らを律することができるのは自分のみと。無明様はいわれるのでしょうね」
  その顔に柔らかい。優しさをたたえた笑みが浮かぶ。
 「これは....多くのものたちが死にましたね。これで、あの方も懲りてくださればいいのですけれども」
  戦場がその瞳に映る。血煙が立ち上がり、人々の怨嗟の声が聞こえてくる。こういうとき、法術の修行をしたのを後悔したく
 なってくる。その苦しみがわかるから。涙が流れそうになることを抑えねばならないから。
 「無明様!」
  鳳から、ひらりと舞い降り、地に降り立つ。戦場となった場所は多少開けた場所といえども木々がそびえ立ち、鳳を直接おろす
 ことができないのだ。
  そして、駆けていく、自らの答えを見いだそうとして。
 
 若武者 庚
97年10月18日:09時13分46秒
追加(妖編) / ハリ=ハラ
 眼赤も
97年10月18日:09時12分48秒
おーい(妖編) / ハリ=ハラ
 忘れもん、忘れもん。
 鈴鳴が居るでしょうが。
97年10月18日:08時49分08秒
準備(妖編) / タイガ
 相模は「宿営地」のすみの方に移動し、式札を作りはじめた。
 それらのうち四枚にはそれぞれ、「火猪」、「赤」、「蛍火」、「神奈備」と書かれ、相模の署名がある。
 (まだ四つか、主の森とはいえ、そう何体もの妖にあうという訳にはいかないようだ)
 つまりこれらは出会った妖の記録という訳だ。
 そして残りの式札は、見る者が見れば本当に様々な内容がある。
 戦闘用、偵察用、移動用はいうにおよばず、爆裂式、式破壊式から変化式(変身能力のある式)まであり、
 さらに同系統の式ですら様々な違いがある。
 こちらは、護衛の際、様々の状況に対応するための準備なのだろう。
 (これくらいあれば充分かな?)
 27枚。充分というよりは多すぎというべきだろう。
 ただしそのうち一枚には何故か60個もの珠が埋め込まれている……。
 (これで、二・三回は使えるだろうな……。
  杞憂だと思うが備えあれば憂いなしというしな)
 
 異端陰陽師「相模」
97年10月18日:08時14分57秒
(妖編)感謝 / Ray
 まず前回の書き込みで書き忘れた、叢雲の外見的特徴を一つ。「目が隠れる程長い前髪に隠れた、『ヨロイ鉢金』。」
 これで、以前のアーキはモロバレですね。(って、もう解ってますか。)
 
 「それで……?」
 鈴鳴の視線が冷たい。
 (あぅあぅあぅ……これは完全にバレてますぅ。
 本気じゃ無さそうですけど、それでも怖い。こう云う時の女の人には逆らっちゃいけないのに……。
 『神奈備』様も、女性に対して幻想持ちすぎ。まあ、ご自身でそれを自覚していらっしゃるのが救いだけれど。
 ああ、まるで照姉様や月姉様に睨まれてる様で、懐かしいと言えば懐かしいけれど、この後が怖いよぅ……。)
 何とも情けない思考が頭の中を駆け巡る。『三つ子の魂百まで』とは良く言ったものだ。
 「あの……その……えっと……。」
 何とか意味のある言葉を話そうとしては居るのだが、『蛇に睨まれた蛙』の様に(それでも神奈備の臣下?)、只々オロオロするばかりであった。
 
 そこに紅の声が掛かる。
 お蔭で、鈴鳴の気が逸れた。ほっ、と吐息を漏らす叢雲。思わず心の中で紅の方に手を合わせる。
 (有り難う御座いますぅ。)
 そうして、今の騒動に独り蚊帳の外と云った風な、無明の方へ視線を向ける。
 (この方の言葉で全てが決まりそうですね。出来れば争いは避けたいのですが……。)
 
 女性恐怖症(?)「叢雲」の胸の裡
 
 「神奈備」の方は『らぶこめモード』の邪魔をするほど野暮じゃ無いので、暫時様子見です。(笑)
 ちなみに鈴鳴に関しては、
 「そもそもの初めに、実力は拝見させて貰って居るよ。何せ、あの『宵闇殿』(まあ、あの当時は別の名も使って居ったが)に挑んで、生きて居るのだから。 あの時は手出ししなかったので、鈴鳴殿は覚えて居らぬ様だが。何故手を出さなかったか?『主様』に関わらぬ事で、あれに挑む様な勇者ならば、吾の方から祝福して遣りたい位でな。 何せ遙かな昔、『主様』には拾って頂き『神奈備』の名を賜った恩があるが、『宵闇殿』には散々玩具にされた覚えが……。まあ、あまり大きな声では言えぬがな。(別に嫌っている訳では無く、単に頭が上がらないだけで。)」
 との事です。
97年10月18日:06時33分41秒
ふっふっふ(妖編) / ハリ=ハラ
 >これ、天羅じゃない(笑)。なんか別のものだよ、絶対。うん(笑)
 
 いやぁ、ぼかぁ好きだなぁ(笑)
 鴉は「動き待ち」の「らぶこめ待ち」。
 う〜ん、楽しみだ。
97年10月18日:06時27分33秒
待機(妖編) / ハリ=ハラ
 口調もはっきりしているし、酒気も感じられない。
 平常に戻ったというわけか。
 さのえはと見ると、雷吼が引き起こしている。
 まだ多少ふらついてはいるが、あの男がついていれば問題あるまい。
 丁度薬も届いた。
 さて、後は特にやる事も無い。
 言われた通り、体調を調えておくのが良かろう。
 
 「それは何よりで御座います。さのえ様の方も、心配無いようですので、私は一足先に休ませて頂きたいと思います。」
 
 そう言うと、荷物を持って適当な木の下へ行く。
 そして、木に寄り掛かると目を閉じた。
 
 薬売り・鴉より 宿営地の皆さんへ
 
97年10月18日:06時10分44秒
妖編「父性」 / みだれかわ枕
 あたいの手が、握り返される。
 自分よりもずっと大きな手。
 自分よりもずっと暖かい手。
 自分よりもずっとしっかりした手。
 握っていると、それだけで安心できる。
 なんでたったこれだけのことで、こんなに安心できるんだろう。

 それは、言うなれば肉親のもたらしてくれる温かさだろうか。
 さのえは、実の両親と一緒にいたことがほとんど無かった。乳母に任せられきりだったのである。
 もちろん、乳母は実の子と同じだけの愛情を持って育ててくれた。しかし、それは母性愛によるものである。
 彼女は、父の愛というものに触れた事がなかった。


 とくん とくん とくん とくん
 何の音だろ
 あ 心の臓の音か
 だれの音
 あたい それとも 雷吼
 とてもなつかしい音
 でも 聞いた覚えのないような音
 とくん とくん とくん とくん

 いつも心の中は張り詰めていた
 なぜかはわかってる
 あのときのことが
 忘れられないから
 忘れたいのに
 でも 本当のこと
 うそだといってほしい
 でも 本当のこと

 でも こうしていると
 あの暗闇のことを
 忘れられるような気がする


「おいおい、一体どれだけ飲んだんだ?」
 さすがに尋常ならざる酒の臭いに、雷吼が問いただす。さのえが自分で言うほど酒に強くないというのはこの三月で大体判っていたが、それでもこの酔い方は異常だ。
「どれだけって……そんなに飲んじゃいないよ……」
 相変わらず声に力が入ってない。
 しかし、脇にある酒の木桶(三升は入る)は、すっかりからになっていた。
 雷吼に引っ張り起こされると、頭から血の気がいきなり引くような感じがする。そして、脳みその奥のあたりから、割れ鐘を叩き付けるような痛み。
「う〜〜……あたたたた……」
 しっかりと、宿酔いの症状である。
 なんだかよく分からないうれしさに浸っているひまもない。


 ヨロイ狩り さのえから、蟲サムライ 雷吼へ


 これ、天羅じゃない(笑)。なんか別のものだよ、絶対。うん(笑)
97年10月18日:05時04分53秒
おやおや(妖編) / 月夢
 戻ってきた雷吼とさのえが話始める、お互いにどことなく安堵した雰囲気がある。
(役目を代わった方がよいですね)
 そう思ってる内に雷吼がさのえを引き起こす。
「もう少し横になっていた方がよいと思いますよ」
 起きあがったさのえは体に力が入ってないために足下がおぼつかない、雷吼が支えていないといつ倒れるかも怪しいように見える。
「戦場においてもとまでは言いませんが、女性は壊れ物です、相手の調子の悪いときぐらいはもう少し丁寧に扱うべきですよ」
 葉嬢も含めて壊れ物と言える女性のいない(外見は除く)妖が言っても説得力がなさそうだが、淡々と言われると、ごく真っ当なことのように聞こえる。
「ちょうど薬もきましたし」
 水を運んできたときのように薬をおいて女性が立ち去る。
「飲ませて挙げてください、しばらくすれば気分も回復するでしょう、いつ何時動いていただくかも分かりませんから、体調は出きる限り万全に近づけておいてください」
 それから鴉の方に向き、
「ごらんの通り薬がきましたので、それにここは主の森、薬草類には事欠きませんので、お心遣いだけ頂きます」
 いまいち有難みのない抑揚のない声でそう言って軽く頭を下げると、その場にいる人間たちからやや離れた位置にいく。
(後は自由にさせておけばいいでしょう、といっても歩き回られては迷惑ですが、ただでさえ神奈微殿が動くかも知れず、宵闇様の号令で内陣が警戒を強めてますから、ごたごただけは避けませんと)
 自分の役目を再確認すると闇に隠れるような位置で静かにたたずんでいた。
 
 蛍火
97年10月18日:04時11分52秒
どーしよっかな(妖編) / 月夢
 眼赤が適当な返事をするのを聞いて葉嬢は半ば確信する。
(さっきからはっきりしないと思ったらちゃんと聞いてないわね)
 早めに気付いてやれば眼赤も苦労しなかっただろうに、それでもあえて葉嬢は指摘しない。
「・・・ヒメはどんなところをみたいですか?」
 そしてはぐらかすように眼赤が話題を変えると特に逆らわずにそれに乗る。
「うーん、どこでもいいなあ」
 恐ろしくいい加減な返事を返す葉嬢、この辺りは気まぐれな宵闇の性格が移ってるのかも知れない、もっとも尻尾の数だけ物を考えるとまで言われた策士の宵闇と違って、こちらはまったく裏がないが。
「あたしは見てないものが多いからね、いつか宵闇姉様がみせてくれると言った物全てみたいな、海も、一面の雪も、全部ね」
 屈託のない笑みを浮かべる葉嬢。
「外に出るとね、嫌なことにもたくさんあたる代わりにも知る物が多いんだって、主様も昔は旅に出て立って聞くし、楽しみだね」
 主の旅への思いを受け継いでいる葉嬢らしいとも言える言葉、葉嬢自身は意識してないのだろうが。
「楽しい旅になるといいなあ、苦労してもいいけど、旅に出てよかったって思えるといい」
 
 葉嬢から 眼赤へ
 
 
 
97年10月18日:03時44分47秒
しばし休憩(修羅刀編) / 月夢
 ごめんね、tomyさん仕事増やして、設定のほとんどお一人に任せてますからね。
 それからこれは国設定は一から作ったほうがいいかも知れませんね、これだけ大がかりなものですからね。
 で、ついて行けないレベルになってしまったので(笑)琴音は沈黙します。
 
 強力な力を持つ法師、上空から来た龍、その会話内容は並ではない、
(私が思っている以上におおごとだということですか)
 龍脈に関わる力など、知識はあっても人間のレベルで使えるものではない。
(暁雲様もただのお人ではないですね・・・)
 さきほどの30年という年数も引っかかっている。
(敵であるかどうかではなく・・)
 いろんな意味で納得の行かないところがある、理屈がつい先走らせてものを考えるのは陰陽師思考の悪い点であろう。
(どっちにしても私に手出しのできるものではありませんし、静観させていただくしかありませんね)
 
 琴音
97年10月17日:23時41分31秒
牽引(妖編) / ジョーカー
 さのえが蛍火に膝枕されたまま伸ばしてくる手を掴む。
 まず思ったことは
 
 (細い手だ…)
 
 と言うことだった。戦場暮らしをしてきたというのに
 さのえの手は雷吼に細く感じられた。それこそ鈴鳴と同じかそれ以上に。
 それはさのえの持つ危うさがもたらす印象だったのかもしれない。
 そんなことを感じつつもさのえを引っ張り起こそうとする。随分と
 強い酒精の匂いを感じる。それに体にも力が入っていなかった。
 
 「おいおい、一体どれだけ飲んだんだ?」
 
 呆れたような声を出しながら雷吼はさのえを引きずり起こす……
 
 雷吼  さのえに向かって
97年10月17日:23時28分28秒
仲裁(妖編) / ジョーカー
 跳躍してこの高さまで上がってきたということは、この高さから
 飛び降りても平気だということだ。現れた少年のような姿の妖に
 合わせて自由落下の後、着地する。
 
 彼の鈴鳴への挨拶(?)を聞き流しながら紅は思う。
 
 (ふむ、このような形の美もあるのですね。これが終わったら久々に
 削ってみましょうか)
 
 紅は叢雲を目にして中性的な美を感じたようだ。傀儡師としての性を
 刺激されたらしい。だがとりとめのない思考を振り切って紅は宥めるような声を出す。
 
 「まあまあ、そんなことより今の問題は無明殿の具体的な目的は
 何か?ということでしょう。私も興味がありますしね。
 また、主の九葉と言う人の命によるものなのですか?」
 
 言葉の前半は鈴鳴に、後半は無明に向けられた物だった。
 
 傀儡師 紅  叢雲、鈴鳴、無明に向かって
97年10月17日:23時04分25秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 何とも見下した言い方だが嘘を言っているようでもない。
 
 「ならば、仕方あるまい」
 
 龍脈への干渉をひとまず中止する。すると結界の端子として
 機能していた木々も発光を止め、周囲には再び闇が勢力を盛り返す。
 同時に封呪と森のつながりが復活し、霊力の供給源が暁雲から
 森へと引き継がれる。大地の鳴動は止まってはいないが
 立つことすら困難という程ではなくなっている。
 
 「空間の歪みを正すために地脈から引き出していたのではない。
 修羅刀を封ずるためにじゃ。断ったところで修羅刀がある限り
 歪み続ける。それでは解決にならんのじゃよ」
 
 鱗麗を見据え、暁雲は言葉を続ける。
 
 「それより気になることを言うたの。聞かせてもらうぞい」
 
 鱗麗には暁雲の目が光を放ったように見えた……
 
 次の瞬間、鱗麗は白いもやの立ちこめる場所にいることに
 気が付いた。背にしがみついていたあの男はいない。
 笛を吹いていた男、修羅刀、その前にいた男、それに抱きついていた少女。
 その少女よりは年上のような娘も全ていない。
 
 ただ龍脈に手を出していた初老の男だけがいる。
 
 「悠長に話している場合ではないのでな、心をつなげさせてもらった。
 ここなら千の言葉でもほんの僅かな間に交わせる。
 さあ、教えてくれ。地の底の結界とやらのこと、地脈が枯れた理由をな」
 
 暁雲  鱗麗に向かって
97年10月17日:22時14分14秒
えーっと(修羅刀編) / ジョーカー
 龍脈を封じている結界はその維持コストに莫大な霊力を要求するために
 地脈(地の龍脈)からその分の霊力が引き出され、枯れたと解釈すればいいのかな?
 長年封じられていたために、結界が破れると押さえつけられていた龍脈が
 暴走すると。で、それを鎮めるにはどこかに神宮家の手で封印された
 竜王を探し出さなければならないと。
 
 ………たとえ結界が神術で隠蔽されていようが、そんだけの莫大な霊力が
 流れ込むのだとしたらバレバレな気がするがなあ。
 ただでさえ妖術ってのは神術とほぼ同等の効果を持つんだから。
 それから龍脈が封じられていると言ってもそれは大部分ではあるけど
 全部じゃないでしょうね。完璧に龍脈が封じられていたら
 地が荒れるどころでは到底済まないだろうから。で、残っていた地脈を流れる
 霊力が結界の維持に消費され、枯渇したと。
 
 ところで修羅刀よりもやばい存在というのを設定してしまうと
 ますます修羅刀の意義が軽んじられてしまうのでは?
97年10月17日:16時53分22秒
ほっと、安心(妖編) / ハリ=ハラ
 祝!らぶこめモード復活。
 
 というのは置いといて。
 一応鴉が「三治」と名乗ったのは薬屋として出てきたからで。偽名といえば偽名なのですが。
 まあ、名前なんてものは無くても構わない職種ですから。
 
 あと、そろそろ敵役の人が必要になりそうですね。
 今居る人たちで動かすのも良いのですが、出来れば新人さんに来てもらった方が良いと思うのですが・・・
 という事で新人さんを募集しては?
97年10月17日:08時32分28秒
解説2(修羅刀編) / tomy
ではさっそくネタバラシです。
結界が封じているのは龍脈自身です。破れれば決壊したダムのように龍脈の流れているところに破滅的な被害をもたらします。やったのは神宮寺の誰かです。
麗の母親であり龍脈を司る竜王敖那魅(ごう なみ)ならばなおせるのですが、那魅は麗を生み出した直後に神宮寺の誰かに封印されています。那魅とつながっている麗はその場面の一部始終を目撃しています。
弱点に関わることなので神宮寺の思う壷だとわかっていても麗は結界を守らざるを得ません。
97年10月17日:07時49分02秒
ちなみに……(妖編) / タイガ
 相模が尋ねたのは「今の状況」です。
 なんせ、酔ってる間の事は誰に聞いても応えてくれないのでとっくの昔に聞く事をあきらめています。
97年10月17日:07時46分04秒
返答(妖編) / タイガ
 「気分……?、ああ、実に爽快ですよ」
 神奈備ほどではないが結構飲んだはずなのに、まったく酒気を感じさせない。
 普通あれだけ飲んだら結構酒精の匂いがするものなのにそれも無い。
 式が酒精を持っていったのだろうか…。
 
 異端陰陽師「相模」より薬売り「鴉」へ
 
 式が憑いていた間の事はほんとに何も憶えてません。
 (そうでなければ、「彼」がいる意味が無い)
 もっとも、悪夢の方は(こちらは鮮明に)憶えています。
 これが「彼」の言った「一片の思い」です。
97年10月17日:07時02分06秒
「怒声」(妖編) / 蒼
 「あ、御免です。」
 然無が乗り易いようにとしゃがむ。
 「御坊さん早く乗るです、乗ったですか?」
 とりあえず然無が乗るとくりっと、庚の方を向く。

 「お姉さん少し聞いてです。
  向うにいる”ひと”の中になんか恐い事考えてる”ひと”いるです。
  ぼく本当は森離れちゃいけなかったです、でもその”ひと”の考えが聞こえてきたら行かずにはいられなかったです。
  今、その”ひと”の考え通りになってるです。戦っちゃ駄目です!
  今もその”ひと”人が死んでいくの遠くから見ながら笑っているです!止めるです!」

 目をつぶり、首を振りながら、まるで怒鳴つけるかのようだった。
 鈴鳴辺りが聞いたなら目を丸くしたであろう、鳴羊が”怒鳴った”事など百年前に一度あっただけだ。
 その前は誰も知らないし、第一、森に居なかった。

 「とばしていくです、御坊さんしっかり捕まるです。」

 そう、文字どおり”飛ばして”行くつもりだ。

 鳴羊より、なまぐさ坊主「然無」、若武者「庚」へ

 「」内は全部声に出してると思って。
 【】()内は内緒話、心の中だという事で。
 鳴羊はぶきっちょ故、全部口に出さないと心の声に変換できないのだ。
 だから前文の方「鈴鳴〜」「神奈備〜」両方聞こえた事にしてくだされ(庚と然無にも)
 で、飛んでいきますので、宜しければ戦場上空までシーン飛ばしてください。
 そこで喋る事はキャンセルしたところと大体同じです。
 ・・・・・でも今なら雑魚は姿見せただけでも逃げ出すような気がする。
 鳳と象みたいな羊が揃って(スピードが違うが・・)飛んでいけば大概の奴は逃げるのでは?
 あう、蚊に襲われてもう五月蝿くて寝れない。
97年10月17日:04時24分50秒
妖編「意味」 / みだれかわ枕
 なんか私って「ラブコメモード」にしろ「然無の掛け合い」にしろ、完全に皆さんに先を読まれてますね(笑)
#キャラクターが皆さんに理解されているということであるし、お約束しか返せない
#ドツボ状態でもあるということですが(笑)

 では、然無の方いってみましょう。前々回のキャンセルした書き込みとは、微妙に方向性がずれそうです。


「もしも、無明様が救えるものを救わないのであれば。私はこの刀にかけてお止めいたします」
 この言葉を聞いて、然無はわずかながらに安堵した。庚が、圧倒的な力を誇る護法僧・無明に盲従してはいないと確信できたからである。その言葉が聞ければ十分。
「正義も理想も人によって違うのです」
「そうだの。だからこそ空蝉(うつせみ)に生きる意味がある」
 庚の言葉にそう答える。
 彼女の顔は鳳に隠れて見えない。だが、然無は納得してもらえたと判断して、鳴羊の方に向き直った。

 ナマグサ坊主 然無より、若武者 庚へ


「で、おぬしは拙僧にいっしょに参れと、そういうことなのか?」
「そーです。ぼくだけ行っても話きいてくれる”ひと”いません」
「そうだろうのぉ……」
 変化(へんげ)した鳴羊の姿を見ながら、呟く。この姿のまま戦場に行って、話を聞いてもらおうというのは、やはり無理があるだろう。
 と、いきなり妖がどたどたと足踏みをし始める。何やら慌てているようだが。
(音を使わず心で話す『声』か?……と、それよりも、これでは揺れてかなわん!)
 なにしろこの巨体である。然無ですらよろめくほどだ。
「おいっ、少しは落ち着けい!」
「もう始まるです。急ぐです。まだ少し助けられるかもです」
 本当に急いでいるらしい。さっきまでののっそり・おどおどしたしゃべり方とは、違う。あくまで少し、だが。
「わかった……が、もしかして、おぬしに乗れというのか?」
 実は然無、乗り物というのがあまり得意ではない。酔うとかではなく、彼が生き物に乗ると、たいていその乗り物があまりの重さにへとへとになってしまい、それを見るのが耐え兼ねるからなのだが。
 とはいえ、急いでいるのなら乗った方がいいのだろうか。少し躊躇したが、鳴羊に乗ろうとする。

 ナマグサ坊主 然無より、守衛 鳴羊へ


 然無はまだ乗ってません。つかまっているだけです。いきなり飛び上がるなり、振り落とすなり、好きにして下さい(笑)。
97年10月17日:04時24分18秒
妖編「手伸」 / みだれかわ枕
 書くのも読むのも恥ずかしい「ラブコメモード」が TENRA_2に帰ってまいりました(笑)。もぉ、たすけて〜って感じです。
#どんな感じなんだろう?(と、自己つっこみ)


「おい、大丈夫か?今戻ったぞ」
「う〜……雷吼ぉ〜? 戻ってきたんだ〜……」
 相変わらず唸っているさのえ。だが、少しは話す気力が出てきたようだ。薬を用意してくれるという蛍火や『三治』の申し出には「う〜」としか言わなかったくせに、雷吼が声を掛けただけでこれである。でたらめに酔っていたとはいえ、一度自分の想いを口に出したことで、内心で何か吹っ切れたのかもしれない。
「……あのキツネ女は〜?」
 鈴鳴のことらしい。雷吼が戻ってきたのなら、一緒に行った彼女も戻ってきて当然である。そう考えたのだろう。だが、その「キツネ女」の姿はここにはないようだ。
 さのえは森の外で騒ぎが始まったことを理解していない。ずうっと唸りっぱなしだった。
「……ま、いっかぁ……」
 そう呟いて、自分の想い人の方に手を伸ばす。「白魚の様」という言葉からは程遠いが、それでもきゃしゃな感じの手だった。

 ヨロイ狩り さのえから、蟲サムライ 雷吼へ


 うーん、自分の世界作ろうとしてやんの、さのえってば(笑)
#一部のみなさまお待たせしました。『送られ狼大作戦2』密かに発動です(笑)

 あと、さのえが鴉のことを「薬屋」と呼んでいる訳ですが、これは、さのえに言わせるとこういうことになります。
さのえ:えーっ、だってあいつってさ、いかにも怪しくて「私は偽名使いまくりです」って顔してるだろ。でも、今のところどう見ても薬屋だし。それにあたいって、「鴉」って名前紹介されてたっけ?

 ……何やら理由つけてますが、単に薬屋に見えるから「薬屋」といってるだけのようです(笑)。酔いが覚めたら名前(『三治』)で呼ぶのではないでしょうか?
97年10月17日:04時04分00秒
賛成ですね / ハリ=ハラ
 そうですね。
 そうすれば描写のときなども、食い違ったりせずにすみますし。
 今後変化が有りそうならば、ある程度決まっている所まででもいいでしょうしね。
97年10月17日:03時00分38秒
提案(修羅刀編+妖編) / 月夢
 待つだけじゃなくて、必要で知って起きたい情報があったら、積極的にきくことも必要かも知れない。
 これこれの情報教えてくださいってっていってみて、設定を作った側が教えられる範囲まで公開するようなやり方確立した方がテンポ良く進むのじゃないかな?
97年10月17日:02時24分04秒
ちょっと提案(修羅刀編) / 月夢
 全体に関わるネタは早めに提示したほうがいいかも知れない。
 今回の龍脈枯渇の前にも、私がちゃんと決めずに修羅刀回りの事件がはっきりしなくてやりにくかったような記憶がある。
 キャラが知ってるかどうかじゃなくて、大きめな事件は全貌じゃなくていいから最低限の事柄は早めに書いた方が良いと思う。
97年10月16日:22時43分51秒
現(妖編) / ハリ=ハラ
 
 「あぁ、……こんばんわ、どうかしましたか?」
 
 どうやら、元(?)の相模に戻ったらしい。口調が変わっている。
 しかし、尋ねたいのは此方の方なのだが・・・
 本人は全く覚えていないらしい。
 まあ、酒を勧めた手前冷たくするのもなんだし、かといって正直に全てを話すのも・・・
 ここは適当に
 
 「ああ、お目覚めになられましたか。
  ただいま丁度、雷吼様がお戻りになられた所で御座いますよ。」
 
 うそではないぞ。
 一応”どうか”ではある。
 
 「話の方は上手く行ったようで御座います。」
 「ところで、御気分の方は如何で御座いますか?」
 
 薬売り・鴉より 異端陰陽師・相模へ
 
 なんか凄い夢見てるねえ
 ところで相模って、本当に覚えてないの?
 
97年10月16日:21時17分32秒
(妖編)叢雲と鈴鳴 / Dr.李
 叢雲・・・神奈備殿に心配をかけたか?
 まあ、知り合ってから一度も本気で戦ったところを見せておらぬ故、その心配も道理。
 
 しかし、どうするか。あちらでは羊鳴が、 こちらでは叢雲が、向こうでは伯鼠が。
 ふむ、伯鼠を下げさせよう。頃合いであろうしな。あとは羊鳴にまかせるとしよう。
 大量虐殺にはならまい。
 
 念を伯鼠にとばす。すでに食料は3日分を残して伯鼠達の胃に収まっていた。
 叢雲の方を向く。ちょっと視線が冷たい。
 「それで・・・?」
 
 鈴鳴
97年10月16日:21時02分36秒
(妖編)応答? / Ray
 「うわっはー! 見つかった?!」
 おろおろと焦る『彼』。冷静に考えてみれば「明界」を分離した今、『彼』を知覚出来る理由は無い筈である。だがこの状態では(主観的には、金剛機と間近で見つめ合っているのだ)、冷静になれと云う事自体がまず大問題である。
 「あはは……これでは他の方々にも気付かれましたか。このまま誤魔化す……なんてのも無理ですか……仕方ありませんね。」
 
 紅の目の前で、虚空から人の姿が生じる。と、そのまま地面に向け、石の様に落下してゆく。
 『それ』が墜ちたのは、鈴鳴のすぐ後ろ。流石に、最後の最後でその速度を殺し、綺麗に着地してはいたが。
 一同の視線がそこに集中する……予期せぬ闖入者の元へ。
 『それ』は人に見えた。より正確には10代半ばの子供に。性別は、一目見ただけでは判別し難い。長く艶やかな黒髪に華奢な肢体、男女どちらにも見える整った顔立ちは、人生のある時期に特有の中性的な美貌と言えた。
 細く眇められた様な瞳が鈴鳴を向き、片膝をついて一礼する。
 「鈴鳴様には始めて御意を得ます。私は蛇お……もとい『神奈備』様にお仕えするモノにて、名を『叢雲(むらくも)』と申します。」
 出てきた声は、変声期前の男児の物。そこまで言うと、舌で唇を湿らせて一拍間を置く。まるで続く言葉を探す様に。
 「こたびは我が主(あるじ)の命を受け、状況の確認の為まかり越した次第にて……。」
 言葉を続けながら、上目遣いに鈴鳴の方を見上げる。
 (これ位で誤魔化されて呉れは……無さそうですね……。トホホ……どうした物か。)
 言葉を切ると、残る者達を見渡す。心なしか視線が『白く』感じる。
 「あの……お邪魔でしたでしょうか?」
 
 天然ボケ(笑)「叢雲」 より 「鈴鳴」 および 「紅」「常磐」「無明」(順不同) へ
 
 ああ、何時の間にかボケ役に(笑)。しかし、我ながら何てベタなネーミング。でも「日本」で無く「天羅」だから、キャスト達には解らないのね。
 ちなみに、イメージCVは石田 彰さん(as 17thAngel……ではなく「獣神官」ゼロス)です。解る人だけ笑ってね。(自爆)
97年10月16日:18時18分41秒
解説(修羅刀編) / tomy
妖術<特級>で感知できたとしても“感じとるべき対象が”は当たり前に存在するものですし、結界が張られた時点ではその性質は特殊ではありませんでしたから。
それに比べればまだ修羅刀の方がずっと感知しやすかったはずです。
あと結界は神術で張られており、その波動はほぼ完璧に隠蔽されています。
鱗麗は単にその場面を“視ていた”にすぎません。
97年10月16日:17時34分56秒
修羅刀編 / ジョーカー
>いくら暁雲が妖でも、そんなものを感知できないでしょう?

一言。妖術<特級>
まあ、いいや滅多に(大きな)力使わないから気が付かなかったんでしょう。
となると何で鱗麗が知っているのかってことになるけど
そういう設定なんだろうなあ。
97年10月16日:17時26分22秒
ジョーカーさんちゃいます(修羅刀編) / tomy
誤解を招く書き方をしちゃいましたが、“感じとるべき対象が”妖や怨霊じゃないんです。いくら暁雲が妖でも、そんなものを感知できないでしょう?
97年10月16日:16時56分27秒
四神 / タイガ
 えー、しつこいようですが、VBの44ページに、多少触れてあって、そこでは
 『良い都とは、北に山が聳え、東に大河が流れ、南に大きな池(海)があり、西に大道(街道)がはしっている土地に造られた都市とされている』
 とあります。
#「だからどうした?」と言われば「ただそれだけだ」と、言うしかないんですが……
97年10月16日:16時48分23秒
悪夢(妖編) / タイガ
 暗がり。
 人がいる。
 ……そして化け物が二匹対峙している。
 はさみを持った、さそりとムカデを足したような赤く巨大な化け物が
 そのはさみでもう一匹の化け物、両手が鎌のようになった獣をいともたやすく両断する。
 そして、人間の方へ向かう。
 (やめてくれ!)
 相模は思わず叫んだ。
 (何故?お前が望んだ事だ……、お前自身が…、俺はお前自身なんだからな……)
 誰かが嘲笑を含んだ声で応える。その間も化け物は止まらない。
 (待ってくれ、俺は師匠に聞きたい事が……)
 (無駄だ……こいつは修羅だ、何も応えん)
 (待ってくれ………)
 制止もむなしく、その人間のからだが二つに裂かれる。
 すさまじい悲鳴が上がり、臓物が吹き出す……。
 
 「うわぁっ!」
 相模は跳ね起きた。
 夢であった事に気付き、胸をなで下ろす。
 と、まわりの妙な雰囲気気が付き、鴉に尋ねる。
 「あぁ、……こんばんわ、どうかしましたか?」
 
 異端陰陽師「相模」より薬売り「鴉」へ
 
 これ、最近僕が見た夢をアレンジしたものです。
 ちょうど良かったので、相模の因縁に絡めてみました。
#ほんとに化け物に人が真っ二つに裂かれた所で目が覚めた。
#ちなみに、化け物の元ネタは片方がかまいたち、もう片方が漂流教室の「大怪虫」です。
#さあ、何人わかるかな?
#何故二十年以上昔の漫画を知ってるかは秘密です。
97年10月16日:16時41分39秒
ヘ?(修羅刀編) / ジョーカー
>妖や怨霊でもないから感じ取れなかっただろうし。

齢数百年を軽く超えている暁雲は妖以外の何者でもないのですが。
元が人間だっただけで。
97年10月16日:15時57分44秒
気をつけて / ハリ=ハラ
 蒼さん、風邪を引いてたとの事。
 無理は禁物ですよ。
 人間身体が資本です、たまには休む事もしなければ・・・。
 何せ蒼さんは・・・
 
 今後とも末永く掛け合い所で頑張ってもらわなければならないのですから
 くれぐれもお体にはお気をつけて・・・
97年10月16日:14時46分34秒
「誤魔化し」(妖編) / 蒼

  『ねえ、眼赤、この後どうするの?ムラサキには悪いようにはしないみたいなこといってたけど、詳しく教えて』

  詳しく説明?俺だって主様に”世間を見せる事にした”って聞いただけなんだよう。
  知らないって言っても信じてくれなそうだし、ここはごまかしの一手だ。

  「さあて、あんまり決まってませんからねえ。
  目的地は決まってるようですけどねえ、道中どこへ行くかはまあお楽しみというところで。」

  表情は平静を装っているが尻尾がぷらぷらとゆれている。
  眼赤が都合が悪い話をする時の癖である。だが今までそれを指摘したものはいない。

  「そーですねー、ヒメはどんな所をみたいですか?」

  妖「眼赤」より  葉嬢へ

  ・・・・眼赤、お前元シノビの癖にごまかすの下手過ぎ。
97年10月16日:13時54分56秒
つい最近のことですからねぇ(修羅刀編) / tomy
といっても30年ほど前からのことだけど。それでも現場にいなかった暁雲の耳には届かなかったでしょう。妖や怨霊でもないから感じ取れなかっただろうし。
97年10月16日:13時02分57秒
妖編 / 夜光
 「きょうき」ってわざと漢字変換しなかったではないですか。漢字ににするのは
 ふさわしくないと思ったので。「狂気」は「狂喜」であり故に「きょうき」
  では、若武者庚を描きましょう。まだ飛んでいなかったのですが。空を飛ばされたので..(笑)
  やはり禁忌:人を殺すこと の因縁が刺激される答えが返ってきましたね(にんまり)
 
 「もしも、無明様が救えるものを救わないのであれば。私はこの刀にかけてお止めいたします」
  その声は決意に満ちていた。その刀は血の如き朱に染められていた。
 「正義も理想も人によって違うのです」
  悲しみを秘めた瞳。自分を責める罪の意識。それを読みとることができたろう。その瞳をみる
 ことができたならば。だが、残念ながら。彼女の隣には今は誰もいない。それ故に彼女の瞳をみ
 ることのできるものはいなかった。
 
  若武者 庚 より なまぐざ坊主 然無 へ
97年10月16日:11時57分02秒
訂正 / 蒼
>来週までに〜 来週中に訂正させて。
97年10月16日:10時59分29秒
「急かす」(妖編) / 蒼
 「そーです。ぼくだけ行っても話きいてくれる”ひと”いません。」
 「ぼくの背にのってください。 走るよりはやいです。」 そこまでいった時、鳴羊の体がビクリ、と固まる。
  神奈備と鈴鳴の「声」が届いたのだ。
 「ごめんです、鈴鳴さま。でもいくです。」
 「ダメです。神奈備さまが行ったら死ななくていいものまで死んじゃいますぅ。」
  しばらく、あわあわと無意味な足踏みをしていたが(象の足踏みぐらいだと思いねえ)
  「もう始まるです。急ぐです。まだ少し助けられるかもです。」
 

  守衛「鳴羊」  若武者「庚」、なまぐさ坊主「然無」へ


  皆の衆すまぬ、わしのミスで迷惑を掛けた。
  わびとして来週までに反乱軍編(風姫の辺り含む)を切りだしておく。
  紅、無明ともにそこで活躍したキャラのはず。
  「風邪ひいてた」蒼
97年10月16日:09時49分43秒
イニシアチブを取られっぱなし(修羅刀編) / ジョーカー
だから暁雲はボロボロに言い負かされてる。(笑)
なんやねん、地の底の結界って。
うぬれ、宵闇並みかそれ以上の齢を重ねている暁雲が知らんとは(笑)
大体何故に地脈が枯れているんだ?
97年10月16日:06時52分54秒
LOG 10 / sf
 天羅万象掛け合い所 LOG 010に1997年10月10日から1997年10月15日までのログを移動しました。
97年10月16日:06時00分55秒
姉妹(修羅刀編) / tomy
「、、、ん?」
亜夜は手首にかすかに痛みを感じた。しかし触ってみてもどこもおかしなところはない。

「、、、沙夜、なの?」

亜夜

っていうわけでこの姉妹には多少感能力があります。でも特に役に立つものではありません(笑)
97年10月16日:05時50分20秒
鱗麗(修羅刀編) / tomy
「呆レタナ。龍脈ヲ限界マデ酷使シタ“力”ガ何ニ使ワレテオルカ、想像モデキナンダカ?モシ万一、龍脈カラ地ノ底ノ結界ヘ流レ込ム霊力ガ断タレレバ、コノ大地ハ滅ビルゾ、ソコノ修羅刀ナドヨリ、ズット確実ニナ。」 侮蔑したように続ける。

「大局ヲ見ル事ガデキヌノニ、分不相応ナ力ヲ使ウ事コソ愚カヨ。ソレニ、、。」
そこで一旦止める。

「貴様モ分カッテオロウガ。空間ノ歪ミヲ正スナラ霊力ヲ注ギ込ムヨリ、断ッタ方ガ確実ダト。」

鱗麗から暁雲へ
97年10月16日:05時44分43秒
返答(妖編) / ハリ=ハラ
 上手く行ったとの雷吼の言葉に答える。
 
 「それはよう御座いました。しかしそのような呼び方をして頂けるとは(にやり)、私などは呼び捨てで結構で御座いますよ。」
 
 それから蛍火の方を向いて
 
 「私も多少薬を扱うもの、おっしゃって頂ければお出し致しますので」
 
 薬売り・鴉より 蟲サムライ・雷吼 妖・蛍火へ
 
 素面じゃない!素面じゃないんだ〜!!
 よし!
 「頬がほんのり赤らんでいる」ことにしよう!
 って、気持ち悪いだけじゃないかぁ
 うわーーん
97年10月16日:05時36分39秒
暁雲、その式(修羅刀編) / ジョーカー
 三人が乗ったことを確認すると未だ鳴動の終わらぬ大地を離れ
 式は宙を駈ける。巨大な亀裂を越え、木々の間を駈けていく。
 先行したとは言え娘の足。程なく沙夜に追いつく。高度を僅かに下げ
 沙夜の襟元をくわえ、そのまま駈けていく。
 
 「やれやれ、見かけによらずお転婆なお嬢ちゃんじゃのう」
 
 呆れたように式は、沙夜の襟をくわえたまま、器用に声を出した。
 
 暁雲(の式) 
97年10月16日:05時29分02秒
誰何(妖編) / ジョーカー
 鈴鳴と無明のやりとりを見聞きしつつ、紅は何かを感じた。
 よくは分からないが…気になる。方向は―上空を見据える―あちらか。
 膝をたわめ、一気にその何かがいる高度まで跳躍し、常磐に
 支えてもらい滞空する。
 
 「誰ですか?貴方は」
 
 紅  『彼』に向かって
97年10月16日:05時23分25秒
思案そして帰還(妖編) / ジョーカー
 こめかみを押さえる雷吼。
 
 「あいつ…相変わらず酒癖の悪い。済みませんね、お手数をおかけしたようで」
 
 「それにしても想い人ですか。やはり神奈備殿からもそう見えるのですね。
 ふむ………」
 
 そのまましばし考え込む。だが神奈備の言葉に我に返り、頷く。
 
 「はい、俺の心の整理が付いてからですが打ち明けようとは思っていました。
 もっとも聞いたら愛想を尽かされるかもしれませんがね」
 
 苦い笑いを浮かべる。
 
 「過去に捕らわれたままの俺はまだ“生きて”いないのでしょう。
 何かに心の底から笑い、怒り、悲しめばその“ひと”は胸張って言える。
 俺は生きていると。姉の受け売りですがね。俺の心はまだ凍っています。
 きちんと情動が動かない。だからこそあいつがまぶしいのかもしれません。
 自分の感情に素直で怒ることに怒り、悲しむことに悲しむ。
 立派に生きていますからね」
 
 そう言って雷吼はまた淡い笑いをみせた。
 
 場面は変わって野営地
 
 寝っ転がっている相模、一人素面な鴉。そして蛍火の膝枕で
 唸っているさのえ。雷吼はそれを―特に最後を―見て頭を抱えた。
 
 「ああ、頭が痛い」
 
 鴉が声を掛けてくる。それに対して
 
 「まあ滞りなくと言ったところかな。そう言えばまともに話すのは
 これが初めてかな?三治殿」
 
 偽名と分かりつつもその名で呼ぶ。別にどちらにしろ変わらないのだから。
 すたすたと蛍火の前まで歩いていき
 
 「迷惑を掛けたようですね、申し訳ありません。こいつも酒癖が悪くて」
 
 申し訳なさそうな声で連れの不備を詫びる。
 
 「おい、大丈夫か?今戻ったぞ」
 
 雷吼  神奈備、鴉、蛍火、さのえに向かって
97年10月16日:04時51分48秒
暁雲、炎(修羅刀編) / ジョーカー
 龍脈の制御と封呪の霊力供給、式の制御の三つを同時に行うことすら
 至難の業だというのに修羅刀から吹き出したもの、恐らくは修羅の集合体が
 近付いてくる。隣にいる琴音は結界を張ってあるから平気だとしても
 一番問題なのは暁雲だった。
 
 (まずいな、このままだと干渉される。下手すると龍脈が暴走するやもしれん。
 かといって本性を露わにしたら…うむ。修羅刀程にはならんが
 それでもこの場にいる者は狂死するやも)
 
 そんな暁雲の葛藤を嘲笑うかのように修羅達はにじり寄ってくる。
 
 (手詰まりじゃな、やむを得ぬか?)
 
 大事にならない程度に化身するも仕方がないかと覚悟し掛けたその時。
 一人の男が目の前に舞い降りてくる。三十と数年の年月を経ても
 男の姿は変わらない。暁雲も変わらない。双方共に永劫を歩む者故。
 炎は宣戦布告をすると笛を口に当て旋律を紡ぎ出す。
 暁雲の記憶に残るこの調べは鎮魂の調べ。炎が亡き想い人を
 偲んで創り、よく奏でていたものだった。
 
 「まだ、忘れられないか…」
 
 炎の過去を知る男は悲しみを声に乗せる。
 
 「え・・・あの・・・どうなっているのでしょうか?」
 
 そこに琴音の面食らったような声が聞こえる。
 弟子が修羅刀の相手をしてくれると言うのなら…言葉を返す余裕も生まれる。
 
 「正直言って儂にもよく分からん。ただ一つ言えることはこの目の前で
 笛を吹いている男は儂の弟子じゃ。三十年ばかり会っておらんかったがな。
 儂の式でこちらに飛んできた時、森が詠っているのを聞いたじゃろ?
 こいつの仕業よ。こと技芸に関しては誰の追随も許さぬこいつのな」
 
 顎をしゃくり炎を指し示す。
 
 「もっとも今何という名を名乗っているのかは儂も知らんがな」
 
 背を向け笛を吹き続ける炎から返事が返る。笛の音が絶えぬまま。
 
 「今は炎って名乗っているよ。久しぶりだな親父。初めましてお嬢ちゃん」
 
 「色々あってな。とりあえずこいつの相手は引き受けよう。
 っと、余計な奴らまで来やがった」
 
 空を仰ぐと一体の龍神が降り来たり、暁雲達を怒鳴りつける。
 その濃密な妖気に反応して琴音に施した結界が作動し琴音を妖気から保護する。
 それを横目で確認しつつ暁雲は龍神、鱗麗に向かって話し掛ける。
 
 「小僧、龍脈より力を引き出すことを愚かと言うのなら愚か者共ではない。
 やっているのは儂じゃ。それに天地の理?そんな物はとうに心得ているわい。
 じゃがのう、天と地の均衡を欠いている状態で修羅刀がここにあるというのは
 引き出すことよりなお悪い。早急に戻さねばならんのよ。
 もう既にこの辺り一帯の空間が歪んでおるのに気付いておるか?
 そいつをお主が何とか出来るというのなら、地脈の回復を
 自然に任せてもよいのじゃがな」
 
 齢を幾ら重ねているのかも分からない龍神を平然と小僧呼ばわりする暁雲。
 それは虚勢ではなく見栄でもなく。極当然のように口にしていた。
 
 炎は鱗麗の言葉には何も返さずただ笛を吹き続けている。
 ここは暁雲に任せるつもりのようだ。
 
 暁雲、炎  琴音 鱗麗に向かって
97年10月16日:03時06分16秒
雷吼に押し付けちゃえ(^^)【妖編】 / ハリ=ハラ
 鴉は一応薬売りで生計立ててる身なんですが・・・(^^;)
 特殊な薬でなければ大概のものはありますし、丁度薬の原料を取りに行ったばかりですから。
 言ってくれれば出したのに(^^)
97年10月16日:02時53分41秒
この子どうしようか(妖編) / 月夢
 雷吼が帰ってきたのを見ると、軽くさのえの頬を叩く。
「彼が帰ってきましたよ」
 気持ち悪くて自分の膝でぐたっとしているさのえにそう声をかける。
(さて、どうしますかね、私が外に出張る必要はないでしょうが、ここに居座る必要はあるでしょうか?)
 神奈備が外に向かうのであれば見張りは確かに必要かも知れない。
(それにこれを好機と見て、今から出立するのであれば道案内も必要でしょうし・・・・もっとも酒が抜けない方がいるのであればどうにもなりませんが)
 袖もとを軽く捜す、非常用にいくつか道具は持ち歩いているのだが、さすがに酔いさましはない。
(酔う人が回りにいませんからね)
 一応はどこかに蓄えがあったと思い、狐火を出すと持ってきて貰うよう伝言する。
「もうしばらく横になっていてください、今薬を持ってこさせますので」
 
 蛍火から さのえへ
97年10月16日:02時35分33秒
乗り込む夕霧(修羅刀編) / tomy
香の返事を聞いてからにしたかったけど、、あきらめよ(苦笑)このままでは話しの流れにおいてかれる(^^;)


「そういうことです。」
玄屋の言葉に続けて夕霧が式に乗り込む。それとほぼ同時に香も。

「では、、お願いします。」

夕霧から暁雲(の式)へ

つ〜わけで勝手に乗り込ませちゃいました。ごめんね、桂さん
97年10月16日:00時59分14秒
いよいよか?(妖編) / ハリ=ハラ
 取りあえず、荷物をまとめている所に神奈備が戻って来た。
 言葉どうり雷吼を連れている。
 移動の気配はなかったが、ここは妖の結界の中。
 人界の常識がそうそう通用する所ではない。あまり深く考えない事にしよう。
 
 「お帰りなさいませ。こちらは生憎この様な有り様で御座いますが」
 
 一座を見回してから
 
 「其方の首尾はいかがで御座いましたかな?」
 
 薬売り・鴉より 蟲サムライ・雷吼へ
 
 やっと懐かしき(^^)らぶこめモードが復活するか?
 
 邪魔ならば、即座に消えるぞ by鴉
 
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