天羅万象掛け合い所 LOG 010

天羅万象掛け合い所の1997年10月10日から1997年10月15日までのログです。


97年10月15日:23時55分28秒
(妖編)失敗 / Ray
 では、もう片方を。
 
 (さて、どの様になるのか。)
 『彼』は、宙に浮かんでいた。
 その下方では、主命により手助けを依頼(彼の主人は滅多に命令をしない)された「鈴鳴」と云う名の妖狐が、三者と向き合っている。
 変わった取り合わせではある。傀儡師を名乗る「金剛機」に、オニ……ではない「る=てぃらえ」の変じたと思しき妖、仏珠から見て鳳凰宗の僧らしき者。
 どうやら、この森に用があるのは、あの僧形の者の方で、金剛機と妖の方は、その僧形の者を求めて来た……と云う事の様だ。
 (となると、「鈴鳴殿」が交渉すべきは「無明」と呼ばれた方か。)
 少し考えてから、高度をゆっくりと下げて行く。話し声をすべて聞き取るには、周囲が少々騒がし過ぎた。
 (こちらの「へいさくうかん」は完全な筈だし、妖気等でも見分けは付かないから、もう少し近寄っても構わないだろう。)
 そうしている間にも、話は進んでいた。「鈴鳴」の妖気が引いてゆく。
 (話が纏まった……って言う感じじゃ無いな、これは。)
 ふと、視線が合った。「紅」と名乗った金剛機が、彼の方に視線を上げている。
 「見える筈は無いよな。……でも何で、何もない筈の宙を見上げてるんだ?
 って、やばい! 「明界」の方! まだ繋がってた!!」
 金剛機の「魂」も又明鏡空間「明界」に接続されており、その双方が望めば「明界」を繋げる事が出来る事は知られていた。
 先刻、「外」の情勢を知る為無差別に周囲の明鏡と接触した際、僅かに繋がったそれを切り離していない事に彼が気付いたのは、「紅」が異常を発見した後であった。
 
 『彼』 より 「紅」 および 「常磐」「鈴鳴」「無明」(順不同) へ
 
 と云う訳で、いきなり失敗から。「紅」が発見(?)したのは、ちょっとした「独り言」程度です。
 ちなみに普通、上記の様に無差別に明鏡と接触するのは不可能です。(突っ込まれる前に言っておきますが。)
97年10月15日:23時48分15秒
(妖編)『生きる』 / Ray
 四神については、夜行さんが書いたので間違って居ない様です。(私が南北逆に覚えてた訳ね。それと、「南=平原」でもマル。)
別に深い意味は無かったのですが……。単に、この森が風水的にも「王城」に相応しい様な場所にあるのではないか、と思っただけです。
 
 「うむ。あの娘ならば、飲み過ぎて……あれだけ騒げば、酒の廻りも早かろう……蛍火殿に介抱されておる。
 まあ『想い人』が、他の女性(にょしょう)と手に手を取って行ってしまえば、如何に童でも少々荒れるのも無理は無い、と吾も思うぞ。」
 生真面目な表情と口調で、そう告げる神奈備。だが、その目と口元は、笑いを堪える様に微かに揺れていた。
 「後は、寝てしまった陰陽師と、起きているシノビ……自称『薬売り』と言ったところか。」
 おまけの様に付け加えておいてから、雷吼に向き直る。
 「吾が口を出す事では無いとは思うが、きちんと話をしてやった方が良いぞ。吾等や『ル=ティラエ』等と違い、人の身では『言の葉』を交わさねば見えて来ぬ事もあろう。 もとより命短き身なれば、何時までも変わらずに居られる筈も無い。何も言えぬまま、失ってしまう事もあり得よう。そうなっては……辛いぞ。」
 静かに、そして真剣な表情で語りかける。
 「『生者必滅、会者定離』……坊主共の言葉ではあるが、この世の真実よ。だが、天羅万象紡ぐ『想い』さえ忘れずに居れば、全てが失われる訳では無い。その上に、新たな想いを築いてゆけるのだから。 過去を忘れる事など出来ぬ。だが、今を生きる者の責務は果たさねばならぬ。新たな『想い』を紡ぐ事……生きるとはそうしたものであろう。」
 言葉が途切れる。まるで自分の能弁に恥じ入るかの様に、下を向き、大きく吐息を漏らす。
 「下らぬ事を申した。忘れて呉れて良いぞ。 長らく人や『ル=ティラエ』を見てきたせいか、吾ながら知った様な事を口走ってしまった。
 吾等が真に『生きている』と呼べるのかどうか、それすらも判らぬと云うに……他者に『生き方』を説くとは、な。」
 そう言う神奈備の姿は、まるで泣いているかの様に見えた。
 
 「さて、あまり他の者を待たせておく訳にも行くまい。ちと急いで『渡る』故、吾に掴まるが良い。」
 顔を上げた神奈備は、程の一幕が嘘の様にそれまでの態度に戻っていた。
 差し出した右手を雷吼が握ると、そのまま木々の造り出す影の中へ足を踏み入れる。
 瞬きした次の瞬間、二人(?)の前には野営地の光景が広がっていた。
 
 悩める(?)「神奈備」 より 蟲サムライ「雷吼」 へ
 
 と云う訳で、「相模」の疑問は実は「神奈備」の物でもあったりします。(だから好意的だった訳ね。)
 それにしても、今日辺り又LOGが切られそうで……相変わらず良く続くものだ。(注.自分の事は棚に上げています。)
97年10月15日:23時43分35秒
すまぬう(妖編) / Dr.李
 はいはい、そういう意味だったのね。
 確証もてなかったの。
 
>それからですね、紅は一度は修羅と化しましたが
 >今はまともなんですから狂気なんて漂わせていません。
 >妙なものを読みとらないで下さい。
 
 いや、その、夜光さんの書き込み読んだ後だったから、てっきり鈴鳴にもそう感じられたのだろうとおもったのれす。
 
 でも・・・やっぱりちょっと危ない人のほうが傀儡師らしくて良いと思ってるんだけど、いやかい?  
97年10月15日:23時25分52秒
凄いね(妖編) / ハリ=ハラ
 今更ながらだけどさ。
 凄いよね、この掛け合い所。
 だってもうすぐまたログが切れそうだし・・・。
 過去ログのディレクトリを見たけど、他にこんなとこ無いしね。
 sfさんも、ご苦労様です。
 
 ところで、妖編の方で旅の方へついていく者はどの位になるんだろう。
 じつはえらい大所帯になるんでは?
 (あまり大人数で旅行していると怪しくないか、という心配が)
97年10月15日:23時13分01秒
鱗麗到着(修羅刀編) / tomy
(見エテキタナ。ドウヤラ、アヤツラノ様ダ)
先ほど地から霊力を引き出し、今度は天の龍脈から霊力を下ろそうとしている愚か者と、その仲間とおぼしき者達の姿を鱗麗はその目にとらえた。
そして、その者達の元に降り立つ。

「愚カ者ドモ!天地ノ理(ことわり)ヲ知ラヌノカ!?タトエ小量デモ、ソノヨウニ急激ニ“力”ヲ集メレバ、天ハ乱レル。天ガ乱レレバ地ハ荒レ、地ノ“力”ハマスマス枯レルトイウノガ分カランカ!?」

鱗麗から暁雲達へ


「、、『炎』トヤラ、貴様ハモウ少シ賢イト思ッテイタガナ。」

鱗麗から炎へ
97年10月15日:21時35分44秒
紅ですか?(妖編) / ジョーカー
 別に狐フェチってわけじゃないですけど、以前こいつ関連の書き込みで
 (当時は決め台詞だったけど)こんなのがあります。
 
 「美しさとは姿形のことではない。
              そこに現れる魂の輝きなのだ。」
                     傀儡師 紅(クレナイ)
 
 つまり彼は鈴鳴を内部からにじみ出るものも含めて美を感じたわけです。
 それをむざむざと壊される様を(って言ったって鈴鳴がそう簡単に
 やられるとは思えないが)傀儡師たる紅が黙って見ていることがあろうか、いや、ない。
 と言う訳です。(笑)
 
 それからですね、紅は一度は修羅と化しましたが
 今はまともなんですから狂気なんて漂わせていません。
 妙なものを読みとらないで下さい。
97年10月15日:20時39分43秒
(妖外伝)昔の鈴鳴 / Dr.李
 昔々あるところに暴れ者の狐がおりました。
 漆黒の毛並み、爛々と光る黄金の瞳、そしてたなびく七本の尾。
 人を襲い、街を焼き払い、好き放題しておりました。
 
 そして、ある日、その狐の耳にある噂が入ったのです。
 ある陰陽家が彼を殺そうとしていると言うものでした。
 
 彼は、怒りに駆られその陰陽家の元へ飛んでいきました。
 そこには、一人の女が立ってました。
 彼は、彼女を一呑みにせんと襲いかかり、そして、彼女は食べられてしまったかのように見えました。
 ですが、彼女はまだ生きてました。そして、おもむろに無数の狐火を召還し、そしてその狐火の中から上半身だけの狐のようなものを胃の中一面に放ったのです。
 彼女の下僕たちは、彼の体を食い破り、彼の心を蝕んで行きました。
 数時間後、屋敷と思われたものはすでにないススキの野原に風に吹かれている彼女の姿がありました。
 その細い目の底には彼のような黄金の瞳が光っていました。
 
 「ふふふ、おいたがすぎてよ、坊や。」
 
 彼女は、ゆっくりと風に吹き上げられ、目的地に向かいました。向かうは、主の森。 目的はその森の実力者、宵闇。
 
 強力な森の結界のなか、彼女は宵闇と対峙しました。
 その後、戦いは七日間続けられ、最後に立っていたのは宵闇でした。
 宵闇は彼女にとどめを刺そうともせず、そのまま森の奥に帰っていきました。
 彼女は、収まりがつきませんでしたが、同時に宵闇のしたことがわからないほど、愚かでもありませんでした。
 それ以来、彼女は半分一方的に宵闇の家来になりました。
 そのとき、彼女の力の発動時の鈴の音から、主が”鈴鳴”とよんだことが彼女の呼び名になりました。
 
 昔々のお話です。
 
 なーんてね。
97年10月15日:20時11分05秒
対峙する鈴鳴その参 / Dr.李
 紅の狂気を含んだ目、無明の冷たい死の影を含んだ瞳を受けながら、言葉を続ける。
 
 「捜し物・・・。今日、この森に来られる方からはよく聞く言葉ですこと。」
 妖気がひいていく。警戒を解いたのではない。威圧の必要がないからだ。
 「具体的におっしゃっていただきたいものですね、お坊様。」
 妖気はすでにない。だが、鈴鳴の周りの狐火はより明るく、強くなっていく。まるで、鈴鳴の意志に反応するように。
 
 鈴鳴より 無明へ
 
 紅ってどんな人なん?狐フェチ?(おい!)
97年10月15日:18時52分55秒
ちょっと待てよ(妖編) / ハリ=ハラ
 混乱に乗じて出発、というのは案外良いかもしれない。
 相模の酔いは醒めているらしいから、目を覚ませば動けるだろうし。
 さのえはおぶってもらえばいいじゃあないか。(誰にって? それはもちろん・・・)
 
 鴉としては、動けるように荷物をまとめて変化に対応する形ですね。
 邪魔にならない様に寝ておくのも手なんですが。
97年10月15日:17時28分41秒
いきなり・・・(修羅刀編) / 月夢
 続いて琴音。
 
「え・・・?」
 目の前のことに没頭していた琴音がその紗に気付いたのはすぐそばに来たときだった。
 近づく紗の感覚は二つ、琴音は急いで振り向く、もっとももしこれが戦場ならばとっくに琴音の命はなくなっていただろうが。
「あ・・・」
 経験不足ゆえに一拍子ずつずれる琴音の横をすり抜けて誰かが枯蔦へ飛びつく、
「駄目で・・」
 遅れながらも制止の言葉を投げかけようとする琴音は途中で言葉を切る、一つは、なんの抵抗もなくその人影が枯蔦のもとへいけたこと、もう一つはその姿が少女だったことに驚いて。
(・・・・・・あ)
 しばしの思考時間をおいて、よくも悪くも陰陽師として育てられた琴音は理屈で考えていき、答えに行き着く。
「すっかり忘れていました・・・」
 元々の琴音の目的が目の前の少女を捜すことだったのだ。
(でも、無事で良かったです・・・が)
 目の前の二人が会えたことにほっとしたのもつかの間、琴音は気を引き締める、修羅刀は限界ぎりぎりの所にある、どんな理由であれ、一瞬でも気が緩めば。
(きますか)
 袖に手をいれ、琴音が式札を握りしめる。
 枯蔦、暁雲の助力をこの場で当てにするのは厳しいだろう、最低自分の身だけでも護らねばならない、そう覚悟決める琴音の前に一人の男性がおりてくる。
「まずは私がお相手しましょう」
 そう宣言すると修羅刀と対峙して美しい調べを奏でる。
「え・・・あの・・・どうなっているのでしょうか?」
 思わず暁雲を見てしまう琴音だった。
 
 琴音から暁雲、炎へ 
97年10月15日:16時50分45秒
葉嬢(妖編) / 月夢
 書き込みの番が結構たまってしまった、まずは葉嬢から。
 
「うん、ありがと、でもあんまり眠くはないよ・・」
 眼赤の申し出を断り葉嬢は動物のように丸まって眠るムラサキの横に座って、戦端の開かれている方に眼を向ける。
「ずいぶんおおごとになっちゃったね、ムラサキってそんな大物なのかな?」
 ムラサキに関わる細かい事情など葉嬢が知る由もなく、首を傾げる。
「こうやってみてると小狐みたいなのにね」
 別に悪意のある台詞ではなく、丸まって眠るムラサキが単に小動物に見えると言うだけである。
「おとなしく寝てるとこんなこと引き起こすような人間には見えないのにね、苦労してきたのかもしれないなあ」
 小さな頃葉嬢がそうされたようにムラサキの頭を優しく撫でる。
「ねえ、眼赤、この後どうするの?ムラサキには悪いようにはしないみたいなこといってたけど、詳しく教えて」
 
 葉嬢から眼赤へ
 
 そーいや、眼赤も詳しく話し聞いてないのかな?
 それから葉嬢の場所はさのえたちから距離のある、もう外陣の結界を越えたぐらいの所にいます。
 最後にまったく関係ないですが小狐でふと思ったこと、鈴鳴が森についた当初、きっと宵闇に小狐扱いされて散々からかわれたような気が今唐突にしました(笑)。
97年10月15日:14時56分22秒
さ・・さのえさん・・・(妖編) / ハリ=ハラ
 名前は覚えない主義なんですか?
 
 >時間的にはムラサキたたき起こして混乱に乗じて出ていく方が得策じゃないかな?
 これをやるためには、相模とさのえを動ける状態にしなけりゃならんのですよ。
97年10月15日:14時47分05秒
妖編「宣言」 / みだれかわ枕
 ということで、書き直しです。どこまで戻るのか判りませんでしたので、13日の夜光さんの「焦燥」(庚が鳴羊の申し出を断り、式を取り出すところ)まで戻しています。都合が悪ければおっしゃって下さい。もう一度書き直します。


 庚が式を出す。鳳(ほう)ということは、飛行用のものであろう。押し並べてあらゆる式がそうであるように、この鳳も美しい。
 庚殿、行かれるつもりか?
 そう聞こうと思って、やめた。この娘を止めても無駄だろう。
 とはいえ、”考えもなく殺生をすることはない”という言葉が、然無には引っかかった。
「考えがあろうとなかろうと、殺生には変わりがないぞ、庚殿。殺さずとも何とかなることの方がはるかに多いのだ。なぜ殺すことに理由を付けようとする。それは、本当は殺したくないからではないのか」
 そこで然無は言葉を切った。鋭い目付きに変わりはない。だが、威圧するための目ではない。ただ、自分の心をそのままぶつけるための、何も隠さない目。
 だが、すでに庚は鳳の上にある。こうつなぐしかなかった。
「……あいわかった。拙僧はおぬしを、そして無明殿を見守らせてもらうことにしよう。そして、救える命をおぬしたちが殺めようとするならば、拙僧が救わせてもらうことにする」

 坊主 然無より、若武者 庚へ


「で、おぬしは拙僧にいっしょに参れと、そういうことなのか?」

 ナマグサ坊主 然無より、守衛 鳴羊へ


 事実上の敵対宣言じゃないかな、然無のセリフって。酒飲んでた時は協力するなんて言ってたくせに、このボウズ、結構気分屋です(笑)……って、そうじゃない、このあたりの話はキャラクターとしての然無のテーマ(天羅的に言うなら、背負った因縁)にからみまくりなので、なかなか難しいところです。

 それにしても、妖編が始まってから二ヶ月がたったけど、スピードは落ちませんねぇ。参加人数も増えたし。はじめの頃、ジョーカーさんと私が「急望!『木の上の人』」なんていってたのがうそのよう(笑)。
#でも話の中では9時間ぐらいしかたってないんですよね。
#ひっぱるひっぱる(笑)
97年10月15日:14時42分54秒
業深き(修羅刀編) / 夜光
  それは一つであり。無数であった。
  個であり。集団であった。
  それを分けることはできず。かといって一つと言うこともまた出来はしない。修羅刀は目覚める度に狂気を食ら
 ってきた。そして、そのたびに切れ味は鋭くなり、その姿を優美なものへと変えていった。
  そこに積み重ねられた深き妄執と、払い難き重い業はいかほどのものがるだろうか?
 (おのれ....このわしの野望をじゃまするとは....げせんのものの分際で!)
  霧のような影が一瞬その姿を一つにする。その顔には苦悶が刻み込まれ果て無き野望と妄執の狂気にとりつかれ
 ている。
  炎の笛の音が木々の狭間をこだまする。それに応じるかのように霧の中からまた違うものが姿を現す。
 (夕霧....)
  穏やかな笑みを浮かべてはいるがその顔にも苦悶が刻み込まれている。果てのない責め苦を受け続ける思いはど
 こへ消えるのだろうか?
 (私は道具じゃない。道具じゃないのよ!!)
  修羅のごとき形相。それは怒りと悲しみにないている。絶望という名の檻に閉じこめられたある女性の心のかけ
 ら。時を止められた彼女にはいつまでも救いの時はやってきはしない。
 (神よなぜあなたは何もしてくれないのですか!!)
  絶望の慟哭。その声は天地さえ振るわせる。炎の奏でる音色も、枯蔦の鎮魂の言霊も意味を持たない。深い深い
 悲しみにっだけ彩られた。音色。
  そして、生きたい。死にたい。救われたい。復讐。諦観....
  様々な魂の音色が響きわたる。それは天井図のような美しさと。地獄絵図の恐怖を同時に引き起こしていた。
 
 修羅刀の亡霊たち
 
97年10月15日:13時57分18秒
炎(修羅刀編) / ジョーカー
 森の中を走っていた時も、式に乗っている今この時も。
 少女の思いは直接炎の心に流れてくる。
 
 (羨ましいですね。ここまで人を想うことが出来るとは。
 私の心はあの時から凍ったままです…)
 
 炎の脳裏に一人の女性が浮かび上がる。儚さと芯の強さが同居する
 そんな美しい女性の姿が。
 
 (翠影…今ならば貴方と永劫に歩めるというのに貴方はいない…
 浮世とはなんともままならぬものですね……)
 
 それは人と人ならぬ者の間に芽生えた。だが人ならぬ者は
 命を落とし、人であった若者は人ならぬ者へと身を落とした。
 半身を失い、若者は魂にひびを入れる。そして今日まで歩いてきた。
 明日も歩いていくだろう。欠けた魂、深淵よりも深き飢えを抱え。
 
 やがて森が切れ、視界が広がる。眼下にあるは少女と銃槍使い
 師と見知らぬ娘、そして修羅刀とそれから吹き出す何か。
 大地の鳴動は未だ終わらない。
 
 「天地人の輪が崩れたか…」
 
 人(人間ではなく天羅に生くる総ての者達)が地より気を吸い上げ
 人の放つそれを天は受け取り、地に還す。この永劫の循環。
 それが崩れたのだ。師の行いを一目見れば何を成そうとしているかは
 明らか。天が溜め込んだ気を枯渇したこの地の地脈に還そうというのだろう。
 
 「なんてえ荒業だ。親父、引き金を引いた罪滅ぼしのつもりか?」
 
 (放っておいても戻るでしょうが地の震えは止まらないでしょう。
 一気に還す速度を加速させるつもりですね)
 
 (それと普通は山から還すものを直接ここに流し込むつもりだな)
 
 (さすが…と言うべきなのでしょうね。我々にはこのようなことは
 とても出来ません)
 
 (せめてちっとは手伝うか)
 
 炎は式を蹴り、眼下へ舞い降りる。陣を抜け出し師と娘に迫る「もの」の前に。
 
 「まずは私がお相手しましょう」
 
 炎は先程の横笛を取り出し、奏で始める。
 鎮魂の調べを……
 
 炎
97年10月15日:13時03分20秒
あ、ああああ / みだれかわ枕
 申し訳ない、さっきの「抗議」(然無のやつ)はなしにして下さい。まだ飛んでないんですね。うわあああ……
97年10月15日:12時59分09秒
妖編「評価」 / みだれかわ枕
 さのえはまだ悪酔いしているんですが、このまま雷吼に会ってしまうんでしょうかねぇ(笑)。


「う――……」
 蛍火にひざ枕されたまま、さのえは軽くうなっていた。肝の臓には耐えられる酒量というのがあって、それを超えるとこうなる。
 しかし、自分がこうなるとは思いもよらなかった。

 っかしいな。いつもは酒飲んでもこんなんになったりしなかったのに。
 安い酒出したんじゃねえか、あのアマ(鈴鳴)!
 雷吼にしだれかかったりしてさ! それにあの「私は全部判ってますよ〜。ホントあなたたちって子供ね〜」って目! ああああ、むしゃくしゃする!
 だいたい、あいつは妖の中でも一番怪しい!
 あれに比べりゃ、あたいに体当たりしたイノシシ……えーっと、火猪っていったか、あいつの方がまだいいよ。他のは……ネコ(眼赤)とヘビ(神奈備)か、あれだって、まあ、可愛げがある。相模や薬売り(三治……まださのえは「鴉」という呼び名を知らない)みたいに人間の方が胡散臭いこともあるけど、あのアマは別だね!
 気に入らないったらありゃしない。
 ……あー、気持ちわる。
 もうしばらくこうしてよ。こいつ(蛍火)には悪いけど……あ、こいつも妖かぁ……

 ヨロイ狩り さのえ、一人でこんなことを思う
#もうじき雷吼が来るんだけど、そんなことでいいのか〜?(笑)


 さのえなりの人物(&妖)評です。
 ……ひどい言われようだね、鈴鳴(笑)
97年10月15日:12時58分59秒
妖編「抗議」 / みだれかわ枕
 ちょっと間があいてしまいました。するとなんかすごいことになってますね(笑)。
#一日たりとも油断できないな、TENRA_2って


「おぼーさんはどうするです……」
 ”か?”というつもりだったらしい妖が、突然足踏みをはじめる。
 何か聞こえているらしい。
(音を使わぬ『声』か。妖達が興味を持ったのかの?)
 当たらずとも遠からじ。
 そして、鳴羊が飛び上がる。
「おいっ、乗ったかどうかぐらい確かめてもよいのではないか!?」
 慌ててその背にしがみ付いた然無が叫ぶ。しかし、鳴羊はその抗議も聞いてはいなかった。


 戦場の上を飛びながら、鳴羊は何かを呟いていた。聞けば、人が『駒』となってしまっていることを嘆いている。そして、無明も『大きな駒』となっているといっている。
(妖というものにも、いろいろおるのだのぉ)
 のんきに感心している然無。彼もいろいろな妖を見てきたつもりだったが、ここまで悩んでいる妖は見たことがなかった。
「おぬしも悩んでおるのか。御仏の教えがおぬしたちに意味があるかどうかは知らんが、よかったら経でも読んでみるか?」
 懐を探る。たしか短めのものがあったはずだが……
 しかし、結局然無はこの妖に仏法を説くことが出来なかった。鳴羊が”力”を使うと言い出したからである。
「ちょ、ちょっとまて! いきなり何をやるつもりだ!?」

 ナマグサ坊主 然無より、妖 鳴羊へ


 飛んでる、いつの間にか然無が飛んでるよぉ(笑)。話もどんどんでかくなってるしぃ(笑)
97年10月15日:11時30分07秒
捜し物(妖編) / 夜光
  紅の瞳に何か...そう「きょうき」めいたものが浮かぶのが解る。それはかつての自分の中にも確かにあったものだった。
 人に絶望し、人でないものに人の真実を求めた。それ故に傀儡を削ってみたりもした。けれど、それは人に近く人を越える
 けれど人ではかった。人でないものに自らの答えを求めるなら自らその答えを知っている必要があるのだから。
 「なるほど」
  薄いあるかないか解らないほどの笑みをその口の端にのせ、静かにうなずいた。
 
 護法僧 無明 より 陰陽金剛機 紅 へ
97年10月15日:11時04分34秒
でてきやがれ、モンスター(修羅刀編) / 夜光
 夜光:滅光さんや、あんたどこにおるん?今
 滅光:そんなもん俺が知るか。どっか時空の彼方だろう。
 夜光:時空の彼方ね〜。相対的未来じゃないの?
 滅光:時間の流れは不可逆じゃねえのか?
 夜光:いや〜、そこはそれ、おまえ様はどこにあらわれても不思議はないし(笑)
 滅光:....(すらり)
 夜光:無辺を抜くな〜(^^;一般人なら、さわられただけで魂が食われるだろうが〜
 
 以下残酷物語
97年10月15日:11時00分20秒
傀儡師(妖編) / ジョーカー
 「いえいえ、巻き込まれるのは慣れていますよ。それよりも…」
 
 笑みを浮かべたまま。
 
 「貴方がなにを探しているのかは知りませんが
 私が傀儡師であることをお忘れの無いように」
 
 傀儡師―彼らは美を至上のものとし、それを追い求め生涯を費やす者達―
 紅は多少毛色が違うが、それでもれっきとした傀儡師だった。
 その目に無数の狐火を従えた鈴鳴はどのように映ったのか…
 
 傀儡師 紅  護法僧 無明に向かって
97年10月15日:10時45分32秒
とっとと動かそう(修羅刀編) / 夜光
  空を駆け抜ける二つの式。炎を乗せた飛行型の式。そして、少女をのせた美しい獣の姿をもつ式。けれど、奇妙な違和感が
 感触としてある。いくら駆けてもいっこうに進んだように思えないのだ。大地の龍脈が衰え空の龍脈との釣り合いがとれてい
 ない。それが調和を崩し。空間そのものに何らかの影響を与えているのだ。
 (お兄ちゃん....)
  一直線な意志はそれだけで強いもの。あらゆる傷害を突き抜けることすら可能とさせる。
  純粋な思いの前ではあらゆるものがじゃますることはできない。同じくらい純粋な思い以外は。
  空が開け、森が道を示す。歪んだ世界の中でそこだけが「普通」だった。
 (みつけた!!)
  森の狭間に刀に両手を置き、祈るように膝をついている枯蔦の姿が見える。
  少女はまっすぐにただまっすぐに彼の元に飛び込んでいく。修羅刀から吹き出した障気も怨霊も彼自身が施した結界も少女には
 意味を持たなかった。それは少女だけをじゃましようとしたのではないのだから。
 (お兄ちゃん)
  気がつくと少女は青年のからだにしがみついていた。支えるように支えられるように。
 
 枯蔦のつれている少女 
 
  陣図はそれを構成している印珠が壊るか、術者が術を維持できない状況になるかでしか壊れませんので。大丈夫です
97年10月15日:10時41分13秒
ごめんね(妖編) / 蒼

>だから、まだ飛び立ってはいないんだよ〜
かき込んだ後気づきました。すまぬ。
なんか止まってたらいくさ、終わっちゃいそうで焦ってた。
それにFAQ編集でLOG全部読み直していたから眼がつかれていたんだよう。
前後したところは転載の時に直しを入れませう。
時よもどれー
ちゅうわけで、みだれかわ枕さんの書き込み待ち。
97年10月15日:10時28分26秒
戦争の方がまし(妖編) / 夜光
  戦争の方がまし。これは単なる処分にすぎない。いらなくなった玩具壊れた機械。それは
 壊して捨てるべきではないでしょうか。
  と、書き込もうと思ったけど庚は然無を待っているんだよ〜。だから、まだ飛び立っては
 いないんだよ〜>蒼さん 
  
  では、あやかしに睨まれている無明を動かしてしまいましょう。
  
  無明の雰囲気が変わる。それまで緩やかな雰囲気をまとい、剣呑な空気の中にあってさえも余裕を
 持っていたそれがかわる。まるで闇夜にとつぜん満月があらわれたかのように。その光はただでさえ
 暗い闇をさらに際だたせる。
 「捜し物を。しているのですよ」
  どこか違う。けれどこれもまた無明の一面ではある。冷たく鋭い。状況を楽しむことも道を探すこ
 とも心に残っていないかのように。それは憎悪にもにた。愛情ににた感情。それが何故彼の心の中を
 渦巻いているかはわからない。
 「二十年前にお会いした眷属の方とはどうやら違うようですね」
  瞳に写るのは無明の闇よりも深き虚空の黒。まるで意志持たぬ人形のような。けれど圧倒的ともい
 える意志を秘めているような瞳。それはあらゆるものに揺るがぬようにも見えたがとてもはかなく脆
 いもののようにも見えた。
 
 護法僧 無明  より 妖 鈴鳴 へ
 
 「さて、どうしたものでしょうね。このような大事になるとは」
  以前ここを訪れたときとは様子が違うようだ。
 「やらやれ、厄介ごとに巻き込んでしまったようですね」
  実際に巻き込まれたのは自分かもしれないのだが。無明の瞳には再びその名にふさわしい闇が宿っていた
 
 護法僧 無明 より 陰陽金剛機 紅へ  
97年10月15日:10時09分38秒
心配(妖編) / ジョーカー
 不意に別の気配が現れる。だが覚えのある気配だ。
 雷吼は驚きもしない。その神奈備の声に
 
 「酒が欲しいですね。それと肴も。とはいえそんな状況でもない。
 それが少々残念」
 
 と軽口を返し、すっと立ち上がる。
 
 「一応は信用はしてもらえたようです。もっともあくまでも一応。
 ま、無理もない、何せ前科が前科だ」
 
 微苦笑を浮かべ神奈備に
 
 「これから一応じゃなくしてみせますよ。一朝一夕にはいかないでしょうがね」
 
 力強く断言する。涙の跡をふき取りながら
 
 「そう言えばあいつはどうしています?」
 
 と聞く。特に誰と指定したわけではない。だがこの男の「あいつ」と言えば
 対象となるものは彼女以外にいるはずもなかった。
 
 雷吼  神奈備に向かって
97年10月15日:10時04分55秒
「休息」(妖編) / 蒼

深夜の森、戦いの喧燥もここまでは届いていない。

安心した表情で少年−ムラサキ−が寝ている。
そうだ、なにか掛けてやらねばな、風邪をひくかもしれん。

ふと横を見ると布団が置いてあった。
・・さすがだ・・細かいところまで行き届いている。

だが猫にどうやって布団を掛けろというのだ?
どうせなら布団を掛けてから行けばいいものを・・気がきかん奴だ。

「ヒメ手伝ってください、こいつに布団を掛けてやりましょう。」

起こさないように気を遣って布団を掛けた。
さいわい起こさずにすんだようだ、良く寝ている。

ヒメの顔を見るとすこし疲れが出ているようだ。
今のうちに休ませておくか。

「ヒメ、眠くはありませんか?」
「次に動くときは休むことは出来ませんので今のうちに寝ておいてください。」

俺は座り込み、”声”を待つ。
・・待つ間、分身を飛ばして、”道具”をとってくるか・・・

妖・眼赤より、葉嬢、ムラサキに

んーと、こんなものですか。
次に動くまで描写なしでもいいかと思ったんですけど。
>四神相応
ところと流派によって変わったりするから(南は平地だって言う説もあるよ)
あんまりつっこまないほうがいいんじゃない?
別に決めなくてもよさそうだし。

二時間半かけて学校に行ったら休講だった「蒼」
97年10月15日:09時41分01秒
四神 / 夜光
  北は玄武で死と司り山。南は朱雀で生命を司り広い原野
 東は青龍が司り水気であり湖や川、西は白虎で街道だった
 よな気がする。
97年10月15日:08時19分44秒
四神相応 / タイガ
 過去の書き込みを見返しててはじめて気付いたんですが、
 
>おそらくは、東側には川が、西側には街道が、南には高台、北には平原が在るのでしょう。(「四神」は、これで良かったかな?南北はうろ覚えです。)
 
 南北はそれぞれ、
 南が水(湖や沼や海の類い)で北が山だったと思いますが。
97年10月15日:08時15分09秒
はて?(妖編) / タイガ
 葉嬢とムラサキは今何処で何をしてるんでしょうか?
 (ムラサキは寝てるみたいだけど)
 何の記述も無いようですが……。
97年10月15日:08時03分57秒
苦行(修羅刀編) / タイガ
 すさまじい風、また風。
 はっきり言って洒落にならないぐらいきつい。
 時々、まるで吹き流しか何かのように宙に投げ出されるが、網状にはった糸のおかげで飛ばされる事はない。
 (ええい、いつになったらつくんだ?)
 聞いてみたいがまず聞こえないだろう。
 (だが、これだけ早いんだから、その分早く着くだろう。……ええいとっと終わらせてくれ)
 
 元金剛機狩り「蜘王」より「鱗麗」へ
97年10月15日:02時00分02秒
夜か(妖編) / 月夢
 かなり大きな森じゃないと入らないでしょうから大きいんでしょうねえ。
 
 時間的にはムラサキたたき起こして混乱に乗じて出ていく方が得策じゃないかな?
97年10月15日:01時37分27秒
とすると(妖編) / ハリ=ハラ
 森の大きさ自体も”天羅スケール”で考えても大きい方になるのかな?
 
 あと、そろそろ時間的に、”良い子”は寝る時間なのでは?
 (私は、12時近いと思ってますが)
 準備も有るでしょうが、この調子では明日出発という訳には行かなそうですね。
97年10月15日:01時12分03秒
琴音は(修羅刀編) / 月夢
 少女がつけば反応はします、止められるかは分かりませんけど。
 基本的に現在は目の前のことに気をとられてますよ、これだけのおおごとはなかなかないでしょうし。
97年10月15日:01時05分50秒
森(妖編) / 月夢
 国に近いと言うのはまず間違いないと思います、宵闇、神奈備クラスの妖が個人ではなくわざわざ仕えているぐらいですから。
 ただ宵闇の性格が性格なので、自分のやることさえやってれば規律は厳しくないと思います、そう言う職務を負いたくない妖には無理強いはしないでしょう、ただし主の眷属は名乗れません。
 あとこの森外からの妖たちすら受け入れてるでしょう、鈴鳴以外にも、この多才な顔ぶれはそうでないと変でしょう、つまり頼られるほど主の人徳が高く(宵闇にあらず)性格がよい、それ故に妖たちの集まる森として有名なんでしょう、もっとも宵闇の昔昔はそんなに強くはなかったのでしょうが、徐々に集まるようになってきたんだと思います。
 それから実戦レベル、眷属を名乗れるほどの妖はそんなに多くはないでしょう、鈴鳴などの例外を除けば流れてきた妖がそんなに強いはずはないでしょうし、主が場を安定させきっているこの地で戦いに向いた妖がたくさん生まれると言うのも変でしょうから。
97年10月15日:00時37分30秒
(妖編)対峙する鈴鳴その弐 / Dr.李
 「結構です。」
紅、常磐の返事を聞き、軽くうなずく。
だが、妖気はいまだおさめない。その目の先には、無明がいた。

鈴鳴より 無明へ

ちなみに鈴鳴の妖気は周りを恐れさしはするが、腐らせたりは出来ません。
まあ、少し萎れますが、金剛機と護法を相手にするかもしれないときに、そんな余裕はありません。
97年10月15日:00時19分13秒
「戦場」(妖編) / 蒼
  どうしよう、おねーさんいってしまったです。
  「殺し合う意味なんてどうでもいいです、殺し合わなきゃならない正義なんて迷惑です。」
  聞こえるわけないのだがいちおう返事をする。
  「おぼーさんはどうするです・・」
  ですか?といいかけた時、鳴羊の体がビクリ、と固まる。
  鈴鳴の「声」が届いたのだ。
  【鳴羊!守場を離れて何やってるの!そこは危険よ。危ないから、もどりなさい。】
  少し遅れて神奈備の「声」が届いた。
  【主様の御名に於いて、吾「神奈備」が命ず】
 【外陣の守衛は人間達の動きに惑わされず、己が陣を維持せよ。】
 【出戦する事は罷りならぬ。「伯鼠」の後詰めには吾が控える。】
  【他のモノ共は、それぞれ守衛の判断に従いて行動せよ。】

  しばらく、あわあわと無意味な足踏みをしたあと(象ぐらいの大きさはあるのだが・・)
  「おぼーさん、もう始まったです。間に合わないかもしれないけどいくです。」
  「おろち様・・いや神奈備様がうごいたらみんなしんじゃうです、血の海です。」
  返事も、乗ったかどうかも確かめず、大地を蹴って・・飛んだ。

  戦場についた。
  すでにかなりのものが死んでいる・・が、まだ続けようとするものはいるようだ。
  その光景を鳴羊は悲しそうな目をしてみていた。
  「また”駒”として・・いきものが使われていったです。
  たぶんあのおねーさんがいっていた”あのひと”も”おっきな駒”になってるです。」
  誰に向かっていったのでもない、独り言だ。いや戦場にいるもの全てにか。
  「いくさ・・起こしていくひとやもの達皆そうです。
   自分の意志で動いているつもりなのに、ふと気付くと別のものにあやつられてる。」
  呟く間にも鳴羊がほっておかれた訳ではない。
  珠式銃が、弓矢が彼の体を襲う、そして当たってはいる。
  鳴羊はそれらに対して避けようともせず、ただ見ていたが・・ぼそりとつぶやいた。
  「こうゆうことに使うべきじゃない”力”です・・・けどつかうです。」
  鳴羊の妖気が一気に膨れた。

  鳴羊  戦場にいるものたちへ


  次で妖力発動です。とりあえず、然無の反応待ち。
  幻覚・・さてどうでしょ?
  天羅FAQサーバーに送ったの昨日だったような・・・いいけどさ。
  10時頃に更新しましたんでわしのHPみて。
  しかし、誰かやってといいつつも自分でやってしまう俺、我ながら困ったもんだ。
  でも修羅刀編は無理だぞ、反乱軍編はやるかも知れんが。
97年10月15日:00時15分14秒
用件(妖編) / ジョーカー
 並みの人間なら身動き出来ぬほどの妖気。だが常磐は元より人ではなく
 紅も別の意味で人ではない。それは素通りするだけで何の効果ももたらさない。
 
 「私ですか?もちろん軒を借りに来たわけではありません。
 と言うより元より主の森に手を出すほど愚かではありませんよ」
 
 微笑を浮かべ涼やかな声で。
 
 「私はこちらの…」
 
 そう言いながら無明を指し示す。
 
 「無明殿に用があってここに来たまで。そこが主の森の外縁だったことは
 ただの偶然以外の何者ではありません。ですからそんな濃い妖気を
 放つのはやめて下さい。野の花が萎れてしまいます」
 
 紅の目線は鈴鳴の足下に咲く小さな花に落ちている。
 紅の肩に乗る禽が続ける。
 
 「昔、この男がこの無明という男と約定を交わしたらしくてな
 それを果たすために来たんだそうだ。おっと、申し遅れた。
 俺は新参者の妖、常磐と言う。紅に返し切れぬ程の恩が
 あってそれに報いようとくっついている者だ。よろしくな」
 
 禽の顔で器用に笑ってみせる。どちらもやましいことがないから
 気楽なものだ。真実だけを口にしている。
 
 傀儡師 紅 妖 常磐  妖 鈴鳴に向かって
97年10月14日:23時47分00秒
(妖編)対峙する鈴鳴 / Dr.李
 紅・・・そう名乗った男の前に悠然と立つ。
 だが、細い目の奥の眼光は全てを見通すほどに鋭い。
 
 「それはそれは、ご丁寧に。妾の名は鈴鳴と申します。」
 
 表面上の礼儀正しさとは裏腹に、全身から流れ出る強烈な妖気。
 並の人間なら、動くことすらままならないはずだ。
 
 「さて、この森にいかようなご用件でしょうか。軒先を借りにこられたようでは、ないようですね。」
 
 独特の韻をふんだ口調で問い始める。
 周りの狐火はゆっくりと鈴鳴の周りを回り始めていた。
 
 鈴鳴より 紅 無明へ
97年10月14日:23時30分30秒
(妖編)配慮その参 / Ray
 ああ、今度は雷吼の書き込みが……。何か忙しいな。
 
 「月を愛でるには、ちと足らぬ物もある様だが、な。」
 声と共に、木陰より現れる神奈備。
 「さほど待たせはしなかったと思うが? ヒメ様等との話の方は、その様子では、首尾良く行った様で何よりだ。」
 先刻とは比較にならない程落ち着いた雷吼を見て、労いの声をかける。
 「何せ、あの様に心根の強(こわ)いお方故、筋を通される事に拘って、話が進まなくなりはしないかと心配して居た処よ。
 如何に宵闇殿のお考えでも、あの方が頷かれぬ限り、こ度の話は纏まらぬと覚悟して居たが、まずは重畳。……さて。」
 一つ手を拍つと、
 「では、他の者の待つ場所へ戻るとしようか。少々、酒量の過ぎた者も居るが、まあ良かろう。
 そうそう、その涙の痕は拭いて置いた方が良いのではないかな? またあの娘が要らぬ心配をするかも知れぬ故、な。」
 笑いながらそう言った。
 「神奈備」 より 蟲サムライ「雷吼」 へ
 
 次の場面では、「渡って」野営地に着きます。
 これって、修羅刀編で言う「龍脈移動」でしょうね。最も、この森の龍脈は、「主様」の力の流れそのものなので、かなり自由に使用できる様ですが。
 
 ハリ=ハラさんへ
 いっそのこと時間経過のサインを決めて置いて、異論が無い様なら(最低1回転は待たないとならないでしょうが)次へ進めてしまうと云う様な事にでもしますか。
 今のところはとりあえず、皆で「どの辺りで切るか」を考えながら話を進めて行くしか無いでしょうね。
97年10月14日:22時51分54秒
増殖中(妖編) / ハリ=ハラ
 うーん。順当にキャストが増えていくな。
 もっとも、書き込んでいる人はかわっとらんが・・・
 
 そう言えば、こういう掛け合いの場合、時間的な転換が難しいですね。
 「さて、次の日の朝です」というのがやり難いので(その間の細かい所がまた良いんですが)
 どうしても話の流れが詰まってしまっているような気がするんです。
 特に、妖編の場合、森から出た後は旅になりますから何かしら考えた方がいいと思うのですが。
97年10月14日:22時26分20秒
(妖編)配慮その弐 / Ray
 野営地を離れ、独りになった神奈備は、虚空に向けて話しかけていた。
 「ヨロイが止まったか。伯鼠辺りの仕業とも思えぬ以上、あの者達も一枚岩では無い様だな。
 或いは、各々別の目的があるのかも知れぬ。が、鈴鳴殿が単身向かわれるとは、要らざる危険を冒して居る様にも思える。
 なれば、そなたに向かって貰うのが一番良かろう。鈴鳴殿の手助けを頼むぞ。」
 『要らぬ心配の様にも思えますが……。己が力量に自信のある者程、その様な配慮を喜びませんよ。』
 「状況が掴めずに手を拱いているよりはマシであろう? 客人が居らねば、直ぐにでも吾が動くべきであろうが、それも叶わぬ。」
 『判りました。代わりに私が行くと致しましょう。』
 話は終わったのか、気配が消える。そちらに目をやってから、神奈備は雷吼の居る場所へと森を渡った。
 
 「神奈備」 と その配下(?) の会話(?)
 
 って、書いてる間に、「紅」の方の書き込みが。
97年10月14日:22時24分01秒
月見(妖編) / ジョーカー
 「余計なお節介だったか」
 
 苦笑を漏らす。
 
 「まあいい、お節介ついでだが気を付けてな」
 
 鈴鳴が消える間際涼やかな鈴の音が響き、後には雷吼が預けた刀だけが
 残されていた。それを拾い上げて雷吼は一人ごちる。
 
 「さて神奈備殿が導いてくれるとの話だが……どっちだ?」
 
 ぐるりと辺りを見回す。森の奥にいく前に先程と同じように
 「糸」を結んでおいたのだが切れてしまっている。
 
 「気付かぬ内に空を渡っていたようだな。これでは見当がつかん」
 
 もう一度辺りを見回すと、諦めたのかその場に座り込む。
 焦っても仕方がないと達観したのだろう。
 
 「いい月だ…」
 
 そう言って淡く笑う。木々の隙間から見える月を見て。
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年10月14日:22時22分01秒
(妖編)配慮その壱 / Ray
鴉の問いに応えて曰く。
 「先程より、人の群れが、この森の外側で騒ぎを起こした様でな。その場の守衛が対応を始めたは良いが、 どうもヨロイや金剛機まで出て来た様で、今新しい対応策を決めて居る処よ。 心配せずとも、吾が認めた客人を、あたら危険に曝す様な真似はせぬ。安心して此処に居れば良い。
 それより、その陰陽師は大事無いか? 下手に怪我をせぬ様、下生えの厚い所を選んではいたが、頭を打ったりはして居らぬだろうな?」
 ふと、肩越しに振り返る神奈備。何か、聞こえぬ声でも聞いている様な、そんな様子であった。
 しばらくそうした後で、他の者の方へ向き直る。
 「蛍火殿、暫しこの者達をお預けする。鈴鳴殿が連れを置いて外へ向かわれた故、吾が案内せねばならぬ様だ。」
 未だ、蛍火に膝枕されているさのえの方に視線を向けると、
 「どうやら、そなたの想い人のご帰還ぞ。しかし、あの男に案内は必要であろうかな? 吾としては、放って措いても此処に辿り着く様にも思えるのだが。」
 微笑みを含んだ声でそう揶揄して見せる。
 そして優雅な一礼を残し、神奈備は森の樹木の合間に消えていった。
 
 「神奈備」 より 野営地の方々 へ
97年10月14日:22時03分04秒
回顧(妖編) / ジョーカー
 「確かに随分と大変でしたよ」
 
 過去を振り返り、しみじみと述懐する。
 
 「しかし手合わせは無理ですか。それは残念ですね」
 
 だが口にしていることとは裏腹に、顔はそう残念そうでもない。
 無明の後を歩きながら
 
 「ですがあの時とは一つだけ違うことがあります。
 あの時、私は私の用があり、貴方には貴方の用があった。
 そしてそのどちらも余計なことをしている余裕も無かった。
 今回、私の方には時間的な制約はありません。
 この度の件が終わるまで待つことなど造作も無いことですよ」
 
 そう言って笑った紅の肩に一羽の猛禽が舞い降りた。
 
 「お取り込み中のところ済まないが、森が動いてる。
 下手すると巻き込まれるぞ」
 
 常磐という名の禽が紅に忠告する。
 
 「おや、意外と早かったですね。もう終わりましたか」
 
 「いいや、その暇もなさそうだったんで飲み込んだだけだ」
 
 紅の目が真剣味を帯びる。
 
 「そこまで緊迫していますか。やはり前もって
 森の方々に断っておいた方がよかったでしょうかね」
 
 常磐が羽根を二、三度空打ちする。
 
 「急かしたのは俺だが、確かにその方がよかったみたいだな。
 森はあんたが現れてから急に緊張が高まったようだ。
 何せ金剛機だからな。何ならこれから俺が話を付けてこようか?」
 
 そう言われては返す言葉もない。ただ苦笑するが常磐の提案に
 俯き、黙考する。しばらくすると顔を上げ口を開く。
 
 「いえ、お気持ちは有り難いのですがそこまでする必要はないでしょう。
 何故ならすぐそこまで、かなりの格の高い方がいらっしゃっていますからね」
 
 不意に横を向き、丁寧にお辞儀をする。
 
 「初めまして。私、傀儡師にして金剛機。紅と申します。以後お見知り置きを」
 
 隠形機 紅  護法僧 無明  妖 常磐  妖 鈴鳴に向かって
 
 常磐は大きさを変えて、小型の鷲程度の大きさになっています。
 でないと肩に乗れないので。(笑)相変わらず体色は漆黒で
 頭には角が生えています。妖気を隠していないので
 無明と鈴鳴にもはっきり妖とわかるはずです。
97年10月14日:19時38分16秒
現在少女とお話ができる現場の人?(修羅刀編) / ジョーカー
 暁雲の横には琴音がいるではないですか。彼女では役者不足ですか?
 歩いている人達(暁雲の式に乗れば速いけど)がただでさえ
 彼らより修羅刀に近い位置にいて、式使って移動している人達(少女、炎)より
 早く着こうというのは甚だ無理があるんですけど。
97年10月14日:18時59分22秒
(妖編)鈴鳴出陣 / Dr.李
 雷吼の申し出を少し困ったような笑顔で受け取る。
 「雷吼殿、妾が歩いてるのは雷吼殿を元の場所へ案内するためなのです。
 この森に住む者は、移動はほとんど困らないのですよ。
 それに、飛ぶということは、この森では、無意味です。かえって、位置がわからなくなるだけですよ。」
 
 そして、ゆっくり微笑む。
 
 「雷吼殿の申し出はありがたいのですけどもね。森には森の流儀がございますの。」
 
 歩きながら、神奈備の領域に入ったことを確認する。
 
 「ここからは、神奈備殿が導いてくれます。妾は、見極めに行きます故、みなさんにそうお伝えください。」
 
 優雅に一礼をすると、そのまま、姿が森に消える。
 
 後には虫の声が静かに響くのみ。
 
 同時に森の外に鈴鳴の姿が現れた。
 
 「さて、金剛機と護法か。話が通じるといいんですけどね。」
 
 うっすらと微笑む。
 まるで、これから愛しい男に会うように。
 
 「あちらのほうね。」
 
 鈴鳴
97年10月14日:18時26分14秒
陣図?(修羅刀編) / tomy
もう地震で壊れてると思う(^^;)
あと、夕霧達が着くのはいくらなんでも、少女より後でしょう(^^;;)
97年10月14日:17時55分00秒
いつになったらつくかですか...(修羅刀編) / 夜光
  実は枯蔦が玄屋や夕霧がくるのをまってるからなんですね(^^;
 しかも、現在少女とお話ができる現場の人は暁雲と炎だけという
 状況。
  実は動けないんですね(^^;いっそのこと陣図を壊して。枯蔦暴
 れさせてしまいましょうか(爆)
 
97年10月14日:17時48分17秒
いつになったら着くんだ?(修羅刀編) / ジョーカー
いやあ、炎の年齢は 50かそこらですよ。炎の年齢は分かりませんがね。(^^;
ところで本来少女が目を覚ましたところって相当修羅刀近い位置だったんですけど
まだ着かないんですか?少女が炎の前を走っている限り、少女が
到着しないといつまで経っても着きようがないんですが。
なんか追い付こうとすると逃げるし。(笑)
97年10月14日:17時30分05秒
少女(修羅刀編) / 夜光
  魂の年齢をみてるんだから、おじちゃんでもまだ生ぬるい気もするぞ〜(苦笑)<炎
 
  世界が変わる。大地の鼓動命の脈動が聞こえなくなってくる。同時にあれほどまで強く感じていた
 枯蔦の声が小さくなる。少女は本能的な危機感に襲われた。
  それは喪失に対する恐怖。
 (やだ、これ以上。大切な人がいなくなるのはやだ)
  絶叫に近い心の流れ。叫びに近い思い。それに答えるかのごとく白炎の足が速度をます。その背に
 のる少女のことすら考えていない...いや少女の思いと一つとなり。空を駆け抜ける。それはあらゆ
 る鳥よりも早い。
  大地にも空にも縛られない心は瞬時に千里を走る、まるで昔語りのような出来事が起こっている
 のだ。
 (もう。お兄ちゃんのてを離さないよ)
  少女の心にはあの不器用な優しさを示す銃槍使いのことでいっぱいになっていた。
 
 枯蔦のつれている少女 より
97年10月14日:17時11分49秒
炎(修羅刀編) / ジョーカー
こ、今度はおじちゃん……そりゃ枯蔦よりも最低でも五割り増しぐらいは
年を食っているけど……炎、大ショーック!!!

冗談です。(笑)しかしむしろ外見的には枯蔦よりも若いと思うのだが
それでもおじちゃんとはこれ如何に。
ま、いいや。戯れ言はほっておいて掛け合いを。

速い。炎を持ってしてもあの白炎と言う名の式には追いつけない。
見る見るというほどでもないがじりじりと離されていく。

(大した式だな。俺が追い付けないとは)

(随分と大きな式ですね。先程あの銃槍使いが使っていたのと同じ名前のようですが。
このまま離されるのも癪ですね。龍脈移動を試してみますか?)

(ふむ…試してみる価値はあるかも知れないが、今は親父が地脈から引き出しているからな
巻き込まれたら厄介だ。どこに飛ばされるか分かったもんじゃない)

(……天の龍脈に潜れるほど習熟はしていませんからね)

(それにそこまでする必要もない。もうすぐ……何!?)

突如大地が揺れ動く。とっさに跳躍し、滞空している間に
懐より式札を取り出し、実体化させたそれに乗り移る。

「まさかこの程度で地脈が枯れたのか?」

炎の経験から言ってこの程度の霊力を引き出したところで湖の一滴。
枯れるには程遠いはずだった。

(御師匠様よりも前に地脈の力を限界まで引き出した者が
居たのかもしれません。でなければこうまでに簡単には……)

「だな。とりあえずあの娘を追い掛けよう。話はそれからだ」

炎の乗った式はその翼を一打ちすると宙を滑る。純粋に飛翔することのみを
追求されたその式は白炎をも上回る速度で飛行していく。
ここまで長大な翼となると本来、森の中を飛べる筈もないが
そこは先程の要領で森は炎の前に道を開いていく。

「しかし一体誰が?」

地脈を枯らすほどの霊力。それが何に使われたのか。
そのことが炎の心を捕らえて離さなかった。


97年10月14日:10時24分12秒
挨拶返し(妖編) / 夜光
 「人生これすべて修行なり、鍛錬を行っては大悟など得られますまい」
  苦笑のような微笑。そしてその瞳は無明ではなく紅色の炎を写し取っている。
 「あの後いろいろとあったのですよ。一つの国が滅び一つの国が生まれる。それはなまなかなことではございますまい?」
  その言葉は謎かけのようでいながら、真実を常に語っている。偽りを口にすることはできないのだ。幻は無明の闇の中
 では意味を持たないのだから。
 「残念ですがこのたびは私にもやらねばならぬことがあります故....残念ながら修法を試すことはできませぬ。許されよ」
  その姿はとても残念そうではあるが。また、うれしそうでもある。けれど自らの業を試すことよりも今は心に掛かるこ
 とがあるのだ。
 「どうやら、残してきた方でも何かあったようですね....」
  深くため息をつく。
 「以前の時と立場が逆となりましたね」
  苦笑を浮かべながら元来た道を戻ろうとしていた。
 
 護法僧 無明 より 陰陽師 紅 へ
97年10月14日:10時07分06秒
吐血(修羅刀編) / 夜光
  げほ、読み損ねていたlog009を読んでたら地脈は枯れてるし空間が歪むだと〜(^^;
 滅光の登場ポイントが問題になるのかね〜。やっぱり(^^;
  とりあえず、大きな動きをしなくていい少女を動かしましょうかね(--;
  相変わらずこの子は難しくていや(;;)
 
  変な人が首元を掴んで拾い上げる。駿馬より早く森の中を駆け抜ける。景色が気持
 ちいいくらい早く変わっていく。けれど、その光景で少女は思いだした。一緒に旅を
 している『友達』のことを。
 「白炎!!」
  はじめて少女は言葉を紡いだ。言葉は意志となり式札に霊力が流れる。寸毫の呼気
 の後、朱色の美しい獣が姿を現す。
 「つれてって」
  その獣はその言葉に反応し、少女を背に乗せようとする。少女は炎の腕の中からす
 るりと抜けると白炎の背にまたがる。
  白炎は何もない空を駆け抜ける。その姿は美しく。音を越えるがごとく早い。
 (ごめんね。おじちゃん)
  炎の心に声が届く。
 (お兄ちゃん。今いくからね....)
  そのとき大地が脈動した.....
 
 枯蔦の連れている少女 より 人斬り 炎へ
97年10月14日:08時25分45秒
不安(妖編) / ハリ=ハラ
 倒れ込んだ相模に近づき、体勢をなおす。
 軽く診て、以上が無い事を確かめると神奈備に話し掛ける。
 
 「神奈備様、先程からのご様子ただ事とは思えませぬ。
  何かしらあったのであればご説明頂きたいのですが。」
 
 薬売り・鴉より  妖・神奈備へ
 
 
 こいつ自身が不安だ
97年10月14日:08時08分54秒
退去……(妖編) / タイガ
 相模は神奈備の言葉にニヤリと笑うと、
 「有り難い話だが多分『こいつ』は覚えちゃいないだろうさ。
  俺はこいつにとって夢の内にのみ在るもの……。
  覚めれば、ただ一片の思いを残すだけで消えるものだからな……。
  じゃ、あばよ……」
 相模の体から霧のように紗が散り出す。
 全ての紗が散り、あるいはその体内に戻ったところで、彼は倒れた。
 眠りに付いたのだ。
 
 異端陰陽師「相模」より「神奈備」へ
 
>まあ、酒の上でのどつき合いに(不動明王拳等も含めて)武器修正の有る物を使う事自体が問題だと思ったまでです。
 
 まあ、それもそうですね。以後は気を付けます。
 (あるのか?『以後』)
 
>武器の重複は、あまり気にする必要は無いでしょう。何せ、「活躍すべき場面」が違うのですから。
 
 そう言っていただけると有り難いです。
 
>それと、「相模」の方は「神奈備」に気に入られた様です。(そう云う答えが、一番欲しかった訳ですから。)
 
 それはよかった。
97年10月14日:07時39分47秒
よーめいは(妖編) / ハリ=ハラ
 やっぱ”羊”という事で、無機物にまで”夢”を見させるくらいのごっつい精神感応能力が有る、と言ったところなのかなぁ。
 夢で傷つくと実際に傷つき、夢で死ぬと実際死ぬぐらいの・・・
97年10月14日:06時54分08秒
(妖編)懸念 / Ray
 書きたかった事、先に書かれてしまった……非道いやDr。(笑)
 まあ、それはそれとして。実際に統制されているのは、外陣では守衛だけかも。その他は、守衛達が個々の実力で、「仕切っている」と云うのが一番ありそう。 流石に、「鳴羊」に関してはアレだけど……。まあおそらく、一目置かれるだけの「何か」があると言う事なのでしょう。「内陣」に関しては、「眷属」が中枢となっているのだと思います。
 
 「主様の御名に於いて、吾「神奈備」が命ず。
 外陣の守衛は人間達の動きに惑わされず、己が陣を維持せよ。出戦する事は罷りならぬ。「伯鼠」の後詰めには吾が控える。
 他のモノ共は、それぞれ守衛の判断に従いて行動せよ。」
 最低限の指示を伝える神奈備。
 それに合わせる様に、鈴鳴の指示が要所に飛ぶ。それに応えて、
 「その万が一、の様だ。金剛機が1体居るのは間違い無い。「伯鼠」の陣中故、直接は確認出来ぬがな。」
 最悪に近い事柄を淡々と告げる。
 「そちらの話が纏まった様なら、合流しておいた方が良いかも知れぬ。戻って参られるか? それと鳴羊は……止めても聞くまい。好きにさせておくが良かろう。」
 
 「神奈備」 より 「鈴鳴」 および 外陣のモノ達 へ
97年10月14日:01時09分24秒
炎は(修羅刀編) / ジョーカー
 少女の動き待ちです。暁雲はそれに合わせてか、枯蔦の動きに
 反応します。琴音もありですね。
 
 それから補足です。暁雲が亜夜と琴音に張った簡易の結界は
 妖気、妖力をある程度遮断する能力を持っています。
 また力の弱い妖は近づけません。修羅刀ほどになると無意味ですが
 それでも瘴気と怨念の影響で発狂したり魂が壊れることはなくなります。
97年10月14日:01時02分35秒
式札(妖編) / ジョーカー
 「やはりね」
 
 さほど驚きもせずにそれ(事実)を受け止める。
 半ば予測していたのだからそれも当然だが。
 
 「急ぐ?急ぐというのなら…」
 
 そう言いながら懐を探り、一枚の式札―先程相模に打ってもらった物だ―
 を取り出す。
 
 「こいつを使ってみるか?少なくとも二本脚よりは速いぞ」
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年10月14日:00時56分36秒
鱗麗、閃光のごとく(修羅刀編) / tomy
「ああ、良いぜ、いくらでも飛ばしてくれよ」

その言葉を聞くなり龍は天に昇った。
まるで嵐のように激しい風が吹き付ける。ろくに目を開けることもできない。それどころか息をするのもつらいような状態だ。悪態をつきたくとも声は風にかき消されてしまい、自分でも聞きとる事ができない。もし網を張っていなければ確実に落ちていたことだろう。

鱗麗から元金剛機狩り「蜘王」へ

一応炎と少女がついた直後ぐらいに到着する予定です。
97年10月14日:00時47分43秒
図星(妖編) / Dr.李
 「そのとうりですよ、雷吼殿。」
 
 隠すことなく事実を伝える。
 
 「ですが、私の記憶543年もの間、この森に敵意を向けて、生きて帰ったモノはおりませぬ。私は、彼らの見極めに行かねばなりませぬ故、少し急ぎましょう。」
 
 鈴鳴の心の余裕も少し減ってきたようだ。 減らず口が少なくなってきた。
 
 鈴鳴より雷吼へ
97年10月14日:00時13分43秒
挨拶(妖編) / ジョーカー
 「いえいえ、お見事でした。あれから一層の精進をなさったようですね。
 十数年前よりも鋭い動きをするようになられた」 
 
 血臭立ちこめる戦場での爽やかな笑み。心珠を見つめていた時の重苦しい雰囲気も
 面を被ったように綺麗に消えている。
 
 「お久しぶりですね、無明殿。あんまりいらっしゃらないので
 こちらから押し掛けて参りました」
 
 傀儡師 紅  護法僧 無明に向かって
97年10月13日:23時26分28秒
指摘(妖編) / ジョーカー
 (一段落着くということはやはり何かあったのか)
 
 そんなことを考えるが終わったのなら気にすることはないだろうと
 思い直す。それよりも気になるのは、ほんの一瞬だが鈴鳴の意識の焦点が
 自分からずれ、雰囲気がわずかに変わったこと。
 
 「ああ」
 
 短くいらえを返し、来たときと同じように鈴鳴の後に付いていく。
 ムラサキ達が居たところを少し離れたところでつぐんでいた口を開く。
 
 「鈴鳴さんよ、外の状況が変わったようだな。微妙にあんたの雰囲気が変わったぜ」
 
 何気ない口調で続ける。
 
 「あんたらなら数だけの雑兵共やサムライ程度じゃ物ともしないだろう。
 ヨロイか金剛機でも出たかい?」
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年10月13日:22時52分52秒
(妖編)それはどうかな? / Dr.李
 確かに統制されてますが・・・。
 けっこう、いい加減ですよ。
 ひとえに宵闇の人徳(?)のたまものでしょう。
 それだけ、ここの妖達は宵闇と主を慕っているわけですね。
 
 それに、統制されてると言っても外陣・内陣・総数で見れば、統制されてるのはそんなに多くないと思えるのですが?
 
 どうなんですか宵闇様?
97年10月13日:22時23分45秒
それにしても(妖編) / ハリ=ハラ
 この森がこれだけ統制されているというのは、驚くべきことなのだろうなぁ。
 もっとも、それぞれに名前が在るということ自体、単独で生活している妖怪にとっては珍しいと思うのだが・・・。
 この森は、”国”と言ってもいいのだろうな。
97年10月13日:22時11分10秒
森の外(妖編) / Dr.李
 はじめにこの異変に気づいたのは、従軍してきた少年だった。
 兵士としてはまだ若く、実戦経験はない。
 とりあえず、予備兵力として補給部隊の護衛にまわされたのだった。
 
 「なんだろう、食料庫からおとがする。」
 とりあえず、上官に報告し、共に食料庫に向かった。食料庫のしきりを開けるとそこには、
 食料全体に群がる無数のネズミがいた。
 
 「ひっひえぇーーーー!」
 
 辺り一面に少年と上官の悲鳴が木霊した。
 
 森の外 遊撃隊”伯鼠”
97年10月13日:22時03分00秒
(妖編)復活鈴鳴(?) / Dr.李
雷吼の声、蛍火の狐火、伯鼠の情報、鳴羊の行動・・・。
 
 これら全てを瞬時に理解し、判断を下す。
 
 「分かりました雷吼殿。あちらも一段落着くでしょう。とりあえず、あちらの方に事情を説明しに戻りましょう。」
 
 葉嬢に向かって言う。
 
 「ヒメ様は、ここで眼赤と一緒に坊やについていてあげてください。もし目を覚ましたときに誰もいなかったら、寂しいでしょうから。 眼赤、頼んだわよ。」
 
 次いで思念をとばす。
 
 ”伯鼠、深入りは駄目。当初の予定どおり、補給を潰しなさい。金剛機にはあなたじゃ勝てないわ。”
 
 ”鳴羊!守場を離れて何やってるの!そこは危険よ。危ないから、もどりなさい。”
 
 ”神奈備殿。万が一に備えてください。今のところ、動きはありませんが、金剛機がでたなら危険です。”雷牙”殿とあなた以外では荷が重い。”
 
 ”宵闇様。四天王に出陣の準備をさせてください。神奈備殿で止めれないかもしれません。”
 
 瞬時にこれだけの念を出すと、何事もないように、雷吼に向かって言う。
 
 「では、参りましょう、雷吼殿」
 
 鈴鳴より
97年10月13日:21時06分17秒
よかった(妖編) / ハリ=ハラ
 ふう、これでひと安心。(かな?)
 無いとは思いましたが、”血”でも出された日には面倒なもんで・・・
 あんまりダイレクトに見せられると「クラッと来てしまう」ような奴ですから。
 
 
 どうやら、相模の酔いも覚め、”座興”も終わったらしい。
 心配が杞憂ですみ、ほっとしているところに神奈備の呟きが耳に入る。
 それは確かに「金剛機」といっていた。
 聞き違いかと思ったが、いや、正確には聞き違いであってほしかったが、その言葉は間違えようが無かった。
 天羅最強の殺戮兵器・・・
 それがこの森の外に居る。無関係のままで終われる、という事はまず考えられない。
 それはつまり・・・・・・・
 
 近くにある酒瓶を掴むと、いっきに空ける。
 胸のうちに沸き上がる不安を抑えるかのように・・・。
 
 薬売り・鴉
 
 「出来る事なら会いたくないなぁー」というやつです。
 戦いや争いは、取りあえず避けたがってますから。
97年10月13日:20時31分41秒
(妖編)決着。そして…… / Ray
 あら? 何か大ボケかましてました、Rayです。(下書きでは「操気術」と書いて置きながら、何で間違ったんだろう。)
 まあ、酒の上でのどつき合いに(不動明王拳等も含めて)武器修正の有る物を使う事自体が問題だと思ったまでです。
 酔いが醒めましたか……そう云う風に返されると、こちらもこう返す事になりますね。
 
 「自分自身を知る事……か。」
 幾つもの感情の混ざり合った微笑みを漏らしながら、立ち上がる神奈備。
 「それが如何に得難き事かは承知の上……であろうな。良かろう。試しは終わり、座興は此処までとしよう。」
 と、相模に笑いかける。
 「なれど、真に容易い事では無いぞ。何せ「神奈備」として一千年近い時を閲して来た吾ですら、其の答えばかりは持たぬのだから。
 だが、命短き者よ。汝がそれを望むならば、事が終わった後にでも、吾を訪ねて来るが良い。「神奈備」の名に於いて汝を歓迎しよう。
 残念ながらその時は、酒は抜きであろうが、な。」
 着衣の乱れを直しながら、他の者の待つ方へ歩み出す。
 「心配を懸けたか? 座興は終わったが故、そう身構えぬでも良いぞ。」
 先程から様子を窺っていた鴉に、そう囁きかける。
 「さて、蛍火殿、そちらの娘子の様子は……。」
 話しかける言葉が突然途切れ、先程までの上機嫌が嘘の様に、険しい表情に変わる。
 「……金剛機だと! チッ、他者の結界の内では詳細が掴めぬか。」
 舌打ちを一つすると、森の樹に歩み寄り、片手を押し当て、祈る様に語りかけ始める。
 「主様の名に於いて、「外陣の司」が願う。吾が声を外陣のモノ達へと伝え給え。」
 
 外陣の司 「神奈備」 より 居合わせた者達 および 外陣のモノ達 へ
 
 以下次回(笑)。と言うか、内容が変わりますので、分割します。
 時間的には、この時点で「紅」が登場した頃だと思って下さい。(宴会関連の方が時間的にずれていたと云う事です。)
 どうやって感知したかは、まだひ・み・つ。(笑)
 
 タイガさんへ
 武器の重複は、あまり気にする必要は無いでしょう。何せ、「活躍すべき場面」が違うのですから。
 それと、「相模」の方は「神奈備」に気に入られた様です。(そう云う答えが、一番欲しかった訳ですから。)
97年10月13日:15時46分38秒
えっ・・えーーー!?(妖編) / ハリ=ハラ
 十数年ぶりにぃー?
 えっ、じゃあ無明って一体何歳?
 結構な歳なんじゃ・・・
 
 (年齢の関係ない世界、天羅。
  90の爺さんに一個中隊が潰される世界)
97年10月13日:12時29分59秒
「交錯」妖編 / 夜光
  目の前で雑兵たちが逃げまどう。黒い法衣をまとった死に神から。その手刀が人振りするだけで数人の兵が屍に
 変わった。その足が一歩踏み込むごとに血の沼ができた。兵士たちにとってそれは死が衣をまとってそこにいるよ
 うに思えたろう。
  そして....兵たちは安全であろう場所に逃げ場を求める。ヨロイとともにあればまだ生き延びることもできるで
 あろうと....けれどその思いはあっさりと覆される。ヨロイ太刀の一撃によって。その一振りが木々をなぎ人を肉
 の固まりに変える。
 「あのヨロイ...修羅と変わりましたか?」
  無明の心に疑念が生まれる。ヨロイ乗りが仲間の兵たちを殺すことは考えにくい。魂がつぶれたか....よほど狂
 乱状態に陥ったか....けれどその疑念も氷解する。かつて....そうかつてみた中でも最高の金剛機の姿をそこに見
 ることができたのだから....
 「これは...なんとも」
  運命の二文字が脳裏に浮かび思わずため息をつきたくなる心境であった。
 「懐かしい方々と再会するものです....これも御仏のお導きというのでしょうかね」
  その顔に苦笑とも微笑ともとれる複雑な笑みを浮かべ歩みを進める。彼が十数年ぶりに姿をあらわしたということ
 はあの折りの約束を果たしにきたのだろう。ならば気を抜くことはできない。最高の敬意と技を心に持たねばならぬ
 だろう。
 「これはお恥ずかしいところをお見せしましたね」
  静寂を身にまとい。心に刃と慈悲を納め。
  紅の前に進み出たとき。サムライはその姿を失いそこには一人の僧形のものがいるのみであった。
 
 護法僧 無明 より 陰陽穏形機 紅へ    森の外にて
97年10月13日:12時07分58秒
「焦燥」妖編 / 夜光
  修羅刀編は私の動き待ちなおだろうか....とりあえず。こちらを動かしておきましょう。
 
 「すみませんが...そういうわけにはいかないのです」
  逃げるようにと目の前の「もの」は言う。けれどこの目で見なければならないことが確か
 にあるのだ。自分は無明の元にいかなければならない。
 「あの方が考えもなく殺生をすることはございません」
  鋭い呼気とともに発せられる。その姿は凛とした美しさを放ち、ある種神々しいとさえい
 えるかもしれない。
 「これにも意味はあるのです。そして「正義」もあなた方の寝所を脅かしたことは謝罪申し
 上げます。けれど我々にはそれが必要なのです....」
  懐から一枚の木簡を取り出す。それはいくつかの珠を埋め込んだ式札であった。
 「然無様。そのものの言うことにも理があります。それ故に無理にとはもうしませんが...し
 ばし。見守ってはいただけないでしょうか」
  その姿はすでに朱色の鳳の上にあった。返答によらずとも...彼女が空を舞うであろうこと
 は間違いない。それが危険であろうとももっとも早い移動手段に他ならないのだから...
 
 若武者 庚 より なまぐさ坊主 然無 と 守衛 鳴羊へ
97年10月13日:07時51分33秒
搭乗〜(修羅刀編) / タイガ
 落ちても拾わないという鱗麗の言葉に
 (まあ、そうだろうな、しかしそれじゃあ死んでも死にきれねぇぞ)
 と思いながら、落ちないように細工する……、龍となった鱗麗の上に乗り、
 甲蟲の糸で編んだ即席の網をその角などに絡み付ける。
 「デハ行クゾ」
 
 「ああ、良いぜ、いくらでも飛ばしてくれよ」
 軽口で応える。
 
 元金剛機狩り「蜘王」より「鱗麗」へ
97年10月13日:07時44分30秒
武器の重複(妖編) / タイガ
 To ジョーカーさん
 
 僕のお気に入りは、正確には「甲蟲の糸」というよりは鋼線系の武器全般です。
 生まれて初めてやったRPGで使っていらい、この類いの武器があれば迷わずこれを選択していました。
 ですから、重複しているとはいっても切れないのだし、目指している方向が違うという事で勘弁してください。
97年10月13日:07時35分45秒
法術…?(妖編) / タイガ
 繰気術ですが?
 それにこいつの爪は実は甲蟲の糸より修正は高かったりする。
 ま、そういう問題じゃないんでしょうが。
 
 「陰陽師?……陰陽師ね……」
 喉の奥で笑う。
 つい最前まで酔っ払っていたはずだが、今は微塵も酒気を感じない。
 「それはこいつも知りたがってる事さ」
 軽く技を解き、起き上がって言う。
 「だから今、こいつが求めてるのは自分自身を知る事。
  何故いるのか、何処から来たのか、何処へ行くべきなのか。
  それを知る事がこいつの望みだ。
  あんたらを調べればその答を、その片鱗を知る事ができると思ってるのさ」
 
 異端陰陽師「相模」より妖「神奈備」へ
 
 酔いが覚めてしまいました(^^;)
 もうすぐ消えてしまいます。
 精神がひどく高揚してるときだけ存在するものですから。
97年10月12日:23時38分51秒
暁雲、その式(修羅刀編) / ジョーカー
 いかん、止めていたか。
 
 「そして深き業故に、自らの望みに気付くことなく。
 その憎悪の炎は己が身を焼き焦がしながらも燃え尽きることなく。
 永劫という名の苦しみ…儂も同じか」
 
 虚無を感じさせる声で、式は誰にともなくつぶやく。
 
 暁雲(の式)  玄屋に向かって(?)
97年10月12日:21時18分56秒
武器としてなら(妖編) / ハリ=ハラ
 常磐君は自我を持っているので、使い手が刀を振るのに合わせて能力で剣速の加速等を行い成功度分武器修正を上げるという本当に外道な理論もあるのですが。
 あと、刺した後に常磐君の行動で中から破壊する事で、致命もしくは死亡に入れさせる、というのも。
 刀を抜かせないと、回避も抵抗も出来ないから・・・
97年10月12日:14時51分52秒
「変化」(妖編) / 蒼
  今度のおぼーさんとぶげいしゃのおねーさんはえらく落ち着いていた。
  今までのひと達はみんな姿を見せただけで逃げ出すか切りかかってくるかしてきたのに
  このおぼーさんはちゃんと話をきいてくれる。

  『殺しとうないのはこちらも同じ。だからこそ、行かん訳には行かぬのだよ』

  ちょっと目つきがするどくなったけど、それだけしんけんなんだ。
  このひと達だったらあのひと達とめてくれかも。
  んー、まあぼくがここにつくまでの間で話し聞いてくれたのこのひと達しかいないです。
  ここはこのひと達におねがいしたほうがいいです。

  「えーと、あのひと達とめるとかしてくれるならいいです。」
  いちおう然無の顔をみて喋っている、幾分おどおどしてるが・・・。

  「でも・・・あんま時間ないです、だからいそがないと間に合わない・・です。」
  口調からはとても時間が無いようには見えない。

  「えと、あのひと達に逃げる言ってくれるなら・・、ぼく、あなたたち、運びます・・・。」
  運びます・・といい終わる間に鳴羊の姿が巨大な羊に変わる。

  「はやくのるです。」

  守衛「鳴羊」  なまぐさ坊主「然無」、若武者「庚」へ

  よみかたは「めいよー」でいいです。中国語辞典で適当に引いて決めたんで深い意味はないですけど。
  イメージとしては「すもうとり」。  あとこの子は「対人恐怖症の」妖です。
  「いぢめてくんオーラ」を全身から放っているので存分に問い詰めてあげてください。
  うまくすれば泣き出すかもしれません。
 ついで。もっとも切り出すのが難しいのは修羅刀編ではなくQ&Aである。
  かけあいは読まなくてもある程度切り出す所が判るがQ&Aは読まないとわかりゃしない。
  俺は天羅雑談所LOG1から切り出し終えた時点で燃えつきました・・・だれかやって。
97年10月12日:12時59分17秒
実は(妖編) / ジョーカー
 そう凶悪と言うほどでもなかったりする。
 
 これはあくまでも彼(常磐)が身体を失ったから代わりに式で
 義体(笑)をこしらえただけの話で別に武器にするために組んだ訳じゃないから。
  あくまでも式を組んだときの打撃能力は(今では生体武器だが)おまけ程度。
 珠機構は組み込みようもないしね。八連斬甲刀よりちょっと
 切れ味が鋭い程度かな。紅にしてみれば、身体を作ったのは
 あくまでも償いの意味で常磐が付いてくるなんてのは
 完全に計算外だったから。常磐は勝手にくっついてきているわけですね。(笑)
 ちなみに十年ほど前に起きた鬼州、奥魏の国での内乱では
 常磐と同じような妖が複数発生したとゆー。(笑)
 常磐はその中の一人です。
97年10月12日:12時32分38秒
微妙に違うか(妖編) / ジョーカー
 えーと
 >永続化した式
 ではなく心珠に残念した鬼の魂に乗っ取られた永続化した式ですね。
 間違えてしまいました。
97年10月12日:12時05分07秒
申し訳ない(妖編+α) / ジョーカー
 起きたときは既に九時でした。ううう、重ね重ね申し訳ない。m(_ _)m
 
 >それと、ジョーカーさんの「常磐」については、おそらく
 >「オニの意識が式を身体とした」時点で、既に式ではなく
 >妖になっているのではないかと思います。
 
 当然考慮に入れてあります。ですから以前この掲示板で
 永続化した式はイコール妖なのかと問い掛けたわけです。
 もっともまだデータは完成していないんですが。
 かなり反則臭いのですが、対無明用の決戦兵器ども(紅も含めて)なもので。(^^;
97年10月12日:11時31分45秒
(妖編)……承認! / Ray
 「プログラム、ドラーイブ!」って、私は一体何を書いておるのだらう。(笑)
 まあ、タイガさんの言われる事も判らんでも無いので、「光になれー!!」は止めて置きましょう。(いかん、録画してたのを今朝観たら、頭の中が「ガガガ」になってる。) でも、この状況下で得物を持ち出すのは、やっぱり拙いと思いますよ。何せ、神奈備は「適性評価」の心算なのですから。「その式の奥にあるモノを吾に観せてみよ。」とは、そう云う意味ですし。
 また、「必殺の一撃」オプションの心算が、「見切り」になってしまってますが、まあ成功数が少しだけ下がる位なので良しとしましょう。
 
 相模の繰り出した一撃を、最低限の動きで見切ってみせる神奈備。空を切った「糸」が、地面の小石を弾く。
 そのまま、流れる様な動きで間合いを詰める。「糸」の軌跡を悉く躱しながら。
 「この程度飲んだだけで、『冷静な判断』を失って如何にする? 陰陽師としては、まだまだ修行が足らぬぞ。」
 いつの間にか、目と鼻の先にまで接近している。「法術」によって自在に操る事が出来る筈の「糸」が、掠りもしない。
 異形化した腕に、頸に、神奈備の腕が絡み付く。あたかも「蛇が絡み付く様に」……。
 「汝は何者か? 何を望み、何を求め、何を目指す? 応えよ。」
 静かにそう問い掛けると、次の瞬間、異形化した巨体を抱え込んだまま捨て身投げを打つ。利き腕と頸椎を極めた上、片膝は分厚く変じた胸の真ん中に当てられている……。
 
 アスリート(笑)「神奈備」 より 異端陰陽師「相模」(異形化中) へ
 
 技自体は、「修羅の門」のアレンジだったりして。(笑) 成功数は、期待値で「2桁には届かないか……」位です。
 質問の応え自体は、言葉にしなくてもOK。要は、「相模がホントはどんな人間か」が判れば良いのですから。
 
 それと、ジョーカーさんの「常磐」については、おそらく、「オニの意識が式を身体とした」時点で、既に式ではなく、妖になっているのではないかと思います。
 「自意識のある式は存在しない」、「永劫化して、<心珠>に乗っ取られた<式>が、妖の仲間入りを果たす」等の記述もありますし。
 おそらくは、「因縁」ではなく「弱点」を持ち、「憑喪神(つくもがみ:作成点300点)」で改めてデータを創る事になるのでは?(これでも充分に凶悪ですが。)
97年10月12日:08時14分15秒
格闘戦は……(妖編) / タイガ
 苦手なんですよ(^^;)
 なんせ術系のほとんどをおさめているだけあって、他の技能は殆ど無い。
 何か期待されているようだし、すぐ終わっちゃったら気を悪く済んじゃないかなと。
 それから、この武器は確かに甲蟲の糸ですが束ねてあるので切れません。
 (甲蟲の糸は細いから切れるんです。でなかったらくさびかたびらなんぞ作れません……多分)
 いくら酔ってるとはいえいきなり相手を殺しかねない武器は使いませんよ。
 (相模の因縁忘れてませんか?)
 ま、いきなり切りかかられないようにしときましょう。
 
 一撃目をかわした神奈備の視界のすみで石がはじかれる。
 「よけらぁれちまったかぁ。
  おれぁ、これがいちばんしょうにあってるもんでな。
  きれねぇからあんしんしてくれぁ」
 
 異端陰陽師「相模」より妖「神奈備」へ
 
 それから、別に相撲をとるとはいってませんよね?>Rayさん
97年10月12日:07時23分35秒
そーですねー(妖編) / ハリ=ハラ
 それに、御前仕合なんかやったら、武煉自ら「紅月」引っさげて出てきて出場者が全員たたっきられてしまうような気が・・・
97年10月12日:06時15分48秒
舞台を伯仙の国にする場合(修羅刀編) / tomy
武煉が応心刀を手にしたのって、いつなんでしょう?あんまり最近だと『三十年かかった』に矛盾するんですが。(「十数年後、この地に神宮家を脅かす力を持った者が現れる。それを倒す日のために下準備じゃ。」ではギャグだ(^^;))
伯仙の国自体出来たばかりらしいし、そもそも応心刀って三十年からあったんでしょうか?
あと『武煉を誰が動かすか』も結構大きな問題です。あんなに重要なNPCは、性格設定がはっきりしてないと、すごく動かしづらいですし。
97年10月12日:05時44分30秒
妖編「次第」 / みだれかわ枕
 あぎゃ、然無ってばいきなり怖がられてしまった。


「行くなというのは判らんでもないが、せめて話をする時には相手をちゃんと見た方がよいぞ」
 目の前の青年(但し角つき)が目をそらすので、然無はそう言った。
 別に憮然としていたとか、業腹だったとか、そういうことではない。
「庚殿は美人だから気になるのだろうが、少しは坊さんも見といた方が御仏の御利益があるかも知れんぞ」
 ようするに、からかいたかったのだろう。急いでいる時に、なかなか余裕のあることではある。
「殺しとうないのはこちらも同じ。だからこそ、行かん訳には行かぬのだよ」
 が、目つきはいつもよりも鋭かった。この男――妖の出方次第では、力ずくで通るつもりである。無明を止めるなり、ヨロイを止めるなりしなければ、さらに人死にが出るのは間違いないからである。

 ナマグサ坊主 然無から、守衛 鳴羊へ


 天羅コン、行きたかったなぁ……特にガンスリンガーはみたかった……
#許されるならば、掛け合い所にも出したいくらい(笑)
#それとも外伝(シリアスな奴)でも書くか……?(笑)

 ところで、鳴羊って読み方は「めいよう」でいいですか?
#なんか私って、名前の読み方ばかり聞いてるなぁ。
#でも、語感でセリフが変わることもあるし……
97年10月12日:05時29分12秒
そうかっ(妖編) / ハリ=ハラ
 永続化させた式をオニの体にするという事がどれだけ外道(言い方悪いね。)な事か、今理解できました。
 式であるために元々高い戦闘力に加え、式でないから成長する事も出来るんだ!
 今までは「永続化させても、27点じゃあな」と思ってましたが・・・
 だから、常磐も能力値がどのようになっているかは窺い知る事はできない、というわけですか。
 
 
 恐い(^^;)
97年10月12日:03時55分51秒
制止(妖編) / 月夢
 森の奥、主の結界最深部の側。
「宵闇様・・・」
「分かっておる、だがしばし待つがよい、今外陣の者があたっておるし、人間が同士打ちを始めたせいで森への被害は防がれておる」
「飛び火せぬとは限りませぬぞ」
「言われずとも分かっておる」
「我らに・・・」
「宵闇様・・・」
 四方からかかる声に宵闇は森の奥に視線を向け、それから首をふる。
「いかぬ、無駄に争いを拡大する必要はない」
「しかし・・」
「くどいぞ」
 しつこく食い下がる声に宵闇が一言だけ返す、それだけで辺りが静まり返り、空気が凍り付いたような印象を与える。
「わらわたちは外陣の界が破れたときの補助か、森の外へ仕掛けるときが本来の役目、外陣の界が破れぬうちは手を出すべきでない」
 宵闇の言葉は絶対、反論する者はない。
「いつも通りでよい、ただ戦端の開かれている方の警戒は多少厚めにせい、しかし森のどこにも穴を開けるでないぞ、裏をつかれなどしては意味がないからな、よいな?」
「「はっ」」
 宵闇の指示に返事を返すと気配が辺りに散っていく。
「ふう、我らが外の戦いにあてられてどうする、こういう時ほど冷静でなくては、のう、主様」
 宵闇は今は半休眠期に入っている主をみる。
「まあ、しかし、葉嬢の出発にはこれぐらい騒がしい方が似つかわしいのかも知れませんがな」
 
 宵闇
97年10月12日:03時35分40秒
補足説明(妖編) / ジョーカー
 この常磐は修羅刀編の心珠刀のように見えますが厳密に言うと違います。
 これは戦いで身体を失った鬼に紅が式で身体を作ってやった物です。
 式に変身能力を組み込んでおいたので、状況に応じて
 自在に体型を変化させる訳です。つまり式が乗っ取られることを前提に
 式を永続化させたんです。それが常磐です。
97年10月12日:03時31分06秒
その果(妖編) / ジョーカー
 そんな一騎のヨロイを見つめる二組の目があった。
 ヨロイの頭上、十五丈(45m)ほどの高さに白装束の男が
 漆黒の猛禽に肩を掴まれ浮いていた。先程ヨロイの前に現れたあの男が。
 その猛禽もただの禽では無い。翼長は一丈半ほどもあり 
 目には知性の輝きが宿り、あまつさえ、体毛に隠れて見えにくいが
 角すら生えていた。それは男と会話を交わしている。
 
 「そろそろいいんじゃないか、紅?」
 
 紅と呼ばれた男は軽く首を横に振る。
 
 「いいえ、まだ少し余裕があります。面倒なのであと少しは
 手勢を減らして貰いましょう」
 
 その目はヨロイを離れ、戦い、いや虐殺を続ける無明に焦点が合わされている。
 
 「あの時は静の戦いを見せて貰いましたが、やはり動の戦いも大したものですね」
 
 親しい者にしか分からないほどの量だが、言葉には確かな感嘆が含まれていた。
 
 「あんたが手こずったっていうのは伊達じゃないみたいだな」
 
 頭上から聞こえる声に苦笑する紅。
 
 「さては私の言ったことを今の今まで信じていなかったんですね?」
 
 「そりゃまあ、いくら何でもあんたが手こずるとは思えなかったからなぁ」
 
 紅は再び苦笑する。
 
 「それは買いかぶりというものですよ。……そろそろですね。
 では行きますよ常磐(ときわ)」
 
 それを受け、常磐と呼ばれた猛禽が羽根をすぼめ、落下を始める。
 時折羽ばたき、落下速度を調節するが地上まで五丈程になってから
 完全な自由落下に移り、音を立てて形を変え一本の刀に変わっていく。
 その刀の鍔元には琥珀色の握り拳ほどの球体がはめ込まれていた。
 常磐の変貌と同時に紅も変わっていく。白装束から闇色の装甲を纏った
 天羅最強の戦略兵器にして戦術兵器、金剛機の姿に。
 
 落下の衝撃を膝をたわめることで殺し、寸毫の間もおかずに
 周辺の味方を殺し尽くしたヨロイに襲い掛かる。
 呼気一つ分の間。一振りの刀と化した常磐は陰陽術を納め
 ヨロイの構造を知り尽くした紅の手により、的確に装甲の隙間に
 滑り込み、主要な四肢の間接を破壊する。
 ヨロイは地面に崩れ落ちるが胴に装備した兵装で最後のあがきを試みる。
 だが紅は動体視力の限界を超える動きでその全てをことごとくかわし
 すれ違いざまに、常磐を一閃させる。
 鈍い音が響き、胸部の装甲が割れ中枢がむき出しになる。
 常磐を宙に放り上げ、間髪入れずに貫手を突き込み、心珠をえぐり出す。
 霊力の供給源を失ったヨロイは骨格を残し紗に返る。
 排出されたヨロイ乗りには目もくれず紅は心珠を見つめる。
 それは無限の霊力を約束する鬼の霊力器官。
 ヨロイ、金剛機の材料として不可欠の物であり
 紅の胸の中にも脈打っている。
 陰陽師にとって明鏡に次ぐ宝。
 それを真上に投げ上げ、ヨロイの残骸に背を向ける。
 
 「お仲間ですよ。…供養してやりなさい」
 
 猛禽の姿に戻り、投げ上げられた心珠を宙で掴み取った
 常磐にそう言い残し、紅は無明に向かって歩を進めた。再び白装束を身に纏い。
 
 紅(くれない)、常磐(ときわ)  森の外にて  
97年10月12日:02時47分44秒
暴走、その因(妖編) / ジョーカー
 ヨロイさえ動けば……天羅最大の戦略兵器にして戦術兵器に
 雑兵達は望みを託した。それは無理もないことではある。
 むしろ当然と言えるだろう。いくら強力な護法僧(サムライ)とはいえ
 生身でヨロイに勝てるものがいるはずがない。それは
 願望が多分に混じった予測だったがあながち間違っているわけではない。
 大体においては確かにその通りなのだから。もっとも大多数の例に
 この護法僧が属するかどうかは定かではなかったが。
 
 だがそんな淡い期待を抱いていた兵士達を巨大な刃が薙ぎ払った。
 その大きさは明らかにヨロイのもの。これほどの大きさの武器を振るうことを
 可能にするものはヨロイしかいない。だがそれは自分達の味方だったはずではないか。
 雑兵の中の一人は腰から下を持っていかれ、上半身ごと
 くるくると宙を舞いながらぼんやりとそんなことを考えた。
 
 「そこか?それともそこかぁっ!!」
 
 まだ幼さの残る声でヨロイがそんなことを叫んでいるのが
 その雑兵の最後に目に映り、耳にしたものだった。
 
 時間は少し遡る。  
 ヨロイの前に現れたのは戦場には場違いとも思える風体をした男だった。
 ヨロイ乗りは考える。
 
 (なんだこの男は?「僕」の前に出てくるなんて馬鹿じゃないのか)
 
 ヨロイ乗りにありがちなことだが、彼らはヨロイの力を自分の力と
 混同しがちである。確かに「それ」を動かしているのが
 彼らであることは疑いのない事実だ。だが彼らはそれが
 借り物の力であることを自覚していないことが多い。
 このヨロイ乗りも例外ではなかった。
 
 (この「僕」に向かって偉そうな口を利くなんて、なんて不届きな奴だ。
 捻り潰してやる)
 
 またヨロイの目を通して見る戦場はその血生臭さからヨロイ乗りを
 隔離する。彼らは自分が本当は何をしているのかを
 理解していないことが多い。そのため彼らにとっては敵兵は
 庭にいる蟲と何ら変わりない。足をもぎ、腕を千切るようなことも
 平気で行う、行える。幼いということは無邪気な残酷さをも
 同時に内在するということなのだ。それだけではない。彼らは幼い頃から
 現実を直視させないように育てられてくる。業の深いものには
 ヨロイの性能を引き出すことが困難だからだ。だが幼い頃からの
 異様なほどの厚遇は過剰な慢心を育む土壌となる。また戦場における
 勝利の経験もその糧となる。こうやって彼らはますます増長していく。
 上には上が居ることも知らずに。このヨロイ乗りも
 その大多数に属した。 
 
 「誰だか知らないけど、ばらばらにしてやる!」
 
 幼さの残る声で物騒なことを叫びながら目の前にいるのが
 一体「何」なのか考えることもせず無造作に手を伸ばす。
 その動きは年端も行かぬ者が動かしているとは思えぬ程に速い。
 ヨロイ乗りがヨロイに乗るために学ぶ技術、「接合」は魂を明鏡に落とす術。
 そうすることによってろくな戦闘経験もない子供達が歴戦の兵(つわもの)のように
 ヨロイの腕を己が腕として、人には持てぬ巨大な刀を槍を
 振るうことを可能にするのだ。
 
 だが今にヨロイの腕が男を掴もうとした瞬間。
 
 壮絶な異音と共に腕がへしゃげる。腕の分厚い装甲には深いひび割れが走り
 隙間からは生体部品が血を吹き出す。男は横に振るっただけの細腕で
 それを成したのだ。深い笑みを浮かべ男は言う。
 
 「その言葉、お返しして差し上げましょう。誰が乗っているのかは
 知りませんが、ばらばらにしてあげますよ」
 
 言葉が終わると同時に男の姿が霞み、鈍い音がしてヨロイの視界が
 闇に染まる。今の一瞬でヨロイの「目」を破壊されたのだ。
 だがヨロイ乗りに焦りはない。ヨロイには生きているものを捉える
 「もう一つの目」があるからだ。ただ怒りだけが身体を満たす。
 それは自らの身体には収まりきらずヨロイのそれをも満たし、口から飛び出す。
 
 「よくもやってくれたな!僕の……」
 
 怒りの叫びが途中で勢いを無くす。ヨロイ乗りは自分のヨロイの名前を
 決して明かさぬよう、厳命されていたのだ。
 
 「僕のヨロイを傷付けてくれた罪は重いぞ!」
 
 ヨロイの感知した生体反応の一つの方から、あの男の声が返ってくる。
 
 「ほう、ではどうするというのですか?」
 
 声にはからかうような響きが混じっている。それを感じたヨロイ乗りは
 頭に血を上らせ、激昂する。
 
 「こうしてやるのさ!!」
 
 ぼろぼろになった腕はまだ動く。その手にヨロイ太刀を握り、真っ向から
 振り下ろす。それは易々と生体反応を唐竹割りにする。
 それだけでは止まらず、地面に深い亀裂をも生む。
 それはもはやただの物体と化し、生体反応は感知出来無くなり
 探知範囲から消える。それを見下ろしてヨロイは哄笑する。
 
 「はぁーはっはっはっは、なんだその程度かぁ。大したことなかったじゃないか」
 
 それに水を差すように真後ろから声が響く。
 
 「何をやっているんです。それは味方ですよ。くっくっくっ、気でも違ったんですか?」
 
 明らかな侮蔑の混じった、たった今二つに割ったはずの男の声。
 かっとなって振り向きざまに太刀を振る。それは後ろにいた
 数人の味方をも巻き込む。だが今度は真横から同様の声が。
 
 「それも味方ですね。その程度の区別も付かないのですか?」
 
 至近距離から聞こえた声に、自分の横にいた反応を切り下げる。
 
 「そこかぁっ!!」
 
 自分の近くにいたのはそいつだけ。ようやく殺したかと
 再度高笑いを上げようとする。
 だが……
 
 「はずれです」
 
 淡々とした声。それだけでは無い。後ろからも、前からも
 右から左から、探知範囲にいる全ての反応の方向から
 
 「「「「「「「「どこを狙っているのですか?」」」」」」」
 
 同じ声が聞こえる。視界が真っ赤に染まったヨロイ乗りは手当たり次第に
 刀を振るい、兵装を連射する。もはや散々言い聞かされた使命も
 何をやろうとしていたかも忘れ、暴風のように周りのものを視界から消し去っていく。
 
 「どこだぁっ!どこにいるっ!!そこか!?それともそこかぁっ!!!」
 
 幼さを残したその声は明らかな狂気を湛え、まだ無明の手の及んでいない兵士達を
 ことごとく抹殺していった。
 
 森の外にて
97年10月12日:01時12分26秒
設定は(修羅刀編&妖編) / ハリ=ハラ
 どこであろうと、天羅である以上は問題無いといえば無いのですが・・・。
 しかし、決めてしまえばキャラクターの設定を決めやすいという事もあります。
 まあ、逆も同時に言えるのですが。
 
 あと、あれだけ広ければ同じ大陸内で何かを起こしていたとしても、そうそう居ずらくはならないと思います。
 
97年10月12日:00時37分31秒
特に問題は無いのでは?(妖編+修羅刀編) / Ray
 「妖編」の舞台は、未だ曖昧なままの筈です。「西方大陸」と決定している訳ではありません。
 はっきりしているのは、「雷吼」が中央大陸「鬼州」の出身だと云う事くらい。「無明」や「紅」の件を考えると、
「主の森」が中央大陸に在っても特に矛盾は無いと思いますが……。
 「神奈備」としては「西方大陸ではない」方が助かります。(「西方大陸出身」の設定。「前科」があるので流石に居辛かろう。)
97年10月11日:23時23分13秒
伯仙の国ではないはず(修羅刀編) / tomy
玄屋が妖の森にいた事があるなら、舞台は西方大陸でしょう。
97年10月11日:23時14分11秒
それぞれ(修羅刀編&妖編) / ハリ=ハラ
 御前試合とすると、以前話の出た、舞台となる国の設定が必要になってくるのではないですか。
 前にジョーカーさんが言ってた伯仙の国とすると、かなり恐ろしい事が・・・
 
 鴉も重複している事になりますかね。
 やっこさんも、「糸」を材料にして戦闘補助用の忍具を作ってますから。
 あと、「しあい」の事ですが、そこそこできるので危なくなったら、「止め」に入りましょうか?
97年10月11日:22時35分01秒
今後の展開の予想(修羅刀編) / tomy
この流れからすると第二部の始まりは名代の下での御前試合かな?
都で修羅刀が暴れれば戦乱の原因としては十分ですし。
97年10月11日:22時21分36秒
なるほど…(妖編) / ジョーカー
 でもそれだとすると使う武器が重複しているなあ。
 雷吼も「糸」を使っているんだが。
 
 >でも最大の問題は、「試し」をするだけの筈が、武器を使った事で
 >「死合い」に変わらないかと云う事……。
 
 ですよねえ。僕もそれが少々心配なんですが……
97年10月11日:22時12分25秒
Re:これってどんな武器?(妖編) / Ray
 おそらくは、「甲蟲の糸」(武器修正+2)かと。(「修羅刀編」でも蜘王が使ってますし、タイガさんの「お気に入り」なのでしょう。)
 でも最大の問題は、「試し」をするだけの筈が、武器を使った事で「死合い」に変わらないかと云う事……。
 基本的に「相手と同じ条件」で「目には目を」が神奈備の信条ですし。(純粋に戦闘能力だけで言ったら、多分この森最強なのに。妙な処で誇り高いから。)
 あんまり大人げない神奈備は見せたく無いので、ちょっと善後策を検討させて下さいね。(ここで霊力を使いすぎるのは避けたいし。)
 (でも、かなり無謀ですよ。神奈備は「神宮家の金剛機」(ビジュアルブックP173参照)を相手に出来る化け物ですから(ああ、妖か)。)
 
 >じゃあ、神奈備は巽(辰・巳)の守護になるのかな?
 そうなるのでしょう。最も、夜刀神が居る事から、其方に在るのは山地の様で、人が入って来たりはあまり無いと思いますが。
 おそらくは、東側には川が、西側には街道が、南には高台、北には平原が在るのでしょう。(「四神」は、これで良かったかな?南北はうろ覚えです。) 
97年10月11日:17時52分18秒
これなら(妖編) / ハリ=ハラ
 やっぱり、十二支で。
 じゃあ、神奈備は巽(辰・巳)の守護になるのかな?
97年10月11日:17時33分53秒
「忠告」(妖編) / 蒼
  戦場に向かう然無と庚の前に一人の男が現れた。
  でかい、然無の体格に匹敵・・・・いや一、二寸背は高い。
  白いもこもことした着物を着て、髪が白いが見かけは若く見える。
  目は閉じているんじゃないかと思うほど細い。
  着ている物は悪くないし小奇麗にしているのだが
  どことなくだらしが無くみえるのは口元の品の無い笑みのせいか。
  ここまでなら天羅では珍しいものではない。
  ただ、彼には頭に羊の角があった。

  「あのぉ・・あっちにいかないほうが・・いいとおもいますよう。」
  手を左右に広げ然無と庚の進路をふさぐ。
  「もうすぐ・・”守衛”がうごきます・・・から。」
  みょうなテンポで喋る。
  「むこうにいくと殺しちゃいますので・・あっちのほうにいってもらえますぅ?」
  逆の方角を指差す。
  「ぼくら”ひと”じゃないですけど・・・あまり・・人殺したくないんで。」
  喋る間ずっと庚の方をみている、然無は視界に入れない。
  いや、ときどきちらちらと見るのだがすぐに目をそらす・・・恐いらしい。

  守衛「鳴羊」  なまぐさ坊主「然無」、若武者「庚」へ

  おおう、何故西南(羊の方角)の守衛が出張ってきているんじゃ。
  でも、他の奴イメージ湧かなくて・・・。
97年10月11日:17時22分46秒
疲れた・・・ / ハリ=ハラ
 コンベンション行ってきました。
 御三方+ダークマスターが来てました。
 ダークマスターが隣の卓だったんですが、休憩時間に
 「割れた、割れた、(PC達が)」
 と喜んでました。
 ほんと、楽しそうにマスターしてたな。
 あと、「テラ・ザ・ガンスリンガー」の卓が二つ立ってました。
 質問会なんかもありました。
 
 その後、いろいろあって二日連続の徹夜・・・
 疲れたやう。
97年10月11日:11時28分33秒
「決着・再会・葛藤」妖編 / 夜光
 「さて、あなたの兵はもうほとんどいませんよ...退きますか?それとも..」
  ただ静かに見つめているだけだというのに物理的な圧迫感さえ感じさせる存在感。それh格の違いをまざまざと見せつけていることになる。
 心に宿るのは何とも言い難い恐怖の二文字。それが畏怖へとかわり、体を縛る。
  けれど...ここで諦めたら自分のしていることがなにも意味を持たないことを彼は肌で感じていた。この師を越え自分が優秀であることを古
 ぼけた頭の馬鹿どもに教えてやるのだ。自分の誇りを踏みにじったものへのそれが正当な復讐だ。彼はそう思っていた。
 「お師匠様....」
  けれど、やはり格が違いすぎるのだ。この男と自分では。そいつは世にも情けない顔になった、すべての自信を粉微塵にうち砕かれたかのよ
 うに。
 「どちらを選ぶのです。時間はあまり残されていませんよ?」
  その言葉ですべてが決した。逃げるなぞ考えることすらできなかった。冷徹な声ならば憎しみをかき立てられたろう。無慈悲ならば怒りにく
 るえたろう、けれどその声はあのときと同じく悲しみと慈悲が宿っていたのだから。
 「うりゃぁぁぁぁぁ!!!」
  裂帛の気合いとともに手刀が打ち込まれる。早さ足裁き気合い膂力どれをとっても申し分ない。まさに一撃必殺を体現するに相応しい一撃だ
 った。そしてそれに対して無明は真っ向から同じ技を放った。だが、個々のレベルがあまりにも違った。
  瞬間、二つの手刀が交錯する。
 「越えることは出来ませんでしたか」
  男の体に腕が一本生えていた。その腕は男の心臓をえぐり取っていた。
 「ここまでできましたか...あと数年我慢できれば...」
  無明の頬を一筋の傷跡が残っていた。あとほんの数寸ずれていれば目をえぐり脳まで達していたろう。
 「さあ、まだかかってくる人たちはいますか?」
  大きな声ではない。けれどそれはその場の多くの人たちに聞こえていた。
  目の前で数瞬で多くの仲間を殺されサムライとて数合のもとに沈んだ。ヨロイだヨロイさえ動けば俺たちも
 その思いも...
 
 護法僧 無明 外の兵士たちに.....
97年10月11日:09時41分58秒
これってどんな武器?(妖編) / ジョーカー
 っていうか、力比べ(相撲)しようって時に武器はまずいのでは?
97年10月11日:09時38分50秒
別に…… / タイガ
>#いいな、関東の人は(笑)
 
 関東だけど行けない奴もいるんだぞ、ここに。
 それでもほんとにうらやましい?
 ま、別のコンベ(開催日が重なってた)で天羅(これでまだ三回め)が、
 実に数ヶ月ぶりにできたからまだ増しな方だろう。
#(僕の印象としては)大成功だったし。
97年10月11日:09時34分09秒
攻撃(妖編) / タイガ
 すさまじい気迫とともに妖が開戦を宣言する。
 だが相模は(少なくとも見た目は)微動だにしなかった。
 と、空気を切り裂くような音がして妖目掛けて何かが飛んでいく。
 
 異端陰陽師「相模」より妖「神奈備」へ
 
 すっかりお気に入りの武器(^^;)
 これ以外にはどんな武器もいらないような気がする。
97年10月11日:03時41分01秒
承諾(修羅刀編) / 月夢
 地図の位置を確認をすると頷く。
「分かりました、ここなら彼らも満足してくださるでしょう、そして修羅刀も思う存分、その価値を発揮してくれるというもの」
 にっこりと嫌みのない笑みを誰かに向けると、
「そして我々にとっても益となるでしょう、そちらの舞台の用意もしなくてはなりませんね、そして修羅刀を回収して・・・」
 さも楽しげといった笑みを満面に浮かべると海淵は、再び修羅刀とその周りを視る。
「いいですねえ、天羅には常に戦がなくては大地に染み込む血の量こそが天羅を反映させるのですよ」
 物騒なことを平気で口にする海淵、もしかしたら本気なのかも知れない。
「でも、もうしばらくだけは待ちましょう、しばらく待てばもう少し面白い物がみられそうですし、そうなれば修羅刀の回収も楽になるでしょうから」
 
 海淵から 誰かへ
 
 私は滅光が過去に現れたらどーしよーとか思ってました(笑)。
97年10月11日:02時02分41秒
「寄せ餌」(妖編) / 蒼
  ・・・・・きて何も書かないのもさびしいな。
  では多分無明と紅に殺られるであろう連中。

無明がいる辺りから少し離れた地点。
「・・・・・・あの力・・・人・・なのか?・・・」
妖ではない、放った式は人の生体反応があることを教えてくれている。
いくら護法を降ろしたとは言え・・・まさか・・・ここまでとは
そのとき無明がふとあらぬ方角を向く。
ん?そちらに何があるのだ?
そちらに式の目をむける。
・・・そこにあるは・・・・・・・・・木の影に身を潜める己。
無明は?手に雑兵が持っていた槍・・・そして投擲・・・・。
「!」
「己の」目を見開く。
目の前に槍の切先があった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・。
目の前には頭を串刺しにされた死体がある。
・・・・・・・・それがどうした?・・・死人などもはや「道具」にすらならぬ。
目を戦場にむける。
無明の視線はこちらに向けられている。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「・・・あの雑兵どもでは”寄せ餌”にすらならぬか・・・・。」
・・・・・しょせん、捨て駒、それにいらぬモノまで手を出してきたか・・・・。
「・・・・・・・・・・陣まで・・・撤退する」
いくつかの気配が闇に消えた。

謎の人?  より  護法僧「無明」 と 紅 へ。

はっ、いかんふと気がつくと偉そうな奴の描写をやっている。
まあいいか、どうにかなるだろ。
ところで修羅刀編は掛け合い所ができる以前からあるので
LOGをみても通常の話題に紛れ話がわかりにくい。
んで初っ端の部分やってみた
修羅刀編1
修羅刀編2
本当はキャラクターの紹介とか話の整理とかLOG中にあるのだが
コーナー作るまでちょっとまって。(間にあると話のテンポ悪いんよ)
・・・。
紅とか無明とか反乱軍編(仮名)のキャラクターなのね。
ちっ、修羅刀編じゃなくそっちやれば良かった。
あっちのが”途中まで”はキャラクター少なくて楽なのに。
97年10月11日:01時24分45秒
謎かけ(修羅刀編) / 月夢
「修羅が望むは燃やし尽くす憎悪だけ、そしていつか燃え尽きることだけを望む」
 答えるようでもあり、独り言のようにでも玄屋は呟く。
 
 玄屋
97年10月11日:00時44分48秒
暁雲 その式(修羅刀編) / ジョーカー
 背中に乗った玄屋にしか届かないような声で式はつぶやく。
 
 「奴は何を望む?」
 
 それは玄屋に向けたようであり、独白のようでもあった。
 
 暁雲(の式)  
97年10月11日:00時23分22秒
行くしかないねえ(修羅刀編) / 月夢
「行くかどうか、か、他の人間が外れることはあっても悪いが私と夕霧を抜けさせることは出来ないぞ」
 ごく当然と言うふうに玄屋が言う。
「多分琴音のやつは私たちが修羅刀の元にいくことで暴走する可能性を考えているのだろうが、それぐらいは計算している」
 冷ややかな表情をした玄屋は式に近づく、
「私以上に修羅刀のことを分かっている者はいない、あれはただ上から押さえつけても無駄だぞ、あれは押さえつけられれば反発するだけだ」
 二十数年ありとあらゆる手段をあたり続けた玄屋には分かる。
(並の方法では役に立たない、一時的にでも修羅刀自らが静まらないと・・・)
 そのための方法は幾つかあることにある、
(たとえばあいつの目的をかなえてやるとかな)
 今の修羅刀が望むこと、それは玄屋か夕霧の・・・・、
(最悪の手段だろうと考えておく必要はあるな)
 そんなことを考えていることなぞかけらほども感じさせずに玄屋は冷め切った陰陽師の表情をして式に乗り込んだ。
97年10月10日:20時31分37秒
考えてみれば(妖編) / ジョーカー
 雷吼は鈴鳴に問い掛けたところで止まっているからどうしょうもない…
 この状態ではそれらしくの描写も難しい。となると……
 掟破り(?)の何ヶ月前バージョンで行くか?
97年10月10日:20時11分12秒
とはいえ(妖編) / ジョーカー
 紅の方は取り合えず夜光さん待ちですから、動かせるのは
 雷吼だけなんですね。まあもう一人(?)別におまけが居るんですが。
 
97年10月10日:19時24分19秒
ジョーカーさんへ(妖編) / Ray
 それは残念でしたね。私にもそう云う経験がありましたが、初めから行けなかった時より遙かに落ち込んでしまいますよね。
 ところで、Dr.李さんは日曜まで旅行に行ってしまわれましたから、「鈴鳴」も「伯鼠」も動いては呉れません。
 ここは、周りの者がそれらしく描写しつつ話を進めるべきでしょう。
 と云う訳で、「雷吼」と「紅」の方でも頑張って下さいね。
 
 結構お気楽な「神奈備」の背後Ray(笑)より
97年10月10日:18時44分09秒
覚悟、完了!はしてたんですが…… / ジョーカー
 どうも出足が遅かったようで、会場へ行ったものの締め切られてしまいました。(号泣)
 駅にスタッフがいなかった時点でいやな予感はしていたんだ……。
97年10月10日:15時29分47秒
Re:もしかして / Ray
 蒼さんはプロレス、Dr.李さんは旅行、でハリ=ハラさんが天羅コン。
 ジョーカーさんは不明だが、三連チャンの「覚悟、完了!」か?
 >#いいな、関東の人は(笑)
 ホント、羨ましいですね。(苦笑)
 この歳になると、同世代の仲間で集まるのはかなり難しくなってしまいますから、コンベンションは貴重ですが、私が住んでいるのは九州の片田舎……。
 ああ、電話代がかさんでゆく……。
97年10月10日:13時07分52秒
もしかして / みだれかわ枕
 みなさん天羅コンベンションに行かれたんでしょうか……
#いいな、関東の人は(笑)
97年10月10日:12時51分56秒
(妖編)Get ready,set,go! / Ray
 またもや1週間と経たずにLOGが切られてしまった。何時まで続くかこのペース?(今日は休日だから少ないか。)
 
 「心配は要らぬ。……すぐに終わる故、な。」
 鴉の言葉に応える神奈備。その身に纏う雰囲気が、いささか険しい物へと変化している。 冷たい様でも、生暖かい様でもある、それこそ「蛇気」としか形容の仕様の無いモノが溢れてくる。
 「そう、あまり長々と遊んでも居れぬ様でな。一寸勿体ないが、手早く片を着けるとしようか。」
 微笑みながらそう言う神奈備の視線は、対峙する相模ではなく、森の外の方を向いている。その笑みにも、何か別のモノが混ざっている様に感じられた。 続けて、まるで他人事の様に淡々と言葉を紡ぐ。
 「何せ、選りに選ってこの森の中でヨロイを使う愚か者が居ってな、事によると、吾も出ねばならぬかも知れぬ故……」
 視線を相模に戻す。その瞳には、怖ろしく剣呑な輝きが宿っている。
 「いざ、来よ!
 裂帛の気合いと共に、魂さえ貫きそうな鋭い視線が突き刺さった。
 
 「神奈備」(ちょっぴり本気モード) より 異端陰陽師「相模」 へ
 
 と云う様に、制止されたので(笑)始まってしまいました。神奈備は「一撃必倒」を狙っての「待ち」に入ってます。基本的に、極真っ当な活力の削り合いになる筈です。(怪我をさせるような技を使う気は無いし、裏技も奥の手も、その又奥の手の連続技(笑)も使いませんので。でも、この場合生体武器はどうなるのかな?まあ、無くても2桁程度は行く筈ですが……。)
 あと、雰囲気が変わって、ちょっぴり本気になったのは、ヨロイを感知した為。「神奈備」の原型となった妖の滅びの元が(大)ヨロイだったとか、「子供を使う」ヨロイそのものが嫌いと云った事が理由です。
 これだけ書き込むのに、3回もハングアップしてしまいました。ネスケの4.01(製品版)のバグでしょうか?(涙)
97年10月10日:06時27分33秒
LOG 009 / sf
 天羅万象掛け合い所 LOG 009に1997年10月4日から1997年10月9日までのログを移動しました。
97年10月10日:03時38分55秒
風夜のいえ(修羅刀編) / 月夢
 ずいぶん久しぶりなここ(笑)。
 
「止められなかったのですね、玄屋、それも私たちが手元から離れたときにとは・・・」
 昏々と眠り続ける裕太の横に立って、今まさに死闘が繰り広げられようとしている方をじっと見る。
「これも運命なのかも知れませんね、因果を断ち切るは己の手でしか適わないこと」
 悟ったことを口にしながらも悲しそうな表情をするとその女性はしゃがみ込んで裕太の頬を撫でる、正確には撫でるような仕草をする、その手は物に触れることは適わなかったから。
「この子もそう、力を求めたゆえに一つの業を背負ってしまった」
 透き通る腕で何度もさするような動きをする。
「憎悪はただ燃やすだけ、後にはなにも残さない、生み出さない、この少年がそれに早く気付けばよいのですが」
 
 きっと誰も覚えていない修羅刀の鞘の鬼、落涙から裕太へ
97年10月10日:03時03分59秒
注意(妖編) / ハリ=ハラ
 螢火が変わり、水を持ってこさせる。
 (取りあえず、水を飲ませて安静にしておけば問題はないでしょうが。)
 (螢火殿が雷吼殿を呼びにいかせたからそちらはよいとして。こちらは・・・)
 
 向こうでは、相模と神奈備が向き合っている。
 神奈備はともかく,相模の方はこちらを気にもとめていないらしい。
 
 「お二人とも。この場は取りあえずお止めいただけませぬか?大事はないでしょうが、具合の悪いものがおります故。」
 
 薬売り・鴉より 妖・神奈備 悪酔い・相模へ
 
 
 p.s.今日渋谷であるコンベンションでは私はワインレッドの縦縞の上着に、ジーパン、サンダルできています。
 もし見かけて、気が向いたら、声かけてください。
97年10月10日:01時55分36秒
???(修羅刀編) / tomy
「確かに。
 ここまでもってくるのに三十年かかったのですからな。あまり簡単に済んでしまうのも面白くない。それにまだ舞台に上がっておらぬ役者もおりますしな。」

「では多少の変更をするとしましょう。これぐらいの楽しみがなくては張合いがないというもの。」

「では次なる舞台はこのあたりではいかがかな?」
そういって地図(それも詳細な)の一点を指し示す。

とある場所で誰かから海淵にむかって
97年10月10日:01時32分07秒
しかたないですねえ(妖編) / 月夢
「あまり、女性に触れるものではありませんよ」
 そう言って鴉と場所を代わるとさのえの顔を覗き込む。
「だから注意いたしましたのに」
 真っ青な顔をしてるさのえを確認すると蛍火は狐火を灯して森の奥におくる、そしてしばらくすると水を持った女性がやってくる。
「ゆっくり飲むのですよ」
 受け取った水を口元に当てると少しずつ飲ませてやる。
(ふう、これは保護者を呼んだほうがいいかも知れませんね)
 鈴鳴と一緒にいることでやけ酒をこれ以上飲まれては困る。
「自分の飲める量は覚えておくべきだと思いますよ」
 そんな注意をしながらもう一つ狐火をだして鈴鳴の元に送る。
「今、雷吼殿を呼びますからしばらく休んでいてください」
 
 蛍火から さのえへ
 
 蛍火の狐火は、明減しながら意志を伝える者だと思ってください。
97年10月10日:01時29分26秒
しかたないですねえ(妖編) / 月夢
「あまり、女性に触れるものではありませんよ」
 そう言って鴉と場所を代わるとさのえの顔を覗き込む。
「だから注意いたしましたのに」
 真っ青な顔をしてるさのえを確認すると蛍火は狐火を灯して森の奥におくる、そしてしばらくすると水を持った女性がやってくる。
「ゆっくり飲むのですよ」
 受け取った水を口元に当てると少しずつ飲ませてやる。
(ふう、これは保護者を呼んだほうがいいかも知れませんね)
 鈴鳴と一緒にいることでやけ酒をこれ以上飲まれては困る。
「自分の飲める量は覚えておくべきだと思いますよ」
 そんな注意をしながらもう一つ狐火をだして鈴鳴の元に送る。
「今、雷吼殿を呼びますからしばらく休んでいてください」
 
 蛍火から さのえへ
 
 蛍火の狐火は、明減しながら意志を伝える者だと思ってください。
97年10月10日:00時55分10秒
暁雲、その式(修羅刀編) / ジョーカー
 夕霧の言葉には何も答えず、無言のまま暁雲の式は
 夕霧の前にその身を横たえる。
 
 「どうせ止めたところで聞きはせんのじゃろう?
 なら連れていってやるから乗りなされ。どうなっても知らんがの」
 
 どこか諦めたように暁雲の式は言葉を連ねる。こうなった母親に何を言っても
 無駄だと、その気の遠くなるような年月の間に悟っているのだろう。
 
 「香、お主は来てくれんか?儂ゃ今地震を鎮めるのに
 べらぼうに忙しい。こっちに来ても夕霧さんを守れるかどうか
 分からんのじゃよ。ちっとは成長したんじゃろ?ならば男の甲斐性を見せてみせい」
 
 最後だけは笑みを含んだ声で式はそう言った。
 
 「玄屋殿もお好きになさい。どうせ夕霧さんが来るのじゃから
 一人が二人になったところで大して変わらんじゃろう」
 
 「ま、どちらを選ぶかはご自由に。儂はどっちでも構わんよ」
 
 暁雲(の式)  夕霧、香、玄屋に向かって
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