天羅万象掛け合い所 LOG 009

天羅万象掛け合い所の1997年10月4日から1997年10月9日までのログです。


97年10月09日:23時39分18秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 この地の地脈は殆ど枯渇に近い状態にある。そのことに気付いたときは
 もう遅かった。大地が身震いを始め、常人には立つことすら
 不可能なほどの状態になる。だが暁雲は激しい揺れにも関わらず
 微動だにしない。よく注意していれば分かっただろう。
 暁雲の両脚は地面より僅かながら浮いていた。しかしこの状況下で
 それに気付くほどの余裕のあるものはいなかった。
 
 暁雲が平気だとしても琴音、そして消耗の激しい枯蔦はそうもいかない。
 琴音は地に伏し、枯蔦は印は解けていないものの今にも危険な状態だ。
 そして何よりも修羅刀より漏れだした“もの”は地の揺れなど関係がないのだ。
 
 「取り合えず、掬い上げねばの」
 
 霊力の奔流は片手で支え、早打ちで式を二つ打つ。
 船のような形をした一つは地面から浮かび上がり、暁雲と琴音を揺れから
 保護する。もう一つは枯蔦の為のものだが陣の外側から打ったところで
 式が通り抜けられないだろう。小技を使い、陣の内側で実体化させる。
 それは奇しくも枯蔦の翼に酷似しており、背中にへばりつき
 枯蔦を宙に浮かばせた。
 
 「これでよし。では大地の怒りを鎮めねばな」
 
 事も無げに言うと、みたび結界を組み替える。光を放つだけだった木々が
 その光を天へと伸ばす。その光は雲の高さまで届き、遠く離れたところからも
 容易に見て取れた。また封呪に必要な霊力は一時的に
 暁雲自身のもので補い、地脈より引き出した霊力の余剰分を
 地に返す。そして夕霧達のところにいる式を操る。
 この三つの作業を並行して行う。
 地に返した分の霊力で揺れが少し治まる。だが本来の地脈の含有霊力に
 比べれば欠片のようなもの。到底足りない。だがそこで組み替えた結界が
 生きてくる。地には地の龍脈。天には天の龍脈がある。
 地の龍脈にはそこに住む者達の影響で枯れたり、逆に豊かになったりもする。
 だが天の龍脈は基本的にどこであっても均一である。天に果ては無いからだ。
 その天の龍脈を一時的に地の龍脈につなげ、枯渇状態を回復させようというのが
 暁雲の目論見だった。
 
 「じゃがこりゃ大変じゃのう。修羅刀の件を片付けたら、この地で
 何故ここまで地脈が枯れているのかを突き止めねばならんの」
 
 暁雲のやろうとしていることはあくまでも応急処置に過ぎない。
 枯れた原因を突き止めない限り、二度三度とこのようなことが起きるだろう。
 そう思い、暁雲はぼやきを漏らした。
 
 暁雲
 
 とんでもないことをやっていますが<妖術>特級と言うことで
 どうか勘弁して下さい。(^^;ただ、今思ったんだけどこの莫大な霊力の影響で
 時空が歪んで滅光が戻ってきたりして。(汗)
97年10月09日:22時49分09秒
亜夜、沙夜、夕霧まとめて(修羅刀編) / tomy
地がゆれる。亜夜はとっさに刀を地面に突き立てて放り出されるのを堪えた。
しばらくして立てる程度に揺れが弱まる。
炎の作った“道”はそのまま残っていた。あの揺れの中でも無事だったようだ。亜夜は細かな振動を感じながら、そのまま歩を進めた。

亜夜


「うっ、、、。」
手首を押さえて沙夜がうずくまる。転んだ拍子にどこかにぶつけたらしい。

「治している時間はなさそうですね、、、仕方ありません。このまま参りましょう。」

沙夜

暁雲の伝言を聞き終え、沙夜を止めに駆け出す夕霧。
だがその直後、夕霧の目の前で大地が裂けた。
とっさに飛び退いてしまう夕霧。そう、沙夜のいるのとは反対の方向に。
裂け目は見る間に飛び越えるのが困難なほどに広がってしまった。その上向う側では樹が何本も倒れマトモに進める所は見当たらない。

「お願い、行かせて!」
修羅刀に近付くことになると知りつつ、そう頼む夕霧。今は修羅刀のことより娘達のことが心配だった。

夕霧から玄屋、香、暁雲の式へ
97年10月09日:22時47分37秒
必要あらば(妖編) / ハリ=ハラ
 とりあえず介抱しよう。
 
 倒れたさのえに走りより、顔色を確かめる。
 心配するほどではないが、良くはない。
 
 「蛍火さま、お水をお願いできますか?
  少々酒気を抜く必要がありそうですので。」
 
 さのえを楽な姿勢に寝かせると蛍火にそう頼む。
 そして、頬を軽くたたきながら話しかける。
 
 「さのえ様、大丈夫で御座いますか?」
 
 薬売り・鴉より 妖・蛍火 呑み過ぎ・さのえへ
 
 薬を飲ませて、もう少し夢を見ていてもらうこともできますけど。
 お子さま状態のさのえがおとなしく飲むかどうか・・・
97年10月09日:22時25分44秒
追求(妖編) / ジョーカー
 珍しく歯切れの悪い鈴鳴に不審を感じ、さらに追求する。
 
 「問題がないのなら教えてくれないか?ムラサキは寝ているし」
 
 幸せそうに寝ているムラサキが視界の隅に映っている。
 
 「別に今、とって返そうという気は無いんだ。よほどのことがない限り」
 
 言い逃れが出来ないように目をのぞき込む。
 
 「ただ様子が知りたいだけなんだ」
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
 
 さあ、どうかわす。(笑)
97年10月09日:22時13分00秒
(妖編)言いよどむ鈴鳴 / Dr.李
 雷吼の言葉を聞き、鈴鳴にしては珍しく言いよどむ。
 
 「えぇっ、ま、そのう、問題はないんですけども。ちょっと困ったことになってるかもしれません。」
 
 いま、宿泊地に帰るといわれたら、当然葉嬢もつれて帰ることになる、それだけは避けなければ
 
 鈴鳴から、雷吼へ
97年10月09日:22時05分54秒
思案(妖編+修羅刀編) / ジョーカー
 あ、とどめをくれたのは暁雲か。(笑)
 では妖編の方を。止めてた。
 
 眼赤の言葉に思いを巡らす。
 
 (仲間…はっきり言って然無がせいぜいで後はとても仲間とは言えんな)
 
 口を開こうとしたところ、鈴鳴が言をつなげる。
 
 (ならいいか)
 
 そういうことならさほど気にすることはないだろう。そう判断する。
 
 「いや、馬鹿じゃないでしょうから、やばくなったらとっとと逃げるでしょう。
 そこまでしていただくほどのことはないと思います。
 気を遣わせてしまい申し訳ありません」
 
 丁寧に眼赤に礼を言う。それよりも別の意味で気になるのは
 宿営地の方。
 
 「ところで鈴鳴殿、宿営地の方の様子は分からないか?
 なにやら妙な胸騒ぎがするんだが」
 
 雷吼  眼赤 鈴鳴に向かって
97年10月09日:22時03分34秒
妖編「転倒」 / みだれかわ枕
 薬売りの制止も聞かず、八連斬甲刀を振りかぶろうとする。蛍火がたしなめるが、それくらいで止まるさのえではないことは、この場にいる者全てが、何らかの形で知っている。なお、当の本人である相模の説明は、まったく聞いちゃいない。
 しかし、少し寝たくらいで、酒気が抜けるだろうか。
 人によってはどうかわからないが、さのえは本来、それほど酒に強い方ではない。

 で。

 ふらぁっ
 ばたん

 あっさりと、倒れてしまった。
「ううう……」
 視界がぐるぐる回っている。やはり、飲みすぎたようだ。

 いまだに酔っ払い さのえより、周囲の宴会組へ


 やっぱ、アルコールが入った状態で暴れちゃいけませんよね(笑)。
#ラブコメの次はへっぽこかぁ。パターンの王道かもなぁ(笑)
97年10月09日:21時48分01秒
なるほど(修羅刀編) / ジョーカー
 おのれ、南雲の先代領主、壬元典烈(みげんてんれつ)。(笑)
 違うか。最低でも奴が生きていたのは二十年前までだったはずだし。
 誰だ地脈枯らしたのは。(ー ー;
 枯れるって言ったって半端な量じゃ無いぞ 地脈ってのは。
97年10月09日:21時42分27秒
(妖編)解説する鈴鳴 / Dr.李
 葉嬢と眼赤の言葉を聞き、鈴鳴は答える。
 「森の外の人たちが同士討ちを始めたのです。伯鼠というのは守衛の中でも、力は弱いのですが、そこにいる眼赤の数十倍は分身を作ることにたけてる連中の長の名前です。」
 ここで言葉を切り、雷吼にむかって笑いかける。
 「ご懸念には及びません。敵の補給線を真っ先に潰せと命じております。人死は最低限に押さえますよ。まっ怪我人は続出するんでしょうけど。」
 
 鈴鳴より、雷吼へ

言いわすれた、明日から旅にでるので日曜の夜まで書き込みできません。
97年10月09日:21時14分44秒
それより(修羅刀編) / tomy
霊力はともかく枯蔦と封呪は無事なのだろうか。まあ夜光さんしだいだけど。
97年10月09日:21時00分35秒
ジョーカーさん、ちゃいます(修羅刀編) / tomy
この国の龍脈は以前から限界ぎりぎりに酷使されてきてたんですよ。それにプラスして使ったんで限界を越えちゃったんです。
97年10月09日:20時51分52秒
んがが(修羅刀編) / ジョーカー
 修羅刀が地脈を枯らしてやがんの。(笑)
 大地の力でも抑えきれなかったか。さもありなん。
 となると霊力はもう片方から持ってくるしかないやね。
97年10月09日:20時39分40秒
炎(修羅刀編) / ジョーカー
 少女の後を追い、駆け出してから程なく。必死に走る、小さな背中が見えてくる。
 易々と追いつき、しばらくぴたりと後ろについて走る炎。
 だがそれに飽きたのか、手が少女の襟に伸び、そのまま抱え上げる。
 息を欠片も乱さず
 
 「こっちの方が速い。舌を噛むなよ」
 
 冗談混じりにそう口にする。だが言葉とは裏腹に、駿馬よりも速く
 走っているというのに少しの揺れも感じさせない。ただ顔に当たる風と
 背後に飛び去っていく木々だけがその速さを証明する。
 見ると生い茂った下生えや行く手を塞ぐ木立は炎の前で道を開き
 一直線の道を成す。それが修羅刀に真っ直ぐ向かうことを可能にしている。
 通常は通った後はすぐに閉じるはずの道が閉まらない。
 後から来る亜夜のために戻さないでいるらしい。
 
 地面が揺れ、僅かに炎の疾走が鈍る。だがそれ自体は
 すぐに戻る。戻らないのは炎の訝しげな表情。
 
 (親父め、何を考えて地脈から引き出している?)
 
 (さあ?なんにせよあの刀関連でしょう。先程見たときよりも
 力を増していますね。あの怨霊を喰らったのでしょう)
 
 (ああ、封印でもしているのか力が弱まっているが、それでも
 さっきと同じ程度はあるからな)
 
 (だが残念なのは滅光殿がまた消えてしまったこと)
 
 (ああ双角もろともどっかへいっちまった)
 
 (それから別嬪さんはどうも意志が統合されていないようだな)
 
 (のようですね。人である方が追い出されたようです)
 
 ((どうなることやら……))
 
 内部で会話が交わされる。どちらも事態を面白がっているようだ。
 怯えはどこを探しても見当たらない。そうこうする内に
 木々の隙間から光が漏れてくる。
 
 「そろそろだぞ」
 
 抱えた少女に到着を告げる。
 
 炎と炎  少女に向かって
97年10月09日:20時37分16秒
地震(修羅刀編) / tomy
暁雲はふと違和感を感じた。地脈から吸い上げた力の感じが常と違う。まるで枯れ井戸の水のようだった。
その直後、、地が震えた。
大地から力を奪い過ぎた時に稀にこうなる事があるという。だが暁雲はほんの一部を吸い上げたに過ぎない。ではなぜ?しかし考えている暇はなさそうだった。

ってわけで地上にいる皆さんは激震を喰らう事になります。震源地は暁雲の直下です。多分色々と壊れますので、頑張りましょう(笑)
97年10月09日:20時18分04秒
沙夜(修羅刀編) / tomy
「香、お主と沙夜さんは来たところで問題は…」
そこまで聞いたところで沙夜はすでに駆け出していた。

『修羅刀の封印』という言葉が沙夜から自制心を奪っていた。

「急がないと何も見届けずに終ってしまうかもしれませんわね。」

沙夜
97年10月09日:20時05分43秒
修羅刀編 / ジョーカー
 >”否定は肯定”
 >”拒否は受諾”
 >”禁止は奨励”
 >”やめてくれはやってくれ”
 
 >という法則が・・・
 >(ほんとか?)
 
 ホントです。(笑)
 と言うわけでtomyさん、月夢さん、桂さんよろしくね。(^^;
97年10月09日:19時58分24秒
暁雲、その式(修羅刀編) / ジョーカー
 子狐が後ろ脚でひょこんと立ち上がり、口を開く。
 
 「ご名答じゃ、玄屋殿。よくお分かりになったな」
 
 子狐は暁雲の声で喋る。
 
 「儂ゃ今、修羅刀の目の前におる」
 
 その言葉に夕霧、玄屋の両者は顕著な反応を示す。
 香は少なくとも外見的な反応は見せない。
 
 「ああ、そう心配するな、今のところ若いの(枯蔦)が抑えておる。
 じゃが琴音さん…言い忘れとった琴音さんもここにおる。
 それから亜夜さんは途中まで一緒じゃったんじゃが
 別の気配、多分先程玄屋殿が言っておった娘のものを感じたので
 そっちに行った。結界を掛けておいたから心配はいらんじゃろ」
 
 ぱたぱたと尻尾を振る。
 
 「で、琴音さんが言うには修羅刀は不安定な状態にあるので
 夕霧さんと玄屋殿は若いのの封印が終わるまで近づかないで欲しいそうじゃ」
 
 前脚で耳を引っ掻く。
 
 「香、お主と沙夜さんは来たところで問題はないと思う……しまった」
 
 声が急に緊迫した響きを帯びる。
 
 「干渉してしもうた、なんか出てくるのう」
 
 子狐の目から焦点が消える。暁雲が別のことに集中しているようだ。
 
 「……これで何とかなるか?」
 
 その子狐の独り言と同時に、この場にいる者達は大地の僅かな鳴動と
 行く手、修羅刀がある方角から巨大な霊力の奔流を感じた。
 
 「…駄目か。封印は持ち直したが出てきたものが引っ込まん」
 
 その声は落胆を隠しきれなかった。
 
 「状況が変わった。取り急ぎここから離れるんじゃ。
 儂は平気じゃし、琴音さんにも結界を掛けておいたから
 問題ない。若いのは陣の中だからこれも同様。じゃがお前さんらは
 まずいぞ。これ以上、員数が増えたら庇い切れん」
 
 声は感情を感じさせず淡々と響いた。だがだからこそ事態の危険性が
 明瞭に伝わってきた。四人の目の前で式が雷鳴のような音を連続して
 立てながら質量を増していく。ついには子狐は肩の高さが、四人の中で
 もっとも長身の香の五割り増しほどの高さまでになり、成獣に姿を変える。
 
 「こいつに乗りなされ、安全なところまで送って差し上げよう」
 
 一行を見下ろすようになった狐が、そう提案する。
 
 暁雲の式  夕霧達に向かって
97年10月09日:19時56分17秒
あ、乳母ですか(みだれかわ枕さんへ) / tomy
てっきり領主の側室かなんかだと思ってました。
でもそうでなくても少なくとも高い身分の女性でしょうね。領主の娘に『姉さま』と呼ばれる事を許されているんですから。
しかし跳ばしたんじゃなきゃ、最低で7人ですね、この兄弟は(^^;)まあ、天羅の領主なら無茶な数でもないかな。
97年10月09日:19時27分19秒
答えさせていただきます(tomyさんへ) / みだれかわ枕
>木火土金水、甲乙丙丁……の順を考えると、甲って普通長女につける名前ですよ。
>それとも『姉さま』って血のつながった姉じゃないのかな?それも姫様にしちゃ変だけど。

 はい、そうです。明らかにこのままだと変です。
 『姉さま』ってのは、乳母の娘のことを指しています。たまたま体が甲姫よりも大きく育っていたので、甲姫は便宜上彼女のことを自分の姉としていたわけですね。
 ですから、領主の娘としては、甲姫が長女と言うことになります。
 血のつながった妹やら、男の兄弟やらもいたのでしょうが、たまたま甲姫の方がヨロイを操る術に優れていたみたいです。
 さぁ、何人兄弟いたんでしょうね、この家って?(笑)
97年10月09日:19時24分50秒
鱗麗(修羅刀編) / tomy
「ああ、行くよ。んな所においてかれたって何をするでもないからな」
その蜘王の答えを聞き、鱗麗が言う。

「ならば、しっかりつかまっておるがよい。落ちても拾い上げてはやらぬぞ。少なくとも義務を果たすまではな。」
そして化身を解き再び『龍』となる。

「デハ行クゾ。」

「鱗麗」から元金剛機狩り「蜘王」へ

ちなみに怨麗の3倍ぐらい速いので先につくのはこっちです。
97年10月09日:17時05分43秒
我に返る(修羅刀編) / 月夢
 声をかけたがいいが、その後が続かず、気まずい沈黙が流れる中、動くに動けない3人を置いて先行しようとした沙夜野声御出そちらを振り向く。
「式だな、あの坊さんの代物だ」
 この場ではもっとも陰陽師としての経験の豊富な玄屋が近づいてそう確認する。
「さっきの式が結構な代物だったから紗の構成を覚えてる」
 まったく同じ能力の式を作っても、造形以外に紗の構成の仕方に個人の癖のようなものが現れる、玄屋は陰陽師としてごく自然にそれを確かめる習慣がある。
「さっきから姿が見えないと思ったが、どうやら独自に動いてるのか、わざわざ式をおくってきたってことは、なにかあったな、たとえば・・・・修羅刀を見付けたとかな」
 そう言ってから夕霧と香の方を見る。
「もっともさっきから修羅刀の反応が一時弱くなったような気がする、ただ見付けたってだけじゃないと思うが」
 
 玄屋から 夕霧、香へ
 
 式の紗の構成の癖っての言うのはそう言うふうなのがあるかなと思って言ってるだけです。
 それからこの式って喋るんですか?
97年10月09日:16時13分58秒
なだめ(妖編) / 月夢
 八連斬甲刀を構えるさのえを後ろから抑える。
「およしなさい、酔っぱらいを相手に刀を抜いてどうするのですか」
 外見華奢とはいえど、蛍火も数百年を生きた妖、その気になればさのえの腕を抑えるぐらいのことは出来る。
(華奢な割にはすごい力ですね)
 さのえの方もとても八連斬甲刀を構えられるような腕には見えないので、自分のことは棚に挙げて蛍火はそんなことを思う。
「酔っぱらいなどやり過ごせばいいのです」
 宵闇のつきあいで街に出る間に蛍火が学んだ真理である。
「それにいきなり動き回らないほうがいいですよ、つい先ほどまで酔いつぶれた身で動くとろくなことになりませんよ」
 
 蛍火から さのえへ
 
 短いけど、これで止まるか倒れるかしてくれるかな?(笑)。
97年10月09日:16時11分54秒
さいでっか(修羅刀編) / タイガ
 「鱗麗ねぇ…」
 独りごとのように呟く。
 (別に麗ってんならそれで良いのに)
 「麗」でも怨麗とは十分区別できる…、それとも「麗」というのは怨麗が昔名乗っていた名前なのだろうか……。
 こいつの語る「使命」への考え方といい、まったくもってこういった手合いの考える事はよく判らない。
 「ま、俺なんかと違って数百数千の歳を経て生き続けるものとは考え方が違って当然だろうさ」
 
 ついてくるかと問う妖に、
 「ああ、行くよ。
  んな所においてかれたって何をするでもないからな」
 
 元金剛機狩り「蜘王」より「鱗麗」へ
97年10月09日:13時36分03秒
いい名前が思い浮かばなかった(苦笑)(修羅刀編) / tomy
「われは麗。それ以外の名は持たぬ。『怨麗』と区別したいなら、、そうさな、鱗麗(りんれい)とでも呼ぶがよい。」
そう言った直後、ふと何かに気付き、不快そうに顔をゆがめる。

「どうやら龍脈から力を吸い上げている馬鹿者がおるようだな。不快だが義務を果たすとしよう。お主は『使命より自分の感情を優先する』などと言うたが、われは決して使命を疎かにしているわけではない。ただお主らよりずっと長い目で見ているに過ぎぬ。」
そして問いかける。

「われは行くぞ、お主はどうする?」

鱗麗から元金剛機狩り「蜘王」へ
97年10月09日:13時01分16秒
ところで、みだれかわ枕さんへちょっとした疑問(妖編) / tomy
木火土金水、甲乙丙丁……の順を考えると、甲って普通長女につける名前ですよ。
それとも『姉さま』って血のつながった姉じゃないのかな?それも姫様にしちゃ変だけど。
97年10月09日:12時44分21秒
沙夜(修羅刀編) / tomy
「どうなさったのですか?」
振り返り、3者3様の面持ちで見つめ会う、夕霧と香と玄屋を不思議そうに見つめる沙夜。

「、、、先に行きますよ。」
しばし待っていたが、状況が変わりそうにないと感じ、先に進もうとする。その時目の前に暁雲の式が現れる。

「あら、これは。」

沙夜から3人と暁雲の式へ
97年10月09日:11時52分57秒
無駄無駄無駄無駄(妖編) / ハリ=ハラ
 はぁーはっはっ
 「気を付けよう、さのえは急に止まれない」
 相模よ、酔っぱらって鴉をいぢめた罰だ。(をいをい)
 
 
 いいかげん疲れてきたらしい。
 さのえに対し、力無く注意する。
 
 「あれは相模様ですよー。」
 
 薬売り・鴉
 
 どんな怪我をしても、一瞬で治しちゃるから安心してやられるがよい。(笑)
 うははははははは(壊れてる)
97年10月09日:08時21分45秒
のわ〜っ(妖編) / タイガ
 いつのまにかさのえが起きてる。
 やべ〜どうしよう。
 長い事考えてたらいつのまにか書き込まれてんだもんなぁ……。
 
 いつのまにか起きていたさのえの言葉に
 「化け物とはひどいなあ、戦場ならこのぐらいけっこういるだろう?」
 そうは言ってもここまで変化するサムライはいない。
 こんなものがいるとしたら式だけであり、さのえにとっては充分化け物だ。
 
 異端陰陽師「相模」よりヨロイ狩り「さのえ」へ
97年10月09日:08時13分17秒
応える相模(妖編) / タイガ
 こいつそんなに強くないよ?
 元が弱いし、色々な機能をつけてるから。
 まあ、体格が全ぜん変わっちゃてるとこでわかるかも知んないけど、
 負傷ゲージや活力まで増えてますが。
 
 扱いとしては、
 式で増えた分に受けたダメージは式が消えた時になくなる。
 ただし、負傷ダメージを受けていた場合のみ最大のものが一点分だけ残る。
 前者はダメージを受けた部分が無くなるからで、
 後者は体内にその衝撃が残るため、
 といったとこですか。
 (↑どっちにしてもずるい事に違いないが)
 
 「おお、いいとも」
 妖の言葉に気安く応えると、すっとその前に移動する。
 その動きはなかなか速い。
 「じゃあ、はじめようか」
 会い変わらず軽い調子で言ったが、その動きは一陣の風のようだ。
 
 異端陰陽師「相模」より「神奈備」へ
 
 調子の言い事を言ってますが、おもいっっっきり酔っ払ってますので、三ターン持つかどうかというとこです。
97年10月09日:08時08分46秒
妖編「酔醒」 / みだれかわ枕
 「起きるな、起きないでくれ」と言われたので、天羅の理にしたがって起きる事にしましょう(笑)。
 と言うことで、久しぶりのさのえです。



・・
・・・

「姉さまぁ! 姉さまどこぉ!」
「おかしいなぁ……みんな、わらわをおいてどこへ行ったの……?」

 ちいさいころのあたい。多分、ヨロイに乗る前だろうなぁ……数えで六つか七つの頃だっけ?
 なんか、一生懸命探してる。そーいえば、あったな。乳母(めのと)たちが、戯れにあたいを置いてこっそり隠れたんだ。

「うっうっうっ……みんなぁ……」

 そうそう、サルの人形抱きしめて、半泣きになりながら。

「どこにいるのぉ……わらわはここにいるよぉ……」

 この世に自分しかいないような気がした。八分の一刻もしないうちに、あたいは大声で泣き出したんだ。

「えうっ、えうっ……東風(こち)ぃ、どこぉ……みんなぁ……うあああああああん!」

 そしたら見かねたのか、この悪戯を仕掛けた東風が出てきたんだ。

「あらあら、姫さま。そんなに涙を流されては、お顔がとけちゃいますよ」
「だあってぇ……誰もいないんだものぉ……ひとりなんだものぉ……」
「そんなことありませんわ。私がおりますもの」
「ほんと? どこにも行かない? ずっといっしょ?」
「ええ、いますとも。ですから、ほら、涙を拭いて……甲(きのえ)さま」

 あたいの名前……
 東風は、あたいの顔をぬぐって、やさしくなだめてくれた。そう、頭を軽く、調子良く叩くように……

・・・
・・



 酒のおかげで心地よくまどろんでいたさのえの意識が、不意に戻ってきた。
「んにゃぁ〜?」
 蛍火にひざ枕されていたさのえは、眼をこすりながらあたりを見回した。
 すると、そこには頭が鹿、体が人で、しっぽがついている、なんとも表現しがたいモノがいた。
 人――神奈備と、相撲でも取ろうかという体勢だ。
「!?」
 ここで、意識がはっきりする。
「バケモノ!?」
 ここまで、妖は大勢見てきたが、ここまで普通の生き物からかけ離れた造型のものはいなかった。そのせいで、即座に化物と決め付けてしまったのである。
 近くに放り出してあった八連斬甲刀を構える。
 口の中に唾液がたまり始める。

 ヨロイ狩り さのえから、異端陰陽師 相模へ


 いきなりバケモノ扱いかい、さのえ(笑)。しかも唾が溜まるってことは、一撃でズンバラリンといくつもりだな(笑)
#唾を飲み込む=一撃必殺のつもりと言うことになっています。

 東風ってのは、さのえの乳母です。なんか、妖編って方角関係のネーミングばかりになりそうですね。
 で、めでたくさのえの本名は甲姫(きのえひめ)となりました。自分を捕らえていた連中を皆殺しにした時、名を変えたのです。

 それで夜光さん、すみませんが庚と丁の設定年齢を教えていただけませんか?

#あと「サルの人形」ですが、エヴァに出てくるぬいぐるみにそっくりと言うのは
#ここだけの秘密です(大馬鹿者だな、わたしって)。
97年10月09日:02時33分33秒
贈る言葉forジョーカーさん / ハリ=ハラ
 
 ふぁいと
 
97年10月09日:01時43分54秒
「提案」(妖編) / 蒼


  鈴鳴が遠くを見てる目をし、ふと声をもらす。
   『おいき、伯鼠。好きにして良いわよ。』
  酒を美味そうに飲んでいたサムライ・・・雷吼が問い掛ける。
  『何かあったのか、鈴鳴殿?」』

  ・・・伯鼠が動くか。ならば敵は軍かそれに匹敵する集団。
  こやつらの前の雇い主か?
  まあ、どうなろうが知った事ではないが・・・・・・。

  「雷吼とやら、少なくてもおぬしとあの娘には関係の無い事よ。
   森に害なす者に守護は容赦せん、が・・逃げる道のみは残してあるあずだ。
   それに従わねばどうなるか知らんがな。」

  「おぬしの仲間がまだ外に居るのか?
   なんなら逃げるように伝えてやってもいいぞ。
    それを気にされて守り切れなんでは困るでな。」

  妖・「眼赤」 より 蟲サムライ「雷吼」 へ

  10日・・あきまへん。
  プロレス見にいかんと。
97年10月09日:01時32分50秒
さらっと(妖編) / 月夢
 鈴鳴に言われてずっと妖術の復習をしていた葉嬢が顔を挙げて言う。
「外が騒がしいね」
 雷吼がちょうど鈴鳴に問いかけをした直後、答えるような形になる。
「伯鼠を対応に出す前からうるさかったってことは人同士がなにかしたの?面倒なことするわねえ」
 立ち上がって意識を集中してその光景を見る。
「結構動いてるね、伯鼠だけじゃなくて、外陣の者も準備整えているんだ、今つついたら無事じゃすまないわねえ」
 さらっと恐ろしいことを言うが別に雷吼を驚かそうとしているわけでもない、事実なのだ。
「で、どうするの?外慌ただしくなったけど他の人のことはほっといていいの?中にいる間は心配することないと思うけど」
 
 葉嬢から 鈴鳴、雷吼へ
97年10月09日:01時08分51秒
ところがどっこい(死語) / ジョーカー
 土曜日ってのは内の学校のサークル(当然TRPGの)でゲームやる日なのよ。
 つまり三連殺。で、どうしようかなっと。
97年10月09日:01時03分50秒
大丈夫、大丈夫 / ハリ=ハラ
 中一日あるじゃあないですか(^^)
97年10月09日:00時57分16秒
むむう / ジョーカー
 >RPGマガジンに載っていた十日に渋谷でやる天羅オンリーのコンベンションに
 >行く人、誰か居ます?
 >もし居たら現地で会いたいなー、と思ったんですけど。
 
 行くのはいいのだが、その二日後のC.P.U.CONに行くための
 気合を使い果たしてしまいそーである。どないすべえ。
97年10月09日:00時38分27秒
やっちゃったね(妖編) / 月夢
 玄屋の件、あれは未決定だったんだが、採用されたか(笑)。
 
 >陰陽師に親切に・・・
 いや、まだでていない妖の中に(笑)、というのはおいといて、宵闇は陰陽師は好きじゃないが興味があるときは妥協するのよ、もっともさすがにあれだけ物騒な物は追い返したけど。
 この森の妖たちなら修羅刀壊せるだろうけどね、そこまでやる義理はないからなあ、今まで修羅刀抑えていた結界のやり方ぐらいはこの森の妖たちから習ってるかも知れないけど。
97年10月09日:00時38分21秒
懸念(妖編) / ジョーカー
 「済まない。飯だけでは少々物足りなくてな」
 
 そう言って鈴鳴から大碗を受け取り、そこらの木に近寄る。
 確かに酒が溜まっている。まずは一杯汲み、ぐいっと飲み干す。
 
 「旨い」
 
 感嘆を漏らす。相当に上等なものだ。
 だがそれでも。
 
 (あんな飲み方では身体に悪いだろうに)
 
 ふと、自分がさのえ達のところを離れた時のことを思い出す。
 
 (現れた男―声が同じだったことから神奈備殿だったのだろう。
 今考えてみれば。あの時はとてもそのような余裕は無かったが―
 が制止していたが、人の言うことを素直に聞くような娘じゃないからな、あれは)
 
 意外と酒癖が悪いのだ。あの娘は。
 
 (相模殿や神奈備殿に迷惑を掛けていないといいんだがな)
 
 考え始めると止まらなくなる。悪い予感が膨れ上がっていく。
 
 (いかん、心の臓に悪い…)
 
 居れば居たで気を揉むが、姿が見えないと胸騒ぎが止まらなくなる。
 
 (厄介な娘だ、一緒にいて退屈しないのは確かだがな)
 
 考えていることは苦々しげだが、口元には好意的な笑みが浮かんでいる。
 とりあえず向こうの様子が分からないかどうか聞いてみようと
 鈴鳴の方を向く。するとここではないどこかを見ているような目で
 
 「おいき、伯鼠。好きにして良いわよ。」
 
 と言っている。声に含まれた微粒子に雷吼が反応する。
 
 「何かあったのか、鈴鳴殿?」
 
 先程までの気楽な雰囲気はどこかへ消し飛んでいた。
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年10月09日:00時19分42秒
あうあうあう・・・(妖編) / ハリ=ハラ
 ついに出てきた、掛け合い所にしか存在しない(正確には確認されていない)陰陽穏形機!
 しかも、今回は前回とは違いてめえがってに来たから制約全くなし!
 はあぁぁ、恐いやう(;_;)
 
 こっちではこっちで、なんか始めてるし(^^;)
 ああ、振動でさのえが起きる!
 相模と神奈備見て誤解する!
 うわーい(;_;)
 
 
 「出来るだけお静かにお願いいたしますよ。
 何しろ、お休みになられている方もおいでですから。」
 
 薬売り・鴉
 
 
 P.S.
 RPGマガジンに載っていた十日に渋谷でやる天羅オンリーのコンベンションに行く人、誰か居ます?
 もし居たら現地で会いたいなー、と思ったんですけど。
97年10月08日:23時56分47秒
(妖編)笑う神奈備 / Ray
 なるほど、こんな酒癖だったのですね。トラではなく手塚治虫キャラになるとは侮れない……。(^_^)
 
 「ほう、呪紋無しで<シャ>を操るか……いや、己が精神(こころ)の裡に呪を眠らせておるのか?
 これは珍しい。或いは『小角』の陰陽術より、むしろ吾等の術の方に近いのかも知れぬな。どのみち、常人の能く為す処ではあるまい。
 いや、これほど面白いモノと出会うたのは、かれこれ20年振り。あの陰陽師−「玄屋」とか言ったか−が打った刀以来であろうな。」
 微笑みながら、両の手をパンと打ち鳴らす神奈備。狩衣を捲り上げると、他の者から離れた方へ単身向かう。
 「さて、どれ程のモノか見せて貰うとしようか。そちらでは寝ている者にも迷惑であろうしな。」
 空き地の真ん中辺りで振り返ると、手招きをしながら、
 「来るが良い。その式の奥にあるモノを吾に観せてみよ。」
 笑ってそう言った。
 
 「神奈備」(人型) より 異端陰陽師「相模」 へ
 
 なんか、さらっと怖いこと言ってますが、月夢さん御免なさい。(笑)
 でも、前の方のLOGで、「主の森を訪れた事がある」なんて裏設定言ってる訳ですから、こう云う事もアリでしょう。
(大体、この森で陰陽師に親切(?)にして呉れそうな相手は、神奈備くらいじゃないでしょうか?)
 さて、相模とは相撲でも取らせましょうか。(……何か似てる。笑)
97年10月08日:22時52分55秒
介入者(妖編) / ジョーカー
 圧倒的な兵力差をものともせずに人垣をなぎ倒していく無明。
 その際だった力は並みのサムライでは歯が立ちようもなく
 数合と保たずに打ち倒されていく。その無明に、後陣に控えたヨロイが
 龍砲の照準を合わせる。雑兵ごときいくら死のうと代わりは効く。
 無明一人を倒せればよいのだから。そう命を受けていた。
 
 (発…)
 
 着弾した地点から半径二間強を巻き込むこのヨロイ用の兵装は
 達人でも完全に避けることは至難の業。それを打ち込もうとした矢先だった。
 
 ヒュン
 
 風を切る音がし、何かが龍砲の砲口に飛び込む。
 次の瞬間、砲身の中で砲弾は暴発を起こし、龍砲を破壊し、ヨロイ本体にも
 少なからぬ損傷を与える。
 
 (な、何が?)
 
 驚愕するヨロイ乗りに外部からの音声と映像が伝わってくる。
 
 「困るのですよ。そんなことをされてはね」
 
 涼やかな声、そして戦場には場違いな白装束。
 端正な顔付きをした男が其処にいた。
 
 紅  ヨロイ乗りに向かって
 
 というわけで紅を出しました。(^^;あれから四、五年が
 過ぎているという設定です、一応。不破領も落ち着いてきたので
 弟子達と飛翠に後は任せて無明との約定を果たしにきたわけですね。
 なんて困った奴なんでしょう。(笑)
97年10月08日:22時36分47秒
RE:えーっと / ハリ=ハラ
 天羅の世界には(掛け合い所では特に)
 
 ”否定は肯定”
 ”拒否は受諾”
 ”禁止は奨励”
 ”やめてくれはやってくれ”
 
 という法則が・・・
 (ほんとか?)
97年10月08日:22時16分31秒
今後の展開(修羅刀編) / ジョーカー
 押さえ込んでも特に問題ないと思いますけどね。
 ただしそれが少女の到着後であったならば。それに仮に
 枯蔦が押さえ込んだとしても、修羅刀を求める者は
 滅光だけじゃないですし。(笑)怨麗は今のところ実力を発揮できる
 状態にないですし、蜘王も、もう一人の怨麗と動いていますが
 誰かを忘れちゃいませんか?(笑)
 炎も修羅刀を炎独自の目的で求めているんですから。
97年10月08日:21時15分49秒
(妖編)酒はあ、のめのめえ / Dr.李
 雷吼の問いかけに、一瞬怪訝そうな顔を向ける。
 だが、すぐに普通の表情に戻った。
 
 「酒ならば、その辺の木のうろにたまっております故、適当にどうぞ。」
 
 そして、そっと大碗を差し出す。
 
 遠くを見てる目で、ふと声がもれた。
 
 「おいき、伯鼠。好きにして良いわよ。」
 
 ヨロイまで動いては、こっちもうごかざるをえまい。鈴鳴はそう判断した。
 
 真っ白な、ネズミというには、ちょっと大きいそのものは鈴鳴の命をうけた。
 森の外の連中は、仲違いを始めた。今なら、動き出すに絶好の機会。
 素早く眷属に指令を出す。
 まず、食料を奪う、次に予備の兵装、出会った人間には気の毒だが死んで貰う。
 
 「チュチュウチューーウ!(いけいモノども、作戦開始だあ!)」
 
 静かに森が動き出す。
 
 鈴鳴&守衛の十、伯鼠
 
97年10月08日:20時51分38秒
えーっと / みだれかわ枕
> 今は寝てるからいいけど、いきなり目を覚ましたらまずいだろうね(^^;)

 やっぱり、起きたらまずいかな……起きようかとも思ってたんですけど(笑)
97年10月08日:20時45分58秒
妖編「大問」 / みだれかわ枕
 目前の娘がぶつかっているであろう問題は、然無にも感じ取れた。
 だが。
(だが、拙僧にもなんとも言えん。自分で悩み、自分で答えを見つけてこそ、意味がある。それが、生きる意味。この天羅に在る意味。)

 そう言おうと思ったのだが、考えを中断せざるを得なくなった。
 爆音、そして、地響き。
「これは……!」
 間違いない、重兵器ヨロイが動いているのだ。しかも、かなり近い。もしかして、無明が向かった方向ではないだろうか?
 周囲の雑兵たちにも、動揺が走り始めている。確かに、いきなりこんな音がしては、誰もが驚く。然無も酒気が吹っ飛んだぐらいだ。
 見ると、庚はすでに表情が戻っている。悩むよりも、いま出来ることをするつもりのようだ。
(それでよい)
「庚殿、おそらくは無明殿のところであろう!
 参るぞ!」
 叫ぶが早いか、然無は薙刀をもって走り出した。

 ナマグサ坊主 然無から、若武者 庚へ
97年10月08日:20時38分20秒
反応(妖編) / ハリ=ハラ
 どちらからともなく、演奏が終わる。
 
 「助かりました。私独りではとても先ほどのようには行きませんでしたでしょう。」
 
 そう神奈備に礼を言うと人形を抱え上げる。 入れ替わりに相模が立ち上がり、自分の番だと言い出す。
 
 ***中略***
 
 (ふむ、確かに美しくはある)
 
 もう一度、変形した相模を見直す。
 
 (美しくはあるが、芸というのとは少々違うような気がするが・・・。)
 (まあ、酔うたびにこれをやられては共に酒を呑む者が居なくなるのも分かるな。)
 
 ちらっとさのえの方を見る。
 相変わらず蛍火に膝枕されて幸せそうに眠っている。
 
 (ここで目を覚まされたりしたら、まずいかもしれんな。)
 (何せあの姿では・・・)
 
 薬売り・鴉
 
 今は寝てるからいいけど、いきなり目を覚ましたらまずいだろうね(^^;)
 ムラサキが来てもヤバイかも・・・
97年10月08日:19時16分27秒
発案(修羅刀編) / ハリ=ハラ
 ここは取りあえず、結界と同化して修羅刀を封印(=死亡)
 数年後に話が移り、神宮のエージェントがもっと大きな舞台を用意したところで再開。
 その時に結界も破られ、結界内で成長した修羅刀と時空の旅に出ていた滅光が戻ってくる。
 もっと手が付けられない。
 わーい、大変だ。
 
 というのはどうでしょう?
97年10月08日:17時31分55秒
「悲哀」妖怪編 / 夜光
  
  庚は然無の言葉に悲しそうに首を振る。
 「あやかしをおそれているのではないのです。確かにあやかしは未知のものそれ故に知らぬが故の恐怖は確かに
 この身に眠っております。けれど...罪無き人をこのてで殺す...それよりは遙かに...」
  そこで、言葉につまる。自分自身なにをこんなにおびえているのか...それが解らないといった風に。普段強い
 と思う、偽りの仮面をつけていれば..その中は実にもろく儚い。
 「不安なのです...常ならば...常ならばあの方の意志は強固ではっきりしております。あの方は自身が強いことを
 知っておいでで...身近のものには不安なことでも問えば教えてくださいます。けれどこのたびは...幾度問うても
 答えを導いてはくださいませぬ」
  信じていたものに裏切られ、傷ついたような表情。難しすぎる問いを与えられた子供。解れば迷うほども無き簡
 単な答え。けれども...解らぬものは一生かかっても解けぬかもしれぬ難問。それが目の前の少女に示されている
 のだ。
  そのとき無明が向かった方から大地を轟かすような振動を感じた...とてつもなく大きなものの動きを感じさせる
 振動と音、これがあやかしのものでないとするならばいったい何か?
  常識が想像させるのはただ一つ。天羅最大の機動兵器ヨロイ。それが動いているのだ。
 「これは...いったい」
  その瞳に再び強い意志が戻ってくる。やらねばならぬことがあるなら迷いを振り払うことができる。それは若さ故
 の暴走と隣り合わせではあるものの...必要な資質かもしれない。
 
 若武者 庚 より   なまぐさ坊主 然無へ
97年10月08日:17時00分09秒
さて、どうしよう(修羅刀編) / 夜光
  展開的にきついな(^^;まじでどうしよう(^^;ここで押さえ込んではドラマにはならない、だからあえて気合いを使う気はない。
 死んでもそれはそれで...少女の運命で遊べるし。私の場合はね..さて本当にどう動かすべきか...
  何か案があれば教えてほしいです(^^;
97年10月08日:16時54分32秒
もうちょっと待って(修羅刀編) / 月夢
 玄屋は話がまとまり次第、そっちに向かいます、でもジョーカーさんの言うとおり順当に行くと最後ですけどね。
 ただ一つ、この件に神宮が絡んでいることを忘れていませんか、はたして封じられるのを黙って見ていますかね(にや)。
 
「ふむ、なかなか個性的な方が揃いましたね、彼らにはもっと大きな舞台が似合うと思いませんか、こんな観客の少ない場所ではなくてね」
 海淵(かいえん) とあるばしょで、だれかにむかって
 
 第2部の複線です(笑)、ここで終わってしまわないようにさきに手をうって起きました(笑)。
97年10月08日:14時22分52秒
相模の式(妖編) / タイガ
>相模って、陰陽サムライだったの?
>それとも、式を憑依させてるだけ?
 
 憑依の方です。
 呪紋を書いてないのはこの式が彼の精神にいわば「固定」されたものだからです。
#他の式は呪紋を書く必要がある。
#何故「固定」されているのかは彼の出生に関わる秘密です。
 (でも、陰陽サムライではなくサムライ陰陽師というんでは?)
 
 ところで式の頭部の形状ですが…、天羅に適当な動物がいないので鹿としましたが、
 実際にはオリックスと狼と鳥を混ぜたような……、いや違うな、我ながらなんてややこしいものをイメージしてんだか。
#実は知ってる人なら一言で説明できるんだけどね。
#しかし「ブルンガ一世に角が生えたようなもの」といってどれだけわかる人がいるかと思うと……。
97年10月08日:11時36分23秒
少女&炎の方が近いのでは?(修羅刀編) / ジョーカー
 暁雲と亜夜はずれたとはいえ修羅刀の間近まで”渡って”きたのに
 そこからしばらく行ったところで亜夜が少女と炎に出会ったとすれば
 今、一番修羅刀に辿り着くのが早いのは少女と炎、次が少し遅れて亜夜。
 で、飛んでいるから亜夜と同じぐらいに怨麗、で、玄屋と夕霧、香、沙夜となるのでは?
 まあ、ずれたところでなんの問題もないけど。
97年10月08日:11時35分45秒
むぅー、いかん(妖編) / ハリ=ハラ
 よくよく考えて見たら、鴉、トラウマ持ってないぞ。
 いかーん。何か設定せねばー。
 
 ところで、
 相模って、陰陽サムライだったの?
 それとも、式を憑依させてるだけ?
 (そういえば、うちの陰陽師。白兵戦闘上級にして、式を憑依させて、蟲入れて、式刀もって・・・)
97年10月08日:10時24分36秒
「むすび」修羅刀編 / 夜光
  みゅ〜。霊力を分けてもらうのはいいんだけど活力も実は活力もないんですね(^^;で自分に保護や回復を施術できるほど
 余裕はないわけで....もらった霊力は陣の維持に全部とられると言う(^^;
  で、実は夕霧や玄屋待ちだったりして(^^;修羅刀に吸い取られた怨念が恨みをはらそうと襲いかかるなんて....楽しいと
 思いませんか?
 
 「微調整がまだ下手でね....」
  膝をつきながらも印を組む腕は変わらず、陣は不可思議な鳴動を保っている。
 「修羅の魂ってのは....相変わらず重いもんだね〜」
  軽口のようなせりふだがそこに秘められた重みはとうてい無私できるもので
 はない。なぜならその言葉をすべて信じるならば....封を破ってでてくるのは
 修羅の魂に相違ないからだ....
 「この陣の中にいるかぎり俺は大丈夫だ。けど....おまえさんがたは危ない。
 今のうちに遠くにいきな」
  満身の力を込めなんとか膝を大地から離す。ここで倒れたら完成する前にす
 べてが解き放たれてしまう。そらだけは彼には許せなかった。
 
 銃槍使い 枯蔦 より 被害者のみなさまへ
97年10月08日:08時20分47秒
彼の酒癖(妖編) / タイガ
>やはりここは、「相模」にかくし芸をして貰って、座を破綻させて貰うのが一番でしょうか。
 
 はいはい、それでは破綻させましょうか。
 
 鴉と神奈備の演奏が終わる。
 「良いねぇ良いねえ」
 手を叩きながら相模が賞賛する。
 「おっし、次は俺の番だな」
 立ち上がり、空を仰ぐ。
 「おおおおぉぉぉぉっ」
 相模が鯨にも似た声で吠え出した。
 ズザザザァッという音とともに、その姿が急速に変化する。
 頭が鹿のそれのようになる。
 ただ、その角は鹿のものとは違い、長細く、緩やかな弧を描いて、ちょうど首や肩のあたりを覆う様になる。
 その手の指の先で鋭いつめがぎらぎらと光り、人の足ほどもある尻尾がビタンと地面を叩く。
 その体格は変化する以前と比べると、一回りか二回り程大きくなっている。
 「どうだ、なぁかなかのもんだろ?」
 その姿は凶悪そうでありながらも、とても美しい。
 
 異端陰陽師「相模」より宴会組の皆さんへ
 
 酒飲んで酔っ払うたびにこんなことをするんでは、そりゃ避けられるでしょう?
97年10月08日:08時04分43秒
「あっはっは」(修羅刀編) / タイガ
 蜘王は妖の言葉に声を上げて笑いながら、
 「俺は単なる暇つぶしのおもちゃか。
  ただの道具よりはまだましかな」
 別に気を悪くした様子もなければ自分の感情を隠して演技をしている様子も、無い。
 そして、それを冗談だと思っている訳でもない事は簡単に分かった。
 「じゃ、せいぜい飽きられないようにしますかね。
 にしても、化け物も使命より自分の感情を優先するんだねぇ」
 まだ笑いながらそう言う。
 「ところで、あんたの名前はなんてんだい?
  『怨麗』ってのはさっき駆けてった方だろ?
  いつまでも『あんた』って呼ぶ訳にもいくまい」
 
 元金剛機狩り「蜘王」より「もう一人の麗」へ
97年10月08日:05時49分27秒
Re:おせーて(妖編) / Ray
 >ねえねえ、どうやって一段落つけたらいいの?
 
 やはりここは、「相模」にかくし芸をして貰って、座を破綻させて貰うのが一番でしょうか。
 出来れば、ここいらで、お二方(「相模」&「鴉」)の精神的外傷(トラウマ)にまで触れておきたかったのだけれど。
 まあ、二人とも潰れてしまっても終わりですが。
 
 それと、森の外での騒ぎの方は、「伯鼠」が付いているとの事ですので、「神奈備」としては、まだ静観してるでしょうね。
 頼まれない限り、余程の事でないと他者の仕事に口出しはしませんよ。(手に負えない様なら、出て行く事になるでしょうが。)
97年10月08日:02時12分28秒
おせーて(妖編) / ハリ=ハラ
 >あっちのほうが一段落つかないことには
 
 ねえねえ、どうやって一段落つけたらいいの?
97年10月08日:00時25分16秒
理解(妖編) / ジョーカー
 「ありがたくいただこう」
 
 礼を言ってから膳を受け取り、食事を始める。
 ムラサキのように詰め込んでいるという食べ方ではない。
 箸の動きも比較的ゆっくりだ。だが何故かムラサキよりも
 料理の減る速度が速い。結局、一度おかわりをして食事を終える。
 
 「まあ、腹八分目にしておくか。酒でも欲しいところだな…酒?」
 
 何かが引っかかるようだ。なにやら考え出す。
 
 (酒、酒、酒、なんだ?何か酒であったような……
 酒、酔っぱらい、酒癖、うわばみ、宴会……宴会!?)
 
 ようやく合点がいく。だが思わず声も漏れてしまう。
 
 「そうか、それでか!」
 
 (そりゃさすがに酔っぱらいを紹介するわけにもいかないか)
 
 内心、苦笑する。だが同時にちょっとしたことを思いつく。
 
 「鈴鳴殿、ものはついでだが酒はないかね?」
 
 真面目な顔だが目が笑ったままで。
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年10月07日:23時56分13秒
(妖編)困る鈴鳴・寝るムラサキ / Dr.李
 微笑みながら、小石を拾い上げる。
 チリーン
 音を立てながら、小石は食膳へと変化する。
 
 「おかわりなら、いくらでもどうぞ。」
 
 ともかく、あっちのほうが一段落つかないことには、紹介もへったくれもあったもんじゃない。
 それに、外の殺気が増大してる。
 早めに掃除に取りかからねばならまい。
 
 食事を終えたムラサキは安心しきって寝てます。(笑)
 
 鈴鳴より
 
 一人でかけあいしても、つまんないのでムラサキの方はあまり力入れてません。
 宴会がおわらんことには、鈴鳴も動きがとれませんしね
97年10月07日:23時52分35秒
(妖編)困る鈴鳴・寝るムラサキ / Dr.李
 微笑みながら、小石を拾い上げる。
 チリーン
 音を立てながら、小石は食膳へと変化する。
 
 「おかわりなら、いくらでもどうぞ。」
 
 ともかく、あっちのほうが一段落つかないことには、紹介もへったくれもあったもんじゃない。
 それに、外の殺気が増大してる。
 早めに掃除に取りかからねばならまい。
 
 食事を終えたムラサキは安心しきって寝てます。(笑)
 
 鈴鳴より
 
 一人でかけあいしても、つまんないのでムラサキの方はあまり力入れてません。
 宴会がおわらんことには、鈴鳴も動きがとれませんしね
97年10月07日:22時52分37秒
いいんじゃないですか(妖編) / ジョーカー
 複数の人が書いているということは、文体もそれぞれバラバラってことですからね。
 それでは綺麗にまとまらないでしょう。それに視点もみんな場面場面で
 違うし。僕は構いませんよ。設定が変わってしまわない限り。
97年10月07日:22時45分17秒
確信(妖編) / ジョーカー
 (やっぱり……どうやら懸念が的中したようだな。材料は木の葉らしい。
 だがいいかげん腹が減ってきた。食えない物じゃない訳だし
 この際気にしないことにしよう。食い物を持っていない訳じゃないが
 わざわざまずい保存食を食べることもあるまい)
 
 葛藤にけりを付けると口を開く。
 
 「度々済まない、鈴鳴殿。いいかげんに腹が減ってきた。
 この際、元が木の葉だろうが土くれだろうが何でも構わないから
 俺にも一つ頼む」
 
 その言を裏付けるように腹の虫が鳴る。
 
 「考えてみたら今朝以来何も食っていなくてな。ほら、この通り腹も文句を言っている」
 
 涼しい顔で意外と情けないことを言う。
 裏ではこんなことも考えている。
 
 (説明を避けたな。なんかまずいことでもあるのか?)
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年10月07日:22時18分03秒
へろへろよー / Dr.李
ログをさあ、小説にしようと思ってさあ、やってみたんよ。
 
 ほしたらなあ、大幅な加筆修正が必要と思うたんじゃあ。
 
 それでもええ?
 
 方言丸だし。
 
97年10月07日:22時14分27秒
(妖編)からかう鈴鳴 / Dr.李
 眼赤の言葉を聞き、思わず呆気にとられる。
 ”鈴鳴さん”?
 ”ムラサキ君”?
 
 「何あらたまってるかしら、子猫ちゃん?なれないことして、胸焼けおこしても知らないわよ。」
 
 とりあえず、牽制の穂先を出しながら、足下の木の葉を拾う。
 チリーン
 乾いた鈴の音と共に、木の葉は先ほど雷吼達に出された食膳へと変わっていく。
 
 「ヒメ様、他の者には今会うことは出来ません。それより、ちょうどよろしいですから、この間までの術の復習でもやりましょうか?」
 
 そして、最後にいたずらっぽく、
 
 「雷吼殿、葉っぱからできた物でもよろしければ、何かお作りしましょうか?」
 
 すでに、ムラサキはすごい勢いで食べ始めていた。
 
 鈴鳴より みなさまへ
 
 とりあえずう、話の矛先をそらしとかねばね。
97年10月07日:21時43分49秒
えーと妖編LOGの件(妖編) / 蒼
  や、どうもヘロヘロの蒼です。
  皆さん見てくれたようで、どうもです。
  プロフィールですけどそれほど詳しい背景まで行かなくても
  外見とか「見かけ」の性格とか上っ面がわかる程度であれば良いんじゃないかと思っています。
 なにせ僕のHPイラストっちゅーもんがないもんで。(俺描けないし)
  いや、誰か描いてくれるていうんならべつですけど 。
 あとあれはLOGをただ切り直しただけですけど、
  転載許可を求めた時のsfさんのご意見で
  「小説風にまとめてはどうか」
  とあったんですけど誰かやってみません?

P.S.ハリ=ハラさん 早速のメールありがとうございます。
97年10月07日:21時32分09秒
雑念(妖編) / ジョーカー
 「こちらこそよろしくな、葉嬢殿」
 
 今度は雷吼が傍観者となる。鈴鳴がさのえや相模、鴉を
 どう捉えているかに、やや興味があったのだ。
 
 (しかし、腹が減ったな。考えてみれば朝飯以来何も腹に入れていない…)
 
 間の抜けたことも考えていたが。
 
 雷吼  葉嬢に向かって と その心中
97年10月07日:21時15分55秒
あ、そうそう(妖編+修羅刀編) / ジョーカー
 書くのを忘れていました。Rayさん、 tomyさん、ありがとうございます。(^^;
 
 実は雷吼も腹が減っていたりする。(笑)さっきの料理に
 手を付けそびれていたもので。
 
 暁雲、行動をしたのはいいものの、動けなくなってやんの。(笑)
 琴音は前もって簡易結界(個人用のね)を張ってあるから
 問題ないけど枯蔦は大丈夫かね。修羅刀から噴出したものが
 襲ってきたらやばいのでは?嗚呼、君の勇姿は忘れないよ枯蔦君。(爆)
 これは如何に少女が早く到達するかに掛かってますね。
 それとも注がれた霊力でどうにかしてしまうかな?
97年10月07日:19時56分32秒
妖編「莞爾」 / みだれかわ枕
「妖、か……やはり、この森は主の森なのか……」
 然無は、つい今までそのことに気付いていなかった。自分を見ている妖がいる事は知っていたが、気まぐれな『一匹狼』だと思っていた。「妖に対する備え」と言われてはじめて、そのことに思い当たったのだ。
(しかし、このような娘が「備え」とは……無明殿は、何を考えている?)
「差し支えなければよいのです。教えてはくださいませんでしょうか...」
 その時、庚の表情に気が付いた。不安、恐れ、それとも、脅えであろうか。質は違うものの、さのえに負けないくらいの気の強さはどこへいったのか。
「拙僧も、この森について詳しくは知らぬゆえ、なんとも言えぬ。だが、妖はけして人に害を為すだけのものではない。それほど恐れる必要はなかろう。
 それに無明殿がわざわざここに来られたのも、件(くだん)の小僧が一番の目的であろうから、無理に妖に会おうとはすまいて」
 そういって莞爾(かんじ)とした表情で、庚を見やった。
「無明殿は、そこらにおる雑兵よりも、おぬしの事をはるかに信頼しておるのだよ。だから、嘘いつわりで誤魔化そうとせず、今言える事を言ってくれるのではないかな。おぬしも、無明殿を信頼する事だ」
(無明殿は時に見境がない事もするから、あまり盲目的に信頼されても困るのだが……)
 しかし、目の前の娘には分別があるだろうと思い、そう言った。信頼と隷属は違う。この娘なら、わかってくれるだろう。

 ナマグサ坊主 然無より、若武者 庚へ


 蒼さんへ
 HP見ました。ご苦労様です。
 プロフィールについては、少々お待ちください。
97年10月07日:18時50分41秒
驚愕(修羅刀編) / 月夢
 桂さん催促するような真似してすみません、出番としてはこのあたりかなと思ったもので。
 ところで夜光さん、昔も夜行さんっていわれませんで師たっけ(笑)。
 などということはおいといて、玄屋です。
 
 
 唐突に視界に飛び込んできた人影、それが夕霧に声をかける、がそんなことなど耳に入らないように玄屋は呟く。
「静弥・・・・」
 時が逆行したような錯覚が一瞬襲う、自分の側に夕霧と静弥がいて、そしてこれから向かう先は修羅刀のもと。
(馬鹿な静弥は死んだ、嫌になるほどはっきり覚えている・・・・)
 二十数年前のあの時、放心した夕霧と、冷たくなった静弥、そして、修羅刀を持って逃げ出した記憶は今も薄れてはいない。
「あ、こちらは香さん・・」
 夕霧の紹介にはっと我に返り、挨拶をする。
「ああ、俺は玄屋だ、夕霧の昔からの知り合いといったところだ」
 そして改めでじっと見て、静弥との違いを見付ける。
(静弥は刀しか持たなかったよな、似てはいても別人だ)
 自分に言い聞かせるように胸中でそう呟き、一つのことに気付く。
「あんたか、さっきあの物騒なのを追い払ってくれたのは、助かった遅くなったが礼を言うよ」
 放って置くと昔の口調に戻ってしまいそうになるのを無理に抑えながら玄屋はそう言った。
 
 
 玄屋から 静弥、夕霧へ
97年10月07日:18時18分29秒
亜夜(修羅刀編) / tomy
「亜夜さんよ、付いてくるなら付いてきな。面白いもんが見れるかもしれねえぜ」

「命の保証はしませんがね…」
炎達の声が響く。その問いかけにに答えることはせずに、亜夜は少女の方へ向かう。
そしてぽつりとつぶやく。

「考えてもわからない、でも見ればわかるかもしれない。」

亜夜から炎と枯蔦のつれている少女へ
97年10月07日:18時03分56秒
夕霧(修羅刀編) / tomy
「香さん、、、ええ、そうです。」
夕霧はそう香の問いに答えた後、ぽつりと付け加える。

「できたら、、万一の時、娘達のことをお願いできますか、、。」
会って間もない相手に無茶な頼みをしている事に夕霧は気付かない。それは姿形だけでなく、香の雰囲気がそうさせるのかも知れなかった。

ふと、もの問いたげな玄屋の視線にぶつかる。香の事を説明し忘れていた事を思いだし、夕霧はあわてて取って付けたように紹介する。

「あ、、こちらは香さん。あの暁雲様のお知合いです。」

夕霧から「静弥似の」香と玄屋へ
97年10月07日:17時29分09秒
ちなみに(修羅刀編) / ジョーカー
木々が吸い上げている霊力は人間の器では到底耐えられない量です。
ですから当然、暁雲は送る量を調節しています。過供給で枯蔦が
破裂するなんてことはありません。(笑)
暁雲が平気なのは……何故かは言うまでもないですね。(^^;
97年10月07日:17時17分26秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
枯蔦の様子が急変する。修羅刀の妖気が解放された時のための用心として
隔離結界を張るために作った結界の端子が枯蔦の術に悪影響を及ぼしたらしい。

(どうも失態続きじゃのう。仕方あるまい)

溜め息を一つ。張ろうとした結界を組み替える。
妖術に法術のような印や読経のようなものは必要ない。
術者の意志のみが全てを決める。血は触媒にすぎない。

(吸い上げよ)

その簡潔な命令に従い、木々に擦り付けた血が赤光を放ち
木に染み込んでいく。

「悪いことをしたな。お詫びとして一つ教えてやろう。森の力、大地の力を
借りることは正しい。一人では出来ないことも出来るからのう。
じゃがまだ甘いな、地脈の力はその程度のものではない」

その言葉と共に、修羅刀を囲んだ木々が目も眩む程の光を放ち、光の柱に変わって行く。

「もっと深いところから力を吸い上げるんじゃよ。もっともこれほどの霊力ですら
地脈の力のほんの一欠片に過ぎんがな」

吸い上げられた霊力は暁雲の両の掌の間に一旦収束し、枯蔦の背中に向かって迸る。
先程とは比べ物にならないほどの霊力が枯蔦の身体に注がれて行く。

暁雲 枯蔦に向かって
97年10月07日:16時24分53秒
・・・・・(修羅刀編) / ジョーカー
この妖術結界はまだ作動させていなかったんですけど・・・・・
今のところ自らの血で結界の端子を作っておいただけだったんですが。
97年10月07日:15時21分56秒
『もう一人の麗』(修羅刀編) / tomy
「無論殺スサ、飽キタラナ。」
何でもない事のように『それ』は言った。
「怨麗ノ余興ニ、ツキ合ウヨリモ、貴様デ遊ンデイル方ガ楽シメソウダト思ッタダケノ事ヨ。」
そう言うと人の身に姿を変える。怨麗と外見はそっくりだが、印象は全く違う。例えるならば割れた硝子の様に鋭く尖った恐ろしく透明な氷、そんな底冷えするような印象を与える。

「楽しませてもらうぞ。蜘王とやら。」
凍り付くような笑みを浮かべながらそう言った。


「もう一人の麗」から元金剛機狩り「蜘王」へ
97年10月07日:14時59分46秒
怨麗飛ぶ(修羅刀編) / tomy
じゃ、その暴走のちょっと前です。


「はぁ、はぁ」
怨麗は地を駆けていた。霊力の使えぬ分身の身では式を使うこともできない。そして『あいつ』と違い『能力(ちから)』の使い方も知らない。体力だけを頼りにせねばならなかった。
ふと修羅刀の気配が弱るのに気付く。

「くっ、、このままじゃ、間に合わない。双角を犠牲にしながら、、、。」
あまりの悔しさに、泣き叫ぶ怨麗。

「をぉぉぉぉぉぉ‥‥ォォォォォォォォヲヲヲッ!」
後半はもはや泣き声ではなく、おたけびになっていた。
そのおたけびに呼応するように怨麗の周囲に白い光が集まってゆく。そしてその輝きに包まれながらいつしか怨麗は空を飛んでいた。修羅刀に向かって。

怨麗
97年10月07日:14時45分20秒
「逆波」修羅刀編 / 夜光
 「坊さん....よけいなこと...して..くれたな...」
  枯蔦が目に見えて憔悴していくのがわかる。陣を敷き、複雑な呪を編んでいるのだから疲労がでるのは当然である
 けれど、これはあまりにも急激な変化だった。
  大地の力で刀の力を、森の力で修羅の魂をともに押さえる。その呪式に必要な霊力はとても人一人がまかなえるも
 のではない。ならば...彼はどこからそれを得ていたか。
  答えは簡単だ。森の力を借りる。それは木々たちからその力の一部を分けてもらうと言うことに他ならない。
  その霊力の流れが途絶えたならばどうなるか?呪はなかば形をなしている。ここで止めることはできない。外から
 の力もあてにはできない。ならば...五体に宿る力のみにてなさねばならない。
 「坊さん、中身がでてくる。気をつけろよ....刀ってもんに縛されてないぶん...強いぜ....」
  今すぐに危険というわけではない。が...今下手に干渉すればふつうに目覚める以上の修羅刀の妖気があたりを覆
 うだろう。この森は二度と人も生き物も住めぬ魔の土地へと変じるだろう。
 「雑魚はでれねえ。だから大きいのがいくぜ.....」
  修羅刀から白い霧のような何かがわいてでてくる。それは確かに人ならざるものであり...強い力を感じる。
 
 銃槍使い 枯蔦 より  修羅刀近辺の被害者のみなさまへ
97年10月07日:14時29分08秒
修羅刀編 / 夜光
  うい。お兄ちゃんではお兄ちゃん(枯蔦)と区別が付かなくなるのでこうしました。
 少女からみればよくしらない変な人ですし(爆)<炎
97年10月07日:14時27分50秒
修羅刀編 / 夜光
  うい。お兄ちゃんではお兄ちゃん(枯蔦)と区別が付かなくなるのでこうしました。
 少女からみればよくしらない変な人ですし(爆)<炎
97年10月07日:14時20分39秒
「一対多」妖編 / 夜光
  これより森の外周部で小競り合いを開始します。ただしこちら側は護法僧無明ただひとり。対するは雑兵たくさんと
 雑魚サムライ(爆)森の中の人たちがでてくるにしては十分すぎる動きでしょう...
 
 「炎の使用は最低限度と言っておいたはずですよ」
  今にも森に火をかけようとしていたものたちの目の前に立ちふさがる。
 「な、なんだおまえは!!??」
  兵士の一人が無明の姿をみて誰何の声をあげる。
 「上司を忘れてはいけませんね...ここまでわかりやすい格好をしてあげているのですから」
  その姿は異形。戦場ですら滅多に見せぬ姿。体に埋め込まれし百を越える珠と強い心力に裏打ちされた強い意志。
 それがそこには確かにある。人を越えた人。サムライ。
  もっとも...鳳凰宗などの寺院などでは護法をおろした姿などと呼ばれてはいるが...実際には同じものにすぎな
 い。人を捨てることは変わりないのだから....
 「ひ...」
  兵士のなかから悲鳴の声が漏れる。たかだか数十、数百の兵でサムライを押さえるのなど至難の業としか思えな
 いからだ。
 「ひるむな、こちらにもサムライはいる。それにヨロイもな...」
  闇の中から声がする。無明はその声をよく知っていた。
 「我が弟子ながら情けない。私の実力をまだ把握できないのですか?」
  そいつは陰陽僧として類い希なる素質を示し、優秀さでは群を抜いていたといっても誇張ではない。けれど、そ
 の過剰な自信を危惧し、上のものたちにはそれほど重用されなかった。それゆえ、道を違えた。
 「お師匠様。今度こそ。私の優秀さを認めてもらいましょう。ものどもかかれ!!」
  兵たちが炎をかかげ森に襲いかかる。それを人のものとは思えぬ早さで無明が刈り取る。
  それは、数の上では圧倒的ですらある兵たちにしてみても...虐殺としか呼べないものであったろう...
 
  森の外にて     護法僧 無明
  
97年10月07日:14時20分11秒
いや(修羅刀編) / ジョーカー
居ないはずです。単に枯蔦のいる方に走っていった
というだけのことでしょう。

しかし
>へんな人(?)

これって炎の事か?(笑)
97年10月07日:13時06分58秒
「かける」修羅刀編 / 夜光
  うにゃ?亜夜の書き込みみてると枯蔦ってもう見えるところにいるのかな?
  
  蒼さん、掛け合い記録の間拝見させていただきました...それはいいのですが私は「夜光(やこう)」
 で「夜行(やぎょう)」じゃないですよ〜(;;)
  愚痴はこれくらいにしておいて...少女です....相変わらず血反吐はいても納得できないくらい難しい(シクシク)
 
  目の前にいる綺麗なこの隣を駆け抜ける。
 (急がなきゃ。お兄ちゃんきっと大変なんだ。あのへんな人(?)もなんか大変みたないなこと言って
 たし。急がなきゃ)
  自然と足は速くなる。けれど、いくら速いと言っても獣道をいく動物ほどはやくはなれないし、大人
 よりは遅いだろう。けれど、彼女は一心不乱にかける。
 
 枯蔦のつれている少女より みなさまへ
 
 #結局君はお兄ちゃん命なんだね(^^;さて、君は次の枯蔦行動後はキーパーソンだぞ(^^)
97年10月07日:11時51分17秒
ま、いいか(妖編) / 月夢
 続いて葉嬢の反応。
 
(うーん、求めるものと若干違うけど、ムラサキがそれで納得するならよしとしますか)
 とくに雷吼を信用してなかったと言うわけでもない葉嬢はそれ以上はごねないことにする。
(これで本気でムラサキ狩ろうとしてたら断固反対するけどね)
 そうではないと言う言葉は信用できそうだ。
「それじゃ、改めてよろしくね、雷吼さん、あたしは葉嬢」
 一応はさんづけで呼ぶ、鈴鳴すら呼びすてにしている葉嬢にしてはそれなりに敬意を示しているということだろう。
「これからしばらくお世話になるわ、上手くやっていけるといいわね」
 気楽なのだか、裏があるのかよく分からない・・・たぶん本人にもわからない・・・台詞を言うと鈴鳴の方を見る。
「この人だけじゃないんでしょ?他の人も紹介してくれる?」
 
 葉嬢から 雷吼、鈴鳴へ
97年10月07日:11時41分05秒
突然 / 桂
玄屋とともに修羅刀の元へ向かう夕霧。
その彼女の目にあの男が飛び込んできた。

いつの間に現れたのか、誰も気づく者はいなかった。

「付けに行くのですか・・・・貴女の過去にけりを」

ぽつりと「香」がつぶやいた

「静弥似の」香から夕霧へ


プレイヤーより
 ちょっと体の調子が悪くて永らく書き込みできず
にいました。ご迷惑をおかけして申し訳ないです
97年10月07日:11時27分24秒
宴たけなわ(妖編) / 月夢
 冷ややかな蛍火さん(笑)。
 
(人も妖も酔えば同じですか)
 神奈備のからかうような言葉を聞き流しつつそう思う。
(昔宵闇様がそんなこと言ってましたね)
 そしてこの場を見ればまさしく実感する。
(酒を酌み交わせる限りこの天羅万象分かり合えぬものはなし・・・・・ですか、誰の言葉でしたかね)
 そんな記憶を蛍火は手繰る。
(百の言葉を費やすよりこのときの方が分かり合えるのかも知れませんね、それもまた由ですか)
 さのえの髪を撫でながら蛍火はそう結論づけると、しばらく好きにさせておこうと思い、葉嬢たちがいる方を見る、
(あちらも上手くいっておればよいのですが)
 蛍火
97年10月07日:10時54分17秒
「何か欠けている」妖編 / 夜光
  さのえ...その名にはどこか聞き覚えのあるようなまったく聞いたことのないような不思議な感覚が心の中に
 ささった。何か知っているのだろうか?思いだそうとしてみるが、知らないことを思い出すことは出来はしない。
 「あら、私もそんなに気が強く見えるのですか?」
  悪戯っぽい笑み。言葉遊びを楽しんでいるかのような、そんな雰囲気が全体から感じられる。けれど、何かが
 心にかかっているのか先ほどまでのような透き通った感じはなく、どこかかげりを感じさせる。
 「冗談ですわ」
  すこし困った様子になる然無にそういうと今度は心の底から楽しいと感じているのだろう笑みを見せる。
 「然無さま、このたびのお役目については...無明様もあまり食わしくは教えてくださいませぬ。私とあのこを
 お連れになったのもただ『あやかし』に対する備えとしか教えていただけませぬ。差し支えなければよいのです。
 教えてはくださいませんでしょうか...」
  さきほどまでの気丈さはなりを潜め、そこにたたずむのは不安げに肩をふるわせるただ一人の少女であった。
 
 若武者 庚 より      なまぐさ坊主 然無 へ
 
 #そうか〜「庚」は「さのえ」ににてるのか〜。さて、今後の展開がどうなるか(^^;
 #雷吼の運命やいかに〜ってきもするけど(^^;
97年10月07日:09時14分45秒
ぐあURL間違えた。(妖編) / 蒼
  下の奴間違い。
  掛け合い記録の間
  これな。や−、最後に*.htnいれんの忘れてたの。
97年10月07日:09時09分17秒
「一息」(妖編) / 蒼
  どうやら、収まりがついたようだな。
  状況に変わりはしねえが。まあ、良い方向には向かっているかな?
  ・・・・そういやこいつら向こうで宴会やっていたんだよな。
  だがムラサキは少なくても俺にあってから何か食った所を見た事ねえ。
  それにあの追手の数からみてそうそう食う暇があったようには見えねえな。
  こいつ、ハラ減ってるんじゃねえか?

  「話はついたようですね。『鈴鳴さん』、こちらの『ムラサキ君』にも
  なにか食べさせてやってはくれませんかな?彼はお腹が空いているようだよ。」

  ええ、日頃から口が悪いとか、目上の者には丁寧な口を利けとかさんざん言われてますからねえ
  たまには丁寧に言ってみようじゃないの。
  ・・・・・・・・・自分で胸くそわるくなったわ・・・・・・・。

  妖・「眼赤」より眷族「鈴鳴」へ


  P.S.ここのログ2回分だけど切り直した。
  おらのHPにおいてあるから興味がある人みてけれ。
    蒼のがらくた箱−掛け合い記録の間−
  ・登場キャラクターの紹介もやりたいから出来ればそれぞれのキャラクターの簡単なプロフィール送って。
  メールはsou.suzuki@ma3.justnet.ne.jp
97年10月07日:08時39分34秒
妖編「相似」 / みだれかわ枕
 雷吼、葉嬢、ムラサキetc.の話もまとまりつつあるし、そろそろ外の方も大きく動いた方がよさそうですね。
 でも、どうやって動かそうかな(笑)


「はっはっはっ、拙僧など、ただのナマグサだて。無明殿もおぬしも、買いかぶり過ぎじゃ」
 無明殿が買いかぶっているかどうかはわかったものではないが、と内心付け足しながら、注がれた酒を飲み干す。
「それに、昔の事と言うても、たいした事はありはせぬし」
 そういって、にやっと笑う。仏法と武術の、それぞれの修行に明け暮れた人生であったから、さほど面白いとは思えない。
 だが、庚の表情は期待に満ちている。何か聞かせてくれねば納得せぬといった感じだ。
(はて、この表情、どこかで見たような……)
 つい最近、似た顔を見たような気がする。さて、どこだったか。
(はあ、あの娘か)
 馬鹿でかい刀を持ち歩くあの娘に、どことなく似ているのだ。もちろん、こちらの方が傷痕やら悪い口癖などがないぶん、美しい。しかし、全体の造けいが、似ている。
 もしかして、姉妹か何かなのだろうか。
 ちょっと気になった。そして、こうした事ほど一度気になると、どんどん気に掛かるもの。
「そうさの……そういえば、おぬしによく似た娘がおったのぉ。拙僧等がある坊主を探しておる事は知っておられると思うが、その仲間の中に、やたらと気が強い娘がおっての。それが、おぬしによう似とる。ま、もっとも、おぬしの方が美人じゃが」
 そこでまたひと笑い。
「名前もよう似とったな……たしか、さのえ、とか」

 ナマグサ坊主 然無から、若武者 庚へ


 とゆうことで、庚とさのえは似てるみたいです。なんかそっくりさんがよくいるな、妖編って。
#さのえと雷吼のお姉さんは似ていた訳だし……
#ん? 修羅刀編にもそっくりさんネタがあったか。
 姉妹かどうかは、もうしばらく後で決めましょう。別人の方が面白い可能性もあるし。
97年10月07日:07時31分54秒
ちょっとした疑問(修羅刀編) / タイガ
 法力を教えてやろうという妖の申し出に
 「それは願ったりだがねぇ…」
 とにやりと笑いながら応えた。
 「あんた、龍神って奴だろ?
  それがなんでこんなに親切なんだ?
  おれぁ、龍神ってやつぁ人間見たらすぐぶち殺す奴だって聞いたぜ」
 空を仰いで、
 「ま、俺達を罠にはめて全滅を狙ってるっていったとしても、別に構わないがね」
 怨麗の方を見やりながら呟く。
 「罠だろうとなんだろうと、どうせ奴とはやりあわなきゃいけないからな」
 蜘王は自分の手を見下ろし、独りごとのようにつぶやきはじめた。
 「奴等は…、戦いの中で生まれる。
  だから…、戦いの中で殺してやれば良いんだと思っていた。
  そうすれば、滅びるんだと思っていた……。
  何の意味があったんだ?
  人を捨ててまで手に入れたこの力は?
  この……力は……」
 
 元金剛機狩り「蜘王」より「もう一人の麗」へ
97年10月07日:07時31分36秒
ちょっと挨拶(妖編?) / Ray
 忙しくて書き込みが出来ない内に、雷吼達の方はほぼ片が付いた様ですね。にしても凄いペースだこと。
 神奈備の方は、自分から行動を起こす方では無いので、まだこのままでしょうか。
 
 それは兎も角、遅ればせながら、ジョーカーさんお誕生日おめでとう。
 19歳ですか……と言うことは、私がTRPGの泥沼(楽園とも言う)に足を踏み入れかけた高校生だったのと同じ頃、 ジョーカーさん(&タイガさん)は、小学校に入学していた筈なのね。……なんか年齢を感じるなぁ。
 とにかく、ここはヴァルカン式に、「長寿と繁栄を」と言ったところか。
 それでは、また。
 これから出勤する Ray から 皆さん へ(^_^)
97年10月07日:00時15分35秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 いかん、妖編にかまけてて暁雲を動かすの忘れてた。
 申し訳ない。それからありがとうございます。(^^;
 
 「玄屋殿と夕霧さん?まだしばらく掛かるじゃろう。
 大分儂らは先行したからの。だが確かにその方が良いか」
 
 懐から式札を取り出し、霊力を込める。おなじみの音を立て
 式が実体化する。小狐の形をした式は微塵の迷いもみせず
 まっしぐらに木々の間に消えていく。
 
 「これでよかろう。しかし修羅刀が押さえ込まれているとは言え
 念のためじゃ、やっておくか」
 
 先程亜夜に施した簡易の結界を琴音にも張っておく。
 また傷をふさがぬまま、修羅刀を囲んで円を描くように
 並んだ樹に指から流れる血をなすりつけていく。
 一周して戻ってきた暁雲は軽く手をはたく。
 
 「これでよし、と」
 
 暁雲  亜夜に向かって
97年10月06日:23時30分10秒
夕霧(修羅刀編) / tomy
「さ、行こうぜ、あんまり待たすと悪いしな」

「そうね。」
玄屋の言葉に続ける夕霧。言葉少なげに修羅刀の元へ向かう。
一つだけ確信があった。自分と玄屋への復讐無くして修羅刀は滅ぶことはないと。

夕霧から玄屋へ。

連絡事項その他
静弥似のあの方の紹介はプレイヤーさん待ちです。そうでないと止めちゃうことになるし。
そういやこっちが到着するのと暁雲達が止めに来るのとどっちが早いんだろ。
あ、そだ。おくばせながら、誕生日おめでとうございます、ジョーカーさん。
97年10月06日:23時12分26秒
炎(修羅刀編) / ジョーカー
 起きたかと思うと、炎の背を踏み台にして少女は風のように駆けていく。
 
 「泣いてばかりいたあの娘とは思えんな」
 
 (全くです)
 
 正直な感想を口にする。だが心の中を覗いた炎には
 その理由も合点がいく。とりあえず現れた女に返事をする。
 
 「俺の名は炎」
 
 「私の名も炎です」
 
 短い間に雰囲気がガラリと変わる。
 
 「追いかけなくてよろしいのですか?」
 
 その亜夜の問い掛けに炎は口の端を歪める。
 
 「言われるまでもねえ」「追い掛けるに決まっているでしょう」
 
 全く別の口調、言葉が一人の男の喉から同時に出てくる。
 くるりと背を向ける。それは炎の自信の現れ。
 
 「亜夜さんよ、付いてくるなら付いてきな。面白いもんが見れるかもしれねえぜ」
 
 「命の保証はしませんがね…」
 
 含み笑いをその場に残し、炎は先程の少女を遥かに越える速さで
 森の中に消えていく……
 
 炎と炎  亜夜に向かって
97年10月06日:22時47分13秒
『もう一人の麗』(修羅刀編) / tomy
「修羅ニトッテ、肉体ナド器ニ過ギヌ。死シテモ因ワレタ魂ハ残ル。魂ヲ砕カヌ限リ、修羅ヲ本当ノ意味デ滅ボス事ナドデキヌゾ。マシテ、アレハ既ニ妖ヨ。肉体ガ壊レタトコロデ、スグニ甦ッテクルワ。」

『それ』が説明を始める。

「法力トハ魂ノ力。自ラノ魂ヲ相手ノ魂ニブツケル事デ、魂ヲ滅ボス事ノデキル数少ナイ手段ヨ。マア並ノ力デハ、逆ニ自分ノ魂ガ砕ケテシマウダロウガナ。」
ここまで説明し、あざけるかの口調で言う。

「クックックッ。ソノ分デハ、父親ノ魂トヤラモ、チャント滅シタカドウカ怪シイモノダナ。ドウダ。私ガ手ホドキ、シテヤロウカ?」
まるで『暇つぶしにはちょうどいい』とでも続けそうな口調で、そう問うた。


「もう一人の麗」から元金剛機狩り「蜘王」へ
97年10月06日:22時44分58秒
亜夜(修羅刀編) / tomy
「なにもんだ?」「誰ですか?」
2つにして1つの声が聞こえる。

「私は亜夜。夕霧お母様の娘です。」
リンとした声で亜夜が答える。もっとも答えになっているとは言えないが。そして聞き返す。

「あなたがたは?」
その質問とほぼ同時に、少女が炎の背から飛びだし、枯蔦へ向かって駆け出した。

「追いかけなくてよろしいのですか?」

亜夜から炎と枯蔦のつれている少女へ
97年10月06日:22時42分30秒
蟲と人の間(妖編) / Dr.李
 「ありがとう」
 
 その言葉をムラサキは初めて聞いた。
 
 ”今日はなんか、初めてのことばっかり起きてる気がする。”
 ムラサキは、ふと、今までを思い出す。
 さっきまではずっと一人だった。
 でも今は?
 
 ふと、周りを見渡す。いろんな顔がある。
 
 「あぁ、おいらもう一人じゃないんだ・・・。」
 
 ムラサキの独白
97年10月06日:22時39分38秒
そのころ(妖編) / ハリ=ハラ
 宿営地では・・・
 
  さのえはふにゃふにゃになり、蛍火に膝枕され・・・
 
 相模は酔ってくだをまき・・・
 
 神奈備、鴉は笛を吹き・・・
 
 人形が静かに舞っていた・・・
 
 
 嗚呼、早く戻ってきて雷吼。(;_;)
97年10月06日:22時27分29秒
決意(妖編) / ジョーカー
 「ありがとう」
 
 張り詰めたものが消え、穏やかな声で、暫定的だが
 ムラサキが受け入れてくれたことを感謝する。
 気付いたものはいないかもしれない。だがその目は先程までの炎のような熱意とは
 別種のもの、静かな、だが山のように動かし難い決意が宿っていた。
 
 (罪を償うこと。これが唯一俺がムラサキにしてやれることだ…)
 
 因縁:目的 償いをすること(中級)獲得
 
 雷吼  ムラサキに向かって
 
 うーん、因縁を新規に取ったのはいいものの宿業限界ぎりぎりでやんの。(笑)
 でも他の因縁を書き換えるにはまだ足りないし。
 こうなったら心力を上げでもするかね。(笑)
97年10月06日:21時55分06秒
了承(妖編) / Dr.李
 雷吼の言葉をきいて、ムラサキは決断した。
 
 「うん・・・、分かった。」
 
 なんとなく、渋々という感じだが、一応信じる気になったのだろう。
 それに、いざというときは眼赤が助けてくれるんだろうし。
 
 ムラサキから、みなさまへ。
 
 めでたく決着ですね?
97年10月06日:21時45分30秒
断言(妖編) / ジョーカー
 「ほんとにいじめない?」
 
 その言葉を契機に、雷吼はゆっくりと姿勢を戻し、きっぱりと言い切る。
 
 「もちろんだ」
 
 雷吼  ムラサキに向かって
 
 ををを、みじけー。(笑)反動が出てんなー。
 そーか最年少じゃなかったのか。ちっ(笑)
97年10月06日:21時26分15秒
見守る鈴鳴(妖編) / Dr.李
 なんとまあ、馬鹿正直な。
 色恋沙汰など、この子に理解できまいに。
 だが、効果はあったようですね。
 このままうまくいってくれれば、万事解決ですね。
 さて、そろそろ外の様子が気になります。
 妙な真似したら、迷わず突っ込めと”伯鼠”に伝えてありますが、何の動きもないのも気になりますね。何かあったのでしょうか。
 
 「ほんとにいじめない?」
 
 ふむ、信じる気になったようですね。
 ここまで来れば、問題はないでしょう。
 さて、外をどうしましょうかねえ。
 
 鈴鳴の心中
 
97年10月06日:21時18分29秒
困るムラサキ(妖編) / Dr.李
 ムラサキは困っていた。
 理由はいろいろである。
 まず武装解除の意味がよく分かってない。
なんせ、自分自身、素手で人間を最初から殺せる存在である事実。
 次に平伏という事がよく分かってない。
 頭下げられても、意味が分からないのだ。
 
 しかし、言ってることはある程度理解できる。どうしようか?蟲達はなにも言わない。
 このヒトを信じるかどうか?
 言ってることはある程度本当だろう。よく考えてみれば、この男と戦ったことはない。
 でも、信頼しろとか信用しろとか言われても、それはそれで別なんじゃないだろうか?
 結局、ムラサキはひとつの決断を下した。
 
 「ほんとにいじめない?」
 
 ムラサキから 雷吼へ
 
 
97年10月06日:17時23分36秒
悩み(妖編) / 月夢
 雷吼、ストレートな行動するなあ、さすが主人公(笑)。
 
(なるほどねえ、宵闇姉様のお眼鏡に適う訳ね)
 自己の非を認め謝罪をし、筋を通す、
(宵闇姉様こういう人好きだものねえ・・・・・からかいやすいから)
 別にからかいやすいから好きだというだけでもないが、宵闇はこの手の人間を好む傾向がある、気が向けば手を貸すことすらある。
(それに、もし本気でムラサキ追うような人間なら宵闇姉様も鈴鳴も護衛につけるはずはない、それは分かってたんだけどね)
 ふうと小さく溜息をつくとちらっとムラサキを見る。
(でも、そう言う理屈じゃないよ、一緒に旅をするっていうことは)
 感情重視の人間という点で葉嬢とムラサキは一致していると言えるだろう、だからこそ感覚的に葉嬢は自分が理解するのではなく、ムラサキが理解しなくてはならないと思ったのかも知れない。
(どんな優秀で、どんな信用できる人間でも本人がそう納得できなければ意味がない、あたしがここでどうこう言ってもそれはムラサキがあたしの言葉を信用しているだけで、この人を信用するわけじゃない、多分、それじゃこの先やって行けない)
 根拠はないが葉嬢はそう思う、だからムラサキの判断を待つ。
(自分で判断して貰わなくちゃ)
 
 葉嬢の心中
 
97年10月06日:13時25分21秒
妖編「世間話?」 / 夜光
  修羅刀編は玄屋、夕霧、怨麗の反応を見てから動きたいし...呪に入っている以上干渉されない限り枯蔦は
 動かない方がいいだろうし。少女の方は例の傀儡の少女と炎の動きを見守る必要ありだから、ちょっと様子見
 が必要かな?必然として動けるのはこの子だけとなるわけだけど(^^;
  では、無明に接待を押しつけられた庚のお話です。
  そうそう「庚」は「かのえ」、「丁」は「ひのと」と読みます。
  天羅では語られていない設定はないものと見なされます。故にその設定がでてきた当初にそれがはじめから
 あったかの用に振る舞っても何ら問題はありません。
 
  酒瓶の栓を抜き、なみなみと然無の杯に中身をそそぎ込む。婉然としたほほえみと秘密めいた雰囲気がなん
 ともいえない色香をだしているようにも思える。
 「常に違うことを言っていては誰も信用してはくれないでしょう?そういうことだと思いますけれど」
  そういって、然無に笑顔を向ける。その顔は笑みの形を作ってはいるが。その瞳には果てのないような悲し
 みが秘められているかのようにも見える。
 「然無様こそ。無明様の昔語りにでてくる様そのままのようで」
  今度の笑みは先ほどのどこか悲しい笑みと違い、子供心の悪戯を思い起こさせるようなそんな微笑ましい笑
 みだった。
 「酒飲みで、いい加減で、自分に正直だけれど、信用はできるし、腕はたつ。そういうお方だとうかがってお
 りました」
  それを無明が実際にいったとは思えない。思っていたとしてもその程度のことならば自分の中で昇華し他の
 ものにぶつけることなどはないだろう。自分の感想を無明の言葉としているような感がある。
 「さ、然無様の昔語りも聞かせていただけあせぬでしょうか?」
  好奇心にうずうずとした子供のような顔を見せていた....
 
 若武者 庚 より     なまぐさ坊主 然無 へ
97年10月06日:07時33分44秒
いやいや(RE:ん?) / タイガ
 僕が最年少でしょう。
 現時点で18歳だから。
 もっとも早生まれ(三月生まれ)だから高校までの学年はジョーカーさんと一緒のはずですが。
#大学?落ちたからここで学年がずれた。
97年10月06日:02時02分18秒
平伏(妖編) / ジョーカー
 「ふむ、もっともと言えばもっともだ」
 
 言葉だけでは説明しきれないこともある。また、自分の内をさらけ出すことで
 信用を得ようとしたのだが、少々目論見が甘かったようだ。
 
 (とは言えこれは難題だ…)
 
 今までムラサキの逃走を影ながら助けてきたものの
 追われる身とその追っ手という、厳然たる事実は変わらない。
 それに相手は子供だ。仕事だったと割り切って貰うのも無理がある。
 
 (正攻法しかないか)
 
 僅かな時間の間に結論を出し、同時に意識の焦点をムラサキに合わせ、居住まいを正す。
 腰の後ろに差した脇差しを鞘ごと引き抜き、鈴鳴の足下に放る。
 奥の手の「糸」も全てを身体から外し、完全に武装解除をする。
 
 「ムラサキ。これは謝って済む問題ではない。
 ではないがあえて言わせてくれ。済まなかった」
 
 言葉と共に勢いよく頭を下げ、地面に額を叩き付ける。
 重く、硬い音が響く。どうやら振り下ろした頭の下に石でもあったらしい。
 だがそれでも雷吼は身じろぎもしない。地面に頭を付けたその姿は
 完全に無防備だ。たとえ年端の行かぬ幼子ですら息の根を止めることは
 容易いと思わせるほどに。ゆっくりと顔を上げていく。
 額はものの見事に割れ、鮮血を流している。その傷はいつまで経っても
 塞がらない。雷吼が自らの意志で蟲による再生を止めているのだ。
 
 「ここから先は言い訳に過ぎない。だから聞きたくなければ
 俺の独り言だとでも思ってくれ。初めにお前を捕まえろという依頼を聞かされた時
 正直言って不快だった。その場で依頼してきた奴を殺し、お前の側に
 付こうかと思ったくらいだ。だがそいつはただの使いに過ぎない。
 そいつを消したところで黒幕がいる限り意味がない。それに」
 
 言葉を切り、僅かに言い淀む。
 
 「それにこれが最大の理由なんだが、其処に集められた、俺を含めた者達の中に
 とても気に掛かる娘が居た。別に惚れたとかそういうことじゃあないが。
 お前も見たことはあると思う。身の丈ほどの刀を持った娘だ。
 名をさのえと言う。だから非常に不本意ながら依頼を受けた。
 遂行する気は全くなかったが、その娘の側にいられる口実が欲しかったんでな」
 
 その口調は苦渋に満ちている。ムラサキを守ることよりもさのえを
 選んでしまったことによる申し訳の無さからくるものか。
 話している内に額の傷より流れた血は鼻の脇を伝い落ちていく。
 だがそれを拭おうともせず言葉を続ける。
 
 「その依頼を受けてからもう三ヶ月にもなる。そう三ヶ月だ。
 いくら蟲を飼っているとはいえ、多数の追っ手を相手に随分と
 長く続いたと思わないか?それには理由がある。さっき言ったように
 俺は依頼を受けたとは言え、心情的にはお前寄りだ。
 だから要所要所ではお前に手を貸していたのさ。仲間に気付かれぬように。
 お前が気付いているかどうかは知らないがな」
 
 ムラサキにも思い当たる節があった。絶体絶命だと思ったときに
 何故か相手が隙を見せ、反撃の糸口を掴んだことが。
 何故かそういう時に限ってこの男がいたような気がする。
 一度など捕まったことすらあった。だが気が付くといつの間にか戒めが
 解けていたことも。
 
 「それからもう一つある。お前は自分が逃げてきた道が
 細かいところではともかく、ほぼ真っ直ぐだったことに気が付いているか?
 そうなるように俺が追い込んだのさ。俺達の雇い主もいくら腕が長いといっても
 限界はあるようでな。ある程度まで逃げられたら手を引くようにと言われていた。
 ここからあと一週間ほど逃げればそこまで行けるはずだったんだがな」
 
 血は顎からぽたりぽたりとしたたり落ち、胸元に染みを作る。
 
 「ところが目算が狂ってこの森の中にお前が逃げ込んだので
 慌てて追ってきたわけだ。森の中に逃げ込んだところで
 大人数で探したら結局見つかってしまうからな。ところが
 森に入ってみるとどうだ。全体に妖気が漂っている。今度は別の心配さ。
 お前が妖にでも取り殺されでもしないかとな。おっと失礼」
 
 その妖がこの場に三人もいることを思いだし、軽く侘びる。
 
 「せっかくここまで逃げてきたんだ、ここで終わってしまうのもなんだと思ってな。
 わざわざ主の森の中にまで踏み込んだ訳だ」
 
 「俺の独り言はこれで終わりだ。長々と話して悪かったな」
 
 大きく息を吸い込み、一層の気迫を込める。
 目にはこれまでにない熱意が光を放っている。
 
 「ここからが本題だ。さっきからあれこれ言い訳してきたが
 俺がお前の追っ手であったと言うことは紛れもない事実だ。
 葉嬢殿は今までの責を取れと仰ったがいくら俺が頭を下げたところで
 そんなものは償いになるわけがない。俺はもう自分を偽ることは
 やめにしたい。この中途半端な状態をどうにかしたい。
 さのえは俺が説得しよう。今まで俺がお前に対して犯してきた咎。
 これをこれからのお前を守ることで償いたい。報酬は何も要らぬ。
 見返りも期待しない。それでも構わぬから俺にお前の、二人の護衛となることを
 許してくれ。この通りだ。頼む」
 
 先程にも勝る勢いで頭を下げ、額を地に打ち付ける。
 それは奇妙な光景だった。大の男が年端も行かぬ少年に
 平伏をしている姿。見ようによっては滑稽な光景。
 だがそこにいる誰一人としてそれを滑稽だと思うものはいなかった。
 一人の少年と三人の妖。彼らの心に雷吼の言葉が響いた。
 それをどう感じるかはともかく。彼らは理屈ではなく直感で
 雷吼が一片の嘘偽りもなく真実を語っているということを理解した。
 
 雷吼  ムラサキと妖達に向かって
 
 ごめんなさい、異様に長いです。いいかげんにまとめろよ>俺。
97年10月05日:23時03分21秒
RE:いい手かも? / ハリ=ハラ
冗談だったのに(^^;;)
97年10月05日:22時36分00秒
(妖編)いい手かも? / Dr.李
 ムラサキは本能で突っ走ってますから、第一印象で全て決めてます。
 あと、外伝の方の食べ物には弱いと言う特徴も一応真実です。なんせ戦鬼蟲入れてる分、大飯ぐらいですから。
 普段は、不死蟲のせいで食わなくても平気ですが、戦鬼蟲を発動させてると結構体力を消耗します。そんで手っ取り早く養分を補給するために、ご飯が必要なのです!
 まあ100%信用はしませんが、少しづつ信頼関係を気づいていくのもええではないですか。
97年10月05日:22時18分47秒
食べ物?(妖編) / ジョーカー
 あのですね、いくら何でもこの状態でそれは無いでしょう。(苦笑)
97年10月05日:22時00分48秒
アイデア(妖編) / ハリ=ハラ
 >あーどうやって説得しよう
 
 食べ物でつったら?(笑)
97年10月05日:21時58分36秒
そうそう(妖編) / ハリ=ハラ
 宴会編の方の動きは多少抑える、もしくは止めた方がいいですかね。
 今でも多少宴会編の方が走ってそうですし、今から説得その他があるとすると時間的なずれが生じそうですから。
97年10月05日:21時55分25秒
現実逃避中(妖編) / ジョーカー
 日曜だというのに今日だけで三十以上の書き込みがある。
 相変わらずとんでもないですねえ、ここは。(笑)もはやこれが日常に
 なってきているから感覚が麻痺してきた。
 
 とかなんとか言って現実逃避中の僕。あーどうやって説得しよう。
97年10月05日:21時48分26秒
僕はここにいてもいいんだ(笑)(妖編) / ジョーカー
 と言う戯言は置いといてありがとうございます。(^^;
 >ひょっとして妖編で書き込んでいる人の中でジョーカーさんが一番年下なのか?
 
 だと思いますよ。以前、二月の十六日に行われたオフ会でも
 確か最年少でしたし。
 
 雷吼、孤立無援じゃん。(笑)どーするよ、おい。
 子供を説得するのって案外難しいんだよな。特に疑って掛かられている場合は。
 ところで鈍い:特級はあくまでも恋愛沙汰に関することのみ
 だと思いますが。(苦笑)
97年10月05日:21時19分56秒
ん? / 蒼
  ひょっとして妖編で書き込んでいる人の中でジョーカーさんが一番年下なのか?
  うーむ、驚きだ。
  去年のログで受験がどうのといってるからジョーカーさんの年は知っていたのだが
  とは言え「お誕生日おめでとう」です。
 
  えーと、あとムラサキが助けを求める視線を送ってますが
  眼赤は葉嬢の動きを見てから助けを入れる予定です。
  てーか、鈍い:特級を誇る雷吼の説得を聞いてみたいし。
97年10月05日:21時19分19秒
うんにゃ / Dr.李
見てただけ
97年10月05日:21時17分02秒
(妖編)とぼける鈴鳴 / Dr.李
 眼赤の指摘にふと気づいたように妖気をちらす。
 雷吼と話したときに少なからず興奮したようだ。
 
 ”しかし、まあ私の妖気に反応してたとは。 普通の人間ならあまり気にしない程度なんですが、ちょっと地がでてたようですね。まあ、この場はあのおしゃべりな猫は見逃しておいてあげましょう。”
 
 ”しかし、雷吼殿。ここが正念場ですね。ムラサキとヒメ様の信用を得ることが出来なければ、結局この話は流れてしまいます。
 まあここは、雷吼殿の器をみてみましょうか。”
 
 傍観者の振りしてる鈴鳴より
97年10月05日:21時16分05秒
おお(妖編) / ジョーカー
 ムラサキ、気付いていたのか。
 雷吼も修行が足らんのう。
97年10月05日:21時09分30秒
(妖編)考え込むムラサキ / Dr.李
 周りを見る。
 みんなの意識が自分に向けられてるのが分かる。
 といってもなあ、おいらを信用っていっても頭悪いからわかんないしなあ。
 目の前のヒト信用しろってたって、このヒトは仲間、平気な顔して止めれるヒトだしなあ。
 ・・・第一、ああいう声だして近づいて来た後は、紐でくくって捕まえたっとかって言う奴が多いしなあ。
 でも、眼赤は大丈夫って言ってるし、ヒメちゃんはなんか難しいこと言ってるし。
 うにゅう、どうしよう。
 まして、目の前のこの女のヒトは、めちゃくちゃ怖い。あのでっかい道具持ってるヒトより怖い。
 ・・・どうしよう?
 
 すがるような目つきで眼赤と葉嬢を見る。
 判断付かなくて、困ってる顔つきに見えた。
 
 頭悪いし、こういう判断下したことがないムラサキより
97年10月05日:20時56分36秒
ばれてるなぁ / みだれかわ枕
>>さのえを納得させないといけないし…
>それは大丈夫でしょう。

 完全に読まれてるな、さのえ……(笑)

 ジョーカーさん、お誕生日おめでとうございます。
#いいな、若くて(笑)
97年10月05日:19時04分19秒
それは(妖編) / ハリ=ハラ
 >さのえを納得させないといけないし…
 
 それは大丈夫でしょう。
 なんせ”恋は盲目”ですから(笑)
 
 「雷吼がそれでいいって言うなら・・・」
 
 てな事になるんでは・・・。
97年10月05日:17時43分32秒
しかも(妖編) / ジョーカー
 ここでムラサキを説得することが出来たとしても次は
 さのえを納得させないといけないし……脳味噌が焼き切れそうである。
97年10月05日:17時16分45秒
いや全く(妖編) / ジョーカー
 >雷吼大変な役になっとるな・・・。
 
 なかなかに、いやかなり大変です。(笑)
 
 >じ、ジョーカーさんが年下だったなんて、ずっと年上だと思ってたのに、だまされた(笑)。
 
 それはそれは申し訳ない。(笑)知らなかったですか?
 以前、前の方のLOGで触れたことがあったのでご存知かと思っていましたが。
 ちなみに半年以上前だったりする。(爆)それはともかくありがとうございます。
97年10月05日:17時06分34秒
昔話(妖編) / 月夢
 ちょっと昔にさかのぼります、外伝ですね。
 
 
 主の森のとある場所、そこで宵闇は立ち止まっていた。
「これはまた、強い妖気だの」
 宵闇が立つほんの少し前に妖気で作られた壁、結界が立ちふさがっている。
「して状況は?」
 前を向いたままで尋ねると、いつの間にやってきたのか鈴鳴が答える。
「並の妖力ではとても立ち入ることは適いません」
「おぬしもか?」
 宵闇がそう尋ねると鈴鳴は首をふる。
「いえ、私や神奈備殿、ほか数名は手を出しておりません、破れるかも知れませぬが、強力な妖力同志のぶつかりあいは」
「確かに望まぬ結果を起こすかもしれんの、良い判断よ」
 宵闇の賛辞に鈴鳴は軽く頭を下げると聞き返す。
「どうなさいますか?」
「わらわの全妖力をもてば破ることは出来ようが、おぬしらと結果にさほど差異はあるまい、それに中の者を傷つけることもはばかれるしの」
「中の者がなにかおわかりで?」
「確認してきた、間違いないわ、この森で、そしてこれだけの強力な結界を張れるとなれば、予測通りよ」
「では・・」
「主様の御子よ」
 やれやれといった様子で宵闇が扇の向こうで溜息をつく。
「今でこそ土地神とも言えるほどににまで昇華したはいえど、主様ももとはそこまでは強かった訳ではない、そのころあった自由に駆け回ろうとする意志が主様の力の一部とともに分離したようだ」
「新しい主様の誕生ということですか?」
「いや、そこまでは強うない、力の一部にすぎぬし、新しく生まれた存在という時点で、すでに主様の記憶などとは離れた存在として、一つの新しい命として生まれておるしの」
「まったく記憶がないのですか?」
「主様がそう言っておられた、新しい妖が生まれたと判断してよかろ、まだ赤子よ、それ故に」
 宵闇は手を伸ばし結界に触れる。
「どうしてよいか分からずこんなものを張っておる」
「困ったものですね」
「困ったものじゃ、しかもどうも主様、子を生むことを望まれた節があるからよけい困る」
 何とも複雑な表情を宵闇はする、いつも気まぐれを起こすのは自分の方なので、主が気まぐれを起こしたことをいささかもてあまし気味なのだ。
「まあ、何はともあれ、赤子を捨て置く訳にも行かぬ、だから・・」
 そこまで言ったとき、結界が唐突に消える。
「主様に干渉してもろうて結界を消してもらった」
 そして宵闇は迷わず一つの方向にある気だし、そして立ち止まる。
「これ、そんなに警戒するでないわ、わらわたちはお主を迎えにきたのだから」
 そっと宵闇は赤子を抱き上げる。
「不安がるでない、お主は生まれたときから産みの親の懐に抱かれておるのだ、感じるであろう、お主を護る暖かい力が」
 言葉が通じているか分からないが、赤子はきょとんとした表情をして、しばらくすると妖気を抑える。
「それでよい、お主はこの森の娘、わらわたちがお主を護り、育てよう、永き時を過ごすのだ、慌てることなく、ゆっくりと学べば良い、今はまず眠るといい」
 赤子は安堵したのか眼を閉じ宵闇の腕の中で眠りにつく。
「ほほ、かわいげのある子じゃのう」
 宵闇が純粋に優しい笑みを赤子に向け、そして顔を挙げると一点厳しい表情をして口を開く。
「蛍火はおるか」
「お側に」
「鈴鳴とともに全眷属につげい、これより主様は結界最深部において半休眠期に入っていただく」
「よろしいので?」
「全責任はわらわが持つ、わらわも経験があるが自分の一部の妖気を切り放した後はかなり強い脱力感に包まれる」
 蛍火が産まれたときのことである。
「その状態で今までと同じだけの力を主様に任す訳には行かぬ、この森の眷属全てで、主様が休まれる分だけの力を肩代わりする、とくに外陣の者にはかなりの重責となるとな」
「わかりました」
 それ以上はなにも言わず、鈴鳴、蛍火の二人は姿を消す。
「主様も納得して頂きますぞ、これは主様が望んだ結果が招いたことなのですから」
 赤子を抱いたまま宵闇が誰となしに言う、反論は返ってこない。
「ではそうさせて頂きますぞ、この子のためにも」
 赤子の顔を覗き込んで微笑む。
「良い子に育つとよいですの」
 
 さて、この赤子は誰でしょう?(笑)。
 で、鈴鳴かってにおかりしました、すみません。
97年10月05日:16時56分29秒
大変だなぁ(妖編) / ハリ=ハラ
 雷吼大変な役になっとるな・・・。
 なんか、現場に居る連中の考えが微妙に食い違ってるような気もするし。

  
 >そりゃ居ないでしょうねえ。(苦笑)本人が気にしていないってのも
 >なかなか問題がある気がしますが…
 
 適切なツッコミありがとう御座います(笑)
 まあ、本人にとっては”解決したはずの因縁”というやつで。
 適度なところで思い出すという・・・。
 (思い出されると、危険かな?)
97年10月05日:16時22分58秒
がーん(妖編) / 月夢
 じ、ジョーカーさんが年下だったなんて、ずっと年上だと思ってたのに、だまされた(笑)。
 なにはともあれおめでたう、あなたのこれからに幸がありますように、ってどういうお祝いの言葉だ。
 ま、いいや、葉嬢です。
 
 
(読めっていわれてもねえ)
 得意ではないが出来ないわけではない、教育係の面々から色々な技については仕込まれてはいるし、相手が警戒を解いた状態なら確実に出来るだろう、ただ、
「あのさ、あたしが信用できたからってムラサキが信用できることにはつながらないわよ」
 ちらっとムラサキの方を見て、
「あたしはムラサキと約束したから、ムラサキを護る義務がある、だから今回判断するのはムラサキの役だよ、ムラサキの信用得られないなら、あたしがどうおもったって無駄だよ」
 きっぱりと宣言する、逆を言えばムラサキの判断を全面的に受け入れるということでもある。
(ムラサキはあたしを信用してる、だからあたしも同じぐらいにはムラサキを信用する)
「今までやったことの責をとったうえで、ムラサキの信用得てみなさいよ」
 
 葉嬢から 雷吼へ
 
 ああ、けんか腰だなあ、多対一で狩りをしてること時点で気に入らないんだよねえ、この娘は。
97年10月05日:14時10分14秒
あ(妖編) / ジョーカー
 雷吼、涙を拭っていないからまだ顔に跡が残っている。(笑)
 気付きたい人は気付いて下さい。その方が面白いんで。(^^;
 
 >Dr.李さん
 ありがとうございます。にしても僕って進化しているのかなあ?
 中身は中学の時から変わっていない気がする…
97年10月05日:13時51分26秒
「宥める」(妖編) / 蒼
 鈴鳴が一歩進むとムラサキが一歩下がる。
 ・・・・鈴鳴きらわれてんなあ。
 俺の思いを見抜いたのか鈴鳴が睨んだ。
 あ、なんかあったなこいつ。自分の妖気を感じて脅えていることに気付いてねえ。
 いつもは嫌になるほど完璧にこなすから、反って目立つな。

 「鈴鳴、ちったあ妖気を押えな。耳を澄ましてみ、辺りの虫の音が途絶えちまってる。
 それで人の子に好かれようっていうのは無理があるぜ。」

 ・・・・・どうも鈴鳴に対して素直になれんな。いつもへこまされているからかもしれん。

 「さて、ムラサキどうする?
  どうやらお前が信用するかしないかで決まってくるようだぜ。
  たしかに追いかけ回してきた奴を信用しろってのは、難しいわなあ。
  だがこいつを見てみ、刀もってきていねえんだ。
  まあそれでも奥の手の一つや二つはあるんだろうが、お前相手に無手でやってくるってのは結構勇気が要るぜ。
  それに、こいつが何をしようと俺はお前のトモダチとして守ってやるよ。」

 一旦、口を閉じてヒメの方を向く。

 「ヒメも落ち着きなさいって。今は牙をむく時じゃあない、相手の話を聞くべき時。
  牙をむくのは相手の話を聞いてそれでも納得行かない時、むやみに牙をむくのは愚か者だって教えられたでしょ。」

 ・・・・・・・結局、主様あたりから見たら、俺を含めてガキばっかりにみえるんだろうな。
 まあ、年数えた事が無いとか、神さんを見たって方々と比べたって無意味だが。 

 眼赤 より  鈴鳴、ムラサキに葉嬢、そして雷吼に

 ああ、問いかけの答えじゃないって楽だわ。
97年10月05日:09時26分21秒
(妖編)微笑む鈴鳴・怯えるムラサキ / Dr.李
 葉嬢の言葉を聞いて、少し考える。
 ”ヒメがこれを機に本当の力に目覚めてしまったら、私でも止めれるかどうか。
 しかし、そこの子を放って置いても、内陣のうるさい年寄りどもが騒ぐのは必死。
 ありのままを告げるのも一つの手でですね。・・・・蛍火をつれてくれば良かったわ。”
 
 雷吼が隣で葉嬢を説得しようとしている。
 
 ”しかし、その方法ではムラサキを説得する事は難しかろう。まあ、ヒメ様が説得してくれれば話が早いのだが。”
 
 ふと、思い出したように眼赤を見る。
 
 ”・・・説得に失敗しましたね、眼赤。”
 
 ついで、ムラサキを見る。
 
 ”何でそこまで、怯えてるのかが、理解できないのですが。”
 
 すっと、ムラサキに近づく。刹那、ムラサキは跳んだ。今より遥か後方へ。
 
 ”警戒されてるのは、私の方ですね。”
 
 ”失礼な”
 じっと眼赤をにらむ。原因はこの辺にあると睨んでのことだろう。
 
 鈴鳴から、みなさまへ
 
 おーとなのかいだんのぼーる、ジョーカーさん、おめでとう。
 より高い進化の階梯を又一つのぼられたのですね。
 鈴鳴はこれから、様子見です。
97年10月05日:07時37分59秒
ありがたう(妖編+α) / ジョーカー
 これを書き込んで二十分以内にレスが無かったら昼頃まで
 寝ることにします。はい。
 
 下の開襟(妖編)ですがこの場合葉嬢にはさのえの雷吼に対する思いを
 察知してしまう可能性が。(笑)なにせ鈍い特級だから。(爆)
 まあ雷吼も確証が得られていないってだけの話なんですが。
 
 > ”外道”といっても昔の話ですし、今では本人を含めて
 >気にしている人は全く居ませんから。
 
 そりゃ居ないでしょうねえ。(苦笑)本人が気にしていないってのも
 なかなか問題がある気がしますが…
97年10月05日:07時23分13秒
開襟(妖編) / ジョーカー
 「初めまして葉嬢殿。初めまして…って訳じゃないなムラサキ」
 
 葉嬢に対しては礼儀正しく、ムラサキには何の含みも持たない笑みを向ける。
 
 「ただ今、鈴鳴殿の御紹介に預かった雷吼と申します」
 
 そこで堅苦しい態度が崩れ、ニッと笑う。
 
 「それにしても俺がムラサキを追ってきたことをよくご存知だ。
 ムラサキに聞いたか、それとも眼赤殿がお話ししたかな?」
 
 その場に胡座をかいて座り込む。
 
 「その通り。俺はムラサキの追っ手。その内の一人だ。正確には過去形だがな。
 俺の相棒もそうだ。もっともこっちは過去形かどうかはまだ分からんが。
 この森に入って、鈴鳴殿から話を持ちかけられるまでは
 そうだった。もっとも端から捕まえる気は無かったんだが。
 で、鈴鳴殿からお主ら」
 
 と言って葉嬢とムラサキの両方に交互に目をやる。
 
 「の護衛を依頼されてな。こっちの方が実入りが良さそうなんで
 乗り換えたわけだ」
 
 そんなことを言いながら報酬の件については実につまらなそうな顔をする。
 
 「それにして牙を剥かれるのは勘弁願いたいねえ」
 
 手刀を作り、首筋をぽんぽんと叩き、舌を出す仕草までする。
 
 「そんなことをされたら俺の素っ首があっけなく飛んでしまう。
 そうなったらどっちが前だか分からなくなって歩けなくなってしまうじゃないか」
 
 真面目腐った顔をして葉嬢をからかう。
 
 「だがまあ」
 
 一転して眼が真剣味を帯びる。
 
 「いくら言葉を尽くしたところで鈴鳴殿が信用出来ないって言うのなら
 見ず知らずの俺の言うことなんて到底信じられまい。
 なら“開いて”やるから“読んで”みな。あんまり深いところまでは
 読まれたかねぇが、表面だけでも言っていることが嘘かそうでないかぐらいは
 分かるだろう。それくらいは出来んだろ?」
 
 雷吼  葉嬢、ムラサキに向かって
 
 ここで雷吼が思い浮かべるのはムラサキの追っ手となってからの
 三ヶ月と森に入ってからの雷吼の見てきたこと感じたこと、考えたことです。
 と言うかその辺までは読めると言うことです。それ以上となると読んでも意味無いか
 深層意識に関わってくるので本能が拒否してしまいます。
97年10月05日:06時51分15秒
おめでたう / ハリ=ハラ
 おめでとう、ジョーカーさん。
 金曜から一睡もしてない私が言うのもなんですが、体は大事にしてください。
 そしてこれからも書き込みをがんばってくださいね。
97年10月05日:06時38分10秒
妖編「美人」 / みだれかわ枕
 さて、ナマグサ坊主の方です。


 あらわれたのは、戦装束の美女であった。部隊としての体裁を取っていて、いくさ臭いこの場において、少なからず違和感を感じる。
「これはこれは、また美しいおなごじゃのぉ」
 ……然無は違和感など感じていないかのように、目を大きくする。本当に俗な僧である。
 無明が立ち去り、美女が笑顔をもって酒をすすめる。
「それではせっかくだから、その米のなれの果てを供養つかまつることにしようかの」
 とはいえ、無言でいるのも味気ない。さて、何を話したものか。無明の行き先が気にならないではなかったが、聞いても適当にはぐらかされるだけだろう。となると、気になるのはなぜかような美人が戦装束に身を包んでいるかだが、これこそ、深いわけがあるのだろう。そんな事を尋ねて気まずくなっては、もったいないではないか。
 となると、何を話そうか。
「しかし、無明殿は相変わらずですなぁ」
 人との接し方、護法衆へのこだわり、いずれも以前と変わりない。知らずのうちにそういう意味を込めて、呟いた。

 ナマグサ坊主 然無から、若武者 庚へ


 「庚」って、やっぱり読みは「かのえ」なんですよね? で、「丁」が「ひのと」……うーん、さのえの(まだ書いてない)設定、考え直そうかなぁ……
#「実は異母姉妹!」ってのもありかな、なんて思ってしまったので。
#……うーん、どうしよう
#元々は「さの姫」から「さのえ」にしたっていうつもりだったのですが、
#「甲(きのえ)」の「き」から一本取って「さ」にして「さのえ」ってのも、
#いいかなぁと……
#みなさん、どっちが燃え(萌え)ます?(笑)
##人に聞くことじゃないかも(笑)
97年10月05日:06時38分10秒
眠みぃ / ジョーカー
 友達の家で飲み会やって、それから十二時から新宿行って
 五時間耐久カラオケ。でもってようやく帰ってきた。
 はっきし言って爆眠い。でも掛け合いはやるんだから命削っているよなあ。
 ちなみに昨日を持ちまして十九才になりました。未だ未成年だったりする。
 見逃してください。うを、脳味噌の回転数が堕ちてやがる。
 さっきからミスタイプしまくり。
97年10月05日:03時19分35秒
追加(妖編) / 月夢
 下のだとちと説明不足だね、宵闇は鴉がシノビだと言うのはわかってますけど、合流するとは思ってなかったです、ただ鈴鳴に現場判断任してるんで、口は出しません。
97年10月05日:03時17分54秒
追加(妖編) / 月夢
 下のだとちと説明不足だね、宵闇は鴉がシノビだと言うのはわかってますけど、合流するとは思ってなかったです、ただ鈴鳴に現場判断任してるんで、口は出しません。
97年10月05日:03時05分34秒
RE:依頼(妖編) / ハリ=ハラ
 わかっています。
 だから【オマケ】だと思っていますよ、当人。
97年10月05日:03時01分34秒
問題無い(妖編) / ハリ=ハラ
 >ヒメ様任せて大丈夫?
 大丈夫ですって。
 ”外道”といっても昔の話ですし、今では本人を含めて、気にしている人は全く居ませんから。
 いぢめたりしなければ大人しいもんですよ(笑)
97年10月05日:02時56分18秒
依頼(妖編) / 月夢
 宵闇が計算してるのは雷吼、さのえ、せいぜい相模まで(領主とシノビと陰陽師は信用できないので)姿を現さなかった鴉は存在は知っていても頼む気ないよ、っていうのちょっと遅かったね。
 でも薬売りに護衛頼む人間いないと思ったから。
97年10月05日:02時48分56秒
保護者(妖編) / 月夢
(鈴鳴ねえ・・・)
 宵闇の懐刀、この森でも屈指の策略家、そして葉嬢が苦手とする一人。
(宵闇姉様絡んでるのは確実ね、しかも鈴鳴が直接指示かあ・・・・といってもあたしも今回だけは退けないけどね)
 葉嬢はムラサキの前に立つようにして尋ねる。
「護衛はいいけどね、その人ムラサキを追ってきた人じゃないの?」
 真っ直ぐにじっと雷吼を見る。
「宵闇姉様も鈴鳴も信じてる、でもあたしとなによりもムラサキが信じられる人じゃないとこの話は受けれない」
 眼を逸らさずに葉嬢は告げる。
「それが駄目なら、あたしの牙なんて小さなものかも知れないけど、全力で抵抗させて貰うよ」
 
 葉嬢から 鈴鳴、雷吼へ
 
 
97年10月05日:02時48分44秒
保護者(妖編) / 月夢
(鈴鳴ねえ・・・)
 宵闇の懐刀、この森でも屈指の策略家、そして葉嬢が苦手とする一人。
(宵闇姉様絡んでるのは確実ね、しかも鈴鳴が直接指示かあ・・・・といってもあたしも今回だけは退けないけどね)
 葉嬢はムラサキの前に立つようにして尋ねる。
「護衛はいいけどね、その人ムラサキを追ってきた人じゃないの?」
 真っ直ぐにじっと雷吼を見る。
「宵闇姉様も鈴鳴も信じてる、でもあたしとなによりもムラサキが信じられる人じゃないとこの話は受けれない」
 眼を逸らさずに葉嬢は告げる。
「それが駄目なら、あたしの牙なんて小さなものかも知れないけど、全力で抵抗させて貰うよ」
 
 葉嬢から 鈴鳴、雷吼へ
 
 
97年10月05日:02時35分58秒
(妖編)大丈夫。 / Ray
 深層心理までは読めてませんから。(少なくとも現在の状態では。)
 その為に、押したり引いたり、不意を突いてみたりして反応を観察している訳です。その時に表に出て来る表層意識を読みながら。
 ですから、前回言っている様に、描写されていない事は読めませんのでご心配なく。でも、洞察力は結構高いから気を付けて下さいね。
 でも、そんなに”外道”なキャラなんですか? ヒメ様任せて大丈夫?
 (ちなみに、私が漢字で「姫」や「媛」などと書かないのは、もっと相応しい字があると思うからです。そう、あの二文字。)
97年10月05日:02時08分48秒
(妖編)鈴鳴とムラサキ / Dr.李
 森の中から、二人の人影が現れた。
 
 「ヒメ様、ご機嫌うるわしゅう。眼赤、大体の事情は話してくれた?それから、坊や、はじめまして。」
 三人に挨拶をする。
 「ヒメ様、こちらが森をでる間、ヒメ様の護衛に付いてくれることになったサムライの雷吼殿です。」
 
 ムラサキは動かない。眼赤を信用して、あえて動かなかった。それに、何よりも蟲達が告げている。目の前の女性は危険だと、 下手に動くべきではないと。
 
 鈴鳴&ムラサキから、その場の方々へ
97年10月05日:01時55分46秒
ホッ(妖編) / ハリ=ハラ
 相模に「面白くねえぞう」といきなり暴れられたらどうしようかと思った。
 しかし、”地の文まで含めて全て読んでいる”ですか・・・。
 まあ、予想はしていましたが。
 
 でも、あんまりしっかり読まれるとなぁ。
 ジョーカーさんには言った事あるけれど、結構”外道”な奴だからなぁ。
 「深いところは分からない」事にしておいてくれないと、抹殺されそうで・・・。
97年10月04日:22時19分55秒
協奏曲(妖編) / Ray
 「……ほぅ、面白い事を。ならば吾も混ぜて貰うとしようか。」
 酒杯を脇に置き、懐から何かを取り出す神奈備。それはオニ達の楽器である、『ケイラ』と呼ばれる横笛であった。
 暫し間を空けてから、おもむろに横笛を構えると、静かに吹き鳴らし始める。鴉の吹く曲に苦も無く合わせながら。
 やがてそれは徐々に広がって行く。鴉の笛の音を主題として、それを更に広げる副題へと己を転調させながら……。
 ただ二つの笛の音の筈が、いつの間にか幾重にも重なった楽の音へと変化して行く。まるで森そのものが歌い出したかの様に。
 時の止まった様な森の中で、ただ白拍子の人形だけが、静かに静かに舞い続けていた。
 
 <芸事>持ち?の 「神奈備」 より 宴会関係者 へ
 GM癖が抜けきれて無い為か、殆ど台詞になって無いですね。(反省)
 
 ハリ=ハラさんへ、神奈備は基本的に、地の文まで含めて全て読んでいるとお考え下さい(笑)読むだけなら霊力は使わなくて済みますので、 人間相手なら基本的に使っていると考えて良いでしょう。特に、今は各人の心の動きを試している訳ですし。(酒盛りの第1目的はこれです。信じられないかも知れませんが。)
 ただし、「鈴鳴」や「蛍火」と云った妖相手には使っていませんし(この場合は礼儀が優先)、さのえにも(もう見切っているので)使用しておりません。
 しかし本当に5日でLOGが切れてしまうとは……。(汗)
97年10月04日:20時34分18秒
ま、まだですか?(妖編) / 蒼
  まだ続くのですか。(^^;

 「んー、負けた気はしないけど。勝った気もしないなあ。」

  てーか、俺は負けない戦いは出来るが「勝つ」事はない。

 「だいたい、おめえだって俺に負けたわけじゃあねえだろ。
  もうやる気はしねえけどな。」

 (ちりーん。)
  ん、もう来たか。

 「ムラサキ、しばらくしたらサムライと鈴鳴って女がやってくる。
  来るったって、とって食う訳じゃあねえから落ち着いてな。
  ただ、鈴鳴は怒ると恐いから何か言われても黙ってうなづくんだぞ。」

  ・・・・・・・一寸、間をおいてから付け加える。

 「・・・・・・・・・鈴鳴は俺よりも強いからな。」

  眼赤  より  ムラサキ  へ

  なに吹き込んでいるんでしょ、この猫は。 
97年10月04日:14時19分28秒
承諾(修羅刀編) / 月夢
 琴音の見守る前で複雑な儀式を行う枯蔦。
(陰陽術じゃないですね、法術ですか、底の知れない方ですね)
 琴音もやはり玄屋の娘、こんな場でありながら知的探求心は抑えきれない、思わず観察するようにじっくりと見てしまう。
(やっぱり陰陽術と法術では方向せいが違いますね、紗に働きかけるという一点において同等であると誰かが言ってましたが、こう見ると力の使い方自体に差異があるように感じますが)
 そんなことを考えていると次第に修羅刀の波動が弱まっていく。
「すごい・・」
 無意識に口をつく感嘆の言葉、
「こりゃまた大したもんじゃのう」
「え?」
 唐突に隣から聞こえた言葉に横を見ると暁雲が立っている。
「暁雲様?いつのまに?」
「無事じゃったようじゃな。よかったよかった。」
 暁雲がそう言うと琴音は軽く頭を下げ。
「ええ、特に敵となるような方はいらっしゃいませんでしたし、修羅刀の方もこの方がずっと抑えていてくださいましたから」
 それからはたと気付いて不安げにあたりを見渡す。
「あの、お父様と夕霧様はどちらにいますか?今この方が抑えていますが修羅刀の状態は不安定です、せめてこの方の儀式が終わるまでは近づかないでいて頂きたいのですが」
 
 琴音より 暁雲へ
 
97年10月04日:13時11分22秒
用(妖編) / Dr.李
 「よろしいでしょう。」
 ちりーん。
 鈴の音と共に、雷吼の刀は空に消えた。
 
 「必要なときは、勝手に現れますゆえ、ご心配なく。」
 
 いたずらっぽく笑顔を向けた。
 
 鈴鳴より 雷吼へ
 
 そろそろ着くがいいかな?
 お二方。
 それとも、もうちょっと眼赤に頑張って貰うかね?
97年10月04日:11時40分32秒
信(妖編) / ジョーカー
 「ああ、そうだ」
 
 ふと雷吼が何かに気付いたような声を出す。
 
 「その姫様の所にはあのムラサキって言う坊主がいるんだろう?」
 
 腰に差した刀を鞘ごと引き抜く。
 
 「悪いが顔を会わせる前にこいつを預かっておいてくれないか」
 
 無造作に刀を鈴鳴に差し出す。
 
 「あの坊主は刃物持っていると怯えるようだからな」
 
 脇差しは腰の後ろに回し、前からは見えないようにする。
 
 「その姫様の前で斬った張ったされるのも困るだろう?」
 
 と、冗談っぽく笑う。この男にしては珍しいことだ。
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年10月04日:11時23分43秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 「こりゃまた大したもんじゃのう」
 
 固唾をのんで見守っていた琴音の隣からそんな声が聞こえる。
 そこには琴音と同じように枯蔦が行っている作業を見ている暁雲がいた。
 琴音が自分に気付いたことに気付き、暁雲も琴音の方に顔を向ける。
 
 「無事じゃったようじゃな。よかったよかった。琴音さんが修羅刀の間近に
 いるのが“視えた”時、肝を冷やしたが取り越し苦労じゃったな」
 
 暁雲  琴音に向かって
97年10月04日:11時04分08秒
「霊鎮め」修羅刀編 / 夜光
 
 「まさか、これの用意が役に立つとはね」
  刀から引きちぎるかのごとく右手を離す。その掌は刀に皮膚を奪われ血に染まっている。
 筋肉も神経も露わになった掌は風にさえ痛みを見いださせる。けれど、それは腕がまだ自
 分のものであり、生きている証拠...だと言えた。
  その傷ついた腕で銃槍のを持つ。ずしりとした重みが痛みとともに体に走る。しばらく
 そうしていると、銃槍が二つに割れ、その中からいくつもの輝く珠が姿を現す。それは銃
 槍用の珠にしても大降りでしかも何かの印がすべての珠に刻まれている。
 「いいか、これから俺の知ってる最強の封呪を使う。邪魔はしないでくれよ」
  その声は誰にともなく言われた言葉であり、それ故に風に運ばれ遠方まで届くかもしれ
 ない。
  指弾の様にその大ぶりの印珠を修羅刀の周りに打ち込んでいく。それは何かをかたどっ
 ているようであり無意味な配列にしか見えないものだった。けれど、その陣が内側からの
 力をそぎ外側からの力を強めるのは肌で感じられる。
 「この森と俺の力を合わせてもそう保ちはしないだろう。が、数日は静かになるはずだぜ」
  独特の韻をを践んだ読経の音色にときおり、彼の言霊が混ざる。
  森がざわめき、大地が声を響かせる。そして、彼のまとう霊気の鎧はまぶしいまでに光
 を放つようになっていた。その姿は紛れもなく道を修めたものの姿であった。
 「ま、俺は疲れたから、終わったら後はおまえさんたちに任せるぜ...」
 
 銃槍使い 枯蔦 より  陰陽師の娘 琴音へ
97年10月04日:10時36分27秒
げふっ(修羅刀編) / ジョーカー
 うを、少女はそういうアクションに出るか!どうすりゃええねん。
97年10月04日:10時23分03秒
少女(修羅刀編) / 夜光
  少女が目を覚ますと目の前に見知らぬ、先ほどまで一緒にいた、怖い、優しい人の背中が見えた。
 (ここ、どこだろう...)
  首を回してあたりをみる。
 
 「なにもんだ?」「誰ですか?」
  
  目の前の背中から声が体を伝わって聞こえてくる。
 (誰かいるのかな?)
  背中の主の視線の先を追ってみる。そこには綺麗な顔をした人がいた。
 (わあああ。綺麗だな〜。いいな〜)
  その姿の美しさに圧倒されるというか、陶然とした風になる。
  その時なにかが聞こえてきた...前にも聞いたことがある。...それはいつだったろうか...思い出す
 と、頭が痛くなってくる。けれどこれだけはわかる...
 (お兄ちゃんの声だ。呼んでるの?)
  炎の背を勢いよく蹴って、駆け出す。まるで風のごとく、道がその前に広がっていくかのごとく。
  
  枯蔦のつれている少女 より  人斬り 炎へ
97年10月04日:10時02分27秒
「これから」妖編 / 夜光
  
 「まあ、とりあえずはくだんの少年を見つけねば...奴らの動きを読めぬでしょうしな」
  手酌で自分の杯に般若湯を注ぎ、くいっと飲み干す。その瞳はあいも変わらず無明を
 写している。けれどその口の端に浮かぶ笑みは底冷えのする歓喜と驚喜に彩られている
 ように見える。
 「無明様」
  そこに声をかけてくるものがあった。戦装束に身を固めた目の覚めるような美女。人
 のものとも思えぬその美貌には大概のものどもは一瞬目を奪われるだろう。
 「どうかしましたか?」
  無明がその美女に答えを求める。それはごく事務的な門のようでもあるが..その瞳が
 相手の姿を写している....それ相応の親しみと信頼を持っているのが見受けあられる。
 「虫どもが動き出しました」
  それだけ言うと。美女はその場に膝をついた。
 「庚、丁はどうしておりますか?」
  美女がさっと目配せすると無明はそっと頷いた。
 「然無どのしばし、用ができました。戻るまでこの庚と飲んでいては貰えないでしょうか」
  そういうと然無の答えをまたず。森の端の方に駆けていった。
  森の端では今なお赤赤と空が燃えていた。それは自然ならざる明かり。
 
  護法僧 無明 より    なまぐさ坊主 然無へ 
 
 「無明様のことすぐにお戻りになられるでしょうけれど...どうなされます?」
  美女はその顔に極上の笑みを、その腕に笑顔に負けぬほど極上の酒を携えていた。
  
  若武者 庚 より  なまぐさ坊主 然無へ
97年10月04日:10時00分05秒
みんなひどいや(妖編) / ハリ=ハラ
 素面でいるわけじゃあないのよ、ただ顔に出ないだけ。
 いくら呑んでも顔に出ないから《鴉》って・・・
 
 (神奈備どのは無茶な事を言ってくるし・・・。
 まったく、まいったな。)
 
 「はいはい、かしこまりました。ただいま用意致しますので、しばらくお待ちを。」
 
 そう言うと、荷物を解き、一つの箱を取り出す。
 大きさとしては一辺一尺ほどの正方形。
 それを平らな地面に置く。
 それから、思い出したように
 
 「そうそう、神奈備様。私が素面にお見えになるようで御座いますが、私は昔から顔には出ない質で御座いまして・・・それゆえ、悪酔いだけを寄越されるのはご勘弁を。」
 
 そう言うと、懐から笛を出す。
 
 「客寄せのためのつたない芸で御座いますが・・・」
 
 そして吹き始める。
 
 笛の音とともに箱が揺れ出し、蓋が開く。
 中から出てきたのは、小さな白拍子の人形。
 人の膝ほどのものだ。
 
 それが笛の音にあわせ、舞を始める。
 静かに・・静かに・・・
 まるで人が舞うように・・・
 
 薬売り・鴉
 
 急に言われたって思い付かねえよう(;_;)
 一発芸として、「死ぬ」というのがあったけど、それじゃあ酒が不味いしなぁ・・・。
 ううう・・・つまんなかったらどうとでもしてくれい。
97年10月04日:07時39分02秒
もうすぐトラに…(妖編) / タイガ
 なるかもね>相模
 
 それはさておき。
 
 「どのようなものもこのようなものも、あるかい!あらかじめいっちまったら、おもしろくねぇだろが!」
 上体をふらつかせながらそう言う。
 「てめえができるもんでぇ、いっちゃんみせもんになる!、とおもったやつをぉ、やりゃいいんだよ!」
 
 異端陰陽師「相模」より薬売り「鴉」へ
 
#……、もうトラかな?
97年10月04日:07時32分12秒
不信と迷い(修羅刀編) / タイガ
 蜘王は「もう一人の麗」の言葉に眉を顰めた。
 「法力?何だそれは?」
 彼は法力というものを知らなかった。
 「死を紡ぐ蜘蛛」にも僧の類いはいる(破戒僧だが)
 しかし、彼らは自分の力の説明などしたことがない。
 そんな事は知らずともその恩恵にあずかれる。
 ならば、それがなんであるかなど気にする必要はない。
 ゆえに蜘王は「法力」という言葉を聞いた事がなかった。
 敵である金剛機を作る際に必要不可欠である法力を知らない事は別におかしな事ではない。
 神とか仏とか(法力に神は関係ないが)そういったものには興味が無い男だったし、知らなくても金剛機の破壊はできるのだ。
 「だが、必要なら手に入れなくてはな…」
 蜘王は今まで自分が必要だと思ったものは必ず手に入れてきた。
 戦鬼蟲とサムライのように。
 
 元金剛機狩り「蜘王」より「もう一人の麗」へ
 
#ほんと、すぐに気を散らす奴だな>蜘王
#これでよく天羅をわたってこれたもんだ。
97年10月04日:06時09分47秒
LOG 008 / sf
 天羅万象掛け合い所 LOG 008として1997年9月29日から1997年10月3日のログを切り出しました。
 ……最近、本気でペースが速くなってきましたな。
97年10月04日:02時29分37秒
確かに(修羅刀編) / 月夢
 さて、玄屋だ、そろそろ全員集まり出すなあ。
 
「ま、な、俺もさほど器用なほうじゃないからな」
 玄屋は軽く肩をすくめる。
「それでもちったあましになったもんだ、20年も流れればな」
 そこで一つの話の流れを打ち切り真面目な表情をする。
「それよりそろそろ修羅刀が近いわ、気を抜かないでね」
「ああ、嫌になるほどはっきり感じるな」
 夕霧の言葉に頷くと顔をしかめる。
「昔からまったく力が減った気がしないな、多分ばれてると思うが、今の俺は戦力外だ」
 状態は気付いていたのだろう夕霧が頷く。
「札だけならいくらか蓄えがあるが、実戦となれば盾にもならん、俺のことは計算から外しといてくれよ」
 そう口ではいいながらも玄屋の表情は決して傍観者でいる気はないとはっきり示していた。
(やることやらないと静弥に会わす顔がないしな)
 二十数年前の決着をつけたい気持ちは玄屋は夕霧にも劣らない。
「さ、行こうぜ、あんまり待たすと悪いしな」
 
 玄屋より 夕霧へ
 
 あれ、玄屋そういえば静弥似のあの方紹介されてないね。
97年10月04日:00時32分42秒
苦笑(妖編) / ジョーカー
 雷吼も信用していますよ。こういうくだけた話し方は信用している人にしか
 使いませんから。いまんとこ、こういう話し方で相手するのは
 さのえと然無、そして鈴鳴だけです。 
 
 「そりゃ大変だ。せいぜい騙されないように気を付けますよ」
 
 苦笑を返す。
 
 「俺なんかでよければ喜んで」
 
 雷吼 鈴鳴に向かって
97年10月04日:00時17分50秒
進む鈴鳴(妖編) / Dr.李
 雷吼の言葉を聞き、振り返る。
 
 「えぇ、たちの悪い女狐ですからね。男を手玉に取るのはなれてますのよ。」
 
 意地悪い笑顔を雷吼に向ける。
 
 「さ、雷吼殿。我らが姫君にお会いしていただけますか?」
 
 鈴鳴より、雷吼へ
 
 うーん、完全に鈴鳴は雷吼を信用してるようです。だいぶ口調が丸くなってますからね。
97年10月04日:00時01分14秒
独白(妖編) / ジョーカー
 「そりゃどうも」
 
 鈴鳴の賞賛(?)にぶっきらぼうに返事をする。
 彼女なりに誉めているのだろうが、ましとか、〜よりとか言われては
 素直に喜ぶ気にはなれない。だがそれだけではなく単に照れくさいからでもある。
 人前で泣いたりしたところを見られれば少々気まずいと言うだけのことだ。
 その証拠に目線はあらぬ方を向いている。
 だが…
 
 「不思議な女(ひと)だな、あんた」
 
 返事を期待しているのかいないのか、どこか独り言のように。
 
 「あんなこと誰にも話したことはねえ。いつかさのえには打ち明けようとは
 思っていたけどな。見ず知らずのあんたに話しちまうとはねぇ」
 
 鈴鳴の背中で揺れる髪を見るとはなしに眺めながら。
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
天羅万象掛け合い所ログ / TRPG.NETホームページ / Web管理者連絡先