天羅万象掛け合い所 LOG 007

天羅万象掛け合い所の1997年9月20日から1997年9月28日までのログです。


97年09月28日:23時11分05秒
快諾(妖編) / ジョーカー
 「お供しましょう」
 
 快く引き受け、すっくと立ち上がる。
 
 「しかしそのことを本人に話していなかったとは…ごねないといいんですがね」
 
 雷吼  鈴鳴に向かって
97年09月28日:23時02分33秒
(妖編)雷吼と鈴鳴 / Dr.李
 葉嬢と会わせろというのは、当然の要求かもしれぬ。
 だが、同時にこの油断ならぬ男の真意を聞き出すのも良かろう。
 では、どうするか?
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 「分かりました、しかしながら、護衛の件。まだ、葉嬢には話しておりません。これより葉嬢に話に行きます故、どうでしょう?共に参りませんか。」
 事務的な口調で話す。それでも、独特の韻をふんでるのは、彼女の話し方の癖なのだろう。
 
 鈴鳴から雷吼へ
97年09月28日:22時52分38秒
ムラサキとしては / Dr.李
 カタナ・・・?
 ああ、でっかい道具のことか。
 眼赤のトモダチか、誰かなのかな?
 だったらいいや。
 
 「うん、いいよ。良くわかんないけど、眼赤のトモダチなら悪い人じゃないもの。」
 
 著しく誤解してるな、ムラサキ。
 
 ムラサキから葉嬢、眼赤へ
97年09月28日:19時40分41秒
「追加」(妖編) / 蒼
  ・・・あ、そうだ護衛のことも納得させねえと。
  今こいつに必要なのは信用できる仲間、できるだけ騙すような真似はさけたい。

  「あーと、ムラサキ。道中、刀もった連中と一緒に行く事になるんだが、我慢してもらえるか?」

  ・・・あいつら、ムラサキを追って来たのだろうか?・・そうなるとややこしい・・・・

  「もちろん、お前さんやヒメを傷つけるような真似は俺がさせない。
   俺の存在にかけてもだ。
  そのかわりムラサキ、お前も手出しをするな。
  旅の間、お前は戦わなくてもいい。
  そんなことは俺とか護衛にやらせてしまえ、そのための護衛だ。」

  そう言い終わった時、不意に眼赤の体がぼやける。
  ふたたび姿がはっきりとした時、その影は幾分濃くなってみえた。

  ・・・・・分身が解けた?・・未だに鈴鳴の術はよく分らんな・・・

  「俺も詳しくは聞いてないので、上の方の意向はあまり判りません。
  この件については鈴鳴が動いてるから、あとで説明してくれるんじゃありませんか。」

  眼赤 より 葉嬢、 ムラサキ へ


 私信、ハリ=ハラさんへ
 HPの件、了解しました。一週間以内に作成します。
97年09月28日:02時36分43秒
葉嬢としては(妖編) / 月夢
「つき合ってはもらえないか?」
 眼赤の言葉がある意味嘘であることを直感的に葉嬢は感じる。
(逆じゃないかな?ムラサキを追い出すついでにあたしが外に出るのを認めたのじゃないのかな?)
 そう簡単に葉嬢が外に出ることを認めてもらえるとは思えない、たぶん、
(あたしがムラサキとかかわり合いすぎたということなのかな?)
 今一釈然とはしないがそのあたりだと葉嬢は検討をつける、あんまりにも簡単に外に出ることが認められて拍子抜けしているのだ。
「うーん、まあムラサキが良ければ、あたしはかまわないんだけど、ムラサキはどうなの?」
 それでもそんなことは口に出さずに葉嬢は聞く。
「主様たちが決めたことなら、きっと悪いことにはならないと思うよ」
 
 葉嬢から ムラサキへ
97年09月27日:20時25分23秒
炎(修羅刀編) / ジョーカー
 再び二つの人格の間で言い争いが始まる。そこに炎の「声」が割って入る。
 
 「そう、私の用というのもその『お兄ちゃん』に関わることなのですよ」
 
 さすがにこれを無視することは出来ず、二人が炎に注意を向けてくる。
 
 「彼は先程まで巨大な怨霊と戦っていました。彼も並々ならぬ腕とは言え
 敵もさるもの。易々とは勝てないでしょう」
 
 炎は腕を使って宙に輪を描く。それは水面のようにしばらく揺らいだ後
 炎の見てきた光景、枯蔦が魂のみの姿となって怨霊と繰り広げていた戦いが
 映し出される。
 
 「しかし幸か不幸か彼は修羅刀―見ていたでしょう、彼が持っていた
 あの刀です―を手にしています。その力を合わせれば勝つことは
 不可能ではないでしょう。ですがあの修羅刀は見る限りでは隙あらば手にした者を
 修羅道へと引きずり込もうとしています」
 
 “鏡”が枯蔦の手にした修羅刀に焦点を合わせ
 修羅刀が取り込んだ修羅の魂達、その怨念が
 核となった鬼の魂が視覚化される。
 
 「そしてそれはさほど先のことではありません。遠からず彼は
 魂が業の重さに耐え切れなくなり、修羅の道を歩むことになるでしょう」
 
 炎が手を握り込むような仕草をすると“鏡”が消える。
 
 「彼が修羅になるところを見たいですか?」
 
 炎  二人の少女に向かって
97年09月27日:19時20分56秒
ほほぉ、なるほど(妖編) / ハリ=ハラ
 
 #それよりも、みんなラブコメやろーよぉ(笑)。
 
 ついに観念しましたか(^^)うんうん、いい傾向だ。
 といっても、鴉に出来ることといったら酔っぱらいのおっさんよろしく絡みに行くことぐらいしかないしなあ。
 飯は食べちまったし酒はなくなりそうだからたかりに行くというのもあるが・・・。
 うーん、なさけない(^^;)
 
 とにかく!何とかさのえを酔わせねば!!
 動かしたかったら、適当に動かしていいですよ。
 鈴鳴の出した酒が信用できないなら、鴉も酒を持ってますから。
97年09月27日:14時20分17秒
なんか方法ないかな?(修羅刀編) / 月夢
 やるならランダムで当ててみたいね、それの方が面白いかも、なにか方法ないかな?
97年09月27日:11時17分17秒
迷い迷いて....(修羅刀編) / 夜光
  どうせ、遅かれ早かれ誰かにぶつかるんだろうな〜(;;)
 やはり修羅の世界をかいま見始めている。
 
 重要事項その1、枯蔦は対あやかし団戦においてほとんどの気合いと霊力を
        消耗してしまっている。
 
     その2上記により、これ以降修羅刀を押さえるの0は大変難しいこと。
 
     その3修羅刀の性質上、夕霧 玄屋と遭遇すれば確実に修羅刀の制御
       判定が必要である。失敗した場合。枯蔦の修羅化はほぼ確実に決
       定される。
97年09月27日:11時08分46秒
二人の少女いくつもの答え(修羅刀編) / 夜光
  目の前に見知らぬ人がいる。でも恐怖は感じない。けれど、お兄ちゃんみたいに
 安心することもできない...
 
 「「あなた誰?」」
 
  二人の少女が同時にそう問いかける。すると白石の美貌を持つ青年は丁寧に返事
 を返してきた。意味はよく解らないけれども悪意を感じることはできなかった。
 しかし、それとは別に本能的な部分で保護が働いたのだろう。あたりはやはり無明
 の闇に包まれているが。先ほどまですべての者に聞こえていた「声」が現実の「声」
 と同じ属性を得ていた。
 
 「あなた、『私』の名前を聞いた人だね?」
 
  獣の美しさを持つ少女が警戒心も露わにそう問いかける。
 
 「でも、優しそうな顔してるよ。かけた魂が悲鳴をあげて
 いるみたいに」
 
  もう一人の少女がそう言葉をつなぐ。
 
 「だとしても、いやな事を思い出させてくれた人は嫌いだ」
 
  少女が唇を尖らせる。子供らしい単純でわかりやすい心
 境ではある。理屈より感情に、感情より直感に従う。その
 姿がかわいらしいのは無垢さの証明。そしてそれは、純粋
 な残酷さと隣り合わせになっている。
 
 「でも、お兄ちゃんだってはじめは...」
 
  もう一人の少女がおずおずと言葉を返す。けれど、その顔には笑顔
 と同時に何か楽しいいたずらを思いついたかのような雰囲気が隠され
 ていた。
 
 「お兄ちゃんは特別だよ!!。『私』を『私たち』をたすけてくれたじゃない!!」
 
  目の錯覚でなければその瞳には涙すら見えたかもしれない。解って
 いるくせに。そう思うと怒りがこみ上げてくる。
  どうやら、侵入者のことも心に掛ける心配事でもないようである。
 
  枯蔦のつれている少女 より  人斬り 炎へ
97年09月27日:10時38分56秒
イニシアチブは取った〜!!(修羅刀編) / 夜光
  炎と相対したときとは違い、その足を地につけることはほとんどない。
 あの時が「静」の戦いをしていたというならば今は「動」の戦いをしてい
 るといっても過言ではない。
 
 「鉄くずにしちゃあ早いじゃねえか」
 
  確かに目の前の金剛機は並の金剛機よりは格段に速い。けれど、滅光の
 からだはそれよりもさらに速く動く。
 
  自分は不動を決め、相手の動きを制限し、狙い澄ました一撃を放つ。そ
 れが金剛機を落とすのにはもっとも効果的だ。が、彼はそれをえらばなか
 った、あえて金剛機の特色である超機動に対応し、それに劣らぬいや、そ
 れすら越える速度の剣撃を放つ。
 
  真空が生まれ、空がさける。それの周りにはいまや生き物のあることす
 ら許さぬ真空の世界が形作られていた。
 
 「オニか....なればこそ。なお放っておけまい。あの龍と同様に」
  
  彼が何事かつぶやく。けれどそれは真空の壁に阻まれ誰にも届くことは
 なかった。
  
 鬼神 滅光 より  むしサムライ(?) 蜘王 「もう一人の」怨麗 金剛"鬼" 双角へ
97年09月27日:10時05分43秒
過去からの使者(妖編) / 夜光
  短絡的思考....実はせおれが一番読みがたかったりする。自分が
 陰謀好きだから(爆)
 
  嘘をつけるほど器用なものではない。もし偽りを語る事ができる
 のならば流浪の旅になぞでることは許されなかったろうから。
  目の前の男はそういう男だと彼は思っていた。
 「護法衆の事覚えておいでか」
  先ほど自ら訪ねた答えすら忘れたかのように違う話題を目の前の
 男に向ける。けれど、これは重要なことだった。
  護法衆。それは護法童子法を納めた陰陽僧によって行われる、神
 を体に降ろすことにより人を越えた力を手に入れることができる。
 だが、それはそんな神聖な儀式ではない。陰陽術の力をかり人を人
 でない化け物にかえる措置にしかすぎない。だが多くの僧は神をこ
 の身に降ろすことを夢見あこがれる。
  そして、若く力強いものたちにそのような措置。サムライと同じ
 く人を捨てることになる措置を行う。
  そうした者たちの中から宗教的熱狂、狂信的忠誠心を示す者たち
 を抽出し、さらに精鋭化したものたち。十二方位の守護仏たちの名
 を冠せられた者たち。
  けれど、その存在は一部の者たちにしか知られていない。
  それをなぜこの場で問いかけるのだろうか?真意の見えぬ無明の
 闇を写す瞳はなにも語らない。
 「忘れたい者ほど。すぐに記憶の底から帰ってくる者...」
  自嘲と愉快、そして怒りが混ざった奇妙な笑みがその顔に浮かんでいた。
 
  護法僧 無明より      なまぐさ坊主 然無へ
97年09月27日:04時19分02秒
なんつー時間か(修羅刀編) / ジョーカー
 一人戦線離脱させてしまうのも何ですから炎と遭遇させてしまいましょうか。
 通常は隠形を掛けて誰にも気付かれない炎ですが今はお荷物抱えているので
 そんな芸当も無理があるんで普通に歩いていますから。
 ちなみに暁雲なら出来るんだがこっちは気配を隠そうなんて気は毛頭無かったりする。
97年09月27日:03時34分10秒
状況確認(修羅刀編) / 月夢
 枯蔦はまだ修羅刀持ってるよね、となると少女と炎が枯蔦の元へこれはまっすぐ進んでるのかな?
 で、やっぱり修羅刀を目印にしている夕霧様ご一行もまっすぐ枯蔦の元へかな?
 で枯蔦は少女のほうか・・・・・琴音はバラバラに動いた意味ないやん(笑)。
 結局一カ所に集まるのか、後は誰と誰が最初にあたるかで話しの筋がかわってくるねえ。
97年09月27日:02時53分34秒
金?(妖編) / 月夢
 宵闇は国の隠し財産とは言ったが金銀財宝とは一言も言ってないですぜ、えへらへら(笑)。
 追加の報酬というのは宵闇自身が持っている貢ぎ物で築き上げた一財産からです、そっち側にはなーにがあるのやら、実は宵闇も確認してない、金銀財宝には不自由してなかったから見に行ってないんだね。
 ついでに言うと今の今まで忘れていたという曰くつき、あなたの一言で何に変わるかが決まります(笑)。
97年09月27日:02時17分43秒
三重契約?(妖編) / ジョーカー
 雷吼は「初めの依頼」については殆どって言うか全然遂行する意志無しです。(笑)
 前金は払うって言われたのに断っているので従う義理もあんまりなし。
 と本人は思っている。
 「相模の依頼」は森の中での護衛だからここで相模が急に乱心して
 鈴鳴や神奈備に敵対しない限り問題は無し。それにこの契約は
 一度森を出ると失効しますし。それは相模に対して面と向かって言っています。
 「妖の依頼」は葉嬢とムラサキをあるところにまで連れて行けって奴だから
 どれにも抵触しない。ただこいつとしては方向が最初の依頼主のいる場所に
 向いているとまずいとは思っている。それにムラサキの反応も問題だし。
 財宝に関しては全く興味なし。そもそも金に興味ないけど。
 最初の依頼を受けたのも内容とさのえが気に掛かったからだし
 相模の依頼は下手にもめ事を起こしたくなかったから。
 そういうのに執着しない質だから。
 
 ってなわけでこいつ的にはどれも問題ないと思っています。
97年09月27日:02時04分34秒
妖編の本文訂正 / みだれかわ枕
>雷吼が、耳を寄せてくる。一気に顔が赤くなる。

『 雷吼が、口を耳に寄せてくる。一気に顔が赤くなる。』

 ですね。耳くっつけても、意味ないです。日本語語れてないって感じですね。
97年09月27日:01時56分39秒
妖編「釈然」 / みだれかわ枕
 はい、キレそうになってるさのえの行動です。
#でも、キレません。そんな面白いシチュエーションは、後にとっておかないと(笑)


「引っかけようとしたのは確かだが、言っていることは本当だろうよ。
 お前はどうする?」
 雷吼が、耳を寄せてくる。一気に顔が赤くなる。
「お、おまえはどうするって……そりゃまあ、ほら、あのガキを捕まえるのが仕事なんだから、べ、別に、かまいやしないけどさ、あたいは。ただ、なんて言うか、なーんか、こう……そう、誤魔化されてるような気がすんだよね」
 つっかえつっかえに、そう答える。正確には『よくわかんないややこしい事情を、かいつまんで説明されてるだけのような気がする』である。
 雷吼は、ごろんと仰向けになってしまう。少々疲れてきたので、さのえも横になろうかと思ったが、雷吼の横でふたりして寝転がるのも、なんか気恥ずかしく思えたので、そのまま座っている事にした。
「あたいも、かまわないよ。『獲物』……ムラサキを連れていってくれって言うんだったら、それでいいよ」
 とは言ったものの、いまいち釈然としない。それに、まだ顔の火照りが消えない。
(あんなすぐ近くに顔寄せないで欲しいよな……驚いちまう……)
 だが、嬉しかったのも事実だ。

 ヨロイ狩り さのえから、周りの皆さんへ


 でも、この話を受けると、さのえと雷吼って「初めの依頼」と「相模の依頼」と「妖の依頼」の三重契約状態になりますね。しかも、それぞれが微妙に他の依頼に抵触しかねないような気もするし(笑)。
#それよりも、みんなラブコメやろーよぉ(笑)。

 ……そーいえば、いま宿営地の明かりって、狐火だけなんですか?
#だとしたら、またなんか(例のアレ。別名『ラブコメ着火剤』)があるんですが……(笑)
97年09月27日:01時37分33秒
やっぱりそう?(妖編) / Dr.李
 いや、土下座は神奈備にじゃなくて、雷吼とさのえに向かってです。
 そんで、神奈備が取りなすという方向を考えてたんです。
 すでに後のフェスティバル(死の呪文)
97年09月27日:01時15分00秒
いえ、単なる偶然です。(妖編) / Ray
 あれ? 書いてる……と言うか、送信チェックをしている間にDr.李さんの書き込みがあったの?
 ああ、内容がそのままレスになってしまった!いや、偶然とは恐ろしい。きっとシンクロ率が高かったのでしょう。
 前の書き込みの後、ディレンマの内容を書いていなかった事に気付いて、整理してみただけなんです。
 私は、そこまで速くないですよ。
 
 神奈備の弱点は、ある程度公開してしまいましょうか?とりあえず、粗データ作成の時のが有りますが。
 まあでも、守衛で、酒と女と、子供が大事で、言霊に憑かれてる位でも問題無さそうだけど。
 
 「鈴鳴」の土下座ですか?そんな事させられる筈無いでしょう。神奈備って、フェミニスト(おそらく下心あり)ですよ。
 何たって、「神奈備 巽」のキャラシーにはイメージCV(三木 眞一郎 as アレン・シェザール)などと書かれているんですから。(自爆)
97年09月27日:00時48分35秒
祝・新記録(妖編) / ハリ=ハラ
 ついに三分の壁を切りましたか。
 う−ん、喜ぶべきなのかなあ(^^;)
 
 ところで、鴉がいきなり食事に箸をつけたのは
 
 1.眼赤が「とりあえず食っとけ」と言っている
 2.ここまで来てわざわざ毒を盛る等の方法で事を荒立てる、ということは考えにくい。
 3.石や木の葉に変わったり、毒が入っていてもどうということも無い。
 4.とりあえず旨そうだ
 
 という理由によるものです。
 といっても、4が一番大きいんですがね・・・
97年09月27日:00時38分44秒
ついに記録更新か(妖編) / 蒼
  ああ、三分の壁がついに破れたか。
  1分13秒の壁はあついのう。
  それはどうでもいいとして、
  眼赤の因縁・・いや妖だから弱点をある程度公開した方が良いのかな?
  公開できそうなのはもうバレバレのものなんだが。(笑)
 
 
97年09月27日:00時38分36秒
いかんなあ(妖編、修羅刀編) / ジョーカー
 なんでこんなに書くのに時間が掛かるかな。性能悪いぞ俺。
 まあさのえですがなんとか雷吼が押さえてくれるでしょう。多分。(笑)
 それもあって気を逸らすような行動を取らせてみたのですが。耳元で囁くって奴。(笑)
 では気を取り直して暁雲を。
 
 「じゃからそれが自分の、自らの存在理由と思い込んだのか?」
 
 穏やかな声で諭す。
 
 「儂は夕霧さんではないからの。詳しいところまではわからん。
 じゃが儂に言わせればそれは母としての願いじゃ。
 守る者を持つことで何かしら得るものがあることを期待したんじゃろう。
 肉親を大事にすることが悪いことは言わんよ。それは“ひと”として当然のことじゃ」
 
 言葉を切る。顔が声が厳しさを帯びる。
 
 「じゃがのう、お嬢ちゃんは考え違いをしているようじゃな。
 自らの存在理由というものは誰かから与えられるようなものではない。
 その誰かがたとえ母や父、想い人であったとしてもじゃ。
 自分は何のために、何を為すためにこの現世に生を受けたのか。
 考えに考え発心の時を待つのじゃ。容易くは無いぞ。
 いくら考えても答えが出ず、問いを抱えたまま死を迎え
 いつまで経っても成仏できぬものもおる。じゃが諦めてはならぬ。
 安易な答えに飛びつくこともいかん。それは自分を貶めることに等しいと心得よ」
 
 そこまで口にしたところで暁雲の雰囲気が和らぎ、ほっとするような笑みを浮かべる。
 
 「まあ、そうは言ったもののまじめに考え、いつでもそれを忘れずにいれば
 いつか唐突に悟るときが来るじゃろう。お嬢ちゃんはまだまだ若い。
 そんなに気負うことはありゃせんよ。五十年、百年掛けてそれを
 悟ればいいのじゃからのう。儂も偉そうなことを言っておるが
 悟るのに掛かった年月は百年を越える」
 
 そうしみじみと語る暁雲の外見年齢はせいぜい五十過ぎといったところ。
 とてもではないがそこまで年を取っているようには見えない。
 だが嘘を言っているような気配もない。それは亜夜にもはっきりと分かった。
 
 「先の見えない隧道のような道行きじゃったがそれでもいつしか
 出口は見えた。それを信じて答えを探し続けることじゃ。
 今生では探し切れぬかもしれぬ。じゃが答えを求め続けることに
 意義があるのじゃから」
 
 「ま、気長に気長にな」
 
 暁雲  亜夜に向かって
 
 結構口が滑っています。いや本人わざとですけど。
97年09月26日:23時45分15秒
すごい / Dr.李
 一分十三秒でレスが返ってくるとは思いませんでした。
 成る程、この内容なら致し方ありません。
 怒るのもごもっとも、でもそのまま、鈴鳴に喧嘩売っても結局、分裂するのね。
 でも実は、あのまま行ったら世紀のイベント、”鈴鳴の土下座”がおこる予定でした。
 いやあ、おしかったねえ。
97年09月26日:23時32分56秒
(妖編)ディレンマ:補足 / Ray
 神奈備のディレンマの内容を説明していませんでしたね。
 1.「葉嬢(およびムラサキ)」の安全確保
 2.「客人達」の安全確保(一夜限定)
  の二つが、「鈴鳴」のはったりにより、両立しない可能性が出て来た事です。
 (何せ、あの「さのえ」が居るんですから。臍を曲げられたらどうなる事か。)
 この場合、最悪だと「客人達」と「森の住人」との対立にまで行ってしまいかねません。
 そうなると、2.と
 3.「森」とその住人を守る
  の二項が背反してしまいます。
 これを避ける為には、
 a.「客人達」が、自分たちの意志で1.を承諾する
  以外にはありません。それ以外の場合だと、必ずどれかに抵触して仕舞います。
 最悪、ディレンマを解消(棚上げ)する為に、2.と3.に分裂した「神奈備」がお互いを喰い合う羽目になりかねません。
 怪獣大戦争がどういう結果を生むか……あまり考えたくは無いですね。
 
 こうなったら、君だけが頼りだ「雷吼」。何とか「さのえ」を納得させて頂戴。(T_T)
97年09月26日:23時31分43秒
あーうー / Dr.李
 あれま、おいらの勘違い?
 でも、今過去のログ見たけど、神奈備の因縁が書いてないの。
 だから、いきなり地雷を踏むわけで、融通が利かない程の因縁なら書いてくれないでしょうか?
 例えば、
 感情:宵闇に対する忠誠、上級
 とか。
 そうしないと、以後同じようなことが起こると考えられますので。
 ちなみに私のキャラの因縁がないのは、不測の事態に自在に対応するため(笑)。
97年09月26日:23時17分48秒
要望(妖編) / ジョーカー
 「なんだ実際に使ったことがあるのか?やけに実感が籠もっているな」
 
 軽口を叩きながらさのえに合わせて腰を下ろす。
 並べられた料理だがどう見ても森の中で採れるとは思えないものが混じっている。
 それにどこから酒を持ち出してきた?そもそも妖の住む森に
 漆塗りの膳があるとはとても思えない。
 
 「これ一体元はなんだったんだろうなあ」
 
 独り言をつぶやく。ぐるりと頭を巡らす。視界は森で埋まっている。
 
 「葉っぱか土くれか…その類だろうな。“変わっている”から
 食っても平気だろうがぞっとしねえなあ」
 
 旨そうな料理を前にして逡巡する雷吼。別に毒が入っているとか
 そう言うことを心配しているわけではない。鈴鳴がわざわざ念を押したが
 一服盛るぐらいならとっとと襲ってくるだろう。ただ原料が得体の知れない
 物であるのが腰の引けている原因だ。
 
 (それに術を解いたら元に戻ってしまうんじゃないか?気が付いたら
 葉っぱと土で口を埋め、泥水でのどを潤していたというのはちょっと…)
 
 躊躇っていると新顔の男が鴉…いや三治と名乗っているんだったか。が早々に手を付ける。
 神奈備が“見せて”くれた限りではシノビらしいのだが随分と不用心なことだ。
 いや変わり者なのか。旨い!とか言っている。
 
 (そりゃ俺も旨そうだとは思うが…)
 
 そんなことを考えていると赤…いや本当は眼赤と呼ばれている?猫又が
 酒をなめなめ鈴鳴をつっつく。それを受けて鈴鳴が返す。
 どうも腹に一物あったようだ。雰囲気が微妙に変わる。
 すらすらと提案を述べる。
 
 (ふん、こいつがさっき言っていた相談したきこと、か
 しかしまた狡っ辛いと言うか、せこい手を使うねえ)
 
 正直な感想だった。
 
 (それとも元がかなりやばい代物で断ったら戻すつもりかね)
 
 皮肉げに口の端を曲げる。眼赤が言葉をつなげてくる。
 どうやらこっちの方がまだ真っ直ぐのようだ。
 
  「…ところで、お前らは引きうける気はあるか?
  報酬については間違いなく本物だ、一財産なんてけちな事はいわん。
 ただし、持ち逃げはできん。」
 
 眼赤の言葉にあくびを噛み殺す。引き受ける受けないはともかくとして
 金なんぞに興味はない。
 
 (その日を生きていけるだけの金があればそれで充分。
 あったところで使い道もねえ)
 
 その内話の流れが変わってくる。鈴の音が鳴ったかと思うと
 眼赤の姿が消えていく。どうやら分身だったようだ。
 
 (葉嬢ねえ、たかが小精に何故そこまでする?それにあの坊主も込みかい。
 ヒメとも言ったか、様付きってことはかなり重要な…主とやらの血族か?
 それを森から出すってのは可愛い子には草鞋を履かせよってことかね)
 
 (二人で組ってことはあの坊主、その葉嬢って妖と関わりを持ったか。
 意外と手が早いじゃねえか)
 
 下世話なことを考える。
 
 (あの坊主はきっかけに過ぎまい。この森の妖達ほど格が高ければ
 国を相手にしてもものともしないだろう。厄介ごとの種を単に追い出すだけなら
 葉嬢とやらも一緒に出しはすまい。頃合いだったんだろうな)
 
 乏しい情報からほぼ正解に辿り着く。今度は妖達の間でもめている。
 それを取りなすように三治が承諾し、あの時鈴鳴に何かを告げるために
 現れた妖が間に入り、続いて相模が了解する。
 其のさなか、さのえが小声で聞いてくる。
 
 「雷吼っ、どうする? こいつらの言う事、なんか胡散臭くない?」
 
 どうも押さえきれない激情が混じっているような…
 
 (いらいらしているようだな)
 
 さのえの耳元に顔を寄せ、囁く。それが何をもたらすか考えもせず。
 
 「引っかけようとしたのは確かだが、言っていることは本当だろうよ。
 お前はどうする?」
 
 ごろんと仰向けになる。
 
 「餓鬼を追っかけるのもうんざりしてきた所なんだが…
 ま、それはともかくっ」
 
 勢いを付けて起き上がる。
 
 「とりあえずその葉嬢って言う娘と会わせてくれないか?
 詳しい話はそっからだ。そりの合わない相手を護衛するのは
 御免被りたいんでね」
 
 緊迫した雰囲気を気にもとめず。
 
 蟲サムライ 雷吼  ヨロイ狩り さのえ  妖 鈴鳴に向かって
97年09月26日:22時43分22秒
(妖編)ディレンマ / Ray
 始めに言い訳しておきますが、「神奈備」は、決して「鈴鳴」を信用していない訳ではありません。それどころか、ちゃんと「〜殿」と敬称付きで呼んでいます。
 (「人の子等」はもちろん、「眼赤」でも呼び捨て。「宵闇」すら「殿」止まり。「〜様」を付けたのは、「主」と「ヒメ(葉嬢)」のみ。二人称でも、「貴女」などと呼んでいるのは「鈴鳴」くらい。)
 Dr.李さんの狙いもおおよそ理解していましたが、弱点である【禁忌/上級】に二つも触れかねないとなると、こうする以外無かった訳です。
 基本的に、妖とは、高位になる程恐ろしく融通の利かない存在であると考えています。特に「神奈備」は、私の考えもあって、「言霊」に拘ってしまいます。
 ですから、「鴉」(ハリ=ハラさん)と「相模」(タイガさん)の台詞がなければ、「神奈備」自身が自滅する事になったでしょう。
 (「蛍火」(月夢さん)の台詞だけなら、もっと確実に「致命傷」が入った筈です。)
 それと、「神奈備」に殺気は存在しません。あるとすれば、「無感情」こそが、それに相当しますが、今回は其処までは行っていません。危険信号とは、あくまでも「黄色」なのですから。
 (此の辺りは、「眼赤」(蒼さん)がいれば、Eメールという手段が使えたのですが。あまりにタイミング良く(悪く)消えてしまいました。)
 では、神奈備の行動です。
 
 溜めていた息を大きく吐き出し、両の眼を閉ざす。己の結界の裡で無ければ許されない程にまで乱れていた感情が、急速に静まって行く。
 
 (人の子に救われたか。あのままでおれば、二つの誓言の狭間で、分裂した己に喰われていた事であろう。
 全く、宵闇殿も鈴鳴殿も、妖狐が類の性とは申せ、事を複雑にし過ぎる。吾より先に、あの娘子辺りが怒り出したりすれば、どう転んだ事か。そう考えれば、あの者達が承諾してくれた事は、吾にとっても幸運であった。)
 
 「宵闇殿の名を出すまでも無い。此の者達が己の意志で承諾すると言うて呉れるのなら、吾の懸念に何の意味も無い。
 失礼な事を申した。鈴鳴殿にも、蛍火殿にも伏してお詫び申し上げる。」
 そう言うと、擡げていた頸を地面に着くまで下げる。
 余りに晴れ晴れとしたその口調は、他の者には拍子抜けと感じられるかも知れない。が、神奈備にとっては、それはそれで悦ばしい事なのだった。
 
 「神奈備」 より 野営地の方々(および心配してくれた皆さん) へ
 
 と言う事で、「鈴鳴」(Dr.李さん)の考えている様な事は在りません。尤も、「鈴鳴」の主観では、あの様に感じたのかも知れませんが。双方とも、過剰に反応してしまっていたのでしょうから。
 その辺りは、後で又つついて観ましょうか。でも下手をすると三組目のらぶこめパターンに填ってしまうのか? いくら私がらぶこめ推進委員会を自称していても、あんなひたすら痒い展開には出来っこ無いのに。
 
 PS.書いている間に、さのえが切れそうになってた。やばい、此処で切れられると、元の木阿弥だ。切れなくても、不満なままだと、神奈備には判るから……又ディレンマが待っている。
97年09月26日:21時42分17秒
また止めてましたぁ(;;) / tomy
まとめていきます

「ドチラガ修羅カグライ、分カロウ。修羅デナイ方ガ鬼ヨ。違イハ見テオレバ、分カル。」

『もう一人の麗』から蟲サムライ(?)「蜘王」へ


「違う、、のですか、、、?」
おずおずと亜夜が答える。

「でも、、お母様は私に存在理由を教えて下さらなかった、、。ただ『妹を守って欲しい、それがお前の為にもなるから』とだけ、、。」

亜夜から暁雲へ

鬼神を目の前にしても、もはや双角に迷いはなかった。
(麗、俺が守る!!)
人知を越えた早さで滅光に切りかかる。それを凶器のごとき表情で、はじきかえす滅光。
何度も繰り返される打ち合いの中、いくつもの光景が双角の意識に浮かび上がる。

どこかの牢獄の中でただ一人うずくまる“自分”。ふいに牢獄に日の光が差し込み、一人の少女が近付く。心配そうな顔で“自分”に近付く少女。

「来ルナ。」
気がつくとそう叫んでいた。
しかし少女は食事らしきものを“自分”の所に持ってくると、じっと“自分”を見つめる。瞳に悲しげな光をたたえたまま。

「アッチヘ行ケ。オ前ナンカ、、人間ナンカ大嫌イダ!」
少女に散々罵倒を浴びせる。それでも少女は日が暮れるまで何を口にするでもなく、そばにきて“自分”じっと見つめている。
そんな日々が幾日も幾日も続いた。
わかっていた。自分がただのやつあたりをしていたに過ぎないことは。“天”を使えば少女の思いは伝わってくる。少女も寂しいのだ。だが失った仲間の事を思うとそれを受け入れることはできなかった。それに“天”を使っても少女の思考を読みとれない事が2人の間に一層壁をつくっていた。
だが、、知ってしまった。少女もまた自分と同じだったという事に。領主の野望をかなえるための実験材料であり、そして人ですらない事に、、。

(だから俺は償わなければならない!!)
(だから俺は守らなければならない!!)

(あの時も守れなかった。だから、、今度こそ!!

双角の剣がどんどん早さを増してゆく。そう金剛機であっても考えられぬほどに!

金剛鬼 双角から鬼神 滅光へ
97年09月26日:20時32分35秒
妖編「曝出」 / みだれかわ枕
>が〜ん、権力の犬扱いされてしまった〜。
 あ、権力を道具扱いですか……一度でいいから、自分自身がそんな立場に……いや、そうじゃなくてっ!
#「っ!」のあたりに、わたしの心の奥底がうかがえる(?・笑)
 実は然無は、権力を道具とする、その考え方を「寄りかかっている」と短絡的に言っているんです。
#顔に似合わず知性派かと思わせておいて、根底はどこかの短気なラブコメヨロイ狩り
#と同じだったりする。
#まぁ、『戦隊ものの黄色い奴』ってことで。


「さて、とぼけるのはなしにいたしましょう。あの少年は生きているのですかな?」
 いきなり、核心である。
(かまをかけているのか……いや、本音だな。すべてわかった上で、聞いてきておる)
 そう考えた。小細工は、無用だろう。
(それにしても、どう答えたものか……ええい、全部言ってしまえ!)
「少年……ムラサキの事かの?
 それだったら数刻前におうたのだが、逃げられた。
 さっきまで、その時に死んだ者達の墓を掘っておったのだ。」
 元々細かい交渉術は彼の得意とするところではない。ありのままをさらけだし、相手の信用を勝ち取って、話をする。それが然無の会話のしかただ。だが、この無明にそれでいいのかは、別の話だろう。
「さ、お互い空蝉の業を払おうではないか。まずは、一杯」
 すすめられた「般若湯」を一息で飲む。うまい。

 ナマグサ坊主 然無から、護法僧 無明へ
97年09月26日:20時31分31秒
妖編「寸前」 / みだれかわ枕
>雷吼がなんか三日ほど動いていない。周りの状況は刻々と変化しているとゆーのに。
>でも話掛けた以上動けないのよね。
(ジョーカーさん)
 うぎゃぁ。申し訳ない。書いたんだけど、書き込む前に話が進んでしまうという追いかけっこ状態になっていたもんで。しかも進んだ話とは致命的に違っていたりするので、全然送信できませんでした。


「それに鈴鳴殿は確かに美人だが俺の好みとはちとずれているしな」
 それを聞いて、なんとなく安心した。
 そして、安心した自分に気がついて、また頭に血が上る。
「それよりいいかげんそいつ(八連斬甲刀)を収めろ。
 それともそいつを串にでも使うつもりか?多分食いにくいと思うぞ」
「多分、じゃないよ。絶対食いにくい」
 言い返しながら、違和感を感じる。なんか、話を誤魔化していないか?

 そう思いながら、雷吼の隣に(割り込むように)座るあたり、微妙である。

 目の前の料理。
 腹は減っているし、美味そうにも見える。
 だが、手をつける気にはならなかった。
 なにしろ、妖の出した料理である。

 鈴鳴が、とんでもない事を言い出す。
(む、ムラサキって……『獲物』ォ!?)
 しかも、娘も連れて行けだの、ある所まで行けだの……訳が分からない。
 なんか叫びたいところだったが、叫んでどうなるものでもないように思ったので、黙っている事にした。
 それが妖の術によるものだなんて、思いもしなかった。

 なんだか、妖同士で言い争っている。ということは、妖のなかでもムラサキや自分たちの扱いはもめているという事だろうか。
 しかし、もめるにしたって、なんか、人間を無視していないか? もとを正せば、あたいたちのことだ。
 鈴鳴の術も終わり、再びさのえの心が動き出す。
 というか、すでに爆発寸前だ。
(ぬぁぁぁぁぁぁぁ! あたいたち人間様を無視して、いい度胸だぁあああ!)

「雷吼っ、どうする? こいつらの言う事、なんか胡散臭くない?」
 それでも小声で言えたのは、たいした物だった。

 ヨロイ狩り さのえから、蟲サムライ 雷吼へ
97年09月26日:20時11分53秒
(妖編)思いふける鈴鳴 / Dr.李
 何百年も前から分かっていたことだった。
 この森に流れ着いて、宵闇様に喧嘩売った時からずっと、私はこの森の”よそ者”だと。
 あるものは言った。
 「宵闇様の腰巾着」
 あるものは言う。
 「所詮、流れ者。」
 宵闇様は今にいたり、全幅の信頼を寄せてくれている。葉嬢の教育を任せてくれたのもその一つ。
 確かに、私が忠誠を誓うは、宵闇様のみ、この森の主ではない。しかし、宵闇様への忠誠を疑われるのだけは、勘弁ならぬな・・・。
 ざわっ、心の中に何かがざわめく。
 久しぶりに、暴れることになりそうだ。
 
 「宵闇様はあなたに全てを任せております、お遊びも程々になさい」
 
 我に返る、そこに蛍火がいた。
 
 「何かもめているようですが、僕は別に引き受けてもかまいませんよ。
  但し残る二人の方は本人に聞いてください」
 
 相模という陰陽師がいう。鴉とやらも了承したようだ。
 神奈備の殺気を軽く受け流し、さのえと雷吼の方を向く。
 
 鈴鳴より、雷吼、さのえへ
97年09月26日:20時00分16秒
いや(妖編) / ジョーカー
 雷吼の反応がないのはとりあえずさのえの反応を待っていたからなんだかけど
 やっぱりまずかったかな?誰かに話し掛けた後に反応を待たずに
 他の誰かに話し掛けると返しにくくなってしまうので控えていたんですが。
97年09月26日:19時54分33秒
(愚痴)ありゃりゃ、困ったな / Dr.李
 実はですね、今回の鈴鳴の搦め手は三人組に気合いを取らせる為だったのよ。
 眼赤の退場までは鈴鳴を出した時点で予測してたんだけど、神奈備が怒るのは全くの予定外だったんです。
 策といってもはったりですけどね。
 それと、仮にも外陣の一という立場の者がその台詞を言うと、外陣の者に鈴鳴って全然信用されてないって事になるんです。
 ひっかけようとした事に3人組が怒るなら、かえって鈴鳴は彼らを信用することになったでしょうし、鴉については、眼赤を信用してるということで納得してます。
 ですから、本音を言わせて貰えば、神奈備には取りなし役をして欲しかったと・・・。
 
 以上愚痴、終わり。
97年09月26日:15時53分19秒
成立(妖編) / タイガ
 剣呑な雰囲気の漂う中、相模は一人思策にふけっていた。
 (護衛という事は少なくとも目的地に着くまで充分観察していられるな。
  それにここで多少なりとも恩を売っておけば俺の目的を果たす近道になるかもしれない…。
  それにまだ子供なら引き込むのもまだ簡単だろう)
 そこまで考えた彼は笑みを浮かべ鈴鳴に言った。
 「何かもめているようですが、僕は別に引き受けてもかまいませんよ。
  但し残る二人の方は本人に聞いてください」
 
 異端陰陽師「相模」から妖「鈴鳴」へ
 
 所でふと思ったんですが雷吼とさのえは何故捜していた少年の名前を
 聞いても何の反応もしないのでしょうか?
 それからこの二人が護衛を引き受けたとするとムラサキが
 何かごねそうな気がしますが……。
97年09月26日:14時47分44秒
火に油を・・(妖編) / 月夢
 神奈備言いたいことは分かるが、それをやられると立場上こうなるんだけど。
 
 
「いっぱいやりませんか?」
 場を上手く納めようとする鴉のそんなことを言ったとき、唐突に今までずっとただ後ろに控えていた蛍火が前に出る。
「神奈備殿、宵闇様は鈴鳴に全てを任すと仰られました」
 場の雰囲気をはたして飲み込んでいるのかどうか、蛍火は相変わらず表情のない顔で鈴鳴と神奈備の中間の位置で神奈備と相対する。
「鈴鳴のやり方に不平不満を漏らすのはかまいませんが、牙を向くのはお控え頂きましょう、もう一度繰り返しますが、宵闇様は鈴鳴に全てを任すと仰られました、それはこの件に関する全ての判断を鈴鳴にさせると言うこと、そして・・」
 格で言うならば蛍火が神奈備に勝てる可能性は万に一つもない、なのにまったく気の揺らぎを見せずに淡々と蛍火は言葉をつなぐ。
「全責を宵闇様がおわれるということ、今神奈備殿が鈴鳴に牙を向くのであれば宵闇様は動かざるを得ない状況になりますよ」
 聞きようによっては挑発ととれないこともない言葉だが蛍火を知っている妖たちには分かる、ただ蛍火は事実を述べているだけだと言うことを。
「しばしひいていただけませぬか、鈴鳴が搦め手を好むのは今に始まったことでもないでしょう、これは一族のさがとも言うべきもの、ましてや鈴鳴とて葉嬢様を直接教育した者の一人、慎重にこそなれ、悪いようにはしませぬよ」
 そう言いきると軽く一礼をして鈴鳴の後ろに戻り、一言だけ掛ける。
「宵闇様はあなたに全てを任せております、お遊びも程々になさい」
 
 
 蛍火より 鈴鳴、神奈備へ
 
 
 ちょっと設定変更一般の妖狐ですら数百年生きてるんだね、となると宵闇ぐらいなら最低でも千年は生きてないといけないのか、いや、この森の妖たちと張り合うなら千数百年か、それ以上・・・、年齢の話はタブーかも知れない。
 
97年09月26日:13時01分59秒
妖編「再現」 / 夜光
  が〜ん、権力の犬扱いされてしまった〜。でも、無明って権力は便利だから使える道具。
 興味あるのは主君のことと自分の修行だけなのに〜。シンプルっしょ?
  必要とあれば鳳凰宗の権威を失墜させても別に気にしないし。ただ、その必要がないか
 ら便利な道具を手放さないだけであって....。
 
 「すべての穀物を断ち、修行をつんだとは思えませぬな」
  その顔に浮かぶのは苦笑。けれど、先ほどまでの見下した目ではない。
  ときおり、奇跡に近い確率でしか見ることのできぬ。彼の本当の表情だった。
 「よいでしょう。酒の肴は当方で用意いたしましょう。久しぶりの再会を祝って」
  彼は身近にいた兵。サムライを埋め込んだ無頼のもの。それを呼びつけると酒
 の肴を用意するように伝えた。
  この人でも酒を飲むのか?ならば自分たちも....そんあ淡い期待が男たちの間
 に走る。けれど、無明の笑みを見、凍り付く。怒りの形相よりも恐ろしいものを
 彼らは見たのだから。体中をとりまくように存在する無数の珠のきらめきが男た
 ちに逆らう気すら起こさせなくする。腕を示す必要すら存在しなかった。
 「さて、とぼけるのはなしにいたしましょう。あの少年は生きているのですかな?」
  彼は目の前の男に極上の般若湯を進めながら、そうゆっくりと問いかけていた。
 けれど、その姿はかつて金剛機を両の手のみで寸断したときとおなじく。湖面の
 如く澄み渡り油断することなぞ、できるわけもなかった。
 
  護法僧 無明      なまぐさ坊主 然無へ
  
97年09月26日:11時33分02秒
剣呑、剣呑(妖編) / ハリ=ハラ
 
 「まあまあ、いいじゃありませんか。」
 
 鴉が話し出す。すでに膳の方は食べ終え、今は酒の方へ手を伸ばしている。
 
 「鈴鳴殿もよかれと思ってやったことでしょう。それに・・」
 
 杯に注いだ酒を一息に開ける。
 
 「その”姑息な手”に引っかかったのは私一人。他の者たちは己の意志で決めればよい。
  まあ、前払いの話はなかったことにしてこの場は取りあえず・・」
 
 二杯めを注ぐと、神奈備を見上げる。
 
 「一杯やりませんか?」
 
 薬売り・鴉より 夜刀神・神奈備 妖・鈴鳴へ
97年09月26日:04時58分54秒
妖編「再会」 / みだれかわ枕
 まずはナマグサ坊主から。


 相変わらず、嫌な目をする。
 前にいる高僧を見て、はじめに思ったのがそんなことだった。
 が、何とかこらえる。
「おひさしゅうござるなぁ、無明殿。このような所であいまみえる事が出来ようとは」
 まったく、ここで会うとは思いもしなかった。出来れば会いたくない人物の、筆頭だったのだが。
「何の用というても、ほれ、腹が減ったのでな。何かおらぬかと思うて森に入ってみたのだが、いやいや、やはり夜に鳥を探すのは、むりだの。はっはっはっ」
 仏門では、四つ足のものは食べてはならないことになっている。言い返せば、二本足とか、翼の生えているものは良いわけで。拡大解釈する僧は、鳥やらウサギ(あの長いのは、耳ではない。翼じゃ)やらを食べることも多かった。然無の場合は、何でも食べるのだが。
(蟲の小僧のことは、言わん方がいいだろうのぉ)
 少なくとも、無明の目的が何なのか分からないうちに、こちらから口に出す必要はない。そして、おそらくあちらも同じ事を考えている。然無はそう考えた。だが、その髭面にはおくびにも出さない。
「せっかくの再会じゃ。よかったら、般若湯でもいっしょにどうかの?」
 相手は「あの」無明だ。どう出るかわからない。が、とりあえずこちらの調子に巻き込んでみよう。
 それにしても、あの目つきは、嫌いだ。権力に寄りかかっていることを、人間の格とみなす、あの目つきは大嫌いだ。

 ナマグサ坊主 然無から、護法僧 無明へ


 「般若湯」ってのは、前と同じくどぶろくです。然無も酒盛り組に行きたかったことでしょう(笑)。
#何しろこっちはお坊さん対決!(笑)
#さて、ラブコメの世界が呼んでいる……(爆)
97年09月26日:01時44分40秒
むーん(妖編) / ジョーカー
 雷吼がなんか三日ほど動いていない。周りの状況は刻々と変化しているとゆーのに。
 でも話掛けた以上動けないのよね。
97年09月25日:22時35分46秒
策のもたらす結果(妖編) / Ray
 1日覗いてなかったら、すごい数の書き込みが溜まっていますね。社会人にはちと辛い処です。
 しかし、鈴鳴(Dr.李さん)、いきなり地雷踏んじゃってますよ。おまけに眼赤が消えてしまったため、上手く宥める事が出来るか一寸不安。
 
 「鈴鳴殿、眼赤の言いぐさでは無いが、あまり姑息な手段(て)は使わんで頂こう。
 吾は、一夜限りとはいえ、この者達と約定を交わした身。まして、ヒメの安全までが関わってくるからには、如何なる危険も看過し得ぬ。
 聞けば、ムラサキなる童(わらべ)も同行するとか。ならば、なおのことこの者達の働きが肝要となろう。
 眼赤がそうと言うからには、この者達の意志を縛ることは、ヒメの旅路の妨げにしかならぬ。
 であれば、この神奈備、たとえ貴女(あなた)が宵闇殿の命を受けての事であろうと、合力致しかねる。」
 神奈備の口調が、妙に平板に、気のない物になって行く。
 眼赤が居れば、戦慄したに違い無い。
 子供が、それも他でもない葉嬢が絡んだ話で、変に拗れさせかねない小細工を使った事に、神奈備が本気で腹を立てている事が理解出来た筈だ。
 その口調は、害意をもって森を侵そうとした者達−天羅最凶の戦略戦術兵器たる神来の金剛機を筆頭として−その悉くを一蹴してきた妖の放つ危険信号であった。
 
 「神奈備」 から 「鈴鳴」 へ
 
 我ながら、一寸怖いモノがありますが、こうでもしておかないと、ルール上ダメージが来てしまうかも知れないのです(苦笑)。
97年09月25日:20時55分05秒
(妖編)ムラサキ決断 / Dr.李
 何かよくわからないが、おいらのせいじゃないらしい。でもおいらを安全な所につれていくっていってたな。
 
 「どうやって、行くの?ヒメちゃんと眼赤だけでいくの?」
 
 ヒメちゃんとならどこへでも行けそうな気がする。
 
 ムラサキより、葉嬢、眼赤へ
97年09月25日:20時48分28秒
(妖編)じゃ・遠慮なく / Dr.李
 「ふふふ、おしゃべりがすぎてよ。」
 チリーン
 どこかで鈴が鳴る
 その刹那、眼赤の姿がぼやけ始めた。
 「さっさと自分の努めを果たすのね、眼赤。」
 
 何をやったのか、定かではない。はっきりしているのは、鈴鳴が力を使った事だけだった。
 
 「さて、おしゃべりな子猫が無礼な口をきいて申し訳ありません。」
 
 軽く一礼、
 「我ら妖は、普通ある年数を重ねた生き物、長きに渡り打ち捨てられた道具、あるいは様々な要因でこの世に存在します。ですが、この世で生きるに必ず避けて通れぬ事が一つあるのです。そこの陰陽の方ならおわかりでしょう、人です。」
 
 すらすらと流れるように、独特の韻で話す鈴鳴の言葉は、まるで呪詛のようにこの場にいる者の心に染み込んでいく。
 
 「故に、この森で育った精に世間を見せねばなりません。人を、その心を、良いことも悪いことも全て。その結果、その精の心が壊れ、汚れ、妖として存在できなくなったとしても。」
 
 ゆっくりと周りを見渡す。
 
 「それ故の今回の護衛の依頼です。この森の小精、葉嬢を護って頂きたいのです。ムラサキという子供は所詮、方便でしかありません。その子供を実際にどうするかはあなた方の自由です。その場所につれていくのもよし、とらえて売り渡すのもよし。」
 
 相模を見る。
 
 「陰陽の方、この森の主は人に声を伝えるすべを持ちません。ですが・・・、そこにいる者なら、人に声を伝えられるでしょう。理解できるかどうかは、あなた次第ですが。」
 
 「妾の話は以上です。即答しろとは申しません。ですが、森を出るまでには決めておいてください。」
 
 鈴鳴より、みなさまへ
97年09月25日:20時38分14秒
炎(修羅刀編) / ジョーカー
 降りていくと二つの気配を感じる。遠目に見てみるとどうやら
 この少女の中に存在する人格が議論をしているようだ。
 ここは魂の中、距離は無意味。二人が話している内容も聞こえてくる。
 魂の波長を合わせているせいもあって彼女達はこちらには気付いていない。
 それとも議論に没頭しているせいだろうか。
 魂の内に置いては厳密には声というものは存在しない。
 思念が直に相手に伝わるのだ。だから普通は考えただけでそれが
 相手に分かってしまう。
 
 (だがそれではいささか不便ですね)
 
 強固な意志力と小技を使い思念を自らの内に閉じ込める。
 聞いていると好戦的な少女とおとなしそうな少女である。
 どちらもこの少女の一面なのだろう。先程垣間見た記憶の中で
 屍山血河を築いていたのがこの気の強そうな方。あの銃槍使いに
 くっついていた時に現れていたのが、先程僅かながら“声”を交わしたのが
 もう一方だろう。
 
 (そう言えば彼の名前も知りませんね。もっとも聞いたところで
 お兄ちゃんはお兄ちゃんだよと言われそうですが)
 
 先程の事があるから迂闊に少女の名前を聞いてしまうと
 元の木阿弥である。どうするか迷っていたところ外から覚えのある波動が伝わってくる。
 
 (これは滅光殿)
 
 だが他人の魂の中では位置が掴めない。“網”を拡げる。
 炎と言えど、ことこれに関しては極めているとは言い難い。
 “網”を拡げようとして“隠れ蓑”が剥がれてしまう。
 
 (おや怨麗殿とあの蟲サムライの所に現れましたか)
 
 そこに異物を感知した少女達が誰何の思念を向けてくる。
 外に向けていた意識を戻し、少女達に向き直る。
 
 「私ですか?私は炎と申します。ただの卑しい覗き屋ですよ」
 
 優雅に一礼する。
 
 「立ち入るつもりはなかったのですが拠ん所ない事情がありまして。
 許可無く入り込んだ無礼をお許し下さい」
 
 人斬り 炎  少女達に向かって
97年09月25日:17時00分58秒
分身消そうか(妖編) / 蒼
  どうも同じ奴が二つの場所にいるってのはややこしい。
  宿営地の方消しちゃおうか、口を挟むと鈴鳴に怒られそうだし。
  同じ所にキャラが7人もいるとこんがらかるしね。(しかも全部違う人がやってるし)
  というわけでDr.李さん、目の前の口うるさい猫に一撃食らわしてもいいですよ。
  鈴鳴って切れると恐そうだし。
97年09月25日:12時56分27秒
けわい(修羅刀編) / 夜光
  手にしたるはひとふりの刀。かつて名にしおう名工によりて打たれた一品。
 「俺のじゃまをするなら。きえちまいな」
  そいつは鉄のかたまりにそううそぶく。天羅最強最悪のの局地兵器を目の
 前にしてさえ、そいつの殺気は薄れることなく。強まることもなかった。
  目の前にいるのがあやかしであろうとも神であろうとも。この腕にかかれ
 ば切れぬものはない。その自信に満ちている。
 「べっぴんさん、もうすぐ下におとしてやるぜ...」
  暗い笑いがそこにいたものたちの頭に響きわたった。
  
 鬼神 滅光 より むしサムライ(?)蜘王  怨麗  金剛鬼 双角へ
97年09月25日:12時55分26秒
「返答」(妖編) / 蒼
 【眼赤分身・宿営地側】

 こいつは相模と名乗っていた陰陽師か。要注意だ、陰陽師の尺度は普通の人間とは違う。
 「悪かった、言葉が足りなかったな。
  持ち逃げは出来ないといったのは、護衛の任務を果たさずに
  地図を持って逃げ出すのは出来ないという意味だ。
  依頼を果たしてくれれば、そのままその地に向かい掘り出せば良い。
  目的地に何があるかは、わしはしらん。
  こちらを恐い目つきで睨んでおる美人から聞くと良い。」

 陰陽師が報酬を気にするのか?変わっているな。いや、こちらの真意を探っておるのか。

 「鈴鳴、そう睨むな。余計な口を挟むなと言いたいのだろう?
  もう口出しせんから、詳しく説明してやりな。
  引き受けなければ言えませんってことでもあるまい。」

 妖「眼赤」より 眷族「鈴鳴」へ

 ん?両方ともDr.李さんのキャラか、頑張ってね〜。(無責任)
97年09月25日:12時48分29秒
「釈明」(妖編) / 蒼
  【眼赤分身・ヒメ側】

  『もしかして、全部おいらのせいなの!』
  ・・・まいったな、否定出来ねえぞ。
  かといって、その通りだなんて言えねえし。
  ・・・・・・・・・・。
 「ムラサキ、お前の一人や二人、抱えたぐらいでどうってこたあねえ。
  国の一つや二つ、相手にしたってこの森はびくともせんよ。
  そんなことでヒメを森から出しはしねえ、ヒメがお前を守ると自分から言い出した。
  その方が重要なのさ。」

 はて、難しく言い過ぎたか、判らなかったら意味ねえぞ。

 「まあ、要するにヒメが世間を見に行くための言い訳だ。
  悪いがそれに付き合っちゃあもらえねえか。」

 眼赤より ムラサキ へ
97年09月25日:10時30分14秒
いつ目さますかな?(修羅刀編) / 夜光
  少女は夢の中にまどろんでいた。少女は夢の中で怯えていた。
  どちらも真実でありどちらも間違えである。
  少女は二人に別れてしまっていた。いや実際にはもっと無数の心のかけらがあるのかもしれない
 けれど、目に見えるほど力強かったのは二人だけだった。
 「怖いものなんてすべて壊してしまえばいいんだ。そうすれば怯えなくてすむんだから!」
  その様は獣のように美しく、ガラス細工のようにもろい。
 「お兄ちゃんがいればきっとなんとかなるよ」
  その様は絹織物のような美しさであり。なまなか壊れることはない。
 「今はお兄ちゃんはいないんだよ。私がなんとかするしかないんだ」
  獣の美しさをもつ娘が言う。
 「お兄ちゃんは私がそんなことするのを望んでないよ」
  鈴を転がすような声がそれにいらえる。
 「じゃあ、どうしようってのさ」
  詰問するように詰め寄る。
 「それは....」
  少女がこまりはて...動きを止める。
 「わからにんだったら....」
  私にまかせな...その言葉を言うことはできなかった。自分たちの...いや自分の心に
 入り込んできているものの存在に気づいたから。
 「「あなた誰?」」
  二人の少女は同時にそう声をかけていた。
 
  枯蔦の連れている少女 より 人斬り 炎 へ
97年09月25日:10時13分46秒
暗闇の中に(あやかし編) / 夜光
 「私がこの場を取り仕切っていますが」
  兵たちの後ろから、闇色に染めた法衣をまとった男が影のごとく
 気配を消し、姿を露わにした。
 「これは然無殿ではありませんか....私の元を去って幾年の歳月が
 すぎたことでしょうね」
  言葉は丁寧に。けれどまったく隙を見せず。慈愛の仮面をかぶり。
 権力と信仰を併せ持つ寺社の高位にたつもの独特の気配が彼からは
 感じることができた。
 「いかなるご用がありましてこられたのですかな?」
  顔を笑みの形に崩し目を細める。けれど、そこからは先ほどまで
 見せていた衆生を救う安らぎの混ざった表情はなく。けんのんな空
 気をはらんでいた。
 
   護法僧 無明 より なまぐさ坊主 然無へ
97年09月25日:07時58分56秒
質問(妖編) / タイガ
 「ちょっとお尋ねしますが、この目的地には何があるんですか?
  それと持ち逃げは出来ないという事はここに戻ってこなければ
 いけないという事でしょうか?」
 
 異端陰陽師「相模」から「鈴鳴」と「眼赤」へ
97年09月25日:02時32分04秒
たしかに(妖編) / 月夢
 延々底上げというのは好ましくはないですね、上手く因縁に絡めた方が天羅らしくはあります。
 ま、悩んでもしょうがないからなるようになるとはお思いますけど。
 上手くきっとみんなやってくれるでしょう(無責任)。
97年09月25日:01時49分03秒
でも(妖編) / ハリ=ハラ
 それだとどんどん底上げされちゃうでしょ。
 それよりやっぱ因縁がらみの方がいいなぁ。(個人的には)
97年09月25日:01時42分01秒
甘い(妖編) / 月夢
 味方が強ければ敵がそれに匹敵するほど強いだけ(笑)。
 それに葉嬢だけじゃなくムラサキもさのえもある意味弱いよ、つつき方次第でしょう。
97年09月25日:01時29分45秒
しかし(妖編) / ハリ=ハラ
 もし、みんながムラサキ・葉嬢の護衛を引き受けたら凄いことになりそうだな。
 の中で(比較的)戦力になりそうもないのは葉嬢だけ。
 あとは 特殊攻撃のある蟲サムライ
     式刀にした八連斬甲刀を持つヨロイ狩り
     術系の技能はほとんどある異端陰陽師
     元シノビの妖
     戦鬼蟲と不死蟲入りの子供
     現在特殊忍具を続々開発中のシノビ(?)といったそうそうたるメンバー。
 戦闘が問題になることはほとんどないのでは?
 問題になるとしたらはしゃいだ葉嬢の行動かも・・・。
 
 しかし、すごいパーティーだ。
97年09月25日:00時34分23秒
「語り」(妖編) / 蒼
  鈴鳴が視線を合わせてくる。
  宵闇様の真似でもする気かい、鈴鳴?
  にやにや笑いながら視線を合わせた。
  すぐに外したがその苛立ちは手に取るように分る。
  「なんか、策があったようだな。だがお前さん考え違いをしてないか?」
  ぺろり、酒をひとなめ。
  「こやつらが断れない状況にでもする気だったのかい?
    俺は騙してまでこいつらをヒメの護衛にしたくはないぜ。
    人間ってのは自分の意志で決めねえと納得しねえもんだ。
    俺やお前さんが力ずくでやらしても本気でやっちゃあくれまい。
    むしろ意地でも逆らおうとするだろう、なら最初っから本音で話しちまった方が早い。
    それにな、本気でこいつらと殺り合ったら鈴鳴、お前でも危ない。」
  ・・・・・・・・・酒をもうひとなめ。
  「ところで、お前らは引きうける気はあるか?
    報酬については間違いなく本物だ、一財産なんてけちな事はいわん。
    ただし、持ち逃げはできん。」

  妖「眼赤」より  宿営地の「人」へ


  しかし、鈴鳴と眼赤、仲悪いねー
  宵闇様や葉嬢あたりは面白がってるんだろうけど。
   
97年09月24日:20時31分12秒
しまったー(妖編) / ハリ=ハラ
 はぁっ! すでに前払いの料理に箸つけてる(^^;
 これで断ったりしたらどうなるんだろう
 「あーんなこと」や「こーんなこと」をされてしまうのだろうか。
 あうあう・・
 
 (食事を食べさせてから”依頼料の前払いだ”と難癖つけて引き受けさせる気だったのだろうか)
 口をもぐもぐさせながら考える
 (しかし食べているのは私だけ)
 もぐもぐ
 (つまり、他はともかく私は受けないとまずい、ということか)
 もぐもぐ
 (しかし、ムラサキという子供も眷族の娘というのも知らんしなぁ)
 もぐもぐ
 (かといって断るのも食い逃げのようでいやだしな)
 もぐもぐ
 (というより、断ったら只では済みそうもないし)
 もぐもぐ
 (まあ、断る理由もありませんしね)
 もぐもぐ
 (とりあえず、早く食事を終わらせることにしましょう)
 もぐもぐ
 
 薬売り・鴉
97年09月24日:19時27分41秒
(妖編)悲観的ムラサキ論 / Dr.李
 森をでる・・・?
 ムラサキはその言葉きいて考える。
 もしかして、おいらのせいじゃあ、ないだろうか。おいらが逃げてきたからじゃ・・・。
 あいつらに、仲間がやられちゃったんだ、それでヒメちゃんが追い出されるんじゃあ。
 
 考えつくのは悪いことばかり、ムラサキはいきなり身を起こし、眼赤にきいた。
 
 「もしかして、全部おいらのせいなの!」
 
 目にはまだ、涙が光っていた。
 
 ムラサキより、眼赤、葉嬢へ
 
 ・・・人の話は聞きなさい、ムラサキ 
97年09月24日:19時20分36秒
(妖編)頼む鈴鳴 / Dr.李
 眼赤の問いに鈴鳴は、すっと眼赤と目を合わせた。
 ”よけいなことを”
 そう目の奥の意識が語っている。
 何か計画でもあったらしい。仕方なさそうに、鈴鳴はしゃべり始めた。
 「私の主からの伝言です。
 一つ、ムラサキなる少年を連れて、森を出ること。
 二つ、我が眷属の娘に世間を見せること。 三つ、この二人を護衛し、ある場所までつれていくこと。
 この三つの依頼の前払いがこの食事と酒でございます。
 そして、目的地はこの地図に書かれており、報酬はそこにあるものを好きに持っていってくださってかまいません。」
 
 いったん言葉を切る。
 
 「もちろん、ご自身の腕に自信がなければ、辞退されてもかまいません。そちらの意向は尊重するつもりです。もっとも、そちらの薬売りの方はやってくださると思いますけど。」
 
 そういって、鴉の方をみる。笑っているが断ったら絶対何かある、そんな微笑みだった。
 
 鈴鳴より みなさまへ。
 
 単刀直入、さあ、断ったら何されるんだろう?
97年09月24日:18時18分49秒
そりゃ大変だ(修羅刀編) / ジョーカー
 しかし炎も少女が目覚めないと全力を出せないな。
 いつになったら目が覚めるんだ。(笑)
97年09月24日:18時14分36秒
枯蔦は(修羅刀編) / 夜光
枯蔦は今どこにいるのかわかりません(^^;もしかすると 少女や炎よりも先に琴音に逢う可能性も....
97年09月24日:17時17分03秒
炎は(修羅刀編) / ジョーカー
 現在少女を背負って枯蔦の方に向かっています。
 でもって枯蔦も少女に向かって、つまり炎のいるところに向かって
 移動しています。だから下手すると枯蔦と最初に接触するのは
 炎かもしれません。ただ少し時間がずれているので
 琴音と接触するかどうかは月夢さん次第ですね。(^^;
 炎は特に行動はありません。黙々と歩いているだけです。
97年09月24日:17時06分59秒
琴音のタイミング(修羅刀編) / 月夢
 下のやつうまい事タイミングが噛んだなあ、でもさすがに3分の壁はやぶれんね。
 
 で、本題、琴音をどこで少女たちに会わせましょうか?
 炎はこれから修羅刀の元にいくのかな、だったら邪魔しないほうがいい気もしますし、こっちは動いたばかりだから、少女のとこまで行き着くのに少し時間あるので、炎が一行動いるならそちらを優先しますので。

97年09月24日:16時52分10秒
「名目」(妖編) / 蒼
  ・・いや、原因はそこにいる・・・・・
  考えかけてやめる。本人の前でいえるか、んなこと。
  「さて、主様のお考えは私にはみえませぬな。」
  ・・・・どう言おうかな。・・・・・・・
  「ああそうそう、ムラサキを安全な地まで送り届けることが名目でしたかな。」
  ・・・あ、ということはあいつら道中の護衛にするのか。・・・・・宵闇様だな思い付いたのは
  「無論護衛はつきますし、派手な振る舞いは慎んでいただきますが。」

    眼赤 より 葉嬢 へ


  しかし五分で返事がくるのはびっくりだな。
  その返事に三十分掛かっているけど。
97年09月24日:16時23分30秒
葉嬢の返事(妖編) / 月夢
「ヒメ、世間を見たくありませんかな?」
 開口一番おかしなことを言う眼赤に葉嬢は一瞬きょとんとした顔をする。
「世間?」
 ムラサキの頭を撫でながらなんのことかとしばし考える。
(世間って世間よね、つまり森の外のせか・・い?)
 そこまで思い至って大きな声で聞き返す。
「えっ!それって森の外に出てもいいってこと!?」
 突然の声にびっくりしたようにムラサキが頭をあげると、あわてて口を手で抑える。
「あ、ごめんね、うるさかったね」
 それからいつもと同じぐらいの声にしてからもう一度尋ねる。
「あたしが外出てもいいの、えっと、世間を見るってことはいつもみたいに・・」
 葉嬢もまったく外に出たことがないわけではなく、街などを遠巻きにみたり、こっそり街に出たりすることはある、常に宵闇や鈴鳴や眼赤と言ったお目付役がついてはいたが、だがこの言い方だと今回は、
「誰かに連れてかれるんじゃなくて、あたし自身が外に出るんだよね」
 その言葉に眼赤が頷く、もっともまったくお目付がつかないわけでもないだろうが。
「ねね、でもそれって主様の考えでしょ?」
 ごく単純に喜んでから、ふと不思議に感じて葉嬢が確認を取るとやはり眼赤が頷く、その様子を見て小首を傾げて葉嬢が疑問点を口に出す。
「どうして急に許してくれたの?みんな心配だって言って外に出してくれなかったのに、何があったの?」
 
 葉嬢から眼赤へ
 
97年09月24日:16時18分04秒
らぶこめ計画失敗(妖編) / 蒼
  ぬう、予想以上にお子様であったか。
  いや、恥ずかしがってというよりも吃驚してかな、と。
  まあ、とりあえず。気づいておいてください。
  眼赤の台詞に変わりはありません。
 
97年09月24日:16時03分12秒
葉嬢の反応(妖編) / 月夢
 いつのまにか膝枕(笑)でも泣きながら膝枕と言うのはなんか変だな、葉嬢にすがって泣いてた扱いでいいのかな?意外に手が早いなムラサキ、ってDr李さんが膝枕と書いたわけじゃないね(笑)。
 しかし一つ大きく間違ってるところがある、相手は葉嬢とムラサキだぞ、両方ともお子様な組み合わせ、眼赤にみられたぐらいで恥ずかしがって離れるはずがない、彼らにはそこまでの男女の機微について分かるはずがあろうか、いやない(反語)。
 宵闇も恋愛についてはまったく葉嬢に教えてないし、子供が手をつないでるのと同じ発想ぐらいだと思う、眼赤きても気にしないんじゃないかなあ。
 と、あくまでもらぶこめモードを避ける私でした(笑)。
97年09月24日:14時17分57秒
やっぱり食べるか(妖編) / ハリ=ハラ
 赤どのにもどうやら状況がよく分からないらしい。食事を運ばせた女に尋ねている。
 他の者は・・・・誰も動かない。
 まあ、いきなりのことだから警戒するのも当たり前か。
 とりあえず旨そうだから食ってみるのもいいと思うのだが、赤どのも「とりあえず食っとけ」と言ってたしな。
 ほおっておいたら料理が不味くなる。
 
 適当な膳の前に進むと、箸を取り料理の一つを口に運ぶ。
 
 「うん! 旨い!」
 
 薬売り・鴉
 
 冗談と言っときながら本当にやらせてしまいました。
 「”いただきます”を言っていない」
 とか
 「食べる前に手を洗っていない」
 とかは言わないでくださいね。
97年09月24日:09時27分14秒
「催促」(妖編) / 蒼
  【眼赤分身・宿営地側 】
  まるで宴会だ。
  術とはいえこの短時間にこれほどまでの物を作り出すとは
  創ったのが鈴鳴じゃなきゃ素直に感心するんだが。
  その思いはどうやら顔に出ていたらしい、か・・いや三治に問われる。
  『赤どの、いつもこんな風なのですか?』

  「鈴鳴の事だ、何か企んでいるんだろう。とりあえず食っとけ、食わずとも何か遣らされる事には変わらん。」
  ・・・・まあ、素は木の葉だといっても奴が術を解かない限りは本物と変わらんし。
  「鈴鳴、もったいぶらずにさっさと用件を言え。どうせこいつらに何かやらせる気なんだろ?」

  妖「眼赤」 より 眷族「鈴鳴」  へ
 
97年09月24日:01時35分13秒
シノビじゃないね(妖編) / ハリ=ハラ
 真っ先に席に着き箸をつける。
 「それでは遠慮なくいただきます。」
 薬売り・鴉
 
 なんてことをしたらシノビじゃあないですね。
 冗談ですから。(このままで行きたければいいですけど)
 
>正確に言えば、紗なのだ、この食事は。
 ようは、鈴鳴の術は元素変換の特別なものなんですね。
 いつもは子どもに飴なんかを出してあげるのかな。
97年09月24日:00時17分28秒
(妖編)笑う鈴鳴 / Dr.李
 侍女達に支度をさせる。彼女たちは内陣の精たちで鈴鳴直属の存在である。
 やがて支度を終えると、精たちを内陣へ返す。適当な落ち木を拾い、息を吹きかけて、明かりをともす。
 「このくらいでしょう。ささ、皆様方、適当にお座りくだされ。」
 
 微笑みながら、鈴鳴は一同にいった。
 
 食料・酒その程度のものならば、鈴鳴は瞬時に用意できる。正確に言えば、紗なのだ、この食事は。そして、その素になったのは、この森の葉である。ここまで来ると、陰陽の術ではなく、妖術と行っても差し支えなかろう。
 
 「ささ、毒など入っておりませぬ故、遠慮なしにどうぞ。」
 
 ・・・何人、鈴鳴の言うことを真に受けるかが、問題だよな。
 鈴鳴より、皆様方
97年09月23日:23時51分59秒
どうなる(妖編) / ハリ=ハラ
 眼赤(宿営地側)が酒を飲んだら、干渉して眼赤(葉嬢側)まで酔っ払ってしまう。
 なんてことはないですかね。
97年09月23日:23時43分03秒
なんだかむなしい(妖編) / ハリ=ハラ
 どうも、偽名を使った意味がないなぁ。やはり初めから素直に本名(?)で出ておけばよかった。
 
 しばらく見ている間に人数が倍に増えてしまった。
 しかも、侍女姿の者たちは膳やら酒やらを持っている。
 先はどの火猪の対応とは打って変わった歓待のしようだ。
 (何か”森”側に変化があったのかもしれないが)
 とりあえず、転がったままいるのも間抜けなので立ち上って眼赤にたずねてみる。
 「赤どの、いつもこんな風なのですか?」
 
 薬売り・鴉より 妖・眼赤へ
 
 ねえ、食事って鴉の分もある?
97年09月23日:23時19分43秒
方便(妖編) / ジョーカー
 「馬鹿言え、誰がそんなことするか。何か起きたのを感じたんでな
 すっ飛んで戻ってきたんだよ。取り越し苦労だったがな」
 
 眉一つ動かさず言い放つ。内心はこうだ。
 
 (我ながら厚顔だな。まあいちゃいちゃしてないのは確かだが)
 
 「それに鈴鳴殿は確かに美人だが俺の好みとはちとずれているしな」
 
 そんなことを言った後、さのえを見てため息一つ。
 
 「それよりいいかげんそいつ(八連斬甲刀)を収めろ。
 それともそいつを串にでも使うつもりか?多分食いにくいと思うぞ」
 
 蟲サムライ 雷吼  ヨロイ狩り さのえに向かって
97年09月23日:22時34分25秒
外伝「調達」 / みだれかわ枕
>どこで調理してきたんだあー!それから酒も。
>やっぱ森のどこかには宵闇様御用達(笑)酒造所があるのか!?
 私も気になります。で、思うにですね、こーゆーことではないか、と……


 ここは主の森の中。ただし、本編で雷吼達がいる場所とは全然違うし、無明や然無のいるところでもない。ようするに、話の中には出てこないところだ。

妖1:おーい、鈴鳴さまからのご指示だぞー
妖2:えーっ、またかいー? あのお方もお好きだなぁ。
妖3:仕方ないさ。これも仕事だ。


 主の森で重要機密とされている酒造所。そこで働くチビ妖たちは、それぞれが優れた杜氏である。高品質の酒を供給する彼らは、守衛と同等の扱いをされることすらあった。
 しかし、最近需要に供給が追いつかなくなってきた。妖達の食生活の変化が原因である(食生活なんてモノがあるのかどうかは、この際忘れよう)。

妖2:あれー。仕込み樽が空っぽだぞー?
妖3:うーん。とうとう底をついたか。
妖2:新しい酒が出来るのには、もうしばらく掛かるぞ。
妖1:うーむ、こうなったら仕方ない! やろーども、狩りの時間だァ!
妖達:おーっ!


 そう叫んで人間の町の造り酒屋になだれ込む、チビ妖たち。もちろん商取引が行われるわけではない。
 こーして主の森でのアルコールは供給されているのである。


 全部フィクションです。ホラ話です。たまにはラブコメ以外のお馬鹿な話を書きたかったんです。
97年09月23日:22時30分49秒
妖編「焚木」 / みだれかわ枕
 なんかすごい人数になってますね。このまま宴会モード突入なんでしょうか?
#とゆーより、みんなが「必殺・送られ狼大作戦 パートU」をさせようとしている
#ようにしか思えなくなってきた……みんなひどいや(笑)


 あれよあれよの間にどんどん人数は増えていく。しかも、食事やら酒やらを携えている。
「な、なんなんだよ、こいつら……」
 どうも今日は呆気に取られることの多いさのえ。狐か何かに化かされているのではないだろうか。
(……狐だけじゃないな。イノシシやネコにも化かされてる)
 構えた八連斬甲刀がむなしい。
 雷吼の方を見ると、焚き木は一つも持っていない。ヘビ(大蛇と言った方がいい大きさだが)が現れたのに気がついて、急いで戻ってきたのだろう。なんとなく、有り難い気持ちになる。
 だが、意地悪くこう言ってみた。
「雷吼、焚き木はどうしたのさ。まさかそのお姐ちゃんといちゃついてたわけじゃないだろうね?」
 再び現れた鈴鳴に対する嫉妬か、さのえにしては珍しく、嫌味らしい嫌味だった。

 ヨロイ狩り さのえから、蟲サムライ 雷吼へ


 さあ、次回いよいよ酒盛りか!?(笑)
#酒の飲めない枕(23歳)に、どこまで表現できるか!(笑)
97年09月23日:20時40分58秒
「邪魔者」(妖編) / 蒼
  【眼赤分身、ヒメ側】
  闇に包まれた森を走りぬける。
  森は静寂に包まれている、木々のざわめきも蟲のささやきも聞こえてはこない。
  張り詰めた空気と妖気がそれを許さないのだ。
  ふと、思う。・・・やはり、あの少年はこの森から出すべきだろうか?
  この状況が続けば、誰かが言い出すだろう。
  『誰が原因だ。』
  その時、あの少年を殺す訳には行かない以上、追い出すしかない。
  だが、ヒメはそれについて行くだろう。
  「「・・いっそ、二人を安全な所まで送り出してやれればな・・・。」」

【それについてはすでに決定しておる。】

  ・・・・主様!、いったい何が決定したのですか?・・まさか・・・

【葉嬢には世間を見せる事にした。】

  「「承知いたしました。私は彼らについていっても宜しいのでしょうか?」」

【汝は森に滞在する事を許されしもの、離れるは汝が自由。】

  「「主様、お心づかいまことに感謝いたします。」」
  ・・・・・・・・・・・・・・・。
  早く、知らせなければ。

  ・・・・。
  思ったより早く追いついた。
  その理由は、二人がほとんど動いていなかったからだ。
  ヒメが今まで見た事の無いような優しい表情をしている。
  その膝枕の上で泣いているのはムラサキ。
  ・・・・・・・。
  しばらくその雰囲気を壊したく無かったのだが、気づかれてしまったようだ。
  二人とも跳ね上がるように起き上がりそろってこちらを向いた。

  ・・・・・気まずい空気があたりを包む・・・・・・・・
  その場をごまかす為にことさら明るく喋った。 

  「「ヒメ、世間は見たくありませんかな?」」

  妖「眼赤」より、葉嬢、ムラサキ へ


  ・・はて、膝枕まではしていなかったっけ?自信が無い。
  まあ、言葉のあやということで。
  しかし、うまい入り方ができないねえ。
  HP更新でヘロヘロの「蒼」
97年09月23日:20時20分21秒
だいじょうぶ(妖編) / ハリ=ハラ
 薪なら私が拾いに行きますよ、雷吼殿。
 あなたがいなくなったら、さのえがしなだれかかる相手がいないじゃないですか(^^
 しかし、ばれちゃってるとしたらわざわざ偽名使うのもなぁ。
 だんだん(鴉自身が)めんどくさくなってばらすということもありうるけれど。
 一応薬売りで生計を立てているので、「薬売り」には違いありませんが。
97年09月23日:19時53分23秒
んー?(妖編) / ジョーカー
 神奈備が見せたのがそれぞれの心の動きも含むものだとしたら
 雷吼には鴉が偽名を使っていること、本名、そしてシノビであることぐらいは
 分かっているという事かな?しかしどうするんだ雷吼。
 急いで戻ってきたから薪なんぞ持ってきていないぞ。(笑)
 もう一回行かないと駄目なのか?いくら鈴鳴の引き連れた狐火が
 有るとはいえ、いつまでもいないだろうから結局は拾いに行かにゃいかんな。
97年09月23日:19時34分01秒
謎だ(妖編) / ジョーカー
 どこで調理してきたんだあー!それから酒も。
 やっぱ森のどこかには宵闇様御用達(笑)酒造所があるのか!?
 それにしても随分と人数(?)が増えたなあ。
 さのえ、雷吼、相模、鴉、眼赤、鈴鳴、蛍火、神奈備、侍女数名。
 十数人(?)も居る。でもいくら料理を用意して貰っても
 神奈備が居ては足りそうもないですね。(笑)
 やはりここは是非とも変身して貰わないと。(^^;
 
97年09月23日:18時37分41秒
(妖編)出づる鈴鳴 / Dr.李
 森の奥から無数の狐火が現れる。
 
 「神奈備殿、接待役、ご苦労でございます。」
 後ろには、料理と酒を持った侍女姿の娘が数名。
 「とりあえず、食料をお持ちいたしました。それとお酒も。」
 にっこりと微笑む。いわゆる眼赤のいう所の”なに考えているか分からない”笑みである。
 
 鈴鳴より 親愛なるみなさまへ。
 
 蒼さん・・・御免よ。眼赤って猫又ってのをすっかり忘れてたんだよう。
 だって、小説のときには、人間だったし。
97年09月23日:17時06分52秒
お酒は・・・(妖編) / 月夢
 必要とあれば取ってきましょう、きっとありますだって宵闇だし(笑)。
 ま、宵闇は今の所は自分の権限は全部鈴鳴に渡してありますので食事、雇用条件は全て任せます。
 それで蛍火は、
 
(宵闇様が任すと言われたのですし、こういうことは鈴鳴の方が得意ですから、私が口出すべきではありませんね)
 
 などと言って鈴鳴の後ろに無口にぼっと立ってます、あ、言い忘れましたが、蛍火は狐じゃないです、狐火が宵闇と主の力の影響を受けて自我を持ったと言う、なんか変わった奴です。
 後お願いですから眼赤早く来て、このまま葉嬢どうしていいか分からない(笑)。
97年09月23日:14時54分38秒
そうだ!(妖編) / ハリ=ハラ
 酒量を減らすためにさのえにはほんとに一服盛る。
 ってのは無しですね、やはり。
 あはははははははははははははははははははははははははははは・・・・
97年09月23日:14時48分50秒
みんな(妖編) / ハリ=ハラ
 飲む気なのね(^^
 さのえが五合、神奈備が少なくとも一升。(ですむかなあ・・・)
 うーん、二升どっくり以上になったら信楽焼きのタヌキになってしまうな(^^
 だが、さのえは何としても酔いつぶして
 「必殺・送られ狼大作戦 パートU」
 をやろうと思っていたんですがねぇ。
 
 でも、山道を二升以上の酒もって歩いているこいつって一体・・・
97年09月23日:13時02分06秒
返答(妖編) / Ray
 書き込みを書いている内に又新しい書き込みが……。
 タイガさんへ
 >これで充分でしたから書かなかったんです。
 とは嬉しいお言葉。正直、「相模」の様なキャラは、目的意識が明確で差別化がし易いし、自らの想いに忠実で、(その危うさも含めて)好きなタイプですね。
 私が自分でマスターをする時には、その様なキャラが物事を動かし(或いは混乱させ)、シナリオのネタになる事が良くあります。「神奈備」もその様なタイプです。
 
 「相模と云ったな。吾の結界の裡なら兎も角、この森の「気」を乱して欲しくは無い。
 下手に他所で揉め事を起こされては、汝等も本意ではあるまいし、吾の面子も立たぬ。何より、宵闇殿に申し訳など出来ぬわ。
 吾等にとって、約定は絶対。宵闇殿よりお預かりした以上、汝等は吾の客人。大したことは出来ぬが、今宵一夜は歓待致そう。」
 
 「神奈備」 より 異端陰陽師「相模」 へ
 
 と、こんな処でしょうか。あまりバラバラになられても困りますし、一応用意はさせている最中です(誰に?)。
 此処は、本来の神奈備の領域ではなく(亥と巽だと、ほぼ正反対ですし)、他の縄張り同士の境界で、一種のPKOを引き受けている感じでしょうか。
 たぶん「内陣」の鈴鳴にとっては、そんな事は関係ないので、
 > ここの守衛、神奈備が動いたか・・・。
 と言う台詞になるのでしょう。(と云う事にしておいて下さい。) 
97年09月23日:11時24分52秒
ジョーカーさんへ(妖編) / Ray
 判り辛かった様で済みません。神奈備が見せたのは、雷吼が消えたすぐ後からですね。あの時点で、既に神奈備の張った結界の中でしたから。
 それと、出来れば曖昧にして置きたかったのですが、
 雷吼の名前は、さのえから、お姉さんの存在は、雷吼が、「アル」を受け取ったときに咄嗟に思ったであろう事から読み出しています。
 まあ、本当なら、単に映像情報(それも神奈備の見た物の簡略化)くらいの心算が、「アル」を受け取った経験があるのを知って、急遽他の情報まで分けずに送ってしまったと云った処でしょう。
 これがどういう事かは、言うまでもないでしょうが、神奈備の角は飾りじゃ無いのです。(作成点も使いましたし。)だからこそ、ろくでもないなどと言っている訳です。
 本当なら、禁じ手でしょうけど。
 まあ、此処まで言ってしまったら、変身した姿を見せても構わないか、などと考えているところです。(そうすれば、酒も飲める。)
 
 PS.前回書き落としましたが、ハリ=ハラさん、偽名の方間違って済みませんでした。「鴉」と「三ちゃん」などと覚えていましたので。
97年09月23日:10時46分29秒
又だ…… / タイガ
 すいません、この前の書き込みのタイトルに(妖編)を付けるのを忘れました。
 一応念のため。
97年09月23日:10時45分00秒
あ、やっぱり / タイガ
 神奈備が「辰」扱いですか。
 (いや正確には「巽」ですが)
 ま、それはそれとして。
 
>本当は、「相模」(タイガさん)の反応も待っていたかったのですが−勝手にリアクションまで書いてしまいましたし。
 
 これで充分でしたから書かなかったんです。
 
 では続きを。
 
 相模は神奈備が何をしたのかは解らなかったが、雷吼が「わかった」といった以上
 説明は不要と考えたらしく、神奈備たちに話し掛けた。
 「ところで、ここで争ってはいけないといわれましたが食料を取るのも禁止ですか?」
 微かに笑みを浮かべて尋ねる。
 
 異端陰陽師「相模」より夜刀神「神奈備」と妖「眼赤」へ
97年09月23日:09時55分52秒
うむむ(妖編) / ジョーカー
 Rayさん、この神奈備の見せたものですがどの辺りからの情報なんですか?
 単純にここに現れた辺りからだとすると何故姉のことを知っているのか
 という事になるので。それともそこまで読んだのですか?
97年09月23日:09時05分01秒
視点(妖編) / Ray
 遅くなりましたが、Rayです。どうやら、皆さんに受け入れて頂けた様で、有り難うございます。
 本当は、「相模」(タイガさん)の反応も待っていたかったのですが−勝手にリアクションまで書いてしまいましたし。
 他の方の書き込みも溜まって来た様ですので、そろそろ神奈備も動かしてみようと思います。
 実は、一度は書き込もうとしたのですが、反応の少ない内は、どうしても(神奈備の)主観的な描写が多くなってしまって、上手く他人の因縁を刺激してやることが出来そうになかったので、没にしてしまいました。天羅プレイにおける最大の課題は、「如何に他人の因縁を刺激してやるか」だと思っていますので。
 
 「確かに……面白い者達よな。まあ宵闇殿のお言葉故、一夜の客人と認めるとしようか。」
 眼赤の言葉に、そう返す神奈備。なにやら、面白がっている様な、それでいて突き放した様な雰囲気がそこはかとなく漂っている。
 眼赤にはそれが、神奈備の最大級の歓迎であることを知っていた。彼自身、初めてこの森に流れ着いた時には、この様に素っ気なく迎えられたものだ。
 
 「誰か状況を説明してくれないか?」
 木々の影から出てきた雷吼が、片手を腰に、のんびりと問いかけてくる。と同時に、バラバラだった人間達の気が纏まって行く。
 だが、誰かが説明しようとするより速く、雷吼の表情が変わった。
 
 【雷吼とやら、良ければ吾が”記憶”を視るが良い】
 それと共に、彼の脳裏に、一連の記憶が、実体験の様に顕れる。それは、神奈気の視点からだけでなく、他の者の眼と心を通した物まで混在する様だ。情報の奔流は、一瞬自分が何者であるかをすら、忘れさせそうな程であった。それが不意に軽くなる。
 【済まぬな。馴れておるかと思ったが、錆び付いておったのか。それとも汝の識る「ル=ティラエ」は、「アル」ですら完全には使えぬ様に成ったか?】
 神奈備が(雷吼にもその名が判る)顔を寄せ、覗き込んで来る。さのえが何か騒いでいる様だが、危険はない。
 「……いえ、お陰で良く判りました。」
 そう返すのが精一杯だった。何故なら、彼が垣間見た物は、(かなり表層的な物だけではあっても)他人の内心の動きまで含んだ、言うなれば神の視点という代物だったのだから。
 
 「さて、食事の方は、こちらでも用意させておる最中ではあるが、その前に、話しておく事が在るのではないかな、鈴鳴殿? (鴉を見ながら)ついでに酒でもあるともっと良いが」
 
 「外陣の司」が一 神奈備 から、この場にいる者達へ
 
 PS.はい、神奈備がどんなにろくでもないか、良く判りましたね。(笑)
 何のために此処までしたかというと、プレイヤー的には、ズバリ、鈍すぎる雷吼にさのえの状態を理解させる為だったりして。
 らぶこめ推進委員会(別名:みだれかわ枕さんを失血死させる会)としては、この辺りで揺さぶりをかけて、更により恥ずかしい展開を期待しています。(その後に三角関係でも持ってくるか? そのためのキャラは考えてあるし。変な人間だけど。)
 それと、「辰」に関しては考えなくて構いません。神奈備は、本来「巽」として考えましたから。どうやら、主様から、ある程度の自由裁量を任された拝領地(自分の結界)も頂いているようです。(同様に「艮」辺りに雷獣が居たりして。)こいつらが、「外陣」と呼ばれる森の外側を、それぞれの縄張りに分けている、と。で、変化やら付喪神といった小妖が主に「外陣」にいて、妖怪なんかが「内陣」と呼ばれる森の内側に多いとか。まあむしろ、「内陣」の事実上の支配者である宵闇次第でしょうが。
97年09月23日:06時14分59秒
どぶろく飲んだら / みだれかわ枕
>さのえって酒弱いですか?
>前にはどぶろく一杯でつぶれたことがありましたが。
 えーと、以前酔いつぶれたのは、3日間ほど徹夜状態だったからです。
 5合ほどは飲めると思うのですが。
#ラブコメらしく、酒乱ってことにしましょうか?(笑)
97年09月23日:02時03分56秒
どうやら(妖編) / ハリ=ハラ
 森の守護が干支になりそうですね。ネズミも出てきたことですし。
 でも、やっぱり「辰」がねえ・・・。
 ネズミは群生にしたり、どろろの「四化入道」みたいにすればいいでしょうが。
 あと、ヒツジも・・・。
 
 しかし、鴉もいいかげん立場をはっきりせんと危ないなあ(^^;
 思いっきり部外者だからなんともいえんのだが。
 ところで
 さのえって酒弱いですか?
 前にはどぶろく一杯でつぶれたことがありましたが。
97年09月23日:00時07分02秒
(妖編)策を弄す鈴鳴 / Dr.李
鈴鳴の肩にネズミがいる。
 「鈴鳴殿、森の外に人の群がおりまする。」
 「それで?」
 「御命をくださればいつでも我が眷属を集めてごらんにいれまする。」
 「今はその時ではありません。しかし、遠くでもありません。時期をお待ちなさい。」
 「御意。」
 「では、おいきなさい。あなたが私以上に苦手としている、眼赤がいますからね。」
 「お心づくし感謝いたします。」
 ネズミが肩から消える。
 
 鈴鳴は足を止め、考える。
 さて、雷吼は戦ってないようだな。夜刀に驚いて足を止めたか、状況の把握につとめているところであろう。腕は立っても精神的に迷いが多すぎる。
 さのえといったか、あれは思慮がない。そして、理屈がない。地図で納得するとは思えぬ。下手をすれば、疑ってくるだろう。現物を少し手付けとして渡すか。
 相模・・・陰陽家だな、ちょっと変わっているが。その分物欲がない。それなら、知的欲求をかなえる方向へ話を持っていこう。行く先に妖がいる、と聞けば心を動かすであろう。
 あの木の上の奴・・・まあついていくようならよし、行かないようなら、消すか。
 あと、外の坊主共か、一人は話が通用しそうにない。もう一人は・・・雷吼に説得を頼むか・・・。
 
 鈴鳴は再び歩き始めた。 
97年09月22日:12時43分59秒
忙しくなってきた(^^; (修羅刀編) / 夜光
  寸毫の呼気の合間に刀をひとふり。空を切り裂く空そのものが
 木々をなぎ倒していく。
 「あれは俺がもらう。お前は死にな」
  空にその体はあるというのに。まるで大地の戒めにとらわれぬ
 かのようにそれは動いた。
  空を切り、空を駆ける。その様は幽鬼のようでもあり、天上人
 の舞の様でもあった。
  間合いを計らせぬ空の刃が再び走る。木々も空気も霧もその道
 を閉ざす事はなかった。
 
 き〜ん
  
  甲高い金属同士がぶつかりあう音がする。
 「止めた?」
  狂的な笑みに少しかげりが走る。必殺の間合い。波の達人
 ならば反応することすらできず切り裂かれるはずの一撃が何
 にも届くことなく消え去った。
 「やるじゃねえか鉄くず。だが俺のじゃまをするんじゃねえよ」
  鬼気が吹き出す。刀に光があつまり姿を変える。風が吹き荒れ
 自然が姿を変える。そこにあるのは先ほどまで狂的な笑みを浮か
 べていた「もの」ではなく透き通るような純粋な殺意のかたまり。
 人であることを越えた何かだった。
 
 鬼神 滅光 より むしサムライ(?)蜘王 怨麗へ
97年09月21日:23時46分59秒
雑念(妖編) / ハリ=ハラ

 取り合えず役者がそろったらしい。
 今ここにいるのは、人間が四人、妖が二体。
 妖のうち一体は夜刀神だ。
 いらぬことが気になってくる。
 (酒が足りぬな)
 
 薬売り・鴉
 
 宿営地に着いたらさのえに一杯盛ろうかと思ってたんですが。
 おろちが酒を見逃すことはないでしょうし・・・
 うーん、足りんな。
97年09月21日:22時52分39秒
妖編「森外」 / みだれかわ枕
 無明が待っている森の外へ舞台を移してみます。


 目印を便りに戻っていくと、程なく森の入り口に近づいてきた。
「さあて、他の者達は戻っておるかのぉ。誰か飯でも支度しておるとうれしいのじゃがのう」
 無精髭にうずもれた口には、爪楊枝がくわえられている。
 この大柄な坊主頭の名は、然無。鳳凰宗の僧兵である……が、最近は自覚がない。元僧兵と言った方が正しいだろう。酒も飲めば、肉も喰う。立派な破戒僧である。

 入り口に近づくにしたがって、様子が変であることに気がついた。大勢の気配がするのだ。
 他の『追手』が戻っているにしては、人数が多すぎる。それに、統制が取れているようだ。結局のところ烏合の衆である『追手』が、こんなに組織だって行動しているわけがない。
「これは……軍か?」
 依頼主が改めて軍を遣わした可能性はある。だが、それならなぜ『追手』に連絡を付けない? 連絡が間に合わなかったのか、それとも、連絡を付けるわけにはいかなかったのか。
「ともかく、様子を見んことにはな」
 然無は出来るだけ近づいてみることにした。どうやら指揮をしているのは黒ずくめの法師らしい。彼らが使っている松明のおかげで、よく見える。
 が、どうやら近づきすぎたらしい。兵の一人に見咎められる。
「なにやつ!」
 しかし、然無は平然としている。
「さて、挨拶した方がいいかのう」
 のっそりとやぶから姿をあらわす。松明がなければ、熊に見えたかもしれない。
「な、な、な、……!?」
 うろたえる雑兵に向かって、然無は挨拶をした。
「日も暮れたのにご苦労なことだのう。
 拙僧の名は然無。ここの大将殿にお目に掛かりたいのだが?」

 ナマグサ坊主 然無から、森を取り巻く兵士達、そして、護法僧 無明へ


 ようやく然無のオッサン登場です。アーキタイプ「僧兵崩れ」ですが、因縁を以下のように変更しています。
 感情:法に対する忠誠   初級(下げました)
 禁忌:無駄な殺しはしない 中級
 目的:衆生の救済     初級
 感情:権威に対する嫌悪  初級(新しく取りました。具体的には鳳凰宗や神宮家が嫌いです)

 それでは、夜光さん、お願いいたします。
97年09月21日:14時10分37秒
到着(妖編) / ジョーカー
 間近まで来たが戦いの気配が伝わってこない。
 内心首を捻りながら野営地に到着する。新たな気配が一つ。
 それもかなり巨大なもの。木々の間から窺ってみると
 鱗に包まれた長い胴体が見える。浮かんでいる様子はないからおそらくは蛇の変化
 とあたりをつける。どうやら先程の動揺はこれが現れたせいらしい。
 
 (妖ならば心配する必要はないだろう)
 
 そう判断してゆっくりと野営地に進み出る。
 新顔が一人。行商人の格好をしている。だがこんな森の中で
 そんなものが居るはずもない。迷ったにしてもここは少々深い。
 それに気のせいか先程「影」が現れた時に感じた気配に似ている。
 捉えきれなかったので確証はないが。
 それから先刻の妖(眼)赤。彼はもう一人の妖、巨蟒かと思ったが
 角があるところを見ると夜刀神という奴か?、と話をしている。
 相模は夜刀神を興奮したように見ている。彼の目的を考えればそれも当然か。
 そしてさのえは八連斬甲刀を構え、夜刀神を睨んでいる。
 特に外傷も無いのを見て、安堵のため息を付く。
 物陰から出てきてそれだけの情報を見て取った雷吼は片手を腰に当て、のんびりと問う。
 
 「誰か状況を説明してくれないか?」
 
 蟲サムライ 雷吼  野営地にいる者達に向かって
 
 ちょーっと来るのが早過ぎたかもしんない。
97年09月21日:12時35分53秒
ちょっと待ってね(妖編+修羅刀編) / 月夢
ただいま秋葉で書き込み中(笑)。 明日まで学校の機械が動かないで書込みちゃんとできないの。 一応葉嬢の方は眼赤待ちという事でしばらく泣いといて(笑)。 宵闇は黙り込みで,蛍火はこっちもついては行っても黙ってます。
97年09月21日:11時56分47秒
妖編「来訪」 / みだれかわ枕
 あう。全然書き込みなくて申し訳ないです。
 ようこそ、Rayさん。『化物じみた更新速度』……そうかも(笑)。
#私の場合、『おバカじみた書き込み』って感じですが

 えーと、かなり間を空けてしまったので、『三治』が出てくるところから、ダイジェストでお送りいたします(笑)。


 雷吼は、焚き木を拾いにいってしまった。
 いまだに舞い上がっているらしく、さのえは「ああ」と返事だか何だか分からない声を返して、ぼうっと立っていた。雷吼が鈴鳴と同じ方向に向かったことにも気付いていない。
(ど、どうしよう……)
 『見える』の一言は、彼女の心をいまだに揺さ振り続けていた。今まで、男女の『行為』には縁があっても『恋』は知らなかった。

 刀を降ろし、あたりを見渡す。すっかり暗くなっている。少し、体がこわばった。
「さてと、火の準備でも、しようかね、っと」
 誰に言うでもなく、口に出す。何か喋っていないと、落ち着かない。『恋』の衝撃、『闇』の恐怖。その二つが彼女の中で渦巻いていた。

 そのとき、さっきイノシシと一緒にいたネコが現れる。そして、『薬売り』も。
 呆然としていようと、落ち着いていまいと、傭兵で食っている身である。その『薬売り』をよく観察する。
「あっ、申し遅れました。私、薬売りの”三治”と申します。」
 果たして、なぜ薬売りがこんな森の中にいるのか。ただの行商なら、街道を歩けばいいのだ。
 そこまでで、さのえは考えるのを止めた。考えられない、と言った方が正確かもしれない。『恋』にしろ『闇』にしろ、出口がない。出口がないことをこれ以上考えることは、さのえには出来なかった。

 さらに、来訪者。こんどは、人の姿ではなかった。
 ヘビ。それも、巨大である。
「な、なんだいこれ!」
 さすがに、ここまで大きな生き物は見たことがない。思わず叫んでいた。八連斬甲刀を手に取り、構える。その時糸のようなものが光ったのだが、さのえは気付かなかった。
(また妖かよ!)
 あたりを見渡す。ネコや薬売りは知ったこっちゃない。相模は平然としている。むしろ、楽しそうだ。そして、もう一人……は、いない。焚き木を拾いにいっている。

 なにかネコとヘビが話し始めている。なんの事やら、さっぱり分からないが、今すぐ襲ってくるというわけでもないようだ。しかし、さっきのイノシシのこともある。油断は、出来ない。

(……雷吼ォ)
 普段ならば、ここまで気弱(普通は、慎重と言うのだが)になることはない。しかし、いまは、いささか事情が違った。焚き木拾いの蟲サムライがいないと、不安に押しつぶされそうになる。

 ヨロイ狩り さのえ


 へ、ヘビ! やっぱり守衛って十二支なんだ。そーにちがいない!(笑)
#だから「辰」はどーする?(爆)
#「子」なんか、スケール小さいぞ(爆)
97年09月21日:08時02分38秒
ようやく動ける(修羅刀編) / タイガ
 蜘王は「龍」の視線が力を弱めたのを感じると少しだけ移動して
 減光と「龍」を視界に収めた。
 「鬼と修羅、区別して言うからには何か違う所でもあるのかい?」
 半ばからかうような口調で彼は言った。
 「それと、どっちが修羅でどっちが鬼だ?」
 減光を見ながら言う。
 
 蟲サムライ(?)「蜘王」より「もう一人の麗」とサムライ(?)「減光」へ
97年09月21日:04時12分23秒
それから(修羅刀編) / ジョーカー
 実は夕霧達を乗せてきた式には密かに生体感知能力を
 組み込んでいたので夕霧を含めて彼女たちが傀儡であることを
 暁雲はもう知っています。そこまでしなくても薄々は勘づいていたんですけど
 確信を得るためにね。もっともそこで初めて夕霧までが傀儡であることに
 気が付いたんですが。というわけでよろしく。
97年09月21日:04時05分08秒
暁雲(修羅刀編) / ジョーカー
 喜怒哀楽を知らない相手(亜夜、沙夜)にこの四つの感情を教えるのって
 よく考えると異様に難題。夕霧がやるわけにもいかないだろうしね。
 まあいいや暁雲の台詞を。
 
 「分からんか。親にとっては子はかけがえのない宝じゃ。
 その一人が自らの命を省みないようなことを言えば手も出ようというもの」
 
 そう言った後にわずかに眉を寄せ
 
 (まあ、この戦乱の世じゃ。必ずしもそういう親ばかりとは言い切れんがな)
 
 そんな思いが心をよぎる。
 
 「しかし不思議なのは、何故沙夜さんを守ることが自分の存在理由とまで
 言い切る?そりゃ弟や妹を守ることを心掛けている者は
 五万と見てきたが存在理由とまで言い切るのはそれでもまれじゃ。
 まるで沙夜さんを守るために生まれてきたように儂には聞こえる。
 もし沙夜さんが、妹がいなかったら亜夜さんに存在する意義が
 無いとでも思っておるのか?」
 
 首を傾げながら暁雲は問う。
 
 暁雲  亜夜に向かって
97年09月20日:17時19分27秒
二人の棋士(修羅刀編) / 桂
 月の光に照らされて、2人の男が将棋を指している。
「・・・・ほう・・・・「香車」を使ってきましたか
・・・・。」

「さよう。この時のために、戦場で拾っておいた「香
車」・・・ここぞというときに使わねば・・・」

「しかし・・・この「香車」の命の炎も後わずか・・
・・・・ほら、こうすれば・・・」

「所詮、「香車」は「香車」・・・・・槍といわれて
も小物は小物・・・「大駒」を手に入れるためには・
・・・やむをえんでしょう」

「悪党ですなぁ・・・・ははははは」

 2人の棋士の笑い声が、誰もいない屋敷に響いた・・・・
97年09月20日:15時44分21秒
亜夜(修羅刀編) / tomy
「、、、、、わかりません」
そう答えるまでに、しばしの時間がかかった。そして、そう答えた後も、亜夜は頬に手を当てたまま、何かを考え込んでいるかのように視線をさ迷わせている。
いつもの亜夜ならば、わからなければ即座にそれを口にし、わからない事に思い悩みはしなかった。
少しずつ何かが変わろうとしていた。

亜夜から暁雲へ
97年09月20日:15時10分40秒
動けないのはこちらも同じ(修羅刀編) / tomy
『蜘王』が視線に耐える様を『それ』はじっと観察していた。

“力”を使うまでもなく、目を見れば『蜘王』がこの闘いに勝てると信じているのがわかる。非常に愚かしい。どのような改造を施されていようと、その研ぎ澄まされた意志を幾日保てることか。相手は何カ月でも何年でも耐えられる存在だというのに。だが、その愚かさが心地よい。
しかし、その時何の前触れもなく突如ある気配が現れた。今まで察知できなかったという事は、生きているならばどんなに消そうとしても消せぬ生命の気配を消せるモノか、あるいは理(ことわり)を越えた手段で移動できるモノか、どちらにせよ人ではあるまい。

(シカモコノ気配、前ニ感ジタ事ガアル。確カ『滅光』ト言ッタナ)
無視するわけにもゆくまい。つまらないが、試しはひとまずおあずけの様だ。
その時もう一つの気配が近付いてくるのを『それ』は感じた。それも良く知った気配が。
そして『蜘王』に告げる。

「『蜘王』トヤラ、喜ブガヨイ。面白イモノガ、モウスグ見ラレルゾ。“鬼”ト“修羅”トノ戦イガナ。」


『もう一人の麗』から蟲サムライ(?)「蜘王」へ
97年09月20日:06時43分01秒
LOG 006 / sf
 天羅万象掛け合い所 LOG 006として1997年9月10日から1997年9月19日までのログを切り出しました。
97年09月20日:03時20分02秒
「反応」(妖編) / 蒼
  わーい、新しいひとだ。え、なんだって?
> その上天羅のプレイ体験も殆ど無い
  僕なんかルール持っているだけでやった事一度も無いぞ。(笑)
  ところで
>もののけ人気なくてねえ、(人じゃないか)
>いままで、おいらと月夢さんだけが頑張ってたの。
  Dr.李さん、眼赤は妖に含まれないのでござるか。(^^;
  それはさて置き。

  「神奈備殿、我のような変化が過去を捨てることは自分を捨てる事。
  いまさら、変えろといわれても無理ですよ。」
  自嘲気味の笑い。判ってはいるのだ、頭では。
  「それで神奈備殿、この連中は御目に適いましたか?
  俺の見る限り、この連中、長生きは出来そうにありませんが
  ・・・面白い。」

  妖「眼赤」より、夜刀神「神奈備」へ
 
97年09月20日:02時07分40秒
分析(妖編) / ハリ=ハラ
 正直驚いてもいる。
 夜刀神ほどのものが森の守衛・・・。
 それは、とりもなおさず”主”の格を物語る。
 (よほどの荒魂か・・・)
 そんなことを考えながら他の者の様子をうかがう。
 相模はさすがに落ち着いているが、どうやらさのえと呼ばれていたヨロイ狩りはずいぶん動揺しているようだ。
 もう一人いるはずのサムライの姿は見えない。
 (取り合えず危険はなさそうだが)
 そう考えて尻餅をついたところで眼赤と目が合う。
 どうも呆れているらしい。
 (まあ、しばらくは様子を見なければならないでしょう)
 (さて、どうなるか)
 
 薬売り・鴉 座り込みながら
 
97年09月20日:00時34分30秒
(妖編)神奈備と鈴鳴 / Dr.李
 ここの守衛、神奈備が動いたか・・・。
 まあ、火猪に比べれば、話が通じるし、なにより判断力が秀逸だ。
 さて、雷吼とやらに万一もないだろうが、斬りかかられても困る・・・いやまて、あの神奈備に、いくら腕が立つと言っても傭兵二人では、無理か。できると言えば守衛から上の連中だけ。
 まあ、ゆるりと行こう。夜はまだ長い。
 
 眼赤がいる。気が薄い、分身しているか・・・。それより、外の気配が悪くなっていっている、旅立ちの前に掃除せねばならんかな。
 
 侵されざる鈴鳴 野営地に向かう
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