フォーセリア研究室 LOG 018

フォーセリア研究室の2000年06月12日から2000年07月05日までのログです。


2000年07月05日:21時42分36秒
昔いまし… / ハメッズ氏
フォーセリアはかつて神が形而下に実在した世界ですよね。
これが現実世界との大きなギャップで、“現実”に基くサンプルのいくつかを無効にしています。
言い換えれば、現実とのギャップのうち少なくない部分がこの点に還元できるんじゃないでしょうか。

#マナや精霊の存在もそうですが。

また神々が肉体を持っていたということは、その言動は単なるイデオロギーに留まるものではなく、
(やはり形而下の)具体性を常に伴ったのでしょう。
託宣など人為を介してしか神との交流を図れない現実世界に比べれば、フォーセリアにおける
各宗派ともその教えは神々本来のそれに近しいものであり、神意が誤解ないし曲解されて
伝わる可能性は低い。諸神の言動を伝えた神話もまた然り。
と考えたいのですが……我ながら楽観的に過ぎるか(笑)。

上のよーなリクツがもし通れば、邪神(とされる神格)が一般社会で敬遠されるに到った経緯なぞ
言うに及ばないんですが、さてどーなんでしょうか。
2000年07月05日:20時48分55秒
まだつづいていたか / 呉っち
 ま、ルール的には、「光」は正義で「闇」は悪でかまわないと拙は思います。
 (ちなみにlieさんの語る「カーディス」の件は、秘境伝説クリスタニアで語られています)
 拙の場合は、設定をいじくり回して遊んでるような物ですし、
(ま、それの成果を実際のプレイで役立てたいと考えての聖堂教会ではありますが)
2000年07月05日:13時09分13秒
フォーセリア世界での常 / myrt
私の知識は基本的にソードワールドルールブック(旧版)とロードス島戦記
(小説と旧版TRPG1,2) に限られ、あとはこの掲示版に掲載されたものを見ている程度です。 ですから、後から発表された設定についてはほとんどフォローしていませんので アドバイスいただければありがたいです。
2000年07月05日:11時41分41秒
えっと / lie
 フォーセリア世界における一般的な信仰の形が、myrtさんの考えているものと小説とで全然違う気がします。
 カーディスの設定に関しても、リプレイなどでですが、もっと深い設定が語られています。
 現実世界と混同しすぎて”フォーセリア世界での常識”がズレてきているか、そもそも知らないのではないかという印象を受けます。
 とりあえず、フォーセリアの世界創世と終末思想について、なにかで読まれましたか?
2000年07月05日:10時39分14秒
邪神とは / myrt
なぜ邪神が邪神なのか、2つの理由が考えられます。
・昔の戦争などの理由から、 人間などの種族に対して敵意を持っている。ただし、「人類の裏切りもの」 に対しては手を貸す。この理由に教義はは関係ない。
・過去に狂信者により教義が邪悪なことに利用され、歴史や民衆のア レルギーのために 弾圧されている。この理由は建設的な利用を否定しない。もちろん暴走はとんでもないこ とを招くが。

そっくり裏返すことにより、良神(??)にも適用できます。これらに「教義」 はあまり関係ありません。
言いたいことは、ファリスも「教義」だけを徹底的に追求すると ドツボにはまるぞ、ということです。

#ドツボにはめた帳本人が何をいうかとの説もありますが。
2000年07月05日:10時34分21秒
すでにカーディスの宣教師状態 / myrt
from : YANさん
>戦士の仕事、つまり「戦い」というのは”手段”であって、”目的”
>とは限らないと思います。

戦士は”手段”として、よく「死」を利用してます。皆さんのおっしゃ るカーディスの狂信者と同レベルのマイリー信者を想定すると、それは戦闘バカであり非常に危険です。
#他の宗派でもかなり危険。

隣の建物に接触しないように古いビルを破壊する、「破壊」を”手段” としたカーディス司祭がいてもおかしくないとは思いませんか??

また、「死」を司るのがカーディスだけなら葬式に司祭が出てこないの は非常に不自然になります--これは解決しています。例えばマイリーで は「喜びの野」なるものを設けているように、各宗派はちゃんと葬式を やってるようです。

カーディスが「死にぞこない」のアンデッドを守護してたり(きちんと死 なせてやれよ)、マーファの教えに焼き畑農業(典型的な創造のための破壊) が伝わってたり、いろいろ深読みできます。看板と教えの間には、ある程 度の距離があるようです。
2000年07月05日:05時45分52秒
謝罪 / 呉っち
lie師の発言に関して、真に不適切な記載を、聖堂教会において行ってしまった事をここに謝罪致します。
 私は、先にも書いたように、ファリス司祭が「とりすますだけの聖者のステロタイプ」に陥っている現在の状況が気にくわないだけで、ファリスが悪だとは思っておりません。
 lieさん初め、みなさんが言う「熱血タイプ」に関してはむしろ支持致します。
 それでは失礼致しました。
 
 
2000年07月05日:05時05分32秒
お礼 / 呉っち
 みなさまのおかげで、ぼちぼちと他の衆派との演じ分けの指針もまとまり始めました。
 深くお礼します。
ファリス以外に関してはすでに、私の「聖堂教会」にまとまっておりますので、気になる人はそちらへどうぞ。
 ま、要はプリーストキャラが聖人と破戒僧の二タイプしかロールのパターンが無いのが嫌だったのでこういうのをやったわけです。やりたりない人は「聖堂教会」にも掲示板があるのでそちらでどうぞ。
 と、言うわけで、この話題の終了を宣言いたします。
 
2000年07月05日:03時55分17秒
【プリースト(全般)】プレイ指針2 / 本吉
 どうも、FallDownさん。こんにちは。
 今の話の流れ、ワケ分かんないですか?
 そうですか・・・実は、私もです。(笑)
 
 と言うわけで、皆さん、あらためましてこんにちは。
 ワケ分かんない人3号です。
 
 私、これまでに出た書き込みを参考に、一度実際に、どこかで遊んでみる事にします。
 (いつになるかは不明ですけどね/笑)
 私みたいなプリースト未経験者が、これ以上ファリスのプレイスタイルをどうこう考えるより、やってみるのが一番の近道かなっと思いましたので。
 
 遊ぶときは難しく考えずに演じてみることにします。
 
 それでは、失礼します。
 
 
 
 《余談_副題:【プリースト(ファリス)】呉っちさん、プレイ指針はわかりましたか?》
 
 
 ところで、呉っちさん?
 
 (2000年06月24日:13時31分49秒REファリス関連 / 呉っちさんwrote) 
 >プレイヤーのプレイの指針が漠然としている点です。
 
 ここら辺から本格的に始まったんでしたね?
 (私はそう思っています。私の前々回の書き込み『【ファリス信者】なんのための秩序・正義か?イヤミに感じる行動は? 』もここに対してのものです)
 まだ話題そのものは途中かもしれませんが、これまでの経過の中から、何か新しい発見がありました?
 何かあれば幸いです。
 なければ・・・いっそのこと水滸伝RPGなんか考えてみるのも良いかもしれませんね。
 そういう方面、ひょっとして、嫌いじゃないでしょう?(笑)
 きっと楽しめると思いますよ?
 完成したら、ぜひ、そちらのホームページで公開していただきたいです。
 その時はきっと見に行きますので♪
2000年07月04日:23時32分35秒
もう、何がなにやら / Fall Down
わけ、わからん
話がかなりこじれてきた、ファリス関連は終息かな?
で、カーディス信者にまともな人はいないでしょう
教義が「壊せ」と「殺せ」挙句には
死体を使ってまで教義の実践(アンデット)
それに、終末の者だし、
あ、神様(邪心)のネタ思いついた、ハウスルールに流れたほうがいいかな?つー事で流れます。
2000年07月04日:22時49分53秒
初めまして、ファリスの神官 / 江戸
初めまして、江戸といいます。 フォーセリアは大好きな仮想世界なので今後ともよろしくお願いします。 嫌味なファリス神官について議論されてるようですが、僕は嫌な神官はNPC専用キャラだと思ってます。 理由としては冒険者(PC)をしてる神官は世の中に接する機会が多く柔軟性を身に着けられますが、教団の中にこもり教義だけを見ているようでは硬直したり腐敗したりするんだと思います。 後、無抵抗の妖魔を殺すかどうかですが、教義はともかくファリス自身はそれなりに寛大だと思うので「目覚めが悪い」と言う理由で見逃しても許してくれるんじゃないでしょうか。 死と破壊の神を信仰する戦士も敵役用って気がします。
2000年07月04日:22時46分29秒
RE:戦士と死と破壊の神 / YUYU
・・・なんだか書き込みの流れを外しているかもしれません(汗)。

>戦士団や傭兵部隊が決まった神を信仰するのことはあるでしょう。
確かに死と破壊の神を信仰していた部隊がいないわけではありません。
『死神』がそれです。
あれは元々は残虐さで知られる凄腕の傭兵部隊だったそうで。
しかし、表向きはカーディスを信仰していないふりをしていたでしょう。
実はエルリックサーガもウォーハンマーもよく知らないのですが(汗)、フォーセリアのカーディスは印象が悪すぎるでしょう・・・っていうか悪以外のカーディス信者ってほとんどあり得ないような・・・(汗)。
フォーセリアで死と破壊の神のカーディスを信仰してる奴ってすなわち「即ぶっ殺せ」ってなりますから(^^;。

それにYANさんの書いたとおり「戦い=相手を殺すのが目的」というわけではないでしょう。
そういうのはごくごく一部だと思います。
(そのごくごく一部が『死神』だったんでしょう。)
2000年07月04日:18時32分28秒
RE:戦士と死と破壊の神 / oct
   確かにおかしいといえばその通りだとは思いますが、単にマイリー以外はマイナーなのでしょう。
   現世利益の観点からしてもサービスが広く受けられるほうが良いので、戦士、傭兵はマイリーを信仰するの
  だと思います。
   したがって、戦士団や傭兵部隊が決まった神を信仰するのことはあるでしょう。たとえば、ファラリスを
  信仰してどんな汚い作戦でも引き受ける傭兵隊とか。
   
2000年07月04日:17時41分39秒
RE:戦士と死と破壊の神 / YAN
 myrtさん、初めまして。宜しくお願いします。
 
> 単純に神々の設定を見た時に、死をもたらすことを職業としている戦士が
 
 戦士の仕事、つまり「戦い」というのは”手段”であって、”目的”とは限らないと思います。
 良くあるところで「何かを守るため」、「栄光や報酬を得るため」、「生活のため」とか。
 
 また、戦いそのものが目的でも、戦う=死をもたらすではなく、「死力を尽くしてぶつかり合う」
 「自分の勇気を示す」といった側面もあると思います。
 
 で、そういう側面が、マイリーの信仰に現われているのでしょう。
2000年07月04日:17時16分48秒
憎まれないファリス司祭像?5タイプ / YAN

 嫌味にならないかどうかはともかく、とりあえず思いつくファリスの司祭PC像を。
 
 1.熱血漢タイプ 
 
 悪を見過ごせない、困った人がいたら助けずにはいられない。冒険の目的も同様。
 いつも全力投球で、悩むよりも行動するほうが先。自分の正義を信じている。
 
 それでも、レベルの低いうちは社会の矛盾に悩んだり、信念が揺らぐこともある。
 が、それを生来のポジティブ思考で乗り越えていく、というプレイスタイルで。
 
 高レベルPCの場合は、悪人のいいくるめにも怯まず、即座に正義にのっとった
 正論が返せるような知恵と信念が欲しいところ。プレイヤーの能力も要求される。
 
 
 2.悩める子羊タイプ
 
 今まで正義を信じていたが、その限界や矛盾に疑問を感じ始めている。
 その迷いを断つため、答えを見つけるために、旅(冒険)に出ている。
 
 トラブルがあるとすぐに首を突っ込むが、難しい問題にぶち当たったり、相手に
 言いくるめられると、これまたすぐに考え込んでしまう。シナリオの解決よりも、
 葛藤そのものを楽しむようなプレイスタイルで。
 
 理想は、旅/冒険を通じて自分なりの正義を見出し、司祭としてもレベルアップ
 してくことだが、実際には、こういう生真面目な人間ほど、安易な答えを求めて
 ファラリスの教えに走ったり、名も無き狂気の神に誘われたりするんでしょう…。
 
 
 3.直情バカタイプ
 
 熱血漢タイプに近いが、もっと暑苦しくておバカで猪猛突進。ドンキホーテ型。
 オヤジキャラが最適。過激なタイプだが、おバカなので言いくるめられやすい。
 (=GM/他のPCの働きかけによって管理がしやすい)。
 
 また、お人好しで、女性や子供に優しいというか頼みごとをされたら断れない、
 みたいなところがあるとさらにポイント高いかも。庶民的で、弱いものの味方。
 
 基本はコミカルでトラブルメーカーなプレイスタイルで。たまに、シリアスな
 話に絡んだり、悩んだりするロールプレイをすると渋味が出ていいかも。
 
 
 4.旅の宣教師タイプ
 
 正義、法律というのは、実際に生活する人々にとって、役立つものでなければ
 ならない。各地を巡礼して、民衆に正義のあり方を教え諭すとともに、実状に
 見合った裁定の下し方(=判例集)を作り上げるために旅をしている。
 実状に見合わない法律を否定したり、例外措置を要求することもある。
  
 つまり歩くお奉行様。トラブルに関する情報を集め、それを元に裁定を下す。
 刑事や探偵のような側面も併せ持つ。シティーアドベンチャー向き。
 
 出来れば、プレイヤー自身に、ある程度の法律知識(せめて民法だけでも)が
 欲しい所。その意味で、ラーダ司祭のPCにも向いているタイプ。 
 
 
 5.生臭坊主タイプ
 
 酒、タバコ、女、博打が大好きで、堅苦しいことは嫌い。弱いものの味方で、
 権力をカサに切たり、形だけの秩序を重んじる連中を毛嫌いする。
 
 一見して無法者だが、彼が嫌うのは社会における「見かけだけの正義」であり、
 ファリスの掲げる正義まで捨てているわけではないことに注意。
 またそれ以上に、ファラリスを奉じる無法な連中を憎んでいる。
 
 若いPCの場合は、鋭さを全面に出した危ういタイプ。悪人には容赦しない。
 時々、過去のトラウマなんかを演出してみると、キャラに深みが出るかも。
  
 年配PCの場合は、ある意味悟りきったような性格、しかし世間から離れる
 ようなことはなく、むしろお節介な程。話のわかる年配教師といった感じ。
 
 当然ながら、他の司祭にも応用が利く。GMや他のプレイヤーからファリス
 司祭の概念からは外れ過ぎると断られたら、他の宗教に変えてみてもいいし、
 あるいは「元司祭」ということで、ただの設定に変えてしまう手もアリ。 
 
 
  基本は1〜3の組合わせでしょう。自信を持って正義を成し、糾弾されたら
 素直に悩む。そして、悩んだ末に選んだ行動には後悔しないし、責任を持つ。
 ポイントは「人間らしさ」というか、「人間臭さ」、かな? 
 
2000年07月04日:10時55分26秒
Re:イヤミでないファリス司祭 / myrt
ひっかきまわした帳本人です。

イヤミでないファリス司祭を考えてみましたが、「いろいろ理由をつける」行為 そのものがイヤミな気がしてきました。

というわけで、ステレオタイプで単純な正義を実践することが一番だと 思います。悪がいれば倒し、困った人がいれば助ける。ただし法律は曲げない。 法律を曲げて善行をするなら、他に候補がたくさんいますから。
2000年07月04日:10時44分13秒
現実との比較 / myrt
引用を勝手に改行しております。

>フォーセリアの世界設定は、善良なドラゴンの存在を完全に肯定して
>います。 多神教なのに邪悪な神がいることも、フォーセリアの世界設
>定からみれば辻褄が合っています。
これには同意します。

>フォーセリアと現実を比較することこそ、無意味では?
これには同意できません。 現実はサンプルの宝庫ですから、 フォーセリアに適合できるサンプルもきっとあるはずです。 辻褄が合っていることを前提にし、 他のサンプルとの相違点から「そのギャップはどう埋まるのか」を 考えることが大切だと思います。
#ミノフスキー物理学じゃないですが。
問題の聖人-ドラゴンの話は、現代日本人-中世西欧人の倫理感の違いを示す ものでフォーセリアのドラゴンには直接関係ありません。 現代日本人-フォーセリア人の倫理感の違いが同様に正当化できるのでは ないかと思ってあげてみました。
2000年07月04日:10時08分17秒
戦士と死と破壊の神 / myrt
>すごく疑問に感じたので、教えて欲しいのですけど。
>なぜ、戦士は死と破壊の神を奉じなければならないのでしょうか?

単純に神々の設定を見た時に、死をもたらすことを職業としている 戦士が「敵の死を願う」とか「自分が死なないように見逃してもらう」 ために死と破壊の神を奉じるのではないか、と思ったことが発端でした。

また、創造と破壊は1セットで、どちらが欠けても発展性はないのですが フォーセリア神話では(少なくとも俗説では)破壊側が抑圧されてます。
#このあたりは秩序と混沌論になるかも。

自由の神についても、同様に字面から疑問でした。ロードス島戦記で、 自由の神を信じる領主に虐待される民衆のシーンがあったので思わず つっこんでました。
#力のあるものが力のないものを抑圧するのは、一つの秩序。

フォーセリア神話は(少なくとも俗説では)「最初に聖邪ありき」であり、 死と破壊の神を奉じる習慣が(たまたま??)ないことについて文句をつけ たいわけではありません。
2000年07月04日:01時56分26秒
イヤミでないファリス司祭 / lie
 真面目だとか、公明正大だとかいう言葉にイヤミを感じるのでしたら、たしかにイヤミでないファリス司祭はいないでしょうね。
 大変、失礼しました。
 全面的に発言を撤回しますので、聖堂教会にある私の文章の引用も消していただきたいです。
2000年07月04日:01時32分02秒
創作の意味って? / lie
 フォーセリアの世界設定は、善良なドラゴンの存在を完全に肯定しています。
 多神教なのに邪悪な神がいることも、フォーセリアの世界設定からみれば辻褄が合っています。
 フォーセリアと現実を比較することこそ、無意味では?
2000年07月04日:01時19分41秒
RE:深く考えてはいけないのでは / セヴィー
>myrtさんwrote
>なぜ戦士が死と破壊の神を奉じていないのか??

すごく疑問に感じたので、教えて欲しいのですけど。
なぜ、戦士は死と破壊の神を奉じなければならないのでしょうか?

>なぜ抑圧された民衆が自由の神を奉じていないのか??

アレクラスト大陸の民衆がそこまで抑圧されていないからじゃないでしょうか?
それに、どんなに抑圧されても、ファラリスを奉じることはないと思いますよ。
アレクラスト大陸の民衆にとって、ファラリスは自由の神ではなく、邪神ですから。

>私は、フォーセリアでは光=秩序=正義と定義している点にあると思います。

え〜と、誤解されているようなので。
ファリス=光、ファラリス=闇という定義はありますが、
光=正義、闇=邪悪という定義はないです。
それを目安にして書いているというくらいのものですよ。
2000年07月04日:00時58分30秒
【プリースト(ファリス)】プレイ指針 / セヴィー
何がなんだかわからない人2号です。
話が的外れな方行にいっているようなので、整理してみます。

え〜と。この話は、【2000年06月18日:00時55分33秒 / じゃあしきり直しっつーこって / 呉っちさんwrote】から始まったんですよね。
それ以前はファラリスの話でしたし。
その目的は、嫌味にならないプリースト(ファリス)を探すということ。
でもって、アムロさんとlieさんが例をあげてみたわけですが。
【2000年06月24日:13時31分49秒 / REファリス関連 / 呉っちさんwrote】によって、実際のプレイするときの指針についてということで、
設定研究的なファリスの正義云々は関係がないということなんですよね?
 (そうするとソードワールド雑談所の方が相応しいような気が…)

◆こっからは、私なりの「嫌味でないプリースト(ファリス)」についてです。
ルールブックなり、ワールドガイドなりを読んで、普通にプレイすればいいと思います。
ファリスの正義はこうだ、と杓子定規に考えようとするからおかしくなるんじゃないでしょうか?
プレイヤーの常識と周りの仲間のことを考えてプレイすれば問題はないと思いますよ。
たとえば、ラーダの教義を杓子定規に解釈すれば、戦闘は野蛮な行為だから、絶対にしてはいけないということになりますよね。
そんなプリースト(ラーダ)が仲間だと、周りの人間は遊びにくいです。プリースト本人だってそうでしょう。
でも、そうならないようにして普通は遊ぶわけですよね。
プリースト(ファリス)も同じようにしてやればいいと思います。
ちょっと正義感の強いPCとか、少し法にうるさいとか、公明正大だとか、自己犠牲の心が強いとか。そんなので。
もっと宗教的に突っ込んだプリースト(ファリス)がやりたいということであれば、
小説のキャラを参考してやれば良いでしょう。
でもって、一緒に遊ぶ周りの人と相談して決めてやれば、嫌味に感じることはないと思いますよ。

あと、正義の味方は他のキャラを食ってしまうということですが、
普通、演じる冒険者(PC)は正義の味方なんじゃ…
2000年07月04日:00時13分11秒
う〜む、頭痛え / Fall Down
う〜む、自分が頭悪いからか?
で、結局、何が問題だったんだっけ?
好感の持てるファリスプリーストの人物像は?から
その前にファリスの教義を検証しよう、か
で、ここからプレイするときの指針を導こうとしてたのか
え〜と、蜃気楼の塔と聖堂教会に行って少し検討してきます。
2000年07月03日:18時10分40秒
Re:中世の騎士の信仰を見てみると.... / myrt
私の主張は「現代視点で見ると、当時の哲学をモデルにしたもののアラが 見えるのは当然である」です。

多神教と一神教の差異でしょうか。多神教の神は悪いこともやってる 場合があるため、狭い視野での善行をやってても違和感がありません。

ところが一神教による絶対正義を掲げると、くだんの問題点が発生します。 例えば害をなすドラゴンを手なづけ、民衆の前に引きだした上で殺してしま う聖人がいます。現代日本人の視点で見るとなんじゃこれはと思いますが、当時は 手なづけられていようが「ドラゴンは悪の象徴」でした。
#宇津見さんは、これを述べられているのだと思っているのですが。

フォーセリアの神話体系は、多神教であるにもかかわらず「闇神の邪悪性」 を強調しています(少なくともゲーム的にはそのほうが便利)。 そして、その逆も真なり。光神の筆頭たるファリスにはかなりの重みがかかって います。

というわけで、私の現在の結論は「哲学は(疑似)中世視点を用いることにより、 戦士の行動などは正当化できる。これでフォローできない場合はもとより扱う べきではない」です。

我ながら論点がずれているような気がしていますので、問題点はご指摘ください。
2000年07月03日:13時33分55秒
中世の騎士の信仰を見てみると.... / 宇津見
 myrt氏へ
>戦士が死をもたらす剣を振り回すことについては...見なかったことにしまし
>ょう。心の平安のためです。きっと、正義のための殺人は「死と破壊の神」
>がもたらす死とは全く違うものなのです。
 現実の中世の騎士たちが、神とキリストや聖人たちを崇拝していたことを忘れてはいけません。また、マイリーの有力な元ネタは、たぶんオーディーンやトールあたりでしょう。
 つうわけで、別に死と破壊の神(まあ、オーディーンやトールもこじつければそうと言えなくも無いですが)を崇拝していなくても、現実の歴史と照らし合わせて全然ノープロブレム。
2000年07月03日:11時48分20秒
深く考えてはいけないのでは / myrt
私もフォーセリア関連の「正義」についてひっかかったことがあります。

なぜ戦士が死と破壊の神を奉じていないのか?? なぜ抑圧された民衆が自由の神を奉じていないのか??

エルリックサーガやウォーハンマーRPGではこのあたりがフォローされて います。この差はどこからくるのでしょうか??私は、フォーセリアでは 光=秩序=正義と定義している点にあると思います。

現実世界の哲学で考えると、この定義がおかしいことは明らかです。し かしこの定義でもある程度の近似ができること、そして現実世界の哲学 でも正義とは何かが確定しておらず、それをモデル化するには近似が不 可欠であることに注意すべきです。

というわけで、私はファリスの正義に疑いを持つシチュエーション自体 がモデルの枠外だと思います。

また人が決めた秩序には誤りが含まれる可能性がありますが、「悪法も 法なり」、「悪法の改善」、そのギャップを埋める「遡及適用の禁止」 を重視していれば、少々妙な正義を掲げていても立派なファリス信者と 言えると思います。
#最近「悪法も法なり」が欠けている気がとてもする。

戦士が死をもたらす剣を振り回すことについては...見なかったことに しましょう。心の平安のためです。きっと、正義のための殺人は「死と 破壊の神」がもたらす死とは全く違うものなのです。
2000年07月03日:07時24分30秒
まずはプレイヤーとPCを分けて考えてみてはどうでしょう / 銅大
 神様が実在する……いや、私たちの世界に実在しない という証拠はないのですが……フォーセリア世界におけ る神官や信者は、おそらく宗教的にアバウトな人が多い 現代日本人のRPGプレイヤーとは価値観も、宗派で決 められている戒律に対する意識も、だいぶ違ってくるで しょう。
 
 ですので、プレイヤーとして「イヤミ」に感じるのと PCとして「イヤミ」に感じることは分けてみるのも、 一つの手かと思います。
 
 私はA.C.クラーク先生の「この世界に神は実在し ないか、または実在しても人間ごときのことはあまり考 えていない」というセリフに共感を覚えますので、人間 にやたらちょっかいかけるフォーセリアの神様には(ど の神様でも)うろんな物を感じております。
 
 一方で、フォーセリアの住人たるPC、NPCは、神 様の実在を当たり前のように信じているでしょうし
 
「領主と農民は身分が違う」
 
 ことだってほとんどの人が信じているでしょう。です から、領主が秩序を司り、それゆえに秩序と正義の神様 であるファリスを信仰していたとしても
 
「そら、当然のことだべ」(マーファ信者の農夫)
 
 てな感じで演じることになるでしょう。その結果、例 えば領主が「近在の森に侵入してきたゴブリンを討伐す るために特別に税金を徴収するか、または賦役を課す」 てなおふれを出してきても
 
「厄介な事になっただ」(マーファ信者の農夫)
 
 ぐらいにしか考えず、何とか少ない税金/軽い賦役に なるようにあれこれ考えることはあっても、ファリスの 正義と秩序に疑問を感じることはないでしょう。
 
 それがイヤミになるのは、名目(ゴブリン討伐)と、 実際(実は遊興費)が食い違う場合ではないでしょうか。
 
 「豚肉を食べてはいけない」という戒律を、日本人で 非イスラム教徒(まぁ、ほとんどの人がそうでしょう) は不思議には思うでしょうが、宗教というのはもともと 論理的な思考からだけ生まれたわけではありません。
 
 ゲームゆえ、あまり厳密に考えるのも窮屈かとは思い ますが、現代の哲学や政治思想、科学などPCが知るべ くもない思想を持ち出すよりは、もっとおおらかな気持 ちで「こいつ(PC)とおれは別」という具合にプレイ してみてはいかがでしょう。
2000年07月03日:02時37分12秒
RE:イヤミなファリス信者 / 本吉
 (2000年07月02日:23時40分イヤミなファリス信者 / HELLさんwrote)
 >エセヒューマニズムに染まったファリスプリーストの方がイヤミに感じるのは私だけでしょうか?
 
 いえ、心配ご無用ですよ。(笑)
 
 私だって、そんな信者がいればイヤミだと思います。
 たとえば、そのゴブリンに知人を殺された人が、その信者の言うことを聞けば、間違いなく激興すると言うことも容易に想像できます。
 
 
 HELLさん。私の書き込みって、そういった内容の事を言っていると感じられるものでしたか?
 すみません。私の言葉足らずと言うのか、頭悪いというのか・・・そこまで言うつもりはなかったんです。
 
 んじゃあ結局のところ、私は何が言いたかったんだと言われると、これがまた困ったことに・・・これ以上の説明は難しいんですよね。
 (エセヒューマニズムって言うのも、自分の考え方に酔ってる人が陥る考え方かなとか思ったりしますけども)
 
 
 なんにしても、もっと考えを練るべきでしょうね。
 皆さんの意見を聞きながら、改めて考えておきます。
 
 それでは、失礼しました。
2000年07月03日:01時34分03秒
【ファリス信者】私にもよくわかりません / Fall Down
すごい真面目かつ丁寧なレスありがとうございます。
ファリスの正義とは、秩序を重んじること、
で、秩序が、人々が虐げられないこと(要約)ならば、
それを実行、実現させることが正義では?
まぁ、それで他人を虐げていては本末転倒ですが、

本来ならもっと言いたいこともあるのですが、時間的都合により、また次の機会にさせていただきます。
2000年07月02日:23時40分54秒
イヤミなファリス信者 / HELL
 本吉さんの意見を見て思ったんですが、
 
 「ゴブリンは邪悪だから皆殺しじゃ〜」
 と主張している過激なファリスプリーストよりも
 
 「私はゴブリンにも生きる権利はあると思うんですよですよ、はい」
 と主張しているエセヒューマニズムに染まったファリスプリーストの方が
 イヤミに感じるのは私だけでしょうか?
2000年07月02日:19時56分21秒
【ファリス信者】なんのための秩序・正義か?イヤミに感じる行動は? / 本吉
 はじめまして(笑)、FallDownさん。
 貴重な御指摘ありがとうございます。
 
 それでは、私が思っているファリスの秩序・正義・何をイヤミに感じるかを書いてみます。
 
 
 《何のための・誰のための秩序だろう?》
 秩序とは、全ての人が(誰のための、です)能力の差で他人から虐げられることがない様にと(何のために、です)、ファリスが定めたものではないかと思います。
 能力の差というのは、筋力・知力・権力等の、ある程度は努力で手に入るものの、どうしても自分の意志以外の所で限界が来てしまうようなモノのことです。
 
 
 《なんのための・誰のための正義だろう》
 正義が何かは、まだ、よく分かりません。
 『Q&Aブック』P209には「秩序を重んじること」とありましたが、実は、それでも私には難しいのです。
 秩序を重んじると言いますが、こんな場合はどうでしょう?
 
 ファリスの定めた秩序に従えと、他の意見をねじ伏せることは?
 ん〜と、正義じゃないと思います。
 
 自分の都合が良いように秩序というものを解釈して行動に移すのは?
 やっぱり、正義じゃないと思います。
 こんな正義を掲げてちゃあ、過去にSWノベルに出てきた悪例プリーストの典型的な行動ですよね。
 
 Q&Aで明確な回答があるにもかかわらず、正義というのは確かなものじゃなくて、一瞬一瞬自分に向かって「これで正しいのか?」「本当に他にないのか?」と問いかけていくものじゃないかなとも考えたりしました。
 「これが正しいんだから、そこに人を導いてやろう」というのは、私は傲慢だと思います。
 
 もう一つ考えたのは、何か絶対に揺るぐことがないものがあって、それに従うこと・従おうとすることが正義なのかも、というものでした。
 例えば、人のためになるような事をする時にでも、欲や打算といった世間の色々なしがらみに囚われた訳でなく、本当に純粋に心の底から「この人のために、ああしてあげたい」「このためになら、僕はどうなってもいい」とか思う時がありますよね?覚えてはいなくても、誰でも一度はこんな事を考えると思います。
 そういった心は、同族を持つ生き物として、当たり前の感情ではないでしょうか?
 その心を『持とうとする』人を、正義の人というのかもと思いました。
 (あくまで『持とうとする』が大事だと思います。人は暗い心も持っていますからね)
 
 ・・・いや、ホントによく分かんないんです。
 ただけっこう自信があるところは、正義って言うのは、特別に格好いいものでも立派なものでもなく、私達にとって当たり前な事の中にあるものじゃないのかなと思います。
 泣いている子がいれば心配になるでしょ?
 困っている人がいれば気になりませんか?
 そんなものの中に在るんじゃないでしょうか。
 (とかなんとか言っちゃったりして・・・やっぱ、てれますね。でも本気ですよ)
 
 あ、それから、この書き込みでは、性善説とか性悪説とか、あまり考えていませんので御了承下さい。
 
 
 《イヤミに感じることって何》
 後は、何をイヤミに感じるか、ですね。
 私の場合、プレイヤーが真剣に、一所懸命に、ファリスプリーストをプレイした結果出てきたキャラなら、大抵イヤミだなんか思いません。
 戒律から多少離れていることをやったとしても、NPCの口・行動でそのキャラに注意してみて、それで軌道修正できれば、言うことはありません。
 みんなの考えにある程度あわせていただければ、大概の無茶は有りだとか考える、イ〜カゲンな奴ですからね。
 (だから、山本弘氏の設定も、特にど〜しょうもない矛盾が出てこなければ、そのままでOKとか考えています。
  「悪例集の”変な戒律に縛られたファリスプリースト”だって、きっといつかは考え直すだろう」とか言ってね)
 
 ただし、自分の考えに酔いつづけたままのキャラは、見てて白けると思います。
 
 
 
 FallDownさん、こんな感じで良いんでしょうか?
 
 え〜と、私、プリーストをやったことがないんですよ。
 ですから、現在SWTRPGで遊んでいる第三者の目から見て、この考え方がどう映るのかが、ものすご〜く不安だったりします。
 私も、一部のファリスプリーストを見て、それが一般的だと思っていましたから。
 (ちなみに、一般的なファリスプリーストについては、lieさんのホームページ『蜃気楼の塔』を見て下されば、これまでにオフィシャルで出たキャラが沢山載ってますね)
 
 
 あまり、まとまってなかったりしますが、この辺で失礼します。
 長文・乱文御容赦下さいませ。
 ではでは。
2000年07月02日:01時39分02秒
ファリス関連に一言 / Fall Down
どうも、はじめましてFall Downといいます。よろしくおねがいします。
ファリスの正義にしろ、秩序にしろ
「誰のための、何のための正義、秩序なのか」
が、プレイヤーがハッキリ決めるべきだと思いますが、
どうですかね?

あと、何がいやみに感じるかは、個人差があるので、
そこの所をハッキリさせなければ、話がこじれますよ、多分

実は、嘘をついてます。昔少し書き込みしてました。まぁHNも改めたので、はじめましてにさせてください。
2000年06月24日:13時31分49秒
REファリス関連 / 呉っち
拙が言いたいのは、プレイヤーのプレイの指針が漠然としている点です。
どっちにしろ正義の味方ってやつは、他のキャラ食っちまいますからね。
2000年06月23日:08時30分11秒
ファリス関連 / lie
to アムロさん
 アムロさん、どうもお久しぶりです。
 ちょっと気になりましたので、横レスさせてください。
 えっと、ファリス教会(特にアノス)に蔓延っているのは、権力というより権威主義ではないでしょうか?

to 呉っちさん
>いやみにならないファリス司祭
 エト(ロードスの最高司祭)
 ファーン(ファリス神殿によってヴァリス国王に任命された、真面目な人物)
 ジェナート(ロードス神殿に蔓延っていたの権威主義を改革しようとした)
 レファルド4世(アレクラスト東部のファリス最高司祭、公明正大な人物とされ、分別もある)
 ティステス(かつてのロードス最高司祭、ジェナートを最初は支援していた)
 フラウス(頑固な面もあったが、分別はあった)
 
 など、ファリス神殿の中でも顔役を務める、ファリスの教えに忠実な高司祭は、みな、いやみでないとおもうのですが、どうでしょうか?
 私のホームページ(=蜃気楼の塔)にて、よくあるファリス批判に対しての擁護論をまとめている最中ですので、よろしければそちらもご覧ください。
 
 いやみなファリス司祭は、聖戦士の中でも特殊な人物であったり、西部諸国での設定であったりする傾向があります。
 アノスにもいますが、前述の英雄に比べてプリーストレベルが低い(神の祝福が少ない)司祭だったり、ただの信者にすぎなかったりがほとんどだと思います。
2000年06月22日:23時49分05秒
いやみにならないファリス司祭 / アムロ
それぞれの教義の感想は聖堂教会の方に書きましたので ここでは題名のような考察を。

まずファリス教会(特にアノス)が権力に凝り固まって
いるのは周知の事実なのですから、準備する「経歴」
としては**地方の司祭→職務をたびたび放棄して冒険者
まがい→中央から警告、あまり出世しない→ある巨悪
事件の前触れを中央に報告したが無視され市民が犠牲に
→教会を離れ、本当の冒険者に

といったのはいかがですか?ファリスの声と自分の
正義感のみを頼りにして教会を離れる司祭。いやみ
にならないと思いますが。
2000年06月18日:00時55分33秒
じゃあしきり直しっつーこって / 呉っち
 教義研究のお話から、
 拙としては、「聖堂教会」を立ち上げた今ですら、「嫌みにならないファリス司祭像が、見つけられない次第。
 ファラリスをあれだけこってりやっちまった以上、ファリスの項をあのままにしとくとバランスが取れないんですは、
 みなさんいい考えありません?
 ちなみに下記は拙の聖堂教会っす http://www.alpha-net.ne.jp/users2/kuretti/
2000年06月16日:00時12分00秒
同感>まとめ / 石頭
同感という事で(^^;>う(む、こでわ茶々かもしでない)
2000年06月15日:20時10分52秒
プレイに活かしてこその設定という事で / YAN
 
 うーん。まぁ、貧弱というか、「世界設定」として参考になる部分は少ないかなぁ、と思ったり
 >ワールドガイド。
 
# 個人的には、シナリオソースとしては割と使えると思うんですが。
# 細かい部分を埋める必要があるのも、プレイヤーにネタバレする
# よりはマシだと思うので。ただ、即使える内容でない分、労力は
# どうしてもかかるわけで。細かいほうが完成度高いのは確か。
 
 あと、もっと生活に根づいた情報というか、各宗教の教義のあり方とか、宿屋や盗賊ギルドの
 詳しい描写あたりは確かに欲しいと思いました。
 
# 少なくとも、ルールブックの世界設定が貧弱というのは
# 否定できないです。なんせ完全版なんか、世界地図すら
# 載ってないんですよぅ(;^^)。 
 
 ただ、フォーセリア関係の世界設定は小説で補っている部分が大きいですからね。
 それを含めると「貧弱」っていうのは違う感じがします。生活に根づいた設定はあまりないかも
 しれませんが、「ファンタジー世界」という意味での世界設定なら十分ボリュームはあるかと。
 
 まぁともかく、宇津見さんは「世界設定が貧弱だからダメゲーム」とかは言われてないので、
 特に反論することもないんですが。
 
 逆に、そういうことを言われても、どう反応して良いものか、っていうのが(;^^)。
 
 前向きに受け取るなら、世界設定に欠けているものを明確にしてソードワールド雑談所辺り
 でフォローしてみるとか、小説からシナリオのネタを作って書込んでみる、くらいかなぁ。
 まぁ実際、プレイに活かせる話をするってーのは重要かも。
 
 現状だと、ここってほとんど「小説」の議論をする場所になってるし(;^^)
 TRPGに即した内容を心がける、っていうのは必要かもしれません、ハイ。
2000年06月15日:17時58分00秒
まとめ / 宇津見
 とりあえず私の立場や主張を整理しますと、私は、小説や漫画の題材も含めたフォーセリアの世界設定全体に関しては、10年以上の蓄積で、充分壮大といえると思っています。
 ただ、「RPGセッションをする上で、必要とされる情報が的確に提示されていない」「実際のプレイでは、ユーザーのやりたい事の優先度が極めて高く、背景世界の重要性は極めて低い」「その結果として、フォーセリアは貧相である、と、結構な数の人に思われている」ということは、述べています。
2000年06月15日:17時47分24秒
re:フォーセリアの設定の密度 / 宇津見
 まあ、どの程度をもってして、「遊ぶのに充分です」とするかが問題なのでしょう。詩人の血氏にとっては充分なのでしょうが、私にとっては全然足りない。
 人種や民族や文化の壮大な設定とかは必須ではありませんが、とりあえず「ワールドガイド」のレビューでも書いたように、基本的な衣食住とか法律、一般的なプレイヤーキャラクターの食い扶持と倫理観(SWの場合は、冒険者とか冒険者ギルド)ぐらいは説明して欲しいです。具体的に言えば、剣を振り回して遺跡から財宝を持ち帰ったらはたしてどうなるか、とか。この辺、一応基本的なはずの「ソードワールドRPG(文庫版)」「同完全版」「ワールドガイド」ではろくに説明されていなくて、リプレイや小説、雑誌記事などに断片的に散らばって書かれているだけなんですもの。私のプレイ経験では非常に不便でした。

 それともう一つ。詩人の血氏が、フォーセリアの設定は自分にとって問題無いという理由として「直接的な自分の分身を冒険させたいからこった設定はいりません」と書いていますが、それって、「プレイに十分な設定が揃っている」ということではなく「そもそもプレイに情報を必要としていない」ということを説明しているだけのような。
 たしかに、ソードワールドの多くのプレイ(オフィシャルリプレイを含む)が、背景世界の情報を大して必要としていないという事でしたら、全く同感です。
 でもそれって結局、「貧弱な背景世界」と思われる、明確な理由になってしまっているのでは?「貧弱な背景世界設定でも充分プレイできる」ということではあっても、「充分プレイできているから、充実した(*)背景世界設定である」ということにはならない。


*:何度もお断りしているように、あくまでも、基本的な資料で紹介されている実際のプレイ向けの情報、という事に限らせてもらっえいます。


2000年06月15日:16時19分33秒
フォーセリアの設定の密度 / 詩人の血
 宇津見さんwrote
 >「ソードワールドRPG(文庫版)」「同完全版」「ワールドガイド」といった、最初に読むであろうもの物の内容から
 >すると、はっきりと「貧弱」「必要なはずの情報が無い」と私は言い切りますし、そういうふうに思われるのは仕方がないかと
 
 なぜ仕方ないんでしょう?
 よく分かりません。
 だから、
 
 >この辺の問題については、以下のURLにてレビューという形で書いています。興味があれば御一読を。
 
 と書いてあったのでそのURLにあった宇津見さんのソードワールドRPGのレビューを読みました。
 そこには、
 
 >とはいえ、複雑なロールプレイよりも、もっと直接的な自分の分身を冒険させたいと望む場合には
 >この方がかえって快適だろう。
 
 と書いてあり、よけい分からなくなりました。
 この文章の前には、宇津見さんが必要だと思う情報について触れられていたのですが、
 まさに直接的な自分の分身を冒険させたかったぼくは、宇津見さんのいうような情報は必要ないなぁ、と思いました。
 人種や民族や文化の差を遊びたかったら、別のゲーム(RQとか)を遊ぶので。
 フォーセリアにはフォーセリアの「実際のRPGのプレイに必要な情報」が揃ってると思いますよ。
 じゃなきゃ、実際に遊んでないもん。
2000年06月15日:13時32分20秒
RE:壮大な世界設定 / 宇津見
 石頭氏へ
 ああ、今回の私の発言に関してなら、売れたかどうかは問題にしていません。背景世界サプリメントのできのみを問題にしています(でもって、できがいいからといっててうれるとは限らない)。
 SWが売れたのは、明らかに背景世界サプリメンのでき以外のところでしょう。ユーザーの嗜好に合っていたとか、いわゆるメディアミックスとか。あと、私見としては、....こういっちゃあなんですが、多くのユーザーは自分の思い入れが取り合えずプレイに持ち込めるかが最優先で(そのできの善し悪しは関係なし)、背景世界は二の次か邪魔物にしか思っていないからでしょう。
2000年06月15日:10時31分23秒
RE:壮大な世界設定 / 石頭
しかし現実的にはソードワールド世界は大ブレイクし、日本語版トーグは絶版になってしまいました。世界設定の良し悪しは必ずしも売上に影響しないわけですね。何故ソードワールド世界は売れて、トーグ世界は売れなかったのでしょうか。疑問です。
2000年06月15日:00時20分12秒
あとだ、 / 呉っち
 あと付け足し、アキザワさん以後の投稿内容、
 どっちかと言えば、「ソードワールド座談会」系統のネタではないだろうか?
(ちなみに拙のは、以前の続きっつー意味合いでこちらに載せさせていただいた。)
2000年06月15日:00時15分14秒
RE:壮大な設定があるからといって… / 呉っち
 拙は壮大な設定は無意味とは思っていません。
 設定と言うのは、要は雰囲気作りの為の物と考えている拙としては、壮大と言うことは、それだけ多様化していると言えると思うし、不特定多数の人間がプレイする商業出版されているTRPGなればこそ、それらのプレイヤーにとって、一つでも受け容れやすい設定が有れば、ゲームのプレイにより熱が入ると思うのです。
 ただ、制作者の独りよがりの、プレイヤーを見下した壮大さというのは最低ですな、確かに。…
 まるで、辞書人間のマスターとプレイするぐらいに不愉快と言えるでしょう。
2000年06月14日:23時31分09秒
壮大な設定があるからといって、よい設定とは限らない / 宇津見
 むう、実は私は、「ソードワールドって、水野氏などの頭の中にどれだけの情報量があるかどうかは別として、そもそも実際のRPGのプレイに必要な情報というものを勘違いしていないか?」という見解を持っています。ああ、ここで問題にしているのは「実際のRPGのプレイに必要な情報を適切に提示できているか」であって、「小説がどれだけ書かれたか」ではありません、念のため。
 実際、「ソードワールドRPG(文庫版)」「同完全版」「ワールドガイド」といった、最初に読むであろうもの物の内容からすると、はっきりと「貧弱」「必要なはずの情報が無い」と私は言い切りますし、そういうふうに思われるのは仕方がないかと。みながみな、小説を何冊も熱心に読むわけではないのですから。(もっとも、実はグローランサやタイタン関連も、作者の頭の中の情報量は別とした背景世界サプリメントとしてのできは、SW関連よりはましなものの、必ずしも出来がいいとは思っていません。グローランサでも背景世界サプリメントでできがいいといえるのは、日本語展開後半から。できが非常にいいと思っているのはTORGの一連のソースブックです)

 この辺の問題については、以下のURLにてレビューという形で書いています。興味があれば御一読を。
Scoops RPGレビュー


2000年06月14日:20時41分00秒
RE;ロードス島戦記を、誤解していました。壮大な背景ですね / HELL
 フォーセリアはちゃんとした世界設定だと思いますよ。何か「グローランサやタイタンはしっかりしてて、日本のファンタジーの世界設定は貧弱」みたいなことをネットで見たもので。
2000年06月14日:20時23分53秒
ロードス島戦記を、誤解していました。壮大な背景ですね / アキザワ
みなさんはじめまして。
偶然、こちらを拝見させていただき、驚いてしまいました。
それは、ロードス島がけっしてミーハーな、キャラクラーものではなかったということです。
私は、所詮はアニメ的な和製ファンタジーだといたずらに軽んじていたようです。
みなさんの話題をみて、ロードス島に重厚な過去、古代魔法王国の複雑にして、なんとも神秘的で骨太な設定の存在があることを知り、正直驚いてしまいました。
なにかといえばヒロインの耳の長さ、といったような揶揄の対象になる作品、というイメージが変わりました。
ごく初期、D&DRでリプレイを読み、小説の1巻を読みテレビ放映(おそらくビデオ版)を何話か見た程度の知識で、ロードス島はキャラクター優先作品だというイメージをかってに作り上げてしまっていたようです。
いままで、海外作品のワールドガイドにのみ価値をみいだしていた自分の鼻を折ってしまいたい気持ちです。
みなさんにとっては自明なことを、くだくだと書いてしまいました。
ただ、みなさんの熱心な書き込みを見て、俄然興味がわいてきました。もちろん、フォーセリア世界全体についてもです。
RPGワールドの情報は、リアルタイムではないと雑誌記述情報の欠落が多くなる業があります。ですから、もしか情報に疑問を感じて、それが従来の雑誌などで紹介されているものなのかどうかといったことがありましたら、質問をさせていただきます。
ここまで書いておきながら、なにも私が決意表明のようなことをする必要はないことに気がついてしまった。うーむ。新天地を発見した喜びではしゃいでしまったようです。失礼しました。
2000年06月14日:19時14分58秒
聖堂教会開設 / 呉っち
 以前、(LOG17)で拙が申しておりました、フォーセリア宗教研究のホームページ、「聖堂教会」が開設致しましたのでご連絡致します。 http://www.alpha-net.ne.jp/users2/kuretti/
とりあえず拙の最新の教義論はそちらにあります。

(sf:重複削除しました。また、URLが間違っていたので修正しました(alphanet → alpha-net))


2000年06月14日:17時37分36秒
大黒様ファラリス / 宇津見
 暗黒神を大黒様と少々変えて、大黒様ファラリスと書くと、宝船に乗った恰幅のいいおっさんのようであります、はい。
2000年06月14日:16時09分33秒
【カーラの父親】RE:あう / セヴィー
こちらでは本当にお久しぶりです。>lieさん

>私は、カーラの親はル・フロイであり、魔法王国がロードス島を支配した時期が
>コンパニオンにあるものよりずっと後に変更されるんじゃないかと思っています。

 私も、そうした方が自然だと思います。
 『ロードス島戦記コンパニオン』のル・フロイの箇所を読むと、ロードスへの征服が新王国1000年程前であり、蛮族との対立だったことがわかります。
 しかし、『魔法王国カストゥール 〜復讐の継承者〜』によると、1000年程前といえば、サイクロプスの一族によって王国が滅ぼされ(1200年程前)た後に再興したばかりです。太古種族や古代種族に対していまだ有効に戦を進めていない時期に、大陸外を征服しようとするのも考えにくいです。
 それに、蛮族がそれらの代わりに王国に対して戦を挑んでくるのは、魔法能力の欠如した人間が増加してきた300年程からだったと思います。ロードスの征服が蛮族との対立であったのならば、それ以降の時期になるのではないでしょうか。
2000年06月14日:15時14分57秒
カーラのサークレットの効果について / lie
 レイリアにカーラの記憶が残っていたのはカーラのサークレットが知識の額冠としての魔力も持っていたからだとも考えています。
 
 真実の鏡という系統のマジックアイテムが一般的に存在し、そのうちの最強のものがロードス太守の秘宝とされていたように、知識の額冠という系統のマジックアイテムも複数製造されており、カーラのサークレットもその一つだったんじゃないでしょうか。
2000年06月14日:15時07分08秒
あう / lie
 どうも、お久しぶりのlieです。私の過去ログが引っ張ってこられてますね。
 
 私は、カーラの親はル・フロイであり、魔法王国がロードス島を支配した時期がコンパニオンにあるものよりずっと後に変更されるんじゃないかと思っています。
 
 なお、魔法王国も末期ファーラムの治世には、系統魔術の派閥が解体されたはずなので、カーラの親がもと死霊魔術の家系であった可能性もあると思っています。
  

 ちなみに、魔法王国時代のカーラの地位については(まだ触りだけですが)、私のホームページでもまとめています。
 今後は”カーラというマジックアイテム”の能力解析を中心に更新していく予定です。
 では、また。


2000年06月14日:14時50分04秒
邪推「暗黒神ファラリス」 / 呉っち
●漫画「ユニコーンの乙女」でファラリスとおぼしき神が複数存在したのは、インドのヴィシュヌ神のごとく、複数の姿(もしくは肉体)を持っているからでは?
 可能性としては、以前「混沌シリーズ」(何だったかは忘れた)にあった、「闇の右手は形を作り出す力を持つ」という記述により、下手すると、魂だけとなった現在でも、本人がその気になれば何時でも復活できるが、自身の主義(人間は神から自立すべき)に反するが故に、しないだけとも考えられます。
 また、それが故にいくらコールゴッドを暗黒司祭達が行っても必ず失敗してしまうのでは。?
(暗黒伝説のケースは、はなから一時的降臨と決まっていた上、行う内容も、自身の行為の帳尻会わせであったから、かなり特殊)
 皆さんの考えをおまちします。
2000年06月13日:19時56分48秒
【カーラの父親】死霊魔術師の可能性 / 清水零壱
 カーラの父親が死霊魔術師である可能性も、皆無ではありません(極めて信憑性の薄い推論ですが)。  
 「ふたりの迷宮」がモチーフに忠実だとすれば、ディアネーの家(死霊魔術の名門)とジェフメルの家(付与魔術の名門)の間に和解が成立したと思われます。  
 また、迷宮に設置された移送の扉がつながっていたディアネーの屋敷は「アレクラスト大陸ではないかも知れない場所」にありました(呪われた島である可能性も示唆されています)。  
 ロードス太守となったディアネーの弟(乃至その後裔)が、ジェフメルの妹(前に同じ)を妻に迎え、両者の間に生まれたのがカーラだとすれば、辻褄は合います。  
 その場合、アルムサイナス・ル・フェインは、カーラの母方の親戚(祖父?)に当たると思われます。
2000年06月13日:07時15分58秒
Re:【カーラの父親】ヴォイド卿の地下迷宮 / セヴィー
たしかに。
  「冒険の舞台」にも、このシナリオは「堕ちた都市」でなくとも成立します。
と書いてありますしね(笑)。
ただ、p.253にグルネル(魔神)が登場しているんですよね。
魔神の召喚にはじめて成功したのは、ブランプナスと同時代の召喚魔術師アズナディールですし。
やはり、「堕ちた都市」の時代だと思うんですよ。
もっとも、召喚したのではなく、野生の魔神(笑)を捕らえて使役していたのかもしれませんが。
2000年06月13日:06時59分00秒
【カーラの父親】ヴォイド卿の地下迷宮 / 清水零壱
 本題とは直接関係ありませんが(年代的矛盾の解決にはなるかな?)、ヴォイド卿の地下迷宮がレックスにあったとは限りません。  
 「無限よりの…」には「『墜ちた都市』にある古代カストゥール王国の遺跡の地盤がゆるみ崩壊しました。するとその下から厳重に魔法の封印を施された迷宮の入口が現れたのです(p221)」と書かれています。  
 つまり、あらかじめ(レックス建造よりずっと前に)地下に築かれていた迷宮の上に、レックスが墜ちてきた可能性もあります。
2000年06月13日:06時09分51秒
Re:カーラの父親 / セヴィー
「ロードス太守」のル・フロイは「夢幻よりの……」のル・フロイとは同名の別人で、
ル・フロイ・ル・フェインと言う名前だったらぴったりなんですけどね。
「遥か昔のロードス太守の娘」は、直接の父子関係のことではなく、
血筋に連なるものという意味で使われていたということで。
「ロードス太守」ル・フロイは蛮族に殺されていますので、
やはり「夢幻よりの……」ル・フロイとは別人ではないでしょうか。
2000年06月13日:02時37分43秒
Re:カーラの父親 / Vampire.S
セヴィーさん、早速のご回答ありがとうございます。
[ル・フロイの存在時間について]
はい。「夢幻よりの…」における彼の登場の事実は知っていたのですが、ロードス島コンパニオンにおける記述から、この人物が具体的にどの時代に存在していたのかは、謎としかいいようがないのです。彼がロードスの初代太守として赴任した時期が、カストゥールの崩壊から数百年前とされているため、彼についてのすべての言及が正しいと仮定した場合、きわめて長い期間にわたって彼が存在したことになります(仰るとおり、ヴォイド卿がレックスに封印されていた事実と矛盾しています)。ロードス島コンパニオンにおける記述はその年代の古さから、一方、「夢幻よりの…」における設定ではシナリオの作者が水野良氏で無い点から、どちらを棄却した方がより正解に近いかについては、この点からは判断できないと思われます。

[アルムサイナス・ル・フェインについて]
名前の類似と、当時存在した環境から類推すると、カーラがこの一門に何らかの関連があることは、たしかだと思います。ただ(先程述べましたとおり、この資料の正当性には不安点が散見されるのですが)、ロードスコンパニオンに準拠する限りでは、第二代太守アガナー以降のロードス太守は死霊術師であるため、付与魔術師にしてロードス太守であったのはル・フロイ以外にないと思われます(どーでもいいですが、シナリオ記述に従う限り彼、召喚魔術師の導師をしているんですね)。問題の箇所で、ウォートは「ロードス太守の娘」とはっきり口にしているので、カーラの父親 = ル・フロイ説の傍証にはなります。
引き続き、何かすばらしいアイディアを思いつかれましたら教えていただけないでしょうか。
2000年06月12日:23時44分36秒
【カーラの父親】アルムサイナス・ル・フェイン説 / セヴィー
さて次は、私の考えるカーラの父親についてです。

タイトルからわかるとおり、アルムサイナス・ル・フェイン(もしくは、その血筋)ではないだろうかというものです。
アルムサイナス・ル・フェインは、太守の秘宝「真実の鏡」「知識の額冠」の魔力付与者として知られています。(『ロードス島ワールドガイド』より)
太守の秘宝が代々の太守に所有され、ロードス島の支配に使われたものならば、
アルムサイナスは、ロードス太守に関わりのある人物(あるいは太守)だったのではないでしょうか。
「カーラの額冠」は、もう一つの知識の額冠と呼ばれることもあり、「知識の額冠」と非常によく似た効力を持っています。
そして、ル・フェイン家と言えばシェラル・ル・フェインの家系であり、また何人もの門主を輩出した付与魔術の名門中の名門として知られています。
カーラが優れた付与魔術師である理由にもなるかと思います。
本名は、アルナカーラ・ル・フェインなのかもしれません。

余談になりますが、
カーラは『ロードス島戦記7巻』p.178、179で、知識の額冠をバグナードから手に入れています。
その理由は明かされていません。
私見では、知識の額冠にカーラの記憶と意思とを与え、もう一つのカーラの額冠になったのではないかと邪推しています。

それでは。
2000年06月12日:23時04分47秒
RE:カーラの父親について / セヴィー
はじめまして。
佐々木勇也/Vampire.Sさん。(うっ、長い…)

(2000年06月12日:18時45分40秒 カーラの父親について / 佐々木勇也/Vampire.SさんWROTE)
>カーラの父親は、そのものずばりロードス初代太守の「至高なる」ル・フロイでは、なかったでしょうか ?
>年代、その他のことを考えると若干疑わしい(ル・フロイ自身は古代王国末期から考えると相当古い時期に死亡している)のですが、

そのル・フロイですが、それほど古くない魔術師かもしれないんですよ。
というのも、SWシナリオ『夢幻よりの……(『闇からの脅威』収録)』によると、
「至高なる」ル・フロイは、「背徳の召喚魔術師」ヴォイドの導師として登場しています。
そして、ヴォイドは「堕ちた都市」レックスの地下(「空中都市」レックスに)迷宮を築いています。
レックスは当時の付与魔術師の門主ブランプナスによって王国の崩壊100年程前に築かれたもののため、
ヴォイドが迷宮を築いたのは同時期か、それ以降になるわけです。
当然ながら、その導師である「至高なる」ル・フロイも、その時代の魔術師となります。
「至高なる」ル・フロイ昔の人じゃない説です(笑)。

もっとも、召喚魔術師ヴォイドの導師ですから、同じく召喚魔術師である可能性が高く、
「ロードス太守」ル・フロイとは同名なだけで別人かもしれませんが…。

>また、加えて、ル・フロイ自身が相当の異端は魔術師であり、自身ファリスの信者であったとも記憶しています。

ル・フロイがファリス信者であったかどうかは知りませんが、
カーラと同じく、蛮族に対して友好的に接する魔術師だったようです。何よりも付与魔術師でした。


文献としましては、
  『ロードス島戦記コンパニオン』/ロードス最初の太守ル・フロイと
  SWシナリオ『夢幻よりの……』(『闇からの脅威』収録)/「至高なる」ル・フロイ
になります。

>本来、このような場であやふやな記憶に頼って無責任な意見を開陳すべきではないと思いますが、
>気になったらどうしても頭を離れなかったもので。 それでは。

わたしも同じようなことをよくします(笑)。
過去ログも読んでませんし。(読もうとはしてるんですけどね。分量が多いから挫折するんですよ〜)
それでは、今後よろしくお願いします。
2000年06月12日:20時38分56秒
フォーセリア研究室 LOG 017 / sf

 フォーセリア研究室 LOG 017として2000年05月06日から2000年06月12日までのログを切り出しました。



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