TRPGな一言2001年09月中期分


目次


2001/09/11:二層世界のどちらについてかで正位置逆位置を変える

夢と現実のような二層構造の舞台を持つゲームで。夢だと逆位置、現実だと正位置で適用されるカードなんてかんじにルール的に規定されていると、二層世界のどちらなのか意識しやすくていいかも知れませんね。

現実世界と夢の世界に限らず、物理世界とアストラル世界とか、現実世界と電脳世界とか、学校内と学校外とか、昼と夜とか。いろいろと二層構造の舞台で、PCによって利益不利益があるってのはありますから、応用は利くかな。

2001/09/12:これを出してみたいをシナリオ作成の原動力に

モンスターや登場人物やアイテム・魔法などデータ、現実に得た知識や人物情報、フィギュアや地図などの小道具。そういうのを読んで、これを出してみたいという気になると、シナリオって作りやすいんですよね。

そういうシナリオを作りたくなるようなわくわくする素材をみつけて、探してみるってのは、マンネリ化した時やシナリオの出てこない時には良いことなんだろうと思います。

2001/09/13:法のもとの戦闘

無差別になんでも使える方法や謀略もありの戦いってのは、異文化間とか極限状態では良くあることですが。同じ文化圏の対等の存在同士では、一定の法のもとで戦闘を管理するということは良くあるわけですよね。儀礼的戦闘とか、戦時国際法とか、「やあやあ我こそは」みたいなのとか。

そういった法的制約の中でどう闘い抜くか。法的制約を無視したことでのデメリットを覚悟で法を破り、どうやって知られないようにするか。そういった制約のある戦いを課するだけで、いろいろと工夫の必要が生まれてくるので、そのあたりうまく活用できると面白くなるのかも知れませんね。

2001/09/14:性格ルールは人外により向いているかも

性格ルールなどで自動的に反応がはまってしまうというものは最近はいろいろとありますが。これって、異星人とか人外を遊ぶ時に使ったほうが、それらしくて派手で面白いんでしょうね。

ついついフェロモンの誘導に流されたりとか。

2001/09/15:事件ネタは周辺情報をもとにしてみる

時事時に最近の事件などをネタとして直接に扱ってしまうと、いろいろと問題が起こることがありますよね、感情的に。

もしアイデアがなくて最近の事件からネタを引き出したいのであれば。事件そのものではなくて、事件から波及した反応や事件に絡めて報道された歴史的事件・歴史的対立などを元にして、最近の事件がらみとはわからないほどに翻案していくというのは一つの手なのかも知れませんね。

最近起きた事件であれば、周辺の報道も豊富なわけで。直接その事件を扱わないでも、ネタにできる事実や対立関係などは、いくらでも拾えるのではないかというわけです。

2001/09/16:戦闘以外の危機感

冒険小説なんぞをみていますと、危機また危機の連続で押しまくるわけですが、TRPGでは戦闘以外の危機感を感じさせる演出のルールが少ないことが多いのかも知れませんね。

処理にかかる時間とか状況を把握するのにかかる時間などもあって、テンポ良く進めるのが難しいというのもあるのかなあ。

2001/09/17:活劇には未開の地が便利

TRPGにおいては、PCたちが解決しなければいけない、PCたち以外には解決できない問題が提示されることが望ましいですよね。プレイヤーのモチベーション的にもそうですし、PCらしく行動すると「警察に通報します」で終わってしまうのは困りますし。

そこで便利なのは、当事者的に危険がいっぱいで、頼る組織や国家権力の弱い未開の地。法律と組織が完備し、組織による保護が徹底されている文明のもとでは、どうしても活劇をやらかすとPCが追われる側になりがちですから。

現代日本なんてのはその最たるものものなわけで、打開策として「オカルトにより自分たちだけが対処できる」「隠された事実についての事件は隠蔽される」などの手で活劇ができるようにしてるわけですよね。

2001/09/18:似た意味もある単語の置き換え

IRCでドラゴンと出てくる題名やモンスターについて、ドラゴンを全部ブルース・リーに置き換えるというネタがでて個人的に大受けしたりしたのですが。

やはり、なにか似た意味もある単語を無理やり置き換えて、お話しや設定や情景や課題や敵を考えるというのは、面白いものですね。コミカルノリの世界では、とくに多用できるものでしょう。まったく同じ単語の置き換えではいまいちですが、比喩や二つ名などをそのまんま解釈して置き換えてしまうと、面白くなります。

とりあえず「ブルース・リー・アームズ」を見てみたい。「ヒュージ・レッド・ブルース・リー」もいいなー。

2001/09/19:ジャンル小説以外を扱えないかな

TRPGの舞台や背景となる設定ってのは、どうしてもジャンル小説のお約束に則ったモノになってしまいがちですよね。SFとかファンタジーとかホラーとか。しかし、そういったジャンル小説ってのは、忠誠心の強いファンが維持している側面ってのは強いわけで。しょせんごく一部の人間しか関心を持たないものであるってのは、事実なんでしょうね。

そういう意味では、一番に広く売れるタイプの普通の「冒険小説」だとかブロックバスター小説なんかができるTRPGってのが、一般受けする上では欲しいのかも知れないなあ。難しそうだけど。

2001/09/20:情報といってわかった気にならない

情報処理、情報産業、などといっても情報っての自体が曖昧で歴史的に変化してきた言葉なんだなあということを思いつつ本を読んでいたのですが。

情報収集、というときの情報ってのも、いくつもの意味が含まれていて、かなり曖昧模糊としているんですよね。そのために、情報収集だの情報のルール化だのといった時に、読み手によって全く異なるものを想定してはなしがすれちがうんでないかなあ、などと思いました。

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