TRPGフリートーク LOG 005

TRPGフリートークの1997年10月23日から1997年11月06日までのログです。


1997年11月06日:23時57分44秒
メッセージ・プレイ / でぶ猫
 地方問題の古典的解法にプレイ・バイ・メールという 形式があります。これは住所が地球の反対側であっても郵便が とどくなら対戦可能な方法です。
 将棋でもチェスでも囲碁でもかまいません。お互いが1セットを持ち、 先手後手を決めて、盤上の座標で次の一手を相手に教え、そこにいない 対戦相手のかわりに自分の手元の盤を管理していくわけです。
「11月6日、ジョンより手紙。次の彼の手は1八金。おお! どうしたんだジョン。 こんな冴えない手をうつなんて。君に何があったんだ? とはいえ、折角のチャンスなので 遠慮なく2二銀で飛車をもらって王手をかけた。明日から出張。戻ってくるころには彼から次の一手が届くだろう」
 なんて日記が書けるのもプレイ・バイ・メールならではの楽しみでしょう。
 実際に1プレイ終わるまでに時間はかかりますが、非常に趣味的でよいと思いませんか?
 
 この対局者2名の間を手紙が往復することで成立するプレイ・バイ・メーリのかわりに、米国かどこ かで主催者の元に参加者が自分の手番の行動を手紙で通知し、主催者はルールにのっとって結果を 通知するという郵便を使ったゲームが生まれました。これはルールを主催者が買えば、あとは参加者を つのって進めていくものであったと思います。
(記憶もずいぶんあいまいなんですが、スターウェブというのが有名どころだったように思います。日本では10年 以上前には京都あたりに在住の外国人の方とかがやっていたように思います。今はどうなってるんだろ)
☆これをより大規模にメーカーレベルでやっているのが、現在、日本でPBMで通じるゲーム群でしょう。
 
 この郵便対戦形式は、RPGでも可能でしょう。実際、電子メールを使用したものなら過去に行われた 実績があります。(深淵の馬をつれた少女にまつわるリプレイ(?)は電子メールセッションでした) 電子 掲示板を用いたセッションもその一種といえるでしょう。
 ただし、NIFTYのRPGプレイングフォーラムのメッセージセッションの様子を見ていると、即応性を ともなわないセッションは立ち消えになりがちのようです。RPGをプレイするためにはある程度 高いポテンシャルをもたないとやっていけないからではないかと思います。
 しかし、(最近はそうでもないのかもしれませんが)いわゆるPBMにはまりこんだ人たちは かなりのポテンシャルを維持していたようです。まあ、大変だったようですが。
 しかし、それほど負担のない(あるいは負担を感じない)範囲で、マスター一人のPBMというのも可能なんじゃ ないかと思いますが、何せ私はいわゆるPBMの経験がないのでなんともいえません。
 経験者の方、いかがでしょう?
(問題は、プレイヤーやマスターが知り合う機会がどうもたらされるか・・・なんだけど、まあ、とりあえず忘れて)
1997年11月06日:21時46分25秒
地方問題を考える / Dr.李
 なにか某国営放送のようなタイトルだな。
 それはそうとして、やっぱり、すれ違いってこわいねえ。話が噛み合わないもの。
 それはともかく、TRPGの草の根運動か・・・。結構大変なのよ、最近は。努力が足りないのかもしれないが、なにか少し勘違いしてる人たちが、多くてね(愚痴)。
 さて、ここではあまり気にならないのだが、TRPGをやる上で、意外と横のつながりが無いと思わないかい?
 なんていうの、こうプレーヤー同志の交流ってやつ。これも地方問題の一端だと思うだけど、どうかな?
 それともこれも、ユーザーだけではどうにもならないことだろうか?
 もし、可能な事の選択肢の一つとして、ネットワークの構築があるのなら、こういう場所で発言するのも一つだし、電子メールのやりとりをするのも一つだと思いますな。
 もちろん、手紙のやりとりでもおっけいでしょう(最近は少し怖いけどね)。
 よくわかないこと書いてるかもしれない(笑)
 とりあえずメールアドレス後悔・・・(嘘)公開!
 mady@fuchu.or.jp
1997年11月06日:19時46分05秒
RE:地方問題 / 陽陰
 デブ猫さんの宿題を一日考えていたのですが、最適解が出ませんでした。
 でも、解無しではあまりにも非建設的ですので、私なりの考察を書こうと思います。
 
 >地方のRPGゲーマーの抱える問題は、おおまかに
 >○ゲームおよび関連小物(ダイス等)の入手
 >○プレイ仲間の確保、特に上手なマスター
 >○情報の入手(RPG関連情報ばかりでなく、地元のRPG事情。特に後者)
 >○(もしかしたら)社会の偏見
 >といったところでしょうか。
 
 まあ、どれも、プレイ人口が少ないということに起因します。
 で、自助努力で何とか出来ることというと、地道にプレイ人口を増やすことでしょうね。
  しかし、以前ヤンキー兄ちゃん達相手や、スポーツのめり込み少年達相手にRPGをしたことがあります。(冗談のようですが、本当のことです)
 どちらも、RPGは面白いという感想でした。
 で、コンベンションに誘ってみたのですが、「お前とヤルんやったらいいけど、そういう会合って、なんかヲタクっぽい奴が仰山いそうだから、やだ」という回答が帰ってきました。
 まあ、無理には薦めなかったのですが、やっぱり偏見って多いなあという感想を持ちました。
1997年11月06日:19時08分41秒
ご挨拶 / 手塚 健
 普段はN◎VAの雑談所に出入りしている手塚と申し ます。興味があって最近こちらの書き込みを拝見させて いただいてました。
 
 一通り読んだ感想としては、やっぱりTRPGって商 売にむいてないんだな、という事です。遊ぶのに多くの 手間暇がかかりますし、一人ではできない。また商品と してアピールするにもTRPGの面白さというのは非常 に伝えづらい。そして現状では細々とやるにも全体数が 少なすぎる。
 それでも私はTRPGが好きなので滅んでほしくはな いわけです。海外ものも好きですが、長く遊ぶためにも 日本のTRPGに生き残ってほしい。そのためにできる 事があればなるべくしたいと思ってます。メーカーサイ ドに任せておくだけではまずいのであれば自分達で何ら かの行動をしたい。
 そういう意味でGMNさんや流れ桃さんの意見に賛成 です。
 こういった行動は言ってみればボランティアであって ユーザー全てに課せられた義務ではないと僕も思います。 ただそのボランティアがどうしても必要なほどに今の日 本のTRPG界は切迫した状況なんでしょう。
 
 まあ、こちらの議論はおいておくとして、今私は地方 問題の話に興味があります。
 というのも地元での就職が決まり、無事卒業できたら(できるといいなあ、じゃなくてしないとやばいんだっ て)故郷の山梨に帰る事になりました。私としては卒業 して地元に帰ってもTRPGは続けるつもりですが、山 梨も東京に一応隣接しているとはいえTRPGが盛んな 地域ではないので、いろいろ不安が多いのです。それで 今のうちにここでいろいろと学ぶ事ができればありがた いと思っています。
 
 とりあえず今回はご挨拶のみで失礼させていただきま す。こちらの議論が建設的な方向へ向かってくれるよう 願います。
1997年11月06日:14時34分08秒
一連の議論を読んで / GMN
 一連の発言を読ませていただきましたが、送り手側と受け手側には考え方にかなりのズレがあるようですね(^^; 私はまだまだユーザーが怠慢だという考えなのでみなさんの意見には同調出来ませんが、このまま両者が議論しても平行線のままでしょうね(^^;
 日本橋スタンバイの1フロアにMTGコーナーとデュエルスペースが出来てるのを見てびっくり。やっぱり売れる物は周囲が放っておきませんな。TRPGが放ったらかしなのも売れないからでは?MTGが小室哲哉ならTRPGはインディーズでしょうか(爆)。メーカーがお金かけないのも当然で宣伝しないのも頷けます(^^; だから我々もインディーズのグループを口コミで広めていくような活動を行う必要があると思います。ライブがあれば新幹線や飛行機で駆けつける。あらゆるメディアでそのグループの情報を収集する。良く聞く話ですがTRPGもそういうファンをたくさん獲得&養成する必要があると思います。それは全てメーカーがやることなんですかね?

#極論ですけどメーカーの協力なしのファンサイドオンリーでJCGクラスのお祭りを有明か幕張でぶちかませるほどにならないとメーカーは動かないでしょうね。
1997年11月06日:13時54分32秒
TRPG雑誌について / 流れ桃

表紙について
アニメ絵な女の子の表紙等はっきりいって幻滅の連続です。 最近は角川系列(富士見も含む)だけではなく、RPGマガジンまでこの ていたらくですから今ではどこも同じですね。 但し、ターゲットはアニメライクなTRPGを楽しみたい人向け=若い世代 でしょうから、不満を言っても仕方がないかな。 私はHJ社のタクテクス世代なのでそういう風に感じるのかもしれませんね。

内容
角川系列の雑誌は以上の様な理由から固定観念が植え付けられているので 読んでいません。(但しJGC関連の時だけ購入しました。)ですから対象になるのは たまに購入するTRPGマガジンとゲームフィールドの二つになります。 TRPGマガジンの方は私はカードゲームに興味がないので(カード自体には興味は あります。DCコミックスカード等)読むべきページは減少されます。目に付くのは リプレイと読者参加型ゲーム。往年の古き良きタクテクスとは比べ物にならぬ程、
”読む”べきモノがありません。それでもリプレイだけは色々な勉強になるので読ん でいますが。
 ゲームフィールドの方も似たり寄ったりですが私のこの雑誌の購入目的が、 N◎VAや、BFSのサポートとして読む、というものなのでそれが満たされている という点からは不満はありません。 少し内輪な記事があったりする所が幻滅する事がありますが。

金額
問題ないですね。

総評
読める記事は最早、オンライン上にしか存在しないかもしれません。 雑誌はすでに読み物として購入しているのではなく、業界が続いて欲しいから だけの理由だけです。 マニア(敢えてそう呼ぶ)が”読める”雑誌が読みたいものですが、 それをするには会員制にして確実に金が取れるやり方をしないと無理でしょう。 我々、ユーザー間でそういうモノを組織しませんか? そして金が集まったら、プロに依頼するのです。 金は俺たちが出すから読める雑誌を作れ、と。 denkou@cb3.so-net.or.jp
1997年11月06日:13時10分28秒
駄文になるかな? / ナカザキ
>さらにはラジオ番組やPBMに
>至るまで、これまで例にない告知の努力がなされました。

全て業界関係のメディアですね。
まだまだ努力不足です。この程度の広告で「努力しました」などとはおこがましいと思いますよ。
また、チラシの構成などにはどの程度の努力を払いましたか?
同人誌即売会とさして変わらないような広告で、カスタマの注意を引けると思う方が間違っていると思いますね。
中身についての宣伝は全く不足しておるようですし、これで広告したなどと言ってはいけませんよ。

プロはプロ、そこまで真面目に営業をしましょう。
ユーザーとプロとはっきり区別する立場にいない?甘えてはいけません。それで稼いでいれば、プロです。そしてユーザーとは、金を支払うカスタマです。別物ですね。
さらにいうなら、メーカー側の人間が「ユーザーの怠慢」などと平然として言うのは客をなめ切った態度です。
たとえそう思っていても、メーカーがそれを言ったら終りですね。
ユーザーサポートをしっかりしてから、業界内部のみで言いましょう。
公開の場で、ユーザーサポートを怠っているメーカーの人間がするべき発言ではありません。

#これじゃあTRPGではなくて商売倫理の話ですな(苦笑)


1997年11月06日:11時41分26秒
うむ / fushimi


 伝えたいことはだいたいわかっていただけましたし、挑発的な発言だったので謝罪すべきところはありそうですね。さうすさんの発言にはとくに感謝します。

> fushimiさん、おっしゃりたいことは理解出来ますし、愚痴も含んでいることは分かりました。それを踏まえた上でですが、「(知らないことは)ユーザーの怠慢」という、送り手本位の意見には反対します。お客であるユーザーには、情報収集の自由こそあれ、義務なんかないです。
> その一方で、RPGについて語ろうとする人が、情報収集をおろそかにするのは良くないと私も思います。「想いて学ばざれば即ち危うし」と論語にもあるとおり、自分に都合の良い偏った知識ばかりで物事を判断しようという行為は、ひとりよがりな間違った判断を下す危険性を持っているでしょう。
>「『(掲示板のような)公共の場で意見を言う』自由を行使する場合に限り、『適切な情報収集をする』義務が生じてくる」

 この意見と同意です。対象を限定するのは前提です。言論の自由を侵害する意志はありません。RPGを楽しまれるかたはより楽しまれることを、趣味分野として成立させようと行動されている方には、より共に努力してゆきましょう、と願うかぎりです。送り手側の要求ではなくて、目的を同じくする同志からの言葉というふうにとってもらいたかったのです。

 で。
 匿名をつかっているつもりはまったくなかったのですが(笑)、自己紹介はしなかったので申しわけありません。昔からパソコン通信では(アスキーなくなっちゃったけど……涙)このハンドル?だったし、言わなくても判るゆーめーじんだとか思っていたので驕慢でしたね(うわ)。
 でもプロとユーザーという分離した意識はないんです。僕はそもそも、でぶ猫さんが例にあげたように1ファンのひとりしたし、今でもそういうつもりでいます。多くのデザイナーが象牙の塔にこもってしまうような現状には否定的で、このように気軽にさまざまな意見を聞ける場、そしてユーザーのひとりとしてゲームを楽しめる場に出向きます。
 クリエイターには「結局、作品/商品でしか語れないのさ」という考えの方が多いのですが、ことRPGというものに関しては僕は違う意見です。
 RPGはクリエイターと企業人のディレッタンティズム、そしてユーザーの努力という希に見るファクターを要求するマーケットです。繰り返しになりますが、企業側の工業的手法や商業効率の追求、ユーザーの安穏とした受け手意識では支えられません。その意味ではいくつもの構造的欠陥があり、また決して他にはない魅力があります。

 僕のHPはhttp://village.infoweb.ne.jp/~fushimi/です。
訪れていただければ幸いです。
ps.友人は多いけど、信者なんかいませんよ(笑)。HP見てもらえばわかりますって。
1997年11月06日:08時04分39秒
re:地方問題2 / 銅大
 でぶ猫さん

 地方問題2、興味深く読ませていただきました。問題点(○印の各項目)については、その通りであると思います。
 たしかに、ショップが存在しても、それを支えるRPG人口がなくては地方問題の解決にはなりませんね。
 通信インフラの整備が、地方問題の根幹をなす『距離』の問題をクリアできるというのも、おっしゃる通りだと思います。
 将来、Diabloのようにインターネット環境を利用したオンラインRPGのサーバが普及すれば、素晴らしいと思います。

 で、ユーザレベルでできる通信環境を利用した地方問題への対処ですが...

○パソコン通信やインターネットで、積極的に情報やノウハウの収集と発信を行う(今、ココなどで皆さんがやっておられることです。ただ、愚痴は読んでいてつらいです。特に自分たちでは解決不能なことについては)

○上で得られた情報やノウハウを、パソコン通信やインターネットを使用できないRPG仲間にも伝える(たとえば馬場さんのマスタリング講座の素晴らしさを、周囲に吹聴する、とか)

...というところでしょうか。

 他に何かないでしょうか? > 皆さん
1997年11月06日:04時20分31秒
ゲーム出版懇話会について / 陽陰
 JGCに参加した際に、ゲーム出版懇話会のゲームマスターカードを戴きました。
 ですが、使いどころが判りません。
 裏には、紛失したら届けろ、とか、イベントで特典を受けるときはこのカードを見せろ、とか、書いてありますが、「特典」が何かはようとしてしれません。
 
 TRPG祭り'95のマスターに応募した後、懇話会から、ダイレクトメールが4通届きました。
 内容は、JGCの参加のお誘いが2通、マスタリングセミナーのお誘いが1通、TCGの妖怪伝の優待販売のお知らせが1通。
 つまり、懇話会参加メーカのRPGシステムの紹介とか、出版雑誌紹介とか、そのあたりの基本的な広報活動すら、殆どされてないような気がします。
 ダイレクトメールを出せ、というわけではありませんが、現実にこの程度しか、客にアピールしてないわけです。
 協賛メーカーが何処だというのは調べると判りますが、活動内容は、依然、謎のままですね。
 
 まあ、でぶ猫さんの仰るとおり、業界批判をしても仕方ありませんが。
1997年11月06日:03時37分55秒
補足 / 雪だるま
fushimiさんへ。
結構きついというかわがままを言ってはいますが、プロが大変な事だとは推測できます。 ユーザーもわがままですし、決して作ったものが受入られるとは限らない(氏は比較的信者の多いデザイナーだとお見受けしますが) ですし。
別に私もfushimi氏のゲームが嫌いな訳ではありません。やらないけど。 ただ、プロの代表的な形でこの掲示板にいらっしゃるので、普段プロに対して考えている事をぶつけてみているのです。 ただ、fushimi氏の意見は自分の関わった事を知らないものは許さない的な驕慢さを感じますし、御自身に否定的な意見を排除しようとする不毛な意見に受け取れます。 違うのでしたらいいのですが。 私自身はプロにはもはや何も期待していません。きちんとしたファンタジーが出ない事を愚痴ってるだけです。
1997年11月06日:03時25分31秒
情報収集の話 / さうす

 fushimiさん、おっしゃりたいことは理解出来ますし、愚痴も含んでいることは分かりました。それを踏まえた上でですが、「(知らないことは)ユーザーの怠慢」という、送り手本位の意見には反対します。お客であるユーザーには、情報収集の自由こそあれ、義務なんかないです。

 JGC'97には参加しましたし、その広告も確かに複数媒体(店頭・ゲームクエスト・ログインと……あと忘れた(^^;)で見ることが出来ました。2年前の夏のTRPG血^H祭り'95と比べて、まともなイベントであったことは評価してさえいます。FEARのイベントは楽しかったです(*1)。

 それでも、いまだに「ゲーム出版懇話会」なる団体がどういう理念で、具体的にどういう活動をしているのか語られた場面には遭遇していませんし、夏祭り'95において1000人程もの参加者が、参加費を払った挙げ句遊べずに帰った事実(*2)や、どうしてHJが直前になって脱退したのかについても語られずじまいです。読み損ねかと思いチケットマガジンを本棚から引っ張ってきましたが、やっぱり見つかりませんでした。知りたいのに知らされない。これも「ユーザーの怠慢」でしょうか?

(*1) 3日目のFEAR昼食会は、ろくな食生活を送っていないゲーマーにとって福音でしたね(苦笑)。
(*2) 「山口から来ました。なにも出来なかったので帰ります」「北海道から来ました。以下同文です」という掲示板の書き込みは今でも忘れません。私は、飛び入りゲームマスターをしていて難を逃れましたが、友達はやはり……

 広告も雑誌記事も企業主催コンベンションも、ユーザーの自由意志で読んだり買ったり参加したりするんです。それを義務だと強制されるような物は、もはや趣味の範疇を越えていると考えます。

 その一方で、RPGについて語ろうとする人が、情報収集をおろそかにするのは良くないと私も思います。「想いて学ばざれば即ち危うし」と論語にもあるとおり、自分に都合の良い偏った知識ばかりで物事を判断しようという行為は、ひとりよがりな間違った判断を下す危険性を持っているでしょう。

#ペンギンが鳥類の中でも例外であることを知らないと「ペンギンは鳥である。鳥は空を飛べる。ゆえに、ペンギンは空を飛べる」なんていう論理も成り立ってしまう、というのは有名な話ですね。


 例えば、あるゲームを出来が悪いと評価するにしても、単に完成品だけを見て語るか、あるいは権利元からの締め付けがきつくてありきたりの物を作らざるをえないとか、制作時間が十分に取れないなどの「諸般の事情」を知っていて語るのとでは大きな違いがあると思ってます。いや、業界の弁護をする訳じゃないですが、原因が分かって初めてその対処法を考えられるものだからです。

 そんなわけで、
「『(掲示板のような)公共の場で意見を言う』自由を行使する場合に限り、『適切な情報収集をする』義務が生じてくる」
という限定付きでfushimiさんに同意します。この限定から外れた発言が、どれも愚痴であることを願うばかりですが。
1997年11月06日:03時25分01秒
JGCの感想 / 陽陰
 あまり、JGCの参加者の感想が出てないので、書かせていただきます。
 
 私は去年の第一回目のJGC'96にマスターとして参加しました。
 ただし、前日から泊まってのイベントとかは参加していません。
 で、マスター参加だったので、当日の他のイベントには参加できなかったのですが、RPGをする分には普通のコンベンションでした。(規模はあきれるほどですが)
 
 同時進行で、サイン会やセミナー、物販、オークション、コスプレ大会等が行われておりました。
 ただし、これらに参加するためには、RPGをしないことが条件だと思いました。(時間の関係)
 
 物販等は安かったし、お客は大勢居たので、お祭りな感じは出てました。
 ただし、活性化に繋がるのかというのは、どうでしょうか?
 あまり、RPGについて知らない人、というのは少ないような気がしました。
 アニメファン系の人が増えたなあという感触はありましたが。
 
 RPGが終わった後に、デザイナーの人と座談会(質問会)が出来ましたが、実といえばファーローズの終了を教えてもらえただけでした。
 
 古い話なので、感想も大ざっぱですが、イメージが沸きましたか?
 
 でも、正式に(企業卓で)マスターやって、ガイドブック(¥200)がもらえなかったのは驚きでした。
 これは金額の問題ではありません。
1997年11月06日:03時03分36秒
納期 / メタス=メセタ=オネイクレ
なんか知りませんがブルーフォレスト物語DE&戦乱DE(同サプリメント) は発売日をきっちり守って業界に戦慄を走らせたそうです。
あと・・ゲーマーズ・フィールドっていう雑誌の6号では
F.E.A.Rの「たのあきら」さんが商品としてのTRPGについて書いてますね。
他にもホビージャパンの人とかSNEの人とかが「RPGの危機を語る」
とかいう題でかいてたりしますんで・・・
東京とか大阪とか福岡とか手に入りやすい所にいて気になる方は買って見てください。
650円です。(でも本屋では取り寄せてくれない)


・・・でもトレイダースは1月くらい後れそう。 楽しみにしてたんですけどねぇ。・・・スパロボのFよりはマシですが(怒)
まあ、そろそろ無料お試のチラシが送られてくる頃なんで・・・
それに期待してましょう。 まあ、全国何処にいても手紙を送れば(紹介特集並みの)チラシが送られて来るっていうのは
結構良心的ですよね?それ読んで駄目なら買わなければいいのですから。

っと、あからさまに話しがそれたので一旦切ります。続きは明日かな?
1997年11月06日:02時49分30秒
まさにそのとおりですね! / 雪だるま
>業界を批判するより、ファン活動をもりたてましょう。

そうですね。自分が好きな事なのだから、人に頼ってばかりというのも変ですからね。 もっとも、あんまり市販のゲームやってないんだよなあ。オリジナルとか作りはじめると。


1997年11月06日:02時45分15秒
いろいろ / 雪だるま
>でもこれほど告知しても知らなかった人は、それでいてRPGの現在や未来について語ろうとする人は、最新の情報も入手せずに論評しているのだと反省する余地があるんじゃないですか? <

告知については知りませんでしたが、反省する気はありません。そこまでおっしゃるのであれば、行かなければ絶対後悔するような、ゲーム界に激震を起こすような、もしくはゲーム史に残るようなとても重要なイベントにちがいありませんね。でも所詮一度のコンベンションに過ぎないじゃないんですか? 皆さんのレスを拝見するに、肯定的な意見がfushimi氏が取り上げるまで出てきてないのは何故です? そもそもそれほどまでに素晴らしいコンベンションであれば、終わった後にもっと絶賛の声やリクエストが溢れていてもおかしくないのではないですか?
ということで、私はfushimi氏の自我自賛だと解釈しています。もちろん参加した訳でもありませんし、本当の事は知りませんから他の参加者の方のお声があればいつでも訂正させていただきます。


>またゲームフィールドの動きは市場を刺激し、HJのRPGも次々と発売されました。 好みの問題や製品の質に努力の余地があるとは思いますが、これからの日本のRPGを考えてゆくうえで非常に明るいファクターです。<

マギウスってやたらでてるけど、これも恩恵の一つかな?出ればいいってこと?質は問わないけどってことかな?


>宇津見さん、ナカザキさん、あるいは雪だるまさんにとっての魅力は低かったかもしれませんが、それははっきりいって、個人の嗜好の範囲でしかありません。ただの食わず嫌いかもしれないし、将来的に好きになってくれるゲームをGFが出版するかもしれません。

おっしゃるとおり好みの問題にすぎません。でも、今まで充分過ぎるくらいの時間はあったと思いますが・・・それでも時間は足りませんか?何年待てばいいのかな? まあ、受け身なのもつまらないですから・・・


1997年11月06日:02時24分37秒
業界批判 / でぶ猫
 業界を批判するより、ファン活動をもりたてましょう。
 業界動向なんて、消費者であるファンたちの動向のケツをおっかけて いるだけなんですから。業界側でRPGムーブメントを作ろうとする時は 企画した人が1ファンとして考えたものである筈ですから。(でなきゃ あたるものは作れないでしょう)
 ファン活動もめんどくさい、でも業界は欲しいものを供給してくれない、 というなら雑誌や製品についてるハガキなどつかって投書すべきです。
 それも批判するのではなく何が、あるいはどんなもの欲しいのかはっきり わかるようにかくべきです。同じ意見が多数あれば、メーカーも考慮する でしょう。
 RPGがすきなら、自助努力をしましょう。業界をあてにしてはいけません。
 
 ふと、地方問題2を書いていて思ったことです。
1997年11月06日:02時18分08秒
アニメって言うか・・・ / 雪だるま
>角川、富士見、MWの小説誌やゲーム誌、ログインやファミ通、さらにはラジオ番組やPBMに至るまで、これまで例にない告知の努力がなされました。<


 考えすぎかもしれませんが、私はこの一文に、今のTRPGの抱える根本的な問題があるとおもいます。

 つまり、fushimi氏は、角川、富士見、MWの小説誌やゲーム誌を読む層、つまりスニーカーなんかのアニメもどきジュブナイル系の小説のファンか、ゲームユーザー、つまり中高生を中心とする若い層がTRPGのユーザー層だと信じて疑わない訳です。そういった連中にしか目を向けていないし、それ以外の発想も無いみたいな気がします。


 私はファンタジーが大好きですが、浅学にして今までファンタジーやメルヘン系の雑誌(MOEとか)などにTRPGの広告や記事がでたのを見たことがありません。
また、ファンタジスティックでメルヘンチックなイラストを描けるイラストレーター(メルヘンメーカーさんという例外はありますが)がイラストを描いているものも殆どみたことがありません。(ロードスの目黒女史は違うけど) きたのじゅんこさん辺りにイラストを描いて欲しいとおもうのは私だけでしょうかね。
メルヘンや詩が好きな人であれば、もしかしたらTRPGで楽しく遊べるかもしれませんよね。それはわからないけれど、努力してるのかな。まあ、層としては重なってはいるのかもしれないけど。
でも、アニメファンみたいな中高生当たりを対象層とした雑誌にしか告知してないんだからねえ。子供のままごとだよねえ。 TVゲーム雑誌は私も買ってるけど、全然気が付かなかった。いつのだろうね。
私がユーザー層を広げる気が無いだろうと思っているのは、これが大きかったりします。 ゲームを知らない一般の人が、TRPGとふれあうきっかけを作る気がある?ということ。
ゲームブックだっていい。
どんな形でも、一般の人がふと目を引いて手に取ってみるような形であれば。 新和版のD&Dだったら、店頭にあったら目を引くような気はする。
けど、今のゲームは漫画がなんかのムックと間違われちゃうんじゃない? アニメとか漫画系の層を対象にしかしてないから、結局地盤沈下しているのに、それを分かってないのとは思いたくないけどねえ。
1997年11月06日:02時10分55秒
地方問題2 / でぶ猫
 地方問題を解消することができれば、何がうれしいでしょうか?
 市場が拡大し、供給側つまり業界がうるおい、より安く、よりコンポーネントの 充実した製品が送り出せる・・・まあこれもあるでしょう。確かに重要なことです。
 しかし、もう一つありまして、RPG人工の底辺が広がる。あるいは層が厚くなると いってもいいでしょう。あるいは、この日本の社会にしっかり根をはることが できるということで、趣味分野としての確立への布石ができることとなります。
 
 ☆このまじゃ大都市圏だけのローカルカルチュアになってしまう。
 それも、大都市圏でもほそぼそと続いているような
 
 地方のRPGゲーマーの抱える問題は、おおまかに
 ○ゲームおよび関連小物(ダイス等)の入手
 ○プレイ仲間の確保、特に上手なマスター
 ○情報の入手(RPG関連情報ばかりでなく、地元のRPG事情。特に後者)
 ○(もしかしたら)社会の偏見
 といったところでしょうか。
 伏見氏はゲームショップまたはその役割をはたす玩具店があれば すべて解決できるようにおっしゃられましたが、これには異議があります。
 ゲームショップのような店が成立し、そこでの商品や情報の入手によって 上記の問題が解消されるのは、既にある程度のRPG人口密度を持つ場所だけです。
 しかもRPG人口密度は、絶対すうばかりでなく休日にどこまで出かけられるかで 決ると思いますが、この条件をクリアしているのは人口が多く、交通の発達した首都圏、 そして京阪神くらいでしょう。
(京阪神でもつらいのではないかと思っています)
 つまり、地方問題が解消された場合にしか成立しないことなのです。
 では、地方問題の本質とはなんでしょう?
 ずばり、距離です。
 RPGや関連小物をかいたくてもショップは遠い。コンベンションにいきたいが、 数万円の旅費と時間が必要になる。雑誌でおもしろそうなサークルの会員募集をみつ けたが、あまりに遠い等がすべての原因となっています。
 以前にも書きましたが、これらがその人の日常の行動範囲か、日帰りできて交通費が負担にならない 程度の行動圏に十分になければ地方問題は解決しません。
 この距離という障害をなんとかしないかぎり、地方問題は解決できません。
 ネットワークはそれを解消する一つの回答です。もっと安く、もっと気軽に、そして充実した サービスが実現されれば、地方問題はかなり解消されるでしょう。
 しかし、これはRPGファンおよび業界だけでなんとかできる問題でもありません。
(いや、もしかすると可能かも知れません。しかし資本が必要になりそうです。要はDiablo のような感じのプレイ環境を提供できればいいわけです)
 
 では、RPGファンおよび業界にできることはないのでしょうか? 特にRPGファンだけで なんとかなる方法、あるいは地方問題を緩和する方法は?
 業界を当てにしてはいけません。可能ならばささやかでも自助努力をすべきでしょう。
 しかし、方法がなければどうにもなりません。
 みなさんはどうお考えになりますか?
1997年11月06日:01時36分09秒
率直に言えば・・・ / 雪だるま
凄いレスですね。活発で素晴らしいと思います。RPGもまだまだ捨てたものではありませんね。
さて、JGCやゲーム出版懇談会についていろいろ説明がされていました。申し訳ない事に、私はどちらも知りませんでした。
何故って?日本のゲーム雑誌なんて買わないからです。大概はサークルの友人に見せてもらって飛ばし読みする位。
理由?つまらないからですよ。正直言いまして、今発売されているゲーム雑誌で、真にTRPG雑誌といえるものがどれだけあります?
ほんのわずかな記事を読むためだけに高い金を払う気なぞ私にはありません。
どうでもいいような漫画とか小説、くだらない内輪受けの話とか、アニメに毒された連中のたわごとだとか。率直に言って3流アニメ誌というかノベル誌に毛が生えたものでしょう。内輪受けでつまらない同人誌レベルとすら思っていますよ、私はね。
理解に苦しむのは、何故TRPGの記事をもっと載せないのか?イラスト誌じゃあるまいし、なんでイラストが記事より多く感じるほど多いの?ということです。はっきりいってもっと面白い雑誌はいくらでもありますし、TRPGユーザーの期待にこたえるレベルの雑誌なんてないんじゃないんでしょうか?
買いたくない訳じゃないです。でも期待を裏切られてばかりで、作り手に改心した気配も無いのに買ってられません。馬鹿馬鹿しい。
ゲーマーズフィールド?あれを雑誌などと語って欲しくないです。小冊子に毛がはえた程度のものじゃないですか。読み応え?暇つぶし程度じゃないですか? 一回買って、二度と買う気が起こりませんでした。
違うというならまずまともな雑誌、読み応えのある雑誌をつくってから物をいってほしいものです。
結局そんな訳で私は雑誌等からは情報を得られなかった訳ですが、私と違ってきちんと雑誌を買って、ゲームショップにも良く出入りし、情報収集に余念が無いサークルの友人がJGCを知らないのは面白い事です。
1997年11月06日:00時24分40秒
ちょっと一言 / クワバラ
納期を守らないメーカーに、偉そうな事を言う権利はない。

常識以前の大前提ではなかろうか?
社会上の通念あるいは理念とかではなかろうか?

現在までにTRPGの本体および補助商品(つまりスクリーン他サプリメントなど)で、最初に発表した発売日を守ったものは幾つあるだろうか?
全体の何パーセントだろうか?

サークル活動か?日本のTRPG業界は?
(そういや業界最大手はそうだったな)

良い商品だって、売らなきゃどうしようもない。
売りたいなら出荷しなきゃいけない。
出荷したければければ完成させなければいけない。

注文・販売する側から見れば、納期を守らない商品を入荷する事は避けたい。

俺なんかが言うまでもなく分かってるんだろうけど、分かってたって、やってなきゃ同じだよ。

そうだろう? オトナなら。
1997年11月05日:21時11分48秒
うーむ(いろいろ) / でぶ猫
 どっかいっちゃいましたね(苦笑)>地方問題
 ☆個人的にはJGCがどうだというよりはるかに重要な問題だと想うんですが。
(解決可能かどうかはともかく)
 
 JGCについて・・・
 JGCはいきました。往年のSF大会(それもリゾートコンタイプの)を思い出させる楽しい 企画です。(とはいえ、ファン主催ではないのでファンによる自主企画の割り込む余地のない ところがSF大会に一歩ゆずるところではありますが。それと、参加者がよくいえば若い、のもちょっとね)
 業界人が手弁当で参加したことは知ってますが、それを自分たちへのいいわけにせず、次回はさらに 完成された企画にしあげるよう努力してほしいものです。
(期待してるんですよ、)
 
 ところでユーザーは甘えるな的意見といえば、ゲーマーズフィールド誌かなにか でそんな感じの記事をみた覚えはあります。
 よくよんでませんが、きっと正論なんでしょう。
 でもね、思うんですが、それって正論であっても「それをいっちゃあおしめえよ」な意見だと 思うんですよ。おまけにそうじゃないとしても弱音をはいてるようにさえ見えちゃいます。
 
 :個人的には応援しているRPGデザイナー (MAT.N氏)
 あ、私も応援してます。深淵は総じていいゲームですしねぇ。
1997年11月05日:20時50分11秒
なんかすごいことになってる / Dr.李
 はーい、HJ関係の雑誌を買わなくなって情報に疎い人です。
 JGCは確かに魅力的なイベントではあるんですよ。しかし、仕事が忙しいのでいけないのです。夏休みは普通社会人は無いに等しいですからね。
 fushimi氏もなにも生活より遊びを優先しろなんていう気はないでしょう。
 そんで、今日の書き込み見てふと思ったんですが、fushimi氏はブルフォレの方なんですか?それなら、成る程火の粉がとんでってますね。
 広告活動の大小が問題となってますわね。さて、今確認の為メディアワークスの雑誌を見てみました。たしかに、ゲーム出版懇話会JGC97実行委員会という名前はあります。
 でも、実際にはどんな団体かはいっさい書いてない気がしますね。
 そして、チケットマガジンについてですが、そもそも行く予定のない(行く事の出来ない)人は買わないんじゃないかと?
 私は、あくまでも名前しか知らないのです。その内容を名前から判断するほかありますまい。それとも、これも情報収集の不足でかたずけられる事なんでしょうか?
 ゲーム情報誌はせいぜい買っても1冊程度の人が多いと思います。人によっては買ってない人もおおいでしょうね。
 ゲームの広告・宣伝なんですが、雑誌にゲームの説明、もしくはレビューがのります。しかし・・・、それだけで買うと判断される人は少ないでしょう?その時興味を持って、はじめてそのゲームに対する情報を収集しようと思い始めるんですよ。(違う人がいたら、教えてね。)
 さて、情報がすでに過去のモノとなりつつ場合、出版社に問い合わせてバックナンバーを買うという方法しかないんかな?
 HPがあるならともかく無い場合は?
 インターネットやってるからって、ニフティサーブに入ってるとは限りませんね。
 さて、パソコンもって無くて、かつ書店・玩具店にTRPGが置いてない地域の人はどうすればええの?
 
 ちなみに、私は広島県の東部の人で、実はそんなにゲーム関係には困ってないです(笑)。しかし、都市部で行われてるような催しには全然縁がないですね。
1997年11月05日:20時20分52秒
遅れたレスですが / 陽陰
 遅れている間に、ナカザキさんをはじめ多数の方々が、私の言いたいことを言ってしまわれたので、fushimiさんに論旨が明確ではないと言われた点についてだけ書きます。
 
 ・雑誌やサプリメントによるサポートを前提とした、それだけできちんと遊べるシステムが殆ど出ていない。
 ・地方では、それらが入手しにくい現状がある。
 
 以上の2点は作り手側の問題である。
 地方で購入がしにくいというのは、流通の問題であるという意見もあるでしょうが、違います。それらは全て、「営業努力が足りない」という、メーカの体質の問題でしょう。
 
 それで、その様な現状を産んでいる原因が、fushimi氏が私へのレスで書いておられる以下の引用に現れています。
 
 >地方に住んでいる人は、逆に積極的にサポート誌を入手して、
 >ゲームの動向や新商品の確認をされる努力を惜しまぬべきではないのですか?
 
 このような努力をせずとも、「遊べる」ものは他のジャンルではたくさんあります。
 少なくとも、「これが"商品"です」と言って売っているのですから、そのような努力が不要になるようにすべきじゃないのでしょうか。
 
 とまあ、こういうことが言いたいのです。
 
 fushimi氏にこういうことを言う理由は、「商品」だけではなく、「専門誌」や「メーカー」、「内輪話」まで調べてから、批評をしろという意見を仰っているからです。
 「商品」だけで現状と未来を論じて何がいけないのですか?
 
 後、JGCの広告について仰っておられますが、広告が載っている媒体が全てサブカルチャーな物ばかりじゃありませんか。(ここでは、サブカルチャー=悪、ということが言いたいわけではありません)
 それで知らないほうが悪いと言うのは間違いだと私は思います。
 努力をしても、それほど知られていないというのは、広告のやり方が間違っているのではないでしょうか。
 知らなかったら「マニア」失格だよ、というのではなく、知らないと議論する資格はない、というのは絶対に変だと思います。
 
 此処まで言っておいてなんですが、fushimiさんが私が思っている人なら、私は貴方のファンの一人です。これからも、頑張ってください。
1997年11月05日:19時57分40秒
ユーザーにできること / 銅 大
ビジネスとして考えた場合、日本のRPG市場はあまり魅力的な分野とはいえないのではないかと思います。具体的な売上金額や損益等は知りませんが、まっとうなビジネスマンであれば、さっさと撤退して別の仕事を始めるのではないかと。市場を拡大するための方策は幾つもあると思いますが、その初期投資をどこから捻出するかが問題です。

いや、もちろん----
「そんなことはない! オレにやらせれば売上を10倍は伸ばせるし、原価率は80%をキープしてやる! ユーザーサポートだって、全国規模でメーカー主催のコンベンションを半年に1回開催できる!」
----という方がおられるのでしたら、ぜひ頑張っていただきたいと思います。やはり、ビジネスたるもの健全な利益を得てナンボでございますから。

ともあれ。
メーカーに『お金』がなくてはサポートもPRも、何より『ゲーム』そのものが作れませんし、提供できません。
だからといって、ゲーマーもしょせんは趣味でやっているわけですから、自分が気に入らないモノにお金を費やす必要はありません。海外のRPGしか自分の嗜好を満たす物がないようなら、わざわざ国産RPGを買う必要はないでしょう。

しかし、日本のRPG市場が潰れてしまうと困るという点では、両者は一致しているはずです。私にしても、ゲームそのものは英語のRPG(EARTHDAWNやTRAVELLER,PARANOIA)を遊ぶにせよ、新しい仲間が得られないまま、閉鎖的な環境で遊ぶのはイヤです。

では、(メーカーはさておいて)ゲーマーとしては、どうすれば良いでしょう?
ごくごく基本的なことですが、私は次の2点が日本のRPG市場を活性化するために大事なのではないかと思います。


<1.RPGを遊ぶ>

やはり、RPGも趣味の一分野ですから、その趣味を堪能するところからすべては始まります。人によっては、RPGを遊ぶよりルールを分析したり作戦研究したりする方が楽しいということもあるでしょうが、それもOKです。
で、遊んでみて楽しくなくなったら、すっぱりやめちゃうのもよろしい。ただ、自分が興味がなくなったからといって、遊んでいる人に『あんなの面白くねえよ』『クズだよ、やっぱ』つーのは、(精神的な優越感にはひたれると思いますが)やめていただきたい。そうでなくても、あまり人がいない分野なので、プレイ人口を減らされるのは勘弁です。


<2.RPGの楽しさ、面白さを他の人にも知ってもらう>

その次に自分の喜びを他人に伝えるという作業があります。冒頭で述べたように、国内のメーカーはお金が足りないので十分な広報活動ができません。相対的に、ゲーマー一人一人の活動が重要になってくるのです。
同人誌を作るのも良いでしょう。
パソコン通信やインターネットで情報を発信するのも優れた方法であると思います。特に私のような地方のゲーマーは新しいゲームや海外のゲームを実際にプレイする機会を持ちにくいので、パソコン通信やインターネットでそうしたゲームの紹介や感想、システム分析をしていただきますとたいへん助かります。
まぁ、そうした手間をかけなくても、友人に『面白いんだぜ』と吹聴するだけでも十分なPR活動になると思います。
そうして興味を持った初心者と遊ぶ機会があれば、ぜひ彼または彼女にRPGの楽しさを教えてあげてください。礼儀正しく、めんどくさがらずに対応し、新たな仲間を歓迎してあげましょう。
その人のためばかりではなく、自分が楽しく遊ぶチャンスを増やすために。
1997年11月05日:19時28分37秒
fushimi氏のJGCの成果に関する発言への、いくつかの批判 / 宇津見
 fushimi氏へ

 >もちろんユーザーの怠慢である、という考えはあります。
 >JGCを知らない人は、その告知期間にRPGマガジン以
 >外の(笑)ゲーム専門誌を一冊も買っていない、告知し
 >ていたネットやHPにアクセスしていない、ゲームショッ
 >プの店頭チラシを手にする機会がなかった、という人
 >ですから。
 >そんな人を称して「耳を閉ざした似非マニア」と批判して
 >もいいじゃない。

 すいませんが、このあたりにユーザーへの過剰要求を相変わらず感じてしまうのですが。私や、私が挙げた「比較的熱心なユーザー(しばらくは、私のTRPGへのスタンスの表明は、こうしておきます)」の場合、このうち二、三件を目にすればいい方でしょう。RPG誌だって、一冊買ったり、他の雑誌を軽く立ち読み程度だったり、魅力が無ければその号だけでも買わないでしょう。JGCに参加する気になったところで、金銭、地理、時間など様々な問題で、不可能になるケースが多いわけです。
  それに、問題になっているのは、JGCの存在そのものが知られていない事ではなく、JGCが何をしたのか、どのような魅力があるのかが知られていない事のはずです。出版談話会関連の件が典型例です。そんな話題、RPG人口全体に比べてきわめて数の限定された、当日の参加者にしかわからなくて当然でしょう。それで、知らないマニアを非難する種にするのは、無茶でしょう。そのあたり、少々飛躍している嫌いがあるのでは。
 ですから、こういうコメントは見当違いでしょうし、下記の鏡氏の発言にも同感です。

 >理解していただきたいのは、JGC97は盛況のうちに成功を収め
 >ましたし、ゲームフィールドのゲームは充分に売れています。また
 >ゲームフィールドの動きは市場を刺激し、HJのRPGも次々と発売
 >されました。


 はい、それはわかりました。今後の活動を応援しています。
 とはいえ、それを知らない人がいるなら、そうした実績をアピールするのが先で、先に知らないことだけで批判したりしたり皮肉や愚痴をしたりするのは筋ではないでしょう。特に、運営の当事者で、活動について知ってもらいたいなら。人は、自分が思っているほど、期待する情報を知っているわけではないのですから。特に、マニアならこれを知っていて当然で知らなければエセというのは傲慢のきらいすらあります。現に、情報を提示すれば、おそらくは私よりはTRPGマニアであろう鏡氏(*)は、情報収集などのリアクションをおこしているわけですし、私もJGC関連の今後の活動に注目してみようとも思い出しているのですが。知らなかったという事を知った後、どのようなリアクションをおこすのかも「物事を知る」といううえで重要でしょう。そうしたリアクションすらおこさないなら、それこそ耳を閉ざしているといってもかまわないでしょうが。
 それに、私の周囲では、JGCについて語る人はほとんど見掛けず、JGCに参加した一人二人も、「悪かった」とは言わなくても、「よかった」と言った人はいなかったので。ですから、これまでの私のJGCに関する印象は、複数メーカー主催の規模はそれなりに大きいが平凡なコンベション、どまりだったのです。正直言って、参加者からも、出版物(ゲーマーズフィールドは読んでいませんが)からの記事も、fushimi氏が言うJGCの実績はまるで読み取れませんでした。これまでは。

*:今回の件に限らず何度かあった、知らない事があれば調べて、リアクションを返すという、鏡氏のスタンスには非常に好感を持っています。事前に多くを知る事も重要ですが、どうしても限界はある訳ですから、知らなかった事を知ったならそれを補う事も重要なわけですし。


1997年11月05日:18時14分28秒
最近の一連の議論について / 鏡
 fushimiさんへ。
 文脈から思うに、あなたはプロのお一人であると推察します。 このような場にあなたが頻繁に書き込みをされ、活発に論議を なさるのは非常に勇気が要ることでしょう。率直にあなたに 敬意を表します。
 
 その上でお尋ねします。
 ここしばらくの間のあなたの書き込みを読むと、どうも私にとって受け入れ難い 意味を受け取ってしまいます。すなわち、「ある情報を知らなかった者には RPGについて論ずる資格はない」と。
 あなたの書き込みからは「マニアを名乗る者」に対する強い反感・敵意を感じますが、 私はRPGについて発言するのに情報の多寡は関係ないと考えております。
 私の誤解であれば謝りますが、そのような印象が頭に残って心中穏やかでありません。 あなたのお考えをお聞かせ下さい。
 
 ところで、他のプロの方で、fushimiさんを援護する方はいないのでしょうか? また他の意見を持つ方は?
 私も、おそらく他の方も、fushimiさんに全ての責任があるなどとは思っていませんが、 現状では、ただ一つ提示されたプロの見解、議論相手中ただ一人のプロに対するものとして、 あなたへの意見を述べる他ありません。
1997年11月05日:17時36分08秒
RE:ご質問へのお答えです〜、他 / 鏡
 fushimiさん、流れ桃さん、「ゲーム出版懇話会」について教えていただきありがとうございました。
 
> ゲーム出版懇話会については、書店発売された「JGC97チケットマガ
>ジン」に記載されています。もう店頭にないかもしれませんが、重要な資料
>だと思いますのでぜひ入手されてください。\1600。発行は(株)メディア
>ワークス内・ゲーム出版懇話会です。
 この書籍については早速探してみることにします。ただ、店頭で見た憶えがあまり無いこともあって、 見つける自信はありません。出版元(メディアワークス)で通販してくれれば助かりますね。 今度メールで伺ってみようかと思いますが・・・この件についてご存知の方がおりましたら教えて下さい。
1997年11月05日:17時35分33秒
レス速いんで、つい一日仕事にならなかったよ(^_^) / fushimi
なるほど、確かにそれは愚痴だ(笑)。いや、失礼。GFのコラムのことかと思った。
じゃあ、愚痴だとおもって聞いてください。

もちろんユーザーの怠慢である、という考えはあります。JGCを知らない人は、その告知期間にRPGマガジン以外の(笑)ゲーム専門誌を一冊も買っていない、告知していたネットやHPにアクセスしていない、ゲームショップの店頭チラシを手にする機会がなかった、という人ですから。さらにGAME BUSTERのようなWEBメイルニュース、角川、富士見、MWの小説誌やゲーム誌、ログインやファミ通、さらにはラジオ番組やPBMに至るまで、これまで例にない告知の努力がなされました。
そんな人を称して「耳を閉ざした似非マニア」と批判してもいいじゃない。ナカザキさんはマニアじゃないし、怒ってないなら別にあやまりません(苦笑)。
知っていて行かなかった、行けなかったというのは別に問題じゃありません。お金も時間もかかるしね。でもこれほど告知しても知らなかった人は、それでいてRPGの現在や未来について語ろうとする人は、最新の情報も入手せずに論評しているのだと反省する余地があるんじゃないですか? 

理解していただきたいのは、JGC97は盛況のうちに成功を収めましたし、ゲームフィールドのゲームは充分に売れています。またゲームフィールドの動きは市場を刺激し、HJのRPGも次々と発売されました。
好みの問題や製品の質に努力の余地があるとは思いますが、これからの日本のRPGを考えてゆくうえで非常に明るいファクターです。
宇津見さん、ナカザキさん、あるいは雪だるまさんにとっての魅力は低かったかもしれませんが、それははっきりいって、個人の嗜好の範囲でしかありません。ただの食わず嫌いかもしれないし、将来的に好きになってくれるゲームをGFが出版するかもしれません。僕が作れるかもしれません。魅力が不十分であるという指摘に対しては、そういう答えにさせてください。

ps.>「個人的には応援しているRPGデザイナーがいるので日本RPGが滅んで欲しくはないんですけど」/MAT.Nさん

 ……めちゃ泣ける言葉やのう(T_T)。
1997年11月05日:17時04分21秒
RPGという名の商品 / まるしな
 私はとりあえずRPGがなくなっても困りはしないので、とりたてて努力をするつもりは今の所ないです。(でもまあ、消えるには惜しい物だとは思うのでここで書き込みをしたりその位のことはしてるのですが)
 そんな人ですから今のRPG業界の動きなんてぜんぜん知りませんし情報を集めようともしてませんでした。けれどそんな人にも伝わるくらいでなくては伝えたなんていえないのでは?
 JGCのようなイベントに参加できる人や、普通の本屋ではなかなかおいてないようなゲーム雑誌を買う人、探し回ってもまず見つけることもできないようなゲームを買う人、そんな人だけを対象にしてるのでしょうか。
 RPGをとりまく環境がこんなである以上よっぽどの労力を駆使しなくては情報を集めるどころかただ遊ぶことさえままならないのが現状ではないでしょうか(地方では特に)
 そんな現状に対してRPGに貢献しようと考えてる人がアマチュアの立場ではではどうにもならない市場や情報提供に関することに文句いうのもしかたないと思います。
 メーカーに対して真っ向から文句が言える機会なんてそうあるものではありませんし(笑)
 それはともかく、RPGの市場を大きくする努力がたりないというのには私も賛成です。
 ゲームが手に入りにくいというのもそうなんですが、RPGの名を世間に知らせるような広報活動がほとんどされてこなかったように私には感じられます。
 ドラクエだって名前だけで見たことない人の方が多いのにテーブルトークRPGなんて聞いたこともない人がほとんどです、ファミコンとかもってる人でも知ってる人は少ないと思いますよ。知ってたとしてもごく少数のマニア向けゲームくらいの認識しかもってないでしょう。
 それでいいならかまいませんが商売としてやっていくのはたいへんでしょうね。
 別に、女子高生をゲットしろとまでは言いませんが(笑)。もう少し一般の関心の薄い層にも呼びかけてほしいです、私としては。
 今週の東京ウォーカーにモンスターコレクションの広告が載ってました、RPGでももっとこういうことしてもいいのではないでしょうか?角川なんだし(笑)。
1997年11月05日:16時05分01秒
RE:パイの大きさ / 宇津見
 >「あなたが知り得なかったのはあなたが悪いので、
 >僕の責任ではありません」と言っているようなものです。
 私にも明らかに、出版懇話会やJGCの活動の詳細のことを知らないことを話題の中心に、、fshimi氏が「ユーザー側の怠慢」を批判しているように見えました。ですから私は、ユーザーに関心と労力を過剰に期待するのはやめたほうがよいと、批判しました。fushimiしが、誤解であるというならそれでよいのですが、明らかに誤解を招く文面だったでしょう。
 ちなみに、ナカザキ氏が言うように「○○が不要である」とは誰も言っていませんね。あくまでも、皆、送り手の側のアピール、商品やイベントの魅力が不十分であるとfushimi氏に対して言いっているだけですね。
1997年11月05日:15時42分18秒
パイの大きさ / ナカザキ
>さて、RPGの場合「元々のパイがそもそも小さかった」というのが致命的な
>可能性があります。

パイを大きくする努力‥‥‥というのが必要だと、そう言いたいんですけどね(苦笑)
乱立=拡散と浸透の時代だからこそ、今ここで裾野を広げる必要があるんですけれどねぇ。

それと、もう一つ。

>ゲーム出版懇話会のような組織は必要だとかねがね思ってきて、その設立に関
>してはかなり尽力しました。その行動がまだ未熟だからといって、不要だとい
>う意識を持つ人は、その根拠を示して欲しいですね。

ちょっと短絡的な発言だと思いますよ。
やり方が悪いとは言っておりますが、必要ないとはどなたも言っておられないと思いますが?


1997年11月05日:15時28分03秒
RE:困ったな / ナカザキ
>僕が消費者相手に愚痴っている、という言葉はい
>ったいどこから来るんです?

私がお答えするのが適当なのでしょうね。

まず、「マニアを自称するなら‥‥‥」云々が、宣伝をロクにしていなかったイベントの主催者側の人間の発言として不適当ですね。

「あなたが知り得なかったのはあなたが悪いので、僕の責任ではありません」と言っているようなものです。せめて、「えっ、そんなのあったの!?」などと言う声が上がらないようにするのが筋ではないかと思います。
それもできずに何か言っても、愚痴もしくは自己正当化の域を出ません。
まして、主催者側は業界人=ビジネスでゲームを作成している側なのでしょう?
きちんと宣伝できてこそ、ビジネスと言うものです。利用者が商品(この場合はイベント)の存在を知っていなければ、どうにもならないのでは?

#客を本気で呼びたければ、業界誌だけで宣伝しても無駄ですよ(常識ではありますが‥‥‥)

まして、関連書籍を入手困難なユーザーがいることがあらかじめ判っていたわけですから、それの対策も無しに自分の宣伝不足を棚に上げるのは問題発言だと思いますが?

#私はメーカーの怠慢を「指摘」しただけであり、別に腹は立てておりません。お間違いなく。

>それと、不良品排斥運動と消極的不買とは違いますよ??

>僕の言っているのは商品の向上や適性価格化をメーカー側に強く求め

>る行為です。

逆に言うと、積極的にメーカーに何かを求めるほど、切実な需要がないと言うことですね。
それもまた、冷静に受け止めて欲しい事実です。

>後者の方への発言に対して、前者の方が御腹立ちになることは理解で

>きますが、今はそういう話題なので……困りましたね。


別に(私は)腹も立ちませんが?

腹を立てるほどの重大さはないですよ。

#「所詮ゲーム」です。趣味分野として成立するまでの道は遠そうですね。

なお、私個人の立場ですが、「RPGは優先順位の比較的高い趣味であるが、べつにこれが廃れても何の痛痒も感じない、ゲームを楽しむ淡白なプレイヤー」です。
まともなゲームがなくなったら、怒ることなどせずにさっさと手を引くでしょうね。
あの程度で「怒ってもらえる」と思うこと自体、かなり認識が甘いと思います。


1997年11月05日:15時24分11秒
ビジネスとしてのRPG / MAT.N
小生は食品業界というところで研究開発に携わっていた経験がありますので、製品開発では、ビジネスとしての方法論が「本当は」必要であろうとは思っています。

なお、研究開発者として、「マーケットの声(ニーズ)を聞く」大切さはわかるんですが、「俺はこの技術を試したい/やりたい/開発したいんだあああ」という思いもまたわかったりします(笑)このへん、バランスがとれるといいんですがねえ。

RPGでビジネスとして成功した事例として、日本ではソードワールドがあるかと思います。個人的には思い入れのあるシステムですが、「メディア・ミックスを駆使し、リプレイをライト・ノベルとして広めた」ソードワールド的展開では「いやー、それはちょっと違うよなあ」という思いが来したのも事実でして。何とも困ったものですな。

プロダムとファンダムが未分化という状態はSF界や近くではパソコンソフト業界などでもありました。これらの業界がどうなっていったかを見るとおぼろげにRPG業界の方向性も見えてくるかと思われます。パソコンソフトの業界は急速にプロ化が進みましたが、それによる問題点も出ました。まあコンピューターソフトの分野では古くからシェアの精神も生きていましたので、プロ化の問題点にたいするアンチテーゼもすぐに出てきましたが。

いやあ、シェアウェアのRPGとかもっと普及せんものですかね、日本でも。アメリカあたりではβ版のネットでの公開(これはフリー)とか結構やられています。(小生もShadowrunのβテストに参加したことがあります)ネットの今後に期待かなあとか考えております。ユーザーモラルも含めて。(ちゃんと代金が作者に届く仕組みが出来れば流通のチャネルとしても機能しますし)
1997年11月05日:15時20分03秒
TRPGの今後 / MAT.N
>米国では大人も子供もある程度SF的なものを容認する
(流れ桃さんの書き込みより)
SFの黄金時代は1930年代だしねえ・・などと元SF者の血が言っております。(50年代はブームの時代)(笑)

かつてNIFTY FRPGでも書いたのですが(という出だしが多いな、儂)、TRPGの一連の流れには日本SFの一連の流れと似た側面があります。
日本SFでは今を去ることはや20年の昔となりますが、スターウォーズ(SW)の爆発から一大ブームが起き、雑誌が乱立し、出版点数も増え、書店のSFコーナーが大きくなりました。いわゆる「SFの拡散と浸透」の時代です。BNFや一部プロの間で「俺の求めていたSFが変質と解体している〜」と叫ばれたのもなんか似てないですか、RPGと(笑)

で、その後SFはどうなったかと申せば乱立した雑誌は次々と廃刊になりまして、「冬の時代」を迎えております。最近では「SFと銘うつと売れない」のでかつてならSFとして売られたであろう諸作品から「SF」という名前をとってしまうという傾向もあると側聞いたします。それでも書店の一角にはいまだSFコーナーがありますので壊滅まではしておりませんが。
さて、RPGの場合「元々のパイがそもそも小さかった」というのが致命的な可能性があります。日本SFは滅びませんでしたが、日本RPGもまた「小さくても生きていける」かどうかは分かりません。馬場さんが講座中で「英語で書かれたRPGに手をだしましょう」と呼びかけているのは、ユーザーの自己防衛策であるわけです。アメリカでもMTGに押されて結構厳しいみたいですが、なにせガイギャックスの書いた物を読む限り、あちらには500万人ユーザーがいる(いた)ので心強いです。
個人的には応援しているRPGデザイナーがいるので日本RPGが滅んで欲しくはないんですけど、厳しいやねえ。とりあえずサプリメントは買ったで>師匠 :)
1997年11月05日:14時52分12秒
困ったな / fushimi

みなさんのおっしゃることはよく耳にする意見で充分承知しています。ゲームは誤植ないほうがいいよねえ(笑)。
でもとりあえず、メーカーへの怒りをこの場でただ僕に向けるのはカンベンしてもらえませんか?メーカー擁護の立場をとっているわけじゃないんですから。僕が消費者相手に愚痴っている、という言葉はいったいどこから来るんです?

JGCに関しての資料については、鏡さんへのお返事として書いたもので、他の方々へあてたものではありません。
実際、JGCには充分なお客さんが集まったので、成功したと言えます。繰り返しますが、そういうユーザーにとっては、こういうゲームの現状であり、それを充分に楽しんでいるというわけです。
ゲーム出版懇話会のような組織は必要だとかねがね思ってきて、その設立に関してはかなり尽力しました。その行動がまだ未熟だからといって、不要だという意識を持つ人は、その根拠を示して欲しいですね。もちろん、それについて知らない人、知りたくもないと思っている人とは議論できません。

他でなにが起こっているかは興味ない、自分のところには情報は届かない、と言う方は、そういう状況変化から断絶しているということ、それは事実の指摘です。
過去ログを閲覧して欲しいのですが、ゲーマーにはゲームを楽しもう、とする人と、それを趣味分野として成立することに貢献しよう、という考えを持っている人の二種類がいます。どっちが尊いというものでもないです。
後者の方への発言に対して、前者の方が御腹立ちになることは理解できますが、今はそういう話題なので……困りましたね。
僕へ質問される方は、どちらの立場なのかを明らかにしてくださるとありがたいです。

それと、不良品排斥運動と消極的不買とは違いますよ??
僕の言っているのは商品の向上や適性価格化をメーカー側に強く求める行為です。
だから、好きなものを買い、いらないものは買わないというのは通常の購買行為であって、消費者運動ではないんです。

1997年11月05日:10時20分03秒
もう一つ / ナカザキ
> JGCの存在のアピールなどが、ほとんど行き届いていないという事実に関しては、> JGCの存在のアピールなどが、ほとんど行き届いていないという事実に関しては、
>ユーザー側の無関心よりも、送り手の側がユーザーの関心を引けなかったという事実を
>反省すべきではないでしょうか

同感です。
存在をアピールしたいのであれば、情報収集の努力無しにユーザーが情報を手に入れられるようにするべきですね。
業界はプロの集団なんでしょうから、プロたるものそこまでやらねばならんと思いますが。

>僕はこのように耳を閉ざしてしまっている人が多く、そしてその人々が自分

>のおかれた絶望のみを語り合い、新たな可能性や新たなファン層が育まれて

>いることを知らないでいる、という指摘を語ったのです。

まともに広告を打てるようになるのが先決です。
ゲーム業界がまともな商売をしてこそ、ユーザーも動きます。
業界はビジネスをしているのですから、そこの辺りははき違えないでいただきたいですね。
消費者も流通も、ゲーム業界に奉仕する存在ではありません。です。

>媒体が限定されているという事実

限定されていること自体が問題ですね。
ゲーム業界にも、まともなビジネスマン+広告マンが必要なのでは?

#現状ではまともな商売とは言えません。消費者相手に愚痴っている間は、アマチュアです。


1997年11月05日:10時04分15秒
消費者からの意見 / ナカザキ
> 気に入ったものがあれば買う、気に入らないものは買わない、ということをおっしゃ
>る方はすこし消費者運動の歴史をひもとくべきだと思います。

消費者運動の歴史を紐解くと、必ず出てくるのが『不良品排斥』ですね。
で、現状を考えますと

・雑誌などでルールのサポートをしてしまう 雑誌を買い続ける手間と金は、消費者にとっての無駄です。
・ルール単体ではどうにもならないものもある
・やたらと無駄な書き込みが多く、読みにくい

これで「買ってくれ」と言うのは商売人のやることではないでしょう。
まともな商品を作るのが先です。
また、

> 気に入ったものがあれば買う、気に入らないものは買わない、ということをおっしゃ
>る方

気に入らなくても買う、という品物は、生活必需品(食料品など、命に関わるようなもの)だけですよ。
趣味のためのものでしたら、気に入らないものは買わないのが消費者です。

> また、地方の書店では現実には棚や資本の問題によってTRPGや関連雑誌を
>仕入れないという事態も起りました。たとえば出版流通のアースドーンでさえ、
>一般書店では事実上入手不能です。明白な悪循環が起こり、かくして地方ユーザ
>ーは絶滅に追いやられたのです。

これも間違っていると思いますよ。
書店は商売をしているのです。消費者にアピールできない、つまり売れない品物は どんどん消えていくのが理の当然です。
書店はゲーム業界に奉仕しているわけではないのですから、書店に責任をかぶせるのは筋 違いと言うものでしょう。
冷たい言い方になりますが、ゲーム業界がまともな商売を怠っているだけです。

そもそも、まともな広告をしていますか?(していませんね)
流通経路を広げる努力はしていますか?(書店云々などと言っている間はまだまだです)
ユーザーをなめてかかっていませんか?(高い本を次々買わなくてはいけなかったり、雑誌を毎月読まなくてはならない………そんな努力を強要する間は駄目ですね。ユーザーに甘えないように)
市場調査は?(ゲーマーがどこまで出資して良いと思っているか、せめてそのくらいは把握しなくては長続きする商品に何かなりませんよ)
潜在的なユーザーを引きつけるための戦略は?(とっつきにくいものは駄目です)
現在のユーザーを手元にとどめておく努力は?(労力を要求し過ぎれば、当然離れていきますね)

上に挙げたことは、商売をする上ではしごく当然のことであると思いますが、 どうでしょうか。
もっと消費者にアピールできる、コンパクトかつ楽しいものを作成する努力こそが 必要だと思いますね。


1997年11月05日:09時32分48秒
JGCアピール活動への批判 / 宇津見
fushimi氏へ

 私はTRPGが廃れるととりあえず困りはしますし、”労力を割ける範囲内で”TRPGの盛り立てに努力はしますし、ここでも微力ながら駄文でそうしたことをしていますが、それでも私には、キャラクター模型や、歴史関連書籍など、TRPGより優先度の高いホビーがあるため、致命的ではありません。いくつか手をつけているホビーの中でのTRPGの優先順位は、三位か四位程度でしょう。それに仕事もありますし。
 そういう人間ですので、普段見ている媒体(店頭広告、雑誌広告、ネット上の告知、口コミなど)に”関心を引くに足る””魅力的な”アピールが”こまめに”あれば、遠方のイベントにも新幹線や飛行機に乗ってでも出向きますが(それでもTRPG以外の用事も含めて年一、二回が限度)、そうした物がなければ、興味を持てませんし、出向きもしません。時間と労力は有限なので。で、JGCに関しては、「関心を引くに足るアピールはなかった」というのが正直なところです。「日本最大」にしても、ありがちといえばありがちなキャッチコピーですし。
 手前味噌ではありますが、大半の「そこそこ熱心なユーザー」の情報収集、イベントへの関心度というのはこんな物、つまりある程度は熱心だが、すべてをフォローするわけではないということです。あまりに過剰にユーザーの関心を期待するのは、手厳しい言い方ではありますが、送り手の側の怠慢でしょう。私事の個人レベルではありますが、イベント発起、記事作成、同人誌活動などで、こうした事は何度も体験しています。

 JGCの存在のアピールなどが、ほとんど行き届いていないという事実に関しては、ユーザー側の無関心よりも、送り手の側がユーザーの関心を引けなかったという事実を反省すべきではないでしょうか(媒体が限定されているという事実は私も認識していますが、その上で言わせてもらいます)。JGCとはかなり趣が異なりますが、馬場氏のマスタリング講座の有志による普及活動などは、各所で機会がある毎に行われていて、一定の実績を上げています。JGCにも、関心を多くの人に持ってもらいたいのなら、終了後にでもこうした活動を頻繁草の根レベルででも行なう必要があるのでは。無論、ユーザー側の自覚も必要でしょうが、個人ユーザーの労力も、関心も、有限だったり、TRPGとは別の物(TRPGのみをホビーにしている人というのも少ないでしょう)まわされていたりするのです。


1997年11月05日:07時58分54秒
流通 / でぶ猫
 書店の品揃えというのは、そこでの売れゆきの傾向+店長の 趣味や理解が多分にあると思います。
 
 地方問題、特に私が認識した問題点については流通の中心が 玩具流通にあったころからあったように思います。結局、玩具流通でも あまりおいてもらえなくなったのはそれほど売れなかったわけで棚の幅を それほどさいてもらえなくなった、というのがあると思います。
(おもちゃとしては比較的高価なものですしね>RPG)
 
☆書店流通だろうが玩具流通だろうが売れなきゃおいてもらえない。まず、それがあると 思います。逆に買う気があれば通信販売ででも買うでしょう。
(売れればあつかってくれるとこが増える・・・ソフマップにマジックがおいてあったのは驚きましたが)
 
 店での交流の問題(コンベンション情報やサークル紹介の張りがみ程度としても) でも、まずそういう「ショップ」つまり普通のおもちゃやでなくRPG等を 専門的にあつかうお店が日常の行動半径内にないといけません。そして、仮に あったとしてもそこで見つける友人、サークル、イベントがその人の行動半径内にないと 無意味になります。
 残念ながら、これらの条件をクリアすることはほとんどの地方で不可能でしょう。
 
 もし、RPGが一人遊びなら(そう、コンピュータRPGのように)地方問題は まず発生しなかったと思います。
(プレイする機会のないゲームを買うのはコレクターか、よほどそのゲームを 気にいった場合だけでしょう)
1997年11月05日:07時52分22秒
かって地方RPGerだったひとりとして / 濱浦#SeyfertSluw
ほんの2年前までは香川の田舎で満足にRPGのできる環境ではありませんでした。それでも神戸や東京行った際にGuildやYellowSubmarine寄って「ああ、こんなにある〜」いろいろ買って帰って今の私があるんですが。で、結局海外ものに手が伸びる位置に来ている自分を確認し、そのまま海外ものに移行。本当のRPGを手に入れたければ専門店行くしかなかったのは昔も今も変わりません。

fushimiさんは書店流通と玩具流通に違いがあるとしてかかれていますが、たとえ玩具流通であったとしても売れない商品は扱わなくなるでしょう。今の玩具業界のことを考えればRPG業界の規模では嫌がられることしか考えられません。実際香川にいたころに玩具店でもRPGを見たことはあまりありませんでした。地方は玩具店だって規模は小さいんです。

ユーザー間の交流も専門店がなくても香川でも細々ながらありましたし、後半は学校の愛好会ができたのでそこでプレイできるようになりました。書店では交流がなくても他で補えばよいではありませんか。


>ゲーム出版懇話会については、書店発売された「JGC97チケットマガジン」に記載されています。
>もう店頭にないかもしれませんが、重要な資料だと思いますのでぜひ入手されてください。
>\1600。発行は(株)メディアワークス内・ゲーム出版懇話会です。

そもそもいいものは(RPG関連書籍であれば)必ず買ってくれるという思い込みありませんか?せめて「JGCは終わったし割高になるかもしれないけど」とか書けませんか?\1600なんてRPGのサプリメントじゃないんだから。


#1$=\130で計算すればROBOTECH RPGの
#ルールブックが買える値段です($11.95=約1560円)。

そもそもJGCが終わった後に(!)あの厚さで1600円の本を薦める神経が解りません。


聞きたいのですが懇話会というのはいったい何をやっているのですか?懇話というのは「うちとけて話し合うこと」という意味があるのですが、それ以上のことをしているのですか?
そいうものがあるのならメーカー間の利害関係を超えて(これをやらないのなら企業内でやることと変わらない)定期的に情報を集め、それを整理して公開するといったことはやっているのですか?


> 気に入ったものがあれば買う、気に入らないものは買わない、
>ということをおっしゃる方はすこし消費者運動の歴史をひもとくべきだと思います。

では「不良品」は買わないってのは?


1997年11月05日:07時11分07秒
地方での入手性 / sf
 近畿でTRPGを扱かっていた問屋がなくなって(むかしはフィギュアなんかさえ置いていた日本橋のエキサイトで質問したときには、問屋が倒産したようなことも聞いたような気もしますが、あまり正確には覚えてません)置いているショップがほとんど無くなったのは、ずいぶん昔のことになりますね。
 地方でTRPG書籍を入手することについてのfushimiさんのご意見は、私にとっては違和感があります。このあいだしばらく横浜に居たときには、RPGマガジンを入手するのにえらく苦労しました。ほとんどの書店で置いてないんですよね。
 で、私は奈良県の近年市になったところにすんでいるわけですが、書店で書籍型TRPGを入手するのに困ったことがありません。最近でいえば、近くのある書店では『アースドーン』さえ平積みされていました。当然ながら文庫判ルールはいつも平積みでした。雑誌もふつうの流通に流れるものはすべて入手できます。
 書店もまともに努力しているところであれば客注を重ねていったり購入する人間が多数いれば次もちゃんと注文を入れてくれるものです。というわけで書籍ルートでの入手自体は非常にありがたいものだとおもってます。
 もちろん、交流の機会が減少するというのが問題なのは確かでしょう。ショップ運営のコンベンションなどは、あるとないとでは大きな影響があるだろうというのは『田宮模型の仕事』を読んで考えはしましたが、いかんせん対人交渉が苦手なせいか、わたしはショップで交流ってのは経験してないので……どの程度有効かは分からないんですよね。
1997年11月05日:04時20分22秒
地方問題の原因について / fushimi


 地方のファンが衰退したのは、純粋に流通の問題です。つまりゲームを扱っていたショップが(以前は一般の模型店などでゲームを扱っていました)その事業から手を引いてしまったという理由によります。

 これはTRPGの商品がホビー流通(おもちゃ流通)から書店流通に移ったことによります。

 ブックゲームは安価で入手しやすいという歓迎の意見がありますが、僕はそう思いません。理由は書店ではユーザー同士の交流の機会がほとんどないこと、1アイテムあたりの利益率が低くて、店がコンベンションの開催やゲームサークルの運営などという事業を行う経費が捻出できないことによります。結果として地方でより多くの人がゲームに触れるきっかけが失われてゆくわけです。


 また、地方の書店では現実には棚や資本の問題によってTRPGや関連雑誌を仕入れないという事態も起りました。たとえば出版流通のアースドーンでさえ、一般書店では事実上入手不能です。明白な悪循環が起こり、かくして地方ユーザーは絶滅に追いやられたのです。


 ユーザーは盲目で立場が弱いといわざるを得ません。誰しも共有する認識だと思いますが、そのままではRPGが趣味分野として成立することは難しい。

 某社に定価販売強要の違法行為で査察が入ったこともご存知でしょう? 最近、査察結果として停止勧告がなされました(つまりクロです)。

 気に入ったものがあれば買う、気に入らないものは買わない、ということをおっしゃる方はすこし消費者運動の歴史をひもとくべきだと思います。

1997年11月05日:04時17分22秒
ご質問へのお答えです〜 / fushimi


 TRPGをめぐってどのようなことが起っているのかを正確に把握するのは重要なことだと考えます。日本最大のRPGコンベンションであったJGCに対する無関心は理解し難いです。
 ちょっと文面が憮然としているのですがお許しを。


 李さん、情報収集に興味がなくなっている、という自分の状態をよくご理解するべきでは? 今のあなたには誰かが何かを伝えようとしても決して届きません。


 鏡さん、僕はこのように耳を閉ざしてしまっている人が多く、そしてその人々が自分のおかれた絶望のみを語り合い、新たな可能性や新たなファン層が育まれていることを知らないでいる、という指摘を語ったのです。
 ゲームフィールドでは各誌広告や商品内ビラ、NIFTYやWEB、チラシなどで告知活動をしています。それに興味を示さなかった方に関しては、残念ながら伝える手段はありません。
 ゲーム出版懇話会については、書店発売された「JGC97チケットマガジン」に記載されています。もう店頭にないかもしれませんが、重要な資料だと思いますのでぜひ入手されてください。\1600。発行は(株)メディアワークス内・ゲーム出版懇話会です。


 陽陰さん、あなたのゲームの選びかたと、地方に住んでいることとの関係がまったく理解できなかったのですが、僕に何をおっしゃりたいのですか? 地方に住んでいる人は、逆に積極的にサポート誌を入手して、ゲームの動向や新商品の確認をされる努力を惜しまぬべきではないのですか?

 ゲーマーズフィールドは一種の消費者運動なのだと理解してほしいと思います。ことに引用されたゲーマーズフィールド10月号のデザイナーズコラムの全文を読んで、それでも甘えだとか努力が足りないとか思うのであれば、読解力を疑いますね。
1997年11月05日:01時28分31秒
地方問題 / でぶ猫
 この問題は、何年も前から気になっていたことです。
 そう、ウォーロック誌がなくなったころからですから随分になります。
 イベントもサークル活動も首都圏はかなりさかんでも、地方はそうでもなくなって きている実感を得ていました。そして、RPGの危機という言葉が聞かれ始める前から、 RPGを巡る環境は地方からゆっくり壊死しつつある実感があったのです。
 とはいえ、それを認識する人は少なく、以前あるネットでこの問題を提起した時にも反応は ありませんでした。
 しかし、地方に根がおりていない限り、RPGに先はないと思います。首都圏のRPG人口だけで今の規模のRPG 業界を維持していけるのなら、別でしょうが。
(でも、日本の人口の8割かそこらは地方にいるんですよねぇ)
 
 地方にすむことによるRPGにおける不利といえば、他の人もかいていましますが・・・
 
(1)RPGの入手が難しい・・・しかしこれは通販でカバーはできます。ただ、店頭で実物を 手にとる機会が少ない以上、雑誌情報などが必要になるでしょう。
(2)ゲーム仲間の確保。特にうまくやっていける仲間。 私の妻も地方ゲーマーでしたが、RPGの集まりの選択の幅が少なく、 気にいったところがなければ、結局RPGをしにいかなくなってしまうようです。首都圏などは 交通と人口の関係で、少し足を伸ばす覚悟があればわりと選択の幅はあるでしょう。試して回るだけでもかなりの 期間RPGをやりにでかけることになります。
 
 いわゆるPBMが成功した裏には、上記2点のうち(2)をクリアしたこと が大きいのではないかと思います。(もちろん他にも理由はあるでしょう。しかし、少なくとも(2)が いわゆるPBMにとって阻害要因たりえなかったのは事実と言えるでしょう)
 
 RPGでこの(2)をある程度解消し、地方にすむ、RPGをやる機会に恵まれない人をRPGに結びつけているもの があるとすれば、おそらくリプレイでしょう。リプレイを読むことで、擬似的にセッションを体験するわけです。
(そして、リプレイみたいなプレイを期待してRPGをしに来る・・・という現象もおこります)
 しかし、この場合のリプレイは代償にすぎません。やはりRPGをプレイできないと、地方人のRPGばなれをとめることはできないでしょう。
 銅さんも書かれていますが、有効そうな解消手段は、ネットワークの発展でしょうか。
 例えばNIFTY-SERVEのRPGフォーラムグループの一つ、FRPGSでは週末には(そしてしばしば平日にもチャットの場で人を集めて) オンラインセッションがさかんに行なわれています。プレイヤーやマスターは北海道から九州まで地方・大都市圏関係なく集まっています。ここだけ見ると、 プレイ仲間がみつからなくて・・・というのが嘘のようにさえ見えます。
 しかし、これは完全な回答ではありません。オンラインセッションにもいくつか問題があります。特に、お金がかなりかかるという問題を解消しない限り、 地方ゲーマーへの福音の一つとして勧めることができません。
 さて、ここらで結論にいきましょう。
 地方も大都市もたいした違いがなくなるようなインフラこそが今、必要なものでしょう。
1997年11月05日:00時28分29秒
地方ゲーマーの悩み / 銅 大
  私は、広島在住のゲーム愛好家(以後、ゲーマー)です。7年ほど前には仕事の関係で横浜に住んでいたこともあります。
  そこで、私の知っている範囲で、ゲーム環境の違いから来る、地方ゲーマーの悩みについて、お話してみましょう。

  まず、地方ではコンベンションや専門店を介してのゲーマー同士の交流に乏しいという問題があります。
  そのため、いろいろなゲーム(特に海外物)の面白さを知る機会も、自分たちとは異なる遊び方を楽しむ機会も、大都市圏のゲーマーと比べると少なくなります。やはり、幅の狭い遊び方しかしておりませんと、飽きが来るのは早くなるのではないかと思います。

  また、ゲーマーの多くは学校で仲間を集ってプレイすることが多いようです。そのため、社会人になったゲーマーは一緒に遊ぶ仲間が見つからず、結局ゲームをやめてしまうこともあります。

  インターネットやパソコン通信を使うことができれば、こうした問題は少しは緩和されます。
  ただし、それが問題の解決になるためには、もうちょっとパソコンが普及する必要があるでしょう。

  ゲーマーの交流を深めるという点において、メーカーのサポートが期待できるのは、やはり雑誌であると思います。具体的には、サークル紹介やコンベンションの案内です。ゲームの専門店(またはそれに類するお店)がないところでは、これが唯一のPRといえるでしょう。その点で、長年にわたりこれらの情報を継続して掲示しているRPGマガジンを、私は高く評価しております。
  ゲーマーズ・フィールドでは、ページ数の都合もあってNOVAのファンクラブぐらいしか紹介できていませんが、将来、もっとゲーマーの交流に関するページ数が増えるといいなぁ、と期待しております。

  良いゲーム(今年はアースドーンが出ました)やサポートも重要な要素であると思いますが、何よりもRPGは友達を集めて遊ぶゲームです。
  一緒にRPGを遊ぶ仲間を集め、その輪を広げていく方法について考えてみるのはいかがなものでしょう?
1997年11月04日:23時08分45秒
アフターフォローについて / YAN
陽陰さんの意見を見て思い出したちゃったんですが…。
 
 最近、いくつか新しいシステムを購入したんですが、雑誌によるフォローがなんだか奇妙で、困ってました。
 
 ルールブック発売前は、ルール解説やら特集やら、色々やってたのに、発売後は「祭りは終わった」って感じで、数ページしか扱っていない…。
 
 なんで?
 
 アースドーンに至っては発売(9/5)からまだ間もないのに、雑誌によるサポートは全く無し…(ですよね?あったら教えて!(泣))。
 
 どうしてなんだろ?
 
 商業的にも、損な気がしますが…どうして????だれか教えて(;;)
1997年11月04日:22時29分01秒
RE:あらさかさんへ(初心者向けコンベ) / YAN
>あらさかさんへ。初めまして…かな?宜しくお願いします。 
 
 さて、初心者向けコンベについてですね。えーと、えーと…うーん、陽陰さんの意見以上のものが思い付かない(汗)。
 
 えーと、そういえば、ちょっと疑問に思ったことが…。そのコンベンションの問題点って、具体的にどんなものなんでしょうか?自分の想像できる(と言うか、経験した)範囲では、
 
#1 「初心者相手だから、シナリオを作り込んでいない」 (単純ではあるべき。しかし適当なのは…)
 
#2 「ルールの説明がおざなり」 (…ルールリファレンスやチャート集は絶対必要。シナリオの最中でも説明すべき時は流れが悪くなっても説明すべき)
  
#3 「専門用語ばりばり、わかりやすく説明しようともしない」 (マスターの説明の時でもけっこうある。「今日はエキスパート、マスタリー有です」とか)
 
 こういう状況しか思いつかなかったのですが…。問題点がこういった部分にあるのであれば、当日GMをする人(及び、プレイヤーとして参加するメンバー)に、これらの事に注意するよう、徹底させるのが良いと思います。
 
# 具体的には、前もってミーティングをするとか。実際、マスター希望者を早めに集めて細かいミーティングを行っているコンベはいくつかあります。
 
 あと、そうですね…私が今まで経験した初心者歓迎コンベでは、スタッフの「初心者を相手にする」という意識があまりにも低かったように思います。これは、主催者側の意図が十分スタッフに伝わっていないからでしょう。この辺りがキーポイントのような気がするんですが…如何でしょうか?
  
# あと、TRPG初心者にどう対応すべきかについて、マスタリング研究室で論議されてますので、そちらも見ていた頂ければ参考になると思います。
 
 もし、疑問、異論等あれば、遠慮無くお願いします。では。   YAN
1997年11月04日:20時59分05秒
そうだ〜!田舎者のことを考えろ〜! / 陽陰
 書くかどうか迷ったのですが、Dr.李さんの意見に触発されたので。
 
>fushimiさんへ
 
 田舎でシステムどころか専門誌を買うにも一苦労の人間から言わせて貰います。
 メーカー云々とか、同業者のけなし合いとかを知っているかなんてのはどうでもいいことで、まず欲しいのは、システムだけを買ってそれなりに「きちんと遊べる」ゲーム。出したら後で追加すりゃいいや、「絶対に」サポート誌をユーザーが見てるだろう、ってのは間違いです。
 サポート誌とかサプリメントとかその他はシステム自体がしっかりしてないと、駄目でしょう?
 RPGのシステムを大枚はたいて買った後で、エラッタに目を通してでないと、まともにゲームが出来ない現状がそもそも変じゃありませんか。
 ユーザーはメーカーで買うわけではなく、システムが面白そうかどうかで買うわけで、基本システムがしっかりしてないと、そのデザイナーなり、メーカの製品を買わなくなる。(少なくとも私はそう)
 校正ぐらいはきっちりとやるのはメーカーないしはデザイナーの責任ではありませんか?
 
 要は、fushimi氏が例に出した件のような、内輪な情報を知っている「マニア」な客を対象に甘えた商売をやっていることが現状を産んでいる要因だと思いますが。
 初期はサポート誌も殆ど見ず(そもそも無かった)、やってたのにある程度のプレイ人口が確保できたのですから。
 
 ちなみに、私の近所ではRPGマガジンすら手に入らない〜(でも買ってますけど)
 ゲーム出版懇話会のイベントにも出たことは一度だけありますけど、あれはたまたまですしねぇ
 
 ネットだって、やってない人は多いですよ、まだまだ。
1997年11月04日:20時42分53秒
おお、又加速度的に書き込みが! / Dr.李
 題名は気にしないように。
 >火の粉がこっちに飛んでくるですか(笑)。 ど、どうコメントしたらいいのかわからないので、とりあえず頭をかかえて隠れています(笑)。By fushimiさん
 
 誰の意見に対してですか?もしかしておいらの?
 それはさておき、ゲーム出版懇話会ですか。実際の活動は謎ですね。一般に知り得る情報ではないかと思われますね。故に、自称マニアとつけられたのではないかと思いますが、いかが?
 それと、時事ネタは読みそびれたら分かりません(笑)。ゲームフィールドであるとか、FEARがおこなってるコンベの内容であるとか、それは都市部限定ではないでしょうか。
 某大手の出版する雑誌に興味が無くなってからこの方、情報というモノに結構疎くなっておりますが、地方のファンとかに対してどう取り組むべきかという話はないんでしょうか?
 今の日本のゲームには確かに触手・・もとい食指が動かないのは事実でしょう。私だって次買うならアースドーンと思ってますからね。しかし、だからといって日本のゲームを見捨てる気にもなれず。さて、どうしたモノかいな?
1997年11月04日:20時36分09秒
あらさかさんへのレス / 陽陰
 私の考えはこんな所です。
 
>初心者向けのコンベンションではどんなことをしたらいいと思いますか?
 
 (1)簡単なシナリオでプレイをする。(一ひねりしたハック&スラッシュとか)
 (2)使用するルールを出来るだけ簡素化し、判りやすく説明する。
 (3)RPGの「遊び方」の説明を独りよがりでもいいからする。
 
>またパンフレットを作成するとすれば
>どんな内容を記載すればいいと思いますか?
 
 (1)マナー(常識としてではなく、RPGのね)
 (2)その日使用するシステムの説明(出来れば入手できるところをいくつか記入する)
 (3)ルールリファレンス(簡易版)
 
 と、まあ、こんな物だと私は思いますが。
 こんな回答で如何?
1997年11月04日:19時29分56秒
RE.ゲーム出版懇話会って何? / 流れ桃
その名の通り、ゲームを発売している会社が密談する会というのは半分冗談ですが 半分本当です。 日本のTRPGやカードゲームメーカーが一同に集い業界を活性化させるための集い だったと思います。その結果がJGC(日本ゲーマーズコンベンション)という形にな りました。(多分。) JGC(日本ゲーマーズコンベンション)はゲーム出版懇話会が主催だった筈です。 当初はホビージャパンも参加していた筈ですが、列から抜けて独自にやっている 様です。 何故HJが抜けたかは大人な理由だからでしょう。(多分) しかし、JGCの存在自体知らないプレイヤーも多いと思いますよ。 それが悪い事なのかどうかは私は悩む所ですが。
1997年11月04日:17時13分03秒
ゲーム出版懇話会って何? / 鏡
 fushimiさんへ。
 
>マニアを自称しながら、「ゲーム出版懇話会」という組織があることも
>知らなかったり、
 マニアを自称したことはありませんが、私も不勉強にして「ゲーム出版懇話会」なるもののことを知りません。 どうやら業界等を批判する前に知っておかなければならないことのようですので、どのような文献もしくは WWWサイトに情報が載っているのか、ご教授下さい。すぐにでもその全てを読みたく思います。
 
>RPG事情の全体的なところを把握していないで、
>自分のまわりの狭い状況や、想像だけで「今のRPG」とか論じている場合
>が多かったりするんですよね。
 これはRPGに関する情報流通が行き届いてないというご指摘なのでしょうか? 自分が見ているものが全体か一部かは、本人には分からないことでしょう。 私も含めて、「一部」を「全部」と思い込んでいる者に、それを気付かせるための 良い方策を何かお持ちでしたら、それもご指南下さい。
 
 以上、不躾ではありますが、よろしくお願いいたします。
1997年11月04日:14時31分12秒
う〜ん・・・そうきますか(苦笑) / 流れ桃
>雪だるまさん 確かに海外(特に米国)と比較したら私もぐぅの音も出ません。はい。 只、私が言っているのは国内でそこまでやっている会社はFEARぐらいしかない という事実だけです。ゲームがつまんなかろうが面白いだろうが関係ありません。 そして、米国と比較するのは論外だと思います。 大人も子供もある程度SF的なモノを容認するアメリカとは日本は違いますからねぇ。 玩具扱いされている現在日本のTRPGを考えればわかると思いますが。 まぁ私自身も米国で30.40代のプレイヤーに混じってプレイしてましたから アメリカのサポート等の凄さは日本と比べ物にならないのは解りますが。
>宇津見さん LLLはスザクゲームズの発売です。
1997年11月04日:07時57分13秒
ゲーム出版懇話会・・・ / でぶ猫
 そんなもの、JGCに興味しめさんかぎり知る機会なんてありゃしませんがな(^^;
 ・・・ところで来年もJGCあるのかな?
 
 まあ、不景気な予想はおいといて、と。
 まず、サポート誌の減少や内容のことなのですが・・・
 これは一つに雑誌というものを出すのが大変であるということ。(雑誌コードの取得など発刊までも 大変ですが、むしろその後の最低発行部数のような雑誌としての維持が 大変。とはいえ、雑誌でなければそれはそれで大変でしょう)妙な話ですが、長い目でみて質を高めるより短期的に部数を稼がないと始まらないであろう事情 があるのではないかと思います。その結果、少数の内容のある希望より、多数が盛り上がりそうなものを優先しがちな のではないかと思います。(以上、推論ですので誤解があるかも知れません)
 一つに、出版元はもともとTRPGを出すための会社ではない場合が多い、ということ。これは前述の理由を強めます。
(FEARは例外ですね。だがらゲーマーズフィールドはR○Gマガジンより読むところが多いと言う意見が出たりします)
 そして、理由はいろいろ想像できますが、非常に「無難」なあるいは「まるめられた」記事、投稿しかのらないということ。 つまり痛烈な批評の記事もデザイナーが一瞬むっとくるうな文句の投書ものらないようなところが緊張感をそいでいるの ではないかと思います。多少きびしい意見の記事がのることはあっても、どこか腰がひけてます。
(田中としひさ氏の「おこんないでね」、特に桂氏のキャラクターがなぜおもしろいのか・・・つうとこのへんが理由だったりしますね)
 
 以上、私の雑感です。
1997年11月04日:05時38分48秒
/ 雪だるま
>一言だけ足すとしたら、RPG事情の全体的なところを把握していないで、自分のまわりの狭い状況や、想像だけで「今のRPG」とか論じている場合が多かったりするんですよね。 マニアを自称しながら、「ゲーム出版懇話会」という組織があることも知らなかったり、HJがそこから脱退した事件とか、ゲームフィールドがスタートした意味とか……ひどい人になるとFEARも知らなかったり(苦笑) そういうのは、なんだかなあ、ガッカリだなあ、と思うです。<

「ゲーム出版懇話会」関係の話は知りませんでした。私も浅学ですね。でもそういう業界の内輪話を知ったところでだからなんだという気がしますが。FEARの話はゲーマーズフィールド当たりの雑誌を見ていれば把握できますが、「ゲーム出版懇話会」関係は普通にゲームしてるレベルなら知らないのが当然では?むしろ結果が重要なのでは? それとも私がものを知らないだけですかねえ。
1997年11月04日:03時30分29秒
補足 / 雪だるま
補足しておきますが、私がいいたいことは、ルールのディべロップメントが、ゲーム発売後にほとんどされず、されたとしても小手先の改訂にしかすぎない(魔法の追加とか技能の追加といった拡張だけ)ということを問題にしているのであって、継続したサポートや販売がされていないことを問題にしている訳ではありません。 継続していようが、ディべロップメントがされていなければ私の問題には意味が無いのです。
1997年11月04日:03時22分52秒
は?はははは・・・・ / 雪だるま
>流れ桃さん。
FEARですか?流れ桃さんほどではありませんが、多少は知っていると思いますよ。 FEAR主催のコンベンションも行った事ありますし、ゲーマーズフィールドも読んでます。

>現在、サポートやサプリメントをしっかりと供給している国産の作品があります。

あれで?申し訳ありませんが、私はFEARをそこまで評価していません。
例えばゲーマーズフィールドの内容の無さ。 海外のゲーム紙と比較すると、内容の薄っぺらさに呆れるほどです。
まあ、これからなのかもしれませんし、FEARのゲームをやってもいないので、的外れなたわ言かもしれませんけどね。

>デザイナー氏の文章に何か気づかせるモノがありました。 サプリメントを出せといって出しても買わないヤツ、ゲームをもっと出せと言って遊ばないヤツ そんな似非TRPGゲーマーはいらない、と。

悪いけど、ゲームは只じゃないのだから、出来の悪いもの、関心の持てない物であったら買わないのが当たり前だし、それが消費者ってもんじゃないの?甘えるのも大概にしたら?だからろくなものが作れないんだよ。と思うのです。まあ、ただのデザイナーの愚痴なのでしょうが、現実はシビアなものですよ。 よりユーザーに遊んでもらえる商品を作るべきだし、ユーザー層を広げる努力もしていないし。

ゲーム? アースドーン日本語版と海外の汎用シナリオサプリメントをいくつかってとこです。 NOVAシリーズは私の好みではないのと、面白そうではありませんから大枚をはたく気はありませんし(サークルの友人にルールは見せてもらったりもしてますが)、エルジェネシスは発売日に購入しましたが、ルールがずさんすぎてプレイする気がすぐうせました。(一言で言えば、アーキタイプを使わないでオリジナルキャラクターを作ろうとしたら、用語の不統一、記述の混乱がひどすぎて作る気が失せたのが理由です)。ブルフォレは昔の版すら面白いとおもわなかったのになにをいまさらという好みの問題です。いまの版も見せてもらいましたけど、まあ、無理してまで・・ という。 まあ、確かに他の日本のメーカーにくらべれば、ましかもしれませんね。だからといってべた賞めするほど目覚しい活躍をしているとは思えませんね。 まあ、でも、最近はコンベンションもいっていませんからFEARのコンベンションを覗いてみて、彼らの意気込みを改めて把握してみたいですね。いままで挙げた事は自分のたわ言かもしれないですから。
1997年11月04日:02時13分39秒
でも一言だけ / fushimi

一言だけ足すとしたら、RPG事情の全体的なところを把握していないで、
自分のまわりの狭い状況や、想像だけで「今のRPG」とか論じている場合
が多かったりするんですよね。

マニアを自称しながら、「ゲーム出版懇話会」という組織があることも
知らなかったり、HJがそこから脱退した事件とか、ゲームフィールドが
スタートした意味とか……ひどい人になるとFEARも知らなかったり(苦笑)

そういうのは、なんだかなあ、ガッカリだなあ、と思うです。

1997年11月04日:02時03分36秒
やべえ(笑) / fushimi

火の粉がこっちに飛んでくるですか(笑)。
ど、どうコメントしたらいいのかわからないので、とりあえず頭をかかえて隠れています(笑)。

1997年11月03日:23時29分04秒
議論は活発? / Dr.李
 TRPGの循環。
 うん、確かに少ない。
 しかし、D&Dはお求めやすいお値段で復活し、なおかつサプリメントも検討されてる。
 個人的に、好きなゲームにブルーフォレストがあるが、これは改訂されたことはされたのだが戦闘のルールでちょっといやになって帰ってきた。軍師なんて職業選ぶもんじゃないね、てへ。
 さて、日本のちょっと古いゲームといえば、そもそも会社自体が残ってない気がしないか?いや、もちろんあるんだよ、ある会社は。だけど、大日本絵画とかツクダとかはもうないよね。
 これらは、まず一時期の乱発された時代の名残ではないかと思うのだ。そして、今の時代、ゲーム作って売るということはコンシューマー向けに作った方が売れやすいんじゃないか?ゲームデザイナーも生活があるしね。そういう意味で、トレカが乱発されてるのも仕方ないことなのかもしれんね。
 私はプロではないが、少なくとも数年の時間をかけ、一つの作品を作って、売れるかどうか分からない、というのはちょっと足踏みするよなあ。
 それに市場のずれもあるかもね。作り始めたときはこうだった、でも、売るときにはそうではなかった、ってやつね。
 ふむ、弊害ということも考えたほうがよいかな?
1997年11月03日:23時15分36秒
すまん、FEAR作品を買っていない! / 宇津見
 むうすまない、FEARの出しているゲームは、”店頭で見ている分には”あまり食指をそそらないので、買っていないのです。いや、いい悪いではなく、財布の中身を、天羅、ガンダムRPG、アースドゥーンにまわしたということです(なによりも、プラモデル関係の出費と時間の浪費の方が多いので、その分手を出すRPGの範囲が限定される)とか、ブルフォレやNOVAの初版が出ていたときも、他のRPGをやっていた事もあるので。あ、レレレは発売当時真っ先に買いました(レレレはFEARの仕事でしたっけ?)。
 ちなみに、製品の継続的販売をしていない事に関する批判は、私の場合はホビージャパンの海外翻訳RPGとRPGマガジンにだけとどめていますし、HJでも近年の自社製品の継続展開をしている点は(内容にいくらか難がある部分があるとは言え)評価していますよ。
 とにかく、流れ桃氏のおすすめにしたがって、ゲーマーズフィールド(タイトルはこれでよかったですね)も数百円単位なら購入してみます。
1997年11月03日:22時47分17秒
最近 / あらさか
最近、私の所属するサークルが
主に初心者を対象とする大きなコンベンションに参加することに
なったのですが、これといって目立った特色はありません
というより、私のまわりの数人がそういうふうに感じただけかもしれませんが
全くの手抜きです。
というわけで皆さんに質問です。
>初心者向けのコンベンションではどんなことをしたらいいと思いますか?
またパンフレットを作成するとすれば
>どんな内容を記載すればいいと思いますか?
ご意見くだされば嬉しく思います。
1997年11月03日:19時33分06秒
…良いゲーム / 黙示乃白騎士
遊んだ後で面白かったと思える作品こそがいいRPGなのですよね。
でも人には嗜好があるし、その時の気分もある。洋食が食べたい時
もあれば、和食が食べたい時もある。ゲームも同じですよね?。

「良いもの」の定義って難しい事だと思います。

個人的には、見知らぬ人とお話した時、楽しい話になれるもの
(もしくは話が盛り上がる)が良いゲームでは、と思うのです。
論点が違うかも知れませんけど、素直に思った事書いてみました。失敬。
1997年11月03日:17時10分51秒
君よ、FEAR作品を知れ!>雪だるまさん / 流れ桃
何かえらそうに表題で申し訳ないですが、 現在、サポートやサプリメントをしっかりと供給している国産の作品があります。 それはFEAR社の出す作品です。 N◎VAシリーズ、ブルーフォレスト物語<DE>、エルジェネシス等、良い意味での 循環がここにあります。 あなたは知らなかったですか?あなたは最近ゲームを買いましたか? 確かに供給元の責任もありますが受け手の我々の責任をおざなりにしてませんか? 先日、FEARのサポート雑誌(TRPGが置いてあるホビーショップにならあります) を読んでいて、デザイナー氏の文章に何か気づかせるモノがありました。 サプリメントを出せといって出しても買わないヤツ、ゲームをもっと出せと言って遊ばないヤツ そんな似非TRPGゲーマーはいらない、と。 それを見て私は少なくともいろいろ買ってはいましたが遊んでいたかな?と感じました。 現在、FEARというユーザーと月に1回デザイナー自身がマスターをしてくれるコンベンション を開いている会社があります。そういう試みをしている会社がある事を知ってください。
(何かまるでイエス=キリストに出会った農民みたいだな)
1997年11月03日:14時26分28秒
サイクルのはっきりしているのがないねえ。 / 雪だるま
思った事ですが、ルールを出したら出しっぱなしというルールが多いような気がします。 アメリカとかだと、ある程度サプリメントとか出して、ルールの問題点や、より面白くするアイデアとかが整理されてきたら、ルールの版を変えますよね。それで、新しい版をもとに再度サプリメントを出し始めて・・・・ いい意味で、絶えず循環していて、ユーザーの声もデザイナーの声もそのサイクルにとりこまれてより楽しめるゲームになっていく。
振り返って日本のRPGを見ると、ルールのビルドアップって殆どされてないんじゃないかな。SW完全版も問題点を再整理しているとは とても思えないし。 ローズシリーズも悪くはないけど、そろそろルールを見直さないと行けないんじゃないかな。戦闘とか行為判定なんかバランス崩壊しているゲームだし。 お金の問題もあるのかもしれないけど、 デザイナーが自分のルールや世界観に愛着を持ってないとしか思えませんよね。
1997年11月03日:13時46分20秒
ヘンダーズルインの領主 / fushimi
……ああ、懐かしい本を思い出してしまった(笑)。

アースドーンはほんと、いいRPGですよね。 最近、遊んでいます。シナリオ記述の方法も、関心すること多いです。

うーん、で、やっぱりD&D、ウォーハンマー、ルーンクエストといった
巨大ストラクチュアRPG全盛の時代は終わってしまったんでしょうね。

さらば貴族の時代、あるいは、さらばジュラ紀といったとこかな(涙)。

1997年10月28日:03時16分40秒
よいげいむ / でぶ猫
 シナリオを自作しやすい、世界観が豊か・・・
 これって、つまりゲームコンセプトが明快ってことではないかと思うんですがいかがでしょう?
 世界設定がいかに詳密であっても、それをどう生かすかのキーがなければ、ただの無用の長物では ないかと思うのですよ。むしろ、どんなゲームをやるために、それをいかすためにこんな設定がありますとやった ほうが理解しやすく、シナリオ作りに迷いはないと思います。
 シナリオ刊行やサポートは、「ゲーム単体でも十分遊べるし、おもしろいんだけど、それをもっと面白くしてみよう」 というコンセプトの元にあるのが正しいのかも知れません。(もちろん、商売として成立させたい送り手側の動機も あるでしょうが、受け手にとってはそのほうがよいですY)
 
 ・・・なんかこういってると、アースドーンはすごくいいRPGってことになりますね
1997年10月28日:02時33分05秒
基準の形骸化 / fushimi

で、ほら、なんとなくこれまでの「良いゲームの基準」って、形骸化しているように感じませんか?


>・継続的なシナリオ刊行
シナリオを自作しやすいシステムのほうがいい。

>・雑誌での記事サポート
ゲーム本体がオールインワンであり、サポート不要なのが原則。

>・システマチックなバランスの良さで長く遊べる
 即座に「活躍できる強さ」で遊べないと。

>・豊かな背景世界
 世界設定が重過ぎない。他のネタを導入することもアリ。

>・メディアミックスによる背景世界の掘り下げ
 関連出版物が多いのはカンベンして!

1997年10月27日:00時15分23秒
前文の続き / 蒼
 前文の続き
 ショートストーリーとそれに関連する設定を交互に挟むというのもいいね。
 ただし、それを書く人は文章力があり、なおかつその世界について知ってなきゃならない。
 両方が揃っても編集が悪ければただ読みにくいものになってしまうし
 イラストなどのヴィジュアルもその世界のイメージにあったもので無ければならない。
 ちょっと要求が厳しいかな。
1997年10月26日:23時58分37秒
設定資料をただ並べられるとね。 / 蒼
 確かに一歩引きますね。
 その世界に興味を持っている人ならいいんだけど
 いきなり資料を突き出されたら引きますね、正直言って。
 俺がまともに神話関係の文書読み始めたのも、真女神転生が出てからだから
 高校に入った辺りからですし、それまでは神話とかはまるで興味ありませんでしたね。
 TRPGは中一の頃にはじめていましたが、そのときは麻雀のほうが面白くてさほどでも無かったですね。
 それが変わったきっかけは指輪物語にはまり込んでというところで。
 とりあえず、両方出してもらうのがいいのかな。
 小説、コミック、アニメ、ゲームなどの物語は初めての人〜世界を深く知りたい人までの万人向け、
 設定集はとりあえず、より世界を深く知りたい人むけに。ということですかね。
 両方を兼ねるというのもありますけど、テンポが悪くてイマイチなものになりがち。
1997年10月26日:23時00分21秒
うんうん、みんなやっぱりゲームが好きなのね。 / Dr.李
 世界観を知るという意味で小説も、設定集も役割はかわらないとおもうのだがどうでしょうか。
 ただし、好みを否定しようとは思いませぬ故、設定集的な書き方が良いか、あるいは小説を読むのを良しとするのかはまあ、人それぞれかと。
 私は、設定資料集派ですけどね。
 まあ、小説で客をつかむのも良いかと。
 たとえば、ストームブリンガー、ミドルアース、とか。設定集だけ延々だされても、かえって新規の人を引きつける要素には必ずしもなりにくいとはおもわれませぬか?
1997年10月26日:07時58分09秒
あらさか / 流行
最近洋ゲーにはまってるので資産が多いとか言う前に
自分のイマジネーションだけでがんがんプレイしてる
ので、あまりよくはわかりませんが、やはり雪だるま
さんがおっしゃっているように想像する余地を残して
くれてるシステムや想像しやすいように作ってあるシ
ステムのほうがいいのかも知れません。
 そこらへんがたぶんサイバーパンク2.0.2.0より
『シャドウラン(決してShadowrunではない)』が
流行ってる理由でしょう。
88年に cyberpunck が終わったし、、、
いやフラットラインしたと言うべきか、、、。
1997年10月25日:23時37分03秒
スタンドアロンなゲーム+小説 / fushimi

確かに、例えばルールシステムと原作小説だけで延々と遊べたストームブリンガー/エルリックなどは良いTRPGでしたね(遠い目)。
というと、やはり良いTRPGは「シナリオが豊富に提供されているもの」よりは「ユーザーがシナリオを作成しやすいもの」と言えるかもしれない……かな。
例えばD&Dのシナリオって、実はつくるのがすごく難しいんですよね。それはそれで、提供されたシナリオをGMとプレイヤーで一緒になって征服してゆく、という楽しみもあるけど。
1997年10月25日:15時31分47秒
必要なもの / 雪だるま
私にとって良いゲームとは、センスオブワンダーをいつまでも与えてくれるものです。
それは、設定といえます。
いろんな民話や小説を下敷きにしたものは、想像する要素がいくらでもあるから、それだけでも楽しみやすいとはいえます。
私には追加設定資料以外のサプリメントなんて必要ないんです。
サプリメント、それは、新たな要素を導入する事によって継続してプレイする層をフォローし、飽きさせないための要素であり、新規ユーザーの獲得チャンスを広めるものだと思います。だから、どれを買っても内容が同じようなもの(新鮮味の無い物)であれば、そんなものに意味があるとは思えませんね。作り手の自己満足でしょう。
小説なんかは、自分で資料や想像がし難いような場合には、生きた設定として有効かもしれませんが、ロールにしても行動描写にしても、所詮は自分で肉付けをしなければならないわけだから、ストーリーなんかそんなに必要ありません。マニュアルが無ければ何にも出来ない人の聖典になる可能性があるから恐いと思うし、実際今発売されているものは小説の面白さとRPGの面白さを履き違えると思う。キャラクターデータをコンバートすりゃいいというものじゃないし、実際ロールの資料として小説を書いたら多分、相当うざったいものになると思う。読みやすくするなら設定を省くとか、説明を省略するとか・・・・ 強いていいものになるとしたら、雰囲気やフレーバーを重視した小説なら素晴らしいものになるかもしれないけど・・・・
1997年10月25日:12時28分29秒
RE.良いゲームその2 / 流れ桃
マスターとしてもプレイヤーとしても設定を考える場合どうしても情報が必要に なりますよね。その際、最も効果を発揮するのが”小説”ではないでしょうか。 売れた(良い?)作品もやはり小説が出ていました。いや、います。 キャラクターの身近な事。生活を送るために必要な情報、それさえあれば プレイおよびマスタリングできます。そして商品(作品)として完成されたモノと いえると思います。
1997年10月25日:06時39分56秒
サプリメントは本当に資産か / sf
 サプリメントが豊富に発行された作品でも失敗しうる理由としては、サプリメントが大量に発行されつづけたとしても、それが購入可能な状態で提供されつづけていないならば、サプリメントが多いことによる弊害(参加への心理的障壁、知識の多い旧来の人間との齟齬など)だけが目立つことになってくることがあると思います。
 このように、既に発行されたが入手不能な死んだサプリメントが増えてくると、新規参入が困難となり、結果として活力を失っていきやすいのかも知れません。このばあい、過去のサプリメントがそのルールシステムの資産ではなく、重荷になっているわけですね。
 現在の出版体制では発行後何年も店頭にあるものではありませんよね。これは日本よりもむしろアメリカのほうで顕著だという話も聞いたこともあります。商業的に印刷物によって配布する場合、このような現状は変わらないんじゃなでしょうか。
 AD&Dで、何度も新しいワールドセッティングなどが再構築されていたのも、目新しさを得ようということ以外に、新規に参加するには入手できない資料が多くなっていることへの対策でもあったのかも知れませんね。
1997年10月24日:23時19分10秒
原作物=メディアミックス? / 蒼
 ワールド設定に凝ったシステムって諸刃の剣だと思うんですよ。
 そのシステムの世界に関する知識をルールブックから拾い上げる場合、
 創造者(デザイナー)とユーザーとでは10:1ぐらいの差が出ます。
 その世界を作り上げた人が常識として頭にあることでもユーザーにあるとは限りませんし
 また知っていたとしてもどの程度まで重要視するのか解かっている人は少ないです。
 対して世界に対する全ての疑問に答えるというのは不可能です。それこそ百科事典でも足りない事になります。
 それに対してデザイナーがどこまでユーザーの知識を要求するか(常識とするか)が問題と思われます。
 例えば「妖精とはどういうものですか?簡単に説明してください。」と尋ねたとしてどう答えますか?
 「神の手によらず、精霊界で生まれた種族」
 「野菜」
 「神の僕として生まれた上位種族。」
 「耳が長くて、やせていて美形」
 「長生きする。」
 とりあえず凡例です。
 では、「それはすべて嘘です。この世界の妖精は、猿みたいなものです。」
 といわれたらどうしますか?
 それでも正しいのです。最初にいってませんから。
 「但し僕のオリジナルワールドの妖精」と。
 問題はユーザーがどこまで予備知識を要求されるかなんですがね。
 原作物RPGも間違っちゃいないんです。
 原作が有名な分だけ説明を省けるのですから。
 それに昔のシステムが原作物じゃなかったなんて言わないで下さいよ。
 D&Dと指輪物語の関係はほとんどの方がご存知ですよね。(これも要求される予備知識です)
 ある意味で指輪物語原作としたTRPGシステムがD&D、MERPです。
 さらに指輪物語もイギリス民話を土台として纏め上げられた物語です。
 ケルト民話をいくつか呼んでから指輪物語を読めばすぐに分ると思います。
 現在のファンタジーと付く物のほとんどはドラゴン、アンデットモンスターが出てきますが
 これも西洋の民話に出てくるものばかりです。
 要するに子供の時に聞いたであろう民話からとる事によって説明を省いているのです。
 そして現在、日本で民話に匹敵する存在はアニメーションとTVゲーム(コンシューマといいましょうか?)なんです。
 どこまでがメディアミックスなのですか?
 どこまでがパクリなんですか?
1997年10月24日:18時59分23秒
資産と情報 / Dr.李
 昔のことですが、D&D(に限らないけど)を手に入れようとすると、一セット4800円(位だったかな)、おおむねボックスということになると5000円近くとぶわけですね。
 いくら、お足がないと行っても、当時の高校生だった私には、重い負担でした。
 サプリメントというのは、やっぱりあればあったで良いものだと思いますが、お値段の関係上手を出せない人もいるのではなかろうかと・・・。
 ですから、基本的にオールインワンというのは、理想的ではありますね。
 
 ゲームのサポートというのはやはり大事です。まず、そのゲームがどういう意図でもって遊ぶのかが分かるのは大きいと思いますよね。
 世界観、ルールの理解しやすい環境は、はじめての人でも充分手を出しやすいのではないでしょうか。サプリメントに手を出さなくても、基本セットとサポートである程度まかなえるというのは経験上有効だと思うんですが。
 実際には、出したら出しっぱなしというのが多いと私は感じます。
 
 
1997年10月24日:17時13分22秒
RE:資産が豊富すぎるゲーム / YAN
サプリメントが無数にあると、選ぶときに迷っちゃう事もあるんですよねー…。ちょっと昔のものだと、選ぶ為の情報が入らなかったり…。
 
 発売当初であれば、情報も入るし、お金も少しづつしか使わないで済むけど、「やってみようかな」の気分で昔のゲームに手を出そうとすると…。お金がいくらあっても足りない時も(泣)。
 
 結局、雑誌等で定期的に(断続的、じゃなくて)サポートされてるゲームが強いのかな…。他のメディアにも言える事だけど、手軽に情報が入るものは、新しい人も手を出しやすいし…。
 
 そういえば昔は、数ページのTRPGサポートのためだけに雑誌を買ってたこともあったっけ。…その当時は、ちょっと昔のゲームでも2,3ページ位は割いてくれてた気がする。個人的には、それでも十分嬉しいんだけど…。(…そういえばD&D、電撃アドベンチャーズ誌上のサポート終わってたんですね。あとはいくつかのシナリオ集と、リプレイ、小説ですか…)
 
 うーむ?ひょっとして、サポートの十分出来ているゲームがよく売れるんじゃなくて、売れてるゲームほどよくサポートされるとしか言えないのかな…?ありゃりゃ、こんがらがってきた。…もうちょっと考えてみます。 YAN
1997年10月24日:15時36分19秒
RE:資産が豊富すぎるゲーム / 宇津見
 資産が豊富すぎるのが問題というのは、サプリメントはやたら多いのに、基本セットの情報だけでは通常のプレイすら保証されない場合に発生しますね。
 たとえばルーンクエスト第三版の日本翻訳版展開は、事実上そういった欠陥を持っています。なにしろ、三版発売時にアバロンヒル社が、それぞれの商品単体でのプレイを意図した、ファンタジーヨロッパシリーズは翻訳されていません。グローランサをプレイするにも、最低でも「グローランサの神々」と地理情報を扱ったサプリメント、シナリオを入手しないと行けない上に、「神々」には未訳の二版時代の個別の神の詳細情報が無かったのですから。それでもまあ当時は、「RPGマガジン」によるサポートで何とかプレイできたのですが。
 あと、ソードワールドも実は基本セットだけでは背景世界の情報や、基本的なプレイスタイルの提示が皆無なのですが、安くて入手しやすい文庫でそれらが供給されていたことで、あまり問題になりませんでした。
1997年10月24日:15時10分29秒
資産が豊富すぎるゲーム / 蒼
 プレイする為には全ての(数種類の)サプリメントを用意しなければならないってのもおかしいですよね
 そのルールは単体では遊べないものだと宣言しているのですから。
 そのワールドのイメージを膨らませる、広げる物なら良いけど
 それが無くてはまともに出来ませんでは欠陥商品ですね。
 同時にそのサプリメントが出た時点でそのシステムが廃盤になっている場合も同様で
 新たなユーザーの可能性を放棄したといっていいのでは。
 SWが受け入れられたのも、
 とりあえずルールブック一冊でプレイできる。無くても良いサプリメント。新鮮味はないけど分かりやすい世界観。
 がそろっていたからのように思えます。
 システム〜エキスパンションまで全部ボックス(CD−ROMとかでも)にまとめたセットとか
 逆に簡易システムと設定だけだけど、それだけでも遊べる物。(形式は文庫サイズかな、値段と手軽さを考えると)
 両方の販売形態であると良いなあ。(アメリカではAD&Dシリーズとかすでにありますが)
1997年10月24日:14時43分22秒
受け入れてもらいやすいゲーム / fushimi

逆に言うと、重厚なサポート体勢(あるいはサプリメント資産)が確立してしまっているゲームって、
今や、ちょっと手を出しにくいという印象があるんでしょうかねえ。
1997年10月24日:12時37分55秒
RE.良いゲーム? / 流れ桃
「売れるゲームが良いゲーム」 Dr.李さん、正論です。
「好きな」ではなく「良い」に限った話ですが。 特にこの業界、売ったら売りっぱなしの作品(商品)が多いですしね。 売れれば、サポートもしなくてはならないし。
1997年10月24日:04時55分06秒
LOG 004 / sf
 TRPGフリートーク LOG 004として1997年10月3日から1997年10月18日までのログを切り出しました。
1997年10月23日:21時52分59秒
良いゲーム? / Dr.李
 良いゲーム・・・。
 これほどまでに答えにくい質問はないなあ。
 だって、みんな価値観違うもの。さうすさんが指摘されてる通り、立場が違えば見方も違うし。私の意見ではないけども、まずたたき台として、定義してみましょうか?
 
 「売れるゲームが良いゲーム」
 
 つまり不特定多数に受け入れて貰いやすいゲームが良いゲームと仮に定義してみようじゃないですか。
 
 とりあえずたたき台、別意見可。(というより大歓迎)
1997年10月23日:12時55分54秒
RE:RPG−FAQについて / YAN
>さうすさんへ
 
 スゴい!早速、コーナー作っちゃうなんて、実に行動力ありますねー!
 早速、拝見させて頂きました。いい感じですねー。
 
 しかしあれだけの数のQに答えるのは大変そう…。sfさんの指摘どおり、簡潔にまとめるのも難しそうだし。…とりあえず私はレポート用紙にまとめてみまーす(;^^)。ではでは。  YAN
 
 
1997年10月23日:09時10分19秒
RPG-FAQ / sf
 最近TRPGなネタを書けてない、sfです。(修論がせまってます(;^^))
 FAQってのは役に立つ企画ですが、確かにFAQという名ではあまり見掛けなかったかも(あちこちうろついていると、Q&Aという形で簡単なものは幾つかありました)。……fj.rec.roleplaingのFAQってのがあったような気がするんですが、あれはどうなったんだろ?(;^^)
 私もじつは昔、TRPG_FAQってのは語り部通信倶楽部で検討し、あるていど作成したことはあったりします。(;^^)
 以前、掲示板群でも単純に答えられない質問についていくつかネタふりに投げてみたこともありましたけど、どれも単一の回答になりにくいし、解説が凄く長いものになりがちなうえにFAQとして簡潔にまとめられなかったような記憶があります。
 でまあ、FAQのうち用語に関する質問をもとに、TRPG百科事典を作成しはじめたんだったかな。TRPGについては質問の多くが用語に関するものでしたから、用語集という形が適切だろうと考えたわけです……(さうすさんの作成された質問リストにも、用語についての質問が多いですよね)。でまあ、そのほかの質問はTRPGそのものの入門書、およびマスタリングガイドとしてまとめたほうが良いだろうという話になりました(が、断片的な原稿しかありません(;^^))。あと、資料の所在に関する部分、現在はリンク集として整備しているわけです。
1997年10月23日:07時56分41秒
RPG-FAQを作りませんか(Re: 展開の問題点) / さうす
 同じ議論が何度も繰り返されてしまうことについては、私も前々から思うところありまして……YANさんの書き込みを読んで、自分に出来ることを考えてみたんです。YANさんは、

># 【解決方法】 情報蓄積型のインターネットでは、昔の情報をきちんと確認することによって防げる問題ではあると思います。
と書かれていますが、過去ログという物は冗長な上に相互関係が把握しにくく、初心者に理解出来ないような概念と専門用語は容赦なく飛び交い、場合によっては極端な意見や罵声・誹謗中傷の類すらも混ざってくる物だということは、このページの下のほうをスクロールされてみれば誰もがお分かりかと思います(苦笑)。
 これだけでは初心者・入門者が読むのを敬遠し、ベテランの好意を期待して質問を繰り返す方が多い事は、ネットのいろんな所を見てきて思い知っています。ログは一つの方法ではありますが、最善ではないんです。

 で、出た答えっていうのが案外月並みで恐縮なんですが、これまでの掲示板の書き込みを参考に、ロールプレイングゲームを解説するFAQを作ったらどうか、ということなんです。もともとFAQ(Frequently Asked Questions、たびたび回答される質問集)っていうのは、同じ質問が何度も繰り返されるのを回避する目的で作られたのが始まりと聞いています。この知恵を拝借しない手はないと思うのです。

 RPGのFAQって、これまで一度も存在を聞いたことがないんですよね。ひょっとしたら私の行った事のないNiftyserveやExcel-NETあたりでは既にあるのかもしれませんが、検索サイトを駆使した挙げ句、結局Internetに紹介された痕跡は1バイトも見つけることが出来ませんでした。また、あったとしても、ここで生まれた新しい議論を、ただ放っておくのももったいない話だと思います。

 とはいえRPGは良くも悪くも不完全なゲームですから、確かにいざFAQを作ろうと思うと、質問によってはいろんな回答があって、一筋縄ではいかない物もあると思います。
#よくある、roleとplayingとgameのどれを優先するか、などがいい例でしょうか。

 ですが、答えが一つでないことを言い分けにして後回しにするばかりでは、RPGの発展は望めないように思うのです。

 こういう事には当然「言いだしっぺの法則」が働きますので(苦笑)、先手を打ってとりあえず叩き台を作ってみました。

ロールプレイングゲームFAQ 基本コンセプトがわかりやすいように、ダイスについて書いてみました。


 もし、どこかに既にFAQがあるようでしたら、そちらを掲載する方向で動きたいと思いますが、もし前人未踏の無謀な試みであるなら、皆さんのご協力をお願いしたいと思っています。一人で作るにはあまりにも大きいプロジェクトですし、役に立つFAQに仕上げたいと思うからです。皆さんはどうお考えでしょうか。
97年10月23日:07時03分51秒
Re: 良きTRPG&限界 / さうす
 ちょっと外してるかもしれないんですが……皆さん答えに困っている一つの理由としては、誰にとって「良い」RPGなのか、fushimiさんの書き込みではハッキリしないことがあるのではないかと思います。

 業界にとって、ですか? 遊び手にとって、ですか? それとも、(表現物として)ゲーム文化にとって、ですか? 私の思い付く限りではこれくらいですが、「良い」「悪い」という評価は主観的な物ですから、この3つの間でさえ、それぞれの求める「良い」RPGが異なっている可能性は十分あると考えます。
#念のために書いておきますけど、価値相対論で話をうやむやにするつもりではありません。見る視点によって場合分けしたほうがより考えやすいのではないか、と提起したいのです。
1997年10月23日:01時16分18秒
いや、話が止まって恐縮(苦笑) / fushimi

 あ、いいです(あせっ)。別の話題もどうぞっ。
 

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