コンベンション雑談所 LOG 027
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コンベンション雑談所の2004年01月27日から2004年01月31日までのログです。
2004年01月31日:16時43分55秒
とりあえず(Re:プレイヤーの責任範囲) / 第百武蔵丸
>カントさんへ
とりあえず、確認せずに他人の意見を代弁するのはあまり感心しません。もし本当にその場で確認してるようであれば、ここまで後を引かずに済んだのでは?と思わなくはないのです。
以下に書くのは、あくまで文章を読んだ時点での(裏読みを含めた)感想です。その場にもいませんでしたし、人物に関してのデータも無いので正直正確なことは言いかねます。
それに「奇妙なPC」に関してですが、聞き飽きているでしょうが、個人の考え方によって変化します。いちいち目くじらを立ててたらコンベでは遊べないかと思います。
対処についてですが、GMさんもプレイ中に不機嫌にして黙っているカントさんを見てどうしようかと苦慮していたかもしれません。Aさんはとりあえずプレイ後に考えの齟齬によってカントさんが不機嫌にしているのに気づいて、考えについての説明をしているようで、誠意は見れる気もします。
物事に「たら」「れば」は無いですが、その時にカントさんも正直に話してれば、ここに書き込みする前に解決していたように思えます。
自分が都合の言い様には他人の意見を確認なしに代弁して、自分が好まない分には耳も貸さない様な印象を持ちます。その分で少々「狭量」な面が見えなくも無いといえます。
皆さんがこのような場面に第三者的存在で立ち会う場合、その場でどのようなリアクションを取ると思いますか?仲介しますか?仲裁しますか?それとも面倒事は嫌だから放置しますか?
2004年01月31日:15時54分36秒
仮まとめ:トラブル回避法 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
カントさんの経験したセッション・トラブルは、煎じ詰めると、、、
・予想外のセッション展開になって納得が行かなかった
・予想外のキャラクター・プレイがおこなわれ、予想外のセッション展開を主導されてしまいやはり納得が行かなかった
、、、この2点が複合したってことだろうと思います。
もし、カントさんご自身から、要約が乱暴だなどのクレームが出たら、すぐに撤回して再検討しますけど。
とりあえず、仮まとめとして、回避法(事前にトラブルを避ける方法)を考えてみます。と言っても、回避する可能性をあげる、方法にすぎないものもありますけど。
対処法=トラブルが生じそうになったときに対処する方法もあるとは思いますけど、そちらはまた別に。
アタシが想うに、今回のトラブル「回避法」については、プレイヤーになすべきことは、おそらくありません。
カントさんには予想外だったセッション展開も、おそらくはGMさんには想定範囲内の展開パターンの1つだった可能性もあると思えます。
キャラクター・プレイの方も、聞いてる範囲ではほとんどがルールで許容のそれだったと思います。(守護霊に関するプレイが例外でルール逸脱のハウス処理だったかもしれません)
いずれにせよ、回避法として為し得るものは、GMの責任範囲内のそれと思われます。
対処法の方にはプレイヤーとしてできたこともあったでしょう。
●セッション前一般論(コンベンションならどのシステムでも概ねすべきこと)
キャラメイク前
今日遊ぶシステムのプレイ経験、GM経験を参加者全員に尋ねる。
経験者には、普段どんな環境でどんな感じで遊んでいるか尋ねる。
未経験者には、どんな今日遊ぶシステムに対してイメージを抱いているか尋ねる。
システムのプレイ経験やマスタリング経験は、できたらプレイヤーの方から卓全体にアピールするくらいの配慮があった方がよいとは思えます。
しかし、コンベ卓の実際を考えると、はじめて卓を囲む人が集まり、GMも準備などでわたわたしてるとき、実際問題としてはGMから主導すべきです。その方が実効ありますし。
それから、一般的でない遊び方をしてる人に対してだけ、「普段の遊び方のアナウンス」を要求するような意見は、なんかちょっと違うと思います。コミュニケーションは双方向のものであることが望ましいですから。
この点でもGMが主導した方が実効を期待できます。
キャラメイク時
PC紹介タイムを設け、各プレイヤーに担当PCがどんなキャラか簡単に紹介してもらう。
システムごとにポイントとなる設定があれば、必ず言及するように質問などを挟んで誘導する。シナリオの都合で危険のある設定があれば、遅くともこの時点で調整する。
■セッション前特殊(「ゴーストハンター」や事例での特殊な対応策)
キャラメイク前
「ゴーストハンター」のようにエディッションが異なるルールブックが刊行されているシステムの場合、特にエディッションごとの経験は尋ねる。(できたら各エディッションのルールブックを未読か既読かも確認できると吉)
もし、ホラー性の仕込みが少な目のシナリオが用意されていた場合などは、PCがゴーストハンターになった動機を制限する。好奇心は避けた方が無難(場合によっては名声欲も)。
キャラメイク時
「ゴーストハンター」の場合、遅くともPC紹介タイムまでに「PCがゴーストハンターになった動機」をプレイヤーに確認、シナリオの狙いを勘案し、必要な調整をおこなう。
守護霊設定のルーリング処理
GMのマスタリング・スキルに応じて何通りかのトラブル回避方がある。
Aさんの希望をすべて受け入れる場合。「PCが無自覚にしたことでも、結果に対してはプレイヤーの責任は生じます。PCとプレイヤーをきちんと使い分けて下さい」と釘をさす。
Aさんの希望を入れるけど、なんらかの条件を加える場合。
例えば、霊能を判定する前に運判定をしてこれに性交しなければ霊能判定自体できないとする。
あるいは、プレイヤーは霊能に関して判定申告をするだけで、実際に判定をおこなえるかどうかはGM判断で任意に決める、とする、など。
Aさんの希望をまったく却下する場合。
今日は旧版に不慣れなプレイヤーも混在してるから、とか、コンベンションでセッション時間も限られているから、とか。理由付けは方便でどうとでもなる。
こういった対処がGMの方でなされていたら、カントさんが経験したトラブルが起きた可能性はかなり低くなっていたはずと思います。
セッション中特殊
セッション中プレイヤー間の認識に食い違いが生じているとわかった時点で、全員に軽い注意をする。
事例の場合、Aさんに対しては「崇高な使命感を持つタイプのPCも仲間にいることは過去の経験から知っているものとしてプレイするように」、カントさんに対しては「崇高な使命感を持たないタイプのPCもいることは知っているものとしてプレイするように」
全員に対して「ゴーストハンターになった動機付け設定の部分に関して、プレイヤー間で批判しあわないように」それを注意するとしたらGMがすること。同時に、質問や疑問提起は推賞されるべきで、GMが率先して手本を示すべきだろう。
なお、PC間のプレイを通してのアプローチは、プレイの一貫として禁止するにあたらない。が、あまり感情的なプレイはGMが介入すべき。
■セッション後一般
GMが司会して、講評会をおこなう。
「講評会」と言うと大げさに聞こえるが(他になんと呼んでもまあ構わない)、手短なもので構わない。
コンベンションで経験点を配布しない場合でも、最低限GMからの今日のセッションの総評は述べた方がいい。
例えば、「経験点配布をするとしたら満点です」、とか、「8割くらいです理由は〜〜」とか。
できるだけ、プレイヤーからの感想や疑問も聞いた方がいいですけど、批判の応酬や誰かの吊るし上げにはならない方がいいですね。GMの司会が重要です。
2004年01月31日:13時45分15秒
Re:Re:プレイヤーの責任範囲 / カント
>鍼原神無さん
それじゃまず補足を
GMはPL紹介の機会をセッション開始前に設けました
プレイヤーAの自己紹介はこうです
職業は探検家、現在パトロン募集中、自分が霊能者でもあると言う自覚は全く無し
キャラクターシートを見せてもらったけどミスティックの専門スキルは霊能力だけでした
特に変なキャラクターをしますとかいう宣言はしてませんでした(守護霊プレイ以外は)
>GMは少なくともキャラ選択前、できれば卓分け前にルーリングや許容設定の概要を
>アナウンスすべきなんです。
イチイチ「悪人や外道なキャラクターは止めてください」なんて言わないと思いますよ
普通、予告なしで変なキャラはやらんデショ。ゲームにもよるけどやっても良いのは
トーキョーNOVA位しか思いつかない
>それぞれが「怪異現象が現実に及ぼす影響を『悪影響』と判断するかどうか」動機付け
>によって判断が異なる場合が出ても不思議ではありません。
それは深読みのし過ぎなんじゃない?
もっと単純に言って『悪影響』ってのは一般的に言う悪いことでしょう?
国、人種、宗教によって『一般的に言う悪い事』は違ってくるけどゴーストハンターは
現代物(正確には1920年代)なんだから我々日本人(イギリス人でも良し)の感覚で良いと思いますが?
つまり何らかの方法で死体を弄ぶのを止めさせるのはゴーストハンターの義務だと思います
「崇高な使命感」なんて必要ありません。
実際の所Aさんは何が目的でゴーストハンターになったかなんて考えてなかった様です
単に金が欲しいから寝返っただけに見受けられました。
>黒魔術師を倒すか?
すみません言葉が足りませんでした。
一応説得も試みました。別に戦闘がしたかった訳じゃないです
黒魔術師の恋人にも話を聞いてみたけど
黒魔術師のしていることに悲しんでいる様でしたけどどうすれば良いのか
判らない様でした。
黒魔術師がラスボスだったかは判りません。私の推測ではラスボスですが
GMに向かって「こいつラスボスですか?」と聞くのは不粋ですから
>GMさんにはAさんの大嘘プレイに応じない、って選択肢もあったはずなんですよね。
>それとも、セッション時間ショートして、GMさんついフラフラッと大嘘プレイ受入れたかなぁ??
その通り、時間が押していたので早く終わらせようとしたんでしょう
守護霊プレイ、それから寝返った時に議論した所為で時間を大幅に使ってしまったんです。
>守護霊プレイを拒否する
それが無難な選択だとは思うんですけど。面白そうだと思ったんじゃないのかな
私にしたって守護霊プレイそのものは悪いとは思ってませんし
GMは後で後悔したとおもいますが1度認めたものを「やっぱりダメ」と言うと
ゴネたり不貞腐れたりして「GM横暴」とコールする人は結構います。
ましてや本人は素晴らしいロールプレイをしてると信じていますので。
「やっぱりダメ」と言えば確実にモメると判断したんでしょう
>PCAもなんとかしないと、依頼不達成でミッション失敗の全員経験点ゼロに……
コンベンションではそれが通用しない猛者が珠に来ます。
Aさんは全員経験点ゼロになろうが気にしなかったと思います
多分、自分のキャラクターを好きなように動かせれば満足します。
2004年01月30日:08時44分30秒
Re:プレイヤーの責任範囲 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>カントさんへ
結局、カントさんの体験したセッション・トラブルは、Aさんのプレイの問題よりもGMさんのマスタリングの問題の方が大きいと思うんですよね。
Aさんのプレイに問題無しとはしていませんけど。それを言うなら、前書いたように、カントさんのプレイの方もまったく問題無しとは言えません。
一番問題があったのは、アタシが思うにはマスタリングと思えます、ってお話です。
例えば、旧版と02はエディッションが違うわけですから。
GMは少なくともキャラ選択前、できれば卓分け前にルーリングや許容設定の概要をアナウンスすべきなんです。
カントさんの投稿ではその辺のこと書かれてないですけど、充分な説明がなされてたら、ここまでカントさんが不機嫌になるようなトラブルにはならなかったはずなので。
少なくとも必要な説明がGMからなされてなかったんだろう、と推定します。
>【ゴーストハンターである以上…中略…努力してもらいたいと思っている】と書いてるからゴーストハンター全般について言ってると思ってます。
その読みは02ならそれでよいのでしょうね。旧版は少しだけ文言が違います。
ルールのエディッションが違うのですから、そういうこともあり得ます。
今回は、当該箇所を一括して引用してみます(旧版ルールブックP.16)。
>この世の常識では説明できない怪異な事件を調査し、その原因を突き止め、もし現実に悪影響が及ぶようなら、それを阻止するのがゴーストハンターの使命だ。
>といっても、仲間の内には、このように崇高な使命感など持たず、ただの好奇心や名声を得たいばかりにゴーストハンターになった者もいる。
>まあ動機はともあかく、奇現象の追及を行なう者達は昔からいた。〔後略〕
崇高な使命感を持っていようといまいと、PCがゴーストハントをするってことは旧版でも同じです。
で、ゴーストハントの内容は「怪異な事件を調査」「その原因を突き止め」、「もし現実に悪影響が及ぶようなら、それを阻止」。この辺も旧版と02同じでしょう。
ところで、「崇高な使命感」を持つPC、「好奇心からゴーストハンターになったPC」「名声欲からゴーストハンターになったPC」それれぞれが「怪異現象が現実に及ぼす影響を『悪影響』と判断するかどうか」動機付けによって判断が異なる場合が出ても不思議ではありません。
例えば、好奇心旺盛なPCなら崇高な使命感の持ち主なら気にかけるところを、好奇心から面白がってしまうなど、あり得るでしょう。
だから、黒魔術師を倒すべきかどうなのか、判断がPC間で食い違うこともあり得ます。
GMさんにはAさんの大嘘プレイに応じない、って選択肢もあったはずなんですよね。
つまり、プレイはさせてもNPCの方で、問答無用に信じないってマスタリングだってあるんです。GMはその程度の裁量権持ってますから。
GMさんが応じたってことは、黒魔術師倒されるべき存在として想定されてなかったんじゃないかな? って気がします(断定はしかねますけど)。
ともかく、シナリオで許容可能なPCの設定ラインを事前に説明したり、規制や調整をしたり。あるいは事前に時間が足りなければ、セッション中でも小出しに調整してくのは、まずGMさんのやるべきことです。
アタシも別にプレイヤーAさんのプレイにまったく問題無しとしているわけではないんですけど。Aさんが選んだキャラクタータイプは、ルールでは許容ですので。
事前にGMさんからの規制がなければ、特に構わないキャラ・メイクだろうと思います。
守護霊のルーリング処理はマズかっただろうって気がしてるんですけど。こっちもGMさん適当な処理を思いつかなかったんなら拒否しちゃえばよかったんです。
アタシが思うに、多分Aさんのプレイの問題は、キャラ選択やプレイスタイルではなくて、「崇高な使命感」を持つタイプのPCもいる、ってことを忘れてるか、あまりに軽く見てるってワールド理解に関する偏向だろう、って気がしてます。
カントさんからの伝聞を信じる限り、アタシにはそのように思えます。
この件は要別途検討ですけど。
仮にプレイスタイルを規制しても、多分、ワールド理解の偏向を調整しない限り別のトラブルが生じかねないと思います。プレイスタイルを云々することにあまり意味があるとは思えません。
2004年01月30日:07時19分26秒
「ゴーストハンター」(旧版)での「崇高な使命感」の意味 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>月白カンナさんへ
>なんらかの特記事項がない限り(ガープスの不利な特徴の一部や、AD&Dでの一部のアライメントなど)そうして規定された「道徳」に反しないプレイするものと考えても妥当じゃないか
ああ、なるほど。了解です。
これはアタシが月白さんの投稿を誤読してましたね。すみません。
誤読が了解できたところで、前言を翻します(苦笑)けど。
そういうお話でしたら「崇高な使命感」を「道徳的に見て悪とされる存在にはおもねらないでおきましょうという感覚」と言い換えるのは、「ゴーストハンター」(旧版)の話題では不適当なはずです。
完全な間違いとは言えないですけど、「崇高な使命感」はゴーストハンターPCのキーコンセプトの一つと考えられますので、避けた方が望ましい換言です。
重要ポイントだと思いますし、いつ投稿しようか迷ってた話題なんで。よいきっかけをいただいた機会に、ちょっと書いてみます。
■「ゴーストハンター」(旧版)での「崇高な使命感」と推賞行動
「ゴーストハンター」のPCは物語内でゴーストハントに取り組むわけなんですけど。
もう一つメタなレベルと言うか、プレイヤーの観点からすると「“ホラー”を楽しむ」ことになってます。根拠は、ルールブックの「まえがき」にある記述です。
ちなみに、「崇高な使命感」云々はルールブックP.16〜19の4頁に渡る「ゴーストハンターの世界」というセクション内にある記述で。
このセクションより前に構成された本文は、「事件のはじまり」と題されたサンプル的なリプレイ記事のみです。
つまり、「ゴーストハンターの世界」は、ルールブック内で、ワールド概論と呼べる位置付けの記事と判断されます。
重要なのは、「ゴーストハンターの世界」はおそらくワールド内の<心霊機関>に属していると思われる無名NPCの語りって体裁で記されている点で。
物語内視点でのワールド概論なわけです。
これに対して、「まえがき」の方は、筆頭著者、安田均氏の記名原稿ですし、構成上も目次の前に置かれている1頁相当の記事です。
従って、「まえがき」の内容は、ルールブック・テキストの全体に対してメタな位置付けにあるレファランス記事、と判断されます。
#比喩的に言うと、ルール全般に対して憲法前文に相当する位置付け、とでも言いましょうか。
で、「まえがき」から引用しますと、、、
>〔前略〕ホラーというのは、相手となる怪物た“謎”(怨念とか陰謀)が強力です。下手をすると、恐怖に立ち向かうプレイヤーたちの方が悲惨な結果になりかねません。
>そうしたスリルを満喫しつつ〔後略〕
、、、要するに、引用部分が「ゴーストハンター」で想定されている「ホラー」の枢要な性格と判断されます。
この点をキーにして、「崇高な使命感」を解釈しますと、例えば、次のように言えます。
>この世で起こる常識では説明できない怪異な事件を調査し、その原因をつきとめ、もし現実に悪影響が及ぶようなら、
≫悲惨な結果になりかねない≫恐怖に立ち向かいつつ
>それ〔怪事件の現実への悪影響〕を阻止するのがゴーストハンターの使命〔崇高な使命感〕だ。
>と言っても、仲間の中には、このように崇高な使命感など持たず、ただ好奇心や名声を得たいばかりにゴーストハンターになったものもいる。
つまり、「ゴーストハンター」での「崇高な使命感」とは、道徳云々より根本的には、「物語内での恐怖に対して踏みとどまる動機付けとして〔メタレベルで〕推賞されているもの」、と解釈されます。
#同様の内容を表現できるなら、どう換言しても構わないんですけど。
そうすると、「崇高な使命感を持たないタイプ」のPCの方は、「好奇心」にせよ「名声欲」にせよ、なんらかの動機付けで「恐怖に対して踏みとどまる」ことがやはりメタレベルで期待されてる、と読めます。
少なくともそれ「恐怖に対してなんらかの動機付けで踏みとどまること」これがシステムにおいてPCに推賞、及び期待されている行動なわけです。
PCがシステムに期待されていること(プレイヤーの責任範囲)と言えば、道徳感云々ではなくこれ(なんらかの動機付けで物語内の恐怖に対し踏みとどまる)なんです。
極論言えば、物語外でのプレイヤー観点で、いくら撤退した方が戦略的に吉、とか思っても「恐怖に対しては踏みとどまる動機付け」をえんじつつ場所的転進とかをPCにさせてくのが、システムの推賞プレイなわけ(笑)。ね、重要でしょう?(笑)
■事例セッションの謎
んじゃ、カントさん紹介事例のAさんのプレイは、「恐怖に対して踏みとどまってないじゃん」って話になると思うんですけど。
そこ、アタシも謎なんですよ(苦笑)。そもそも件のセッションで表現された「恐怖」がどんなものやらわかりません。
ポイントは、「ゴーストハンター」で想定されてる「恐怖(≒ホラー)」とは「強力で、下手をすると、立ち向かう方が悲惨な結果になりかねない」もの、であることです。
カントさんが体験されたセッションで、いったいどんな悲惨な結果の可能性が「なりかねないもの」として用意されてたのか、あれこれ想像してみてもよくわかりません。
一つの可能性としては、「GMさんは、システムに推賞されたホラーの件は軽目にして、PCが悲惨な結果になる可能性はそんなに仕込まないシナリオを用意した」
これはコンベンション用シナリオならあり得ると思います。
プレイ同様、シナリオ・メイクもいつもいつも推賞ラインを追及しなくてはいけない、ってことはありませんから。
別の可能性として「PCが悲惨な結果になる可能性を仕込んでおいたんだけど、プレイヤーさんは、そのフラグをたて損ねた」、これもあり得ると思います。
きっと、真相は、ふたつの可能性を両極に置いた中間点のどこかだろう、と思うんです。
よくわかんない(困笑)んですけど、多分、どちらかと言うと前者の可能性に近い線かなぁ? って気がしてます。
プレイヤーに対して、「PCが陥りかねない悲惨な可能性」あまり仕込んでなかったのではないか? って気はします。(それとも仕込んであったけど予兆提示が不十分だった??)
悲惨な可能性の予兆提示が充分なされてたら、名声欲(または金銭欲? あるいは黒魔術に対する知識欲かも)全開で、パトロネージュを求めたAさん、Bさんのプレイがよくわかりません。
それに、GMさんは依頼主に対する大嘘って結末を受け入れるマスタリングをしてるわけで。
こちらからは、黒魔術師は少なくとも倒されるべき存在って想定ではなかったんじゃないかなー、と思えます。
もちろん断定はしきれないんですけど。アタシだったら、倒されるべき存在として黒魔術師を想定してたら、Aさんの大嘘プレイ、判定無しで依頼人NPCは信じない、って処理しちゃうと思うんですよねー。
依頼人@NPC「私は母親です、娘を見間違う(他人の空似)なんてことがあるはずが……」(ウッ)とうめくと胸を押さえて倒れ込む。そのまま病院へ入院。
PCAもなんとかしないと、依頼不達成でミッション失敗の全員経験点ゼロに……
えーっと、関連投稿で書いてる「大嘘」に判定するマスタリング、って言うのは、Aさんのプレイングが許容されるシナリオ展開なら、判定を交えるべきだ、って話なんですよね。
許容せず、魔術師を倒すなり、まだ何か(フラグをたて損ねた)解決すべき怪異が残ってるシナリオなら、アタシだったら上記の線で問答無用に大嘘プレイ受付けません。
GMにも、その程度の裁量権はあるはずと思います。
それとも、セッション時間ショートして、GMさんついフラフラッと大嘘プレイ受入れたかなぁ??
2004年01月30日:01時35分26秒
プレイヤーの責任範囲 / カント
まずルールブックの記載についてはP31の最後のあたりにまとめっぽく
【ゴーストハンターである以上…中略…努力してもらいたいと思っている】
と書いてるからゴーストハンター全般について言ってると思ってます。
だから「崇高な使命感が無かろうがただの好奇心又は名声目的であろうがゴーストハンター
である以上、ゴーストへの対処にも努力すべき」と言うのが私の解釈です。
私のキャラクターにしたって崇高な使命感なんて御大層なものは無かったし
2004年01月29日:21時11分43秒
道徳は社会によって規定される(Re^4: テーブル参加者全員の義務とコンベンション参加必須能力) / 月白カンナ
齟齬があるところを一点だけ。
> まず「通常=『道徳的に見て悪とされる存在にはおもねらないでおきましょうという感覚』」を基準にすると、システムごとの、特に架空ワールドの個性を見失い易くなります。
> 例えば、「奴隷が当たり前のファンタジー世界」「税金を納めないと基本的人権も認められない近未来社会」などなど。
> ですので、アタシはプレイの「普通」はシステムごとの規定を基準にした方がよいと思います。
道徳は社会によって、TRPGならシステムやワールドなどによって規定されるものですので、鍼原さんの意見と基本的に同じになると思います。(現代日本におけるTRPGゲーマーに通用する道徳という意味ではありません。)
んで、なんらかの特記事項がない限り(ガープスの不利な特徴の一部や、AD&Dでの一部のアライメントなど)そうして規定された「道徳」に反しないプレイするものと考えても妥当じゃないか、というのが私の考えです。
例えばソードワールドなら敵のファラリス神官に寝返らないものとみなしてよいし、ダブルクロスならレネゲイドの存在を世に知らしめるような行動はしないとみなしてよいのではないか、という感じです。
#関係ないですけど、掲示板は意見の一致をみる必要はないと思います。
#掲示板に書かれた様々な意見をどう活用するかは読み手の問題でしょう。掲示板とは書き手と読み手から成り立っているのですから。
#もちろん意見を鍛えることで洗練していったり弁証法によって統一をみようという試みは面白いですし、誤解は正した方がよいと思います。
2004年01月29日:18時59分34秒
Re: Re: Re:テーブル参加者全員の義務とコンベンション参加必須能力 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>月白カンナさんへ
>件の黒魔術師は(投稿を読む限り)この意味でのラスボスであるように見受けられます。
そうですねぇ、、、どうなんでしょう(?)。
アタシは、カントさんの事例で一番わかんないのは、実はカントさんでもプレイヤーAさんでもなくて、GMさんなんですよ。
どんなセッション狙って、どんなシナリオ仕組んでたのか、カントさんのお話からでは今一つイメージのピントが合わないでいる段階です。
新しい情報をカントさんにインプットしていだかない限り、推測しかできないと思うので。
その関連は、今、月白さんと議論したくはないんですけど。
アタシは件の黒魔術師、月白さんが言われるような意味でもラスボスだったのか、断定しかねます。
(議論はしたくないですけど、アタシの意見の前提を知っていただきたくて書いてみました)
>通常とは異なるプレイを許容する場合、たとえそれがルールに明記されているものでもGMはそのことを最初に断るべきだと思います。
そうですね。えーっと、実践論としては月白さんのご意見に賛成です。
アタシが思うに、コンベでのGMは、まず今日遊ぶシステムのプレイ経験マスタリング経験を参加者全員に聞くべきです。
次に、経験者には普段どんなふうに遊んでるか、聞くべきですし、未経験者にはシステムに対してどんなイメージを抱いているか聞くべきです。
その上で、今日のシナリオの狙いを勘案して「PCには崇高な使命感を持たせてくれ」とか「使命感を持たないタイプのPCも仲間には『使命感』を抱いた者もいることを前提にしてくれ」とか(あるいはその逆とか)言うべきだと思います。
これをGMが言ってれば、カントさんの事例セッションでのトラブル回避できた確率かなりあがったはずと思います。
まあ、セッション現場で処理したわけでもない後智恵ですけど。
セッション途中でも、プレイヤー間の食い違いに気づいた時点でGMから双方に注意するだけでもいいんですよね。
て感じで、アタシは、事例の件は、プレイヤーAさんのプレイの問題より、GMさんのマスタリングの問題の方が大きいと思ってます。
(月白さんには、誤解されてないと思いますけど。アタシ、プレイヤーAさんのプレイにまったく問題なしとは考えていません。けど、そのお話は順番に検討していかないと、結論を誤ると思っています)
さて、実線論ほど重要では無いのですけど。
>通常と反する感覚に基づいたプレイを周囲のコンセンサスなしに行うのは迷惑プレイの一種だと思います。
残念ですけど、月白さんが言ってられるような意味でのご意見には、アタシ賛同しかねます。
ただ、この掲示板での今の関連話題では、なにか必要が生じるまで、意見の相違ということにしておいていただきたいと思います。
急いで考え方をすりあわせる必要性乏しいと思いますので。(実践論の方が大事)
一応、アタシなりの論拠は書かせてください。
まず「通常=『道徳的に見て悪とされる存在にはおもねらないでおきましょうという感覚』」を基準にすると、システムごとの、特に架空ワールドの個性を見失い易くなります。
例えば、「奴隷が当たり前のファンタジー世界」「税金を納めないと基本的人権も認められない近未来社会」などなど。
ですので、アタシはプレイの「普通」はシステムごとの規定を基準にした方がよいと思います。
#実践論としては、コンベではGMは断るべきですし(月白さんと同意見)、サークルなどでは、ルールブック所有者同士で(主にセッション外で)議論していけばよいと思います。
次に、「道徳的に見て悪とされる存在にはおもねらないでおきましょうという感覚」は、実生活でも世代や性別、生活環境、体験が異なれば随分違うものです。
そういう意味でもあてになりません。
例えば、同性愛を道徳的に悪とみなす人も、みなさない人もザラにいます。
この点からも、システムごとの規定を、プレイの基準にした方がよいと思います。
最後に、「道徳的に見て悪とされる存在にはおもねらないでおきましょうという感覚」をプレイの普通にすることに慣れきってしまいますと、ルールに許容されるプレイ、ルールで逆推賞のプレイ、ルール逸脱のプレイの間の微妙な区別に対する判断力が養われません。
脊髄反射的に、十羽ひとからげに批判するような言動がで易くなります。
これは何も今回の関連話題を念頭に言っているのではなくて。
例えば「妖魔夜行」で「人間への態度」ってパラメータの違いを無視して、自分と近似の「道徳感」を他のプレイヤーに求めたりするプレイとか、ままあることなのです。
同じような理由で、ロウフルとか、個別システム・ワールド用の概念を類比的に、他のシステムでのプレイにあてはめて検討するのも、アタシは不適当だと考えています。
まじめな意見なんですけど「崇高な使命感」ルールブックにある表現なのですから、「ゴーストハンター」の話をするなら、反感を持つ人がいようと、使った方がよいとも思っています。
アタシの考えは、こんなところですけど。
書かせてもらったのは、考え方の違いを明確にしておきたい、ってだけの意図です。
関連話題、実践論の関係では、月白さんが書かれたご意見に異論も異存もないです。
2004年01月29日:18時07分45秒
Re: Re:テーブル参加者全員の義務とコンベンション参加必須能力 / 月白カンナ
揚げ足を取りたいわけじゃないんですが、私が言う「ラスボス」は、「シナリオ上のラスボス」すなわち「PCが協力して倒すべき存在としてシナリオに設定されているキャラクターもしくはキャラクター群」のことです。一見ラスボスとかラスボスっぽいけど実は違うというのは除きます。
件の黒魔術師は(投稿を読む限り)この意味でのラスボスであるように見受けられます。
もしそうでないなら、そうでないことを演出等によってプレイヤーに伝えることができなかったGMの失敗だと思います。もしくはプレイヤー側(すなわちカントさんとプレイヤーC)が偏狭だったかですね。もちろんコンベンションでGMをする以上はそうした偏狭なプレイヤーがくることも充分に予想すべきですから、やはりGMの失敗であることには変わりがありません。
まぁ、もしかするとそのGMはそうしたイデオロギーの対立のようなものをやりたかったのかもしれませんが、事前通告なしでは(コンベンションでは)やるべきではないと思います。
コンベンションにおけるPCは通常は「崇高な使命感」(というような表現だとあえて反感を抱く人もいるかと思いますが、要は「道徳的に見て悪とされる存在にはおもねらないでおきましょうという感覚」ですね)を持っているものとみなしてよいと思います。
ここでいう「通常」とは「事前知識のないニュートラルな状態」という意味です。
通常と反する感覚に基づいたプレイを周囲のコンセンサスなしに行うのは迷惑プレイの一種だと思います。
ではこのコンセンサスはどこから築かれるのかというと、(1)システム(ジャンル含む)・(2)GM・(3)プレイヤーの主に3つから築かれると思います。(ほかにコンベンション主催者なども考えられる。例えば「悪人プレイフェア」とか。)
鍼原さんがおっしゃられた「ルールブックでは許容されている『崇高な使命感をもたないタイプのPC』」というのは、システムによって築かれるコンセンサスにあたると思います。
また鍼原さんは:
> GMがシナリオの都合で「(ルールでは許容されているけど)今回は制限する」、と「最初に」断る
……と表現されましたが、私の考えは逆で、通常とは異なるプレイを許容する場合、たとえそれがルールに明記されているものでもGMはそのことを最初に断るべきだと思います。なんとなればコンベンションでは相手のシステム習熟度が分からないからです。ただしそのテーブルがシステム熟練者しか認めないのなら別です。
(システム初心者プレイヤーはテーブルにつくときにGMにそのことを言ったほうがよいと思いますが、それは違う話題ですね。)
ただまあ寝返りくらいはコンベンションなら充分予想されるプレイなので、それを許さないなら事前に言っておいたほうがいいですし、許すなら事前に言っておくべきだと思います。事前に言うことが野暮だと考えるんであれば、自分のテーブルにつくことを許す中で最も鈍いプレイヤーでも気づくくらいまでプレイ中で演出すべきですし、それに失敗したなら口頭ででも通達すべきです。
2004年01月29日:09時18分42秒
GMによるセッション評価(RE:RE:GMの責任範囲とプレイヤーの責任範囲) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>カントさんへ
たびたびですし連続投稿になってすみません。
>鍼原神無さんがGMの時はプレイヤーAは何かの判定に成功すれば経験値を貰えたって事でしょうか?
書こうか、書くまいかすごく迷ったんですけど。
カントさんの投稿と自分の投稿読み直して、質問にお応えした方がスッキリするかと思いました。
できるだけ、キツイ書き方は避けたいんですけど、、、
>プレイヤーAは何かの判定に成功すれば経験値を貰えたって事でしょうか?
そう単純に、二択みたいに考えないでもらいたいんですよね(困)。
GMって、個々のプレイヤーさんのプレイを個別に評価するだけでなく、プレイが複合した全体的な結果も評価しないと公正ではないですから。
例え、大嘘ではあっても、当初の依頼を達成する結果が出たら、その結果を主導したプレイを評価しなくてはなりません。(もちろん口マンチはよくないので、判定を絡めるのマスタリングは必須です)
ですから、カントさんに聞かされているセッション展開では、アタシなら、Aさんのプレイに経験点をあげざるを得ないと思います。
Aさんの目論見をひっくり返すようなプレイが、よりよい結果に結びついたときだけ、別の人のプレイを大きく評価できます。
アタシ@GMがAさんにあげるのが、シナリオで当初予定していた満点の経験点かどうかは、わかりません。
多分、満点はあげないとおもいますけど。こればかりは、カントさんが経験されたセッションのGMさんでなければ、どんなシナリオを用意していたか、想像しかできませんし。
アタシは問題のセッション現場に立ち会ったわけではないので。
どんなプレイがどんなセッション展開を招いたか、どんな手がかりがどんなふうに提示されたけど、プレイヤーさんがそれに気づいたか/気づかなかったか。気づく/気づかないにはマスタリングの不手際がどの程度かかわっていたか?
などなど、あまりに様々な可能性が考えられて確定的なお返事はできません。
例えば、黒魔術師の恋人の魂が宿った死体、と誰かPCは直接接触したでしょうか?
まったくの想像なんですけど、かつての恋人(黒魔術師)のおこないを霊魂の方がどう思っていたか、が、シナリオで想定されていたフラッグだった可能性もあります。
そうしたことがわからない以上、どの程度の経験点を配布するか、確定的なお応えはできかねます。
2004年01月29日:07時54分44秒
Re:テーブル参加者全員の義務とコンベンション参加必須能力 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>月白カンナさんへ
こんにちは。
結構、微妙な話題が続いているので。
申し訳ないんですけど、月白さんの投稿、先にお返事し易いところからお返事させていただいていました。
あくまで、アタシの方の話の順番の都合だったので、ごめんなさい。
さて、
>GMは裁定権を有するだけで、「テーブル内で楽しくプレイする」/「他のプレイヤー(GM含む)を不快にさせるプレイはしない」は全ての参加者が負っている義務だと思います。
、、、についてですけど。
考え方としては理解できます。
ところで、ルールブックでは許容されている「崇高な使命感をもたないタイプのPC」を、GM以外のメンバーから「崇高な使命感を示さない」という理由で、批判されたとしたら、どうでしょう?
プレイヤーは、その批判を「不快だ」と主張することができる、とアタシは考えます。
#関連投稿のくり返しになりますけど、GMがシナリオの都合で「(ルールでは許容されているけど)今回は制限する」、と「最初に」断るのは、アタシは構わないと思っています。
「プレイ(キャラクタープレイ)に説得力が乏しく納得しがたい」というクレームはありだと思います。
こちらは「使命感を示さない」ゆえのクレームではありませんので。
ただし、批判をする前に、同卓プレイヤーも相手のプレイング意図への質問などのアプローチからやってくべきだろう、と考えます。
「使命感を示さない」という批判をして、プレイヤーに「ルールでは許容されてるんだからそんなクレームされるいわれはない」と応じられたら。
そんなやりとりをセッション現場ではじまれな、泥沼ですね。
好ましくありません。
この辺が、関連話題の微妙なところだ、と考えています。
2004年01月29日:06時32分57秒
プレイヤーにできること(RE:RE:GMの責任範囲とプレイヤーの責任範囲) / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>カントさんへ
>ゴーストハンターである以上は奇現象に出会う機会も多くなるだろう、〜
はい。類似の記述は、旧版にもあります。P.16です。
>この世の常識では説明できない怪異な事件を調査し、その原因を突き止め、もし現実に悪影響が及ぶようなら、それを阻止するのがゴーストハンターの使命だ。
>ゴーストは怪奇現象全般を指す。
これも旧版にもみられる記述ですね。
後、旧版には最初に引用した箇所に続けて次のような記述があります。(最初の引用に続けて読んでみて下さい)
>〜もし現実に悪影響が及ぶようなら、それを阻止するのがゴーストハンターの使命だ。
>といっても、仲間の内には、このように崇高な使命感など持たず、ただの好奇心や名声を得たいばかりにゴーストハンターになった者もいる。
>まあ動機はともあかく、奇現象の追及を行なう者達は昔からいた。〜〔この後はオカルト史の概略のような話が少し続く〕
まず、AさんのPCは「崇高な使命感を持ってない」タイプのゴーストハンターと考えられます。ルールでは「仲間」として許容されています。
次に少なくともAさんのPCは、奇現象の「追及」はおこないました。アタシは、ゴーストハントの必要条件は満たした、と考えます。
では、ゴーストハントの十分条件(現実への悪影響を阻止する)は満たしているか?
これは疑う余地はあります。
現実にどんな「悪影響」が及んでいるか、あるいは悪影響の可能性が潜在しているか、はシナリオによって異なります。
以下しばらくは、カントさんが実際に体験したセッションについて、ではなく架空のシナリオでの検討と考えて読んでみて下さい。
依頼内容で、「死んだはずの娘がさ迷っているようなら、母親の心がおちつかない」が「悪影響」として提示されているシナリオなら、「母親の心がおちつく」なら「悪影響」は絶たれた、と考えることもできます。
これが、黒魔術の結果、死体には魔術師の望んだ恋人の精神など宿っておらず、実は異界のモンスターが入っていた。あるいは、恋人の霊魂が宿っているけど、死んだ時のショックですでに別人格のように変貌している、などの「仕掛け」がしてあるシナリオなら、単に「母親の心がおちつく」だけでは、ゴーストハント未達成と考えます。
ただし、後者の場合はPCのアクションを通じて、「異界のモンスター」なり「狂気(?)に陥った霊魂」なりの「(潜在的)危害」をあからさまにして欲しいですし、できたら黒魔術師NPCに納得可能な型で示してほしいです。
>結局Aさんのした事って嘘ついて依頼人の心労を軽くしただけ。
そうですね。
シナリオによっては、それで依頼をクリアしたとして構わない場合もあるはずです。
あくまで、ミスティック・クラスのPCならですよ。
同じシナリオを探偵クラスのPCが職業倫理的に納得いかない、としたらGMとしてはそちらももっともだ、と考えます。
>(ばれる可能性それなりに有り)
これもシナリオによります。
後、ぶっちゃけた話セッション時間に左右されますね。
マスタリングとしては、(アタシなら)それなりに難易度の高い判定で(ばれる可能性は)処理します。
基本的には「交渉」ですね。できるだけ「交渉」と「運」を複合させた判定をひねり出したいと思いますけど。
>ゴーストハンターとしての仕事をして無いんですけど
すでに書いたように、その評価はシナリオによって違ってくると考えます。
それから、ミスティックのようなクラスのキャラが、その他のクラスのキャラと異なる態度でゴースト(怪異現象)なり、「現実への悪影響」なりを評価するのは当然と考えます。
アタシがGMする場合は、クラスなどに応じてPCの価値観が違う(こともある)、って言うのを前提にしてプレイしてほしいと思います。
「目立たぬように死体を(半年ごとに)利用してる」が「現実に悪影響」を及ぼしているかどうか?> というのは要検討のポイントになりますね。
(繰り返しますけど、クラスが異なるPCが同じ現象に異なる評価をしてもGMとしてはそれも受け入れます。要するにアタシ@GMはパーティーが分裂しても構わないんです)
あくまでシナリオによるわけですけど。
黒魔術師だったら倒していいだろう的な予想が、短絡でしかないシナリオもあります。
>真面目に調査して最後に黒魔術師を倒そうとした自分が馬鹿みたいに思えるんですけど
アタシがGMなら、まず、死体が動くそして依頼者が心労を得ている以上の悪影響がある、あるいは起きる可能性がある(潜在している)ということを、単なる予想や決め付けではなく、アクションを通じて示してほしいと思います。
それから、やはりシナリオによるんですけど、いわゆるパーティー分離の状態が起きてもアタシ@GMとしては構わないと考えています。
あくまで、アタシがGMをする場合なら、ってお話ですけど。
例えば自分のPCに「こいつ(PC)はクリスチャンだから、死体を弄ぶことは罪悪だ、と考え単独でもNPCと戦う」とするプレイヤーが出れば、そのアクションは評価します。
単に「黒魔術師だから倒してもいい」的な理由付けはあまり評価しません。
これはアタシのマスタリング傾向ですけど、理由付けを重視するわけです。
GMとしての理由付けの評価は、関連アクションの難易度に反映させたりして処理してくので、実際のセッションではその重要性に気づかないプレイヤーさんもいるかもしれませんけど。
>最後に黒魔術師を倒そうとした自分が馬鹿みたいに思えるんですけど
仮定のシナリオの話ではなく、カントさんが体験されたシナリオでも戦闘以外の解決策、あるいはアプローチ策はあったと思いますよ。
>黒魔術師の屋敷から帰ってスグに警察に真相を話してみましたが順当に信用されませんでした。
ここで、真相を「全て」警察に話さなければよかったと思います。
死体を掘り返していじる、というのは通常の法律でも犯罪行為にあたる(だろう)として、しかるべく証拠を揃えて黒魔術師を告発すればいい。
このアクションが起されたら、アタシがGMならすごく評価します。
セッション時間がショートしている場合なら、黒魔術師が行方をくらましプレイヤーAさん、Bさんの思惑(パトロン化)は達成されなかった、などすると思います。
あるいは、セッション時間があれば、追い詰められた黒魔術師が何か愚かな行動に出るような展開にするかもしれません。
きつい言い方になるかもしれませんけど。
カントさんのプレイは、まず、PCなら物語内で起きる奇現象に同じような善悪の評価をする(正義感を持つ)だろう、って思い込みがあったように思えます。
もちろんAさんの方にも、癖のあるPCのキャラクタープレイを、普段の環境同様に受け入れられるだろうって、思い込みがあったようですよね。(結果として説得力が乏しくなっていたんだと想像しています)
カントさんには不本意でしょうけど、聞いている範囲では、双方の思い込みの強度はアタシには「同等」のように思えます。
それから、戦闘での問題解決、あるいはNPCを「倒す」ということも必ずしも必須ではないですよね(シナリオによります)。まあ、戦闘シーンを楽しみたいって気持ちもわかるんですけど。
後は、カントさんパーティー分離を警戒しすぎたと思うんですね(こちらは無理もないですけど)。
一度、プレイヤー間で話し合いを試み、合意がとれなかったわけですから。
それ以降はきちんと宣言してPCA、Bの目的(パトロンを得る)を潰しにかかっても、ゲームの内だと思います。(ここはGMさんによって意見違うでしょうけど)
条件は、「パトロン潰し」のアクションを、依頼達成とを結び付ける説得力ある理由付けを卓に明示することですね。
それから、分離行動は、当然難易度が高くなります。
そのリスクを払っても、自分のポリシーを通そうとするかどうか? これもゲームの内と考えられます。
#セッション中は、GMからはここまで「こんな手もあるよ」的なことは言えないですけどね。
2004年01月29日:02時28分04秒
RE:GMの責任範囲とプレイヤーの責任範囲 / カント
>鍼原神無さん
ゴーストハンター02のルールブックの31ページに
【ゴーストハンターである以上は奇現象に出会う機会も多くなるだろう、しかし
わたしとしてはゴーストハンターなら、こういった不思議な事件に立ち向かい
原因を解明するのは勿論、それが現実に悪影響を及ぼさないように、対処する
ように努力してもらいたいと思っている】とあります
旧版は持ってないので判りませんが
要するにゴーストハンターRPGはゴーストをハントするゲームだと私は認識しています
この場合のゴーストは怪奇現象全般を指す。
プレイヤーAのキャラクターは上の条件に当てはまらないと思うのですが。
黒魔術師は相変わらず半年に1回、死体を辱めてプレイヤーA,Bのキャラクター
はそれを手伝う。事件は全然解決してない様に思えますが?
「今度は死体の関係者にばれないようPC達(正確にはAさん、Bさん)が協力するぜ」
なんてのは解決した内に入らないんじゃないの?
結局Aさんのした事って嘘ついて依頼人の心労を軽くしただけ。(ばれる可能性それなりに有り)
ゴーストハンターとしての仕事をして無いんですけど
>当然、難易度高い判定を課します
何の判定をさせるんでしょう「交渉」又は「運」ですか?
確かにプレイヤーAのキャラは最初っから最後まで首尾一貫して人間のクズっぷりを
発揮してました。と言う事は鍼原神無さんがGMの時はプレイヤーAは何かの判定に
成功すれば経験値を貰えたって事でしょうか?
真面目に調査して最後に黒魔術師を倒そうとした自分が馬鹿みたいに思えるんですけど
2004年01月28日:22時15分32秒
与太レス失礼(Re:第百武蔵丸さん) / フクモリ
>犯罪だから悪いと言うならば戦闘を行う段階で殺人(未遂)、武器の不法所持(使用)や探索の段階で不法侵入、窃盗等、考えてみるとPCも犯罪を犯していませんか?それだとPCは悪人だと言えなくは無いわけですが。
いや、緊急避難の犯罪と確信犯を一緒にしちゃゲームが成り立たないでしょう……。
#まるで敵役の屁理屈だ、それじゃ。
2004年01月28日:03時24分28秒
訂正:GMの責任範囲とプレイヤーの責任範囲 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
#筆がすべって、ハショリすぎで不正確な書き方しちゃいました。訂正を入れさせてください。
×>「霊能は守護霊」って設定自体は、小説版『パラケルススの魔剣』やリプレイにも登場してるリサの例があるので、許容範囲内ですよね。
◎>「霊能は守護霊」って設定自体は、小説版『パラケルススの魔剣』のリサが無意識に霊能使う例がありますよね。リプレイの方では、自覚的に霊能使おうとしてうまく使えないわけですけど。
(事例での問題は、設定のルーリング処理の方だと思います。設定自体はシステムの許容範囲内と思えます)
2004年01月28日:03時09分15秒
GMの責任範囲とプレイヤーの責任範囲 / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
関連話題、何人かの方の発言に対して、さみだれにレスします。
■詐欺師っぽいPC(のプレイヤー)に経験点をあげるか?
カントさんWrote>「私がGMならプレイヤーAのキャラクターに経験点をあげる」とか言う人います?
>依頼人である母親に対しては「他人の空似でした」と大嘘吐きました(最低なヤツ)
えーっと、シナリオにもよるんですけど。場合によってはアタシは経験点あげること考えます。
さすがに無条件に満点の経験点はあげないと思いますけど。
まず、最低条件は、PCのキャラクター性が「詐欺師まがいの霊能者」として一貫したものが表現されてること。
例えば、小説版ゴーストハンター『ラプラスの魔』に登場する、オーガストのようなタイプのキャラですね。つまり、PCはある意味最低なヤツなんですよ(プレイヤーではない)。
#プレイヤーに都合のいいとこだけ、ヒーロー風の言動をとり、都合のいいとこだけ詐欺し紛いだと、かえって考え込んで経験点削ろうとするかもしれません。
何にせよ「依頼人である母親」に対する「大嘘」には、当然、難易度高い判定を課します。(この判定に失敗すれば経験点は減らすでしょう)
正直言うと「他人の空似」というのは、うまくないと思うので、判定難易度、相当高くすると思います。
「なんとかがんばりましたので、半年以内に娘さんの幽霊は出なくなります(実際は黒魔術の効果が失われるだけ)」なら、そこそこの難易度の判定で済ませるでしょう。
後者の理由付けなら、ミスティックでもあるPCが黒魔術師の立場に親近感を抱いて、という感じも受けますので。
最低なヤツであり、かつミスティックでもあるPCなら、言いそうだと、思いますので。
■PCがラスボスに寝返ってもおかしくないシナリオ
月白カンナさんWrote>「不快にさせるプレイ」かということですが、コンベンションでラスボスに寝返るのは、公平に見て通常はこれにあたると思います。
いや。それは、シナリオによりますでしょ。
システムによってもラスボスに寝返ってもよいシナリオの出易さは違いますけど。根本的にはシナリオによります。
ですので、「通常は」とか、一概に言うべき事柄ではないと思います。
ことに話題になってる、「ゴーストハンター」のようなホラーものだと、例えばラスボスと思ったら哀れな幽霊だとか、邪悪なラスボスと思ったら、正当な理由のある報復を魔術的におこなってるとかは、それなりあるパターンですので。一概には言えません。
■事前予告はどこまでプレイヤーの責任で、どこまでGMの責任か
えーっと、Aさんのようなプレイ「プレイヤーAのプレイスタイルは予告なしでは『サークルではして良いけどコンベンションではしてはいけない』」のではなかろうか? ともカントさんは書いてられまして。他にも同様の意見をあげてる方もいます。
「予告」した方がいいのは、プレイスタイルというより、もっと限定してPCのタイプと、キャラクターハンドリングの方針について、のはずと思います。
んで、この件は、アタシも「できたら」プレイヤーから予告した方がいいとは思います。
言わば、推賞行動なわけで、一概に「予告すべき(でなければ禁止)」とするのはちょっと違うと思ってます。
多分、この判断「詐欺師まがいPC」が、「ゴーストハンター」の許容枠に収まるか収まらないか、って判断によって意見が分かれるところと思うんですけど。
AさんのPCは、「霊能は守護霊」って設定と「詐欺師まがい」の合わせ技なのでキャラプレ難易度めちゃくちゃ高いわけですけど。
「霊能は守護霊」って設定のルーリング処理は、GMさんOK出しちゃってるわけで、これは事実上事前予告されてる(カントさんも当初から警戒してた)。
「霊能は守護霊」って設定自体は、小説版『パラケルススの魔剣』やリプレイにも登場してるリサの例があるので、許容範囲内ですよね。
そうすると、「PCが詐欺師紛い」を事前予告すべきか? と言うと、アタシはシステムの許容範囲内だし、システムの逆推賞ですらないように思えますので、絶対事前予告すべき、とも言えないと思います。(繰り返しますけど、できたら予告した方がいい――予告する程度の配慮はプレイヤーも持ってた方がいいとは思います)
んで、件のPCがシナリオの逆推賞にあたるかどうかは、これは事前にはGMにしか判断つかないことです。
とゆーわけで、アタシは、この件に関してはGMの責任の方が、プレイヤーの責任より大きいはずと思うんですよね。プレイスタイルの問題として、プレイヤーに対して一概に禁止扱いにすべき事柄ではないと思えます。
#シナリオの狙いなどに応じて、GMさんが自己判断で「このシナリオでは禁止」とするのは当然すべきこと。
キャラクタータイプ、PCハンドリング方針の確認をするなり、PC&プレイヤー紹介タイムを設けるなりするのは、コンベンションでのセッション運営責任として、まずGMさんが(プレイヤーよりも)考えるべきことですから。(システムにもよるかもしれませんけど)
もし、カントさんが問題にしてるセッションで、順当なPC紹介タイムがあって、
にも関わらず、件のプレイヤーさんが「詐欺師っぽい霊能者」とかなんとかそれに類したことを言わずにいて、
しかもそのうえ、プレイでは、すでに紹介されたような路線を突っ走っていた、とか言うのであれば、アタシも論外と思います。
けれど、もしGMさんが紹介タイムなどを設けなかった結果、カントさんが意外感にショックを受けたのでしたら、その場合はGMの責任(セッション運営不備)の方がプレイヤーの責任より大きいと思うわけです。
2004年01月27日:23時53分04秒
議論が白熱してますね / カント
簡単に答えられる事だけ答えときます。
ゴーストハンターは旧版の方です。(O2は既に発売してましたが)
経験点配布はありませんでした。コンベンションだからね
もっとも「私がGMならプレイヤーAのキャラクターに経験点をあげる」とか言う人います?
依頼人である母親に対しては「他人の空似でした」と大嘘吐きました(最低なヤツ)
よりにもよって直接依頼を受けたのはプレイヤーAのキャラクターだった。
ちなみに私はもう何も言う気力は無かった
一応黒魔術師の屋敷から帰ってスグに警察に真相を話してみましたが
順当に信用されませんでした。だからこそゴーストハンターの活躍する余地が
ある訳ですが。
鍼原神無さん
d)です。私の推測ではGMは1度認めたものを「守護霊をそんな風に使うのなら駄目ね」
とは言い辛かったんじゃないのかな
2004年01月27日:22時01分01秒
テーブル参加者全員の義務とコンベンション参加必須能力。 / 月白カンナ
GMは裁定権を有するだけで、「テーブル内で楽しくプレイする」/「他のプレイヤー(GM含む)を不快にさせるプレイはしない」は全ての参加者が負っている義務だと思います。
あとはどこまでが「不快にさせるプレイ」かということですが、コンベンションでラスボスに寝返るのは、公平に見て通常はこれにあたると思います。
またプレイヤーAがあとでフォローしてきた内容を見るに、本人にもその自覚があったものと思われます。
「不快にさせる」おそれがあることを自覚しているなら、他のプレイヤー(GM含む)に(キャラクターにではない。従って1920年代で死体がどうだの議論は無意味。キャラクタープレイに走る人間はこのことをしばしば忘れる)あらかじめ許可をとるべきだと私は思います。(プレイするシステムによっては、暗黙のうちに許可されていることもあります。)
ちなみに時間制限のあるコンベンションプレイの場合、本筋とは関係のない議論の起こりそうな行動も「不快にさせるプレイ」にあたると思います。
さらにいえば、コンベンションでプレイするには「不快にさせるプレイをしない」能力だけでなく、「なにが不快にさせるプレイかを見極める」能力も必須です(まあパブリックな場でのコミュニケーション能力を普通に持っている人なら所持していると思いますが)。
それがない人は、コンベンションでプレイすべきではないと私は考えます。
2004年01月27日:18時14分30秒
コンベンションでしてはいけないプレイスタイル? / 第百武蔵丸
>アキトさん
続けざまになりますが、簡単に返答します。
>GMの許可とは無関係でしょー。責任回避的なキャラを遊ぶのであれば、それでも問題にならないような高度なプレイングが要求されるのに、このプレイヤーはその実行を行おうとしていません。
これに関しては、PLの技量によるんだろうけど、PLがチャレンジしてできなかったとかいうのもあるからねぇ。それをダメだというとPLの幅とかが広がらなくなるし、それにPL的にはできると思っている(周りの評価はともかくとして)場合はどうなのか?というのもあるしね(事前に他のPLが審査でもしますか?)。ルールやGMの処理能力を著しく逸脱してなければ無下に駄目とは言いにくいですよ。
>「悪人」という表記が誤解を生んだようで申し訳ないです。「カオティック/イビル」とでも読み替えて欲しいです。なお、ゴーストハンターで推奨されるのは「ロウ/グッド」だと考えていますが。
これに関しては「ロウ/グッド」推奨とは言えないと思います。法(規則)を尊重遵守してたら探索とかはやりにくいように思いますし、イビルは極端でも「カオティック」や「ニュートラル」でも十分にPCとしては推奨かと思いますが。
それにひとつ言えば、属性の考え方は人によって大きな差異を生じたものであり、認識の差は人それぞれだと思います。だから、アキトさんの考える「ロウ/グッド」と他の人のそれが同じとは限りません。
>「戦闘に加わりません」という譲歩はありえたと思います。
それに関しては「有り得ますね」としか言えないですね。状況によって変わりますし、事例から見ると黒魔術師に共感を持てているようですから、守るという選択肢も否定はできないですね。
>たしかにGMに質問をした上での発言であれば構わないかもしれませんが、そうでなく他人に確認作業を押し付けるような発言手法は問題があると考えます。
確かに確認を怠ったのは問題あるかと思いますが、どうしてもまずければGMも止めるはずだと思います。もしくはでまかせを押し通すと言うのもラスボスの味方をする立場ではありなのかもしれないですね。
コンベ一般論で言うと、いろいろな考え方の人が来るのがコンベンションであるわけで、その場合自分が不快な思いをしたくないと思うならば、自分に合う人たちで固めてセッションを行うか、自分が許容できる領域を広げて遊ぶしかないわけです。その辺をどうするのか?が一番難しい問題であるのは言うまでも有りませんが。
2004年01月27日:16時57分55秒
「してはいけない」と「避けた方が無難(逆推賞)」「やってもいいけど注意深く」は違う / 鍼原神無〔はりはら・かんな〕
>アキトくんへ
横レスで失礼しますけど。
えーっと、アキトくんの第百武蔵丸さんへのレス、少し話が先走りすぎではないでょうか?
実は、カントさんの投稿、よく読むと、不思議なほどGMさんが状況を放置している(?)かのように読めます。
それに、カントさんが問題視しているプレイについて、GMさんとしてはどう評価してたか、ってお話も、まだ言及されてません。これ重要ポイントなはずで、個人的には、これからの話題ではないかと期待しています。
第百武蔵丸さんも示唆してると思いますけど、すでにこの関連でも現段階では、様々な可能性が考えられます。
a)実は、GMさんにとってはAさんのプレイも許容範囲内だったので、実際に放置してた。
b)実は、GMさんにとっても、(カントさん同様)Aさんのプレイは想定外だったので、わたわたしてて結果として放置になった。
c)実は、GMさんの評価はカントさんの評価と類似のものだったので、カントさん的には、投稿文字数の関係で割愛されてる。
d)実は、カントさんは、GMさんの評価もご自身同様だろうと判断されてGMさんの評価についてはセッション後も含めて確認していない。
、、、などなど。
守護霊プレイについての無責任さに関しても、実はセッション中カントさんは確認されていないようです。(少なくともカントさんの投稿からはそう読めます)
カントさんWrote>特に霊能力を使って知らん振りはやめろと言いたかったが「キャラクターは自覚してないよ」と言うに決まってるので何も言いませんでした。
アタシも守護霊プレイが、無責任プレイだった可能性、高いとは思ってるんですけど。今段階では断定ですべきでないと思います。
てゆーか、プレイスタイル云々だと、同卓のカントさんに「〜〜と言うに決まってる」と思わせた時点で、マズいキャラクタープレイなわけですけど。
これは、アキトくんが問題にしてる「無責任プレイ」とは別性格の問題であるはずです。
アキトくんWrote>ゴーストハンターで推奨されるのは「ロウ/グッド」だと考えていますが。
まず、他のシステム用の概念を類比的に引用しつつ論じるのはこの場合適切ではないと思います。
次に、仮に、ゴーストハンターで推賞されるキャラクタータイプが「ロウ/グッド」だと仮定しても、推賞されてないタイプのPCをプレイヤーが選択してはいけない、という不文律は言えません。
推賞されてないもの=逆推賞(できれば避けた方がよいもの)、ではありませんので。
確か、田中としひさ氏の『おこんないでね』で、アタシの記憶が確かなら、田中氏自信が、ミスティック絡みのマルチクラスで、「胡散臭い詐欺師まがいの霊能者」(1920年代欧州にはよくいたし、じっさいの存在頻度以上のホラーストーリーにはよく登場する)をプレイした事例が紹介されたことがあったと思います。
ここで、『おこんないでね』で描かれたセッションは仲間内プレイだけど、コンベンションでは避けるべき(逆推賞)という考え方もあるとは思います。
しかし、それを裁決するのもGMのはずです(GMがシナリオの狙いから裁決すべきことであるはず)。
もちろん同卓プレイヤーは「避けて欲しい」という意見を述べても構わないのですが、裁決権はGMにあるはずです。
さらに言えば、この件でも「避けるべき(逆推賞)」と「してはいけない」の間には決定的な差があります。
アタシもAさんのプレイ多分、「してはいけない範囲にまで足を突っ込んで」いそうな予想は持ってますけど。同時に、もっと上手に意志疎通しながらやればうまくいった可能性もあったかも、とも思うんですね。
多分、戦闘に参加する/しない/黒魔術師NPCに味方するよりも重要なのは、最初の依頼に対するPCの責任、依頼者NPCに対するPCの責任をどうするつもりだったのか、実際どう処理されたのか? そしてGMさんは、その辺を評価しての経験点配布をどう処理したのか? だと思います。
この辺を手がかりにすると、実際どんなセッションでどんなプレイがなされたのか、もう少し推定できるかと思います。
などなど考えられますので、いろいろな検討・確認をすっとばして、現段階でカントさんが挙げられてる事例に推測を交えつつ「してはいけないプレイ」を抽出するのは賛成しかねます。(うまくプレイできる可能性もあったように思えるからです)
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