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国史研究史上、初めての発見! 「金沢藩士猪山家文書」という武家文書に、精巧な「家計簿」が完全な姿で遺されていた。タイム・カプセルの蓋を開けてみれば、江戸時代史や日本近代史の見直しを余儀なくされる驚きの連続。気鋭の研究者による意欲作。
江戸初期から続く経理の一族、その幕末から明治にかけての家計簿を元に、当時の生活や意識を解説する……といった本です。借金返済のための棚卸しをしたときの資産のリストなんかも、興味深いですね。
江戸初期から経理に携わり、赤門をつくることになった将軍家との婚姻の差配をし、新政府の資金集めや海軍の経理を担当した猪山家。その家計簿が、1842年から1879年の36年分発見されたという次第。
読みやすいし面白いですよ。凄くおすすめです。
あたりでも話題にしてます。