Goto (kataribe-ml ML) HTML Log homepage
Date: Mon, 28 Feb 2011 23:37:18 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32438] [HA21L] 『迷宮』舞踏
To: kataribe-ml@trpg.net
Message-Id: <20110228143718.5CA0F3067E3@www.mahoroba.ne.jp>
X-Mail-Count: 32438
Web: http://kataribe.com/HA/21/
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/32400/32438.html
2011年02月28日:23時37分17秒
Sub:[HA21L]『迷宮』舞踏:
From:matuya
[HA21L]『迷宮』舞踏
=====================
登場人物
--------
稲浪睦生(いななみ・むつき)
:立てば薄幸座れば清楚口を開けば花畑
花咲弥生(はなさき・やよい)
:立てば炸薬座れば地雷迫る姿は犯罪者
乃依枝四深(のえぐさ・よみ)
:色んな意味で背伸びしたいお年頃
早坂久遠(はやさか・くおん)
:身体張って働く敏腕諜報員転職したい
千歳緑(ちとせみどり)
:被害は久遠に行って安心
ジョシュア・フレミング
:パーティー大好き紳士先生
●嗚呼伝統の舞踏会
---------------------
[matuya] ラギ女には新入生を歓迎して上級生の方々がダンスパートナーをつとめる
ブトーカイがあるのよ。
[matuya] 初耳ですって? ええそうよ。いま酒かっくらいながら決めたのだもの。
[Toyolina] なんという
[Toyolina] ハイソらしさが出てきた!
むつき :「わたしも、先輩方と一緒にダンスを踊ったんだよ」
[matuya] オジョーサマ学校だからそういうことの一つや二つ当然ではなくって?
ねえセバスチャン。
[Hisasi] おじさまに写真も送って差し上げました
[matuya] 超足踏んだ。
[Hisasi] ものくそ先輩の足ふみまくりましたが、先輩達は行列をつくって
睦生さんと踊りたがりました(ヅカ系だけに
[matuya] 立っていれば絵になる睦生であった。
[Hisasi] #え?お誘いとか一杯くるよ、普通に
むつき :「ティールームで夕方からダンスとか……ふふ、楽しみ」
よみ :「ぶとうかいというと。こうしてこうだな」(シャドーボクシング)
やよい :「み、みずを故郷にもってかえるんだ。こどもたちのために」
よみ :「天下一!」
むつき :「久遠さんはダンスの相手は決まったの?」
久遠 :「え、いやあ、まだでして」
むつき :「そうなの?ステップの練習だけでもしてみる?」
[Hisasi] 先輩ぶる
[Hisasi] #だが、まってほしい、このとろくさがどうやってダンスを教えるのか
久遠 :「はあ。ウチこんなん初めてやから、どうしたもんかと」
[matuya] と、ドレス姿なのになんだか健康的な感じの久遠さんは
途方にくれて首をかしげた。
[matuya] 潜入調査というのはこんな難しいものだとは予想もしていなかった。
[matuya] そして彼女は本日初めて、ターゲットの最後の一人と遭遇することになる。
[matuya] ターゲット5:ま法少女ポリビッチ
[Toyolina] ま
[saw] まっ
[Hisasi] ま”っ
久遠 :(ダンスやったら合法的に手をつなぐやろから、好都合やなあ)
久遠 :(きょろきょろ)
弥生 :(ダンスからハブられ、隅っこで途方にくれている)
久遠 :(目が合った)
久遠 :「睦生ねーさま、ちょっとウチあの寂しげなひとの相手してきます」
むつき :「ああ、やよいさんね。まだ久遠さんに紹介してなかったね」
[Toyolina] #寂しげw
むつき :「とてもいい人だからすぐに仲良くなれるよ」
[Hisasi] 好意的解釈
弥生 :「はぁーっ、なんでみんなランバダ踊ろうとすると逃げてくんだろ。
: あんなに流行ったのに……」
[Hisasi] #ちょww
久遠 :「せんぱい?」
四深 :「古いからだ」(優雅に踊りつつ弥生のそばをすりぬける。
: だが相手は身長差のせいでひどく踊りにくそうだった)
久遠 :「お相手よろしいですかー」
久遠 :(なんか噂ではスゴいと聞くけど……
: この人も調査ターゲットなんやもんなあ。しかたないなあ)
弥生 :「ランバダ!?」
久遠 :「えっ」
[Toyolina] #えっ
[Hisasi] #ごー!
千歳緑 :(ラン……)
睦生 :「らんばだ?」
久遠 :(なんやったっけ食べ物やったっけそうそうイタリア料理)
:「ああランバダおいしいですね」
[matuya] #げねれーしょんがギャップした。
弥生 :(久遠をくみしだいて腰を密着させ、またぐらに腿をつっこんだ)
:「ふぉーっ!」
弥生 :「こんなかんじ! わかった?」
[Hisasi] #それ既に何か違うw
久遠 :「ひ、ひゃあッ!」
[Hisasi] この間、睦生はヨミに目隠しされていた
[Hisasi] #配慮
四深 :(後頭部に扇で突っ込んだ)「馬 鹿 野 郎!」
弥生 :「はい、腰をもっと情熱的に振って!
: そんなんじゃ立派なランバディストとはいえないよっ」
久遠 :「せんぱいいきなりなんちゅうことを……」(ふるふる)
四深 :「弥生!お前完全なセクハラだろ!それ!そりゃ皆逃げるよ」
久遠 :(いやしかしこの密着度はチャンスといえば大チャンス。
: くくくこの機会にアンタの恥ずかしい秘密までも
: あますところなく読んであげる)
千歳緑 :( 'д')
[Toyolina] ストレイツォなみに容赦せん人だなと思った
久遠 :「い、いやわかりました。ウチちょっと驚いたけどお相手しましょ」
四深 :「なんか変な噂立ってるなと思ったらお前もう噂超えてるじゃないかよ
: 噂で伝えきれてねーよ!」(扇ハリセンを連打)
弥生 :「ち、ちがうよ! 南米の伝統的なダンスで、日本でだって
: とっても流行ったんだから」
久遠 :「こないですかせんぱい」(弥生をだきかかえて胸元をおしつける)
千歳緑 :Σ( 'д')
弥生 :「おー、君なかなかわかってるね! ランバドゥーカがあるかも!」
千歳緑 :(すごい影響力……さすが弥生さん)
弥生 :「私、花咲弥生! 17歳のちょっぴりシャイな女の子! あなたは?」
久遠 :「ウチは早坂久遠いいます。よろしう!」
久遠 :(さてとりあえず上から読んじゃうよー)
●なにこれひどい
------------------
[matuya] 接触テレパス開始。弥生の思考が久遠の脳に流れ込むッ!
四深 :(ボロボロになった扇を手に)
:「……早坂は凄いな。あれに対応してるぞ」
久遠 :(さーて先輩のひーみーつー)
睦生 :「もう仲良しなんだ、すごいね」
久遠 :(……24歳……?)
久遠 :(えっ)
久遠 :(なにこれひどい)
千歳緑 :「でもついていくのが大変そうですね……」
[Toyolina] >なにこれひどいの表情を見て
弥生 :「お、おお、そこで右の腰の返しをしてくるとは、通だねえ。
: 私も負けないよー?」(腰がポリビッチ駆動でバイブレーション)
四深 :「……そろそろきっちり止めたほうがいいか。
: 早坂が変な道に引きずりこまれそうな予感がする」
久遠 :「はははせんぱいこそたいした腰のキレやないですか」
久遠 :(なんか王子様みたいな子に口では言えんよーなことをする
: ヤバイ妄想のコーナーに入った!)
久遠 :(う……わああ)
久遠 :(顔真っ赤)
千歳緑 :「……gkr」
[Toyolina] ただならぬふいんき!
久遠 :(なんかヨミせんぱいとかでてきたし!)
久遠 :「あかん、弥生せんぱいそれはあかんて……」
四深 :「中止中止!」(割って入る)
弥生 :「えー、これから! ってとこだったのにー」(ブイーン、ブイーン)
四深 :(久遠を背中にかばい)「お前大事な後輩になにしてんだ、いきなり!
: 真っ赤じゃないかよ!大丈夫か、早坂」
[saw] 腰が人体の構造上ありえない振動をしている
[sf] # 時に触れても生身に触れられているのだろうか。
[matuya] #あえて頬とかすりあわせてます。
四深 :「いいからその振動を止めろ!
: 残像でシルエットが土偶かホッテントットみたいだぞ」
久遠 :(ゼイ……ゼイ)「あ、ヨミせんぱい。ご無事で、
: もうちょっとで大変なところがたいへんやったですね」
弥生 :「つまんないの」(またぐらに手をつっこむ)
:「ぽちっとなっと」(振動停止)
[Hisasi] #何をぽちっとなしてるw
千歳緑 :「……弥生さんいろいろあり得ないですね……」
久遠 :(ポリビッチ……いろいろと恐ろしいやつ……!)
弥生 :「乙女スイッチは誰にでもある心のインターホンなんだよー」
四深 :「位置がおかしいだろうが!」
[matuya] #ハイソサエティの集う優雅な舞踏会
[matuya] #……優雅優雅。
四深 :「がに股でスカートに手つっこんでなにが乙女だ」
千歳緑 :(確かに)
弥生 :「がに股じゃないもん! ちゃんと内股でやったもん!」
四深 :「柔道じゃないんだぞ。お前は今後ランバダ禁止。」
久遠 :「あー。ウチが変に乗ってしもうたから
: 先輩もテンションあがったんやと思うんです……」
弥生 :「そんなー、久遠ちゃん私の上に乗りたいだなんて」(照れ照れ
久遠 :(こいつの正体は魔法少女ポリビッチ(24)……。
: 魔法少女の正体と言えば秘中の秘のはず。
: いきなりこんな重要機密を手に入れた自分の才能が怖い)
[Hisasi] #特に24
四深 :(扇の硬い部分が垂直に弥生の旋毛に炸裂した)
弥生 :「ぎゃぴーっ!」
[matuya] #ていうかポリビッチの重要な秘密ってなんだろう……。
[matuya] #痔の治療中だとかわき腹が掴めるとかそんなのの他で。
[saw] 最近飲みすぎて署内のイケメンにリバースしちゃって
マジ泣きするくらいへこんだことかなあ
四深 :「こいつはいつもこんなだ。
: やれやれ、折角のダンスパーティなのにな。弥生。
: お前はもうあそこの昼食バイキングでも行って肉でも食ってろ」
久遠 :(これを七殺はんに報告すれば
: …………手柄……かなあ? あれ……何かちがう気が)
千歳緑 :「弥生さん、お食事とって少し落ち着きましょう」
睦生 :「久遠さんダンスで動いて喉かわかない?何か飲む?」
久遠 :「ええ……なんというか……不思議とすごく疲れた気がします」
四深 :「やれやれ。もうそろそろ曲も一段落するだろ、テーブルで休んでな」
[matuya] よれよれであった。
[matuya] いっぽうジョッシュ先生は特定の相手とダンスすると
舞踏会が一転血の宴になるため、飲食コーナーで給仕をやっていた。
●執事先生ジョシュあ
----------------------
ジョシュア :「さてお嬢様方、何か飲み物はいかがですか?」
[matuya] 執事服姿のジョシュア先生。
[matuya] おそらくこの役割は学園の誰かが趣味で押し付けた。
睦生 :「あ、オレンジジュースお願いします、先生。久遠さんは何を?」
四深 :「お、先生。こないだの顧問の話どうだった?」
:(ひょいとコーヒー(ブラック)を取る)
久遠 :「ウチはジンジャーエールで」
ジョシュア :「ああ、顧問ですね。(少し声をひそめて)OKですよ?」
生徒 :「せんせー! こっちこっちー!」
生徒 :「先生こっちにも来てくださいよ!」
生徒 :「こっちが先だってばー!」
生徒 :「ずーるーいー!」
ジョシュア :「という事態になっているので、詳しいお話はまた後ほど」
弥生 :「ヨミちゃん無理せずお砂糖いれてもいいんでちゅよー?」
四深 :「馬鹿にしてるな?馬鹿にしてるだろう?無理なんかしてねーよ!」
:(一気にあおる。一瞬まゆを顰めるがすぐに平静を装う)
久遠 :(あ、我慢した)
[Hisasi] しかも熱かった
四深 :「おかわり!よかった、これで部室の獲得はほぼ決まったも同然だな。
: あとは内容だけだ」
[matuya] ジョシュアがするりとすれ違いヨミの手にコーヒーを置いていく。
[matuya] さりげなく秘密裏に砂糖が入っている。
久遠 :「まさかみんなで土偶眺めて暮らすわけやないですよな」
四深 :(ぐ、とコーヒーに口をつけ、一口飲んで満足そうにテーブルに置く)
:「せめて集めるくらいはやらないとな」
千歳緑 :「集めるって? 土偶を?」
四深 :「そりゃ土偶部だしな。埴輪も混ぜてもいいかもしれないけどさ。
: いや、まあそんな部活が成立するとは思えないけどさ。
: たとえばだよたとえば」
睦生 :「土偶収集……」
[Hisasi] むつきさんのハートに火がついた
睦生 :「いっそ、土偶を作ってみるのはどうかな」
[Hisasi] 目が輝いていた
七殺 :『なに、部活? 土偶? 考古学部か何かか?
: でかした……そいつは好都合だ。そうだな可能ならば、
: 今から言う遺跡にやつら、特に稲浪睦生を接触させるんだ。
: それとなく、疑われないようにな』
弥生 :「土偶になるって言うのはどう?」(セクシーポーズ)
[Hisasi] #モデルはぐーちゃんで!
久遠 :「いやそれはどうなんやろか……」
久遠 :「やっぱし考古学っていうかそれっぽいことしたいやないですか」
四深 :「なるってお前……それ土偶のポーズか?
: まあ、作るのは結構いいんじゃないか。
: そればっかりだと完全に陶芸部との境目が薄くなるけどな」
睦生 :「博物館にいってみたりとか」
睦生 :「古い資料とか見に行ったりも」
千歳緑 :「土偶のすべてを極める部なんですね……!」
[Hisasi] また京大キャンパスいってみようか?
(あんな目にあったのにすっかり忘れている人
七殺 :『稲浪睦生に特定遺跡の機能を目覚めさせる能力があることは、
: 先日判明している』
七殺 :『これまで我々が可能性なしと見て放棄していたものについても
: ……あるいはな?』
久遠 :「遺跡めぐり……とか」
四深 :「そうだなあ、確かこの辺に墳墓があったよな。
: 調査およびレポートとかはフィールドワークとして
: 面白いんじゃないか?」
睦生 :「遺跡……かあ」
睦生 :「吹利にはたくさんあるし……ピクニックみたいでいいよね」
[Hisasi] #そして、転がる石に追われている久遠(なぜか
[matuya] #えー。
四深 :「学術的な雰囲気もあるし、部の活動内容としては上出来だろ。
: 面白そうだしな」
久遠 :「それやったら、ウチよさげな所知ってますよ!」
[matuya] なんか喫茶店に誘うみたいなノリで。
睦生 :「久遠さん、遺跡に詳しいの?」
[Hisasi] #だめだ、疑うことを知らない、、、
久遠 :「ちょっとだけですけど。昔住んでた近所にあって、
: 入ったことないけど前から気になってたんです」
[matuya] ということで誘導を行った。
[Toyolina] 土偶部たのしそうです
[matuya] だが久遠は知らない。
[matuya] 睦生が遺跡と接触したとき、どんなことが起こるかについて。
四深 :「へえ。じゃ第一回はそこかな。いつにしようか」
久遠 :「桜が咲いてるうちにしましょ。あのへんもキレイなんですよ」
四深 :「ふむ。明日……は、まあ、いろいろと準備もあるしな、
: 明後日の放課後にするか。」
[matuya] かくて霞山ピラミッドを囲む遺跡群が、
一万年の眠りから覚めようとしていた。
[Toyolina] #JKの部活のせいでw
[matuya] #おそろしいことです。
[matuya] #霞ヶ池B文明の遺した大ピラミッドが地の底で目覚めんとしております。
[Toyolina] #JKの部活のせいで
[matuya] 一方、うららの航次通信機は未来方向からの多量のノイズを観測するのだが
それはまた別のお話。
摩上 :「――――タキオン粒子反応を観測したぞ?」
摩上 :「この反応時刻は…………」
摩上 :「………………『砂』か!」
[matuya] さてどうなるか。
時系列と舞台
------------
2009年(一回目)四月上旬
次回予告
----------
ひとたび起こった出来事を、
消し去ることができたなら。
取り返しの付かぬ過ちを、
取り返すことができたなら。
強く求める。
世界が尋ねる。
――替わりに何を捧げるか?
次回「リテイク」
その代償は後払い。
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
Matuya
---------------------------------------------------------------------
http://kataribe.com/ 語り部総本部(メインサイト)
http://kataribe.com/ML/ メーリングリストの案内
http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/ 自動過去ログ
Log: http://www.trpg.net/ML/kataribe-ml/32400/32438.html