[KATARIBE 32431] [HA21L] 『迷宮』調律の石窟(前)

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Date: Mon, 28 Feb 2011 23:00:13 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32431] [HA21L] 『迷宮』調律の石窟(前)
To: kataribe-ml@trpg.net
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2011年02月28日:23時00分12秒
Sub:[HA21L]『迷宮』調律の石窟(前):
From:matuya


[HA21L]『迷宮』調律の石窟(前)
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登場人物
--------
乃依枝四深(のえぐさ・よみ)
  :何故突然大胸筋鍛えてるかというと暫く中の人が留学で。
クリス
  :第二部では比較的脇役な王子様。大丈夫もっと不幸になれる。
ステュクス・オーケアニデス
  :自転車に乗ったことないセレブさん。練習させてわたわたさせたいね。
稲浪睦生
  :話が進むほどにかもし出される大物感。あるいは外れていくネジ。
千歳緑
  :番組の方針として衣類の一部が剥奪されていることをご了承ください。
ジョシュア
  :狸寝入り紳士。英語で書くとTanuki Sleep Gentleman。略してTSG。


●プレイは一年ぶりログはさらに一年ぶり
-----------------------------------------

[matuya]    さてどうすべえか。 
[Toyolina]  再開しますか 
[matuya]    なんかログの最後のほうに膨大な設定が載っており 
[matuya]    読み返したら自分の中二っぷりにクラクラしたんだがw 
[Toyolina]  ^^ 
[matuya]    なんかね。敵とかたくさんいて設定がいっぱいなの。 
[matuya]    しかもそれぞれ中二的増大を見せた結果整合性が取れるかどうか怪しいのw 
[matuya]    なんという酔っ払い状態。 
[matuya]    とりあえず霞ヶ池B文明が絡んでくる話なのは間違いないが。 
[Toyolina]  エントロピーですね 
[matuya]    それと迷宮の方との絡みに一貫性をつけないといけないという上に
      パズルボックスが謎のアイテムと化していると来たもんだ。 
[Toyolina]  一年近く経過しているのだなあ 
[matuya]    のでちょっとログに軽くネタを仕込んでみました。 
[matuya]    生かすかどうかは今後次第。 
[Toyolina]  一回目とか書いてある 
[matuya]    それそれ。 
[Toyolina]  8回あるんですねわかります 
[matuya]    さすがの気長な語り部メンツも付き合ってはくれまいw 
[matuya]    『砂』と霞ヶ池B文明と『水』と迷宮とパズルボックスを上手く絡み合わせて
      整合性のある起死回生の何か。 
[matuya]    御大将が頭の中で”できるわきゃねえだろぉぉぉ”と叫んでおられる。 
[Toyolina]  8ヶ月で8回ならなんとか 
[matuya]    最終的にプチ終末の住人的な状況に持っていって時間迷宮を開放するという
      展開がちょっとかっこよいかなとも思っている。 
[matuya]    そこまでに色々いろいろあるけれどw 
[TK-Leana]  遂にログがながし終えられた 
[matuya]    ジョッシュ先生がマジカル救難信号とかをぴぴぴと送ってもいいかもしれない
      とちょっと思ったりした。 
[TK-Leana]  こんな危機的状況で止まってたんですか 
[matuya]    ワレキトクタステケ。 
[matuya]    そうなんです。 
[Toyolina]  はい 
[matuya]    助けに行く人が当時休眠状態なメンツばっかりでw 
[kurov]     ハハハ 
[matuya]    ヨミはたおれたままなのか。 
[Toyolina]  豊胸体操でがんばった結果大胸筋が発達して絶望の淵に沈んだヨミ 
[matuya]    アストが親指を立てていい笑顔で頷くような大胸筋。 
[matuya]    ボロミアンスマイル。 
[OTE_Aw]    ボロミアー 

 よみ     :「大きくなったよ、胸囲がな……」 

[Toyolina]  カップはかわらないんだ 
[matuya]    すっごい逆三角形です。 
[Toyolina]  ヨミなんでブラしてんの ブラじゃないよ! 
[matuya]    上半身が。 


●たすけてたくましいヨミさん
------------------------------ 

 クリス    :「ヨミさんはもうだいじょうぶですか」(大胸筋が) 
        :「あまり危険な体操は止したほうが……」 
 ヨミ     :「ほっとけ」(部屋の隅でだらんとふてくされてる) 
 ペスでない蝙蝠:「眩しッ」

[kurov]     なるべく大胸筋に刺激を与えないように足だけで器用にゴロゴロ 
[Toyolina]  #ヨミさん…… 

 クリス    :「でも発見が早くてよかったですよ。
        : あのままあんな格好で海老ぞりのまま倒れてたらお腹を冷やします」
 ヨミ     :「言うな!」 
 ヨミ     :(芋虫のように這ってちゃぶ台へ) 
 クリス    :「おいたわしい……」 
 クリス    :「ところで誰か、眩しいとか言ったような」 
 ヨミ     :「気のせいだろ」(うつぶせのまま) 

[Toyolina]  ヨミ家の屋根の影にぶらさがって一息ついているペスではない蝙蝠 

 クリス    :「はて」(立ち上がって軒先を見やる) 
 クリス    :「おや、こんなところに蝙蝠さんが」 
 ヨミ     :「蝙蝠?」(上半身起こして軒を見た) 
  クリス    :「千歳さんのところの子みたいですね」 
ペスではない蝙蝠:(クワッ) 
  クリス    :「……なにかあったんですか?」 
ペスではない蝙蝠:(チラッ→窓を開けろとアッピル) 
 ヨミ     :(うつ伏せに戻ってふてくされ持続中) 
  クリス    :(窓をあける)「おいで、何か飲むものをあげよう」 
ペスではない蝙蝠:(パタパタと室内に入って隅っこにぶら下がる) 
 ヨミ     :「……。」 

[kurov]     半回転して天井を見、蝙蝠に目をやる 

  クリス    :「やっぱり千歳さんちの子みたいだ」 

[matuya]    #ていうかクリスには実は言葉が通じるのではないかと今オモタ。 
[Toyolina]  #まったくで 
[Toyolina]  一息ついたら伝達を試みる 
[Toyolina]  ピンチたすけてどぐうたくさん 

 ヨミ     :「で?何だって?」 

[kurov]     転がったままクリスを見る 

  クリス    :「ピンチたすけてどぐうたくさん」 
         :「……どぐうって何でしょうか」 
 ヨミ     :「どぐう?土偶か?」 
 ヨミ     :(ばんと飛び起きる。副産物の鍛えられた背筋だけで)
        :「ピンチってなんだ」 
  クリス    :「何があったんですか?」(蝙蝠さんに) 

[TK-Leana]  #鎌で空間を切り裂いて助けに行くんだ 

  クリス    :「というか千歳さんは今日確か……」 

[kurov]     ジャケットを羽織り出かける準備を始めた 
[Toyolina]  #天使なら出来る 
[Toyolina]  #ユルされる 
[Hisasi]    #まずは脱いで 
[matuya]    #なんちゅうことを 
[Hisasi]    #脱がないと空間きれないでショ! 

ペスではない蝙蝠:「むつきセンセイたおれたうごけない」 

[Toyolina]  #どぐうロボに拘束されてるので 
[kurov]     #豊胸体操は時空間切断までもたらすと言うのか……! 
[Toyolina] #その切っ先は次元すら断つぞ!
[Hisasi]   #だが乳は一ミリもふえることはない 
[Toyolina] #鍛えられた背筋によって 
[TK-Leana]  #厨二病だったのがすっかり筋肉に 

 ヨミ     :「モタモタすんな!行くぞ!アストは!」 
  クリス    :「アストは滝に打たれに行ってます」 

[TK-Leana]  #やべえ、このままではスティ置いてけぼりの予感 
[matuya]    #呼ぼう呼ぼう。 
[TK-Leana]  #ビッチも置いてけぼりでしたね、まだ良いのか 

 ヨミ     :「しょうがねーな、蝙蝠!案内しろ!飛ばすぞ」
        :(玄関を飛び出し自転車に) 

[kurov]    電話運転 
[Toyolina]  #がんばって京大吹利キャンパスまできてください 
[Toyolina]  蝙蝠はヨミの胸元に潜り込んで残念そうな顔でもしておきます 

  クリス    :「あ、ヨミさん待ってください」(と声をかけたときにははるか彼方) 

[matuya]    #片手で自転車って結構ゆっくりそうだった。 
[kurov]    #かけはじめるまでは視線も画面ですしね。
[TK-Leana] #両手離しても60km出ます、天使だから 
[Toyolina] #さすがの天使  

  クリス    :(……急がないと) 
 声      :(……***が*しければ**の**を*せ) 

  クリス    :「また、ですか」 
  クリス    :(とにかく急いでヨミの後を追う) 


●JK大学を襲撃す
------------------ 

[matuya]    京大吹利キャンパスってどこにあったっけな。 
[matuya]    実はそんなに遠くないぽかった。隣町のちょい先レベル。 
[Toyolina]  同じ市内ですからね 
[matuya]    スティさんは自転車に乗ってくるだろうかと期待。 
[Toyolina]  せいぜいバスで30分ってあたりでは 
[matuya]    ちゃりんこりんりん。 
[kurov]     カーブで全力で傾かないと曲がれない自転車。 
[TK-Leana]  霞川を小舟でさかのぼって 
[TK-Leana]  うそです 
[matuya]    さすが女神は格が違った! 
[Toyolina]  天野が川上り 
[TK-Leana]  生前は、車で送迎してもらってたので自転車は乗った事がありません 
[TK-Leana]  タクシーで来た 
[matuya]    なんてこった。 

 ヨミ     :(すでに着いてた。路面には細いタイヤの焼け跡が) 
  クリス    :(ぜいぜいぜいぜい) 
  ステュクス  :「お待たせしました。それで、皆さんは」 
 ヨミ     :(無言で残念顔の蝙蝠をつまんで引っ張り出し)「千歳は」 
  クリス    :(げほげほ)「詳しい状況は」(ぜいぜい)「判らないのですが」 
 ヨミ     :「……大丈夫か」 
 残念顔の蝙蝠 :「こっちだコ」 

[Toyolina]  パタパタ 
[Toyolina]  #語尾のコはコウモリのコ 

  クリス    :「体力づくりの必要を感じました」(ぜいぜいぜい) 
         :「こっちだと、蝙蝠さんは言ってます」 
 ヨミ     :「せめて自転車使うとかしたほうがいいぞ……」 
 ステュクス  :「アストさんに抱えてもらえばよろしかったのに」 
  クリス    :「アストはまた山篭りに行ってるんですよ」 
 ステュクス  :「行きましょう。千歳さんがSOSだなんて、よっぽどの事です」 
  クリス    :「……確かに。相当な危険がありそうです」 
 ヨミ     :「わかった。ピンチなんだな、突っ込むぞ」 

[kurov]     とんとんと地面を蹴って靴を整え、ダッシュの準備 
[matuya]    #ものすごい特攻兵器と化してるぞw 
[Toyolina]  #閑静な大学キャンパスを駆け抜ける黒翼の天使w 
[kurov]    #まだ脱いでないよ! 
[matuya]    #傍目に謎の三人組だと思う。 
[Toyolina]  #ただのJKと思うな 
[Toyolina]  #実はJCだ中2的な意味で 
[matuya]    #JS? 
[Toyolina] #さすがにJSは配慮がw 
[kurov]     最短距離を駆け抜けるヨミ。
            呼び止められたら学校見学(ルビ:サイトシーイング)と叫ぶ。 
[matuya]    #夕方くらいですかね時間的には。 
[Toyolina] まだ日は落ちていない 


●とらわれの二人(プラスワン)
--------------------------------

[matuya]    そして一方、囚われの二人。 
[matuya]    と一人。 
[Hisasi]    #まだ気絶してるかしら 
[matuya]    #好きなタイミングで起きてください。 

 睦生     :「…………う」 

[Hisasi]    まだ意識がぼうっとしますが、頭をふってゆっくり体を起こします 

 SE      :(わさわさ) 
 睦生     :「……え」 

[Hisasi]    びくっと 

 土偶     :「グ?」 
 睦生     :「きゃっ」 

[Hisasi]    びびりつつも、凝視 

 睦生     :「…………な、なに?」 

[matuya]    ΘoΘ 
[Toyolina]  #どぐいな 

 睦生     :「………わ」 

[Hisasi]    かわいい 

 土偶     :「ググゥ」 
 睦生     :「……おいで……」>きゃあ、可愛い 

[Hisasi]    #この子、、、余裕あんじゃねーか、、、 
[Hisasi]    #もっと危機感感じたりすべきじゃねえの!? 
[matuya]    縛られてるしねw 
[Toyolina]  #既に気絶してたから土偶も手荒なことをしなかった説 
[Hisasi]    #気を失って縛られて放り込まれている状況下で、
      #土偶見てかわいーとか思ってるJK 
[Toyolina]  #大物というか頭の出来が不安なレベル 
[matuya]    #将来がたのもしい。 

 千歳緑    :「気がつきましたか」 
 睦生     :「千歳さん!」 
 ジョシュア  :(まだ気絶してるようにみえる) 
 睦生     :「……ジョシュア先生も……よかった、みんないる」 

[Hisasi]    とりあえずは安堵 

 ジョシュア  :(レイモンくん念話に出ないなー) 
 ジョシュア  :(留守念とか必要ですよね) 

[TK-Leana]  #出たりでなかったりするものなのかw 
[Toyolina]  #念メール 
[TK-Leana]  #多分、アストラル投射で体を留守にしてるのだった 
[matuya]    #おそらくそんなところ。
      #ちなみにスティさんはおうちを普通に留守にしてきましたか。 
[TK-Leana]  #戸締りして、カロン置いてきた 
[TK-Leana]  #攻め込まれたらわかりますね 
[matuya]    #ちょっとパズルボックスを取ろうとする人が監視してたので来ると思う。 
[TK-Leana]  #封印解いて留守番倒せれば、まあ進入できますが 
[TK-Leana]  #仮にもレテ河なのでちゃんと用意せずに渡ろうとしたら酷い事になる 
[matuya]    #うわあそれは予想外だ。 

 千歳緑    :「ええまあ……状況、わかりますか、って見ての通りなんですけど」 
 睦生     :「…………捕まっちゃったんですね」 
 千歳緑    :「夜になるまで……待ってもらえるわけもないですよね、寒いし。
        : どうしましょうかほんとに」 
 睦生     :「……」 
 千歳緑    :「用があるのは、睦生さんと私だそうです」 
 睦生     :「……え」 


●調律者の石窟
----------------

[matuya]  石窟のような部屋。大学の地下貯蔵庫よりも一段と温度が低い。
       つくりもどこか違う。壁は石造りだが、岩の間に時折ぼうと青い光がともり、
      全体としてはほのかに明るい。何か儀式的な場所にも感じられる。
      あなたたちは縛られ、祭壇と思しき場所の上に置かれているように思われる。
      石窟の壁にはくぼみがあり、それぞれに銅鐸が納まっている。

 睦生     :「…………ここは、一体」 

[Hisasi]    きょろきょろ 

 睦生     :「……これ……は」 

[Hisasi]    お父さんが見つけた遺跡? 
[Hisasi]    まさか、、、 

[matuya]  どこかこの場所は新しい匂いがする。おそらく、これは遺跡ではない。 
      部屋の反対側にはもう一つ、祭壇と思しきものがある。
      その上には窪みがいくつか刻まれた石が載っている。
      窪みには、水が溜まっている。

[matuya]    ――以上、初期状況の説明終わり。 
[matuya]    何らかのアプローチを試みてもよい。 

 睦生     :「…………」>嫌な予感がするよう 

[Hisasi]    千歳さんこわいです 
[Hisasi]    縛られ状態で身を寄せて 
[Hisasi]    ようやく普通の反応になりました 

 千歳緑    :(ひそひそ)
        :「まだチャンスはあります。落ち着いてから考えましょう」 
 千歳緑    :(出来るだけ時間を稼がないと……) 

[matuya]    睦生はこの場所のものの並び、組み立てに、
      何らかの懐かしさに似た感覚を覚える可能性がある。 

 睦生     :「…………」>ゆっくりと、周りを見渡している。 

[Hisasi]    既視感 
[Hisasi]    どこかで見たことがあるような気がする 
[Hisasi]    なんでだろう、始めてくる場所のはずなのに 

 睦生     :「……なんで……」 

[Hisasi]    懐かしいわ、何でかわからないけれど 
[matuya]   睦生が目を向けている方向の銅鐸が、低く共鳴している。
           壁の青い光が波紋のようにそこに集まるのが判る。
            じっと見ていると、次第に共鳴は大きくなるようだ。

 睦生     :「…………あ」 
 睦生     :「!」>慌てて目をそらした 

[Hisasi]    心臓ばくばくいってます 
[Hisasi]    なんかよくないことおこりそうです! 

 千歳緑    :「どうかしました?」 
 睦生     :「…………なんだか、怖い……です。
        : ここ……この場所、不思議なんです……私のことを知ってるみたい」 

[matuya]    どこかに目を向けるたびに銅鐸が共鳴する。
      現在銅鐸は不協和音を鳴らし始めている。 
[matuya]    このままだとおそらく頭が痛い。 

 千歳緑    :「この音、さっきも……」 
 睦生     :「……う」 

[matuya]    耳を閉じることができれば気づくことが可能なのだが、
      この音は耳を閉じても聞こえる。 
[Hisasi]    目を閉じて両耳を押さえて 

 睦生     :「……どうして……」 

[Hisasi]    聞こえてくるよ!とまらないよ! 
[matuya]    脳裏に女性の姿がふと浮かぶ。 
[matuya]    古めかしい巫女服を身に着けた、美しい女性。 

 睦生     :「…………誰」 
 千歳緑    :「頭痛い……」 

[Hisasi]    なんとなく、面影があったりしますか 
[Hisasi]    とてもよくみたことがあるような顔の 
[matuya]    なんだか鏡で見る顔に似てるような。 

 女      :(拒んではだめ……) 
 睦生     :「…………あ」 
 女      :(流れに身を任せ、整えるの) 

[Hisasi]    なんか懐かしい声のような 
[matuya]    #激流を制するは静水と未来のひとも言いました。 

 睦生     :「……整える……調律……」 

[Hisasi]    顔を上げて 
[Hisasi]    目を開いた 

 千歳緑    :(睦生さんがこの音に反応して……変な声が……調律者とかなんとか)
        :「睦生さん」 
 睦生     :「……整える……私が……流れに」 

[Hisasi]    大きく息を吸って 
[Hisasi]    ゆっくりと吐きながら 

[matuya]    ――目標値12。 
[Hisasi]    異世界人:3、生命力操作:15 調律しまっせ 
[Hisasi]    目標6以下 

 ■Hisasi: 7(2D6) =7● =9● =10● =7● =10● =7● =9● 

[Hisasi]    #めがわるいよw 

 ■Hisasi: 7(2D6) =7● =10●
 
[Toyolina]  #もう一押しが4回もw 
[matuya]    #やばいよw 
[Toyolina]  #タグの通り死にそうな予感 

 ■Hisasi: 5(2D6) = 5◎   (体力4/集中力5)(集中力9点消費)
 
[matuya]    #うわあw 
[Hisasi]    #出目がアレすぎです 

[matuya]    青い光が満ちていく。 

 睦生     :「……あ」 

[matuya]    壁の銅鐸の響きは調和をはじめ、一つの深い響きとなる。 
[matuya]    照らし出された光によって、この石窟がある種の音楽堂に似た構造を
      持っていることが判る。 
[matuya]    発されたすべての響きが、曲面の壁によって反射する。
      その焦点は、反対側の石の位置にある。 

 睦生     :「…………あそこに」 

[matuya]    酒船石に似た石の窪みには水が溜まっている。 
[matuya]    その水面が震え、波紋となり、そして白い光を一瞬放って、消滅した。 

 声      :『ブラボーーーーー!!!』 

[matuya]    続いて拍手。 


●睦生ジョーンズ土偶の伝説
-----------------------------

 睦生     :「だ、だれっ」 
 声      :『いーいものを見せてもらったよ、あんたはどうやら本物の調律者だ』 
 千歳緑    :「……試されてた……」 
 声      :『お嬢ちゃんや、あんたは今、何をしたと思うね』 
 千歳緑    :「……」 
 睦生     :「…………流れを……整えて……それだけ、です」 
 声      :『そう。あんたは今、『水』をエネルギーに変えたのさ」 
 睦生     :(びくっ) 
 声      :『古き狭間の民にして調律者。あんたがその力でね』 
 睦生     :「……私が……」 

[Hisasi]    ふるきはざまのたみ 
[Hisasi]    さっきの女性のイメージがよぎる 
[Hisasi]    巫女の衣装を身につけた、見覚えのある顔立ちの女性 

 睦生     :「……いま、私が」 

[Hisasi]    じっと手を見る 

 千歳緑    :「そんなことが可能だなんて、初耳です」 
 声      :『あたしも今日の今日までは半信半疑だったんだがね、
        : 長生きはしてみるもんだねぇ』 
 睦生     :「流れを、整えた……言われた通りにやっただけ……」 
 声      :『ああ、あんたは上手くやったよ。ただ単に、この祭壇がそういう風に
        : 作ってある、それだけのことさ』 
 声      :『なあにレプリカだがね。実際うまくできたもんだよ』 
 ジョシュア  :(さて起きるタイミングを本格的に逃しつつあるぞ) 
 千歳緑    :「ずいぶん用意がいいんですね、今日、睦生さんがくると
        : わかっていたわけでもないでしょうに」 
 声      :『何人も候補はいて、たくさん試したのさあ。ここは吹利だからね。
        : ただ、あんたほど血が濃くて、直系なのはいなかったんだ』 
 睦生     :「わ、私たちを……どうするつもりなんですか」 

[Hisasi]    びびり 

 声      :『そうさねえ。こうも見事な成功例を披露したんじゃあ、
        : あたしがどうあれ、アイツは手放したがるまいねえ』 

[Hisasi]    #そろそろかっこよくヨミが裸ベルトで登場してもいいはずだ 
[kurov]     #どうしても裸ベルト…… 

 声      :『ドラゴンごろしさんにも残念ながら付き合ってもらわないと』 
 睦生     :「!……やっぱり、あの……」 
 千歳緑    :「家に帰してもらうわけにはいきませんか? 
        : 学生なので、授業に出なくてはなりませんし……」 

[Hisasi]    以前さらったあのひとたちですかー 

 声      :『だってさ。どうだい天府さんや』 
 天府     :『彼女は古代吹利文明の生き証人とも言える存在だ。
        : ぜひとも協力してもらわねばならない』 
 声      :『でも彼女、イナナミの娘だよ』 
 天府     :『……それはこの際、最重要の問題ではない』 
 千歳緑    :(あの時の殿方か……話、通じそうにないかな) 

[Toyolina]  #ロマン主義者だし 

 天府     :『ところでなぜ無粋な土偶などに彼女たちを拘束させているんだね』 
 睦生     :「……ヨミ…」 
 声      :『あんたね。可愛くみえてもありゃ虎より怖いよ?』 
 千歳緑    :(乗ってくれるかどうかわかりませんが、睦生さんは帰してもらうよう
        : 頼んでみます)>睦生 
 睦生     :(で、でも) 

[Hisasi]    みんなで帰らなきゃ! 
[Hisasi]    #そして睦生さんジョシュアさんのことをすっかり忘れている 
[Toyolina] #虎と並ぶ竜をたおしているのだから虎よりはこわいなたしかに 
[Toyolina] #状況的に仕方ない 

 天府     :『……せめてクッションなり用意したまえよ』 

[matuya]    やがて土偶がクッションを運んでくる。きっちり二人分。やわらか低反発。 
[Toyolina] 土偶型やわらか低反発 

 千歳緑    :「紳士でいらっしゃるんですね」 
 天府     :『そうあるように勤めてはおりますよ』 
 千歳緑    :「彼女だけでも、帰していただきたいんですが……
        : 彼女、まだ宿題が終わっていなくて」 
 睦生     :「だめ!」 

[Hisasi]    クッションにしっかり座りつつ 
[Hisasi]    ついでに土偶にありがとうね、と頭をなでてあげつつ 
[matuya]    #大物だった。 
[Hisasi]    #大物にもほどがある。 

[matuya]    睦生が撫でた土偶に、ぽうと一瞬青い光が流れた気がする。 

 千歳緑    :「だめって、睦生さんこのままだと落第しちゃうじゃないですか」 

[Toyolina] 演技だよ演技っっていうアイコンタクトを試みるが 
[Hisasi]    ……通じないだろうなー 

 睦生     :「みんなで帰らなきゃだめです!」 

[Hisasi]    土偶を膝にのせて 
[Hisasi]    #この子、、、 
[kisito]  #気に入ったのかw 
[Hisasi]    #とても 
[matuya]    Θ▽Θ 

 声      :『なんだか大物の予感がするよ……』 
 天府     :『ああ。古代の血の成せる業だな』 
 千歳緑    :「睦生さん……」 

[Toyolina] 通じなかった、やっぱり…… 

 睦生     :「お願いです、私たちを帰してください……」 

[Hisasi]    土偶抱えたまま 
[Hisasi]    #緊張感のかけらもねえ 

 声      :『協力してくれるんなら何不自由はさせないつもりだが、
        : その願いはちょいと難しいねえ』 
 千歳緑    :「……そういうわけですから……そこをなんとかお願いします」 
 天府     :「こんな状況で切り出すのも何だが 
        :「あらためて、我々は本件に関しては協力できないものでしょうかな」
 睦生     :「…………嫌です」 
 千歳緑    :「一人だったらお断りだったのですが……」 
 声      :『ふうむ。なんでだい? 別に悪いことするわけじゃあないよ』 
 千歳緑    :「理解が出来ていない、というのが一番の理由でしょうか」 
 睦生     :「水、は……怖い……です。それに、こんなやり方で……
        : 協力をお願いするっておかしいです」 

[Hisasi]    ぎゅっと土偶を抱きかかえたまま(離さないし 

 天府     :「ほら見たまえ。
        : 君たちのやり口は時代遅れだと私は前から言っている」 
 声      :『あたしらはアンタの親父を見習ったまでだがねえ』 
 睦生     :「……ヨミ……」 

[Hisasi]    ヨミ助けて、、、 
[Hisasi]    ヨミはこの声をなぜか聞いてもいい(邪気眼的に 

 千歳緑    :「時代遅れとかより……カン、なんですよね。
        : 協力は出来ないっていう」 
 千歳緑    :「出来ないっていうか、しないほうがいいっていうか……」 

[TK-Leana]  # 丁度交渉決裂のタイミング 

 声      :『それはねえ……確かになかなかいい勘をしてるのかもしれないねえ』 
 睦生     :「……やり方が、違っても……絶対に、嫌です!」 
 睦生     :「あなた達は……水を、遺跡を……
        : 利用しようと、してるんじゃ、ないんですか!?」 

[Hisasi]    インディジョーンズ的にこいつらは敵と判断した! 


時系列と舞台
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2009年(一回目)3月末

次回予告
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かつて六十と余年の昔、投じられた一石。
凪いでいた池の水面で、大きく波紋が孤を描く。
湖底に眠る何かが、かすかな音に身をゆする。

次回「調律者の石窟(中)」
目覚めの刻まで後わずか。
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Matuya 


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