[KATARIBE 32347] [HA06P] 『にがてです』

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Date: Mon, 19 Apr 2010 01:38:03 +0900
From: Subject: [KATARIBE 32347] [HA06P] 『にがてです』
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 ごんべです。
 三十分一本勝負、その2。

>>[Role] rg[gombeLOG]HA06event:
 ねばねばしたおばあさんに出くわした ですわ☆


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エピソード『にがてです』
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登場人物
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時任紅 (ときとう・こう)
   :小学生みたいな外見の社会人のお姉さん。企画防災2係の嘱託。
呉野、宮永
   :それぞれ企画防災2係員の先輩女子。お局様って言うな。


本編
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 紅      :「うー」
 呉野     :「ぶすっくれてるとブスになるわよ。何よ?」
 宮永     :「まだうなってるの、時任さん?」
 紅      :「まだにおってます……」
 宮永     :「におってないにおってない(笑)」
 呉野     :「……どういうことなの?」
 宮永     :「それがですね……」

 〜〜〜〜〜〜〜〜

 防災啓蒙は市の職員の大事な務め、と言うわけで、所轄の施設に冊子やプリ
ントを配りに回ったときのこと、とある養護老人ホームにて。

 紅      :「じゃあゴールデンウィーク明けまで掲示をお願いします、
        :ありがとうございましたー」
 ???    :「かなえ!」
 紅      :「は?」
 ???    :「かなえ、つかまえた」(がしっと紅の手首を)
 紅      :「はいぃっ?!」

 そこにいたのは、ここに滞在していると思しき大層お年を召したご婦人。
 しかしその目つきは厳しい。

 おばあさん  :「好き嫌いしちゃいかんってお母さんも言っちょったろう
        :にからほんまに、ほれ立っとらんで納豆食いない」
 紅      :「え、いや、あたしは通りがかったただの市役所の者で、
        :たぶん人違いじゃないかなー、って(汗)」

 焦りながら手で遮ろうとするが。

 おばあさん  :「ほれ食べる!」(納豆を紅の口元へ)
 紅      :「ひゃああああぁっ!?」

 〜〜〜〜〜〜〜〜

 呉野     :「……」(笑いすぎて机に突っ伏してる)
 紅      :「笑い事じゃないですよっ! 髪の毛にもべっとり付いて
        :絡まっちゃったりして大変だったんですから!」
 呉野     :「いろんな意味で笑えるわー。何歳の女の子と間違えられ
        :たんだろうねそれ」
 紅      :「わざわざ言わないでくださいヨー」(ぶすー)
 宮永     :「でも時任さん、納豆は嫌いなの?」
 紅      :「だめなんですよー。あのねばねばとにおいがどうしても」
 宮永     :「やっぱりね。嫌いじゃなかったら、そういう時だって
        :あしらい方を心得てそうなものだもの」
 呉野     :「でもあたしもダメだな、納豆は(苦笑)」
 宮永     :「えー、よくかき混ぜたら美味しいんですよ」
 紅      :「でもかき混ぜたら細かい泡がねばねばと絡んですっごく
        :長く糸引くじゃないですかー」
 呉野     :「かき混ぜないときの糸も勘弁だけど、下手にタレ?とか
        :入れて混ぜたときのへばりつき具合って言うの?困るよね」
 紅      :「そうそう! なんか全然取れないんですよあれ!」
 呉野     :「長い髪だとさ、食べ終わって立ち上がろうとしたときに
        :べちゃって付いたりして、いい加減にしろって思うのよ」
 紅      :「わかるわかる!」
 宮永     :「(……なんか意気投合してるんだけど……)
        :で、結局二人とも食べるんじゃないですか」
 呉野&紅   :「「食わず嫌いなわけじゃ、ありませんからっ」」
 宮永     :「……はい、わかりました」(呆れ)

 どっとはらい。


時系列
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 なおさらいつでもいいが、2010年4月中頃、市役所のオフィスでのこと。


解説
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 犬猿の仲を越える納豆嫌いの結束。


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 こちらはなんか消化不良かな?(^^;
 でも思いついたところで一旦投げる。でわでわ。

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ごんべ

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