[KATARIBE 32323] [HA21L] 『迷宮』遡行

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Date: Tue,  5 Jan 2010 02:23:35 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32323] [HA21L] 『迷宮』遡行
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2010年01月05日:02時23分35秒
Sub:[HA21L]『迷宮』遡行:
From:matuya


[HA21L]『迷宮』遡行
======================
登場人物
--------
稲浪睦生
  :インディの娘さん。(個人的願望的妄想的に)
千歳緑
  :なんだか睦生さんの保護者にも見えてきています。
ジョシュア
  :どうしてこう何か企んでいるように見えるのだろうかと小一時間。


●そもぶ 
----------

[matuya]  さて。 
[matuya]  準備はよいかドリーマー。 
[Hisasi]  おういえ 
[matuya]  まずはその妄想をぶちころす。略してそもぶ。 
[ToyoX200] おそろしい動詞が誕生した 
[ToyoX200] 睦生さんをそもぶだなんて 
[matuya]  思考の半分がなくなってしまいそうで……。 


●戦中吹利考古学
------------------ 

 榊原     :「ふうむ……」 
 睦生     :「……あの、いったい、どんな……内容だったんでしょう、か」 
 榊原     :「稲浪靖之と言う人は、昭和初期の考古学者だ」 
 千歳緑    :「戦前ですか?」 
 睦生     :「昭和、初期……」 

[Hisasi]  すごくおじいちゃんなんじゃ、、、と 

 榊原     :「そうだね。むしろ戦中、というべきかな」 
        :「当時は考古学にとってはいささか不幸な時代でね。皇国史観……
        : 国の意向に逆らうような歴史というものは、顧みられんことが
        : 多かった」 
 千歳緑    :(……睦生さんどう見ても見た目通りなんだけどな) 
 睦生     :「……はい」 

[Hisasi]  えーと、戦中から数えるとー、と 
[Hisasi]  なんだかとってもおじいちゃんだ、、、 
[matuya]  たすことの70くらいですか。 

 榊原     :「稲浪靖之という人は、そうした中で独自の研究を、
        : ここ吹利で行っていたのだねぇ」 
 睦生     :「……独自の」 
 榊原     :「テーマは吹利古代文明」 
 千歳緑    :「古代文明?」 

[ToyoX200]  フレンチの人がなんぞ熱く語っちゃってたなそういえばー 

 榊原     :「そう。言葉の通り、ここ吹利に遥かな古代、栄えた文明が
        : あったという説だ」 
 睦生     :「古代文明……」 

[Hisasi]  もうこの時点で失われたアークとか、最後の聖戦とか 
[Hisasi]  そげなイメージが渦巻いている。 
[Hisasi]  ああ、生贄にされてお母さんが火の中に(だから、、、 

 榊原     :「邪馬台国説の一つとかならかわいいものだったのだがねえ」 
 千歳緑    :「南米みたいに栄えてたとかですか?」 
 睦生     :「そういう話……全然聞いたこと、ありません……」 
 榊原     :「いや。そのなんだ。もっと盛大に栄えてたんだと」 
        :「しかも彼の説では、その年代は縄文時代の前期にあたる……。
        : 流石にあまりに無茶だと、当時ささやかにあった考古学会でも、
        : 彼の説は半ば黙殺された」 
 千歳緑    :「……お米もない時代ですよね……」 
 睦生     :「…………」
 
[ToyoX200] そりゃ無理ないなー。 
[Hisasi]  流石にそれはトンデモだろうと睦生さんでも思った 
[ToyoX200] #ワイルドに生肉食ってるお父さん想像したりしてはいなかったようだ 

 榊原     :「さぁて。それで諦めるような人物ならば
        : 彼の名前は現代に残ってはいないわけでね」 
 榊原     :「彼には何らかの確信があったらしい。
        : 幾らもの財閥、富豪相手に話を持ちかけて、
        : 何とか発掘資金を手に入れると、彼は吹利で発掘作業を行った」 
 榊原     :「そして稲浪靖之はついに」 
 睦生     :「ついに(ゴクリ)」 
 榊原     :「――すまんなあ。そこから後の記録がないんだわ」 
 千歳緑    :「手がかりになる何かを……?」 
        :「……何か見つけた可能性がある、と推測される、んですね」 
 榊原     :「……うむ」 

 榊原     :「何故と言うに、記録上で確認される最終的な彼の肩書きは、
        : 彼が何らかの大業を達成したことを示唆しておるからだ」 
 千歳緑    :「肩書き……」 
 睦生     :「……」>どきどき 

[Hisasi]  財閥、富豪 
[Hisasi]  あんな研究所を作って自分やクリスにあれこれ実験した人たち 
[Hisasi]  その繋がりなんじゃないのか、、、 
[ToyoX200] 集めた資金が桁違いで詐欺師扱いってわけじゃないし 

 榊原     :「古い資料で彼の写真を見たことがあるよ。
        : 顔だちはもうはっきりするものではなかったがね」 
 榊原     :「軍服でな。三本線に星が二つの徽章を肩につけている」 
 睦生     :「写真!」 
 千歳緑    :「その資料は……三本? 星が二つ……」 
 睦生     :「あ、あの、写真って……ここにありますか?」 
 榊原     :「そうだね。論文といっしょに、資料室のどこかにあるとおもう」 
 千歳緑    :「中佐?」 
 榊原     :「うん。おしい。中尉だ。にしても数年前は一介の考古学者だった
        : 男が急になる立場ではない」 
 千歳緑    :「そうだったんですか、でもそうですよね、
        : 普通は兵隊さんからだし」 
 睦生     :「あ、あの、見せていただけますか?」 

[Hisasi]  お父さんの写真! 

 榊原     :「かまわんよ。そもそも今日は資料室の閲覧がしたいということ
        : だったし。お嬢さん方なら資料を粗末に扱うこともないだろう」 
 千歳緑    :「よかったですね!」 
 睦生     :「はい、お願いしますっ」 

[Hisasi]  やった 
[Hisasi]  お父さんの写真が見られる! 

 ジョシュア  :(興味深げに吹利地図を見ていた)
        :「どうもありがとうございます。彼女たちの向学心は
        : 私も感心するところでして」 
 榊原     :「考古学好きのお嬢さん方なんて珍しいからねえ」
        :(腰のうしろをとんとん叩きつつ、床の一角のハッチを開ける) 
 榊原     :「さて。資料室はこちら。ただ少々整理が行き届いていない所は
        : 勘弁してもらいたい。何しろ、京都から越して来て以来、
        : なかなか整理に手が回らんでね」 
 千歳緑    :「はい、ありがとうございます」 
 睦生     :「はい、お邪魔します(どきどきわくわく)」 


Into the Dungeon
---------------------

[matuya]  資料室は地下に掘りぬかれた大きな空間だ。 
[ToyoX200] ひんやり 
[matuya]  荷物は1FからBFへのリフトで移動されるが、
      人間は壁沿いの鉄ハシゴで出入りすることになっている。 

 睦生     :「……広い」 

[ToyoX200] #ハシゴ……だと…… 
[matuya]  #階段は場所を食うのです。人間にフレンドリーにしてやる
      #必要は無いという設計者の思想が伝わってきます。 
[ToyoX200] #先生には最後に下りてもらって最初に上ってもらわないといけませんね 
[matuya]  #そうですね。 
[matuya]  ハシゴの上から見わたした感じは、大き目の中古買取店と
      古本屋を足したようだ。 

 千歳緑    :「……すごいですね……」 

[matuya]  ハシゴにさしかかったところで榊原教授の腰から 

 SE      :ぐぎり 
 睦生     :「……あ」 
 榊原     :「オウフ」 

[matuya]  さわやかな音がひびいた。 
[ToyoX200] #ひ 
[matuya]  腰を抑えて悶絶する榊原教授。 

 千歳緑    :「さ、榊原先生、大丈夫ですか?」 
 睦生     :「あ、あ、あの、しっかりしてください!」 

[matuya]  しゃがみっぱなしで精密作業をしたり、荷物を持ち上げたり降ろしたりの
      仕事が多いひとの持病であった。 

 榊原     :「お……おおお、腰、こ、腰が」 
 ジョシュア  :「……ギックリー腰というやつですか」 
 千歳緑    :「と、とりあえず、どこか横になってもらって」 

[matuya]  近くに仮眠用と思しきソファがある。傍らにはカップ麺。 

 千歳緑    :「……私、こっち持ちますから、ジョシュア先生もお願いします」 

[ToyoX200] #昼間なので一人では無理ですね 

 ジョシュア  :「わかりました。ではごいっしょに」(どっこいしょ) 

[matuya]  #この外人どっこいしょとか言った! 
[ToyoX200] #どっこいしょ 
[ToyoX200] #えっさほいさ 
[matuya]  #日本文化を堪能中。 

 睦生     :「だ、大丈夫ですか……あの、お医者さんを呼んだほうが……」 

[Hisasi]  おろおろ 

 榊原     :「な、なあに。癖だから心配ない。
        : 医者呼んでもシップ張られるだけだ」(オウフ) 
 千歳緑    :「すみません、では特になにもしなくても大丈夫でしたか」 
 榊原     :「いや、ここに運んでくれたのはありがたかった。
        : だが、これではどうも案内ができそうにない」 
 千歳緑    :「先生が見えないのに、資料を見せていただくのもなんだか……」 

[matuya]  変な感じのうつぶせ。or2 
[ToyoX200] イーヤーw 

 睦生     :「……あの、本当に……」 

[Hisasi]  見ていてかなりアレな姿勢です 

 榊原     :「……かまわんよ。どのみち私が一緒にいたところで
        : 探し物になるだろうし」(ウボアー) 
 千歳緑    :「では、お言葉に甘えさせていただきますね」 
 榊原     :「どうぞ。たしかお目当ての資料は左手奥の方だったと思う……」
        :(うごごご) 
 睦生     :「ええと、じゃあ……」 

[ToyoX200]  or2な榊原先生を尻目にハシゴを下り始める 

 天梁     :「さてと。ここまではまあ大体予定通りだけれど……と」 
 天梁     :「ごめんねえ。榊原センセ。
        : ちょっとだけ散らかっちゃうかもねえ」 

[Hisasi]  そろそろとはしごを降りて 

 千歳緑    :「……なんだかわくわくしてきますね」 
 睦生     :「冒険みたいですよね」 

[Hisasi]  どきどき 

 ジョシュア  :「ふむ。こういう場所は独特の匂いがしますね」 
 千歳緑    :「すごい文献見つけちゃったりするかもしれないですよね」 

[ToyoX200] wktk 

 ジョシュア  :「…………ぉゃ」 

[matuya]  一番最後に梯子を降りていく途中、
      ふとジョシュア先生が呟いた。 

 千歳緑    :「ジョシュア先生? どうかしましたか?」 

[ToyoX200] 見上げた 

 ジョシュア  :「ちょっと空気が変わった感じがしましてね……地下だからかな」
 千歳緑    :「確かにひんやりしてますし」 
 睦生     :「ええ、肌寒いような」 

[Hisasi]  きょろきょろ 
[matuya]  気温は地上よりも3度ほど低い様子。天井にあるまばらな蛍光灯が、
      あたりを薄白く照らしている。 
[ToyoX200] #wktk 
[matuya]  梯子から降り立った先は、本と発掘品によって設えられた、小さな迷宮。 
[matuya]  天井から釣り下がった札が、おおまかな年代区分を示している。 

  睦生     :「……わぁ」 

[Hisasi]  うぃーざどりーみたいだ 
[Hisasi]  #睦生さん幅広いですね 
[matuya]  #なんという広さ。 
[ToyoX200] #すごいな 

 千歳緑    :「縄文時代、でしたね。稲浪靖之、が提唱してた時代って……
        : あ、すみません睦生さん。呼び捨てに」 
 睦生     :「あ、いいんです……それより、ええと時代が」 

[Hisasi]  札を見ながらあるきつつ、たまにつまづきそうになりつつ 
[matuya]  弥生時代……人々がみなポリビッチだった時代を過ぎ…… 
[ToyoX200] #やかましい時代だったんですね 
[matuya]  #後世ではピンクの暗黒時代とも。 
[matuya]  縄文時代中期〜後期。おなじみの渦巻き文様を写したパネルや
      土器の破片が棚に並ぶ。 

 睦生     :「あ、ここら辺かな」 
 ジョシュア  :「この渦巻き模様は、ケルトで見かけるものに似ていますね」 
 千歳緑    :「へえ……共通してるとしたら、どうやって伝播したのか、
        : とか考え出したら興味深いですね」 
 睦生     :「すごい」 
 ジョシュア  :「さてはて、しかし。繁栄した古代文明、という雰囲気では
        : なさそうですが」 
 千歳緑    :「だって、石器もってマンモス狩ったりしてたのと大差ない
        : 時代ですよね、縄文時代」 

[ToyoX200] #もうちょっとマシ 

 睦生     :「……はい」 

[Hisasi]  なんか思ったより普通なので 

 ジョシュア  :「縄文時代の初期、と言っておられましたね。たしか」 

[matuya]  #そのあたりは本当に石器時代と変わらないはず。 
[matuya]  さて、付近には本棚があります。 

 千歳緑    :「……土偶がロボだったりするとかなんでしょうか……」 
 睦生     :「……ロボ」 

[Hisasi]  カットインつきでファンネルを撃つ土偶を想像 
[Hisasi]  #睦生さん、そろそろ妄想がアレすぎます 

 千歳緑    :「この中に稲浪靖之の秘密が……あるかもしれない」 
 睦生     :「……そう、ですね」 

[Hisasi]  どきどき 
[Hisasi]  #そしてこのとき、彼らは張り巡らされた罠に知る由もなかった。。。 
[matuya]  #わたしが張らなくても張ってくれるあたりありがたくて仕方がないw 
[ToyoX200] #本棚丸ごとトラップとかだったらやだな 
[ToyoX200] #本を手に取った>ガスが出た>つかまった 
[matuya]  #天梁さんやる気すぎる。 
[Hisasi]  #やべえこの子達油断しまくりんぐですよ 
[ToyoX200] #それは前からです^o^ 
[Hisasi]  #というわけで、次回『恐るべき罠』 
[matuya]  ■セーブします■ 


時系列と舞台
------------
2009年(一回目)3月

次回予告
----------
昔めざめ
今ねむり
やがて再びめをさますもの。

次回「過去」
そは迷宮の奥底に。
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Matuya 




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