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Date: Tue, 5 Jan 2010 02:10:25 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32321] [HA21L] 『迷宮』探求
To: kataribe-ml@trpg.net
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2010年01月05日:02時10分25秒
Sub:[HA21L]『迷宮』探求:
From:matuya
[HA21L]『迷宮』探求
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登場人物
--------
稲浪睦生
:守備範囲がどんどん広がる高速妄想増殖炉。
千歳緑
:図書館にひそかに漫画を増やしている。ああ次はユンボルだ。
ジョシュア
:2月にしこたまチョコを貰った女子高教師。3月は赤字。
●失われた最後の聖ジョーンズ伝説親父
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[matuya] なんかしようとおもった。
[matuya] むしろなんか展開にリクエストがあればありがたいのだったが。
[Hisasi] 睦生さん、お父さんのこと調べようとします
睦生 :「……考古学者っていっても、
: 毎日冒険してるわけじゃないとおもうし」
[Hisasi] #普通考古学者冒険しないから、睦生さん、、
[matuya] #毎日ころがってくる石に追われている。
[Hisasi] #大変すぎるだろう
[matuya] #調べ物だったらきっと図書館に詳しい人とかいると思うよ!
[matuya] #インタネットにはあんまし載ってないようだ。
[Hisasi] #というわけで、調べものは図書館、図書委員さんなら
いろいろ知ってるかもしれない(希望的観測)
[Hisasi] #単純だよ、、、睦生さん
[matuya] #読みはわかるが漢字はわかってないし。よく考えてみたら。
[Hisasi] 図書室にて
睦生 :「……」>きょろきょろ
[Hisasi] 教育の行き届いたお嬢さんなので図書室で大きな声などだしません
[Hisasi] そして、千歳さんのいるカウンターにいって
睦生 :「あの、千歳さん。調べ物をしたいんだけど
:……手伝ってもらえるかな?」
[ToyoX200] #マンキン完全版が全冊そろいました!
[ToyoX200] #>図書室
[matuya] #すげええw
千歳緑 :「はい、大丈夫ですよ」
睦生 :「あの、考古学者の人を……しらべていて」
[matuya] ラギ女図書館は一般的な高校の図書館と比較して遥かに大きく、
資料も充実している。
[matuya] また、問い合わせれば大学の方にある資料データベースを
検索することも可能だ。
[Hisasi] で、稲浪やすゆき、という名の人物
[Hisasi] 考古学者であったらしいという
[Hisasi] ひょっとしてお父さんかもしれない、と
睦生 :「……だから、調べてみたいなっておもったんだけど
: ……自分で調べるのには限界があって」
千歳緑 :「いななみ……(蔵書DBを検索。ちゃんと端末で)」
睦生 :「考古学者といっても、毎日冒険してるわけじゃないと思うから」
[Hisasi] #当たり前
[matuya] 調べてみると考古学と言っても、
専門分野がいろいろあるらしいことに気づく。
[matuya] 専門の時代、場所がどのあたりかによっても異なるし、
アプローチの方法も色々だ。
千歳緑 :「冒険……っていうよりは、遺跡をこつこつ掘ったり
: してるもんじゃないでしょうか」
[ToyoX200] #なんぞ著作物とかあるなら速いんだけど
[ToyoX200] #なかったら蔵書から全文検索しないといかんので
#ちょっと時間かかるかもしれんの
睦生 :「……遺跡、かぁ」
[Hisasi] ここで脳内にインディジョーンズのテーマがひびく(はなれようよ!?)
[matuya] #ああ、実は礼門くんが詳しかったのかもしれなかった。
[ToyoX200] #だめだこのヒロインw
[ToyoX200] #ヒロイン、冒険路線でしか見てないしw
[matuya] 「稲浪**」で検索した結果は、どうもひっかかってこない。
千歳緑 :「うーん、高校の図書室では該当ないですね。
: ちょっと大学の方も検索かけてみますけど」
[matuya] 論文等をアプローチする方法もあると気づいても良い。
[ToyoX200] そうでありますね
千歳緑 :「別名義……あとは学術論文(クエリ追加)」
[matuya] #検索ジャンルに「トンデモ」とあったら
#一撃でひっかかりそうなものだった。
[ToyoX200] #そんな気の利いたタグがついてたらよかったのにw
[matuya] 検索の結果、海外の論文らしきものが引っかかる。
●吹利考古学考察
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千歳緑 :「yasuyuki……inanami。これかな」
睦生 :「本当?」
[Hisasi] 嬉しそうに
[matuya] 論文の引用文献の中に[Yasuyuki Inanami]の名がある。
[matuya] 引っかかった論文は「日本における環太平洋文明の痕跡について」
[matuya] その論文の資料として引かれている論文があり
[matuya] その著者がYasuyuki Inanami (1940)
千歳緑 :「見てください……あ、読めますか?」
[ToyoX200] #ムツキさん英語得意かしら……
[Hisasi] #全然だめってわけじゃないだろうが
[Hisasi] #単語レベルでなら
[matuya] #すこし心もとなかったw
[matuya] 論文の内容は、割りとまじめな、太平洋沿岸における
文明の伝播について纏められたものらしい。
千歳緑 :「私もそれほど得意ってわけじゃないですが一応読めますから、
: ちょっと訳してみますね」
[matuya] 参照論文と関連する部分は、
『日本の京都奈良地区に存在する遺跡の一部については、
例外的に時代が異なるものも見られ、これらの遺跡の一部の様式に
ついては南米方面のそれと共通する意匠が見られることもある』
千歳緑 :「ふむふむ」
睦生 :「吹利のこと、だよね」
千歳緑 :「間違いないと思います。確かにそう考える学派は
:一定数を保ってますし」
『かつて太平洋両岸に影響を与える文明が存在した可能性について
示唆する者もいる』
『しかしこれらの遺跡は、他と比べてあまりに地層年代が古いことから、
何らかの同定方法の誤りではないかと慎重な意見もまたある』
[matuya] Yasuyuki Inanami はどうやら、かつて吹利にすごい文明が
あったのではないかと主張している派の人だったようだ。
[matuya] 元論文自体は、データベースになっていない。
[matuya] きわめて古い論文だからだ。
睦生 :「……結構、古いんだね」
千歳緑 :「参照元がたどれればよかったんですが……収蔵されてない
: みたいです。原書をたどるか、当時の学術書を探ればあるいは」
[matuya] 元論文は1940年のものだ。
[Hisasi] お父さんって結構歳なのかな?年取った時の子?
千歳緑 :「存命だとしたら……90歳近い可能性がありますね」
[ToyoX200] #18やら20で論文書いた優秀な人だったとしても今は2009ねんである
睦生 :「……そう、だよね……」
[Hisasi] なくなってしまってるのかしら
[Hisasi] 生きていたとしても、介護とか(とたんに現実的になった
[matuya] #うわあw
千歳緑 :「まあ、それはずっと現実にいた場合の話ですから。ちょっと
: くらい時空を超越しちゃってても、全然驚きませんよ、私」
睦生 :「……お父さんは迷宮にいた」
[Hisasi] でもどういうわけか私は帰ってきた
[matuya] さて。問題はこの論文が戦前のものだということであり。
[matuya] 日本の考古学は二次大戦前はわりと途切れていたのであります。
これは皇国史観と考古学の間に折り合いがつかなかったためとも
言われているのですが。
[ToyoX200] もっと古い可能性もあるわけですね、年代的に。
[matuya] 戦前から考古学をやっていた大学はひとつだけです。
[matuya] 京都帝國大学。
[ToyoX200] ホー
[matuya] ということまでは調べていくうちに判ってかまわないと思った。
[matuya] あと、吹利関連で考古学資料を調べていく場合、
[matuya] かならず目に入ってくる団体がある。
千歳緑 :「京大のDBにアクセスしてみますね」
睦生:「……」>ちょこんといい子にして待ってます
[ToyoX200] #ほうほう
[matuya] 『日本文化財保護財団』
http://kataribe.com/HA/14/HAD14_02.HTM#93fa967b95b689bb8de095db8cec8de092630a5f8e5189c19167904482c682bb82cc93ae8b400a
千歳緑 :「可能性としては、ある財団の一員であるかもしれません、
: お父様は」
千歳緑 :「もちろん、逆の場合も考えられますが」
:(別クエリで日本文化保護財団を検索)
[matuya] 名前どおり、遺跡から出てきたもので文化財にあたるものがあれば、
それを保護する団体で、公式のものです。
[matuya] 表向きは。
[matuya] 文化庁の関連団体ですね。
[matuya] 奈良、京都、飛鳥、吹利地区にて活発に活動していると思われる。
千歳緑 :(この前のフランス料理の人……も絡んでくるのかなあ)
[matuya] 個体識別:フランス料理のひと
[ToyoX200] あとちょっとドリーマーで野心家
[Hisasi] #ドリーマーなところは睦生さんもそうですが、
#人に迷惑をかけてはいないです
[Hisasi] #むしろちょっとドリーマーでも可愛いほうです
[matuya] #このあいだ映画館の前を通ったら、宇宙開拓史やってて、
#ああ見に行ったんだろうなあと思った。
[matuya] #大画面で堪能。
[Hisasi] #きっとヨミ誘って見に行った
[Hisasi] #クリスやアストをつれていったかもしれない
[matuya] #それは行くw
[Hisasi] #きっとクリスと一緒に感動してたとおもわれる
●たすけてせんせいさん
------------------------
[matuya] さて、京大へのアクセスはどうしようかw
[ToyoX200] 京大に遠征するしかないな。といっても近くに
キャンパスがあったような気もしますね
[matuya] わりとトンデモ論文な上に、この人、当時の軍部に関わってるんだよ。
[matuya] 国家防衛計画に基く吹利地区古代文明の解析と利用について。
[ToyoX200] #うへえw
千歳緑 :「だめかー……外部の公開資料ではこれ以上は。
: 京大生の知り合いとかいたらよかったんですけど……」
[ToyoX200] ちょっと京大いって名誉教授あたりを魅了すっか
[matuya] さすが千歳さんw
[ToyoX200] #チートじゃない機能を使おうと思ったらチートでした
#ほんとうにありがとうございました
睦生 :「京大の人……流石にちょっと」
[Hisasi] というかこの子すげー世界狭いのよ
[Hisasi] おじさんと学校くらいしか
[ToyoX200] #ですよねー
[Hisasi] #おじさまはもうおらんしな(遺産ありがとう、おじさま
[Hisasi] #大変箱入りな上にかなり夢見がちでいらっしゃる
千歳緑 :「今度京大いきましょうか、っても京都じゃなくて
: 京大の吹利キャンパスですけど」
[matuya] ああ。組織は稲浪靖之ではないかと疑ってるおじさまw
[Hisasi] そしてタイミングよく姿を消したので稲浪靖之説はかなり濃厚
[matuya] いま一生懸命調べてますがわけのわからない壁に阻止されている状況でw
[matuya] 「六星」と「紳士協会」が暗闘している最低な状況に。
[Hisasi] #どっちも応援したくねえ、、、
[matuya] そして吹利キャンパスに、吹利関連の資料がある可能性は
確かに高いのだった。
睦生 :「うん、行ってみたい」
[Hisasi] #JK二人が京大キャンパスを見学ですか
[matuya] #熱心な学生さんたちで。
[ToyoX200] #なんとか先生像はどこかな? それは京都です
[Hisasi] 大変ものめずらしがって、きょろきょろwktkしてそうですね、
睦生さん
[Hisasi] 説明とかされたら、わぁすごい!と喜んだり(おっさん心を刺激する
[Hisasi] #おじさまの教育は完璧すぎた
[matuya] #ジョッシュ先生が絡められないかとふと考えた。
[Hisasi] #先生にくっついていくんですね
[matuya] #まだ礼門の上司だって明かしてないんだよな結局。
[matuya] #それはともかく本国経由で色々多方面に
#顔が効く気はするのです。あの人。
[Hisasi] #京大で資料を見たいんです。やあ、勉強熱心だね素晴らしいよ
ジョッシュ :「おや。期末試験も終わったのに、調べ物ですか。
: 勉学に熱心ですね」
睦生 :「はい、あの、考古学とか興味があって……先生ご一緒して
: いただけませんか? 学生だけでは難しいようなので」
ジョッシュ :「ふ、むむ。考古学――良いですね。このあたりは遺跡が多くて
: 私も色々と見て回ろうと思っていたのです」
睦生 :「ええ、お願いします、先生」>にこっと
[Hisasi] おじさまキラーな睦生さん、ジョッシュ先生に同行してもらう
ことになった、やった
ジョッシュ :(調べていた論文の内容をざっと見やる。
英語だから斜めよみでも一瞬だった)
ジョッシュ :(日本文化財保護財団――? こちらの方でもその名に
: 行き当たるとは)
ジョッシュ :「いいでしょう。お任せ下さい」
●そして待ち受ける影
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[Hisasi] そして、お弁当もっていきますね? サンドイッチでいいですか?
などと能天気な会話をしつつ
[Hisasi] バスケットにサンドイッチと紅茶をいれてピクニック気分で
京大キャンパスへ繰り出す所存
[matuya] さて。そこは六星の一人、天梁の本拠地だったりすることを
彼女たちはいまだ知らない。
[ToyoX200] PLはそうなんじゃないかなと思ったけどPCレベルではさすがになw
[matuya] 天梁さんは学園都市関連の偉い人なんだ。
[ToyoX200] 監視カメラの映像で発見される
[ToyoX200] 識別名:仲良しグループがきたぞ!
[matuya] 天機さんは旧日本軍系の偉い人で、摩上博士とはかつての知り合い。
[Hisasi] 先生にくっついて制服姿できゃきゃと
[Hisasi] わあ、ひろーいとか
[Hisasi] 能天気きわまりなく
時系列と舞台
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2009年(一回目)3月
次回予告
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かつて帝国があった。
世界を相手に挑んだ国は、あらゆる場所に力を求めた。
科学に。神秘に。
そして過去にも。
次回「京大吹利キャンパス」
あえて禁忌に触るのか。
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Matuya
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