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Date: Sun, 13 Dec 2009 01:40:21 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32289] [HA21L] 『迷宮』クリスのバレンタイン
To: kataribe-ml@trpg.net
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Web: http://kataribe.com/HA/21/
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2009年12月13日:01時40分21秒
Sub:[HA21L]『迷宮』クリスのバレンタイン:
From:Matuya
[HA21L]『迷宮』クリスのバレンタイン
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登場人物
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乃依枝四深(のえぐさ・よみ)
:そこもかしこもちんまいのに姉御。
稲浪睦生(いななみ・むつき)
:夢と妄想を兼ね備え最強に見える一級うっへりすと。
クリス
:テレビの見すぎが無垢な心に良くない王子。
アスト
:省略のされすぎが存在そのものに良くない騎士。
●三倍の掟
------------
[matuya] そこらじゅうでチョコが飛び交っているな。
四深 :「あ、アスト。クリスは?ま、とりあえず」
:(チョコレートを差し出す。たぶんムツキんちで
: 秘密裏に作っていた奴)
[Hisasi] ヨミ宅ならば、きっと睦生もきている
睦生 :「アストさん、私からも」<うっへりクマデザインのチョコレート
[Hisasi] 綺麗にできてます、うっへりっぷりも素晴らしく再現
[Tihipon0] #うっへり再現w
アスト :「こ、これはいったい?」(チョコ包みを見て驚き顔)
四深 :「バレンタインだよ。いろいろ世話になったしさ。」
アスト :「ばれんたいん……。ああ、こちらのお祭りでありますな――
: しまった! 自分、何も用意しておりません」
睦生 :「あ、いいえ、いいんですよ!」
[Hisasi] 知らなかったんだし。
[matuya] わたわたわた。
四深 :「いいんだよ、男は一ヵ月後に三倍返しって決まってんだ」
四深 :「ま、そういうわけだからあり難く食べろ」
アスト :「三倍返しでありますか。判りました。
: では、ありがたく頂きます」(もぐ)
アスト :「――甘いですな。疲れが取れそうな味だ」
四深 :「あんま一気に食うと鼻血出るぞ」(笑う)
アスト :「ヨミ殿、ムツキ殿。ありがとうございます」
:「ああそうだ。殿下ならば奥にいらっしゃるであります」
四深 :「そっか、サンキュ」
[matuya] TVを見ていないアストに対して、
TVを見ていたので余計な知識が入っているクリス。
[kurov] #チョコ攻め。
クリス :(TVを見ながら左手の包帯を代えている)
四深 :「大丈夫か?それ。」
TV :(大切なあのひとに――バレンタイン!)
睦生 :「クリスさん」
クリス :「あ、四深さん、睦生さん。大丈夫ですよ、もう普通に動きます
クリス :「睦生さんがすぐに手当てしてくれたお陰です」
四深 :「そりゃよかった。じゃこれ」(コタツの上にチョコの包みを)
四深 :「なんだ、特集番組か。説明しなくて済みそうだな」
:(笑いながら)
クリス :「え?」
クリス :(まじまじとチョコの包みを見る)
クリス :(だんだんと顔が真っ赤になる)
四深 :「どした?別に変なもの入ってないぞ、手作りだけどさ」
睦生 :「はい、クリスさん」
クリス :「え、え――?」
[Hisasi] ドラえもんデザインのチョコですよ、魔界大冒険仕様です
クリス :(さらに赤くなる。もう薔薇色だ)
[Hisasi] 丁寧につくってるけど目はちょっと難しくて
すこしだけあらぬほうを向いててキモいかもしれないが、気にするな
[matuya] #きゃー。
四深 :「おい、クリス。お前真赤だぞ」
クリス :「あ。あ、ええ。あ、ありがとうござい、ます。
: ヨミさん。ムツキさん」(視線が泳ぐ)
四深 :「なんかマジで変だぞ、声上ずってるしさ。
: 体調悪いなら寝ててもいいぜ?」
TV :(――おにいちゃんだーいすき!)
[Hisasi] #どんなテレビみてんだよw
[matuya] なんか適当につけてたら各番組がバレンタイン特集で。
[matuya] 女の子がなんかチョコを渡す渡さないで悩んだり
照れたりしまくってるところをさっきから見ていた。
[matuya] ああ大変なのですねこの風習はと思っていたら二人が来た。
睦生 :「クリスさん?」
クリス :「い、いえだ、だいじょうぶですよ。
: あ、ありがたくいただきます。嬉しいです本当に」
四深 :「そうか?ま、喜んでくれたなら何よりだ」(笑う)
睦生 :「うん、よかった」
[Hisasi] で、ヨミに本命を
[matuya] さらに混乱しそうだw
四深 :「あとは千歳と弥生とステュクスか」
クリス :「み、みなさんも……?」
[kurov] ムツキにもちゃんと用意しています
[Hisasi] ヨミにはのびたデザインのチョコだよ!
[Hisasi] 睦生さんガンマンのびた好きだから
四深 :「ん?ああ。どうしたんだ、クリス。挙動不審だぞ」
睦生 :「あの、やっぱり熱でも?」
クリス :「?? いえ。私、このお祭りについて
: もう少し理解を深める必要がありそうです」
四深 :「?」(怪訝な顔をして笑いながらコタツの部屋を出てく)
アスト :「殿下殿下。ちょこれいとをいただきましたぞ」
:(もう半分たべてる)
クリス :「……! あなたも」
アスト :「おや。殿下は食べないのでありますか」
クリス :「――しばらく見てるんです」
クリス :(むむむアストももらったんだヨミさんムツキさんにもあげてたし
: なんだかこれはお互いにあげるものなのかなでもさっきのテレビ
: でやってたのではちょっとちがうんだよなどういうことだろうて
: いうか私はお返しをあげなくてよかったのかなでもうれしいな」
アスト :「殿下殿下。喋っておるであります」
クリス :「あ、それはいけない」
クリス :(えーとえーともしこれがテレビと同じ感じの意味だったらおふた
: りだからなんだか困ったことになるのだけれどもしかしたらこれ
: はそう言う意味ではないような気もしてきたしそうするとちょっ
: とだけ残念で、でも一体私は好きとか嫌いとかそういうの考えた
: りしなかったんだけれど何だか急に意識しそうでよくないなこう
: いうのはええととにかく私はこれにお返しとかしなきゃいけない
: んじゃないでしょうか」
アスト :「殿下殿下。また喋っておるであります」
アスト :「あと、お返しは一ヵ月後に三倍返しが掟、だそうであります」
[Toyolina] #掟
TV :(倍返しだぁあぁぁ!)
[TK-Leana] #なに見てんだw
[matuya] #声が勇者な小隊ガンダム。
クリス :「……三倍。三つづつ返さねばならないのでしょうか」
アスト :「あるいは大きさが三倍……」
[matuya] 悩める主従であった。
[matuya] #クリスは頑張ってお返しをするように。
[matuya] #問題は、どこかに捕まってる真っ最中じゃないかってことだが。
[Toyolina] #3月が。
[kurov] #ハハハ。
クリス :(ドラえもんはどこから食べるべきだろう……)
[matuya] 悩みが変なところに集束した。
[Hisasi] #すきなところからむさぼるといいよ!
[matuya] #きっとひよこ饅頭を前にフリーズするタイプ。
クリス :(とりあえず三角帽子をかじる)
クリス :(……おいしい)
[matuya] 気づいたら頭部を食ってたでござる。
[kurov] #くびなしどら。
[Toyolina] #おいしいです!(首なしドラを見せつけるように食うクリス)
[Toyolina] #睦生卒倒
[Toyolina] #ドラちゃんが!
[kurov] #口の周りをまッ茶色に染めてむさぼるように。
#ニタリと笑った口にはチョコレートが……!
[Toyolina] #まさに外道
[Tihipon0] #ひぃ
[matuya] #目を離したすきにひどいことにw
●チョコレート度数2
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[matuya] #のこたんがいればクリスを警察に連れて行くのだが。
[matuya] #チョコを2つももらったんだ。思い残すことはあるまい?
[matuya] #もらった数に応じて以降の災厄レベルを設定したり。
[Toyolina] #はいてないさんもあげるから3個ですね
[Toyolina] #さらなる災厄へ
[matuya] #はい飛んだ。君の右手今飛んだよ!
[Toyolina] ><
[Tihipon] #ひぎぃ
[matuya] #とりあえず警察行って博士と逢って
[matuya] #いろいろ話して弥生さんと帰ってきて
[matuya] #その次の日に財団がクリスと睦生を誘拐する。
[Hisasi] #きゃあ
[matuya] #のだが警察シーンでの状況如何によっては
ルートが分岐しかねないのでちょっと置く。
[Toyolina] #誘拐ときいて
[matuya] #歩いてお帰り。
[matuya] とりあえず今はまだ幸せな時間。
[matuya] #Lv4とLv5を考えよう。
時系列と舞台
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2009年2月
次回予告
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恋人たちは寄り添い歩き
友人たちが微笑み集う。
バレンタイン。
幸せこそ相応しき日。
されど世界はまだ知らぬ。
理解の外にある狂気の技を。
黒色の内に潜む冒涜の味を。
次回「ポリビッチ流製菓術」
貴様には地獄すらほろ甘い。
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Matuya
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