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Date: Wed, 8 Apr 2009 22:44:31 +0900
From: Subject: [KATARIBE 32224] [HA21L] 夜会に忍び寄る影36
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
Message-Id: <2f58daf20904080644jfeebde1hc7d2ad13cf6a9f32@mail.gmail.com>
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Web: http://kataribe.com/HA/21/
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[HA21L] 夜会に忍び寄る影36
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登場人物
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狭間全般Wiki - 夜会に忍び寄る影
http://hiki.kataribe.jp/HA/?YakaiNiSinobiyoruKage
進行は早く
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[Hisasi] そろそろウヤダがマジヤバイので時間軸的に攻め込む直前までもっ
てこうかな
[Hisasi] 円卓での最後の顔見世&リーダー誰かに引き継ぎで
(落ち着き的で言うと眺界さんあたり)
[Hisasi] 円卓オフィス会議室
[Hisasi] つい一週間ほど前は普通に歩き、しゃべり、そこにいたウヤダの
姿はすっかり変わっていた。
ウヤダ :「……すまない、少し動きが心もとない。座ったままで
:話させてくれ」
アニー :(点滴の袋を交換している)
眺界 :「気にしなくていい。それより、君がやりやすいように
:やって欲しい」
[Hisasi] 動きはぎこちなく、時折左半身がひきつったようにこわばる。
移動は長い距離を歩けず、車椅子を使っての行動になっていた
[TK-Leana] もう寝ながらでいいよと言いたいくらいの惨状
ウヤダ :「……ああ、仕事の引継ぎ……こちらは完全とはいかないが、
:できるところまでをまとめた。暫くは蓮花や黒田の側近らの
:力を借りて動くことになる」
[Hisasi] 最後まで資料とかつくっときたかったんだけど、もうキーボードも
まともにうてない
ウヤダ :「実働部隊リーダーの引継ぎとして……眺界にまとめ役を
:頼みたい」
[Hisasi] しっかりしてそうだし
眺界 :「私か?……他の皆が異存が無ければ引き受けさせていただく」
淡蒲萄 :「よろしく。眺界さん」
ウヤダ :「そして……次の本題となる」
[Hisasi] 一同を見て
眺界 :「こちらこそよろしく頼む。……ふむ」
ウヤダ :「モローのことだ」
眺界 :「…………」
ウヤダ :「未だ連続している吸血鬼襲撃事件、これを裏で糸を引いて
:いるのは奴だ」
ウヤダ :「……そしてその真の目的は原初の術、クーネルダールの
:魔術を狙ったものであること」
眺界 :「ふむ……」
カトレア :「にゃるほどのう」
ウヤダ :「奴の望む永遠に成長し続けるものを生み出すための、
:魔術を会得したラメッド氏族の女、お葉を狙い、行動
:していると思われる」
ハワード :「……存在が『水』みたいなもんなんですよ、ほっとくと
:どんどんあちこち浸蝕してロクでもないことになるエター
:ナル中二です」
ハワード :「おそらく、原初魔術を手にしようとしたのも……『水』を
:制御するに足りえると思ったんじゃないでしょうかね」
淡蒲萄 :「だからわざわざあたしら狙ったりしてたのか……」
ハワード :「アレの性格を考えると、境界を溶かす『水』なんてしつけの
:なってない子供の目の前におやつをおくようなもんです」
ハワード :「一人で手だして勝手に滅びてくれればラッキーなんですが
:……そういうところは無駄に用心深くて狡猾ですから、そう
:いうとこだけ大人なんですよ。大人と子供のロクでもない所
:だけかき集めた塊です」
カトレア :「つまみ食いするだけだったら、まだ可愛げがあるのにね」
眺界 :「……聞けば聞くほどとんでもない人物だな」
ウヤダ :「ああ……奴だけはなんとか息の根をとめなければならない、
:また何度でも繰り返す。それがどれほどの影響を撒き散らす
:かも考えもしないで」
淡蒲萄 :「そいつはきっちりシメるよ」
ウヤダ :「ああ、その為にも……奴の居所を暴き、戦力を集中して
:一気に奴を追い詰める」
ウヤダ :「作戦については……」
[Hisasi] 髭を見た
ハワード :「ええ、まあ、作戦ってほど仰々しいもんでもないんです
:けどね」>やる気なさそうに頭をかきつつ
[Hisasi] テーブルに置いた水晶をとんと指でつつく
[Hisasi] スクリーンに映像、手書きと思われるフリーハンドの行動予定図。
ハワード :「あの中二病ですが、無駄に狡猾で警戒心が強く普通に
:探していたらまず居場所をつきとめられないでしょう」
[Hisasi] 中二好きだね
ハワード :「追っては逃げ、捨石を置いてまた逃げて別の手合いを、
:と、キリがありません」
ハワード :「ので、アレにデータを把握されている共有体……ここの
:彼ですが……を用いて、逆探知、まあハッキングに近いん
:ですが……を行って奴のヤサを割ります」
淡蒲萄 :「……いいの? ホントに」>ウヤダ
ウヤダ :「ああ……それ以上奴を徹底的に追い詰める方法がみつから
:ない」
ウヤダ :「どちらにしても……」
眺界 :「……」
ウヤダ :「……俺の体は、限界に来ている」
[Hisasi] ぷよもできないくらい
カトレア :「……こうなりゃもう、うやだんが生きてるうちにやらない
:とねえ」
ウヤダ :「ああ……なんとしてでも、な」
ハワード :「まあ、それで」
[Hisasi] マイペースに続けつつ
ハワード :「場所が割れてすぐ移動してたのでは到底間に合わないんで、
:場所が割れ次第、ゲートを開きます」
ハワード :「皆さん一同討ち入りしていただき、奴が逃亡する暇を与えず
:奴と共有体達を仕留めて、生体サーバを停止する」
ハワード :「サーバをとめれば奴のスイッチは起動しなくなる」
淡蒲萄 :「サーバって見たらわかるような形してんですか?」
ハワード :「人型です」
[Hisasi] きりかえる
[Hisasi] 画面に映るのは
眺界 :「それを止めるとなると、矢張り」
[Hisasi] 水槽に浮かんでいる少女の姿
[Suo] 殺せ、或いは滅ぼせということか?
淡蒲萄 :「……趣味悪いな……」
ハワード :「いえ……既に精神派はフラットです。まあ彼女はクカラチャ
:なんで一旦灰にするくらいわけないと思いますが」
ハワード :「頚椎部にスイッチの元となった別の女性の脳との連結部分が
:あります、そこぶっちぎってダメだったら灰にしちゃいましょう」
[Hisasi] さらっといった
ハワード :「……アレがクカラチャに目をつけたのは『死なない』という
:一点のみでしょうから、そうそう滅びはしない」
カトレア :「まあ、肉体の性能って点なら、吸血鬼連中と比べ物になる
:はずないもんね」
眺界 :「フム。……というと、灰にした後に再生させるということか」
ハワード :「どっちみち、サーバに彼の肉体や精神情報全部入ってるので。
:再構成するなら滅ぼしちゃだめですねえ」
淡蒲萄 :「この子は見かけ次第無力化して……確保するってことね」
ハワード :「ですね、他にも……共有体はうじゃうじゃ……とは言いま
:せんが、それなりに居るのは覚悟したほうがいいでしょう」
眺界 :「フム……」
ハワード :「サーバさえ止めてしまえばスイッチの命令は起動しなくなり
:ますから」
ハワード :「経験蓄積も切れる、恐ろしいのは個体ではなく経験です」
ハワード :「自分で経験積んだわけでもないのに横から掠め取って
:分配して、と。まさに人のふんどし極まりないですねえ」
[Hisasi] 個々では割と勝てる(再生するといっても元のスペックが量産なので
高くない
[Hisasi] ただ経験はたくさん(ウヤダが)積んでるのでそれなりに厄介
眺界 :「複数人の経験を繋ぎ合わせることで、足りない部分を補う
:……『靴下の穴理論』だったかね?」
淡蒲萄 :「サーバ止めたら、他のキョーユータイ? にデータがいか
:なくなるって解釈でいい? 要するに最後にダウンロード
:したところで終わりみたいな」
ハワード :「です、そのためにも最優先は殲滅よりもモロー撃破とサーバ
:確保です」
ハワード :「まあ、カチコミはできるだけ早く、こちらも準備は整えて
:いますから」
淡蒲萄 :「わかった。あたしはいつでも」
ハワード :「……ああ、それと」>ウヤダを見て
ウヤダ :「…………」
ハワード :「挨拶とか済ませとくべきじゃありませんか?おせっかい
:かもしれませんが」
[Hisasi] というか、ほぼ死ぬよ?と
ウヤダ :「わかってる……」
[Hisasi] というか、もう死ぬ覚悟してんだなというのは
[Hisasi] 一同にもわかった
眺界 :「…………」
ウヤダ :「突入班として、CEO、真朱、獅子騎」
ウヤダ :「それからカトレアと銀二もだ」
[Hisasi] 個々で私もいくとアニーたんいうんだ
銀二 :「おぅ」
淡蒲萄 :「了解」
カトレア :「まかせろい」
ウヤダ :「蒼助は……どうやら別個で動いているらしい、そちらは
:遊撃として任せるつもりだ」
アニー :「……私も行くわ」
ウヤダ :「アニー?」
[Hisasi] 驚いた顔で
ウヤダ :「…………アニー、危険だ、奴は」
[Hisasi] アニーを危険な場所にいかせるわけには、と
アニー :(首を振る)「私も、行く。戦える」
ウヤダ :「……アニー」
[Hisasi] しばし考えて
ウヤダ :「…………わかった」
ウヤダ :「銀二……アニーと一緒に行動してくれるか?」
銀二 :「了解した。……アニー、くれぐれも無理はせんでくれよ」
アニー :(こくり)
眺界 :「後方支援は私と蓮花君で当たろう。こちらから指示を出す」
[Suo] 目を先行して飛ばして罠や仕掛けが無いかどうかをチェックする
ウヤダ :「……ああ、作戦が始まったら……俺は動けない」
[Hisasi] というかもう目を覚まさない
ウヤダ :「……」
[Hisasi] 一旦黙って、一同を見て
ウヤダ :「……後を、頼む」
[Hisasi] サヨナラのかわり。、らしいといえば、らしい言葉ではあった。
カトレア :(ポンと肩を叩いて)「さよならは言わねえぜ。また今度、
:一緒にぷよぷよ地獄だ、兄弟」
[TK-Leana] 軽いいつもの調子で笑いながら
ウヤダ :「そうだな」
[Hisasi] もうては動かないけれど
[Hisasi] というわけで、円卓突撃準備
[Hisasi] 今度キャリーにサヨナラを言っておかないと。
[Hisasi] で、歩いていけないから車椅子押してもらって戻るウヤダさん
[TK-Sleep] アニーは、銀ちゃんがウヤダの車いすを引いていくのを見送って
から、目もとを抑えてその場を後にするのだった
[TK-Sleep] 泣きたいけど泣いてると思われたくないでござる
[Hisasi] うむ、、、泣かれたら気にしてしまう
[TK-Sleep] 顔半分を覆う前髪がありがたかった
時系列と舞台
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3月
解説
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