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Date: Mon, 6 Apr 2009 01:26:45 +0900
From: Subject: [KATARIBE 32213] [HA21L] 夜会に忍び寄る影25
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA21L] 夜会に忍び寄る影25
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登場人物
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狭間全般Wiki - 夜会に忍び寄る影
http://hiki.kataribe.jp/HA/?YakaiNiSinobiyoruKage
肉じゃが
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[Hisasi] そうだ、銀ちゃんから告知うけたら
[Hisasi] 壊れる前にユカタンに事実を告げねばなるまいね
[Hisasi] ねーちゃん殺したの俺だと
[Toyolina] それは確かに。
[Hisasi] 自分がいなくなってもいいようにあれこれ資料やら手順やらを
残しつつ
[Hisasi] 業務を蓮花たんや事務方にまかせられるよう
[Hisasi] で、一区切りついたら
[Hisasi] ユカタンに自分がもう色々ヤバイことを話して
[Hisasi] それからみやじのことを正直にはなすべ
[Toyolina] この前ちょっと持ち直したのはまさに燃え尽きる前のアレ
[Hisasi] もう日常的に幻覚幻聴おこりまくってる
[Toyolina] 聞こえる→耐える→すり減る→見える→我慢する→すり減る
[Hisasi] ゆかたんが作ってくれた肉じゃがたべようとしたら、セエレの
目玉が入ってる(ジャガイモです、幻覚でそうみえる)
[Toyolina] ><
[Hisasi] ちっちゃいジャガイモだったんでまるごといれてみました^^
[Toyolina] 二つに切っても煮崩れしちゃいそうだったので
[Toyolina] もしやこの肉セエレのカルビ
[TK-Leana] 実はこんなこともあろうかと、モローが頑張って冷蔵庫に仕込ん
でました。セエレ肉
[Hisasi] いーやー
[Toyolina] あのときスーパーに並んでた豚肉は全部セエレ肉
[Toyolina] 目玉がいっぱいの肉じゃがを想像したが忘却のかなたに追いやった
[Toyolina] むしろ肉眼球
[Hisasi] ぎゃああああ
[Toyolina] そんな風に見えたら末期ですね
[Hisasi] きっと見えてます^^
[Toyolina] おそろしい
[Hisasi] かぶと煮とか出されたりしたら
[Hisasi] きっと魚の頭じゃなくてセエレの頭にみえます
[Toyolina] 生首煮
[Hisasi] おうっふどころの話じゃない
友霞 :「圧力鍋使ったのでちゃんと火が通ってると思うんですけど
:(箸でじゃがいも割る)」
[Toyolina] とかやるとひどいビジュアルに
[Hisasi] 眼球を箸で割るJCの図
[Hisasi] つゆと絡めてたべてくださいね^^
[Hisasi] 割った眼球を血に絡めて喰えと(ウヤダアイではそう映る)
友霞 :「うん、自画自賛ですけど、美味しい……うやださん?
:(なんか食べるところガン見されて恥ずかしい)」
[Toyolina] 美味しい美味しい言ってる
ウヤダ :「………………」
[Hisasi] 手がかすかに震えている
[Hisasi] 自分の皿を見た
セエレ@眼球 :(じろりとウヤダを見た)>幻覚です
[Hisasi] ウヤダン!それジャガイモだから!
友霞 :「……じゃがいも、お好きじゃなかったですか?」
ウヤダ :「…………いや」
[Hisasi] 額にじわりと汗が浮いた
レニー@幻聴 :『おいしいよ、ウヤダ……』
友霞 :「もしかして、まだ食欲とか、具合悪かったりとか……」
ウヤダ :「…………いや、そうじゃない、俺自身の」
[Hisasi] 心の問題だ
[Toyolina] 目を閉じてみたら眼球には見えなくなるのではないか
[Hisasi] 目を閉じてJCにたべさせてもらうだなんて
[Hisasi] 是非お願いします
友霞 :「うやださん、ちょっと失礼します……目、閉じてみて
:ください」
ウヤダ :「……目?」
[Hisasi] 相変わらず顔色悪い、ここ最近特に
[Hisasi] 黒田のとこに行った後日、丸々一日分析ということで仕事をして
いなかった。
[Hisasi] その前後から、ウヤダには何かを見たり、聞こえぬ音を聞いたりと
いった症状に悩まされ続けていた(クリスマスあたりからずっと
ウヤダ :「…………わかった」
友霞 :「はい。そうすると、味がよくわかるって聞いたので……」
[Hisasi] 目を閉じてみた
友霞 :(あ、これだと……)「すみません、口も開けてもらえませんか」
ウヤダ :「……ああ」
[Hisasi] おそるおそる口をあけた
[Hisasi] さっきまで皿に乗っていたのは、血のタレにひたった眼球にしか
みえなかった(だからそれは幻覚です
友霞 :(そろそろと箸でじゃがいもを、ウヤダの口に運ぶ)
ウヤダ :「…………」>口に運ばれた時、一瞬びくりとした
[Hisasi] でも、くちにふくんだ触感は目玉じゃありませんね、ほくほくしてます
ウヤダ :「…………(もぐ)」
[Hisasi] ほっとした
[Hisasi] 目玉じゃない、、、
友霞 :「……お皿ずっと見てたので、見た目が気になるのかなって
:思ったんです」
ウヤダ :「…………(もぐもぐ)」
[Hisasi] 飲み込んで
ウヤダ :「…………いや、そうじゃ、ない……」
[Hisasi] 話すべきか話さないべきか、というか
[Hisasi] 食事中には絶対出来ない話だということは自覚している。
ウヤダ :「……時々、幻覚が見える」
[Hisasi] ゆっくり目を開いて
友霞 :(二個目をスタンバイしていた)「幻覚……この前言ってた」
ウヤダ :「年末頃から兆候はあった……だが」
[Hisasi] 深く息を吐いた
ウヤダ :「ここ最近は、特に頻繁だ」
ウヤダ :「見えないはずのものが見える、聞こえないはずの声が
:聞こえる……」
ウヤダ :「幻のはずだ、もう……終わったことのはずだ」
[Hisasi] 苦しそうだった
[Hisasi] 必死に我慢してたんだろうということは、ユカタンにもわかった。
友霞 :「……うやださん。私は、私の前では、がまんしなくても。
:……って言っても、やっぱり難しいと思いますけど……」
ウヤダ :「…………俺の中の問題のはずだ、乗り越えなければいけない
:ものだと」
[Hisasi] 銀二が言っていた
[Hisasi] というか、もうメンタルの問題じゃなくて。改造の副作用的な
アレのほうがデカイ
[Hisasi] 色んな意識の共有で送受信であらぬゴミが内部に溜まってもう酷い
有様という状態
ウヤダ :「だが」
友霞 :「辛い、ですよね……原因もわかんないし……?」
[Hisasi] 苦しいんですよ、もう色々磨り減っちゃって
[Hisasi] しかもこの後、告知されるんですよ。
[Hisasi] あんたもう持たないよ。と
ウヤダ :「…………」
[Hisasi] 手を見る、かすかに震えているのがわかる
[Hisasi] 何となくウヤダン自身も、ここ最近のアレっぷりに不吉なものを
感じている。
友霞 :(手を重ねてみた)「うやださん、ずっと……居ますよね」
ウヤダ :「……ああ」
[Hisasi] ここでJCの手を握り返してみる。
[Hisasi] あまりぎゅうとやると折れるというのは銀ちゃんで学習済みなので
[Toyolina] はい、折れます
[Hisasi] 握った手はごつかった
[Hisasi] 今までナイフや銃やあらゆる武器をふるって戦い続けてきた手
[Hisasi] それがかすかに震えていた。
死を自覚して
------------
ウヤダ :「…………俺は」
友霞 :「はい」
[Hisasi] もうヤバイかもしれない
ウヤダ :「……弄ばれるのはもう沢山だ……俺は」
[Hisasi] お嬢にマムにモローに、、、
ウヤダ :「家族と居たい……」
[Hisasi] ユカタンも入ってるの?
[Hisasi] そのまま手を握ってます
友霞 :(ズキ)「居てもいいんです。誰だってその権利あると思い
:ます」
ウヤダ :「…………何もなかった」
ウヤダ :「……憶えているのは石畳の牢屋だった」
ウヤダ :「小さな窓から差す光だけしかなかった……鉄格子の檻と、
:俺をいたぶることを楽しむ女だけ」
友霞 :(マリアって人も……家族とはいえなかった……のかな)
ウヤダ :「……家族、ファミリーに拾われてからも……それは……
:家族だったのだろうか、毎日武器を手に血みどろの戦いの
:日々だった」
ウヤダ :「そんなことを考える暇すらなかった」
ウヤダ :「……レニーの気持ちに気づいてやれなかった、マリアへの
:気持ちが自分でもわからなかった」
友霞 :「それは、うやださんは悪くありません」
ウヤダ :「…………」
[Hisasi] 握ったまま
友霞 :「それに……ちゃんと覚えてるんですから、うやださんが
:責められるのはおかしいです」
ウヤダ :「……俺は今まで、散々手を汚してきた」
ウヤダ :「もう、安穏と生きることを多分許しはしないんだろう、
:俺が殺してきた者全てが」
[Hisasi] 四桁は行ってる
ウヤダ :「…………それでも」
[Hisasi] ぼそり、と
ウヤダ :「俺は…………」
[Hisasi] 平穏に生きたいぜ、
友霞 :「……家族と居たい。んですよね」
ウヤダ :「…………家族と居たい、仲間と……」
[Hisasi] 仲間には入ってるよ!ユカタン
友霞 :「だったら、そうしましょう? うやださんは……きっと、
:望みがかなう時なんです、今が」
ウヤダ :「……友霞」
[Hisasi] ぴろりん
[Hisasi] 好感度が上がった
友霞 :「前も言ったけど、何度も言いますけど……私、うやださんの
:味方です」
ウヤダ :「…………」
[Hisasi] でも、お前の姉ちゃん殺したのは俺なんですよ
[Hisasi] その事実を知ったらユカタンはどうなる
ウヤダ :「…………」>でも、いずれ話さなければいけない
ウヤダ :「友霞、いつか……お前に話さなければいけないことがある」
:>手握ったまま
[Toyolina] それはわからん、わからんが……
友霞 :「はい?」
ウヤダ :「……その事実を知ったら、お前の考えは変わるかもしれ
:ない」
友霞 :「……気になります、ね……でも」
ウヤダ :「…………」
友霞 :「それは、私も試されてる……んですよね。だったら、
:いつかは向き合わないといけない、ですよね」
ウヤダ :「……強くなったな」
[Hisasi] ぽつりと。
[Hisasi] 最初会った時は風が吹いたら倒れそうなほどにか弱そうだったのに
友霞 :「みなさんすごいですから……でも、嬉しいです。認められた
:みたいで」
ウヤダ :「……」
[Hisasi] わし、と。頭を撫でた
友霞 :「だから……そのときがきたら、話してください」
ウヤダ :「……わかった」
[Hisasi] 笑った
友霞 :「……はい。よかった。うやださん、笑ってくれて」
[Toyolina] これでウヤダさんが未練なくなったとかいって成仏されたら困るな
(なくならないとは思うが)
[Hisasi] だって、なんだかんだいって
[Hisasi] ウヤダン死にたくないもの
[Toyolina] デスヨネー
[Hisasi] ありがとう友霞、とかゆって抱きしめてもいいかな
[Toyolina] それはもちろんです
ウヤダ :「……ありがとう、友霞」
[Hisasi] だきしめられちゃった
[Hisasi] というか、銀ちゃんやキャリーとか遠慮なく抱きしめたりしてるから
[Hisasi] 割とそういう抵抗ないくさいぜこの不眠症
友霞 :「っ……い、いえ……お力になれ、て……良かったです……」
[Hisasi] JC大変ですね
[Toyolina] 今晩寝れそうにないです
[Hisasi] がっし、と。
[Hisasi] 大丈夫、痛くはない。学習した
[Toyolina] ユカタンお脳が煮えそう
[Toyolina] おとなしくギューされております。気が済むまでギューしてると
いいよ
ウヤダ :「…………」>ぎゅーとしてる
[Hisasi] 遠慮はしないウヤダさん
[Toyolina] 変なスイッチ入らないことを願うのみだ
友霞 :(ドキドキドキドキドキドキ)
ウヤダ :「……ありがとう」
[Hisasi] だが、ユカタンはマユカたんと違って鼻血補正はないので安心です
[Hisasi] 補正ってなんだよ、、、
[Toyolina] 補正w
友霞 :「……いえ、これくらいなら、いつでも」
[Hisasi] というか、ええ大人の男にこんな風に抱きしめられるなんてJC
人生でないと思われますよ
[Toyolina] ありえないですね
[Hisasi] パパンなんてロクに構ってもくれませんでしたし
[Hisasi] ママンだってパチンコいって家事もあんまりやってない放任だったし
[Toyolina] 家族ほしいのはユカタンも一緒ですお
[Hisasi] ちょっとだけウヤダンに近づけた気がしたんじゃ
ウヤダ :(ユカタンの頭撫でてる、半ばしがみつくように)
[Hisasi] だが、、、この後、信じがたい事実を知ることになる。
[Toyolina] テラショックですお
[Toyolina] 反動すごそうです
[Hisasi] それでも、ウヤダさん俺が居なくなった時の為にとか無理して
頑張るのです
[Hisasi] 引継ぎ資料とか作らなきゃ、、、手順をしっかりしなきゃ
(なんかやってないとやってらんない)
[Hisasi] そんなウヤダンの姿を見ているといいよ
[Toyolina] うぐぅですお
[Hisasi] そして、みやじ姉を殺したのは俺だって正直に話して、許されるとは
思ってない、そうしなければいけなかったからだ、と
[Hisasi] で、俺も直に、、、
[Hisasi] と
時系列と舞台
------------
3月
解説
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すがれる相手を求めるウヤダの姿は
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