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Date: Sun, 5 Apr 2009 23:08:49 +0900
From: Subject: [KATARIBE 32208] [HA21L] 夜会に忍び寄る影20
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA21L] 夜会に忍び寄る影20
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登場人物
--------
狭間全般Wiki - 夜会に忍び寄る影
http://hiki.kataribe.jp/HA/?YakaiNiSinobiyoruKage
モローの次なる狙い
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[Hisasi] 広い空間
[Hisasi] その中央
[Hisasi] 巨大な肉塊が蠢いている
[Hisasi] あちこちチューブが繋がり、不似合いな機器が繋がっている
モロー :「……」
[Hisasi] 薄笑いを浮かべる老人
[Hisasi] その傍らに看護婦を従えて
[Hisasi] 満足げに肉塊を眺める、その中央には硝子がはめられ、中には
液体が満ちているのがわかる
[Hisasi] ゆらりと動く影
[Hisasi] 白い髪の少女のようなものが、その中に漂っている。
モロー :「……肉体は既に完成している」
[Hisasi] 手を当てる、ぐにっとした感触。
[Hisasi] それはかつて書化魔女だった女を分解して再構成した母体。
[Hisasi] 血のほうは造血細胞に灰を加工したものを投入してひたすら血を
吐き出し続ける肉壷を作ることで解決だ、きめぇ
モロー :「後は魂……呪いすら、恐怖すら捻じ伏せる強靭な魂こそが」
[Hisasi] にぃ
モロー :「……ユダ、ふふ、ふふふふ」
[Hisasi] そしてちらりと脇に置かれたケースを見る
[Hisasi] 硝子ケースの中、頭に触手がぶっつり刺さり、虚ろな目で液体の
中に浮かんでいる女
[Hisasi] その触手は現在培養中の量産型へ『教育』を施している
[Hisasi] 生体ライブラリ、全ての共有体の経験を集め、蓄積し、これを
再配分する。
[Hisasi] 少女の灰を手に入れた後、配下を使って手に入れたクカラチャの
娘を素体として
モロー :「あとは、ライブラリの変換」
[Hisasi] この娘を丸ごと構成変換して肉体に組み込む、そのためにはハワー
ドから奪った魔術だけでは足りない
モロー :「……やはり原初魔女をてにいれなければ」
ウヤダ経由モロー
----------------
[Hisasi] というわけで、浮葉の君を手に入れるため。居場所を知ってると
思われるクローダから聞き出さねばならない。
[Hisasi] また夜会に攻撃をしかけるか、あるいはクローダを拉致るか
[Suo] クローダの周りにはボディガードがいるでござる
[Suo] あとはクローダも正体不明の武器(?)を持っているとか何とか
[Hisasi] どう攻めるか、ボムばかりでなく絡め手でもいかなければ
[Suo] 荒れ狂う人狼を指一本触れず、また触れさせずに倒したなんていう噂も
[Hisasi] ここはお稚児作戦でいこう
[Suo] さぁ、どうなることか
[Hisasi] あるいはあちこちで襲撃をおこなわせて公子の信頼を下げる
[Hisasi] やっぱり代理ではダメだという話にもっていければ
[Suo] あえて襲わせるために、血族の重鎮が集まるという大掛かりな
パーティーの噂を流す
[Suo] のこのこやって来たところを円卓メンバー+夜会の有志で迎撃だぜ
[Hisasi] 円卓+夜会VSヤンデルシスターズ軍団
[Suo] 量産型か
[Suo] とりあえず敵の正体を知るために、氏族の集会が行われている
場所に円卓と夜会のメンバーを配置し、怪しい奴を捕獲するぜ
[Hisasi] 次、夜会狙ったところで爆弾一匹捕獲してやってください
[Hisasi] 多分それでモローの仕業だとわかる。
[Suo] ふむふむ
[Hisasi] というわけで、クローダのところに行こう。
[Suo] 爆発される前に意識を奪ってスイッチ入らなくしてしまおう
[TK-Leana] 人海戦術となればアニーも出るぜ
[Hisasi] そこで、公子のことと公子の恋人の話を聞けば
[Hisasi] きっとぴんとくる
[Suo] 表情が変わるぜ
[Hisasi] モローが市原自体に手を出さないのは髭を警戒してる
[Hisasi] ので、市原に籍を置かない娘を手に入れようとしてる。
[Hisasi] では、クローダハウスへ。
[Suo] かもーん」
[Hisasi] 1d6
[kataribe] Hisasi: 4(1D6) = 4
ウヤダ :「……夕べも四人、か」
[Hisasi] シスターズに殺られた数
黒田 :「参ったねぇ。敵も随分と頭が良いらしい」
ウヤダ :「手口を隠そうともしてない、もう正体が割れていることも
:承知済のようだな」
[Hisasi] 明らかにファミリーの経験にのっとった対吸血鬼戦闘
[Hisasi] 反撃の暇を与えず、確実に殺傷しこれを滅ぼす
黒田 :「ふむ、何か心当たりがあるようだね?」
ウヤダ :「……エキドナ・ファミリー。俺のいた組織で学んだ対
:吸血鬼戦での基本そのままだ」
ウヤダ :「同じく、ファミリーにいたイリ、レニー……二人の仕業に
:間違いない」
[Hisasi] 量産型ですが
ウヤダ :「二人を……俺を改造したモローが裏にいる。だが、その
:狙いが見えない」
黒田 :「ああ、成る程。……しかし、佐上から貰った報告書では
:その二人は滅びた筈だったんだがね」
[Suo] あのマッドサイエンティストの下なら何が起きてもおかしくはないが
ウヤダ :「ああ……死んだはず、だが……生きている。何らかの形で
:二人を複製し、経験まで引き継がせている」
[Hisasi] ここで、モニタ中の蓮花たん
[Hisasi] ウヤダさん内部で何か微妙な異変が起きている。
黒田 :「というと、幾らでもスペアがあるってことか……難儀だな」
[Hisasi] ウヤダの中に、ウヤダ以外のなんらかの生体反応がある
[TK-Leana] 子供が!
[Hisasi] ちょw
[TK-Leana] 妊娠三ヶ月
蓮花 :「……主様」
黒田 :「どうした?」
[Hisasi] 誰の子だよ!銀ちゃんの!?
蓮花 :「ウヤダさんの中に……ウヤダさん以外の生体反応が確認
:されています」
ウヤダ :「!」
[Hisasi] スイッチか
黒田 :「どういうことだ?」
[matuya] 妊娠です。
ウヤダ :「…………続けよう。銀二、俺が妙な挙動をしたら即座に
:抑えてくれ」
銀二 :「おぅ」
[Hisasi] 何かがいるぜ
黒田 :「頼むよ。……ここで暴れないでくれよ。2週間前に模様
:替えしたばっかりなんだ」
ウヤダ :「…………予想通り、か。やはり目的は……公子の可能性が
:ある」
[Hisasi] 汗を滲ませている
黒田 :「私かね?……確かに公子代理である私に不満を抱く者は
:少なくないがね」
ウヤダ :「…………ここで公子代理を刺激すること、だがやり方は
:随分乱暴だ、計画性はあれど、わざと夜会に知らせるような
:やり口をしている」
黒田 :「フム」
ウヤダ :「あるいは、本当の公子こそが……目的と言う考えもある」
[Hisasi] 浮葉の君の名がでたらウヤダンスイッチはいります、クローダを
攫おうとします、銀ちゃんとめてね
黒田 :「浮雲太夫かね?……確かにあの人は凄い人だが、それでも
:普通の吸血鬼の範疇を出ない」
ウヤダ :「そうか……今は休眠しているらしいが」
[Hisasi] ここで名前を出しておくれ、一緒に寝てるって
黒田 :「……ああ、そうか、そういうことか」
黒田 :「太夫じゃなくて、太夫が守っている人が目的か」
[Hisasi] 浮葉の君が特殊な魔女であることはクローダも知っている
ウヤダ :「……どういうことだ?」
黒田 :「ああ、私の『姉』の浮葉の君はクーネルダールという
:特殊な魔女の家系に連なるらしくてね。……私も詳しくは
:知らないが」
[Suo] 名前出ましたー
SE :どくん
黒田 :「……む、どうしたね?」
[Hisasi] 異常反応きたぜ
[Hisasi] ここで、表情のまったくなくなったウヤダさんが飛び出すぜ。
そのままクローダを抱えて逃亡しようとします。
蓮花 :「ウヤダさん内部の生体反応、上昇中」
ウヤダ :「…………」>無言で跳ねた
銀二 :「!!」
[Suo] 割って入るぜ
[Hisasi] ウヤダ
黒田 :「蓮花!隔壁下ろせ!」
ウヤダ :(ナイフをふるって銀ちゃんに叩きつけようとする)
[arca] クローダ。至福の時
銀二 :「ッ!!」
[Suo] 刀でナイフを受ける
ウヤダ :「…………」>ぎりぎり
[Hisasi] その目はウヤダンの目ではありませんね
[Hisasi] 内側にいる何か
黒田 :「蓮花、どうなっている?」
[Hisasi] そのまま銀ちゃんを蹴り飛ばしてクローダをひっさらおうとしますので
[Hisasi] やっちまってください
[Suo] 部屋の四方に防護壁が下りていて、人間の力じゃぶち破れないんだぜ
蓮花 :「ウヤダさん内部の生体反応が急激に上昇中!同時に、
:ウヤダさん本人の反応が弱まっています」
ウヤダ :「…………」>無造作にナイフを銀ちゃんに叩きつけようとして
銀二 :「黒田ッ!!『あれ』を使うんじゃ!!(ぎりぎり」
[Hisasi] この一連の動作はきっちり記録されている、ウヤダの依頼で
[Hisasi] 内部の変化も
黒田 :「少し手荒だが……」
[Suo] 右手を振り上げて降ろす。その間、黒田の掌がわずかに光ったのが
見えるかもしれない
ウヤダ :「……っ」
[Suo] 霊視能力のある人なら、エーテル体で出来た鞭のような剣のような
ものがウヤダに向かって伸びていったのが見える
[Hisasi] 咄嗟にかわそうとするが、不自然に体勢が崩れた
黒田 :「そこだっ!」
[Suo] 今度は左手を軽く振り上げる
[Suo] アーティファクト「第五元素の剣」による攻撃。肉体は傷つけず、
アストラル体にのみダメージ。
ウヤダ :「……っ」>喰らった
[Hisasi] 動きを止める
[Hisasi] 止まったか?
銀二 :「……どうだ?」
ウヤダ :「……(にぃ)」
[Hisasi] 笑った
ウヤダ :『……やはり、女を隠したのか』
[Hisasi] ウヤダの声じゃねえな
[Hisasi] しわがれ声だ
[Hisasi] そのまま、倒れた
黒田 :「聞かれてたか……」
[Hisasi] おそらく聴かれることを予期して
[Hisasi] モローが狙うものが何かを見極める積もりでした
[Hisasi] 狙いはクローダにもわかりました
黒田 :(まぁ、浮葉の君のことも知っているだろうし、これくらいは
:痛くも痒くも無い……)
[Hisasi] モローの狙いは浮葉の君
黒田 :「矢張り、浮葉の君か。……さすがに奴も、クーネルダールの
:魔女そのものには手出し出来ないようだな」
銀二 :「それはそうと、ウヤダを……」
[Suo] ウヤダさん、お姫様抱っこされてます(ぇ
[Hisasi] ハワさんには勝てないから
ウヤダ :「…………」
[Hisasi] 意識失ってる
黒田 :「分かった。客間の一つがある。そこに連れて行ってくれ。
:……蓮花、ウヤダ君内部の反応は?」
[Hisasi] ごっそり精神力削った様子、内部の争いで
[Hisasi] 反応は消えている
[Hisasi] 完全に同化していて、スイッチが入らないと反応がでない。
蓮花 :「鎮静化しています。……ですが五元素の剣の影響でウヤダ
:さん本人のアストラル体の反応も弱まっています」
[Hisasi] 別に動くけど完全に同一化してるからダメージはこっちにもくるぜ
黒田 :「ケイロン4%生食液とエーテル香を準備してくれ。
:……それから、アニー君にも連絡を頼む」
蓮花 :「わかりました。モニターは引き続き続けています」
黒田 :「佐上、頼む」
銀二 :「わかった」
[Suo] という訳で、アストラル体の回復を促す香を焚き染めた客間の
ベッドに寝かして
[Hisasi] その後の分析でも、ウヤダの内にいるなにかはわからなかった、
何かがあるということだけはわかった
蓮花 :「はーい、ちくっとしますよー」
[Hisasi] 完全に組織と同一化しており、分離できない
[Suo] ナースコスの蓮花が治癒の霊薬+鎮静の霊薬の混合液の点滴を打って
[Hisasi] コスする必然性がw
[matuya] 儀式的必然。
#くろーだ :「私の趣味だ(ずーん」
[Hisasi] 狙いはやはり浮葉の君
[Hisasi] さて、どう動くものか。
実験継続
--------
黒田 :「ともかく、だ。……これで狙いはハッキリした」
黒田 :「やれやれ、こんな事なら太夫達をローテンフェルト公国に
:移住させておくべきだったよ」
蒼助 :「騒がしいな」(調べ物を終えて出て来た
[Hisasi] そうか、狙われるから太夫は一緒に眠りについたんだね
[Hisasi] うまくまとまった!(いきあたりばったりですね
銀二 :「陣内、遅かったのぅ」
黒田 :「そっちはどうだね?」
ウヤダ :「…………」>目を閉じている、ぴくりとも動かない
蒼助 :「こちらは順調だ。何があった?」
黒田 :「うん、実はね……」
[Suo] かくかくしかじか、と事情を話す
[Hisasi] 1d4
[kataribe] Hisasi: 2(1D4) = 2
[TK-Leana] そのうちにアニーも到着します
[Hisasi] 二時間ほどでウヤダは目をさます
蒼助 :「なるほど。大変だったな」(片眉をつり上げる
ウヤダ :「…………」>軽く身じろぎした
黒田 :「……とりあえず、順調と言うには問題あるが、それでも
:敵の正体と狙いは……む?」
ウヤダ :「……っ」>飛び起きた
銀二 :「!?」
[Hisasi] 息を吐いて、ゆっくり肩を落とした
蓮花 :「……大丈夫です。内部の反応は止まったままです」
蒼助 :「おはようウダヤ」
ウヤダ :「…………」
[Hisasi] ものすごい罪悪感、記憶はきっちり残っている
[Hisasi] 記憶もあるし、判断もできるのに、体はまったく意思と正反対の
動きをする
黒田 :「気分はもう大丈夫かね?……アストラル体の損傷が治っ
:てない筈だ。もう少しゆっくり休んでいて大丈夫だ」
ウヤダ :「…………奴の強制か」
[Hisasi] 片手で額を押さえつつ
ウヤダ :「……いや、それより……はっきりさせてくれ」
黒田 :「ん?」
ウヤダ :「クーネルダールの魔女……俺も知っている、だが、吸血鬼
:だというのか?」
黒田 :「クーネルダールの魔女それ自体は吸血鬼ではない、一部の
:例外を除いては普通の魔女だ」
[Hisasi] 浮葉の君、もとは市原の魔女で、クーネルダール魔術を学んだ
非常に優秀な魔術師
黒田 :「でも、かつて、一人の吸血鬼と愛し合った末、自らも
:吸血鬼となることを選んだ人がいてね……」
[Hisasi] だが、知り合った浮雲太夫と恋に落ち、市原の魔女を捨てる為
[Hisasi] 決して魔術を使わないという誓いのもと、その胸に釘をうち両腕に
呪言を刻んで、市原を抜けた
[Hisasi] そして太夫に抱擁されて吸血鬼とあいなりました
ウヤダ :「……それが、浮葉の君、というわけか」
黒田 :「そうだ。そして、私の『姉』でもある」
[Hisasi] クーネルダール魔術のことはクローダなら知ってる、太古の魔術で
あり、万物の根源に触れるものであることも
ウヤダ :「モローが狙うほどの者……」
黒田 :「クーネルダールの魔術……私も少しなら聞いたが、何でも
:『根源』に触れることで、物のありようを根本的に変えて
:しまう術らしい」
蒼助 :「ふむ」
[Hisasi] モローさん、一方的に師匠と呼んでハワたんから魔術の一部を奪い
ました
[Hisasi] でもこれじゃたりない
ウヤダ :「クーネルダール、市原の女……」
黒田 :「クーネルダールの血は市原の魔女達と呼ばれる一族に受け
:継がれているが、太古の秘術を使える者は今の市原にも
:それほど多く無い」
[Hisasi] でも全部の市原はイコール魔術師ではなく、魔女の中の本の一握り
魔術を得るといった程度
ウヤダ :「…………」
[Hisasi] はっと思い出した
[Hisasi] 市原の誓いの魔女を腐毒に使っている
黒田 :「ん、何かね?」
ウヤダ :「奴は……その魔術を狙っている……既に、書化魔女という
:存在が奴の手に渡っている」
[Hisasi] 失踪した後にモローの手に落ちたので、ハワたんの擁護の対象では
ないのだ
黒田 :「ふむ……」
蒼助 :「……」(きゅぴーん
ウヤダ :「奴が根源に触れる術を欲しがる理由…………なるほど、
:完全な者を目指す……か」
黒田 :「人造の神の創造、か……」
[Hisasi] 知識系及び情報系で難易度13で成功したら
[Hisasi] モローが無限の卵という存在を求めてることをおもいだすことができる。
[Hisasi] クローダ振ってみる?
[Suo] 技能:『書庫』への接続:15+公子代理:3 で判定します
[Suo] 15+3-13-2d6
[kataribe] Suo: 15+3-13-11(2D6) = -6
[Suo] もっかい
[kataribe] Suo: 15+3-13-8(2D6) = -3
[kataribe] Suo: 15+3-13-3(2D6) = 2
[kataribe] Suo: 15+3-13-9(2D6) = -4
[Hisasi] 成功
[Hisasi] http://hiki.kataribe.jp/HA/?InfiniteEgg
[Suo] 余力:13/10
[Hisasi] こういうものを作ろうとしていること
黒田 :「……フム、『神の卵』か」
[Suo] 薄目を開けて
[Hisasi] そのために多くの人間の集団から蟲毒のように
[Hisasi] 強い魂を持つ者をつくろうとしていたこと
[Suo] ファミリーはその為の実験材料だったと
[Hisasi] そそそ
[Hisasi] 叩いて叩いて追い詰めて苦しめて
[Hisasi] それでもなおつぶれずに這い上がってくるもの
[Hisasi] ある組織で様々な実験を行った……
[Hisasi] 追い詰められた状況下、憎悪、苦痛、狂気、虐待、陵辱
[Hisasi] ……あらゆる実験を耐え抜いたのは、たった一人
[Hisasi] これ
[Hisasi] 目の前にいる彼はひょっとして、と
[Hisasi] 感づきます。
黒田 :「憶測で物を言うのは余り好きじゃあ無いんだがね……」
ウヤダ :「……なんだ?」
黒田 :「さっきの一件にしてもそうだったが……君は自分で思って
:いるよりもずっと、モローの計画に深く関わっている可能性が
:ある」
ウヤダ :「…………」
ウヤダ :「……俺は、使い捨てられた実験作だったはずだ」
ウヤダ :「奴の……狙いはなんなんだ……」
黒田 :「捨てたのではなく、それは実験の第二段階という可能性が
:ある。……実験室での実験の後、実験室の外の世界で継続
:して観察と調査を行う。……よくあることだ」
ウヤダ :「…………っ」
黒田 :「君に埋め込まれた生体組織、あれはモローにデータを
:送信している装置である可能性もあるだろう。……現に奴は、
:君を通して言葉を伝えた。恐らく、一方的ではあるが送受信の
:機能のある装置として考えて間違いは無いだろう」
黒田 :「……だが、天才とは言え、奴も人だ。……人の手によって
:作られたものである以上、何らかの解決方法はあると考える
:べきだ」
ウヤダ :「…………爆弾は、俺自身だったということか」
:>疲れたように笑った
ウヤダ :「……予期はしていたが……そう、か」
黒田 :「兎に角、太夫も浮葉の君も渡す心算はないし、君を操り
:人形のままにしておく気も毛頭無い。モローの捜査と同時
:並行して、生体組織の無力化の方法を調査し続ける」
ウヤダ :「蓮花、俺の行動と異常についての記録を分析できるか?」
蓮花 :「ウヤダさんさえよろしければ」
ウヤダ :「…………ああ、頼む」
[Hisasi] 色々分析されちゃいます、色々と
蓮花 :「わかりました。……必要な情報以外は極力伏せますので
:ご安心ください」
ウヤダ :「…………わかった」
[Hisasi] ああいってはいるものの、結構きているようだ
黒田 :「とにかく、疲れているだろう。今日のところはよく休んで
:くれ」
ウヤダ :「…………ああ」
[Hisasi] クローダに肩ぽんと触られても反撃してこない、これは重傷だ
[Hisasi] むしろ触ってもなにもしてこないのでクローダはなんか味気ない(おい
黒田 :「蓮花、引き続きモニターを頼む。……佐上はウヤダ君に
:ついていてくれ」
:(つまらないなぁ。……もっとイヤヨイヤヨ言ってなきゃ)
蒼助 :「俺も調べる案件が増えた。これで失礼する」
[Toyolina] ひどいw
黒田 :「ああ、頼む」
[Hisasi] クローダはクローダだった、、、
黒田 :「早急に精密検査を受けて貰おう。カトレア君とアニー君
:との連絡が早く付けば良いのだが……」
[Toyolina] こうも簡単に釣られてしまうなんて
[Hisasi] 計画に穴をつくって揺らがせることがモローの作戦なのよ
[TK-Leana] 入るタイミングがつかめなかったんだヨ
[Hisasi] 先が読めなくなる
[TK-Leana] 既にドアの前で空気読んで待っているかも知れん
黒田 :「ああ、もう着いてたのかな?入ってくれ」
[Suo] ドアに向かって
カトレア :「あーっと、そこはいいところで満を持して『ふっふっふ、
:お待たせした諸君!』と言って乱入するとこなのに!」
アニー :「……私は、つき合わされただけ」
黒田 :「さて、現状についてだが……もうドアの向こうで聞いてた
:みたいだし、大丈夫かね?」
黒田 :「アニー君も、こんな時間に済まなかったね」
アニー :「問題ない。既に準備も整っている」
ウヤダ :「……ああ、アニー頼む」
[Hisasi] スイッチ発動してたときのデータはある、分析はできないことも
ないかもしれない。
黒田 :「それは心強いな。……蓮花、データをアニー君に渡して
:くれ」
蓮花 :「了解しました。……これがさっきのデータです」
カトレア :「オーキードーキー、泥舟に乗ったつもりで居てくれたまえヨ」
[Suo] 水晶の結晶のようなものを渡しますよ
黒田 :「泥舟は怖いねぇ。せめて丸木舟で頼むよ」
アニー :(うなずく)「最善を尽くす」
[Hisasi] 浮葉の君については、クローダが知ってる情報はそんなに多くはない。
[Hisasi] 市原の誰に情報を聞くなり
[TK-Leana] というわけで、二人は早速分析に入ります
[Hisasi] うい
[Hisasi] では、手の空いた人。銀ちゃんあたりに、市原の倫子さんに聞きに
言ってもらいます。
[Toyolina] なんだ男か、と落胆の色を隠そうともしない倫子ちゃんであった
[Hisasi] あたぼうよ
時系列と舞台
------------
3月
解説
----
モローの狙いが明らかになっていく
-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=
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