[KATARIBE 32193] [HA21L] 夜会に忍び寄る影6

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Date: Thu, 26 Mar 2009 22:37:57 +0900
From: Subject: [KATARIBE 32193] [HA21L] 夜会に忍び寄る影6
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA21L] 夜会に忍び寄る影6
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登場人物
--------
狭間全般Wiki - 夜会に忍び寄る影
	http://hiki.kataribe.jp/HA/?YakaiNiSinobiyoruKage#l2


魔女の館へ
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[Toyolina] 圷さん(ガチ)の店とかどんなんなんでしょうね
[Toyolina] アングラな感じだとおらwktkしてくるだぞ
[Hisasi]  昼でも暗い古い洋館
[Hisasi]  蔦だらけで、古めかしい門、重々しい鉄の門を開けて。
[Toyolina] ギギィ
[Hisasi]  庭はおどろおどろしい石像やモンスターをかたどってかられた木
      とかがあるね

 淡蒲萄    :「……ほんとに人間が住んでんの? ここ……」

[Hisasi]  全体から怪しげオーラ

 淡蒲萄    :「……魔・女!って主張しすぎなんじゃないかな……ねえ」
        :>その辺に鎮座してるガーゴイルに
 ガーゴイル  :『まあそういうな、主の趣味だ』

[Hisasi]  答えやがった
[Toyolina] なんてこと

 淡蒲萄    :(ギョ)「うっわ、独り言聞くとか趣味悪!」
 ガーゴイル  :『領地内に入れば、その行動は筒抜けとなってもおかしくは
        :なかろう。何用かな?』
 淡蒲萄    :「圷さんに会いに来たんだけど。アポないけど、紹介状なら」
 ガーゴイル  :『主に御用か、紹介の主は誰ぞ?』
 淡蒲萄    :「ウヤダさん」
 ガーゴイル  :『ああ、暫くぶりの名だな。わかった入るがよい』

[Hisasi]  常連の名がでてきたので、割とすんなり通してくれました。

 淡蒲萄    :「ありがとー」

 淡蒲萄    :(ライオンが居る……)

[Toyolina] ドアに。ノックするアレ

 ライオン   :『おお、入るが良い』

[Hisasi]  いきなりw

 淡蒲萄    :「……それはどうも」

[Hisasi]  で、ぎーっと自動ドアのごとく開いた
[Toyolina] そのうち床のタイルがしゃべるんじゃないかとまで思い始めた
[ER]    とよりんそれ危険だわよ!!
[ER]    床のたいるは、すかーとの中がみえちゃうのよ!?<どうしてそう
      いう発想を(滅)
[ER]    ……すいません。魔法の国ザンスシリーズで、そういうシーン
      多発するんです(しくしく)
[Toyolina] もちろんそれを気にしたのだが、気にしてもしょうがないし
[Hisasi]  で、館に入ると、おちついた色合いのシンプルながらも上質そうな
      内装
[Hisasi]  どこにいけば?と思ってるはしから、ちかくドアがいつの間にか
      勝手に開いた
[Hisasi]  どうぞ、って意味のようだ。

 淡蒲萄    :(……案内なんだな、これきっと)

[Toyolina] 素直なのでその扉に
[Hisasi]  入っていくと応接間と思われる広い部屋。暖炉があって、ソファと
      ローテーブル
[Hisasi]  これは座ってまっててもおっけーなんだろう

 淡蒲萄    :(ソファがしゃべり出さないか無駄に警戒しながら座った)

[Hisasi]  で、ぽふんと座っていると
[Hisasi]  ぎぃ、と奥のドアが開いた

 SE     :かつん

[Hisasi]  足音
[Hisasi]  ドアの奥から顔を出したのは

 淡蒲萄    :(音のした方向に顔を向けた)
 倫子     :「いらっしゃい、可愛らしいお姫さま」

[Hisasi]  濃いグレーのローブ(なぜか改造してあるのかスリットばっちりです)
      姿の、みょうにむんむんの色気たっぷりのマダム

 淡蒲萄    :(立ち上がって)「初めまして、誓いの魔女、圷倫子」

[Hisasi]  にこやかにUSBさんの傍らに歩み寄って
[Hisasi]  きゅっと手をとって

 倫子     :「……多少は、事情は知っていてよ。吸血鬼の姫君、こんなに
        :可愛らしいお嬢さんとは思わなかったわ」

[Hisasi]  そして、手の甲にちゅっとキスして
[Hisasi]  いきなり飛ばしてますね、、
[Toyolina] 最初からクライマックスですね
[Tihipon]  がんばれUSB!

 淡蒲萄    :「……ウヤダから紹介されてきました。彼は今、あたしと
        :目的が同じなので、共闘してるんですが……その辺も、
        :もうご存じ?」
 倫子     :「円卓ね、知っているわ。どうぞお座りになって、詳しい話は
        :ゆっくり聞かせてもらいましょう」

[Hisasi]  ゆっくりとね!
[Hisasi]  もう本日閉店の看板だすから

 淡蒲萄    :「あ、はい。恐縮です」

[Toyolina] ゆっくりしていくことになった。


魔女の館でゆっくりしていってね!
--------------------------------

[Hisasi]  で、使い魔のメイド猫が
[Hisasi]  特製のハーブティーとシフォンケーキなどを運んできました

 倫子     :「……円卓、最近あちこちで活躍の噂は耳にするわ」

[Hisasi]  ハーブティーを一口飲んで
[Toyolina] メイド猫……

 猫メイド   :「にゃー」

[Hisasi]  二足歩行、メイド服、でも猫
[ER]    きゃああああああ

 淡蒲萄    :「そうなんですか、目立つつもりはあまりなかったんです
        :けど……」

[ER]    なにその萌える対象!!<おまいが萌えてどうする(汗
[Tihipon]  アイルーさん思い出しますねw
[Toyolina] やっぱりアイルーですよねー

 倫子     :「いいえ、いいことでもあるわ。新興の組織でこれほど
        :活発で実績も上げてるのはすごいことよ?」

 倫子     :「……でも、貴方がここを尋ねた理由は円卓だけでもないの
        :かしらね?」

[Hisasi]  何か知ってる風、ていうか夜会のこととか、襲撃のこととか知って
      るんじゃないかな、魔女だし。

 淡蒲萄    :「ええ……ぶっちゃけて言うと、腐毒、について、いろいろと
        :教えていただきたいと思って」
 倫子     :「……先日の、ヅカビ氏族」

[Hisasi]  ぽつり、と
[Hisasi]  で、笑顔満面だった顔が急に真顔になって、目が鋭くなった。

 淡蒲萄    :「もう知ってらっしゃるんですか。だったら。ウヤダさんが
        :言うには、使ってる可能性が高いって」
 倫子     :「あれだけの大勢の吸血鬼を短時間で、ともなると……
        :その可能性は高いわ」

[Hisasi]  というかほぼ確定

 倫子     :「腐毒というのは、魔女の血を触媒に使っている。これは
        :知っていて?」
 淡蒲萄    :「それはウヤダさんから聞いてます」

 淡蒲萄    :「詳しいことは、貴女に会えばわかる、って」
 倫子     :「ええ、吹利で出回っている腐毒の大半は、私かもう一人の
        :市原魔女の小手川江都子が精製したものよ」

[Hisasi]  出所が割合はっきりしている。

 倫子     :「……最初に腐毒が知れ渡った時、魔女達の血を狙う輩が
        :多くでたわ。実用性もあって高価で売れる……だからこそ
        :逆に私達が市場に流して魔女を狙う輩を封じ込めたのよ」
 淡蒲萄    :「一族を守るため」

[Hisasi]  密かに魔女捕まえられて売られるよりは、魔女自らが市場になが
      して一族の安全を図る

 倫子     :「…………おかげで、わたしたち市原魔女達と吸血鬼達は
        :あまり仲がよくないのよ」

[Hisasi]  まあ、末端はそうでもないんですが。

 倫子     :「私達も、同胞を護る為ならば殺しの毒をも作り出し売る
        :こともするわ」
 淡蒲萄    :「あー、そっか、気がつかなかったな……あたし、なんて
        :いうかすごく虫のいい相談持ってきてるんですね、よく
        :考えたら」
 倫子     :「いいわ、貴方のそんなしがらみに囚われないところは
        :とても好感がもてるもの」

[Hisasi]  色んな意味でね!
[Toyolina] いろんな!

 淡蒲萄    :「そう言ってもらえると、すごく助かります」

[Toyolina] ゆとりとか言われなかった。うれしい

 倫子     :「…………Dr.モロー。それは市原にとっても忌まわしい
        :存在よ」

[Hisasi]  きゅっと眉をよせた

 淡蒲萄    :「……あたしは詳しく知らないんですが……ウヤダはかなり
        :危険視してます」
 倫子     :「知らないほうがいい、なんて言っていられないわね。
        :あの男は……言葉で表すなら狂気、悪魔、天才……腐毒を
        :初めとした様々な発明はいずれも危険極まりなく、凶悪な
        :ものばかり」

[Hisasi]  で、見せてもらったアニーの分析結果の紙をながめて

 倫子     :「……この改良版の腐毒、私や江都子の調合するものとは
        :かなり異なるものね、殺傷することを貪欲に求め続けた……
        :使用者の安全すら考慮していない」

 倫子     :「詳しい魔力の痕跡などは、細かく見せてもらいたいところ
        :だけど」

[Hisasi]  言葉を切って

 淡蒲萄    :「……自爆テロ用?」
 倫子     :「……ええ、これほどの腐毒の触媒となる血は」
 倫子     :「吹利でならば……市原の最上位くらいかしら?」

[Hisasi]  つまり誓いの魔女

 倫子     :「でも、市原の誓いの魔女は全て集会に参加し、書化した
        :ものも館の地下書庫に収められている」

 倫子     :「…………唯一人、かつて明神市で行方不明になった書化
        :魔女以外」

[Hisasi]  不吉なキーワードでてきた

 淡蒲萄    :「……その人が使われている可能性、が高いってことですね」

 淡蒲萄    :「一人からどれくらい作れるんですか?」
 倫子     :「……書化魔女ならば、死なない程度に血を抜いて。また
        :書へ戻して回復をまてば、消耗は少ないまま長く利用できる」

 倫子     :「当然、一度に大量の血を抜くわけにはいかないわ。この
        :改良版ならば、取れる限界の血をとったとして」
 淡蒲萄    :(間があくにしても……材料は心配ないってことか……)「はい」

[Hisasi]  注射用だと6本くらい。爆弾換算すると3つ

 倫子     :「血中注射用ならば六本、爆弾に換算するなら三つほどね」

[Hisasi]  険しい顔になってる
[Hisasi]  これは市原魔女としても許すマジなことですよ

 淡蒲萄    :「……あたしが言うのもなんですけど……許せませんね」
 倫子     :「ええ……何を企んでいるのかは知らないけれど、決して
        :許せない」
 淡蒲萄    :「報復、のつもりでいたんですけど……それだけじゃ済ま
        :なくなっちゃった」
 倫子     :「……それにしても、解せないわね」
 淡蒲萄    :「? 何がですか?」
 倫子     :「何を目論んでいるのかがまるで見えない」

 倫子     :「これほど大掛かりな襲撃を行う理由、まるで挑発している
        :かのようにも見える」
 淡蒲萄    :「挑発……ちょっと真剣すぎる吸血鬼狩り、かと思ってたん
        :ですけど……そういうわけでもなさそうって感じですか?」
 倫子     :「本当に吸血鬼を狩るのが目的だったら、もっと被害は出て
        :いていいはず。これほど用意周到に奇襲を成功させることが
        :できるのなら、もっと行動していてもおかしくない」
 淡蒲萄    :「爆弾の数が足りてないのかな、って思ったんですけど……」
 倫子     :「……まるで、吸血鬼達を煽っているようにも見える。
        :そして私達魔女達をも」

[Hisasi]  いずれこの情報に行き着いたら吸血鬼も魔女も沸騰せざるおえない

 淡蒲萄    :「……殺し合わせる……としても……うーん」


明神市に何がある
----------------

 倫子     :「そういえば、ここ最近」

[Hisasi]  ふと、思い出すように

 淡蒲萄    :「……ん、あ、はい?」
 倫子     :「明神市で通り魔殺人が多発してるらしいわ」

 倫子     :「老若男女、被害者に共通点は何もない。けれど、いずれも
        :事件は追及されることなく警察側が捜索中となったまま情報が
        :何も出てこなくなるの」

[Hisasi]  零課いきになったから。

 淡蒲萄    :「明神市……昔からいろいろありますよね……」
 倫子     :「ええ、いずれも普通でない事件として……別口に渡った」

[Hisasi]  あ、ギリちゃんだ。とうっちゃんは思った。

 淡蒲萄    :「警察もかんでて……もしかしたら、そっちも少しわかるかも」
 倫子     :「そうね。それと……妖怪にも同じようにハンターらしき
        :何者かに惨殺されたという話を聞いたわ」

[Hisasi]  吸血鬼、妖怪、人間
[Hisasi]  満遍なくぬっころされてます。

 倫子     :「……全て、明神市平河町内」

[Hisasi]  ヅカビも平河町に屋敷構えてやがりました。

 淡蒲萄    :「明神市、平河町……あたしらの犠牲者もそのあたりでした」

 淡蒲萄    :「毎年床上浸水する住宅地があるとこでしたっけ……」
 倫子     :「ええ、喜由川住宅。かつてあった喜由川を埋め立てて
        :ヌシのいなくなった地が荒れたのも」
 淡蒲萄    :「そんな訳ありのとこで……何かある、んですね」
 倫子     :「……あの地は、なにかが封じられている。そう聞くわ」

 倫子     :「街の中央にはかつて古い土着の社があって、鎮めの祭が
        :開かれていたというけど、いつしか失われて社も取り壊さ
        :れてしまった」
 淡蒲萄    :「封じられてるなにか、を開放しようとしてる……?」
 倫子     :「以前、今と同じく霞ヶ池が活性化した際、社があった
        :工場跡が第一級汚染地区として封鎖された」

 倫子     :「そこは街の中心……あの男、もしくは協力しているものが
        :水を狙っているのだとしたら」

 倫子     :「死の穢れ、血の澱み……唯でさえ霊脈の乱れたあの地は
        :不安定になっているのに」

[Hisasi]  らめぇ!封印とけちゃう!ってことですよ

 淡蒲萄    :「手っ取り早くしようとしてるのなら……争わせるのが
        :早い……か……そうですね。その仮説、すごくしっくり
        :きます」
 倫子     :「嫌な予感ほど、当たりそうなのが嫌よね」
 淡蒲萄    :「ですね……ずいぶん、大きな話になってきて、急がない
        :とって思ってます、今」
 倫子     :「……重い荷を増やしちゃったかしら?」

 倫子     :「ここまで話が来ている以上、魔女も動かないわけには
        :行かないわね」
 淡蒲萄    :「いえ、やるって決めたことですから、重くても気にしない
        :です。こっちも、対応を変えないといけないですね」
 倫子     :「立派ね、なるほど、リーダーとして立つに相応しい資質だわ」

[Hisasi]  ときめきました^^
[Hisasi]  思わず手を握っちゃうくらい
[Toyolina] ときめかれた^^

 淡蒲萄    :「そんな、全然まだまだです。まだまだこれから」

[Toyolina] てれるぜ

 倫子     :「……魔女である、吸血鬼であることにかかわりなく。私、
        :圷倫子は、淡蒲萄、貴方の為に力をお貸しします」

[Hisasi]  萌えたから力かします^^
[Hisasi]  わかりやすい理由
[Toyolina] わかりやすいw
[Suo]    そしてのりちゃんに食われるうっちゃん(性的な意味で(ぇ

 淡蒲萄    :「え、あの、ありがとうございます……でも、あ、あの、
        :いいんですか?」

[Toyolina] とまっていきなさいな的な

 倫子     :「もちろんよ、今日はゆっくりしていって、もっと貴方の
        :ことを知りたいわ」

[Hisasi]  自重しないね

 淡蒲萄    :「はい、そうですね、急ぎの用件が出てこなければ」

[Hisasi]  ゆっくりしていってね!
[Toyolina] ゆっくりしていくことになった
[Hisasi]  ゆうべはおたのしみでしたね


ボウガンに思いを馳せる
----------------------

[Hisasi]  ウヤダさんはちょっぴり心配してましたが(アレな意味で
[Toyolina] それでどうこうなるUSBではなかった的な
[Hisasi]  うむ
[Hisasi]  魔女は焦らない、じっくり愛でて萌えるもまたよきかな
[Toyolina] USBにモテ期到来
[Toyolina] 行く先々で味方つくって帰ってきてるな……
[Hisasi]  それがトップの器
[Hisasi]  その頃の円卓。
[Hisasi]  双方情報集めなどをしつつ、一旦オフィスの倉庫で色々武器を
      漁ってるウヤダさん

 ウヤダ    :「…………」

[Hisasi]  手にしたのはごっついオートボウガン(カートリッジ交換式)
[Hisasi]  相当使い込まれてる品らしく、その手によく馴染んだ

 ウヤダ    :「…………」

[Hisasi]  昔愛用していたな、とか。そんなことをぼんやりと思いながら
[Hisasi]  ここらでユカタンは見た的なものを希望
[Toyolina] おいっす

 ウヤダ    :「……」>カートリッジ式、交換の際にはがしゃこんと箱を
        :変えて、初弾を張って準備オーケーになる、と

[Hisasi]  実際に張ってはいないけど、イメージしつつ、

 レニー@昔  :「こうやって……」

 友霞     :(書類の束を手に入り口を通りかかった)
        :「あれ、うやださん……?」

 ウヤダ@昔  :「そうだ、しっかり引いて張るんだ。これがゆるいとうまく
        :撃てない」

[Hisasi]  手にしたごっついオートボウガンを手に、なんだか何かを思い出すように

 ウヤダ    :「…………」>ユカタンの声に気づかなかったようだ

[Hisasi]  そして

 ウヤダ    :「…………レニー」

[Hisasi]  誰?
[Hisasi]  苦しそうに

 友霞     :(悪い気はしてるけど目が離せない)
 ウヤダ    :「……お前は……死んだはずだ」

[Hisasi]  ボウガンを撫でた、表情は見えない、だが……辛そうに見えた。

 友霞     :(……うやださん……誰のこと、思い出してるんだろ……)
 ウヤダ    :「…………俺のせいなのか、レニー」

[Hisasi]  うつむいた
[Hisasi]  背中は酷く寂しそうで

 友霞     :(思わず書類の束を持つ手に力が)

[Hisasi]  ばさっ
[Hisasi]  ずり落ちちゃった、下手に力入れすぎて。

 ウヤダ    :「……っ」

[Hisasi]  振り向いた

 ウヤダ    :「誰だ」

[Hisasi]  鋭い声。

 友霞     :(ドッキンコ。思わず隠れてしまった)
 ウヤダ    :「……」

[Hisasi]  いない?
[Hisasi]  で、歩いてきた
[Hisasi]  足元には落ちた書類。

 友霞     :(気まずい)「……す、すみません、のぞき見るつもりは……」
 ウヤダ    :「……お前か」

[Hisasi]  見られた、とか思った。
[Hisasi]  手にはボーガンぶらさげたまま

 ウヤダ    :「いや、いい」

[Hisasi]  レニーって誰だろう
[Hisasi]  そしてその使い込んだボーガンは何か思いいれでも?

 友霞     :「すぐ、戻りますから……誰にも言いません……」
 ウヤダ    :「…………」

[Hisasi]  黙った
[Hisasi]  なんだかこの時のウヤダさんは、ロケット組み立ててたときの
      ガキのような面とも違う、仕事の時の表情のない厳しい顔とも違う
[Hisasi]  酷く辛そうな顔に見えた。

 友霞     :(書類拾いあげて)「うやださん……」
 ウヤダ    :「…………少し、昔を思い出していた」
        :>ボーガンを軽く撫でた

[Hisasi]  懐かしい品のようだ

 ウヤダ    :「それだけだ……」
 友霞     :「……夢と、関係ありますか?」
 ウヤダ    :「…………どちらも、同じ奴だな…………中身は全く違うが」

[Hisasi]  夢に出たのは悪夢のレニー
[Hisasi]  記憶の中は綺麗なレニー(実は黒かったけど)

 友霞     :「……レニーって人、ですか。うやださんを苦しめてるのは
        :……(俯いたまま)」
 ウヤダ    :「……妹だ」

[Hisasi]  ぽつりと

 ウヤダ    :「俺が拾って、育てて……狂って……俺が、殺した」
 友霞     :「殺し……でも、それって……理由が、理由、あるんです、
        :よね……」
 ウヤダ    :「…………俺と同じ、改造された人間だ。精神は壊れ果てて、
        :狂った殺人鬼となった」

 ウヤダ    :「ただ一つ、俺への執着だけを残した」
 友霞     :「うやださん……」
 ウヤダ    :「……俺は気持ちに応えなかった。結果的に、それが決定的に
        :あいつを壊してしまった」

 ウヤダ    :「死んだはずだった、この手で殺したはずだった……なのに、
        :奴はまだ俺の内から消えない」
 友霞     :「……うやださんは……その人のことが、好き、ですか?
        :それとも……」
 ウヤダ    :「……俺は妹として思っていた。今でも……そう思っていた
        :かった。だが……」

 ウヤダ    :「……あいつはきっとそれを許してくれない」
 友霞     :「それは、うやださんのせいじゃありません……」
 ウヤダ    :「……だが、奴は今でも夢に出る。ふとした時に声が聞こ
        :える……手を止めた時、視界に奴が映る」

[Hisasi]  それもう幻覚というか幻聴というか、、、後遺症というか

 友霞     :「決着、ついてないんですね、うやださんの中で」
 ウヤダ    :「…………応えられない」

[Hisasi]  ぞるぞるしながら好きだといわれてもなぁ、、、
[Toyolina] うむ。。

 ウヤダ    :「……応えるべきだったのかもしれない、そうしていれば……」

[Hisasi]  応えてたとしても、そうとうにヤンデレキモウトになってそうな
      気もした

 友霞     :(ボウガン持ってる手に手を添えた)「私は……うやださんの、
        :味方です」

[Hisasi]  あそこまで醜い愛を見せ付けたレニーさんですから
[Toyolina] DVな家庭が想像されますね

 ウヤダ    :「…………」>一瞬びくりとしたけど、そのままで

[Hisasi]  どうして、あの子を見るの!?いまあの子のこと見てた!ぜったい
      みてた!(斧を手に)
[Hisasi]  容易に想像できます
[Toyolina] おお、こわいこわい

 ウヤダ    :「…………ああ」

[Hisasi]  ユカタンアイには、怯える子供のように見えました。
[Hisasi]  ねぇうやだ、ねぇねぇねぇあいしてるよね(はぁはぁ)
[Hisasi]  怖いだろJK

 友霞     :「レニーって人が許してくれなくても、私が許しますから、
        :それはもうトントンです」
 ウヤダ    :「…………」

[Hisasi]  ここでちょっと手とか握り返してもいいのかもしれないのかなと
      一瞬よぎったけどウヤダさんはそんな発想をするだろうか
[Toyolina] 子供的にはしてもおかしくないとおもうます^q^
[Hisasi]  ですよねー

 ウヤダ    :「……ありがとう」
 友霞     :「え(顔をあげた)」

[Hisasi]  添えたユカタンの手を握り返した
[Toyolina] ありがとうとか言われたのはじめてなんじゃね
[Hisasi]  解釈は自由
[Hisasi]  ウヤダさん的にはヨコシマな意味は全くないから安心していい
[Hisasi]  ちょっと子供が優しいお姉さんの手を握り返した的な

 友霞     :「はい。私でも、少しはお役に立てましたか?」
 ウヤダ    :「…………ああ」

[Toyolina] まさにそんなかんじ。
[Hisasi]  頷いた
[Hisasi]  さっきより少し落ち着いた封に

 友霞     :「……ちゃんと、秘密にしておきます」
 ウヤダ    :「…………そうしてくれ」

[Hisasi]  秘密レベル1ゲットしました。
[Toyolina] なんか増えたw

 友霞     :「……私で楽になれるんだったら、いつでも使ってもらって
        :いいですから」

[Hisasi]  なんかKA-02でレニーたんが涙目で斧を構えていますよ
[Toyolina] おお、こわいこわい
[Hisasi]  SATUGAIフラグ立ちそうです
[Toyolina] 見られたら惨殺されるね
[Toyolina] 髪黒いし
[Hisasi]  当然ですよ
[Hisasi]  しかも手を握られましたね
[Hisasi]  もう殺すしかないっていうか、その手に無断で触ったわね私の
      許しもなく私のウヤダなのにわたしのわたしのわたしの
[Hisasi]  ちょっとだけユカタンと積んだけど
[Hisasi]  レニーの嫉妬フラグも立ちました
[Hisasi]  ユカタンの明日はどっちだ


おまけ
------

[Toyolina] ><
[Toyolina] 大殺界だよ!レニーちゃん
[Toyolina] 日本はいい国。黒髪いっぱい!コロしがいがある!(第一話完)
[Hisasi]  黒髪で小柄で気遣いのできる子
[Hisasi]  かつてウヤダさんがときめいていたマリアさんとかぶるかもしれ
      ませんね(はい、レニーさん嫉妬殺害フラグさらに追加)
[Toyolina] おそろしいです
[Hisasi]  例のボーガンを『どうやって撃つんですか?』とか聞いて
      「こうやってもつ、構えは」とか手に手をとって教えてもらう
      (はい、レニーさんもう許さないバラバラ殺害フラグ立った)
[Hisasi]  楽しみです^^
[Toyolina] 弦はこのハンドルを巻いて(手に手を取ってハンドルを巻く)
[Toyolina] さらに細切れフラグ
[Toyolina] ミンチに
[Toyolina] ><
[Hisasi]  なんという
[Toyolina] ハンバーグにして食わされそうですね
[Toyolina] だっきちゃん的に
[Hisasi]  お料理がんばるぞー
[Hisasi]  セエレなんて比じゃねえな、、、
[Toyolina] カニバリスト レニー
[Hisasi]  ヤンデレも行き着いてしまうと、、、
[Hisasi]  程々が一番ですね、、、
[Toyolina] ええ、、、
[Hisasi]  ともあれ、ユカタンともちょっとフラグが立ちそうなのでいい
      感じです。
[Hisasi]  死亡フラグも立ちましたが
[Toyolina] 殺伐愛

時系列と舞台
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3月

解説
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淡蒲萄は魔女・圷倫子の協力を取り付けた。一方ウヤダは。

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