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Date: Thu, 26 Mar 2009 21:23:54 +0900
From: Subject: [KATARIBE 32188] [HA21L] 夜会に忍び寄る影１
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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Web: http://kataribe.com/HA/21/
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[HA21L] 夜会に忍び寄る影１
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登場人物
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狭間全般Wiki - 夜会に忍び寄る影
http://hiki.kataribe.jp/HA/?YakaiNiSinobiyoruKage#l2
序
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[Hisasi] 注、残虐行為手当なシーンが展開します。
[Hisasi] 夜。
[Hisasi] 夜道を走る、子供。
子供 ：「はぁ……はぁ……」
[Hisasi] 塾の帰り道、ついコンビニに寄って予定上に時間が過ぎてしまった。
[Hisasi] 早く帰らなきゃ
子供 ：「……はぁ……(振り向いて、また走り出す)」
[Hisasi] いつもと違う、家への近道を
[Hisasi] あの道は人通りが少なくて暗いから通ってはいけない、と
[Hisasi] いつも言われていたはずなのに
子供 ：「……うぅ……」
ＳＥ ：がさがさがさがさ
子供 ：「……ひっ」
[Hisasi] つかず離れず追いかけてくる気配。
子供 ：「た、すけ……てぇっ……」
ＳＥ ：がさがさがさがさがさがさがさがさ
[Hisasi] 走り続けた足が震える
[Hisasi] もう、限界だった
子供 ：「うぁっ」
[Hisasi] つんのめるようにその場に転んで
ＳＥ ：がさっ
子供 ：「ひっ」
[Hisasi] 転んだ拍子にすりむいた膝、その痛みすらわからないほどに
子供 ：「ひ……あ……」
ＳＥ ：がさっ
[Hisasi] 茂みから、ぬぅっと現れたのは
[Hisasi] 黒い毛皮、ギラリと光る目。
子供 ：「……たすけ……おかあさ……」
[Hisasi] 次の瞬間、黒い毛皮の主からのびた牙が子供の胸を貫いた。
子供 ：「ああぁぁぁ」
[Hisasi] がくりと、崩れ落ちて
[Hisasi] 赤い血溜りが広がっていく。
[Hisasi] 血塗れた牙を引き抜いて、黒い毛皮の猪？のようなものが木々の
合間へと消えていく。
子供 ：「…………」
[Hisasi] 見開いた目から涙をこぼしたまま、事切れていた
[Hisasi] この後、通報により。通り魔事件として明神署の捜査が始まる
ことになる。
[Hisasi] が
[Hisasi] 現場に残った証拠や、凶器から
[Hisasi] その事件は零課に引き継がれることになる。
[Hisasi] そして付近住民らの恐怖と偏見が、更に強まる始まりでもあった。。。
[Hisasi] そして別の場にて。
女の子 ：「……うぅ」
[Hisasi] 木々の合間を逃げ惑う女の子
[Hisasi] 必死に羽根をはばたかせて、少しでも相手を撒けるように
女の子 ：「たすけて……」
[Hisasi] 少女は人ならぬあやかしだった。
[Hisasi] 一人で遊んでいて、うっかり人里に近づきすぎてしまったのだ。
女の子 ：「……！」
ＳＥ ：がさがさっ
女の子 ：「ひっ」
？？ ：「…………」
[Hisasi] ぬぅっと姿を現したのは、黒尽くめの服に覆面のようなものを
かぶった人。
女の子 ：「……ヒト……おのれ……」
？？ ：「…………」
[Hisasi] 黒尽くめが手にしていたのは、
ＳＥ ：ガシャン
[Hisasi] ごっついオートボウガン
女の子 ：「ひっ」
[Hisasi] その狙いは真っ直ぐに少女に向けられている
女の子 ：「い、いや……いやぁっ！」
[Hisasi] 逃げようとして
？？ ：(じゃきん)
ＳＥ ：ずがががががががががががが
女の子 ：「きゃああああぁぁぁぁ」
[Hisasi] その背中に、体に腕に足に羽根に
[Toyolina] ＞＜
[Hisasi] 容赦なく突き刺さり、地面に転がる
女の子 ：「……う……あ……」
[CorDarui] 流石２１、命が軽い
？？ ：「…………」
[Hisasi] 虫の息の少女を見下ろして。
？？ ：「…………」＞狙いを少女の頭に
ＳＥ ：ガスッ
[Hisasi] 沈黙
女の子 ：(虚ろな目でもう動かない)
[arcaZzzzz] これに蒼助が関与していたら面白い
？？ ：「…………」＞ボウガンを下ろして
[Hisasi] 後にする。
[Hisasi] そして
[Hisasi] 何処かの館にて
[Hisasi] 黒い毛皮をまとったなにかと
[Hisasi] 黒尽くめの服の誰かが
黒毛皮 ：(ごそごそごそ)
[Hisasi] 内側から毛皮が開いた
[Hisasi] 中から出てきたのは栗色の髪に水色の瞳の小柄な少女
黒尽くめ ：(マスクに手をかけて)
[Hisasi] ばさっと脱いだマスクから長い金髪が零れた
レニー＠量産 ：「うまくいったよ」
アイリス＠量産：「こっちも」
レニー＠量産 ：「まだ足りない？」
アイリス＠量産：「足りない？」
レニー＠量産 ：「じゃあ一杯殺そう」
アイリス＠量産：「もっとたくさん」
レニー＠量産 ：「いっぱい殺そう、ウヤダにほめてもらうの」
[Hisasi] その目は光はなく。
[Tihipon] キャー
アイリス＠量産：「たくさん殺しましょう、アサドがさみしくないように」
[Hisasi] 笑っていた、だがその顔はまるで正気というものはなく
モロー ：「そう、まだ足りない、ふふ、ふえへへへ」
モロー ：「これほど緩んでいながら、封は思いのほか強固だ……
：ふふ、それほどの力が眠っている、くくくく」
レニー＠量産 ：「殺せばいいのね？たくさん」
モロー ：「さよう、穢れと憎しみと無念……もっとたくさん積み
：重ねるがいい」
レニー＠量産 ：「うん、たくさん殺す。いっぱい殺すよ、ウヤダにほめて
：欲しいもの」
[Hisasi] ほめないよ、、、、
アイリス＠量産：「もっとたくさん」
レニー＠量産 ：「もっともっとたくさん」
アイリス＠量産：「たくさんころすよ」
レニー＠量産 ：「ふふふ、ふふふふ……」
アイリス＠量産：「うふふ」
[Tihipon] ヤンデル最先端。
[Hisasi] そして、この二件の事件から
[Hisasi] さらに人間と妖怪の関係が微妙なものになってゆく
[Hisasi] マッチポンプ
[Hisasi] 双方に燃料を投下し、疑いと憎しみを煽る。
[Hisasi] 後はどんどん燃え移り、大火へとなっていく
モロー ：(にぃ)
[Hisasi] もっと燃え広がるがいい
[Hisasi] もっとたくさん血を流すがいい
[Hisasi] 封の揺らぎがさらに増し
[Hisasi] 『それ』は姿を現す
[Hisasi] きゃっきゃと楽しそうに去ってゆくヤンデル二人を見送って
モロー ：「……思惑通りですな」
[Hisasi] ちらと、横目で
？？ ：「……ええ」
[Hisasi] 黒いローブ姿の何者かを見る・
？？ ：「…………」
モロー ：「私にとっても興味深い事象であることには違いない、
：ふふ、ふふふふ」
[Hisasi] 黄色い歯をむき出しにして笑う
[Hisasi] ----
[Hisasi] モロー、相変わらずロクなことしてない
[Hisasi] そして、子供の殺害事件が零課行きになりまた無能呼ばわりされる
明神署
[Hisasi] 士気低下
[Suo] しかも自分が柱になるために人間を喰らいまくる河童も出没したり
で更に大変なことに
[Hisasi] カッパは２１メンバーに倒していただこう
[Hisasi] レニー＆アイリスさんは戦ってもいいけど、こっちも殺る気でいき
ます。覚悟ヨロ＾＾
時系列と舞台
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3月
解説
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無差別殺人が始まった。
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