[KATARIBE 32168] [HA21L] 『迷宮』黒き翼

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Date: Sun, 22 Feb 2009 08:41:38 +0900 (JST)
From: Subject: [KATARIBE 32168] [HA21L] 『迷宮』黒き翼
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2009年02月22日:08時41分37秒
Sub:[HA21L]『迷宮』黒き翼:
From:matuya


[HA21L]『迷宮』黒き翼 
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登場人物
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乃依枝四深(のえぐさ・よみ)
  :つまりずっと寝てた。パジャマ/ネグリジェも黒い可能性あり。
稲浪睦生(いななみ・むつき)
  :ばぶう。
ヨミ
  :黒翼の魔天使。
稲浪靖之(いななみ・やすゆき)
  :禁忌に触れた男。
 

●遠き日の夢
---------------

[matuya]  これから四深に無茶振りをするのでやばくなったら
      モニタの向こうで右手を上げるんだ。見えないけど。 

------ 

[matuya]  こんな夢をみた。 
[matuya]  四深は気づくと、どこか洞窟のような場所にいる。 
[matuya]  傍らには、一人の男。 
[matuya]  男は腕に、布にくるまれた赤子を抱いている。 
[matuya]  男の風貌は、どこか、睦生に似ているように思える。 
[matuya]  赤子を抱く男の右手には、特徴的な痣がある。 

 男      :「――どうやら、逃げ切ったらしい」 
 男      :「すまないな。君には迷惑を掛ける」 

[matuya]  男は銀色のプレートのようなものを胸から下げている。 
[matuya]  プレートの表面に四深の姿がうつりこむ。 
[matuya]  黒い服に黒い髪。 
[matuya]  背中の翼もまた黒い。 

[matuya]  #――そろそろ右手をあげてもよろしくてよ。 
[matuya]  #――オケイ。見えなかった。無茶振りを続けよう。 

 男      :「いいのだよ。君が契約を結んでいたのは妻のはず。
        : もう君をしばるものはない。無理に付き合わなくとも」 

[matuya]  #睦生パパの名前がみつからないorz 
[Hisasi]  #靖之 

[matuya]  というわけで男の名前は靖之だと、ヨミは認識できる。 
[matuya]  まるで他人の記憶が混じったかのような感覚がある。 
[matuya]  また、自分が目の前の男、より正確には
      その手の中の赤子を守る者だという感覚がある。 

[kurov]   #なんという因縁。そりゃマブダチだよ…… 
[matuya]  #本人かどうかは知らないw 
[matuya]  #転生だったり記憶が混じったりかもしれないし
      そうでないかもしれないが何も決めていない。 

 靖之     :「――傷は大丈夫かい?
        : あの砂に接触すれば君だって無事ではすまないだろう」
 ヨミ     :「問題ない。」 

[kurov]   動ける。 

 靖之     :「そうか。ならいいんだが――」 

[matuya]  ――君はあれが亡くなってから、すっかり笑わなくなってしまったな。 
[matuya]  男の腕の中で、赤子がむずがって泣き出す。 

 ヨミ     :(す、と赤子に手を伸ばし、額に触れる) 
 赤子     :「ふぇぇ――ふ、ふぁ。あぶ……」 

[matuya]  小さな手を伸ばしてヨミの手に触れる。
      指にしがみついているうちに、表情が柔らかくなる。 

 靖之     :「ムツキはすっかり君になついたなあ」 
        :「生まれたときから世話してもらっているんだから、当然か」 

[matuya]  フラッシュバック。赤子を抱く若い女性。
      古代の日本風の装束の巫女のような姿。 

 女性     :「ほら、ごあいさつ。
        : お母さんとあなたを守ってくれるひとなのよ?」 
 女性     :「ずっと――ずっとね」
 
[matuya]  遠くから近づいてくる気配。
      追っ手がまたやってくる。 

 ヨミ     :(男を背に庇うようにして立ち、先に行けと合図する) 
 靖之     :「……すまない。決して無理をしないでくれ」 

[matuya]  幾度か振り返りつつ、赤子を抱え、男は駆けていく。 

 ヨミ     :(背中で頷き、得物を構える) 

[matuya]  やがて、回廊の向こうに気配があらわれる。 
      白い姿。背中からは大きな白い羽。 

[matuya]  その羽根の一枚一枚は、きらめく粒子で出来ている。 
      白い天使が進み来る背後で、粒子を浴びた地面が、
      ざあざあと煙を立てている。 

[matuya]  砂の天使が、ヨミを視界に捉える。 
      感情の感じられない眼の中に、機械のように殺意が灯る。 

 ヨミ     :(天使を無表情に見つめ返し、壁を蹴る) 

[matuya]  天使が手を広げ、ヨミにむかって襲い掛かる。 
[matuya]  衝撃。 

------
 
[matuya]  眼が覚めた。 
[matuya]  なんだか、左目がいたい。
 
 四深     :「夢かよ!」 

[kurov]   一人ツッコミが虚しく空を切る 

 四深     :「……夢にしちゃなんかやけに実感があったな。
        :まだ感触が残ってるみたいだ」(そ、と左目に手をやる) 


●プロジェクトCHU-2
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[matuya]  ヨミは夢の中身を覚えていても忘れてしまってもかまわない。 
[matuya]  というわけでヨミの設定を捏造するぜプロジェクト。 
[matuya]  羽根とかあったぜ。蝙蝠っぽいけどな。 
[matuya]  ――そしてまた敵を増やしてしまったことに気づく私でした。 
[kurov]   あっはっは。 
[kurov]   蝙蝠翼でしたか。 
[matuya]  いやお好みで。 
[kurov]   ぼかーもう烏の如き黒い天使翼っていう
      中二病全開方向で考えていましたw 
[matuya]  敵がGN粒子な翼の生えた『砂』の天使こと殺戮マッスィーンなので 
[matuya]  なら悪魔っ子かのうとか脊椎で考えた結果が。 
[kurov]   デッビール。 
[Tihiro]  デビルマン…… 
[matuya]  ここまで書いたところでは、
      ヨミさんは元々、睦生ママのしゅごキャラだったぽい。 
[matuya]  パパがやってきてママをアレして睦生さんが生まれたぽい。 
[miburo]  最近の流れだとデビルパーソンと呼称すべきか 
[matuya]  そしてその後いろいろあって、ママはお亡くなりになった上、
      パパと睦生は逃亡生活ぽい。 
[matuya]  てなところでどうだろうか。 
[matuya]  ああ。サタンだからな。 
[kurov]   デイルマンレディー。 
[Toyolina] レディーはなつかしいな 
[kurov]   六枚羽根の地上に降りた堕天使。 
[kurov]   グレート・中二病・エインジェル。 
[kurov]   多いとつらいな…… 
[matuya]  羽根が多すぎるとデザインつらそうだ……。 
[matuya]  漆黒の36枚羽根。 
[TK-Leana] わらえる 
[kurov]   もうなんか黒い後光にしか見えなくなりそうです。 
[TK-Leana] 最早羽毛玉 
[Toyolina] モジャー 
[matuya]  しかし以前、睦生パパが睦生を送り出すシーンがあって、
      あそこに前世ヨミはいなかったということは 
[kurov]   しんだ。 
[matuya]  その間のどこかで死ぬシーンが入るのだろうな。 
[kurov]   敵を増やさないために相討ち。 
[matuya]  すると、じつは睦生は微妙に年上なのか。
      拾われたから正確な年齢わからなくなってるのかも。 
[kurov]   すでに生まれてた赤子に憑依とすれば。 
[matuya]  ああ。それはありだw 
[matuya]  ていうか彼女の遺志と記憶を
      生まれたてのヨミが受け継いだ可能性もあるのか。 
[kurov]   そうですね。なんだかきれいに纏まりそうだ! 
[matuya]  もっとも古い遺志なので全く覚えていなかったという。 
[kurov]   微妙にひっかかってたので中学で出会った睦生に
      なんとなく惹かれてずっと一緒に。 
[matuya]  覚醒するとじごくのちからが使えるように。 
[kurov]   随分深いところで結びついてしまった。 
[kurov]   邪眼死神前世系! 
[Toyolina] すさまじい中2 
[miburo]  あとひとつで満貫 
[matuya]  なんという中二。 
[Tihiro]  楽園の探査網に引っ掛からなかったのが不思議w 
[TK-Leana] 多界構造便利 
[TK-Leana] やっぱりメイン武器は鋼糸とかにすれば 
[kurov]   なんだってー 
[matuya]  ヨミムツはまた別の関係性になるだろうか。さて寝よう。 
[Suo]    あと一つ、一体何を習得するのだろうw<中二属性 
[Tihiro]  えたーなるふぉーすぶりざーど? 


解説
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世界の何処かで 闇が蠢く
次回「六星」
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Matuya





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