[KATARIBE 32132] [HA21L] 覚悟と託されたもの

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Date: Thu, 29 Jan 2009 21:15:02 +0900
From: Subject: [KATARIBE 32132] [HA21L] 覚悟と託されたもの
To: kataribe-ml <kataribe-ml@trpg.net>
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[HA21L] 覚悟と託されたもの
==========================
登場人物
--------
HA21C:苦労性JK:松殿眞優歌(まつどの・まゆか)[JK][髪型だけのっち]
[霞ヶ池対策室][マユカ]
    http://kataribe.com/HA/21/C/0119/
HA21C:Viper Bite:葉月奏一(はづき・そういち)[ベタ][実はへたれ]
[明日から本気出す][霞ヶ池対策室]
    http://kataribe.com/HA/21/C/0115/
HA21C:まるきゅー:メリー・ディセンバー[霞ヶ池対策室][馬鹿][まるきゅー]
    http://kataribe.com/HA/21/C/0118/
HA21C:蒼雅の術師:玖珂至[霞ヶ池対策室][嫁は現役JK][忍者]
    http://kataribe.com/HA/21/C/0116/
HA21C:片足のダウザー:清水孝利(しみず・たかとし)[水道局霞ヶ池対策室]
[ダウジング][義足]
    http://kataribe.com/HA/21/C/0126/


年少組おやつの時間
------------------

 メリー    :「まゆちゃんきのーたいへんだったみたいだけどだいじょ
        :うぶだった?」

[Tihiro]  @対策室

 マユカ    :「は、い? い、いえ、特に問題なかったですよ?」
 至      :「でも、水の怪を倒したんですよね」

[Tihiro]  そっちに反応した!?>携帯(?)
[Toyolina] だってw

 マユカ    :「え、ええまあ……深手を負わせた、くらいまでは私がやっ
        :たと思います」
 メリー    :「んゆ、けがしなかったー?」
 マユカ    :「え、ええそれも全然……」
 至      :「あの、どしたんですか?」

[Hisasi]  さっきからきょどってますよ?

 メリー    :「なんか、よーすがおかしいよ?」
 マユカ    :「い、いえ……昨日遅くなっちゃって、泊まって帰ったん
        :です。それで、ちょっと疲れてるのかも……」
 至      :「ちゃんと疲れ取らないとだめですよー」

[Toyolina] とはいいつつも昨晩の出来事を思い出したりしているわけなんです
      けどね!

 至      :「ほら、疲れてると…………いろいろ」

[Hisasi]  ふと何かを思い出しそうになって、ちょっと赤面して

 メリー    :「しっかりやすまないとー。つかれてるとしっぱいがふえ
        :るよ?」
 至      :「いや、なんでもありません」

[Toyolina] 旦那!
[Tihiro]  何を思い出しかけたw
[Toyolina] どうしたんですか旦那!w
[Hisasi]  嫁と二泊三日東京に行ってたからね

 至      :「あ、え、えっと、そうだ、東京のお土産、わ、渡すの忘れ
        :てて」

[Hisasi]  東京バナナかってきたよ

 メリー    :「これなにー?」
 マユカ    :「あ、ありがとうございます! あとでおやつのときに
        :頂いてイイですか?」
 至      :「はい、じゃあ、お茶といっしょに」

[Toyolina] っていうか今からおやつになりそうですねこいつら
[Hisasi]  じゃあ、お茶にしよっか(えへへ

 メリー    :「じゃーおちゃいれまーす。こーひー?こーちゃ?りょく
        :ちゃ?」
 マユカ    :「私、緑茶がいいです!」
 至      :「あ、拙者は緑茶がいいかな」
 メリー    :「じゃーりょくちゃいれてきまーす」(てててと
 マユカ    :「……いや、ホントは昨日いろいろあって……ですね」
 至      :「いろいろ、と、いいますと?」

[Hisasi]  でもこの面子ではいえねえべw
[Toyolina] ええ言えるところだけ言おうかなとw
[Toyolina] せっかく同年代組なんだしw
[Tihiro]  メリーもちょっとして湯飲み3つ持って戻ってきた。

 メリー    :「おちゃをおもちしましたー」
 マユカ    :「このままだと死ぬぞ、とか……なんていうか、死ぬ死ぬ、
        :ってあっさり言われちゃって。死ぬとか、身近な話なん
        :だなって思って……」
 至      :「…………いつ死ぬか、わからない世界ですから」

[Hisasi]  神妙な顔をしている
[Hisasi]  なんかすごく真顔

 至      :「拙者が生まれた蒼雅の家も、妻の玖珂の家も」
 至      :「命を賭して戦うよう宿命づけられた家、ですから」

[Hisasi]  うなづいて。
[Hisasi]  なんかJKにはちょっと重い発言。

 メリー    :「うん、わたしのおとーさんもきゅーけつきとたたかって
        :しんじゃったし。あぶないばしょなの」(お茶置いて行きつつ

[Tihiro]  こーゆーおしごとは、と

 マユカ    :「もしかしたら、私だけ覚悟出来てないのか、とか思って。
        :葉月センパイも、早坂さんもみんな出来てて当たり前みたい
        :な感じだし」

 マユカ    :「どうやったらそういう覚悟って出来るんでしょうね」
        :(東京ばななモフモフ)
 至      :「……場数、じゃないかなーと、思います(もふもふ)」

 至      :「兄上は、幼い頃から。次期当主として父上について、
        :色々と経験を詰まれていましたし」

 至      :「一つしか違わないのに、すごく……違いを感じます」
 マユカ    :(ぐっ)「出遅れてる感は否めないですが……場数、ですか
        :やっぱり」
 メリー    :「んー……そうなのかな」(もふもふ
 至      :「はい、拙者も玖珂の跡継ぎとして……きちんと覚悟を
        :決めて、胸をはれるようになりたいな、と」
 マユカ    :「葉月センパイは、人を斬ったと思うな、って言ってました。
        :昨日のはそういうことだったんですけど。私は……なんと
        :なく意味はわかるんですが……人だったんだってことは、
        :ちゃんと受け止めないといけないなって」
 至      :「……はい、とても、大事だと、思います」
 メリー    :「でも、きっときついとおもうの」

 マユカ    :「やっぱキツイでしょうか。でも、仕方なくても、その人の
        :人生終わらせたり……はするわけですし」
 至      :「もっと、取り返しのつかないことをさせないために、
        :終わらせる。その重さは背負っていく、じゃ、だめですか?」
 メリー    :「んー、あたしはいたるくんのがきっといちばんえらいと
        :おもう」(もふもふ
 至      :「え?」
 マユカ    :「理屈はわかるんですけど……感情がついてこないです」
 至      :「そんなにすぐに切り替えできないです」

 至      :「だんだん、わかってくるんじゃないかな、って」
 マユカ    :「だんだん、ですか……わかったら、センパイやサキさん
        :みたいに……冷静に出来るようになる、のかな?」
 至      :「焦らなくても、いいと思います」

[matuya]  冷静にあしたになったらがんばる。
[Hisasi]  それはいかん、どっかのヘタレになってしまう!?
[Tihiro]  明日から本気を出す氏…


ご機嫌取りにケーキを買ってきた男
--------------------------------

 奏一     :(一仕事終えて帰ってくる。手にはケーキの箱)
 メリー    :「んゆー………………あ、そーくんおかえり」
 至      :「あ、葉月先輩」
 奏一     :「お疲れ。差し入れだ」(テーブルに箱を置く)
 マユカ    :「お、お帰りなさい、葉月センパイ……」
 奏一     :「ああ。駅前に新しく出来たあの店の。なんだか流行ってる
        :らしいな」(マユカと目を合わさないように)

[Toyolina] こっちも目を合わしづらいでござるね

 マユカ    :(ちら、と奏一を見たり)
 奏一     :「お前らコーヒー飲むか?」>三人

 メリー    :「ん、のむー。けどあたしがいれるよ?」
 マユカ    :「あ、はい、私入れま……(先こされた)」
 奏一     :「いい、いい。俺も飲むからついでだ。どれにするか選んで
        :おいてくれ」

[Saw]    人数分のケーキ
[Toyolina] 見るからに避けられてるというかくうきがへんでござる!

 至      :「やった」

[Hisasi]  なんか葉月先輩今日はやさしい?
[Saw]    気まずいでござる。とりあえず物で懐柔する手に出たでござる。

 メリー    :「んゆー、じゃーそーくんおねがいー」
        :(なんかへんだなー、とおもいつつ

[Tihiro]  そういうところは言葉に出来ないけど勘付く。

 マユカ    :(なんとも所在ない感じ)
 至      :「えっと、マユカさんどれにします?」

[Hisasi]  なんか空気読んでケーキを勧めてみた

 マユカ    :「え、いいんですか、最初選んで。頂けるだけでもうれしい
        :ですけど……えっと……モンブランで」
 至      :「はい」

[Hisasi]  どうぞー、と

 メリー    :「じゃーつぎいたるくんどーぞー?」
 至      :「え?じゃあ、このイチゴショートで」
 マユカ    :(コーヒー入れてるであろう奏一をちら、と見る)
 奏一     :(……喜んでるかな)(ちらりとマユカのほうを見る)

 至      :「先輩、気にしてるんじゃないですか?きっと心配だったん
        :ですよ(小声)」
 マユカ    :「え、そ、そうなんでしょうかね、やっぱり……!(小声)
        :……センパイ、ありがとうございます!(にっこり)」
 奏一     :(目が合って、慌てて振り返る。コーヒースーツにこぼした、
        :熱い)

 奏一     :(慌てて拭きながら)「お、おう……」
 マユカ    :(でも、どっち……のこと、なのかな……)

[Hisasi]  ポケットの中の戦争のことですか
[Toyolina] そうですね二台目のケータイとか写真とか悩みの種はいっぱい
      ありすぎです
[Hisasi]  うえへへ

 奏一     :(コーヒー置きながら)「へえ、うまそうじゃん」
 マユカ    :「ですよね、ケーキとか久しぶりだし、なんかだんだんうれ
        :しくなってきました」
 奏一     :「なんなら二つ食ってもいいぜ」
 至      :「ほら、こっちのカスタードのおいしそうですよ」

[Hisasi]  ここは葉月先輩に合わせておこうとおもったんじゃ

 マユカ    :「え? 早坂さんや室長の分なんじゃ……わ、ほんとだ、
        :美味しそう……そっちでもよかったかな……!」
 奏一     :「どうせ室長はこういうの食わないからさ」
        :(適当にとったミルクレープを食べながら)

 奏一     :「お、なかなかいけるな」
 至      :「はい、こっちもおいしいです(えへへ」
 マユカ    :(とりあえずモンブランいただくことに)「……おいひぃ」

 メリー    :「うん、おなかもへってたし、すごくおいしー」
        :(チーズケーキ食べつつ
 奏一     :「えらい流行ってるのな。この店。行列になってたよ」
 マユカ    :「センパイ並んだんですか……?」
 奏一     :「並ばなきゃ買えないからな」
 至      :「え?すごい!」
 奏一     :「そうか? ここだけの話、早坂女史なんてうまい店が
        :あると聞くと金も時間も惜しまないぜ」
 メリー    :「そーくんおつかれさまー。かたもんだげようかー?」
 奏一     :「遠慮しとくよ。首の筋おかしくしそうだ」
 マユカ    :「金も時間も……すごいなあ……」

 メリー    :「むー、けーちゃんのもとでしゅぎょうしたいまならちゃんと
        :まっさーじできるもん!」
 奏一     :「佐守そんなことさせてるのか?」(溜息)

[Tihiron]  たぶんやってるとみたです(ぉぃ

 マユカ    :「センパイも、早坂さんのそういうところ、影響されてたり
        :とかですか?」

[Toyolina] お昼のチョイスにしてもかなり適当だし

 奏一     :「ん……いや、俺はあんまりだが。まあうまいものは
        :うまいとわかるくらいの舌は持っておきたいね」
 至      :「でも、お昼とか結構ランチとかおいしいところ連れてっ
        :てくれますよ、サキ先輩」

 至      :「お店とかすごい詳しいし、専用地図とかつくってました」

[Hisasi]  もふもふ

 奏一     :「専用地図……あの人凝り性だからな」
 至      :(んににに?)「でも、努力家ですよね」
        :>なんか葉月先輩とマユカさんの空気がちょっといつもと
        :違います。
 奏一     :「関西でミシュランに乗ってるような店は大概網羅してそうだ」
 マユカ    :「食い道楽とかそんな感じなんでしょうか……」

 メリー    :「きょーのわたしのおひるまくどのはんばーがー5こだった
        :のにさがはげしいかも」
 至      :「それ……たべすぎじゃ」
 奏一     :「そんなに食うのかお前っ」
 メリー    :「えー、かるめだよー?」
 奏一     :「……そういや最近ちょっと顔が丸い気がするぞ」

[Tihiron]  大丈夫、太ってないです(けふ

 メリー    :「そーくんれでぃーにたいしてしつれいだとおもうの!」
 奏一     :「レディーはハンバーガー5個もくわん」
 メリー    :(がーん)
 マユカ    :「うん、普通一個かがんばって二個、かな? 胃の容量的に
        :……すごいねメリーちゃん」

[Hisasi]  クォーターパウンド五つだったら

 奏一     :「見ろ、メリーがあんまりにも残念だから松殿嬢が
        :『私はお前と違ってレディー』だと言外に主張し始めた
        :じゃないか」

 メリー    :「ま、まゆちゃん、うらぎったの!?」(なにを
 マユカ    :「Σ 違います、そんなつもりじゃ! わ、私も5個……は
        :無理ですけど最高3個食べましたよ、100円マックで!」

[Toyolina] ちょっと悲しい主張に思えてきた

 奏一     :「……食いたかったらクォーターパウンダーでもなんでも
        :買ってやるからな」

[Saw]    労りの視線

 至      :「……三つ」
 メリー    :「わたし、みっつじゃずーっとおなかなってるかも……」
 マユカ    :「い、一個で大丈夫ですから……」

 マユカ    :「それに、マックだったら自分で買って食べれますから!
        :(100円マックとか)」
 奏一     :「そうだよな。フレッシュネスとかは辛いもんな……」
 至      :「ファーストフードって食べたことないです……」
 メリー    :「じゃーこんどいってみる?」
 至      :「はい!」


嫁さんの話題を振ったら
----------------------

 奏一     :「嫁さんも連れてこいよ、たまにはそういうところでデート
        :ってのもいいもんじゃないか」
 メリー    :「そーそー。なんかそーゆーばしょにえんなさそうだしっ、
        :たまにはいいとおもうの」
 至      :「え、あ(一瞬で真っ赤になった)」

[Hisasi]  東京にいったときにちょっと、色々ね

 奏一     :「……どうしたんだ? なんか触れちゃいけない部分だったか?」
 至      :「いえ、なんでも……いい、ですね、そういうのも(もそもそと)」

[Hisasi]  色々と大人にね

 奏一     :「……?」
 マユカ    :「……センパイ、やっぱり二個目もらってもいいですか……
        :マックの話とかしてたら……」
 奏一     :「ああ、どうぞ」
 メリー    :「あ、まゆちゃんうらぎってなかったー」(わーい
 マユカ    :「ありがとうございます! すみません、食い意地張ってて」

[Toyolina] しめしめいたるんから矛先をそらすことにせいこうしたぞ
[Hisasi]  うひひw

 奏一     :「別に責めてないだろ。いいじゃないか、ケーキくらい」
 至      :(か、かんしゃです、、、)

[Hisasi]  あうあう

 マユカ    :「で、でも私だけ二個も、ってやっぱり(でもおいしそー)」
 奏一     :「細かい事気にしすぎなんだよ、お前は」
 メリー    :「いいってそーくんがいってるんだし、たべちゃえー」

[Tihiron]  自分は食べないですよ?(一応

 マユカ    :「そんなに細かい、ですか? かなりアバウトなつもり
        :だったんですけど……頂きます」
 奏一     :「それでなんだ、玖珂は嫁さんとうまくいったわけだ」
        :(珈琲飲みながら)
 マユカ    :(そらせてなかったよ!)
 奏一     :「いやあ、昔八雲さんに似たような事でからかわれた時は
        :ぶっとばしてやろうかと思ったけど、逆の立場になってみると
        :こんな楽しいことはないな。赤飯炊くか?」
 至      :(ぶふぉ)

[Hisasi]  コーヒー吹いた

 マユカ    :「せ、センパイ、赤飯とかそりゃ、いいことには違いない
        :……ですけど……(なんか想像した)」

[Hisasi]  JKW

 メリー    :「にゃー!?」(かかった
 至      :「す、す、す、すみまぜんっ」

[Hisasi]  あわわ

 奏一     :「なに、事細かに聞いたりなんて野暮な真似はしないさ。
        :で、どうだった」

[Hisasi]  そこでw
[Toyolina] 聞いてるw

 至      :「あわわわわ、い、い、いやその、あのあのあの」

[Tihiron]  きいておるわw
[Hisasi]  耳まで真っ赤

 マユカ    :「せ、せせせセンパイ、セクハラですよ!!」
 奏一     :「俺はどうでもいいんだが松殿があまりにも聞きたそうな顔
        :してるからな」
 メリー    :「ゆにくろのふくでよかったの……」(タオルで拭きつつ
 マユカ    :「セ、センパイひどいです!! そりゃ、興味なくはない……
        :ですけど、玖珂センパイがいっぱいいっぱいじゃないですか!」
 至      :「そ、そ、そ、それはって興味、あるんですね……」

[Hisasi]  JKしょうじきすぎるw

 奏一     :「ほらほら、吐いちゃえよ」
 メリー    :「そーくんたのしそう」
 マユカ    :「あ! ……そりゃ、その……(しおしお)」
 奏一     :「メリーだって聞きたいだろ?」
 至      :「葉月せんぱいー!(汗)」
 メリー    :「んー、ききたいかも(よくわかんないけど)」
 マユカ    :「玖珂センパイ、あの、無理に言わなくてもいいですから!
        :言いたくなったときとか、それでも全然、構わないんで!」

[Tihiron]  乗せられました
[Toyolina] 大変や

 至      :「というか、聞く気なんですかー!」

[Hisasi]  マユカさん

 奏一     :「まさか、言えない様なすごいことを……」

 奏一     :「嫁さん女子高生なんだからあんまり無理させちゃダメだぞ……」
        :(玖珂の肩にそっと手を置く)
 至      :「む、むちゃて!いや、その、妻のほうが」

[Hisasi]  余計なこというんじゃねえ
[Hisasi]  妻の方が?
[Toyolina] なんだって!
[Hisasi]  どういう意味なのか気になりますね

 奏一     :「ほう、あの嫁さんが」
 至      :「あわわわわわわ」

[Hisasi]  わたわたわた

 マユカ    :「!! そ、そうなんですか……」
 奏一     :「いかん、ちょっと素でときめいちゃったじゃないか」
        :(天を仰ぎ首を後ろからトントンと叩く)
 至      :「いえ、その、あの(あわわわわあわあわ)」

[Hisasi]  妻の方から

 マユカ    :「奥さん……が……」

[Toyolina] あの、カワイイ奥さんが

 至      :「あ、その!想像しなくていいですから!!」
 メリー    :「(いたるくんすごいわたわたしてておもしろいかもー)」
 奏一     :「それはお前、するなというのが無理ってもんだろう」
 マユカ    :(小さく頷く)>するなっていうのが無理
 奏一     :「みろ、松殿さんなんて鼻血出しそうな勢いで想像しちゃっ
        :てるじゃないか」

 奏一     :「子供には刺激が強いな、このトークは。今度こっそり
        :教えてくれ」(ふう、やれやれ)
 至      :「だ、だ、だめです!かんがえちゃだめー!(ぶんぶん)」
 マユカ    :「無理です! 考えちゃだめとか言われたら余計に!
        :あと鼻血とか出ません!」

[Hisasi]  2d6振って2以下なら鼻血
[Saw]    4で!
[Hisasi]  それで!
[Tihiron]  ひさしゃん、2d6はきびしいです!
[Hisasi]  そうだった、4以下で

[Toyolina] 2d6
[kataribe] Toyolina: 7(2D6) = 7

[Saw]    ちっ
[Hisasi]  ちっ
[Toyolina] ちっ
[Toyolina] じゃねえ、鼻血JKとか新しすぎるだろw
[Tihiron]  時代を掛けるJK
[Hisasi]  そんなマユカさんにシビれるあこがれるぅ

 奏一     :「そうか? ティッシュ詰める準備は不要か? 松殿先生も
        :お年頃だからな」
 マユカ    :「お、お年頃! センパイこそ必要なんじゃないですか!?」
 奏一     :「っ……」(昨日の事を思い出してしまった)

[Hisasi]  またポケットの中の戦争が!
[Tihiron]  自爆っ

 奏一     :「俺くらいの歳になるとそれくらいで動揺しないの。経験
        :者は違うんです」

[Saw]    ぐだぐだに動揺しつつ

 マユカ    :「け、経験……」
 至      :「……経験」

[Hisasi]  あんなことやそんなこと?

 メリー    :「?」
 至      :(はわわわわ)
 奏一     :「うわあ、おまえらそこでリピートするなよ。恥ずかしい!
        :逆に恥ずかしい! これが若さか、わかさ製薬なのかッ!?」
 マユカ    :「す、するなっていわれても! なっちゃうんですよぅ!
        :ね、玖珂センパイ!?」
 至      :「……け、け、経験って……い、い、いろんな経験……
        :ですか」

[Hisasi]  ひー

 奏一     :「なっちゃうって、なにがなっちゃうんだよ! もしかして
        :お前、昨日のもわざとじゃねーだろうなっ」

[Hisasi]  なんかマユカさんと目合わせてからも一度葉月クンをみて

 至      :「……昨日?」
 奏一     :(口を押さえる)

[Hisasi]  え?

 奏一     :(硬直)
 メリー    :「んゆ、なにかあったの?」
 至      :「……なんのことですか?」>マユカさんを見た
 マユカ    :「ち、ちが、ちが、ちがいますって!! 何言ってるん
        :ですかあ!!」
 奏一     :(咳払いをして席に着く)

[Toyolina] 大変真っ赤になってさっきの玖珂センパイくらいきょどってますね!

 奏一     :「松殿、俺が悪かった。とりあえず落ち着こうか」
 至      :(葉月センパイ真っ赤です……)
 マユカ    :「は、は、はい……そうですね……(おとなしく座った)」
 メリー    :「(まっかでおもしろいかもー)」
 奏一     :「たいした話じゃないんだ。ちょっとした事故があった
        :だけだ」
 マユカ    :「き、昨日のは、偶然の事故、です、はい」
 至      :「昨日、何が?」
 メリー    :「きになるー」

 奏一     :「あのなあ玖珂。俺はどうでもいいが松殿は前途ある女子
        :高生だぞ。くだらない事故で人生に汚点を残すわけにも
        :いかないだろう」
 マユカ    :「……」(奏一を見てすぐ目をそらした)
 奏一     :「そういうわけだからこの話はおしまい。これ以上追求する
        :なら玖珂嫁についての話を佐守に公表する」
 至      :「いーーやーーーー!!やーめーーーてーー!!!」

[Hisasi]  きゃー

 マユカ    :(ほっ……)「玖珂センパイ、すみませんでした……葉月セン
        :パイ、ありがとうございます」
 メリー    :「けーちゃんはきょーふのたいしょー?」
 奏一     :「な、何がありがとう!?」

[Saw]    変態ですか!?
[Saw]    的な腰の引け肩で

 マユカ    :「え、あの、かばってもらって……なんですけど……」
 奏一     :「……だよな。うん。わかってる」
 マユカ    :「はい。それに別に──怒ったりとか全然してないですから、
        :はい」
 奏一     :「ぐっ……悪かったな」

[Tihiron]  メリーはいたるんのほっぺをふにふにしつつ

 マユカ    :「はい、そうだ、あとでちょっとだけ時間、いいですか?」

[Hisasi]  写真のこと聞く気ですかい?

 奏一     :「? 構わないが」

[Hisasi]  直接本人からでなく、写真を持ってるとこを見た清水サンから
      間接的に話すシーンが欲しいなーと所望。
[Hisasi]  葉月くんに急に呼び出しがかかるとかで
[Saw]    聞かれても話さないので無問題です^^
[Tihiron]  清水さん……(うふ、うふふ、うふふふふ
[Toyolina] ではそういう流れで一つ。
[Hisasi]  じゃあ室長に呼ばれる葉月くん、いたるんとメリーはまた別個で
      呼ばれて訓練にゴー?

[Saw]    聞かれて話さないって流れかなと
[Tihiron]  また掴みと固めくらうよ!(ぼそ
[Saw]    その方が「何かあるんだ」感が強くなるので
[Toyolina] 聞かれて話さない→清水が目撃、実はね 的な
[Hisasi]  おうけぇ


非常階段で
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 奏一     :「冷えるな……で、話ってなんだ」
 マユカ    :「蒸し返すみたいで、申し訳ないんですが……昨日のことで。
        :あ、べ、別にその、抱きつかれたのは全然!」
 奏一     :「に、握った方か? 俺もそんなこと気にしないから安心
        :してくれ」

[Hisasi]  ぶぅw
[Tihiron]  言うなw
[Saw]    他に心当たりがなかったんじゃ……

 マユカ    :「そ、そっちはおいといてください……ああもう、話すこと
        :忘れそうになるじゃないですか……(右手後ろに隠しながら)」
 奏一     :「頼むから訴えたりはしないでくれよ……で、なんだ」
 マユカ    :「……その、まず

[Toyolina] ……これ、お返ししないとって思って」

 奏一     :「!」
 マユカ    :(写真を渡そうとする)
 奏一     :(溜息)「そうか、昨日出しっぱなしで……」

 奏一     :(受け取り)「サンキューな……」
 マユカ    :「はい……その、真ん中の人……」

[Toyolina] 聞いていいのか、それとも会ったことを言った方がいいのか判断
      つかない

 奏一     :「見ての通り、昔の恋人だ。お前には関係ないよ」
 マユカ    :「っ、そう、ですよね……すみません……写真、すごく楽し
        :そうで……気になったんです。すみません」
 奏一     :(眉根を寄せ)「……それじゃ、俺も今日は上がるわ。お前も
        :さっさと帰れよ」
 マユカ    :「はい、お疲れ様でした」
 奏一     :「お疲れ様」(建物に戻る)

[Hisasi]  さて、一人残されちゃうわけですか。
[Toyolina] ですね
[Hisasi]  では、ぽつねんと取り残されていると
[Hisasi]  非常階段のドアが開いた

 SE     :ガチャ
 清水     :「ん?」
 マユカ    :(はぁ……なんで聞いちゃったんだろ……)「あ」

[Hisasi]  煙草くわえたオッサンが

 清水     :「おう、マユカちゃんかい。どしたい、こんなとこで?」

[Hisasi]  かつん、と。義足の固い足音が響いた

 マユカ    :「し、清水さん! いえ、その……反省してたところです
        :……」
 清水     :「反省?昨日のことかい?」

[Hisasi]  一応話は通っているようだ、その後、現場で弓削さんと一緒に
      ダウジングしたけどめぼしい反応はなかった

 清水     :「ちょっと、血気にはやるなんざぁよくあるこったよ、
        :気にするこっちゃねえ。まだ一月半じゃねえか」

 清水     :「今、早って動いたこと叱られるってのはいいことだぜ?
        :あと半年たって同じことしたらそいつぁ、ダメだけどよ
        :(からから)」
 マユカ    :「は、はあ……そっち、じゃないんです。それはそうなん
        :ですけど……プライバシーに、立ち入っちゃダメだなって……」
 清水     :「プライバシー?」

 清水     :「まあ、馴れ合い人間関係ってのも大事っちゃ大事だけどよ、
        :どしたんだい?溜め込んでるとろくなことねえぞ」

[Hisasi]  からからとわらって

 清水     :「おいちゃんに話してみな、まあ、役にたつかはしらねー
        :けどよ」

[Hisasi]  マユカ父より年上っぽいおっちゃん、ちょっと軽いべらんめぇ風な

 マユカ    :「……内緒にしてもらえますか……相談したこととか……
        :たぶん、センパイ本当に怒ると思うんで……」
 清水     :「おう、おいちゃんこう見えて口はかてぇんだよ」

[Hisasi]  うん、弓削さんの罪を三年間黙ってるほどに固いぜ

 マユカ    :「……はい、それじゃ……葉月センパイに、聞いたんです
        :……写真の真ん中の人は、って」
 清水     :「写真?」

[Hisasi]  真ん中の人でピンと来た

 清水     :「……ひょっとして、サキちゃんと葉月くんと……もう
        :一人、かい?」

[Hisasi]  察しがついた

 清水     :「……どっか、マユカちゃんと似た雰囲気の……女の子」

[Hisasi]  ないはずの右足が疼いた。

 マユカ    :「はい……写真、今と結構雰囲気違ってて、気になったん
        :です。楽しそうでした」
 清水     :「…………そう、か」

[Hisasi]  ちょっと疲れたようにわらって

 清水     :「……あの子か」

 清水     :「三年前、俺が水道局に来たのと入替えで、止めた子だよ」

[Hisasi]  ぽつり、と
[Hisasi]  辞めた

 マユカ    :「そう、なんですか……葉月センパイは、昔の恋人って……
        :でも、それ以上は関係ないって」
 清水     :「……俺と入れ違いで辞めて……すぐだったな、亡くなっ
        :たんだよ、事故で」

[Hisasi]  右足が疼く
[Hisasi]  もう無いはずなのに
[Hisasi]  結果的に死に追いやることになってしまった、罪悪感か

 清水     :「サキちゃんとは、ルームメイトで。葉月くんとは……
        :恋人同士だった……葬儀で、サキちゃんはずっと泣いてた、
        :あんなに感情をむき出しにして泣く姿はあの時見たきりだ」
 マユカ    :「そう、ですか……写真でみただけですけど、本当に、
        :仲良かったんですね」
 清水     :「時間は傷を癒すのに必要なんだろうよ、だが、時間だけ
        :じゃどうにもならねえことだってある……まだ、葉月くんも
        :サキちゃんも、抜け出せずにいる。そういうことなんだろうよ」

[Hisasi]  ふぅ、と
[Hisasi]  息を吐いて
[Hisasi]  胸の奥が
[Hisasi]  しくりと痛んだ

 清水     :「マユカちゃんよ」
 マユカ    :「は、はい」
 清水     :「たぶんなぁ、葉月くんもサキちゃんも、てめえ一人で抱え
        :込んじまう性質なんだろな」

 清水     :「そういう時はよ、おせっかいでもいいんだ、何も言わずに
        :半分もってやってくれよ」

 清水     :「言葉で言ったって、あの二人ぁ、意地張ってみとめや
        :しねーだろうから」
 マユカ    :(関係ない、って言ったの……そのせい?)
        :「……はい……そうですね、そう思います」
 清水     :「おう、ひっかきまわしてやんなよ、まだ今なら許されるん
        :だからよ」

 清水     :「そうやって、誰かが引っ掻き回さないと……いつまでも
        :澱んだモンは晴れやしねえよ」

[Hisasi]  俺みてーになぁ

 マユカ    :「ちょっと、気が引けますけど……でも、やってみます」
 清水     :「ちょっとふてぶてしいくらいで丁度いいんだよ、腹に色々
        :抱えて引っ込むよか、そのほうがずっと潔いぜ?」

[Hisasi]  からからと笑って

 清水     :「…………嬢ちゃんなら、変えてくれんじゃねえかな(ぽつり)」

[Hisasi]  大人連中ではどうにもならねーんです
[Hisasi]  色々内に抱えてたり、裏の考えがあったり
[Hisasi]  まっつぐにぶつかってどかーんと破戒してくれるんじゃないかな、と

 マユカ    :「やってみます……センパイにはいろいろお世話になりっ
        :ぱなしで、全然お返しできてないですから」
 清水     :「ははは、投資みてえなもんだよ。すぐに返ってくること
        :なんざ期待しねえよ、また後に入ってくる連中に今度は
        :返してやるんだよ」

 清水     :「そうして次に繋いでやる姿を見せてやるのが、一番の
        :恩返しだぜ?」

 清水     :「だから、無謀なことして死なれたかねえんだよ」
 マユカ    :「はい。わかりました!」
 清水     :(笑って、ぽん、とマユカさんの頭撫でて)
 マユカ    :「あ、そうだ……清水さん、その、葉月センパイの……
        :その人って、名前は」
 清水     :「ん?ああ……夕凪なずな、夕凪家の……お嬢さんさ」

[Hisasi]  あれ?みずなさんて親戚?

 マユカ    :「……ありがとうございます……なずな……さん。でも、
        :夕凪って」
 清水     :「退魔の名門さんの御家さ……今は」

[Hisasi]  今はなずなさんも死んでなずな兄も死んで、もう随分とアレですが
[Toyolina] デスヨネー

 清水     :「…………マユカちゃんよ」
 マユカ    :「……(なんか考えてた風)は、はい?」
 清水     :「水の怪を狩るのは、大事な仕事だよ?」

 清水     :「……だがよ、勤めの為だけに全てを捨てるような子には、
        :ならないでくれや」

[Hisasi]  目を細めて、目尻に皺を寄せて

 マユカ    :「……優先順位、ですね」
 清水     :「ああ、大義名分が大切なのは、わかってるさ……けど、
        :その為だけに生きるってのは……さびしかねえかい?」

 清水     :「ごめんよ、おっさんの老婆心だ。戻ろうかい、冷えちまう」
 マユカ    :「う、そ、そうですね……」

[Hisasi]  かつん、と。義足を鳴らして、右足の太ももを軽くさすった
[Hisasi]  なんだか辛そうにも見えた
[Toyolina] 言い合ってた二人の姿を思い出し

 清水     :(足が疼く…………俺が言えるこっちゃねぇって、ことかな……)

[Toyolina] 清水の後ろ姿もまた
[Hisasi]  でも、弓削さんのことを思うと、やはりそれも痛む
[Hisasi]  半分罪を持つと、決めても
[Hisasi]  罪悪感は消えねえな、と
[Hisasi]  どこかくるしそうな後姿
[Hisasi]  マユカたんは何を思うか。

 マユカ    :(対策室の人……センパイも、早坂さんも……清水さんも、
        :辛そうだよ……)

[Toyolina] なんとも。勝手に陰鬱な空気を感じ取りそうです
[Hisasi]  対策室を明るくしてください新人トリオ!
[Toyolina] まずそれだよね!
[Tihiron]  ですかねー
[Toyolina] とか意気込むんだけど奏一とサキちゃんとみずなお姉さんの血で
      血を洗うトライアングラーっぷりにひどい目に遭わされるんだぜ
      きっと!
[Tihiron]  ギスギス
[Tihiron]  ほんとにがんばらないとw

 奏一     :(……またきつい言い方しちまったな、クソ)

[Toyolina] ほんとだね!

 奏一     :(写真を見ながら)
 奏一     :(知られたくはなかったな……)

[Toyolina] 明るく振る舞うのに疲れたら負け。そんなゲェムになりそうだ
[Tihiron]  いやなゲェムです
[Saw_vaio] またお詫びに何か買ってかないとw
[Toyolina] 関係ねーだろって言ったお詫びw
[Saw_vaio] 他に女子高生とのコミュニケーション方法なんて知らないしw
[Saw_vaio] エサで釣るしかないっていう
[Tihiron]  そんなえさにつられくまー?
[Toyolina] やっぱ食い物が一番効きますね
[Toyolina] 貧乏だけに

[Toyolina] おっと貧乏って言ってしまった、ちょっと生活が苦しいかもしれ
      ないくらいの。
[Tihiron]  女子高生とのコミュニケーション……拳で語る。
[Tihiron]  どこの格げーかという話になりますね。
[Toyolina] 体でとか言い出さなくて一安心したところ。


時系列と舞台
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水道局霞ヶ池対策室


解説
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覚悟の不足を自覚しながらも、託されたものがある。


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Toyolina
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